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2018年1月 武術稽古日程

『 金山剣術稽古会 』 に関する見学、または参加希望の方はこちらの
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。
(詳細につきましてはこちらをご参照下さい。)



                            

1月4日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
          10時00分~12時00分
          新宿スポーツセンター 第一武道場
          14時00分~16時00分
          新宿スポーツセンター 第二武道場



1月5日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
          17時00分~19時00分
          新宿スポーツセンター 第二武道場



1月6日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
          12時30分~14時00分
          戸越体育館 剣道場  
          15時30分~17時00分
          戸越体育館 剣道場


                
1月7日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
          13時20分~14時50分
          深川スポーツセンター 柔道場
          15時10分~16時40分
          深川スポーツセンター 柔道場



1月8日(月曜日)『 関西 特別講習会 』
          14時00分~16時00分
          神戸市立王子スポーツセンター 柔道場

          17時00分~懇親会



1月11日(木曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



1月12日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



1月13日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           12時30分~14時00分
           戸越体育館 剣道場  
           15時30分~17時00分
           戸越体育館 剣道場



1月14日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 剣道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 剣道場  
 


1月15日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場

              

1月16日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



1月18日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
           10時00分~12時00分
           新宿スポーツセンター 第一武道場
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



1月19日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



1月20日(土曜日)『 剣術 特別講習会 』
           12時30分~14時30分/少人数限定講習(剣術・小太刀)
           15時00分~17時00分/通常講習(剣術)
           戸越体育館 剣道場

           18時00分~懇親会



1月21日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 柔道場  
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 柔道場



1月23日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



1月25日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



1月26日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場

 
          
1月27日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           12時30分~14時00分
           戸越体育館 剣道場  
           15時30分~17時00分
           戸越体育館 剣道場



1月28日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 剣道場
           15時10分~16時40分
            深川スポーツセンター 剣道場
 


1月29日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



1月30日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場






【新宿スポーツセンターでの稽古時間】
(月曜日)17時00分~21時00分
※毎月第四月曜日はお休みとなります。
(木曜日)14時00分~16時00分 
(金曜日)17時00分~19時00分

【江東区スポーツ会館での稽古時間】
(火曜日)19時00分~21時00分

完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
初めての方はこちら「金山剣術稽古会について」をご参照の上
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてご不明な点がありましたら、ご連絡下さい。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2017-11-30(Thu)
 

未知なるものから感覚へ

 昨日今日といつものように稽古三昧の一日であった。今日は腕の具合に進展が見られたので気分が良い。やはり休む時は休ませることが大事である。

 まずは、昨日の稽古記事から。

 昨日の「高齢者のための剣術教室」では二週続けての全員参加。みなさん元気であることが何より嬉しい。ここしばらくは杖術の三人一組でおこなう内容をおこなっているが、もう少し様子を見て次の内容に移ってもいいかと思う。それぞれの熱ををみながら判断したい。剣のほうでは、先日Gold Castleでおこなった誘対稽古をおこなったが、これは意外に運動量が伴うためしばらくしたのち休憩となった。休憩時間は会話の時間であり、その時に伺うお話も重要なので私の休憩時間は長い。

 講習後は、皆さんとともにお昼をいただき、用事があるためいつもより早めの解散となる。いつものように玄関先で見送って頂き、手を振ってお別れしたあと数十メートル歩いたところで後ろから「バイ~バ~イ!」という声。五十メートル位離れたところで再び振り返って手を振り、空を見上げながら駅へと歩いた。

 南武線溝の口駅から東急田園都市線に乗り換え三軒茶屋にて下車。ここから歩いて茶沢通り沿いにある「玉川屋履物店」に行って、先週修理のため預けておいた下駄を受け取りそのまま雪駄と履き替えてバスに乗り下北沢まで向かう。ここ一週間で四回目の下北沢であるが、先週一年ぶりに訪れた際には新しいお店が幾つかあり、その入れ替わりの早さには驚かされる。いつも繁盛していた「やすべえ」が別のラーメン屋さんになっていたのには驚いた。

 一旦帰宅しいろいろと用件を済ませ夜からは住吉でI氏と稽古をおこなった。このところ剣道と少林寺の団体と一緒になっているが、以前のような静かで貸し切り状態のような空間はしばらく戻って来ないだろう。

 この日の稽古は、自分と向き合うことをテーマに鏡に捉われない感覚を意識したものを伝えたかったのであるが、場の空間や全体的な集中という意味で言葉を出す事にためらいが生じた。つまりは、言葉を発したところでプラスとなるものではない気がしたからである。これは今後の私の指導者としての課題でもあるが、とくにこの稽古会では、答えを求めすぎずに、課題を残したまま終える事に意味を持っていなければならない。

 そして本日の稽古は、戸越体育館にてW氏と稽古をおこなった。殺陣の研究稽古では、先日動画を撮って確認したBとの一連の動きに不満があり、手はそのままに足運びに変更を加えた。これを映像で確認したところ明らかに見栄えが良くなったので次回日曜日のGold Castleの講習でお伝えする予定。さらに、Cとの最後の場面でカメラから見てバレない位置と被らない位置を計算して動くと、これもまた足運びに変更を要し、そのための違和感の無い動きを考案し確認。これもほぼ決定となる動きが生まれた。

 立廻りとは構成次第であり、歌に例えるなら曲が大事ということ。歌い手は最低限の技量は必要であるが、曲次第によってはつまらないものである。歌にもジャンルがあり、いろんな層に向けた曲があるように、立廻りにおいてもさまざまである。理由はともかく、好きか嫌いか、憧れるか憧れないか、そういう世界である。出る杭は低ければ打たれやすいが、高く伸びてしまえば打てないもの。どんどん伸びる力があれば気にする事などない。

 今日はまた一つ、今後のGold Castleでの講習における定期的なパターンを構築したいと考えている。私の事務作業が増えそうであるが慣れてしまえば皆さんにとっても楽しめるものとなるだろうし、より意欲的に取り組めるものになるだろう。

 殺陣研究稽古の後は、ヨガで集中力を高め、感覚を高めるための稽古として接触圧を維持して誘導に対する対応を目を瞑っておこなった。これは目を開けた瞬間の感じが瞑想の後に近いものがあり、景色の感じ方、心の落ち着きが何とも不思議なものであった。呼吸に意識を持ち、自らの動きを忘れ、ただ接触圧を変えないように全身の力を抜いて、身体が導かれるままに動き、時には倒れ、その状態でも維持しながらおこなう。そうすると、不思議と身体が勝手に動いているような感覚になり、その時の全身の状態を観察する事で、新たな発見を得ようと不思議な意識の状態の中でおこなった。どうして首はこう動くのか、どうして口が開くのか、どうして手首の角度がそうなるのか、などなどさまざまな部分の状態に目を向けながら、意識と無意識の狭間の中で呼吸と掌に集中し身体全体を観察する稽古は、稽古場によっても効果が変わるので、こうした貸し切りの空間ならではの稽古法と言えるだろう。その後におこなった、剣術の突きに対する反応が、感覚の余韻が残っていたせいか、これまでにない反応となり自分でも驚いた。自らが予測してそれに合わせて動いてやろうというものではなく、相手の動きに自然と反応するような準備というのか、心身の状態と言うべきものなのか、そうしたものが垣間見えたような瞬間であった。

 そういう意味では昨日の住吉での稽古で感じた、自らの感覚を掘り下げる稽古が、今日の戸越体育館でおこなった稽古に活きてきた。おそらくこれまではそうした感覚を掘り下げる稽古として「抜刀術」がそれに当たるものとなっていた。現在腕の状態を回復させるため抜刀術は抑え目におこなっているが、そのおかげで新しい感覚を養うための稽古法が見えてきた。

 稽古を通じて何かを生み出すということはとても大事なものであり感謝すべき出来事である。これには、いろいろな出来事が整った状態であることが前提となっているようにも思えるし、願ってきた事に対してやはり心からお礼の気持ちを持って生きていかなければならない。

 信じること、信じることが出来ること、そこに気づくか、気がつけないか、そうしたものは結局のところ因果応報なのであろう。


2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(定員まで残り1名となりました)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-30(Thu)
 

休養日、思考は終日リマインド

 休養日に当たる第四月曜日の本日は、月末の事務作業と来月に向けた準備や講習日程の配信など先の事をいろいろと済ませておかなければならない一日でもある。体は休養でも頭は大して休めない。リラックスしながら、近い日程、遠い日程、今後のイメージなど諸々思案して過ごしている。そういう意味ではもう少し自宅の環境も良くしなければならないと思っている。来年こそは引越しをと思っているが、とある企画が終わって落ち着いてからでないと動けない。だが、確実に駒を進めていくには一歩一歩を着実に優先順位とともに掛けた時間が効果的になるように持って行かなければならない。つまりは後々における仕組みが大事であり、滞りなく同時におこなえる環境と受け入れられる体制がどのように整っているかが大事である。

 今出来ること、今しか出来ないこと、それは何かしらの因果関係で直感的に閃いたものでもあり、その旬を逃してはならないものと思われる。私の右肘の怪我は、その代償に斬りについての身体の使い方を学び、体術における左の利きの発見を知った。さらには抜刀術稽古の代わりに集中的におこなった袈裟斬りの具体的な身体の使い方の進展。そうしたものが、怪我をしなければおそらくまだ気がつかなかったものとして納得している。

 今日はかつて共に武術稽古に励み立廻りと剣術のコラボ講習会で何度かお世話になった、青木賢治さんと電話で最近の近況報告など語り合う事が出来た。現在はライターとしてお仕事をされている青木さんとの会話は、何年経っても学生時代の友人と交わすように変わらないものである。いろいろな苦楽を味わった友人でもあるので、これからは共に良い道のりを進んで行きたいと思っている。

 戸越体育館や文京総合体育館への連絡確認。それから、とある企画についての確認と連絡。講習日程の配信。稽古着の手入れ。メールのお問い合わせやお申し込みへの返信。全てにリマインドが求められ、あっという間に時間が過ぎていく。1月の東京での特別講習会は、1/20(土)に戸越体育館剣道場で「剣術 特別講習会」を計画中。つい先日おこなったばかりであるが、次回は12時30分から14時30分の時間帯を「少人数限定講習(定員五名ぐらい)」とし、15時00分~17時00分の時間帯を従来の講習とし、前回おこなったものや新たにおこなうものを計画している。少人数限定講習では小太刀も取り入れておこなうことを検討している。講習会についての詳細については12月になってから掲載したい。

 明日はこの一週間で四度目となる下北沢に行くことになりそうだ。先週三軒茶屋で下駄を購入し、その時にこれまで履いていたものを修理に出し、それを受け取りに行く。朴歯も作る職人によって歯の減りが異なる。鼻緒も然り。木刀も木の芯に近いものが丈夫なように、朴歯もどの部分であるかによって減り方も違えば音も異なる。今は職人さんが減っているそうで、その理由はインターネットによる格安販売にあるらしい。だが値段が安いというのはそれで利益を出すためのなんらかの理由があり、そこに職人さんの技術が活かされたものなのか、安さ優先のために妥協してあるものなのか、下駄を履く心持ちとして多少の金額の差であるなら、職人さんの技術が活かされた丈夫で長持ちのするものを身につけたいものである。職人さんに存続していただくためにも、いいものはいいお店で買いたい。

 今年も残すところ一ヶ月と数日であるが、今年一年は私にとって出会いも含めそれぞれの方と信頼関係が深まった一年となっている。自分の性格性分というものが、今という生き方を選んだのならこれまでの道のりの苦悩には納得出来る。これからの人生もしがらみの無い人間関係と自分の実力を弁えた上で堂々と生きて行きたいものである。来年は、企画の実現完成と、個人的には引越しをして身体のケアと事務作業の能率アップのために居住空間を向上させたい。


 12/9(土)杖術 特別講習会のお申し込みが残り僅かとなりました。前回の特別講習会から二週間後だったため少ないものと予想しておりましたが、残り二名となりました。会場のスペースから定員を少なめに考えておりますが、講習内容を調整してもう少し受け入れる事も可能かと思っております。ですが、講習内容を充実させる事が一番の課題でありますので、バランスを見ながら決めて行きたいと思います。


2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(定員まで残り2名となりました)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-28(Tue)
 

星の瞬き、人生は一期一会

 11月最後となったGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習は、午後から深川スポーツセンターにて殺陣クラスの講習をおこない、その後剣術クラスの講習をおこないました。この深川スポーツセンターでの講習は基本的に13時20分~14時50分(殺陣クラス)15時10分~16時40分(剣術クラスもしくは杖術クラス)となっております。今のところ来年の1月末までは土曜日、日曜日ともに安定開催となります。会場利用にともなう安定開催のため、これまでのように二時間一コマでおこなっていたものを、一時間半一コマとし、二コマ続けて開催出来るようにおこなっております。特別講習会に関しましては、これまでおこなっていた抜刀術と立廻りを外し、杖術と剣術でおこなっております。いずれは抜刀術、杖術、剣術を月毎に順番に行っていく予定です。

 さて、本日の殺陣クラスでは「月末恒例立廻り講習」のため、始めは5グループに分かれておこない、それぞれ新しい部分の確認をおこなったのち、後半は2グループに纏めて最初の場面からA→B→Dの最後までおこなったグループと、A→Bの途中までのグループに分かれておこなっていただきました。

 今回、会場が広いという事もあり、2グループに分かれても問題なく皆が動けましたし、5グループの場合でも問題ありませんでした。今日の全体の立廻りを俯瞰的に見まして、10月は基礎稽古月間ということで立廻りをおこないませんでしたが、今日は全体的に進んだものと感じとる事が出来ました。11月の頭に思ったことは、立廻りを止めて基礎稽古をおこなっても、立廻りの動きは停滞し、動きの中で部分部分を稽古した方がより具体的に吸収しやすく、何が基礎なのか、よく使う動きであるのか、そういった部分を掴み取るには、立廻りという実践が不可欠となります。

 今日は立廻りの最後に、それぞれ自分の動きを確認するためにスマートフォンで動画を撮って確認していただきました。これで自分がどう見えるのかが良く分かるものと思いますので、今後の稽古の課題を明確にしていただきたいと思います。通常の稽古では撮影等はいたしませんが、今回は特別です。撮影は良くも悪くも場が変わりますので。

 12月の殺陣クラスでは、進んでいる方々はCの突きをかわした後のCとの場面をおこないます。それと同時にBに対する一連の流れがまだまだ滞っていますので、このあたりももう少し時間を掛けて取り組んでいただきたいと思います。Dに掛かる際のCとのタイミングや、Dの引き寄せ方の互いのタイミング、Cとの突きに対する足運びなど、課題は具体的に見えてきました。万乃型で構え方、斬り方の形を身に付け、立廻り抜き出し稽古で、基礎から応用に動くための稽古をいたします。

 殺陣クラスが終わり、今回剣術クラスでは一名が体験参加で、残りは全てダブルヘッダーという状態でした。昨日の特別講習会で濃い剣術稽古をおこないましたので、今日はこれまでに何度かおこなった「誘対稽古」と「鬼ごっこ」をおこないました。今回も鬼ごっこでは笑い溢れる状況となりましたが、もう少し人数が居ないと難しいように感じました。剣術も、このGold Castleの内容として新たに感覚的な内容を考案する必要を感じます。これまでは型稽古を多く取り入れてきましたが、これからはより自分の身体と向き合うためのものが必要ですが、感覚的になり過ぎてしまうと行けませんので、そのあたりのバランスを見極めながら展開して行きたいと思っております。

 本日の体験参加の方はこれまでの中で一番若い7歳、小学校一年生の男の子でした。人懐こい感じが愛らしいのですが、この年齢ですとまだ大人と混じっておこなうには難しいためお母様と共に見学をされて行かれました。昨日の特別講習会もそうですが、やはり誰かに世話を掛けさせてしまうということは私の責任でもあります。今後はそうしたことも含めまして、今ある形を伸ばしていく事が私の運営としては求められるものですので、それぞれの方の思いのバランスを損なう事の無いように判断していかねばなりません。

 次回の講習は12月2日(土)文京総合体育館にて12時30分~14時00分(殺陣クラス)15時30分~17時00分(杖術クラス)をおこないます。私も、いろいろなジャンルの講習をおこなっておりますが、その全てを考えることは大変ですが好きな事でもあります。その講習会や稽古会に付いて来て下さる方も増えてきました。古くからの方や毎回熱心に追加受講される方、ほとんど休まずに参加される方など、全体数から見ますとまだ思い浮かぶ人は数名ですが、段位や肩書きの無いこの教室でも、その人そのものの価値はそのような名目で決め付けるものではなく、その人の旬な行動にこそ評価されるものがあり、やはりそういう方は別格に感じております。出会いが多いということは、それだけ疎遠になっていくことも同様に多いということです。そうしたことは、どちらの場合におきましても、経験してみて感じるものです。自然、人を見る目と予測する力は身に付いてきますが、同時に寂しい能力でもあります。

 生きている間に、一体どれだけの人と関わり合い、人生の時間を共有出来るのか分かりませんが、このような状況は流れゆく雲と同じですから、風に身を任せ、その事態に応じ受け止め、人生を味わって行くしかないのでしょう。星の瞬く間も無いうちに…


2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(定員まで残り2名となりました)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-27(Mon)
 

剣術特別講習会 盛況にて終了

 今回初めてとなる「剣術特別講習会」を戸越体育館剣道場でおこないました。私自身これまでに未熟ながらも剣術は鹿島神流であったり示現流であったり、さまざまな組太刀を稽古していた時期がありました。ですがそれらは与えられた内容の中でおこなっていたもので、自らの感覚を育てるための稽古には程遠いものでした。

 現在私が稽古でおこなっている剣術とは、シンプルなものばかりで二合三合打ち合うものはありません。そうしたことから次第に瞬間的な対応を求める身体の使い方を目指したものとなってきました。ですが今日お越し頂いた皆様にも感じて頂けたと思われますが、瞬間的にシンプルな動きの中にさまざまな手続きや細かい身体の使い方があり、それらを全体の調和の中で動かすということの難しさに苦労されたものと思われます。そしてこれらの身体運用には普遍性があり、そこに気が付ける感覚はその他の身体の運用法にも関連してくるものです。ちょっとした角度、位置関係、そうしたものが大きく影響してきます。そして不思議なものでそうした技の利いた形というのは見た目にも惹き付けられるものがあります。

 今日は始めに袈裟斬りをお伝えいたしましたが、起こり無く強く振ることの難しさを実感された方がほとんどだったと思われます。普段意識しなかった部位を初めて意識的に動かすものですから難しいのは当然です。それらいろいろな部位を調和させるための手続きが0.何秒もしくは0.0何秒の感覚的意識の世界でおこなわれますので、手順の微調整をおこなっていくことで感覚への集中力が高まり、これまで感じ得なかった身体の動きを味わう瞬間に立ち会うことが出来るのかもしれません。

 こうした稽古による感覚のセンサーはさまざまな動きに反映してきます。逆に言えば、感覚のセンサーを遮断した視覚と忍耐のみの稽古では、その動きのみならず他の動きにおいても鈍く、それをひたすらおこなうことでなんとか体で覚えられるといった誤った脳の認識力となってしまいます。感覚とは身体だけでなく心の状態とも関わりがありますので、感覚を養うということは生きていく中でとても重要であることだと言えます。その場に応じた自分の考えを育てるということは、身体感覚を養う事で、何を感じどう対処していくかという日頃の稽古による訓練で脳の回路が自然と備わってくるように思うのです。生きていく中で迷いから脱せずに苦しんでいる人は、一度自分自身の感覚はどうなのか?というふうに問いかけてみるといいかも知れません。そこに一つ重要なピースが隠されている可能性もありますので。これまでの自己を否定することが重要というのはこういう場合にも当て嵌るかと思われます。

 殺陣と剣術の違いというものを伝えていく事が私の使命かも知れませんし、そのためには両方をお伝えしていく事が大事であるとも思っております。閉塞したものを開放していくには、新しい風が必要です。そしてその風を取り込むには風穴を開けなければなりません。今日の講習会もそうですし、懇親会もそうであったように、10歳から73歳までが一つの空間で真剣に取り組み、そしてそれを手助けして下さる方の存在であったり、純粋にその技のために心真っ直ぐに取り組むことやそう出来る場というものが大事であると思います。お金稼ぎやプライドなど、幸福感を維持しようとしてもきりがありません。心が貧しくならない歳の重ね方はこのあたりと関係しているかもしれません。人が集まり、その場を良いものにするために協力し合い、そこで得るための感覚を養い、次の時間、明日の日常へと活かしていくための生き方の方が明らかに幸福感があるのではないでしょうか。今を幸せに出来なければいつかの幸せは訪れません。今は動き続けていますから。言葉というものは安易なものです。安易だからこそその人の価値観を曝け出してしまうものです。そういう意味ではあらためて感覚に目を向けた稽古法と、そこから感じ得た日々の生き方の向上意識は、学業から離れた社会人にとって大事な学びの手段でもあるかと思います。

 今夜はあれだけ笑った懇親会の反動からか私にも予期せぬ記事となりましたが、講習会&懇親会ともに密度の濃いものでした。あらためまして、本日お越し頂いた皆様ありがとうございました。


2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(定員まで残り4名です)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-26(Sun)
 

その人を知るということ

 勤労感謝の日である本日は、雨上がる日中から高田馬場にてW氏と稽古をおこなった。昨夜は朝方まで起きていたため身体が重かったが、午前中の雨が上がり秋晴れとなった清々しい空を見ながら休日の電車に乗って向かった。

 空いているかと思っていたが、金曜日の夜並の混雑振りとなっており、25日におこなう剣術特別講習会の内容の確認と、杖術、剣術ともに起こりを消すようにそれぞれ突きや袈裟斬りを稽古した。

 この袈裟斬り稽古をおこなうと自宅に帰ってパソコン作業をしていると左上腕が時折痙攣し始める。電気療法を受けているようなピクピクという反応なので特に気にはしていないが、やはり瞬間的に相当な負荷が掛かっているのだろう。重さや力というより速さに対する負荷であろう。

 峰返しからの潰しでは少し進展があったので25日の講習会でお伝えしたいと思う。そのほか、峰渡や裏交差からの斬り付けなどもおこなう予定である。

 隣でおこなっている剣道の声に耐えかねて通常より早めにここでの稽古を終了した。果たして武道から何を学ぶべきなのか考えさせられる。

 夜からは住吉でひさしぶりにI氏と稽古をおこなった。少し早めに私はここでも袈裟斬りの稽古をおこなっていた。左上腕が今でも痙攣しているので、明日は休ませなければならない。今の連日の稽古日程を考えると、自宅での稽古というのは身体の調整を主体におこなわなければ故障に追われるように思う。自宅稽古と道場稽古は分けておこなう必要があり、その部分においても深め進展させなければならない。現状の私はあまりに未熟である。だが、これが明確になっただけでも一つの前進としよう。

 I氏との稽古では、一ヶ月間毎日鍛練稽古を少しずつおこなっていたと聞いて、その姿勢の作り方などを修正しながらそうした真剣さに私も感応させられたかのように、I氏に杖を使って動きの制限を掛けながら自由に動く稽古をおこなった。これは難しい稽古のため、I氏には早いものと思うのだが、今夜はなぜだかあまり判定を感じない内容のほうがI氏の動きが伸び伸びと活きてくるように直感的に思えたのである。

 ズバリ正解であった。これは私にとっても得られるものがあった。

 ふつうは、僅かな制限の中で自由に動く場合、小さくなったり止まって考えたり同じ動きの繰り返しであったりするものであるが、I氏は伸び伸びと、普段であれば難しいような事を無意識の内にいろいろと行っており、その姿を黙って観ながら制限を変更しながらさまざまに動いていただいた。

 おそらく、疲労感や意識の持ちどころがこれまでと全く異なっていたと感じられたのではないだろうか。I氏にとっての稽古は技術を高めるというよりも、稽古を通じて得られる感覚や考え方というものを重要視されているように感じるので、私にとってもその時間の全てが重要であると認識させられる。だがもちろん、I氏にとっての変化もこの稽古で実感出来るものにしていただきたいので、言葉や動き、そうしたものに対する反応がこれまでと変わったとき、いったいどのような変化が観られるのか楽しみである。

 私としても、稽古法として気が付かされるものがあった。それは指導者としてもそうであるし自分自身に対してもそうである。その人を知る、自分を知る、そうした上で何が必要なのか、もっと人間を知らなければならない。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-24(Fri)
 

役者のエネルギー

 毎週木曜日に高田馬場で稽古をしているが、ここでの稽古は貸切ではなく個人開放している曜日と時間帯に合わせて稽古日程を組んでいる。そのため、広い武道場ではさまざまな団体がここで稽古をおこなっている。

 そしてこの木曜日では、数年前から友好的にご挨拶させて頂いている河口博昭さんがこちらで生徒さん達へ殺陣を御指導されている。私はあまり、他の団体の方とは距離をとってこの稽古場に煩わしさを持ち込まないようにしていたが、ここで八年半が過ぎ好意的にご挨拶させていただく方々が自然と増えてきた。ここでの良さは、他団体の指導法や指導者の人柄というものが近くで見ることが出来ることにある。そのなかで私が以前からこのブログで度々書いてきた、この武道場で拝見した殺陣指導者の中でもっとも素晴らしいと思っていたのが河口さんである。

 もっともお名前を知ったのはごく最近の事で、ただ稽古中の雰囲気や更衣室でご挨拶した時の印象から、好意的に感じるものがありご挨拶させていただくようになった。そうした会話の中から舞台にご出演されるということで「じゃあ、是非観に行きます。」ということで初めてお名前を知り、本日知人と共に劇団鳥獣戯画第92回公演 工場ボードヴィルショー「神様、あなたの出番です」の初日を観に下北沢ザ・スズナリに行ってきた。

 このスズナリが小劇場の聖地であることは言うまでもないが、このスズナリが下北沢周辺の開発によって移転もしくは消滅することになると思うと残念である。そういった意味でも今回観に行く事が出来て良かった。今日観た舞台は今でも興奮冷めやらぬ面白い舞台だった。各分野で才能のある方がこの舞台では見事に融合しており、あらためて舞台の面白さ、ものづくりの素晴らしさに魅せられた。役者のちからというもの、この世の中で人々を元気に感動させられるものを作るために日々の時間を費やしていると思うと、一瞬でも人を見る見方が大きく変わることが出来る。日常の風景では判らないが、そうしたエネルギーで生きている人々の事を思うと、自分自身にとって考えなければならないこと、何をやらなければならないのかを具体的に行動に移す機会となる。それが元気を貰うということなのだろう。世の中にとっていい影響力と活力を与えるためにはやはり、役者のエネルギーはこれからの時代にとっても重要であると感じた。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
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2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
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2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-23(Thu)
 

長く続く関係

 本日は早朝に武道具が到着し二度寝をするも、なんとも眠気が残ったまま起床した。起床後はメールの確認と返信を行い、夕方からの稽古までいろいろと買い物や用事をこなす。

 そして陽が沈みだした夕方からはI君と後藤氏と稽古をおこなった。このところ続けてお二人と稽古をおこなっているので、I君も慣れてきたようである。今日は杖において下段からの突きに先日気がついた下手(しもて)の使い方を集中的におこなった。この下手からの初動は、おそらく下から動くものは視覚的に捉え辛いという反射の遅れとともに、上手(うわて)側の軌道が以前のものより直線的におこなっても払いにならない事が分かり、最短距離でおこなえる物理的速さも関係している。そのほか相手の予測を裏切る起こりの分かり辛さがあるようにも思える。今後もさらなる研究を深めていきたい。

 袈裟斬りではI君も少し進展が見られた。これまでに無い程のめり込んで振っていたので、おそらく重心移動の心地良さを感じることが出来たと思われる。私も人に伝える事で、自分でも得られるものがありこの袈裟斬りが少しずつ進展している。この稽古もさらなる進展を目指して深めていこうと思う。

 二十連円打をひさしぶりにおこない、そのなかで十八番「上手二扇」と十九番「下手一扇」の打ち込みと足の連動に得るものがあった。これは私の肘の影響で、あまり強く出来なかったのであるが、扇足と片手打ちが調和すれば負担無く強い打ちが確認出来た。

 最後におこなった「峰渡」では、左足の寄せと背中の使い方により剣に重さを乗せ、その重さを鍔元まで掛けるために柄が正中線を越えた右側まで持っていくと流れとして自然である。

 19時となりI君との稽古を終え、訪れたT氏とともに再び稽古に入る。後藤氏は続けて自主稽古。T氏とはさっそく杖の突きを稽古し、私の突いた杖が到達し止まる前に払うようにおこなってもらった。この稽古は動きとしては一瞬の内容であるが、実戦的であると言えるものであり、以前対木刀でおこなった動画のように、相手は何も出来ないまま突かれてしまうだろう。だが、私の操法にもリスクはある。それは手の内を緩めているため、油断してしまえば杖を打ち飛ばされてしまう恐れがある。そのため「旋打」のように手の内のを目まぐるしく変化させながら、強い打ち込みがおこなえる瞬間的な締めであったり、速さと詰まりを消すための緩みが、動きの中で自在に操れる事が重要である。

 繋之型をおこなった後、杖 十一之型を稽古した。今日は横払いなど集中的に取り組んだ。裏車では打ち上げる角度を若干左斜めへと変更した。

 剣術では峰返しからの潰しをおこない、背中の使い方など力の使い方を学ぶ上で、こうした稽古は身になるものである。ただ、力が無いから出来ないと思いがちなため、少しずつ答えを見つけていくように受け手もアドバイスしていくと互いに得られるものがある。不思議なものでこうした稽古は受けていて、力が通って潰された時はなんとも心地良いものである。

 最後は抜刀術をおこない、納刀稽古から「巴抜き」「懐月」をおこなった。T氏もいろいろと課題が見つかったと思われる。特に私がおこなっている抜刀術は身体への負担が大きいため、無理をしないことと、身体の姿勢に気をつけることが私の経験からのアドバイスである。

 今夜は最後の方でN氏が見学に来られた。私の稽古会は今はもうほとんど勧誘しないので、どのような目的で武術稽古をおこないたいのかを直接本人から伺って了承している。ここではお客さん扱いはしないので、これまでに稽古を止めた方も数名いた。そういう意味では私もいろいろと経験した。基本的には個人指導のスタイルで、各人を観察しながら生き方に至るまでの考え方をここでの稽古では大事にしている。参加制で毎月の完全予約制ということは、無条件で会員であるという事ではない。だからこそ長く共に稽古を続けていられる存在は私にとっても大事な人ということである。これからも大事な人たちと共に人生を過ごすことが出来れば、それ以上を求める必要は無いと心から思うのである。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
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2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

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2017-11-21(Tue)
 

才能とはその分野において感じとれる能力でもある

 冬を感じる寒さとなった日曜日。朝からの講習のため、自宅を7時過ぎに出る。道衣の上にコートを羽織って袴に雪駄で向かう。このところ雪駄で出掛けているので歩く速度が速くなってくる。おかげで今日は自宅から電車を三本乗り継いで戸越駅に着いたが、その三本全てギリギリで間に合った。そのおかげで予定時刻より15分~25分ほど早く着いたので、駅近くのお店でゆっくりと朝御飯を食べる事ができた。

 毎年元旦から新しい高下駄を履いているが、今年は9月で履き潰したため、古い方の高下駄にまだ朴歯の高さが僅かに残っているため、年内それで持たせようと思っていたが、昨年直した鼻緒がまたしても切れそうに、というか抜けそうになってしまい修理が必要なため、今現在履ける高下駄が無い。一週間以上下駄を履かない生活はここ数年間皆無だったためなんだか身体に申し訳ないような変な感じである。

 さて、本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、ひさしぶりの戸越体育館で午前の部と昼間の部を続けておこないました。

 午前の部では、朝早いため参加人数が少ないと思っておりましたが、昼間よりもやや多い人数で賑わう講習となりました。賑わうといえば、今年になって北海道から東京に引っ越されてきた俳優のTさんは、毎回貪欲に質問され、楽しみながら納得して受講されています。稽古内容以外でもいろいろとお話を伺う中で、ものごとに対し貪欲に一生懸命なTさんの姿は、演劇などをおこなっていく中でこの方の大きな魅力となっていくことは間違いないでしょう。

 そういいった意味では、当スクールの男性陣は役者さんが多くなりました。開講間もない頃は役者さんは少なく、殺陣だけでなく剣術や杖術にまで興味を持って取り組んでいただく方は少なかったように思います。仕事で必要なのは殺陣という認識は当然ですが、殺陣というのは刀を使ったお芝居ですので、お芝居の要素としてのベースを学ばなくてはなりません。殺陣にもいろいろありますが、そのベースが歌舞伎であったり、ダンスであったり、香港系のアクションであったり、さまざまな身体操作から刀を使って殺陣とされているのが現在の殺陣となっているように感じます。もちろん古くからある京都太秦や東映、その他大手の有名な殺陣団体などもありますが、俳優さんであればチームに所属する訳にはいかず、さまざまな現場でさまざまな殺陣師に合わせていかなければなりません。とすれば、いかなる動きにも対処できる自在な身体の使い方が求められ、強制的に身につけられた形でしか動けなくなってしまうのは、むしろ逆にマイナスとなってしまうかと思われます。

 私の教室を選ばれた方は、剣術や杖術に抜刀術などの動きを通じて、そこで感じたインスピレーションを役者さんならお芝居で発揮したいと思われることもあるでしょう。人はどうなっているか解らないものに驚きを覚え、それが予測を超えるものであれば感動し評価していくものです。手品でも、タネが解ってしまうとそれまでの感動が消えてしまうように、動きの見せ方として、その中に幾つか解らないものが入っていなければなりません。どう動いているのかが解ってしまうものは、大きく派手に見せる方向に持っていかざるを得ません。どう動いているのか解らないものを効果的に見せる手法が私の考えている、剣術からの立廻りであり殺陣というお芝居と言えるでしょう。さらに言えば、剣術により動きの質が変われば、それを活かした殺陣の質も変わります。殺陣の質が変わるという事はお芝居の質も変わるという事です。質を変えるには、やはり、剣術、杖術、抜刀術の稽古は欠かせません。

 午前の部では四ヶ月振りに女優のYさんも参加され、剣に関してはやはりセンスを感じます。才能をどのように自分のものにしていくのかは人それぞれですが、才能というのは「感じとれる能力」でもありますから、感じとれるものから何かを掴み取り、それを他分野に活かせるための学びとしても十分に意味のあるものだと思われます。

 生きていく中で、感じとれる能力やセンスというものは、人生を左右する重要な要素であり、それはテストの成績よりその後の長い人生において大きな意味をもたらします。そうしたことを学ぶのは本人の意思次第ですが、特に個人を資本として生きていく人間にとっては必要不可欠な部分です。武術稽古で感覚を養うということは、つまりはそういうことでもあります。

 昼間の部も俳優さん達が熱い立廻りを稽古していました。この教室から動きの質が圧倒的なものとして身に付いた人。感性とセンスが抜群に磨かれた人。そういう人達の姿をテレビや映画で拝見する事がこれからの私の楽しみでもあります。動きとセンスが極まれば、自然と精神は養われていくものです。逆に言えば、すでにそうした心持ちが出来ていなければ、動きとセンスは変わらないでしょう。精神的な部分というのは、私は専門家ではありませんが、自分ひとりではなかなか変えることは難しいと思いますので、心を許せる相手、もしくは恥をかいてもいいと思える相手、そうした人とのやり取りにおいて自らの内面から潜在的に気にしていたものを導き出せるように状態を整えておくことが一つの手段であるかと思われます。そして、やはり精神的なものと身体感は密接に関係しておりますので、稽古という場で身体の使い方に置き換えて、精神から先に変えていくのか、身体から先に変えていくのか、その人その状況に合わせて感じとれることからおこなっていただきたいと思います。

 11月も早いもので、Gold Castleの講習は次回26日の日曜日が月末恒例立廻り講習となります。会場は深川スポーツセンターですので広く使えるかと思われます。難しいと思われている方には新しいほうの立廻りも御座いますので、不安な方はそちらをおこなっていただきます。25日(土)は、「剣術 特別講習会」をおこないます。お申し込みはまだ受け付けておりますので、定員まではあと四名ほどですのでご連絡お待ちしております。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
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2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

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2017-11-20(Mon)
 

ホットヨガならぬホットタテ

 本日は深川スポーツセンターでGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。行きも帰りも小雨が降っておりましたが、傘を差さなくても問題が無いほどでしたので荷物の多いこの日は助かりました。

 13時20分からの殺陣クラスでは、人数が少なかったこともあり予定を変えて基礎的な部分をジックリとおこないました。腰上がふらつかない歩き方では、特に構えた状態での動きに難しさを覚えたことでしょう。重心位置が姿勢を作りますので、その重心位置をコントロールさせるのは胸椎であったり、それに連動した骨盤角度であったり、そのあたりを稽古いたしました。ぶれない歩き方のためには、膝が伸びず鼠蹊部を伸ばさず、胸椎による重心(アクセル)コントロールと引き上げによる左右の重心の偏りを抑えた身体の使い方というものを毎回初めにおこなっている「蟹の前歩き」と「雀足歩法」によって大腰筋を育てながら、運用法としての技術も同時に稽古しております。

 今日の講習でみなさまにお伝えした事の中に、「緊張感、雰囲気を作り出すのは、相手と意思の疎通が明確になっており、そこに向かって互いに協調しながらも譲らない心理面が動きとして見えたときに、見ている側からすれば緊張感のある雰囲気が感じられます。」という内容の言葉をお伝えいたしました。つまりは、互いにやるべき事が明確であり、そこに相手と意識が同調しているかどうかが重要です。

 今回も新しい土曜日用の立廻りをおこないました。背中で始まり背中で終わる立廻りとなります。日曜日でも、これまでおこなって来た立廻りと新しい立廻りとをその人に合わせてお伝えしていこうと思います。

 今日はYさんのご紹介で体験参加の方がいらっしゃいました。背の高い方ですので、構え方や歩き方など稽古すればかなり見栄えが変わるものと思われます。こうした初めての方を見ておりますと、やはり稽古して身に付けることは重要であると感じます。ご紹介していただくことは私にとりましてもありがたいことでありますし私の責任も関わってきます。立廻れるためには、自在に身体を操れる稽古が必要になり、そうした中で相手や全体を観る観察力が養われます。そこからお芝居の感情や表現、カメラや客席への意識も備わってきますので、自分がどの辺りまで出来るのかを量る目安としては、先に述べた順に当て嵌めてみるといいでしょう。

 次に15時10分からの杖術クラスでは、体操、クロール、差し換え突きのあと「轟之型」「十一之型」「二十連円打」をおこないました。轟之型では特に重心操作が大事になってきます。続く十一之型では、足の差し換えをテーマに、差し換えの際の重心位置の重要性を説明いたしました。四方突きでは全体的に進んだように思えます。最後の二十連円打では、前回に続いて今までとは違ったペアで、その組ごとに進んでいる人が教えてあげるようにおこないました。この間、私としては笑って観ているだけの時間ですので、つい指導したくなってしまうのですが、そこを我慢して遠くから眺めるようにしております。

 本日は会場入りした際に暖房が効き過ぎており、電話でフロントに止めてもらうようにお願いしたのですが、殺陣クラスが始まっても暖房が入り込む音が止まず先ほどより益々暑くなってしまい悲惨な環境となってしまったので、さすがに講習中でしたが受付に行き止めてもらうようにお願いしました。こうした遠隔操作で空調管理されている会場で冬場の暖房は困りものです。

 気を取り直して、明日は9時10分~11時10分まで戸越体育館剣道場で午前の部(殺陣クラス&杖術クラス)をおこないます。12時00分から14時00分までは剣道場と柔道場の両面を使って昼間の部(殺陣クラス&杖術クラス)をおこないます。明日は天気も回復しますが、気温は冬並ですので熱い講習となるようにみなさまお待ちしております!


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
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2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
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2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
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2017年11月 稽古日程

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2017-11-18(Sat)
 

袈裟斬りに新たな気付き

 本日は夕方から高田馬場でI君、後藤氏とともに稽古をおこなった。どうも金曜日の高田馬場の武道場は制定居合の学生達の稽古場と化してきたようだ。今日は感覚を失わないために無理の無い範囲で抜刀術の稽古をおこなったが、私以外全て居合の学生という中一人おこなうのはやりにくいものである。通常はおこなわないが、今日はどうしても感覚を確かめたかったので30分ほどおこなった。

 ひさしぶりの抜刀術一人稽古だったため、いつもの感覚が薄れている事に気が付いた。この感覚の場合、失われて他の感覚が適合するかと言えばそうではない。感覚の追求があってこその大変革が訪れるのであり、あらためて抜刀術に関しては刀から離れることの危険性を感じた。

 程なくして感覚も蘇り、その先に目を向けるまでの時間と感覚はなかったが、いつも何気なくおこなっていることが、何気なくおこなえていることであると気づかされる。そうした時間を止めてはならない。

 幾つか抜刀したところで後藤氏が訪れ、続いてI君が訪れる。四日前にお二人と稽古したので、なんだか前回から続いているような不思議な感じがした。

 今日は混雑していたため脚鍛稽古はおこなわず、杖の体操後、差し換え突き百回をおこなった。次に昨日撮影した甲野善紀先生の「影踏み」を稽古した。後藤氏、I君ともに良い動きであった。さらに「下段抜き」をおこない、足の上げ方、背中の使い方など動きの中で点検しておこなった。後藤氏から左手の持ち所は右手に近いところがいいと、私も「なるほど!」と左手に当たる杖の問題を改善する事が出来た。

 今日一番の収穫は、昨日撮影した「袈裟斬り」において、剣の振りに身体が引っ張られるための脚部の運用法に重要なことが判明した。これまでに、手順であったり重心配分であったりいろいろ考えながらおこなってきたが、今日の脚部の運用法には安定的に再現できることが実証され、さすがに後藤氏もこの感覚を直ぐに掴み、自らの稽古に発展させている。

 稽古をしていてハッとしたのは、これまで、というより一般的におこなっている袈裟斬りというのは、剣の移動エネルギーを身体が止めていることになっており、それが身体への負担として当然のものとして無視されている。むしろその負担が強さの実感と錯覚してしまうだろう。剣の移動エネルギーに身体の重心移動が合致すれば、身体への負担は少なくなり、斬りについての結果に繋がっている。その斬りについては後藤氏の記事「備忘録」を私も楽しみにしている。

 この袈裟斬りについては今後も稽古を深めていきたい。今日の脚部の運用法は大きな気付きであった。稽古を共におこなう人であったり、その空間の雰囲気であったり、稽古=研究、稽古=生き方、これはお金には変えられない大事なものである。今日の脚部の運用法については25日(土曜日)におこなう「剣術 特別講習会」でお伝えしたいと思う。

 今日は甲野善紀先生のツイッターでも私が1月8日におこなう「関西杖術特別講習会」を掲載して下さいました。私はまだ甲野先生にお話しておりませんでしたが、世話人を務めてくださる川原田氏がいろいろと動いてくださっていますので、きっと楽しく集中した講習会となるかと思われます。貸し出し用の杖も用意していきますので、その方に合ったお伝え方をして参ります。

 今日はI君が風邪気味であったが、最後まで集中して稽古をおこなった。最後の袈裟斬りはこれまでに比べるとなかなか良くなった。私としても、起こりを消し切っ先が届かない位置から物打ちで捉える事が出来ることが分かったのは大きかった。これは今後も稽古してより脚部の使い方を研究したい。

 今日もいい稽古いい時間を過ごすことが出来た。ありがたいことである。 


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2017年12月9日(土) 「杖術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
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金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

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2017-11-18(Sat)
 

「杖術 特別講習会」のお知らせ

 2017年12月9日(土) 戸越体育館 剣道場にて杖術の特別講習会をおこないます。

 これまでに講習会などでおこなった型稽古等を集中的にお伝えしたいと思います。その方に合わせた型稽古がありますので、初心者から経験者まで幅広く取り組めるものとなっております。また今回は配信した動画にある甲野先生の技「影踏」を参考に稽古したいと思います。

 初めての方や他流の方、高齢者の方も歓迎いたします。
 (貸し出し用の軽い杖は用意しています)


2017.12.9 杖術 特別講習会


【開催時間】
12時00分~14時00分
15時00分~懇親会(自由参加)


【会場】
品川区 戸越体育館


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
2017年11月16日 杖術稽古

杖 十一之型


2017-11-17(Fri)
 

ひさしぶりの動画配信

 今週もすでに木曜日となってしまった。まずは火曜日から記したい。

 火曜日はいつものように午前10時00分から始まる「高齢者のための剣術教室」に向かうため8時30分台の電車に乗ります。およそ一時間掛かりますが、座席に座りGold Castleの講習内容を作成しているので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 会場に到着するといつものようにOさんとHさんが稽古をおこなっていました。ほどなくKさんもお越しになり、ここでいつもの火曜日が始まります。

 しばらく会話をしたのち、脱衣所で着替えるのがいつものパターン。ここでたまに以前会員だったTさんとお会いする事も多く、風呂上りのため裸のまま会話が始まるのが通例となっております。Tさんも80代ですがまだまだお元気で、ミュージカルの合唱公演が終わったばかりで、そのお話を伺うのが私にとっても楽しみであります。

 私も着替えが終わり講習会場に向かうとほぼ全員集まっており、いつものようにワイワイと賑わっております。宴もたけなわ状態で「はい、それでははじめましょうか!」と号令を掛けて毎回始まります。

 この日はIさんも調子が良さそうで、Hさんがお休みのTさんに代わって良く見てくださいました。このところ続けておこなっている「抜ききらない抜刀」が体捌きとともに身体の運動になるため、左右共に帯刀して左手でもおこなっております。

 最後はこのところどこでもおこなっている「横鹿威し」をおこないました。真っ向の鹿威しと違い足運びや手首の反しなどがあるため、こちらのほうが難しいものと思われます。これは刃筋が斜めになっても当たりますので、どのような当たり方をしたかが大事になってきます。

 講習を終えお昼をご馳走になり一旦帰宅。帰りの電車では食後ということもありいつも気持ちよくウトウトしてしまいます。

 そして夜からは住吉でI氏と稽古。この日は剣道のお子さん達と少林寺のグループに挟まれ、両側から大きな声に挟まれての稽古となった。私もかつては示現流の稽古で毎回声が枯れるほど声を出していた時期もあったが、今はあまり大声を出すことは無くなってきた。声に意識が行き過ぎると、身体の使い方力の入り方が声中心になるため、示現流のような激しい立木打ちでは身体を作るのに効果的であるが、現在は自然と声が出るように身体に任せている。

 杖術では「三進五退」を三進七退でおこなった。以前に比べ見違えるほどI氏の歩の進みが良くなった。地を滑るという稽古は、本日YOUTUBEで動画を配信したが、重心配分や浮き、身体の纏まりといったさまざまな部分が調和を持って動くために、踏みとどまれない状態が稽古になっている。

 剣術では胴斬りを集中的におこない、速く水平に振る稽古をおこなった。そのほかGold Castleでおこなう殺陣を少しお伝えした。

 次に昨日水曜日は、自宅で過ごす休養日のため掃除など諸々の雑用をこなした。そして以前から読めていなかった本を読み始めた。このところしばらく本を読んでいないので、新しい本というよりは以前読んだものを読み返そうと思う。

 そして本日木曜日は、高田馬場でW氏と稽古。今日はW氏の体調がいつもと違うように感じられたので、動画の撮影をお願いし、甲野先生の杖術「影踏み」を参考に重心移動の距離を変えながらおこない、私が以前から取り組んでいる「袈裟斬り」も起こりと重心移動を確認するため撮影していただいた。

 今日もW氏との稽古前に一時間近く一人稽古をおこなった。杖術では自由に動く事の難しさ、「自由とは何か」を言葉に制限されず、言葉を鵜呑みにせず、言葉に無い所で感覚的にその瞬間毎を感じとることが大事である。だが難しいものであり、その瞬間の新鮮さを維持し続けるには、心理面の状態が問われ、そこの部分を知る事がこの稽古では重要な気がしている。

 袈裟斬り稽古では、微妙な重心配分と操作の手順が、剣の慣性と一体となれるか、そうしたときの身体感覚というのは疲労感が激減し心地良さが増してくるという不思議な状態となる。私にとってこれは何度やっても飽きる事のない不思議な感覚である。

 今年の12月にとある企画を予定していたが私の身体の状態が万全ではないため、来年に延期させていただいた。その企画とは演武の撮影であるが、通常のものとはかなり異なるものになるであろう。その時に私がおこなっている杖術、剣術、抜刀術など(剣術は初めてとなるが)相手を付けておこなうものと一人でおこなうものと内容の濃いものになると思われる。今回配信した動画は、今月おこなう「剣術特別講習会」と12月におこなう「杖術特別講習会」さらには「関西特別講習会」に向けて新しいものを一つ配信させていただいた。

2017.11.16 袈裟斬り稽古

2017.11.16 杖術稽古

 11/25日(土)の剣術特別講習会はまだ定員には余裕がありますので、ご都合の宜しい方はご連絡お待ちしております。そして12/9(土)の杖術特別講習会も、開催間隔が二週間後と短いですが残り一ヶ月を切っておりますのでこのあと告知したいと思います。こちらもお申し込みお待ちしております。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
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2018年1月8日(月) 成人の日
「関西杖術特別講習会」

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2017年11月 稽古日程

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2017-11-17(Fri)
 

納得の一振りを求め

 今夜は記事を書かずに就寝しようと思っていたが、嬉しさを書かずに寝るのは無理である。今日は夕方から高田馬場でI君と後藤健太氏と稽古をおこなった。I君とは昨年の5月から毎週稽古を重ねてきている。そのため彼の状態というのもよく分かるようになってきた。頭で分かっていても体や精神力が付いて来ていない場合もある。だが、彼にとって素晴らしいのは、決して諦めようとしないことや、自分に課せられたことに対し途中で投げ出した事はこれまでに一度も無い。そして、ときに難しすぎることをおこなった際の、「これは今の段階ではない。」という部分において次に切り替える気持ちの整理が備わっている。毎回必ず笑顔で訪れ、帰る際には隣でいつも私達と友好的に接してくださる剛柔流空手の皆様に自ら一人で挨拶をして帰ることが自然に出来ている。私はほとんどそうしなさいと言った事は無く、ご両親の教育が、彼の笑顔や真剣さ、逃げない心、礼儀を重んじる心を育んでいるのだと、この武道場で彼を見た方は一様に驚かれる。後藤氏も彼の帰り際の行動に驚かれていた。自らが自然とそのようにしたいということが大事であり、そうした気持ちを育むのは、親御さんであったり、指導者であったり、親しい仲間であったり、心に濁りの無い人間関係が、その人本人に大きな人間力を備えるのだと私は思う。I君と稽古をしていて他流の師範の先生方から私が褒められる事があるが、私は礼儀やこうしなさいといった事を強制的に言った事は一度も無く、I君と同じ年頃の会話をしている方が少なくない。つまりは既に私のところに来たときから備わっている部分があり、それは親御さんの教育が素晴らしいということに他ならない。子供にとって何より重要なものは愛情であり、子供はそれを敏感に感じているもの。一人の人間として愛情を掛けて育てるというのは並大抵の事ではないと思うが、それがあれば躾や勉強など子供は受け入れてくれるように思う。とくに現代は共働き世帯が多いため、子供と時間を過ごす割合が限られてくるご家庭も多いと思うが、それだけに愛情は隠さずに与えるべきであると思う。

 今日の稽古では先日私がおこなった一人稽古の「杖で自由に動く」というものと「袈裟斬り」をおこなった。

 杖で自由に動くというのは最も難しい内容とも言えるが、一つの打ち込みを丁寧に分析しながらおこなう方法とは対極にあり、動きの中で体から導かれるものを探すようにおこなうため、具体的に準備する事が出来ないのである。だからこそ、今までに無い動きを感じることができ、予定調和に無い状態に意識をコントロールするためには、一人で時間を決めずにおこなったほうが望ましいだろう。自分を見つめ、その見つめる先とは動きの事ではなく、自分の存在そのものと向き合うつもりで、過去の自分、今ここにいる自分、さまざまな出来事、そうしたことが混在しながら一種の瞑想に近い状態と静寂さの中で心と身体が分離したり同調したりしながら取り組んでみると、今までに無い状態を感じることが出来るかもしれない。甲野善紀先生が独自の杖術を創始されたのは、真っ暗な道場で導かれるままに杖術を研究されていらしたとお聞きしたこともあり、私なりに微かにでも参考にさせていただきたいと、なるべく自らの意識を独特の感覚へ持ち込んで杖の研究をおこなっている。

 次の袈裟斬り稽古では、先日W氏に撮影して頂いたものを見せて貰ってから人に伝える事が出来るようになった。それはどういうことかというと、やはり動きに普通ではないものを感じられたからである。これまでは感覚的な部分からこの袈裟斬りは重要なものであると認識し取り組んでいたが見た目にシンプルなため、どうにも伝えづらいものがあった。だが、先日の動画でこの歩の運びが付いた斬りと重心移動の関連が動きとして捉えづらく、私が剣術の方向性として大事に考えている「分かっているけどどうにもならない一刀の追求」つまりは「納得の一刀」として伝えることが出来るように思ったのであった。もちろん私自身納得するには至っていないが、おそらくそれは延々と微かな納得、まあまあの納得、喜ばしい納得、そうした事が時間と共に薄れ違和感になり、それを払拭するために稽古し、いろいろな納得に出会い繰り返されていくのであろう。

 I君にはまだ難しい稽古であったと思うが、たまにはこうした稽古を味わうことも必要であるし、これを可能にしたのはマンツーマンでなく、後藤氏が大変興味深く取り組んでいただいたことにある。私が今日一番の喜びを感じたのは、真剣斬法では相当の実力者である氏がこの袈裟斬りによる足運びとの妙さに驚かれ、想像以上の反応と身体感に感動的な喜びが芽生えた。この気持ちよさと何度でも振り続けたくなる調和の不思議さ。これを直ぐに感じとり気づいて頂いたのは後藤氏が初めてかもしれない。井上さんとの稽古では、その場でおこなっていたので、井上さんからは肩の抜け具合に興味を持っていただき共に集中的に稽古をおこなったが、その時は今日のように歩を付けておこなっていなかった。歩の運ばせ方により身体に感じる疲労感がまるで違い、同調すると心地良さが感じられる。こうした私と後藤氏とのやりとりにI君が何を感じたであろうか、そういう意味では彼の感性に新しい何かが吸収されたであろう。

 その後は横鹿威し(よこししおどし)と身体に導かれるままに斬り上げをおこないそのまま「掬い鹿威し」をおこなった。刃と刃で打ち合う鹿威しシリーズは私の稽古では主に講習会でおこなっているが、精度を上げるには手の内を始めかなり動きの点検・分析が必要になるだろう。

 稽古後は後藤氏と居酒屋でお酒を飲みながら三時間があっという間に過ぎていった。さまざまなスキルに精通している氏であるが、それでいて人柄に淀みが無く澄んだ心を持たれている。私も日々いろいろあるが、本日の稽古終了時の挨拶では、I君の瞳の輝きと、後藤氏の熱意と人柄に本当に救われた気がして、いつも以上に心から「ありがとうございました。」という気持ちになった。澄んだ心は表情に表れるものであり、それは淀まずに強く己と闘って来た証でもある。真っ直ぐな心持ちはなかなかに大変である。だが、大人になってもその好奇心と輝きが溢れているというのは本当に素晴らしいことであると思う。私も一人でさまざまに活動してきているが、あらためてこうした方々に助けられ次への活力と、生きている事への感謝に気づかされる。これは誠にありがたいことであり、「武術稽古」というものの素晴らしさであると思う。苦しみと喜びの表裏一体の日々において、武術稽古は裏切ることなく自己を見つめ取り組んだことに応じ反応を示してくれる。人生を語るには余りにも経験不足であるが、自己の肉体、感覚、手に入れたものは裏切ることなく傍にいてくれるだろう。現代においてこの肉体を使わせて貰っているのなら、もっと大事に付き合い、魂の出会いがこれからの人生をよりエネルギッシュに何かの目的に導かれるまま突き進んでいくのであろう。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年1月8日(月) 成人の日
「関西杖術特別講習会」

(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-14(Tue)
 

白熱の深川スポーツセンター

 本日は江東区深川スポーツセンター剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。

 昨日土曜日は会場の都合で開催が前倒しになっていたため、本日は賑わう人数での講習となりました。11月は休講連絡をいただいた方が7名程いますので、今のところは人数が多すぎて大変になることはないかと思われます。

 今日は初めて体験参加に来られたMさんがダブル受講されました。基礎的な部分をジックリおこないながらも、後半は新しい立廻りに取り組んでいただいたSさんに斬り掛かりからリアクションまでおこないました。この教室の雰囲気に安心して取り組まれていました。その方に合わせて進めて行きますので楽しく納得しながらおこなえるかと思います。

 立廻りではBからCまでの流れと記していましたが、序盤のシーンで芯が振り向いてAを斬り反転しながらBに向かい始めたところでCとDが交差するように変更いたしました。よって、今日の立廻りではBを斬って次にDに向かって数手合わせる稽古となります。


 全体的な流れといたしましては、
「AとBを外しCとDを払い、一間。」絡みは、駆け抜けて構え直すまでの動きが途切れないこと。

「絡みが静止した直後、Aを払い胴斬りからの袈裟斬りとし(ここでCとDが交差する)その流れを止めずに反転しながらBと斬り結び、横斬りからの片手に翻しての斬り結びからの撥ね上げからさらに片手に翻しての斬り結びとなる。」

「刹那に絡みCとDが迫ってくるのを制するためBの刀に押さえを掛け、一間。」絡みCとDは油断せずにその斬り掛かるタイミングを計って芝居をする。

「CとDを眼で制しながら平に押さえた刃を鍔元へゆっくりと送りながらBを留めておく。」

「一気に撥ね上げガラ空きになった胴に一閃片手で胴を斬る。ここは速さで動きが小ぢんまりしてしまわないように、また胴斬りは右足を大きく開き、直後の魅せ方として一瞬の間が必要になる。」

「一瞬の間の後、右回りに転回しCとDへ目付けをし、Dへ向かい猛禽類のイメージで身を前傾させながら走っていく。」

「上下に斬り結んだのち、巻き上げてそのまま柄頭で打ち付ける。この際の、三歩拍合の応用と柄打ちのアクションの魅せ方が小さくなってしまわないようにおこなうこと。」

「Cは、間合いを計りながら、上下の斬り結びの下で左足、その直後芯と三歩拍合を合わせることが大事になってくる。」 


とりあえず、今進んでいるところを大まかに書きましたが、絡みの動きキッカケや斬られ方など、まだまだ向上していかなくてはなりません。

 この立廻りは今年の6月から進めてきておりますが、まだ先がありますので、長期休講された方々へもう一つの立廻りを用意しております。これは一対三の短い手ですので、お仕事などの都合で間が空いてしまう方にはお勧めかと思います。

 
 それぞれ三組でおこなっていただいた立廻りもグループ毎に少しずつ進んで行ったかと思われます。速さ第一主義にならないように、魅せ方の間の使い方、動きの魅せ方、そうしたものと速く動く部分を分けておこなっていかなくてはなりませんので、ある程度動ける方は構成の中でそこの目利きが必要になってきます。

 続いて剣術クラスでは、今月25日(土)におこなう「剣術 特別講習会」でおこなう内容を幾つか事前におこないました。なかでも歩を付けての袈裟斬りは私の中でももっともこだわりのあるものですが、敢えてその難しい内容のものをそのままにお伝えいたしました。この木刀による歩を付けての袈裟斬りでは、ある程度の重量が必要なため、軽い木刀では刀の慣性に身体が引っ張られる感覚が得られにくいため難しかったように思われます。ですが今日の稽古で25日の方針が決まりました。やはり特別講習会と冠する以上感覚に目を向けた内容にしたいと思います。その感覚というものを体感するための稽古といたします。

 横鹿威し(よこししおどし)では、完全に水平に真芯で捉える事が出来るように目指して稽古をいたします。もちろん私も空振りしてしまう事があります。当てることを目的としておりますが、当てるための軌道になってしまわないように、空振りやチップを恐れずにどんな当たり方をしたかが大事になってきます。剣を水平に寝かせた際には左手の手首を反す事は何度も言って来ましたが、今日は右肘の通り道が私なりに掴めてきました。左手首は反し、右肘の軌道を掴む事がこの横鹿威しによる胴斬りでは忘れずにおこなって頂きたいものです。

 最後は後方突きから逆手納刀までをおこなっていただきました。私の右肘は少し改善されましたがまだまだ安静が必要です。深川スポーツセンターでの開催も慣れてきましたが、2月一杯まで会場はほぼ確保出来ておりますので、深川スポーツセンターをメインに時々戸越体育館で開催するような運びとなります。また新しい方との出会いを楽しみに、生徒のみなさまが安心出来るように安定開催を守って行きます。本日もありがとうございました。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

2018年1月8日(月) 成人の日
「関西杖術特別講習会」

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2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

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2017-11-12(Sun)
 

「関西特別講習会」のお知らせ

 2018年1月8日(月)成人の日に神戸市立王子スポーツセンター 柔道場にて杖術による特別講習会をおこないます。

 これまで、東京での講習会に参加できなかった方やこのブログなどを通じて興味のあった方にはぜひご参加いただきたいと思っております。

 杖術の講習をおこないますので、他流で杖を稽古されている方、または剣術や居合いなどの動きに得られるものがあると感じている方、そして武道武術の経験も無く、敷居を感じて一歩が踏み出せなかった方、そうした方々にとりましては、私がおこなってきた講習会での経験から参加されて後悔は無いものと思われます。私がおこなっている動きは、甲野善紀先生から名乗る事を許された松聲館技法研究員として研究しているものですので、特に杖術、剣術、抜刀術では他で稽古に出会う機会は少ないものと思われます。

 そうした意味におきましても、私は今も情熱を傾けて取り組んでいる自身の稽古の研究結果を講習会でお伝えし、感謝の気持ちと責任を持って自らの活動を全うしていきたいと思っております。

 今回、初めてとなる関西での講習会実現に向けて世話人となり私に声を掛けてくださった川原田喬生氏に感謝の意を表し、この講習会への告知をいたします。



『金山孝之 関西特別講習会』


【開催日時】
2018年1月8日(月)成人の日

13時30分~ 受付開始

14時00分~16時00分 杖術(最後に抜刀術演武予定)

16時00分~16時30分 フリートレーニング(それぞれ自由にご質問等承ります)

17時00分~ 懇親会(自由参加)


【開催場所】
神戸市立王子スポーツセンター 柔道場(柔道場二面のかなり広い会場です)

阪急神戸線「王子公園駅」徒歩10分(三宮駅から約5分、大阪梅田駅から約30分)
J R神戸線「灘駅」徒歩10分(三ノ宮駅から約3分、大阪駅から約25分)
場所の詳細はこちら→http://kobe-spokyo.jp/ojisports/access/access1


【参加費】
3.000円(懇親会費は含まれておりません)


【必要なもの】
・道着・ジャージ等の動きやすい服
・飲み物
・武道具の杖(お持ちで無い方場合は申し込み時にお知らせ下さい)
・足袋(お持ちでない場合は靴下で結構です)


【お申込み方法】
下記の内容を明記してご連絡下さい。

連絡先:hegelian21(アットマーク)gmail.com
※アットマークを@に変換してお送り下さい。
関西世話人・川原田 喬生(カワラダ タカオ)まで

・「氏名」
・「年齢」
・「性別」
・「杖の有無」
・「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、折り返しご連絡させていただきます。

(チラシ版はこちらです)
金山孝之 関西特別講習会


2017-11-10(Fri)
 

感覚と自然

 枯葉舞い落ちる秋風を浴びながら、昨日一昨日と稽古のため会場に向かった。まず一昨日水曜日は朝、玄関を出て小雨が降り始めたが構わず小走りで最寄り駅まで駆けて行った。その勢いのまま、戸越駅に着いてからも体育館まで走って行った。到着した際には汗びっしょりとなってしまい、キャリーバッグ片手に商店街を走り抜けていった自分を思い返して苦笑いしてしまった。

 稽古ではまず、殺陣の研究稽古からおこない初心者用に考案した立廻りをW氏に撮影していただいた。初心者用のため手数は少ないのであるが、私が速く動いて確認したかったので、W氏からは「これはとても初心者用にはなってません!」と言われてしまったが、ゆっくりとおこなえばほとんどの方は出来るものなので、今後はこの立廻りは土曜日の殺陣クラス用としておこなおうと考えている。つまり、日曜日の殺陣クラスでは、これまで通り「万乃型」にて基礎的な構え、振り方などを統合したものを稽古し、次に立廻り抜き出し稽古をおこない最後は立廻りをそのチーム毎に進めて行くといった流れである。土曜日は、基礎的な足運びや構え方、払い方や胴斬り、真っ向斬りなど、基礎をジックリとおこないたい方のためのクラスとし、最後はこの土曜日用に考案した立廻りをおこなうものとする。もちろん段階を踏んでおこなうので、その方に合った内容で進めていく。

 殺陣の研究稽古の後は体術やヨガなどをおこない、最後は乱取り稽古をおこなった。先日の甲野先生のメールマガジンの動画では私が何度も先生に投げられている映像の一部が公開されていたが、私自身その映像を見て自分の姿に驚いた。組み合う前から完全に崩されている自身の状態に、間合いや位置取りなるものによる崩しであったり、手を合わせて感じるものというのが身体の記憶と、あらためて映像を観てからの記憶とに今後の大きな収穫となった。

 そして昨日木曜日の稽古では、後藤氏と俳優のK氏がお休みのためW氏と稽古をおこなった。稽古前に40分ほど杖術や剣術の一人稽古をおこなった。短い時間であったがこれほど集中的におこなったのは久しぶりであった。

 杖術では、何かに憑かれたように考えなくてもさまざまに動き続けることが出来た。間が空いていたからであると思われるが、これほど無の状態で身体の各部がやりたい事をやりながら、それらを楽しむかのように各部がセッションしている感覚であり、本体である私の意識としては、目を瞑ったまま、外から入ってくる風や陽射しの暖かさを感じながら落ち着いた状況でそれを味わっている状態であった。こうした稽古は、心の状態により出来ないこともあるので、飢えていた状態ではこうした稽古が出来るということが昨日あらためて確認できた。

 それと同様の感覚でおこなえたのは、剣術による袈裟斬りである。これは私の稽古でも感覚的に重要なものであり、昔からこだわってきたものである。時間を忘れ、疲労を感じることも無く、ただ黙々と、何かを求めて身体が納得の一振りを繰り返している。

 何かを求めてといっても、闇雲に振るわけではない。時には構えた状態から振ることが出来ない事もある。ただ言える事は、私にとってこの稽古は暫く続けていくうちに他の稽古とは違う種類の集中状態に入ってしまう感じがある。それだけに人前でおこなうのは難しい。

 一人稽古を終え訪れたW氏とともに稽古をおこなった。今日はその集中状態からの稽古指導となったため、いつもとは異なり、杖を使って自由に動く事をおこなっていただいた。これまでは足を止めずに打ち込みと突きは無しでおこなったいただいたが、昨日は止まってもいいし、動きの制限は無くおこなったいただいた。その時私の口から出た言葉は、「人間としての理性を忘れてください。稽古場で稽古をしているという前提を捨ててください。グーグルマップの航空写真で、拡大している地図をドンドン縮小して、建物が国土となるぐらいに引いた状態で、今の自分を忘れて動いてください。外に見える銀杏の木が揺れている状態、風が吹いている状態と同じと思ってください。」と自分でも訳が分からないが躊躇無く出てきた言葉に自分でも驚いた。ただ、この日の稽古は、今までもそうであったが、より私の身体はひとつであるが誰かと共におこなっているように取り組んでいるので、そうした感謝の思いを現実に感じながら取り組まなければならないと思った。

 稽古は道場でおこなうのが当たり前と思われることであるが、昨日のように感じたものは、人工的に作られたものが傍にない自然の環境下で自分の肉体や存在、それらが、そこにある自然にとって不自然とならないために、その周囲に溶け込んでいくような自然さの中で自己を感じ稽古を自由におこなうことが、その後の道場稽古で明らかな変化が見えてくるものと思っている。あまり精神性の追求はしたくないが、稽古というものを考えた時に、感覚と自然というのは密接なものがあると思われるので、いつか、合宿的な、そういった場で稽古をおこない、今までにない実感を得たいと思うのである。

 昨日の稽古では、胴斬りや袈裟斬りをおこない、その動きをW氏に撮影していただいた。胴斬りでは刃筋の確認をおこない、自分が思っていた軌道と映像で確認した軌道から次への稽古で取り組みたい部分が見えた。そして袈裟斬りでは、初めて映像で観たので、私としては自分が思っていた動きと実際に映像で見た動きとの違いに驚いた。これは撮影をして大いに刺激となるものであり、より研究心に意欲が湧いてきた。

 昨日はゆっくりと稽古をおこなったがあっという間に時間が経ってしまった。稽古中に確認のために何度も撮影をしていただいたW氏に感謝したい。

 11月25日(土曜日)15時00分~17時00分 戸越体育館剣道場で「剣術 特別講習会」をおこないます。18時からは戸越公園駅の隣にある清香園で懇親会をおこないます。まだまだお申し込みに余裕がありますのでご連絡お待ちしております。

 続く、12月9日(土曜日)12時00分~14時00分 戸越体育館剣道場で「杖術 特別講習会」をおこないます。同じく懇親会も同会場で予定しておりますので、近日中に告知いたします。

 さらに来年1月8日(月曜日)成人の日に神戸市立王子スポーツセンター 柔道場にて「杖術 特別講習会」を」おこないます。これは私の稽古会でご縁が出来た川原田喬生(カワラダタカオ)氏によって実現した企画です。氏が出会った当初から私を関西にお呼びしたいと仰って下さり、一年経たずして企画実現となることに感謝しております。私も初めてとなる関西での講習会ですので、一体どのような展開になるのだろうか興味深いところです。私も関西には1年8ヶ月間住んだ経験があります。大阪でしたがパワーのある土地に、東京では味わえない一体感を日々どこであっても感じるものでした。おそらくこれからの人生において重要な一日となる事は間違いないでしょう。世話人となって下さる川原田氏のためにも、皆にとって良かったと思える講習にしたいと思います。一泊いたしますので、懇親会でも参加される方とのご縁を深めたいと思っております。このあと12月の特別講習会より先となりますが、先に関西での特別講習会の告知をしたいと思います。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
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2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

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2017-11-10(Fri)
 

不思議さと納得と感謝の心

 台風が続いた後、気持ちのいい秋晴れが続いている。雨が降り嵐が来るから、見事な青い空に輝く月、そうしたものにまるで感情があるかのように優しい気持ちにさせられてしまう。自然が与える人間の心への影響にはいったいどのような意図があるのだろうか…

 今日はまた不思議な体験をした。また、というのはここ最近不思議な現象が続いて起きており、この事に関しては何となく今の生き方をしていれば自然とそのようなことも起きてくるのだと納得している。これまでの現象はここには記さないが、今日は17時30分頃の電車に乗った際に、隣に座ったビジネスマンから私の身体に息苦しさとマイナスな不快感を覚え、「これは一体どうしたことだ!」と驚いたのであった。なぜ驚いたかというと、そのビジネスマンの方は見た目も至って普通であり、私の身体に触れるわけでもなく、体臭がしているわけでもなく、イヤホンで音楽を聴いているわけでもない。だが、どうしようもない不快感に目を瞑って呼吸を整えて見るものの全く消えることは無く、ただ身体が意識とは違うところで反応している事に驚いたのである。しばらくして、その男性が降り、同じくビジネスマンの方が座ったが、さっきまでの不快感がスーッと消え元に戻った、というより心地良さすら感じる程の違いがあった。これがいったいどういう事なのか分からないが、完全に身体の左側が私の意志とは関係なく反応していたので、「あぁ、人はこうした感じ方が先にあって判断していることもあるのか。」と意識的にあるのか無意識にあるのか分からないが、その強さは人によってさまざまであると思われるが、ここ最近私の中でそうした部分が今までと違う事だけは確かなようである。

 少なくとも今までは、そうした部分に置いて敏感な方ではあったが、それは相手の一瞬の表情や反応を感じてのことであった。しかし今日は相手の顔も見ていないし、なんの違和感も目には映らなかったのであるが、私の身体への感じ方には確信的な違和感が消えることが無かった。今日のこの体験は、今後の身体感として私の道行く先々で重要になってくるだろう。

 さて、本日の「高齢者のための剣術教室」では、いつもの杖の体操から始まり、今日は歩幅を大きく取ることを目的に進めていきました。杖の廻し打ちに三歩足運びを付けて、少しずつ歩幅を広くとって頂きました。いつもとは違うこうした新しい試みは皆さんもより楽しんで取り組んでいただけますので、私としましても嬉しい瞬間であります。講習は生もの(ライブ)ですから、予定通りに当て嵌めてはつまらなくなってしまう事があります。その時その瞬間に試みる事が、それまでの経験や、今おこなっている事、影響を受けている事、などそうしたさまざまな事柄が混在しながら頭の中で自然に導かれていくようにおこなっていくものです。これは毎回不思議に思うことですが、咄嗟の出来事に潜在的なる重要なものが含まれているように思われます。

 今日は休憩中にKさんがこのところ私が最後におこなっている鞘付木刀を使っての抜ききらない体捌きの抜刀をおこなったことで、転びやすい自分の左足の癖に気が付かれたようで、足が内側に向いてしまう事で膝が曲がりにくくなり、小さい段差でもつまずく事が多かったそうです。抜刀の体捌きでは、足、膝、腰、肩、そうしたものが連動して普段動かさないところまで、鞘から刀を抜こうとする明確な目的があるため、何度も繰り返しておこなうことになります。特に女性は内股になる方が多いため、こうした足の開きによる股関節や腸骨筋を使う骨盤全体の運動は身体の歪みや、癖を矯正するには効果的であると思われます。何事もバランスが大事ですので、内股で過ごされている方はこうした稽古の場で開いて調整されたほうが宜しいでしょう。

 夜からは住吉でI氏と稽古。今日は貸切り状態で他に誰もいない剣道場を二人で広く使う事が出来た。今日は私が滅多におこなわない剣術による袈裟斬りをおこなった。なぜ滅多に行わないかというと上手く伝えようが無いからである。体術的な感覚で、目に見えないほどの違いが実感として大きく異なるため、その事を説明するために細かい事を言えばチンプンカンプンになるので、大まかな事しか言えないのである。

 だが、今日はI氏ともうすぐ稽古が出来なくなるかもしれないので、なるべく伝えるようにおこなった。当然チンプンカンプンになってしまうが、私とてハッキリ分かっていないので、私自身まだ教えられる段階に無いのかもしれないし、こればっかりは私にとってもっとも重要なものとして捉えているので、シンプルさ故の難しさとでも言うのか、なぜだか武術稽古を始めたころから、誰かの教えや影響とかではなく、袈裟斬りに関しては身体感や感覚的な稽古法としてこだわりの様なものがある。

 最後にI氏にマンツーマンで初めて抜刀術をお伝えした。私も鞘付木刀であったが、細かい歩幅や手首の使い方、軌道など、そうしたものが全て整ったときに、これまでに体感したことのない動きを実感出来る。今回は袈裟斬りも含め、そうしたことに近付くための何かを感じとっていただけたのではないだろうか。

 日々色々な方と出会い、稽古をし、そうした中で次なる展開が開けてくる。どうしてそういう人生になったのか不思議に思うが、今日の不思議な出来事も含め、そのことに感謝し、感謝するということを忘れないように、当たり前のことが出来なくならないように、自分の人生を生きていかなくてはならないと思う。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
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2017年11月 稽古日程

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2017-11-08(Wed)
 

初動が変わり突きが変わる

 本日は高田馬場にて夕方よりI君と稽古をおこなった。先日の三連休で木刀を新しく買い換えられたので、今日は私の余っていた鍔をお渡ししたが、サイズが合わないためI君自らヤスリを掛けて付けることになった。自分で加工した武道具はより愛着が湧くだろう。

 稽古では杖術、剣術、体術、抜刀術をおこなった。体術稽古を取り入れるようになったのは、より感覚的な意識への芽生えが必要に感じているからであり、力の使い方に余計な癖が無いため、この感覚的な部分が養われてくれば、これまでおこなってきたことに活きて来るものと思われる。そうした意味でも体術稽古というのは私自身も感覚の模索に必要なため欠かすことの出来ないものである。

 抜刀術ではひさしぶりにおこなったが、構えから抜刀、納刀から元の位置まで一連の動きを集中して何度もおこなった。気が抜けるところが全く無いので、小学校六年生のI君には難しいものであると思われるが、本人がそれを分かって取り組んでいるのが伝わっているので、私としてもI君のペースを乱さないように細かく言い過ぎないように注意して観ていた。

 金曜日のような混雑だったが、最後まで集中して稽古を終えた。このところお母様が敢えて稽古を見に来ないようにされているが、少しでも成長した姿が見せられるように、次に稽古をおこなうときは進んだ状態で取り組めるように自主稽古など忘れないようにおこなっていただきたい。

 I君と入れ替わりに夜からはT氏が来られ、混雑した武道場であったが集中的に取り組む事ができた。なかでも、杖の下段からの突きに、昨夜自宅で稽古していたときに下側の手の使い方に得るものがあり、今日の稽古で受けてもらったT氏の反射速度に間に合うか検証する事が出来た。

 その結果、以前の突きよりもより起こりが捉えられにくく突く事が出来るようになった。つまり、下側の手、これが初動時に重要であり、そのことは以前から意識していた部分もあったのであるが、やろうとしても今日のようには出来なかった。寝かせておいた間になにか思い込みが失われてきたためか、また身体の筋肉等のつきかたが変わってきたせいなのか分からないが、これまでのような詰まりを感じることなく突く事が出来た。これは大きな収穫であった。

 お辞儀潰しでT氏に大きな進展があった。先週も後藤氏と共にT氏のお辞儀潰しを受けながらかなり苦悩していたようであったが、今回も当初は苦悩しながらの稽古であった。最後の最後で「杖先を見てそこを動かすようにおこなってください。」とお伝えしたところ、これまで首に当てていた接触部からイメージする方向と、杖先そのものが動いていく方向にズレがあったのであろう。途端に私の首に掛かる圧が変わり、何度おこなってもスムーズに崩す事が出来るようになった。それともう一つ面白かった事は、背中と足の関係をお伝えしたところ、腕から伝わる質感がまるで変わった事にこの意識の重要性をあらためて感じる事となった。

 最後は抜刀術をおこなう予定であったが、数本おこなったのちT氏の腕を観て納刀稽古で身体を作る事が先決であると思い、しばらく納刀稽古をおこなった。剣術や抜刀術をおこなうには、身体に強い部分と弱い部分の差が見受けられるので、動きによってはまるで別人になってしまうこともある。ということは身体を故障してしまう状態でもあるため、今後もT氏の身体の状態で補っていかなければならない部分を見極めておこなっていきたい。こうして人の事を書いていると、全て自分に当て嵌まっている事に未熟さを痛感している。だが、だからこそ稽古をして伝えられるように進んでいかなければならないと思えるし、新たな感覚を知った瞬間というのは堪らない喜びと言える。未熟であるということはそうした喜びが沢山あるのだ。人にはバランスがある。自分にとってのバランスを知り、その中で自信を持ち続けて行けるものを選び、時の流れとともに後に残る生き方をしたいものである。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
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金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-07(Tue)
 

ペアの妙

 秋晴れの三連休も終わり、Gold Castle 殺陣&剣術スクールの三日間連続開催も無事に終了いたしました。11日の土曜日が会場の都合で開催できないため、今回初めて祝日の金曜日に振り替えとして開催いたしました。

 全六コマ、殺陣、剣術、杖術をおこないましたが、ダブル受講以上の方がかなり多くいらっしゃいました。全て参加されたSさんの熱意には驚きますし、三日連続で参加されたWさんFさんIさんもかなりの熱量で取り組まれておりました。

 昨日に続いて本日の深川スポーツセンターでの講習では、まず殺陣クラスから改良した「万乃型」と10月は外していた立廻りを集中的におこないました。万乃型では斜めの魅せ方と左手首の意識を新たにお伝えし、全体的には胸の作りと腰の高さが動きの中で忘れてはならないところです。

 立廻りでは2グループに分かれておこないました。進んでいる組では序盤の流れから、絡みA、次に絡みBの中盤までおこない、ここまでかなり時間を掛けておこなってきましたので、今日の様子を見て絡みBの後半と絡みCの中盤まで進めて行きました。進むに従い、周囲の絡み役の細かい芝居が重要になってきます。役者の方にとってはこういう次の動きのための逆算となる布石を置いた芝居作りのアイデアはきっと楽しいものであると思われます。

 この「布石」というのがお芝居には欠かせませんが、特に殺陣というお芝居では動きそのもので見せるため、その間の動きに次の見せ場への布石を置いて置かなくてはなりません。そのための足運びであったり、身体の入れ替えであったり、気持ちと動きを兼ねる事で違和感のない動きで間合いを調整する事が出来ます。この辺りの面白さが分かってきますと、殺陣というものがより面白くなってきますし、上手な人のやろうとしてしていることがよく見えるようになってきます。先月基礎編として構え方、払い方、斬り方、などをおこなってきましたが、芝居で見せる立廻りでの動き方というのは、そのまま当て嵌めるわけには行きません。

 これは一般的なお芝居でも、基礎をそのまま芝居にしてしまうと違和感だらけになりますし、私が経験したボクシングでも、基礎と実戦では異なるものです。ですが、基礎があっての崩し方が出来ますので、初めの内は基礎は身につけておいたほうがいいでしょう。しかし気をつけなくてはならないのは、いつまでも基礎をやっていると本末転倒になってしまいますので、あくまでも基礎は段階によってそれを崩して先に向かうためのものとして身につけたほうがいいと私は思っております。

 この立廻りの手にはまだ先がありますが、一応正面から見てバレないように作っておりますので、まだ先になるかと思いますが、全体的にある程度動けるようになってきましたら、正面から撮影してパスワードで観ることのできるYOUTUBEなどで生徒の皆さんに客観的にチェック出来るようにしたいと考えております。毎月月末におこなう立廻り講習が撮影には宜しいかと思います。

 今回予定に書いていましたがおこなわなかった新しい立廻りは、これから講習をおこなっていくなかで、もう少し優しい立廻りをおこないたいという方もいらっしゃるかと思いますので、そうした方の為に考えている一対三の手があります。ですが、私が考案してますので多少は難しい面もあるかと思いますが、それが逆に目標となり面白さに変わる部分でもあります。ですので、取り残される方の無いように、それぞれが真剣になり楽しめる講習でありたいと考えております。

 次の杖術クラスではダブル受講の方も多く、既に一週目から追加受講の方がいらっしゃり、元々月謝価格を低めに設定しておりますので、受講回数に制限を設けず、その月の月謝内の受講回数を超えた場合は一回毎に1.000円で受講可能となりますので、月の追加受講数が多い方というのは必然的に意欲のある方ですので、やはり短期間でかなり進展されています。生徒が上達するには、やはり継続的に参加出来る環境であることが重要です。日程の都合、金銭的な部分、人間関係、そうした部分を調整するのは私の役目です。逆にいいますと、この三項目の条件が満たされていれば運営というものはさして難しくはないものです。ですが人間というのは、世の中のニュースやら何やらで判るように良く出来ておりません。だからこそ、日々学び続けていくことが求められます。学ぶ気持ちを止めてしまうと人というのは変わってしまうものです。生きている限り学ぶ事が課せられているのなら、好きな事を好きな人たちと学びたいものです。

 杖術では、このところよくおこなっている「旋打」をおこないました。今日初めて取り組んだKさんが「旋打百回」をクリアし、苦労されている方が多い中、吸収の良さに驚かされました。ご婦人Oさんもこの旋打は問題なくおこなっておりますので、受けをおこなっていたYッシーことYさんが驚いていました。受講回数が多いだけでだんだん恥ずかしくなってくるなんてことを仰いますが、まったくそんな事はありません。そのお身体で本当によく頑張っておられます。深川になってアクセスも大変になるかと心苦しく思っておりますが、成果は付いてきておりますのでこれからも無理をなさらずに励んで下さい。

 最後には定番メニューとなった「二十連円打」をおこないました。今日の人数で余裕を持っておこなえたのはやはり品川区総合体育館よりも広いこの会場だからこそであると思いました。そしてこの会場は、外からの自然光もさることながら、床がまだ新しくホームページの写真にも掲載しておりますが(ホームページの写真は夜のため自然光は入っていませんが)、白っぽい輝きがありますので、それが反射して表情が明るく見えるという効果もあります。

 不思議なもので会場が変わると、といいますか特にこの深川スポーツセンターでは、武道場の入り口の引き戸が透明なガラスと木枠のため、普段着姿の皆さんが玄関に入ってくる姿が武道場から見えるため、これまでとは全く違った雰囲気から「お越し頂いた。」と感じる部分が普段着で玄関から入ってくる姿に思うものがあり、私にとっては新鮮に映る好きな光景です。そういう意味では、人がその場(空間)に最初に立ち入る玄関というのは、何かを無意識の内に切り替えるための扉であり下駄箱であり着替えという段取りが心を整えているように思えるのです。

 そうした人をお招きする空間への段取りというのは、茶道など深いものがありますが、やはり気持ちの面で忘れないためにも、空間の役割というものは心の整理に繋がりますので重要であると思いますし、その流れから私が応じる役割が果たして自然なものとなっているのか、これからは考えて行きたいところです。

 話が逸れてしまいましたが、まぁ逸れた時というのは筆熱ならぬう打熱というか、キーボードを打つ手に迷いが無く、心の思うままに手が動いているような、一人脳内口述筆記をやっているような感覚なのかもしれません。と、書いているうちに再び逸れて行ってしまってますが・・・

 今日の二十連円打では、今までにほとんど組んだ事のないペアでやっていただくようにいたしました。これは別段考えていた訳ではなく、時間と集中と今日のメンバーを感じたときに直感的にそうした方が良いと判断したからです。

 特に今日の最後の各ペアは、組み合わせとしては面白くもあり安心できるものであり、それぞれが教え合いその各組の熱が武道場内に新しいざわめきとして響いたときに、残り時間二十分位の中で、終始ニコニコせずにはいられませんでした。最後に各ペア一組ずつ二十連円打をおこなっていただき互いに礼をして終了となりました。

 今日の講習で初めて言葉を交わした方々もいらしたと思いますし、動きを伝え合った中で楽しい部分も沢山あったと思われます。この教室も五年目へと突入しましたが、この教室らしい空間と生徒達、そうしたものを皆と共に大切にしていきたいと思っております。私もまだまだ未熟ですが、日々学ぶ事と反省する事を忘れず、生徒に対する責任を持って私の役目を務めていきたいと思っております。無事に三日間終わる事が出来ました。みなさまありがとうございました!


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-06(Mon)
 

秋晴れの深川スポーツセンター

 本日は深川スポーツセンターにてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。

 さすがに三日間連続開催ということもあり、本日は少な目の参加人数でしたが、殺陣クラス、剣術クラスともに集中的におこなうことが出来ました。

 杖術クラスでは新しい「左右の持ち替え」をおこない、これまでの半回転から1.5回転でおこないました。「旋打」では初めての方々がいましたので一つ一つの動きを細かくお伝えしました。

 明日もこちらの会場で同じ時間に講習をおこなって参ります。しばらくこちらでの開催が増えてきますので、また新しい出会いも増えてくるかと思われます。今年改修工事が終わったばかりの綺麗な会場で外からの自然光も気持ちがいいものです。更衣室も武道場内にありますので、これまでのどの武道場よりも気持ちよく利用できます。連休最後の明日も賑わう講習となるように私も楽しんで望みたいと思います。


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2017-11-04(Sat)
 

初めての三日連続開催

 今週の火曜日から木曜日まで三連休を頂き心身ともに休養を与えることが出来た。しかし右肘の状態は安静にしていても大して変化は無かった。今日の講習で分かったが適度に動かした方が調子が良いようだ。おそらく治るまで数ヶ月間掛かると思うので、それまでジタバタせずにこの状態でやっていくしかない。

 休むと新たな気持ちが芽生えてくるものだ。今までの自分の在り方であったり、今後の在り方など。普段の継続的な活動における進展というのは、何気なく感じている感じられているからこそ、そこに向かって突き進んで行けるのだ。そうした日常の習慣やペースというのは、少しずつ確立されていくものである。休養というのは、そうした日常における何気なさをあらためて見直すことが出来る大事な時間とも言える。この事を踏まえ、また新たな習慣や何気ない日常のルーティンを確立したいと思う。


 さて本日から三日連続開催となるGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、初めての祝日開催ということもあり参加人数は少ないと予想しておりましたが、殺陣クラス、剣術クラスともに丁度良く賑わう人数での講習となりました。

 まず昼におこなった殺陣クラスでは、めずらしく女性がKさん一人、その他の男性陣に動ける方が多く見ていて爽快でした。今日から新しく、これまでおこなってきた講習内容を整理して統合し効率化を図ったメニューとして「前後左右の統一稽古」をおこないました。

 走り方、刀の抜き方、構えた状態からの歩の進め方、三歩拍合の間合いとタイミングの取り方、鍔競り合いと弾かれる体捌き、後退の足運び、それらを全体で合わせておこなうための方法を同列での中心となる人物を決め、視野の中で把握し、中心人物は対になる前方列の中心人物とタイミングを合わせておこなうことが求められます。殺陣の中で重要な事は、周囲を観察する習慣が身に付いているかということが大事であり、周囲が見えていれば全体の構成や自分の役割などが責任という一つの共同作業において稽古の中でどのようにおこなう必要があるのか見えてきます。上手く出来る出来ないということよりも、全体が向上するための意識をもつには、皆で周囲を観ておく必要があります。

 殺陣と剣術の違いを一部分で答えるなら、技の追求と芝居の追求の違いと言えるでしょう。殺陣(芝居)をおこなうには、意思の疎通が重要になってきます。意思の疎通には、価値観や思いやりなどさまざまな条件がその瞬間の出来事に関わってきます。その人の日頃の在り方が試される場とも言えるでしょう。ですから、こうした殺陣稽古では技術的な部分だけでなく、意思の疎通も含めた対人関係の稽古にもなっていますので、仕事でもありませんし、たくさん言葉を発する必要も無い訳ですので、剣を交わして互いの意思を確認し合い、より良い状況になるための前向きな行動が稽古の中で出せるようになると、その人にとってもそうでありますし、その空間にとってもよりよい時間の使い方となるでしょう。

 私がおこなう殺陣の稽古では基本的に体の動きを技術的にお伝えしておりますので、感情や気合いなどは後から付ける様にしております。どうしても初めから気持ちが入りすぎてしまいますと、その状況から抜け出せず視野が狭くなり、自身の動きの点検や相手に対する対応に不備が生じやすくなってしまいます。もちろん安全面に関してもそうです。殺陣では危険度のリスクを回避しなければ見ていて心地良いものが安定的に出来ませんので、この辺はやはり視野を広げることで自身を客観的に観る(感じる)訓練が必要になります。そういう意味では、この教室では期日の制約で何か発表する訳でもなく、それぞれの技量を上げていくことが目的ですので、ジックリと進めて行けるのではないかと思います。

 今日のメンバーでおこなった「掛かり稽古胴斬り」では、ある程度動ける方も多かったため、斬り掛かりながらリアクションをとる芝居を入れながら、集団の中で間合い、タイミング、リアクションなど効率的におこなうことが出来ました。芯は最後にそれぞれに任せて納刀をおこなっていただきました。俳優さんも数名いらっしゃいましたので、いろいろな気持ちの中で刀を鞘に納める事に納刀技術と芝居がマッチしていれば説得力のあるものになりますが、足の動き一つ取っても芝居の邪魔になってきます。今後はこうしたことをドンドン経験していただきたいため、この稽古では最後に納刀をおこなっていただき、そのやり方は敢えて私からは決めません。皆さんの中で工夫し、いいなと思える人の動きを真似したり参考にやってみるといいでしょう。

 紅一点のKさんには別メニューでおこなっていただきました。これまでにほとんど木刀を振った事が無いため、袈裟斬りに対する剣の軌道というものに苦労されていました。そのため、まずは斬り結ぶことからおこない、そこで腕の使い方が力を発揮するポイントを知り、斬るための身体の使い方に近付く事が出来ました。この斬り結ぶ稽古というのは初心者の方にとっては重要であり、どの位置に向かってどういう力の伝え方をするかということを身体が自然と導いてくれ易くなります。昼間の部が終わって約30分間、居残り稽古をされていました。私も貸し出し用の木刀にヤスリを掛けながら様子を見ておりました。自分の中で少しでも前に進めるものがあれば来て良かったと思えますし、私もそのように思って頂きたいのでなるべく質問や自主稽古を見て悩んでいる方にはお伝えしております。

 そして夕方からの剣術クラスでは、いつもの土曜日メンバーが参加され、曜日を間違えてしまいそうな顔ぶれに金曜日開催の不安が一掃されました。
 
 本日はフカフカのお姉さんと私が呼んでいるFさんが百回生となられました。スタイリストさんも顔負けの抜群のセンスにはいつも唸ってしまいます。Gold Castle ならではの生徒さんでありますし、そうした中で抜刀術のセンスを感じることが出来ました。適度な負荷と体幹部を働かせる剣や杖の稽古というものが若返りの細胞でもあるミトコンドリアの発生を促していると、詳細を文面で送っていただいて事もあり、以前このブログでその記事を紹介させて頂いた事もありました。

 そうした一般的な剣術団体や殺陣団体には無縁のような方がこの教室には多くいらっしゃいます。そうした方々とここで出会い、稽古を続けていく中で、思わぬ自らの動きに驚き、興味を持ち、さらなる進展を求め、それが結果的に心身ともに効果を出せている方も少なくないと思われます。今回百回生となられたFさんはそのお一人であると私は思っております。これからも怪我には気をつけて、私の発言には目を瞑っていただき(笑)さらなる成果が伺える事を楽しみにしております。

 講習では、寸止めのための発力と手の内の締め具合を稽古いたしました。上体は下に、下体は上へと、身体の中心部に纏まるように剣を振ることで身体も養われていきます。

 次にひさしぶりに「鹿威し」(ししおどし)をおこないました。今回はその場でおこなうものと、三歩進んでおこなうものと、私も初めておこなった抜刀して振り向いておこなうものを稽古いたしました。この稽古では相手の木刀に誘われない事が大事であり、刃筋を真っ直ぐ通すための感覚を育てるには有効な稽古法の一つと言えるでしょう。何人か受けの方の木刀が、ド真芯で当たった為に床に落ちていましたが、その威力には驚かれたことと思います。

 最後は集中的に納刀を稽古いたしました。体捌きの納刀法を四種類おこない、最後に風葉納刀、峰返し納刀をおこないました。最後におこなった納刀は、普段この教室ではおこなわないものですので難しかったと思いますが、今日の講習でもお伝えしたように、身体全身の感覚、状態を把握するように集中し、その結果切っ先がスッと鯉口に滑り込むことが出来るかということを稽古の目的とし、目的は滞りの無い速やかな納刀ですが、その目的は結果に委ね、取り掛かるべきは、身体の感覚や状態の把握であり、そうした細やかな意識の差が結果にどう影響するのかを検証する稽古とも言えるでしょう。心身の精妙な部分を養うものでありますので、私はこの納刀稽古というのは今でもよりその先の感覚、実感を得られるように意識しておこなっております。

 講習後には、イラストレーターのYさんからのご質問にお答えし、私としても得るものがありました。やはり日々意識しているものというのはイザと言うときに役に立つものです。今夜も間もなく3時となってしまいますが、やはりこれが私の一日の最後のルーティンとしては必要なものであると実感しております。まだまだ時間の使い方が下手ですが、少しずつ生きている楽しさと苦悩をあじわいながら、今の世を生きるものとして廃れてしまったもの、廃れつつあるものを感じながらも、新たな可能性や人間としての葛藤、便利過ぎる世の中の代償として芸術や感動、ときめき、そうしたものにこれから多く多くツケを払って行かなくてはならない気がいたします(もうとっくに払い続けているのかもしれませんが・・・)。これからの時代、かなりのことが個人で出来るようになってきますので、ますます個が主体となる社会になっていくように思われます。そうした個が主体となってビジネスであったり社会活動をしていく形態が増えてくる中で、コミュニティであったり、やはり人と人が安心して未来を幸せに生きていけるためのなんらかの協力が求められます。そこには人柄であったり信頼であったり魅力であったり、今の時代にどう対応して便利さに飲み込まれずに生きていけるか、その代償を既に払わされて生きている事を私たちは気づいていないといけないのかもしれません。

 3時を過ぎてしまいましたが、明日は深川スポーツセンターで13時20分~14時50分(殺陣クラス)15時10分~16時40分(杖術クラス)の講習をおこないます。明日も秋晴れになりそうです。自然光が入る綺麗な会場で良い時間を過ごせるようにしたいと思います。明日も・・・もう本日ですね、みなさまお待ちしております。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-04(Sat)
 

2017年12月 武術稽古日程

『 金山剣術稽古会 』 に関する見学、または参加希望の方はこちらの
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。
(詳細につきましてはこちらをご参照下さい。)



                            

12月1日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



12月2日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           12時30分~14時00分
           文京総合体育館 剣道場  
           15時30分~17時00分
           文京総合体育館 剣道場


                
12月3日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           13時20分~14時50分
           深川スポーツセンター 柔道場
           15時10分~16時40分
           深川スポーツセンター 柔道場



12月4日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



12月5日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



12月7日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



12月8日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



12月9日(土曜日)『 杖術 特別講習会 』
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 剣道場

           15時00分~懇親会(予定)



12月10日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            13時20分~14時50分
            深川スポーツセンター 柔道場  
            15時10分~16時40分
            深川スポーツセンター 柔道場  
 


12月11日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~21時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場

              

12月12日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分

           『 金山剣術稽古会 』
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



12月13日(水曜日)『 金山剣術稽古会 』
            12時00分~14時00分
            戸越体育館 柔道場



12月14日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



12月15日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~19時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



12月16日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            13時20分~14時50分
             深川スポーツセンター 剣道場  
            15時10分~16時40分
            深川スポーツセンター 剣道場  



12月17日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            12時00分~14時00分
            戸越体育館 剣道場  
            18時30分~20時30分
            戸越体育館 剣道場



12月18日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~21時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



12月19日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分
           
           『 金山剣術稽古会 』
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



12月21日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



12月22日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~19時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場

 
          
12月23日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            13時20分~14時50分
             深川スポーツセンター 剣道場  
            15時10分~16時40分
            深川スポーツセンター 剣道場  



12月24日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            13時20分~14時50分
            深川スポーツセンター 剣道場
            15時10分~16時40分
             深川スポーツセンター 剣道場
 


12月26日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分

           『 金山剣術稽古会 』
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



12月27日(水曜日)『 金山剣術稽古会 』
            15時00分~17時00分
            戸越体育館 柔道場



12月28日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場






【新宿スポーツセンターでの稽古時間】
(月曜日)17時00分~21時00分
※毎月第四月曜日はお休みとなります。
(木曜日)14時00分~16時00分 
(金曜日)17時00分~19時00分

【江東区スポーツ会館での稽古時間】
(火曜日)19時00分~21時00分

【品川区戸越体育館での稽古時間】
(隔週水曜日)12時00分~14時00分

完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
初めての方はこちら「金山剣術稽古会について」をご参照の上
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてご不明な点がありましたら、ご連絡下さい。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。

2017-11-02(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

――――――――――――――
    
ご質問や、稽古希望の方はこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

その他ジャンルを問わずお仕事のご依頼や『 剣技指導 』などのご依頼も受付けておりますのでこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

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