人見知りはある時に大化けする

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、前回に続き回転クロールを取り入れ、全身運動とバランスをテーマに新しい体操としておこなっています。同時に扇足が自然に出来るようになることで、「下がり二十連円打」の十一番、十四番、十五番、十八番、十九番、二十番がおこないやすくなると思われます。

 後半は新しくというか久しぶりに剣を使っての左右の移動をおこないました。新しい動きはさまざまに刺激となりますので取り入れるようにしております。講習後は久しぶりに皆さんと食事をいただいて帰宅いたしました。


 夜からは住吉でI氏と稽古。まず始めに、私の脚部の調子が上がってきたので、蟹、雀、蛙フルコース、飛石、飛石跳び蛙など三十分位おこなった。蛙では、横蛙や前後蛙などで、着地の際のヨレが出ないように丁寧におこなうとより体幹部の強化には効果的である。
 
 今日は杖をおこなわず全般剣術をおこなった。ここではキャスターの付いた鏡が沢山あるので、移動させながら細かく指導することが出来た。

 稽古空間というのは技術的なこと以外における物事の考え方など直接的に何かを発することは逆に伝わりづらく、稽古をしているその思いから自然と伝わるものが「伝えたいもの」として届いていくように思う。そしてこの稽古会ではそうした方々と共に稽古をおこなうようにしている。

 帰りに「人見知り」についての話題になったが、私の子供の頃は親から人見知りと言われていた記憶があり、私自身としても今でも素の状態であれば人見知りであると思う。理由は良く分からないが、子供ながらに敏感に感じ取っていたものがあり、言葉よりも本音の部分を感じとっていたので、あまり人と話をしたくは無かったのではないかと思っている。そうした自分を打破するために学生時代は人を笑わせることを常に考えていたように思う。だがそうした環境が無くなってしまえばまた本来の人見知りが姿を現してくる。そうした敏感な察知は素の部分では大変疲弊するが、仕事であったり、表現であったり、人前で何かを伝える際には、まるでひとが変わったかのように大胆なものにもなる。

 これまでずっと人見知りは損だと思ってきたが、そうしたことが解り始め人見知りに対する考え方が変わった。これは昔から思っていたことであるが、自分自身が人見知りなため、親しくなるひとや話しやすいひとというのは人見知りのひとの場合が多い。

 もちろん人見知りにもいろいろなタイプがあると思うので一概には言えないが、敏感過ぎるがゆえのタイプは、何か役目を与えた際に、これまでの素の自分を抑えてきたエネルギーが凄まじい勢いで発揮されるものと思うのである。

 Gold Castle のホームページに「人と話すのが苦手な方」でも歓迎しているのはそうした理由からである。逆にひねくれタイプや出しゃばりのひとは私の場合顔には出さないが、良い印象とはならないだろう。親しい間柄であっても、時と場合を読んで言葉を選びまたは言葉にしないことがこれまで積み上げてきたものを失わないためには重要である。あくまでこれは私の個人的見解であるが……


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2017年8月 稽古日程

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2017-08-30(Wed)
 

私の好きな画

 本日第四月曜日は、ひさしぶりに道場稽古の無い一日となった。連日稽古や講習会をおこなっているが、月曜日、火曜日、土曜日、日曜日はほぼ一日二回ずつおこなっているのでそれなりに疲労は溜まってくる。

 そのため道場稽古の無い日は、脳内を休ませるか普段と違う時間を使ってリフレッシュさせることを心掛けるようにしている。

 ここ数日作務衣の上着だけを脱いで外出したがやはりTシャツ姿は落ち着かない。替えてみて気がつくものだ。

 今夜はフト「ひとの強さは、強くしてくれる相手あってのもの」ということに感じ入るものがあり、そういう方々と出会えることは何処かに共通した想いの様なものが引き寄せ合っているからなのかもしれない。走っていても速度が違えば、目に留まる物がそれぞれ違って見えるし到達時間も違ってくる。速度が上がるほど、その先の先まで予測しておかなければ突っ走っていけない。

 「時代に合わせた生き方」とは一体どういう生き方なのだろうか……?

 「時代を予測した生き方」では……?

 廃れるものと廃れないものを見極め、人任せにしない生き方で人のせいにしない生き方を送りたいものである。

 ・・・・・・

 独りの時間というのは私を変えてくれた。

 独りの時間で得たものが今に繋がり、ひとと出会い続けられることになっている。

 つまり、一人稽古は「多くの方と出会うための稽古」ということになっている。

 だから私は、一人稽古が好きなのである。


 Gold Castle 殺陣&剣術スクールも今年の10月20日で丸四年となります。三年経った昨年の10月20日にホームページのトップ写真を今の猫の画に変更しました。お陰様でその月からアクセス数が二倍になり、数ヶ月前からは三倍となり今に続いています。

 これまであまり猫の画の経緯について説明していませんでしたが、2015年の暮れ頃に鎌倉でフラッと立ち寄ったお店にあった招き猫を見て、「ウチの教室の雰囲気を示すにはピッタリだ!」と思い、生徒のみなさんへの感謝の思いもあって、教室に一匹マスコット的な存在として癒しになればと思い、受付のテーブルからみなさんが訪れる入り口に向けて置くようにいたしました。

 別に私が猫好きという訳ではなかったのですが、不思議と猫に縁を感じ始め、なんだか猫に助けられているような錯覚すら覚える事もありました。そして昨年の10月20日の開講記念日に、ホームページのトップ写真を変更するのと、頭文字が小文字であった「gold castle」を今の「Gold Castle」へと変更いたしました。

 そこで、次の写真をどうするか考えましたがイマイチしっくりこない… そんなとき、生徒の中に時代小説などの挿絵を手掛けている山本祥子さんを知ることになり、山本さんのホームページから色々な作品を拝見し「すばらしい!」と感激し、お願いした次第であります。

 イラストレーター山本祥子さんのサイトです
 http://www.sachi-coll.net/


 山本さんの画は、線がとても優しくて温かい感じがいたします。そしてそれぞれのキャラクターがちゃんと生きているんですよね。とくに動きのある画には視点と生きた世界観に驚かされます。私が言うまでもなく本当に素晴らしい才能の持ち主であると思います。

 どういう画にするかという打ち合わせを、品川区総合体育館での講習後一階ロビーの椅子に座っておこないました。初めは「青い稽古着を来た人間の傍に猫を一匹入れてください。」というふうにお願いしたところ、山本さんのほうから、「それだと小さくなって分かり辛くなりますから猫に道衣を着せてみたらどうですか?」という提案をいただき、猫が着物を着ている画など幾つか見せていただき、「うん。これでいきましょう!」と即決で決まったのです。

 当初一枚でお願いしていたものが、なんと六枚も描いて下さり、さらには今年の私の誕生日にOさんと計画して、杖の三毛猫バージョンを一枚プレゼントしていただきました。毎月ホームページ下の画を替えていましたが、このバージョンを気に入ってしまい、今は横のスペースに時々小さく猫を入れ替えたりしています。

 そうしたこともあり、ホームページのトップ写真をこの教室に相応しい温かみのある画に差し替えることが出来ました。今回山本さんに了承を得てお名前の掲載とリンクをさせていただきました。あらためてお礼を申し上げます。


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
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2017年8月 稽古日程

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2017-08-29(Tue)
 

「間合い」を見方につけるための稽古法

 八月最後のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習は午前の部を戸越体育館、夜間の部を品川区総合体育館でおこないました。

 久しぶりに涼しい朝の空気を浴びながら会場へと向かいました。日曜日の午前の部は9時10分から講習をおこないますので、8時45分に会場の入り口ドアが開くため、受付や貸し出し武道具などの設営準備をおこなうとなりますと、着替えている時間がありませんので、自宅から着替えていかなければなりません。ですが、袴姿で歩くのは気持ちのいいものです。私の手に負えるものであれば全て自分でおこなうと決めておりますので、大変な部分もありますがこれでいいと思っております。

 講習後の掃除や片付けは皆にとりましても武道場を後にする心の在り方を育むものですので、「綺麗な去り方」というものを学ぶには宜しいかと思われます。

 講習では、午前の部の方が混みましたが、殺陣クラスでは二グループに分かれて集中的におこないました。今日はそれぞれに動きの中で感じるものがあったかと思います。自身で成長を感じた方もいれば、どうして身体が言う事をきいてくれないのか悔しい思いをされた方もいらっしゃるでしょう。身体が自在に動けるようになれば、動きの修正能力が格段に向上いたしますので、役者さんであれば、現場での動きの入れ方や、最適な間合いで動けるための距離感や、タイミング、そうしたものが手を合わせながら直ぐに修正出来ることが求められるでしょう。私もこの「間合い」(間を合わせるということ)の重要性を言葉にして来ましたが、間合いというのは単純な距離感のことだけではなく、動き出しのタイミングや、歩数、歩幅、スピードなどが関わってきます。

 そこで私なりの研究から「三歩の間合いが重要である」ということが解ってきました。

 それは、突きも含め右足で刀を振りおろす場合が多く、斬り結びでも互いに右足前が作りやすいため、その互いの最適な間合いの位置から逆算していくことで三歩前の間合いが重要ということになります。

 そしてその三歩は、「三拍」ということにもなりますので、絡み役のみならず、芯にとりましても、どこで一拍目が入るかで互いの動きの合致が見えてきます。つまり殺陣をスムーズにおこなうには如何に、前段階から自分と周囲との動きを把握することが出来るかであり、逆を言えば把握していなければ「ヤマ勘」でおこなっているということになりますので、芝居を演じる余裕が無くなって来ます。

 構え方や剣の振り方というものは一人稽古で確認できますが、こうした間合いの稽古は相手が付いて初めておこなえるものですので、折角相手が付いたのですから、相手を観て間合いを考えておこなうことがこれからは皆さんに意識していただきたいところです。間合いの意識とは、「最初の位置」「動き出しのタイミング」「相手との位置」それらを計算しながらおこなうことです。すべての動きには計算が入っておりますので、その計算を皆で共有しておこなえるようになれば、立廻りというものがこれまで以上に面白いものと感じられるでしょう。

 そのため九月からおこなう殺陣クラスの講習では間合いを身につけるための内容を取り入れ「三歩拍合」(さんぽはくあい)を稽古して行きます。

 この基礎となる三歩の間合いと三拍のリズムが身に付けば応用が利いてきますので、まずはベーシックなところから感覚的に身につけていただきたいと考えております。
 
 すっかり殺陣クラスの記事に熱が入ってしまいましたが、杖術クラスでは、「掴まれた場合の対応」をおこないました。私も久しぶりにおこないましたが、こうした稽古は感覚が向上いたしますとより技が利いてくるということが解りました。それは、相手の状態の把握であったり、相手と杖の接触から伝わる情報を経験からどのようにコントロールしていくかが、自ずと解るようになってきます。

 夜間の部では品川区総合体育館でスペースに余裕がありましたので、殺陣クラス杖術クラスともに集中的にそれぞれを観る事が出来ました。となりの剣道場では気になるようなダンスをおこなっておりましたが、皆さんが柔道場に入ってきて開口一番同じ事を仰っていたのがとても可笑しかったです。

 さて、次回のGold Castleは九月になります。八月はお盆時期ということもあり、お休みされていた方やあまり参加できなかった方も多くいらっしゃいました。同時に体験参加の方も多くいらっしゃり、生徒になられた方や間もなく生徒になられる方も増えてきております。このところは生徒さんのご紹介で参加される方も多くなってきました。私といたしましては、講師としての経験値を上げていく中で、より効果的で有効な内容をお伝えしていけるように日々稽古に取り組んでおります。純粋に私自身も講師としてだけでなく、技術者として殺陣も剣術もレベルアップしていけるための内容をおこないたいですし、生徒の皆様にも上手になっていただきたい気持ちひとつです。上手になるということは、そこに心の在り方も関連してきますし、感覚に目を向けられる日常の過ごし方が送られているかということも、健全で健康であるということに関係してきます。

 やりたいことをやっているなら全力でやらなければなりませんし、それが本当なら全力でやってしまうものです。バランスを忘れずに、これからも前へ前へと進んで行き(生き)たいと思います。


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2017-08-28(Mon)
 

12時間後はどういう景色なのだろうか

 本日土曜日のGold Castleは、戸越体育館で昼から殺陣クラス、品川区総合体育館で夜から杖術クラスをおこないました。

 殺陣クラスでは、京都太秦映画村で殺陣を経験されたことのある俳優のIさんが体験参加に来られ、時代劇専門の俳優さんでは無いのであるが、やはり形が様になっており基礎的な部分を学びたいということですので、身体の使い方から殺陣への動きというものを構築している当スクールでは剣術や杖術に抜刀術など総合的におこなっていくことで、「動き方」というものが感じられるようになってくるものと思われます。講習後、こちらで学びたいと仰っていただいた事は私にとってもありがたいことです。

 今日は昼間の部、夜間の部ともに女性の割合が多く大変賑やかになりました。夜間の部ではIさんが二百回生となりました。男性メンバーでは俳優さんが増えてきており、女優さんも含め意識の高い方が真剣に取り組まれております。また俳優の方に限らず会社勤めをされている方も自主練習など熱心に取り組まれている方々もいますので、そうした方々がこの教室の特色を代表しているのかもしれません。つまりは、肩書きや段位や立場が良くなる為の人間関係の構築よりも動きそのものを追求したいという、そこに面白さを見出すことが出来ることだと思われます。

 殺陣も剣術も俳優も東京で活動していれば色々な情報が入ってきます。そこに集中しているということはあらゆるところに繋がってきます。そうしたことが解って活動していくことは当然ですし、これからは誰もが口コミ出来る時代のなかで、上辺やごまかしは通用しないでしょう。だからこそ、学びながら堂々と前を向いて進むことが大事であると思いますしそういう人を応援したいものです。

 明日は、9時10分から戸越体育館剣道場で講習をおこないます。今から八時間後ですね…

 明日の殺陣クラスは「月末恒例立廻り講習」です。体験参加の方がいない講習ですので、集中的に進める事が出来ればと思います。夜間の部が品川区総合体育館ですので、スペース的にはこちらをお勧めいたします。

 それでは明日も皆様お待ちしております!


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2017-08-27(Sun)
 

暑さ格別 今夜の馬場

 今夜もPONPONPONと記事を書こう。

 昼は表参道に髪を切りに行ってきた。産休で十ヶ月程お休みされていたSさんが復帰され久しぶりに会話も弾みながら懐かしい感覚でサッパリとしていただいた。子育てとスタイリストの兼務は大変だと思われるが、世の中の仕事と子育てを両立されている女性の凄さというものをしみじみと考えさせられた。もちろん旦那様の協力あってのことだと思うが。

 夜からは高田馬場で後藤健太氏とT氏との稽古。その前に一時間程抜刀術の一人稽古をおこなった。やはりこの一人稽古は重要な時間である。

 通常金曜日は18時30分頃から混み出すのであるが、今日は17時30分からすでに満員状態であった。狭い中で今日は木刀を窓際に括り付け、それを相手の腕に見立ててさまざまに抜刀術の稽古が出来た。「稲妻抜き」「飛燕」「逆手前方抜き」「津波返し」「隼抜き」などである。とくに「津波返し」と「隼抜き」では、相手の懐に沈みこんでいくため、こうした対象物を置くことで間合いを変えながらさまざまに確認が出来た。

 間合いといえば、今日の稽古で後藤氏から津波返しについて発剣時の軌道が相手の足に当たってしまうのでは?という質問から、これまでおこなっていた間合いでは問題ないが、詰まった場合には斜めに抜く必要があることが分かったのと同時にこの方が頭上に刀を上げるまでの動きが小さくなり速くなる。間合いにより、柄の角度を変えながら対応できるものである。だがこの抜刀術はどちらかといえば捨て身の技に近いため出来ることなら別の技で対応したいものであるが、その時その瞬間に身体が選ぶものの一つとして、身につけておいたほうがいいとは思う。

 杖術では「四天誕杖」の最後の「車打ち」を変更した。これは相手の籠手を下から打つものであるが、以前から感じていた攻め手側の手に負担が掛かることと威力の物足りなさから、一つ前の本構えからの水月突きから左右の持ち替えをおこない、順手となった前側の手で持ってこれまで頭の上で両手を持ってくるものとしていたが、この持ち手に変えたことで、両手は視野に収まる位置、高さは頭のやや上となる。軌道が変わったことで名称が「車打ち」改めそのまま「籠手打ち」に変更することにした。

 今日は夜でも無風のため武道場内は危険な温室となっていたが、一人稽古も含め前に進める稽古となった。新宿スポーツセンター伝統の(?)寒稽古ならぬ暑稽古も良い思い出として長く記憶に残るだろう。


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2017-08-26(Sat)
 

出会いというのも自然の一部である

 さあ、今夜も稽古記事を書こう。

 ひとのチカラというのは何よりのエネルギーとなる。どういう人に影響を受け、誰を好きになり、憧れから己の成長のためにおこなう日々の意識と行動の積み重ねがいつしか自分を変えていける道に繋がっているのだろう。

 ときに、自分に自信が無くなったり、周囲と比べてしまうこともあるかもしれないが、誰もが常に順調なわけが無い。憧れている人達も、きっと同じように苦悩しているハズ……

 きっと数年後、数十年後には今の時間は掛け替えの無いものとして記憶されるだろう。今は、そういう日々を私なりに生きている。

 月にも満月から新月までのサイクルがあるように、人の身体や心理面、行動パターン、体調など一定のサイクルがある。

 だから、考え方の変化や体からの訴えに対し、それはそういうサイクルに従っているということになる。そういう意味では、人との出会いというのは、農作物が雨や太陽の光を必要としているのと同じように、人間同士が互いに必要となることは「自然」の中の出来事として等しく意味のあるものであろう。

 私が高田馬場での稽古でご挨拶をさせていただく他団体の師範の先生方に共通していることは、その稽古風景から愛情を感じさせられる御指導をされていることに、自分のための指導法ではなく、相手のためにおこなっている指導法なのである。当たり前のように思うが、意外に少ないものなのである。

 それにしても、色々なことを体験しても人間というのはそのサイクルによってリセットされてしまうような気がする。だから、甘んじることなど出来ないし、学びを求めて生きていかなくては自然に反することになるのだろう。

 今日も午後から暑い高田馬場で稽古をおこなった。W氏とG氏とともに、杖術と抜刀術をおこなう。

 杖術では「合心之型」をおこない、下がりながらの上下の杖合わせから右斜め前へ移動しての籠手打ちで、左膝の角度と踵の微妙な操作が後退から前進へと滑り易い床での移動法に有効であった。

 また水月への突きを払われた直後の巻き落としでは、右足の入り方に重心が乗せられていることと、左手首の巻き込みと、右手手之内から放り出すように上方へ飛ばす操作から転瞬、左手首を反しその動きに合わせ腕が上がることで相手の杖を強く落とすことが出来る。その時の左足の操作で舵を切りながら正確に捉える角度を作っている。右足は間合い、左足は的確に捉えるための操作、左手首は巻き落としそのものの威力を出すためのものであり、右手は深く引っ掛けられるための操作をしている。
 巻き落とし一つとっても、身体各部がさまざまに違うことをおこなっている。

 抜刀術では「懐月」の突き方を変更した。これは先日月曜日のT氏との稽古前に検証稽古で得た身体感覚から採用としたものである。納刀に関しては今日の稽古前におこなった一人稽古で若干手直しした。

 それにしても今日の稽古はあっという間に時が流れた。杖では「繋之型」をおこなったが、これは元々三年位前にここ高田馬場で殺陣と居合いをされていた俳優のA氏と稽古をしていた時期に、A氏の動き終わりに力む癖があったため、これをなんとか取り除く方法は無いものかと考え、その時に生まれたものである。動き終わりに力むことが出来ないような、動きの繋ぎ方を主として、一定の速度で止まることなく動き続けるというものである。当時は熱心に参加されいつも手帳を片手に、私への質問を考えて来られ、私も一緒になって考えることが私にとっても学びとなったものである。舞台活動を中心に全国を回っていらっしゃるので、いつかまたお会いする時を楽しみにしている。

 今夜は自然のサイクルのせいなのか身体がまだ動きたがっているのでこれから部屋の中でいろいろやってみようと思う。


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2017-08-25(Fri)
 

笑いを生み出すふり幅を

 本日も慌しく駆け巡った一日であった。

 戸越体育館でW氏と稽古。(昨日の稽古記事はイニシャルを間違えておりましたので訂正いたしました。失礼いたしました。)

 歩数とリズムを身体に馴染ませることが大事であると分かった、もっとも殺陣の動きであるが… 9月のGold Castleでははそのあたりを中心的におこなっていく予定。これが掴めるとかなり動きやすくなるだろう。

 体術ではなかなか前に進まないが、受けとしての耐久性を上げる身体の使い方に一つ得るものがあった。

 座り技では、膝に浮きを掛けて前に倒れる力を利用したが、ある程度の効果はあっても「こんなのじゃない。」という思いから興味が薄れてしまう。

 杖では「掴まれた場合の対応」を幾つかおこなったが、特に新しいものも無く、色々試したがこれまでおこなったものを今度の日曜日の杖の講習でおこなう予定。(そう言えばお辞儀潰しをやっていなかった…)

 今日も得るものは幾つかあった。引き出しの中へしまっておこう。

 稽古後は新宿のタワーレコードに行ったり、都営新宿線の新宿駅から山手線に乗り込むまで、四分で駆け込んだ。これほど駅構内を激走したのは人生初である。(何かに逃げていたわけではありません(笑)。)

 いろいろあるが、人生を楽しむことが出来ているのはありがたいことである。


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2017-08-24(Thu)
 

稽古帰りに見えるスカイツリー

 暑さの戻ってきた本日は10時から「高齢者のための剣術教室」の講習に行ってきました。杖の二十連円打も進んできましたので、今後はあまり手順を考えくても出来る内容のものを取り入れたいと思います。剣では、先日Gold Castleでおこなった「誘対稽古」を軽くおこないました。これは集中して反応しなければなりませんので、体力を使わせられる稽古と言えます。

 回転クロールでは、バランスをとりながら全身運動となりますので、多少手順を覚えるまで時間が掛かりますが運動不足の方には頭で考えながらの運動としてはお勧めです。


 講習後は、帰宅して再配達連絡し、発注していた武道具などが届いた。

 そして夜からは住吉でI氏と稽古をおこなった。今日は親子で剣道を稽古していたお父さんと二人のお子さんが何とも微笑ましく、ゴムチューブを使ったなかなか面白い稽古をおこなっていた。お子さんの背中に長めのゴムチューブを通しそれをお父さんが両手で脇の辺りに持ち、さまざまに動くことで、子供は前方へと引っ張られそれに合わせて打ち込みをおこなうというもの。半ば強制的に走り込んで打つことになるが、休むことが出来ずにゴムで引っ張られるので、小さなお子さんにはなかなか大変そうである。

 I氏との稽古では、足運びを中心におこなった。身体の姿勢の元凶には肩甲骨の可動域が関係していると思われるので、それに繋がる胸椎、腰椎、股関節などの位置関係が決まってくるように思う。デスクワークの多い方は、背中が固まり肩甲骨の可動域が制限されてしまい、骨盤角度を最適な位置へ動かせないため、どうしても出来ない形というものが増えてしまう。体操などもいいが、杖を使っての稽古は、さまざまに柔らかく身体を使い肩甲骨を沢山動かすため、次第に可動域が広がり腰も決まってくるようになる。

 姿勢に動作を当て嵌めるというよりは、動作に姿勢を当て嵌めた方が細かい部分に気付きやすくなってくる。重心位置や身体の軸、そうしたものを動きの中で如何に把握していき、より良い動き、より良い姿勢へと気がついていけるか。今出来る動きと、今出来ない動きを見極め、身体を変えつつ出来なかったことが出来るようになるための稽古をおこなっていくことが大事である。継続するには楽しむことであり、集中して取り組むには興味をもつことである。楽しむというのは、意欲的に稽古を続けた結果の進展を求めるためのものであり、楽しむための楽しみでは次第に楽しめなくなってしまう。人は、前に進むことや新しいものに興味をもつものなので、心豊かに前に進むための稽古法というのは今後も意識しておきたいものである。


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2017-08-23(Wed)
 

一喜一憂の間合い

 気持ちのよい月曜日の今日は、夜から高田馬場でT氏と稽古をおこなった。自宅から駅に向かう道中、フト「人間というのは自分の身の回りの出来事に対して一喜一憂しているが、よく身の回り以外のことを気にせず一喜一憂できるものだ……」とさまざまな事が今その瞬間にも起こっていて、それに関わっているかそうでないかで自身における心の状態はまるで変わってくる。つまりは、どこかで自分自身に影響のあること以外は気にならないようになっているのであろうか……いや、災害のボランティアなど、人の心はいざというときは関わりが無くとも行動を持って示している。身の回りのご縁が繋がっている方とはこの広い世界でおこっているさまざまな出来事の内の一つとして大切に守っていきたいものである。同時に、身の回りでなくとも、遠くに目を向けた事で感じる部分は養っていかなければならないとも思う。個々の世界は人それぞれであるが、やはり一番は、ご縁のある大事な人達を大切に素晴らしい時間を少しでも長く継続できることを願いたい。今日はどういうわけだかそんな事が頭をよぎった。

 
 本日の稽古では、抜刀術の「懐月」に少し変更点が加わった。といっても瞬間的な動きに関する部分は全く影響していないので、二之太刀というか突きに関する部分での変更ということに留まった。頭の中では刃の向きが上下逆になったり、峰に手を添えたりと実際におこなってみたところ、意外にスムーズに出来たものの、刀の刃の上下が入れ替わっただけで重心位置が変わりやりにくくなったことと、同時に右肩が詰まるということに気がついた。見た目的にも刃が下であるほうが形として説得力を感じる。T氏が来たところで、打太刀をお願いし、間合いの確認と新しい突きによる動きを確かめた。あらためて、新しくしようとした懐月であったが、これまでの身体の使い方、刀の向きなど、やはり変更には至らぬ形であることが再確認できた。その後の突きは、相手との間合いの問題から離れる訳には行かないので変更せざるを得なかった。合わせて納刀もこれまでの逆手納刀から縦納刀に変更した。この「懐月」は9/23(土曜日)におこなう「抜刀術 特別講習会」でおこなう予定である。

 T氏との稽古で呼吸の意識が話題になったが、呼吸を意識しすぎてしまえば、かえって不自然になりやすいので、呼吸を忘れても落ち着いていられる状態でなければならないと言ったような気がする。もちろん、落ち着かせるために呼吸法を取り入れておこなうヨガでは呼吸を大事に集中しておこなっているものであるが、共通していえることはリラックスした状態であること、力みが無くなり横隔膜が下がり、呼吸が自然と深くなり、結果として息切れしにくい状態となっている。

 現代人はなかなかリラックスした状態が作り出せないため、さまざまな不調が身体に表れやすいのではないかと思うのである。交感神経と副交感神経の働きであるが、ヨガの良いところは、呼吸や瞑想などで副交感神経の働きを活かし、身体の不調を自らの自律神経のコントロールにより整えているのである。仮にヨガでなくとも、そうした副交感神経の働きが生まれるものをおこなうことで、日常のストレスによる体の変調が整っていくものと思う。稽古では大きな気合を発することもあるが、心身の状態としてはリラックスした状態でおこなったほうが「発展的な気づき」が得られやすいように思う。まあ、武術稽古で副交感神経は働きにくいと思うが、リラックスしておくことは呼吸の乱れも明らかに違うし、技の精度にも関係してくるだろう。

 杖では久しぶりに指先で弾く持ち替え方をおこなった。これはほとんど伝えていないやり方であったが、今日は身体に負担の少ない内容でおこなうため、私もひさしぶりにいつも無意識でやっている持ち替え方を細かくお伝えした。見ていると何をやっているか分からないと思うが、杖に回転を掛ける事で、掌を駆け上がってくるような感覚で杖を持ち替えるというもの。止め時が難しくなる系統の内容であるが手之内の微細な感覚が養われることは間違いないだろう。

 今夜は珍しく武道場がガラガラであった。数年前までは月曜日の夜は数名しかいない状態であったのだが、ここ近年は小規模の団体がここを利用するようになり曜日時間帯を問わず賑わうようになってきた。私もここでの稽古は長くなってきたが、挨拶を交わすようになった他団体の指導者の方とここでお会いすることも楽しみになってきた。挨拶を交わし好意的になるということは、一喜一憂の間合いに入ったということでもあり、大切にしたいと思う気持ちが芽生えるということである。人と出会い、人を知るということは、大きな学びとなりありがたいことである。


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
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2017-08-22(Tue)
 

ひさしぶりの鬼ごっこに涙する

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習は、夕方の部を品川区総合体育館柔道場でおこないました。毎週体験参加の方がお越しになり生徒になる方も増えてきております。一ヶ月ほど休まれたNさんは、知らない方が増えていて驚いていました。

 とくにこのところは、毎週のように生徒さんの紹介で体験参加に来られる方が増えてきております。笑顔で気持ちよく帰られる姿を見送ることは講師として幸せな瞬間です。こうした気持ちをいつまでも大切に、皆さんと共に発展的で気持ちのいい教室として反省しながらより良くしていきたいものと考えております。

 殺陣クラスの講習では、かなりの方が「万乃型」を覚えてきたように思いますので、そろそろ動きの拍子を上げて連動性と間の使い方などを揃えられるようにおこないたいと考えております。

 立廻り稽古では、絡みAそしてBに繋がる「撥ね返し回転斬り結び」をおこないました。この内容は今後も丁寧におこなっていきたいと思います。そのため、序盤の芯の体捌きは生徒になられた皆さんは覚えるようにして下さい。
 
 次に剣術クラスでは、昨日に次いで久しぶりに「誘対稽古」と「鬼ごっこ」をおこないました。やはり皆さん汗をかいて疲れていたようですが、本日二回目となる体験参加のAさんが「楽しいです!」と仰っていたように運動不足解消の方にとって今日の内容は、かなり喜ばしいものだったのではないでしょうか。

 夕方の部でこの鬼ごっこを見ておりまして、鬼となった高校生のKくんとドクターNさんペアに、大の大人たちが真剣になってテトリスのような動きで逃げている様を見て思わず涙を流して笑ってしまいました。講師がこれではいけませんが、ここまで下拵えをしましたらあとはもう見守るだけですので、ちゃんと学んだことを守りながら周囲を観ながら正確な足運びや間合いを維持し、同時におこなうさまざまな状況の対応をおこなえるように脳を訓練いたします。

 「誘対稽古」では、重ねた剣を如何に外さずに、または外すようにおこなうことが出来るかを稽古いたしました。幾つかポイントがありますが、やはり足が居着かずに瞬時にさまざまな方向へ移動することが出来るかが大事であり、考えなくとも自然と足が反応出来るようにおこなえるとかなり余裕をもって対応出来ます。今日私が対応した際の動きを皆さんに見ていただいてお分かりになったと思いますが、足が自在に動かせるには重心が真ん中にあること、体の軸が傾きすぎないこと、そして剣の接点ばかりに目が向かないように、相手の全体を把握すること。そうしたことが出来るようになってきますと、対応者が誘導者を追い詰めるということが出来るようになってきます。それは視野の情報から足運びにより先回りする位置取りが重要であり、そのためには身体が自然に反応出来る様な状態を維持しておくことです。この「誘対稽古」と「鬼ごっこ」は私が考案したものですが、基礎的な部分を取り入れ同時におこなうさまざまな事を把握できるようになることで、組太刀稽古などで二人一組に慣れた相手との稽古で狭くなった視野を拡げることも意図して作っております。

 とくにこうした多情報の把握と処理をスムーズにおこなうには杖の稽古が有効です。丁寧に身体の使い方などを考えながらおこなう稽古法と、杖に身を任せ、身体がそれに自然に反応していく自由な稽古法などをおこなうことで、自在に動きやすくなる身体に近づいていけるものと思います。

 夜の講習では隣の剣道場に場所を移し、初めての方がお二人お越しになられ終了後の掃除まで率先して手伝って頂くほど楽しんで帰られました。生徒の実力を上げることが私にとっての信頼に繋がるものと思っておりますので、教室の体裁ではなく、一人ひとりに向き合ってどのように対応していくことが望ましいかを、そこにどれほど力を注ぐことが出来るかが、結果として生徒の良い面を引き出すことに繋がっていると思うのです。

 これからもそうした教室運営をおこない、新しい方や長く付いて来て下さっている方、そうした方々とともに笑いながらも真剣に、明日への力となるような講習をおこないたいものと考えております。今日もお越しくださった皆様ありがとうございました!お休みだった方もまた元気な姿でお会いすることを楽しみにお待ちしております。


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-21(Mon)
 

花火に代わって雷鳴轟く

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは、まず昼間の部(剣術クラス)を品川区総合体育館剣道場でおこないました。新しい生徒も増えてきましたので、今日は久しぶりに「誘対稽古」と「鬼ごっこ」をおこないました。

 「誘対稽古」では、手之内や肘の柔らかさ、自在に反応できる重心位置、相手の心理を読みそこを突いていけるか、同時に周囲も見ながら空いているスペースへと対応者を動かしていきます。

 「鬼ごっこ」では、誘導者は相手のリードと周囲の状況を把握し対応者がぶつからないようにおこないながらも自らの足運びを乱さないように把握しておこないます。対応者は誘導者との間合いや正中線を重ねながら全体を視野に収め同時に足運びを乱さないようにおこないます。

 この稽古の目的は、鬼ごっこという遊び稽古とも言える楽しいものですが、鬼が迫ってくる、または逃げる相手を捕まえるといった心理状態の中で、これまで学んだ足運びや、目の前の相手との間合い等が乱れずにおこなえるかというものであり、自分の身体操作と相手との間合いや呼吸、そして周囲を観るという意識を強く習慣づけるための訓練法のひとつです。

 周囲を観るというのは、稽古をしているとなかなかそこまで意識が回りにくいものです。周囲に気が散っているようでは集中していないのではないかと思われがちですがそうではありません。

 気が付かないということは、学ぶべきものの可能性、得られるものの可能性を減らしていることになります。同じ時間内で得られるものを増やしていくには、状況を把握することです。状況を把握するということは、自らの状況、稽古の目的、回りでおこなわれている状況やそれに対し私が伝えている言葉、そうしたものを集中して取り入れることで、自分のものに出来る学びはまだまだある筈です。ですから、目と耳は周囲に敏感になるようにし、身体そのものは感覚で自らの姿勢やおこなった動きの余韻から精査し、自ら気が付けるようになっていくことが大事なことと言えるでしょう。上達が早い人程周囲への目の向け方と、耳から入る情報を自らの身体に取り入れ直ぐに実行に移しています。周りを観て自らがおこなうべき行動に素早く取り入れるということは、日常におきましても危機を回避し安定した状態の維持には欠かせないものであると思います。

 昼間の部では、脚部鍛錬稽古で、蟹、雀、蛙をおこない、誘対稽古、鬼ごっこと、皆さんかなりお疲れのようでした。Yさんの汗がまるで高田馬場で稽古をおこなった時のようになっており、髪の長いIさんは「毛先まで汗で濡れました。」と仰っていました。Wさんも、「今まででこんなに疲れたことはありませんでした。」と言っていたほど、私は周りを観て笑っていただけでしたが(そんなことはありませんが…)八割方女性だった昼間の部ではかなりの運動になったようです。

 続く夜間の部(殺陣クラス)では、会場に向かう途中ゴロゴロと雷の音が響きっぱなしで、今にも雨が降って来そうなため大急ぎで磨り減って高下駄では無くなった下駄でカンカンと響かせながら(いつもは稽古のため音が小さくなるように歩いているが)急いで会場に到着いたしました。幸いなことに雨に遭わずに済みましたが、会場に着いて間もなく地下二階の剣道場内でも大雨の音が聞こえてきました。

 今日もダブルヘッダーのIさんが熱心に受講されていました。上達具合により講習内容や、組む相手というのを決めておりますので、(そのほか抜群の相性というのもありますが)熱心な方というのは一週間で大きく伸びていきます。

 多摩川では落雷による負傷者も出たそうで、電車の遅延により欠席された方もいました。もしかすると、何人かの方が来られなくなったかもしれません。

 明日は、今日と同じ品川区総合体育館で15時から20時30分まで地下に篭っております。お休みされていた方や集中的におこないたい方にはダブルヘッダーでの受講をお勧めいたします。なお、明日も体験参加の方が多くなると思いますが、貸し出し用の武道具及び帯は、体験参加の方を先に優先いたしますのでご了承下さい。

 それでは明日もみなさまお待ちしております。


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-20(Sun)
 

「抜刀術 特別講習会」のお知らせ

 2017年9月23日(土)秋分の日 戸越体育館 剣道場+柔道場にて抜刀術の特別講習会をおこないます。

 居合刀で抜刀術の稽古を集中的におこないたい方や、抜刀術独特の身体感を得るために、2時間抜刀術と納刀法をおこないます。(鞘付き木刀も可)

 この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。
(初心者の方でもおこなえるメニューがあります)


2017.9.23 抜刀術 特別講習会



【開催時間】
12時00分~14時00分 『抜刀術&納刀法』
15時00分~ 『懇親会』(自由参加)


【会場】
戸越体育館 剣道場+柔道場


【参加費】
講習会 3.000円
懇親会 1.680円(コース料理とさせていただきます)


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・居合刀の有無」(鞘付き木刀でも構いません) 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
2017.1.17 抜刀術映像


2017-08-18(Fri)
 

学びに興味をもち 実践を愉しむ

 2015年11月にこれまで個人的に連絡を受けた方と稽古をおこなっていたものを「金山剣術稽古会」と銘打って今に続いている。

 私がおこなう稽古会は、同じく主宰している「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」や、「高齢者のための剣術教室」とは趣が異なり、愉しむことの質がその場の楽しさというよりも、自らの日々の活動に何らかの実践的気づきが得られることを目的としている。

 武術という空間で心身の状態を整え、感じるもの、自得出来るもの、どの辺りが取り掛かるべきポイントであるのか、そのために今出来ること、出来るようになるための手段、など、さまざまなことが時間の流れの中で予測しパターン的に当て込むものではなく、今その瞬間に感じ発する言葉や肉体が「稽古という生もの」の中で如何におこなえるかが、私自身にとって稽古指導における稽古となっている。

 したがって、予め考えていた言葉ではなく、先に口が動き出してしまったということが多く、おそらくそうしたことは蓄積された経験や情報が今その瞬間の空気感から考えた言葉を上手く纏める事よりも、インスピレーションやその瞬間というものの旬な新鮮さが心に伝わっていくものと思っているからである。

 この稽古会では、「現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場としている」と謳っているが、私の稽古会に参加されるようになった後藤健太氏が氏のブログの中で「普遍性を追求すると何にでも活かすことができる」という記事の中に感じ入るものがあった。記事の一文に「特殊というのは普遍性を浮き彫りにするためにある。」という言葉は言い得て妙であると思う。

 後藤氏のブログには私だけでなく、多くの方にとっても学びとなるものであり、実践出来る学びというのは興味深いものであり、ビジネスのみならず心身にとってもプラスになるものであることを感じる。

 承諾をいただきこちらのブログにリンクを貼らせていただきました。この記事でも貼らせていただきます。
 「後藤健太公式ブログ」


2017-08-18(Fri)
 

未知なる動きを求め、また未知なる人を求める

 失われた八月の夏となりそうな勢いであるが、こうした曇り空の天候が毎日続けば心の状態に何らかの影響が起きそうな気もしている。だが、有り難い事に稽古は未知なる発見に出会える可能性もあり、そこで出会う人とのやりとりの中で、間接的にさまざまな部分を見せていただいている。そうした心に響くような環境で日々稽古をさせていただいていることは非常に幸せなことである。

 夏休みの影響か、高田馬場の武道場も今日の午後は混雑していた。幾つかの殺陣団体と居合の学生達がひしめき合う中、W氏とG氏らと14時から16時まで稽古をおこなった。

 今日は久しぶりに、浮きを掛け落下していくことで時間的余裕が心理的に働いてくるということが実感できた。その他には、剣術での「裏交差からの斬付」において相手の正眼を極近い距離に置くことで、より厳しい状況から動き出しの脚部の操作と右手首の巻き込みと左手による引き込みが瞬時におこなえるかということが稽古になった。やはり剣術稽古では、初動における身体各部の統御が重要であると思うので、抜刀術もまた然り、私が体術を研究するなら初動における各部の統御と接触面(点)における皮膚の感覚からなる情報操作、この辺りが非常に難しいものであるが、圧や通し方、離し方、そこに剣術や抜刀術の感覚が如何に通じるかがテーマである。色々な技術や情報は蓄積されているが、やはり自らのものでなければ進展はしないし技というものにはならない。
 
 抜刀術では「懐月」(かいづき)をおこなった。稽古後変更点が浮んできたので、次回その動きが使えるものなのか検討したい。


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2017年8月 稽古日程

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2017-08-18(Fri)
 

厄年が躍年となっている

 七月が暑かっただけに八月はどうなることやらと思っていたが、東京では四十年振りとなる十五日間連続で雨を記録している。レジャー関係では大打撃を受けているかもしれないが、このところ暑さが落ち着いているので日中の移動に関しては助かっている。

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、相変わらず皆さん元気でなんだか私が励まされているような気になってきます。とくに自主稽古をされている方が増えてきており、三十分早めに来られている方や、講習の無い別の曜日に会場を借りて稽古をされているようです。私は一切そうした事をやるようになどとは言っておりませんが、みなさん自主的に声を掛け合って取り組まれているようです。

 講習では二十連円打の下がりをおこないました。扇足が絡んできますと「進行方向に対して遠い方の足を動かす」という法則がありますので、前進、後退、どちらともにそこを覚えておけば思考的負担が軽減されますので、後は扇の動かし方だけを考え上半身との兼ね合いに集中できます。

 生徒になられて二ヶ月近くになるMさんが十五番目まで進められるようになりました。私も毎週こちらに来ておりますので、この二年~三年を見ておりますと、以前と比べて姿勢が良くなった方や身体の芯がシッカリしてきた方、新しい動きによる吸収力の早さが見られる方など、着実に進展が見られるようになりました。

 最後の抜刀、正眼、逆手納刀を素早くおこなった際の動きではお伝えした私が驚いてしまうものでした。やはり、杖の講習時間を長めにおこなっておりますので、身体を扱う脳の回路といいますか、そうしたものの流れがスムーズになってきているものと思われます。昨年、品川区の方でおこなわれている体操の会で十五名の高齢者の方を対象に講習をおこなわせて頂いた時に、やはりクラーチ剣術教室の生徒の成長は凄いものであると実感したのでした。

 講習後家路に着き、八光流柔術豊和会さんのブログ「あんころ猫の手」で紹介されていた本「皮膚は「心」を持っていた!」が注文した翌日の今日届いた!お勧めされていたので期待して夜の住吉に向かう電車内で読み始めたが、一頁目から目を引く内容で、本の頁数は二百に満たないが、密度の濃い内容と文面が引き込まれやすく読みやすい。色々と腑に落ちる部分もあるので購入して良かった。

 夜は久しぶりに住吉での稽古。今日からオーストラリア在住のI氏と稽古を定期的におこなうことになった。目標のある方で、いろいろな教室などを見てこられてから私のところへご連絡をいただいたので、私としても責任を持って応えていきたいと思っている。今日の稽古では、まず身体の回路を整えることから始めたほうがいいと感じた。加藤氏から頂いた著書の中に「心的イメージ」という言葉があったが、そうしたこれから始まる稽古の中で新たな動き方を心的イメージにより身体の調和を導き出し、そうした動きを少しずつ記憶し、更新していけるように進めたい。

 今年に入って「金山剣術稽古会」の定期参加メンバーも新たに四名増えた。この稽古会は入会制ではなく参加制とも言えるものであり、翌月の稽古は私との連絡によって決まるものであり、基本的にはマンツーマン型の信頼関係の上で成り立っている。したがって長く続けるにつれ馴れ合いになってしまうようなことは無い。

 これから先の私自身の展開がどうなっていくのか考えることもあるが、地道にコツコツとが自分には向いていると思うので、自分の力量以上のことに首を突っ込まないように、いま出会っている人を大事に一日を送っていきたい。のんびり出来ることは色々な意味で幸せなことだと思う。これからはもう少しそうした自分も育てていきたいところである。


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2017年8月 稽古日程

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2017-08-16(Wed)
 

抜刀術稽古で調子が整う

 本日は高田馬場でT氏と稽古をおこなった。その前に40分ほど一人稽古で抜刀術をおこなった。納刀に関しては感覚的に以前よりも切っ先が一気に鯉口に入っていけるようになった。こうした稽古は稽古期間が空いても落ちていかないので有り難いと感じる。もっとも、毎日稽古しているが一人稽古はまた違ったものなので、この時間が無ければ私は進めなくなってしまう。いわば技術の進展と身体操作の追及が何かを生み出していくものとなり、やはりこの時間が生きていてもっとも大切な時間であろう。

 今日の抜刀術稽古では、幾つか変更点や進展は見られたが、何より身体の調子がここしばらくの中で久しぶりに軽く動いてくれた。私の場合、オーバーワーク傾向にあるので、患部の痛みなどからそのあたりを気遣うようになったことで、動き易くなったのだろう。そういえば以前数ヶ月前にも戸越体育館の稽古で驚く程その日は抜刀術の動きがこれまでに無いものだったので、その原因が分からないままであったが、おそらくオーバーワークによるメンテナンス不足が普段のコンディションを落としていたのかもしれない。

 今日は、その抜刀術稽古を40分終えたのち、不思議と身体が軽くなり調子が良くなった。まるで何かずれていた骨格のどこかが正しい位置に戻ったような感じがしている。疲労感が抜け気持ちも向上した。

 時間となってT氏との稽古に入る。一人稽古の影響からか今日は色々なことを話す事が出来た。このところ考えていたことであるが、人としての自分の変化というものは、自分が変わったなら以前の自分ではないので、自分の変化の度合いに気付きにくいのではないかと思うのである。事細かに違いに気がつけるということは、まだ本当の意味で変わっていない筈である。

 自らが変わりたい、変わろうと思っていた時期は長くあったが、周囲がどのように思っているかにより、それが自分が望む姿であるなら、そこが今の自分自身であろう。道を歩くとき、人と会話をするとき、お店でご飯を食べるとき、これまでと何が変わったのか、何が気になり、何が気にならなくなったか、そうしたことが今の自分の変化として気がつける部分でもある。

 稽古では出来そうに無い時と出来た時による景色の違いを検証した。三歩で壁まで届く距離を徐々に伸ばして行き、これは無理そうだなと思ったときのスタート位置から壁までの景色と、安定的に届くことが出来た際の景色というのは違って見えるものである。おそらく間合いと言うのも、そうした感じるものがあり、ある種の景色の違いが違和感となって教えてくれるのかもしれない。

 日常の心理面も同様に、自分の心をどのように満たすことが出来るかで景色が変わって見えるように思う。難しいことであるが、心が安定する範囲内で目標や求めているもののラインを上げ下げすればかなり救われてくる。常に高い目標へ上げ続けるのは、破綻が生じるし不満だらけの思考になってしまう。一日24時間与えられた時間を、考え方でどのように捉えるか、そしてそれを実践出来る生き方がある。健康とは、休息だけではなく、自分が望む時間を少しでも生きていくことで心身が喜び何かの目標ラインが上手く調整出来るのかもしれない。

 今日は脚部の使い方を集中的におこなった。私にとっても今日の稽古は有意義で心身ともにリフレッシュした時間であった。


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2017年8月 稽古日程

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2017-08-15(Tue)
 

出会いと共に自分の姿を見つめ直す

 昨夜の退出から12時間後の9時10分に同じく品川区総合体育館剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。午前の殺陣クラスは比較的少ない人数で始まり、次の杖術クラスの講習からOさんとYさんご夫妻の3人が入らして丁度よい人数となりました。今回でYさんご夫妻も体験参加を終え正規受講生となり、ひさしぶりにOさんと同年代に近い方が生徒になられて嬉しく思います。明るくて一生懸命なご夫妻ですので、この教室の雰囲気が一層良くなるものと思われます。

 殺陣クラスでは新たな展開「撥ね返しからの回転斬り結び」をおこないました。※(斬り返し改め、撥ね返しといたしました)
 少しずつ進めていくことで、それぞれのペアを見ても初めてにしては動けるようになっていました。この動きをさらによく見せられるように工夫していくことが今月のテーマの一つです。

 「払い~胴斬り~袈裟斬り」の一連の流れは、かなりの生徒が斬られ側のリアクションも含めて動けるようになってきました。互いの間合いやキッカケなど約束事のなかで安全におこなうことで、殺陣というものの雰囲気が掴めてきたのではないでしょうか。こうした立廻りになったときに、動きの中で「構え」や「斬り方」そして「斬心」などが意図的に見せられるかが大事になってきます。

 ですのでこうした立廻り系の稽古をおこなった際に、どの部分がなかなか上手くいかなかったかを記録しておくといいでしょう。毎回おこなっている「万乃型」(よろずのかた)では、立ち方、構え方、斬り方、斬り終えた後の形など一連の動きの中に取り入れておりますので、立廻り系の稽古での記録や記憶から、意識しなければならない部分を身に付けられるように取り組んでいただきたいと思います。

 杖術クラスの講習では、始めに「クロール」をおこないましたが、このクロールでの足運びというのは、杖の単体技での移動法にも通じますので、動き始めと動き終わりを揃えるための足運びとなるための股関節の使い方を姿勢から練っていくことが大事です。

 夕方の部では生徒と体験参加の方で賑わい、講習の止め時が難しい状況の中退出時間の10分前までおこないました。残り5分となったところで、皆が一斉にモップ掛けをおこない、あっという間に掃除が終わりました。なんといいますか、これまでは私が一人でおこなっていた事もあったのですが、やはり皆で一斉におこなうことでより気持ちの良い終り方が出来ますので、今後は品川区総合体育館での講習後はそうしたいと思います。

 日々稽古や講習が続いておりますが、生徒の皆さんとお会いすることでエネルギーを貰っております。お休みされている生徒の方もさまざまに気に掛けておりますので、また元気にお会いする日が来るのを心待ちにしております。そのためにも、私自身カラダを悪くする訳には参りませんので、心身ともに健康な状態で相手を見ていける自分というものを育てていきたいと思っていますし、当然稽古では技の向上を欲しております。世の中にあらゆるさまざまな生き方の人がいる中で、稽古を通じて関わりあっていく事が出来るというのは、今の私の状況を考えますと信じられない思いがいたしますが、私にとりましては一番の学びとなっております。人と出会い考えさせられるということは、無視できない事柄ですので、そこで刺激となり対応させられるということは、失敗も含め後に繋がっていくものです。焦り、不安、恥ずかしさ、色々な事がなかなか心身を落ち着かせてくれませんが、そうしたことも含め望んでいたことですので、楽しんでいきたいものです。

 この一週間は刺激の多い日々でした。あしたは何が起こるかわかりませんが、緊張と緩和を意識して過ごしたいと思います。

 本日もみなさま、ありがとうございました!


金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

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2017-08-14(Mon)
 

短期記憶と稽古の進め方の兼ね合い

 今週は濃い一週間となっている。月曜日は高田馬場で17時から21時までG氏とT氏と稽古。そこで突き返しを見直すことになった。火曜日は高齢者のための剣術教室が四年目に突入した。水曜日は戸越体育館でミネアポリスから帰省中の加藤氏とW氏と稽古。加藤氏とは自由が丘で二時間ほど語り合った。木曜日は高田馬場でW氏と稽古。先日の突き返しからの研究をおこなった。そして金曜日は海老名で井上さんと稽古。稽古後は四時間近くハシゴして語り合う。

 そして本日は、品川区総合体育館剣道場で15時30分~17時30分、18時30分~20時45分まで「立廻り特別講習会」をおこなった。お陰様で参加人数も丁度良い人数となり、進め過ぎず、退屈せず、というところの按配を見ながら第一部と第二部をおこなった。

 私もこの立廻りを普段の講習でおこなっているので、どのような進め方がいいのか今回はかなり準備して取り組んだことで、短時間で一定の成果は出たように思う。

 それは、先日の加藤氏から頂いた本の影響もあっただろう。

 つまり、手順の覚え方には、短期記憶で覚えられる範囲からおこない、そうして覚えた一つ一つのテーマの形を組み合わせていくことで混乱がおきにくいことが分かった。しかし、第二部の最後は、多少のサービスもあり先に進めた結果、やはりその手前の記憶があやふやになってしまい、全体的に混乱が見受けられた。その先を伝えるにはどの時期どのタイミングかということが大事になってくる。

 今日の講習でそれぞれに出来たところと、課題が残ったところが分かったのでは無いだろうか。それが今日の講習で最も重要なことである。今夜の記事は文体が敬体でなく常体となってしまったがこのまま行くとしよう。

 第一部では刀を水平に斬るところや袈裟斬りの刃筋、真っ向斬りでの切っ先から前腕上腕ラインなど、注意点と言うのは大体皆共通するものである。すぐに直せる部分は「気が付いていなかった」ことが原因であり、なかなか直らないものは「原因を突き止め切れていない」ことなどが挙げられる。原因を突き止めるには、逆算していくことが大事であり、その逆算して見つけた部分が「気が付いていなかった」部分であり、逆算するほどに明確になってくるため、気が付くことにより直せるものになっているはずである。

 そして先にも述べたが、気が付いてもなかなか直らないものは段階に分け、その人の短期記憶が出来る範囲内でおこなうと前に進みやすくなってくるだろう。稽古事は何にしても前に進めることが一番楽しいのである。短期記憶の容量は稽古していくことで少しずつ上がってくる。加藤氏から頂いた著書の中身に、訓練により82ケタの適当な数字を一ケタ1秒の速度で言ったものを訓練法により正確に覚えることが出来たという実験結果が挙げられている。つまり、短期記憶の使い方で、効率よく覚えられる範囲を増やし、最終的に長期記憶に移行していけることが出来れば、こうした稽古では一気に進む速度が上がるだろう。

 情報量の集約と、興味を引く楽しさと、前に進められると言う実感が、伸びていくには大事であると思う。こうした短期記憶の能力は学校のテストや試験などでも試されるが、人それぞれに個人差があるので、それでは本当の意味で人を判断できないだろう。

 今日はGold Castle 以外で初めて立廻りに参加されたGさんとKさんは二コマ四時間受講されて、終始楽しんでいらしたのが印象に残った。殺陣は安全におこなうための意識は常に持っていなければならないが、楽しく自由に出来る部分は発想豊かに自由に楽しんでいただきたい。


 あっという間に時間が過ぎていきましたが、それぞれに得るものがあった講習だったと思います。この立廻り講習は二コマでないと開催は厳しいため、会場スペースも含め、定期的に開催することは難しいかもしれません。また次の開催が決まりましたらその時はまた皆様宜しくお願いいたします。本日は怪我もなく充実した講習会となりました。お越しいただいた皆様ありがとうございました!


金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

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2017-08-13(Sun)
 

初 海老名での稽古

 すっかり深夜の1時となってしまったが、本日は傘を差さなくても小雨が気持ち良く感じる快適な一日であった。

 新宿から小田急線快速急行に乗って海老名へ行き、そこで井上欣也さんと待ち合わせして徒歩五分ほどの綺麗な稽古会場へ移動。

 海老名駅周辺は大型商業施設ららぽーとが二年ほど前に出来たそうで、のどかな田んぼの風景もありながら買い物やレジャーに対応した街になっていた。もっとも海老名と言えば、海老名サービスエリアぐらいしか立ち寄ったことがないので、今回初めてその地を踏みしめることが出来た。

 稽古では、井上さんが二尺七寸の居合刀を手に入れられたということで、初めて居合刀による抜刀と納刀を稽古した。井上さんの場合、私がやっていることをお伝えして、あとは井上さんの感覚で動きを手に入れるといった方法がいいのではないかと思い、あまり細かい部分についてはおこなわず、こんな感じです。というふうにお伝えした。

 あっという間に時間が経過し、私としては体術を少し確かめたかったのであったが、やはり接触の大事さやエネルギーの伝え方など私自身稽古不足を感じた。先日ミネアポリスの加藤氏から「超一流になるのは才能か努力か?」という本を頂いたが、これに置き換えると、やはり得物の稽古に比べて圧倒的に体術関連の稽古は不足している。今ある時間の中でどのようにおこなっていくかをこれからは考えていきたい。

 稽古後は、近くの居酒屋さんで暑気払い。一件目は「紗らら」というお店で、私にとってはなんとも居心地の良いお店であった。店長さんともご挨拶出来たので、海老名に訪れたときにはまた行きたいお店である。二件目は少し歩いて「さざん」というお店へ。同じ系列の本店であるが、お店の雰囲気や音楽のボリュームからして「紗らら」に軍配が上がった(笑)。17時30分から始まりお店を移って21時過ぎまでいろんなお話をして、こういう会話は井上さん以外とは出来ないだろうなぁ…という喜びの中、想い出にのこる2017年の山の日を満喫いたしました。

 いろいろとお世話になりっぱなしの一日でしたが、海老名はアクセス的にも行きやすいですし、また是非伺いたいと思います。本日は稽古会場からお店の予約までお世話になりありがとうございました。これからも武術稽古や生きていく中でのお話など語り合っていけたらと思います。次も楽しみにしておりますので宜しくお願いいたします!


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(受付終了いたしました)

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2017年8月 稽古日程

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2017-08-12(Sat)
 

稽古稽古の日々に感謝

 11月の Gold Castle 殺陣&剣術スクールの開催会場がほぼ決まった。11月はほぼ深川スポーツセンターでの講習となる。アクセスは東西線門前仲町駅から徒歩5~7分、会場は申し分ないスペースと今年改修工事が終わったため非常に綺麗であるのは当スクールに掲載しているホームページの写真を見て頂いても分かるだろう。

 もしもの際に、昨年団体登録した文京区の利用も考えていたが11月は大丈夫である。10月に二回ほど文京総合体育館を利用する予定であるが、スペース的な不安があるものの(戸越よりは広い)ここも会場は綺麗である。本郷三丁目駅からは徒歩5分~7分ほどである。

 会場を決めるにあたってまず一番に優先することは稽古スペースの確保である。戸越体育館柔道場の場合、スペース的な問題から先着8名までとさせていただいている。2015年2月土曜日の剣術クラスの講習で、ここに見学者含めて15名が参加され、大変な密度でおこなった記憶が今でも忘れられない。そのとき初めて見学に来られたW氏があまりの混み具合に途中で帰られたが、百回生となった今の成長をそのときは想像もしていなかった。

 二番目に優先することはアクセスである。なるべく駅から徒歩10分以内、以前世田谷区総合運動場(体育館)を数回利用したことがあるが、電車からバスに乗り換えかなり不便であった。毎週のことであるなら、なるべく乗り換えの少ない電車で駅から10分以内が雨天時の事を考えても理想である。

 三番目は武道場であること。スクエア荏原のような体育館の反面(アリーナという名前であるが)だと、隣でバスケットやバドミントンなどおこなっていることが多く、中央はネットで仕切っているだけなので、やはりアウェイな雰囲気で稽古をおこなうことになってしまう。(スクエア荏原では杖の使用が認められていない)

 最後は料金である。まあ、私の場合料金はあまり気にしていないので、優先順位としてスペースの確保と安定開催のための速やかな確保と変更に伴うキャンセルなど、キャンセル料は会場が少しでも良い場所になれば一向に気にしない。以前に比べて品川区総合体育館での講習が多くなったのもそうしたことからである。

 会場予約に関しての優先事項はそういう事から決めている。

 さて11月の講習であるが、会場の都合から日曜日の開催スケジュールを、土曜日と同じように一時間半で「殺陣クラス」と「剣術クラス」または「杖術クラス」というふうに分けておこなうことにした。そのためこれまでのように、二クラスを一コマで受講出来なくなってしまうことになる。これは会場予約のリスクを考え、また参加人数のことを踏まえ、安定開催のため致し方なく判断した次第である。もちろん戸越体育館ではこれまでどおり日曜日は二クラス一コマでおこない、来年の春に品川区総合体育館の改修工事が終わったら、これまでどおりの二クラス一コマでおこなう。そのあたりについては9月になってホームページに掲載したい。

 そして本日は高田馬場でW氏と稽古をおこなった。ここでマンツーマンでおこなうのは久しぶりであるが、昨日より気温が下がったとはいえ、この程度はここでは全く関係ない。先日G氏がここで四時間の間に5リットル水分を補給したそうで、その汗の量は凄まじいものであった。

 今日はいつもの常連の方々以外に、現代アクション系の殺陣グループが八名ほどいたため、午後の馬場にしては混雑していた。いつもお会いする殺陣の会の先生達と私達の定位置が間逆だったためなんとなく滑稽な気がしたが、先日剣術稽古で突きに対する返し技を今日は幾つか研究してW氏相手に試すことが出来た。入り方は掴めたが、そのあとに今ひとつ技としての成立感に不足を感じている。鹿島神流に「続飯付」(そくいづけ)という組太刀の技があるが、今度はそれをヒントに、中心を取った後の潰し方に技となるべきものがあるように思う。

 稽古後は、いつもお会いする殺陣の会の先生とお話する機会があった。以前何度かこのブログに書いたが、私がこの高田馬場で沢山の殺陣団体を見てきた中でも総合的に見て最もお勧め出来る先生であると記した事がある。

 それは今日お話して確信した。人懐っこさと品格を感じる親しみ易い方であり、互いに刀を使う者同士として良いものを残していきたいという思いがあり、そこには団体や流派に捉われず純粋に良いものを求めその情報を共有し切磋琢磨していくという健全な考えのもと御指導にあたられているからなのか、笑いと真剣さの中、人を伸ばしていくことに愛情を感じるのである。今日は少々込み入った内容の事をお聞きしたが、私とも通じる部分があり、やはり空間を大事にしそこから何を大事にしているのかということが伝わってきた。これからもお会いするのが楽しみな高田馬場のお一人である。

 さてさて稽古三昧の日々であるが、明日は山の日、山と言えば井上さん(笑)。

 そう、井上欣也さんと明日は稽古をおこないます。そして今回は私が初めて井上さんのホームグランド海老名に伺います。そして稽古後は暑気払い!じつはこれが目的であったりいたします・・・・・・(笑)

 初の海老名、楽しみだなぁ。


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(お申し込み受付中)
第一部 残り受付人数六名
第二部 残り受付人数六名

金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-11(Fri)
 

まるで従兄弟のような不思議な感覚

 本日はミネアポリスから有給休暇で帰国された加藤氏とW氏とともに戸越体育館で稽古をおこなった。今日は東京で37℃を記録したらしく、さすがに外を歩けば瞬く間に汗が吹き出してきた。

 夏に帰国されたのは十数年ぶりという加藤氏にこの暑さと湿度は慣れるまで大変だったと思う。昨年の11月に帰国された時には、東京で観測史上初となる11月の積雪を記録し、高田馬場の武道場から紅葉に染まった木々に雪が積もるという、これまで見たことの無い景色をしばし眺めていた。

 加藤氏との稽古は2013年12月が最初であった。私のブログのお問い合わせフォームから連絡をいただき高田馬場で稽古をおこなったのを今でも覚えている。初めてお会いするのに、なぜか以前から一緒に稽古をしていたような不思議な感覚があった。というよりも小学校からずっと知っているような友人との再会のような感じに近い。もっと言えば、従兄弟のような感じに近いのかもしれない・・・・・・その年以降、毎年暮れに稽古をおこなうようになっているが、その際も久しぶりと言う感じが全くしないのが不思議である。帰国されるまでの間、私はツイッターやフェイスブックなどをしていないし、メールなどの連絡はしていないのにまるで一週間振り位にお会いした感じだからこの感覚は不思議さを超えて奇妙である。

 さて、今日の稽古では「おそらく時間があっという間に過ぎていきますよ・・・」と言った通り、瞬く間に過ぎてしまった。最後に杖の型稽古の動画を加藤氏に残しておこうと思ったが、その時間も忘れるほど稽古に集中した。

 今年に入って新しく取り組んでいる技など全て初めてのものを次から次にお伝えしたので、大変であったと思われるが向こうでの稽古に役立てていただけるならという思いでおこなった。

 加藤氏が驚いていたW氏の動きに「Wさんは二年二ヶ月位ですよ。」とお話したところとても驚いていたのが印象的であった。特に今日は抜刀術「稲妻抜き」の初動時における動きに進展が見られたので、加藤氏に「ちょっと見て下さい。」と思わず言ってしまったほどW氏の初動の動きに目が奪われたのであった。

 おそらくその要因として、分かっていても中々身体がいう事を聞いてくれないことが出来るようになったことが考えられる。それは、踵を進行方向と反対側に蹴り上げることや、柄に手を持っていかず、柄から右手手之内に持っていけることが素直に出来ているからだと思う。素直さには良い面もあれば逆の面もあるが、その良い面が活かせるための稽古でなければならない。

 稽古後は加藤氏と二人自由が丘でご飯を食べた。積もる話もあり二時間位は居た様に思う。いろいろとアイディアというか、いろいろな想像事を話するのは楽しいものである。私の場合、いろいろ浮んでも「これは成功するだろう。」という確信がなければなかなか動かないが、動き出してしまうと自分でも驚くほどの行動力になってしまうことがある。人と出会えれば出会うほど、そうした何かを形作ることの可能性が高まるし、知識と情報と技術と人が有れば、その先の結果はその中身によって見えてくる。今は、中身を向上させ充実を図る事が何より先決であり、そのときになって自然に決まることが何よりだと思う。
 
 次は、暮れにお会いすることになるが、私もさらに稽古を進展させていきたい。そのため一人稽古の時間を捻出して課題としているものの先を何とか進めたいところである。

 加藤氏にはいつも帰国の際には稽古に来て頂き、私としても得難い稽古相手の加藤氏との稽古は有意義な時間である。次にお会いするのは四ヶ月位先になりそうであるが、それまでにどのような出来事があるのか想像もつかない。その日を楽しみに稽古に励みたい。初めての夏の稽古となりましたが、私にとりましても良い想い出になりました。またご帰国の際にはご連絡下さい。ありがとうございました。


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
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2017-08-10(Thu)
 

四年目を迎えた「高齢者のための剣術教室」

 台風5号の影響も無く、本日は四年目を迎えた「高齢者のための剣術教室」で講習をおこないました。本日は先月靭帯を痛めたSさんが元気に杖もなく歩いてこられ、「また来月からよろしくお願いします!」とご挨拶され、そのお姿を見て安心いたしました。

 今月は火曜日が五週あるため、先週お休みさせていただきましたが、一週間間が空くとやはり自主稽古をされているとはいえその辺りのズレを感じます。やはり週に一度のリズムでおこなうことは何気なくやっていることやれていることに、無意識での感覚の記憶が残っているのだと思います。

 私自身もそうですが、何かを継続しておこなうということは、そうした無意識レベルでの情報処理が意識したときに滞りにくく言葉や行動に反映されるものと思われます。ですので何気ない無意識に近い状態で発している言葉や行動についての点検・見直しは気がつきにくく、また直しにくくなってしまうものですので、常に新鮮さを忘れずに、より良くして行けることを怠らないことが大事であると思っております。

 八十代の生徒さんも今現在四名いらっしゃいますが、皆さんただ運動しているというよりは、出来ない動きに対して「悔しい」という気持ちが感じられますので、私も遠慮することなくお伝えすることが出来ております。その辺りのお互いのコミュニケーションといいますか、やりとりが刺激になり「あきらめる」という身心の為にもマイナスな方向に行かないように、少しずつ自信を付けていただきたいと思うのです。私はお伝えしていてその人にとって出来る部分を観ておこなっておりますから、「まずは動いて見る」ということが大事です。

 夢中になれるもの、身体を適度に動かせるもの、刺激のあるもの、仲間とワイワイ楽しめるもの、真剣になって集中できるもの、継続していくことでこれらは大きな力となるでしょう。四年目を迎えた教室ですが、これからも皆さん元気で明るく笑い溢れる教室で安心感と新鮮さを保ちつつ励んで参りたいと思います。

 いつも私のほうが元気をいただいているような気がいたしますが、皆様のお陰で楽しい時間を過ごさせていただいてます。次の五年目に向けてまた一週一週進んで行きましょう!これからも宜しくお願いいたします!


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2017-08-08(Tue)
 

木刀による操法を見直す

明日に掛けて台風5号の影響がどうなるか気になるところであるが、今夜は幸いなことに雨に降られず外を歩くことが出来た。このところ外出中は運良く雨が降らないことが多いので助かっている。

 本日は高田馬場で17時からG氏と稽古をおこなった。湿度の影響で汗が大量に出てしまうが、こういう時の杖の操作というのは手之内が滑り難いためやりにくいものである。杖の体操から脚鍛稽古、久しぶりに飛石をおこなった。ことしの1月に飛石1kmというのをおこなったが、今の稽古スケジュールでは無茶な内容をやる必要はなさそうだ。

 G氏の熱心さというのは本人曰く「フロー状態」と仰っていたが、稽古後一旦終わって、19時前に来られたT氏と稽古をおこなっている間もずっと自主稽古をされていた。本当に稽古が好きなのだと、探究することが好きな方であると感じた。

 19時からはT氏と稽古をおこない、杖の突きでは、私自身重心のイメージが頭に浮び、球を落とさないように身体に気を使いながら動くことをお伝えしながら共に稽古した。浮きの使い方が、これまでは上下であったが、ここ最近は前後になってきた。そのためには、身体の核とした部分が意識的になければエネルギーの伝達は難しいので、そのあたりが私自身も稽古していかなければならない。

 G氏とおこなった剣術稽古での突き返しは、刀の滑りで中心を取ることの必要性に気が付かされた。今後は反りのある刀の使い方として研究しながら、木刀による剣術稽古の操法として稽古になるものを求めていかなければならない。

 21時に稽古を終え、雨に濡れることなく帰宅することが出来た。明日は、朝から家を出るが果たして電車がどうであるか気になるところである。今日も密度の濃い新たな課題が見えた良い稽古となった。


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
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2017-08-08(Tue)
 

心地良さという共通認識

 今週もあっという間に日曜日が終わった様な気がしている。一週間が早く感じるのは、その時の記憶がまだ鮮明に最近の感覚として残っているからであり、日々いろいろなことを無意識の内にも意識的にも考えているなら、一週間というのはやはり相当な時間であろう。

 このところ客観的に見て何かが少し変わってきたように感じる。それは私自身によるものなのか、何かの流れに合流したのか判らないが、そうしたことが時の流れとともに今感じられるようになってきた。今はまだハッキリと見えてこないが、そこに向かって私がどう進展していけるのか、目に見えないものに置いて行かれない様に、まだまだ自分自身成長していくには貪欲にならなければならない。

 さて、本日は15時から17時まで戸越体育館剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。今日も生徒Mさんのご紹介で体験参加に来られた方と、海外在住の女性の方も体験参加にお越しになられました。

 会場が戸越体育館だったせいか、日曜日の夕方の部にしては少な目の人数でしたので、それぞれジックリと進めることが出来たように思います。殺陣クラスではこのところ払いやそれからの胴斬り、袈裟斬りなど先を急がずにおこなっております。そのため、かなりの方が袈裟斬りに繋がる一連の動作において良くなって来ました。それに合わせて斬られる側の体捌きリアクションも良くなって来ました。昔に比べると格段の成長といえるでしょう。

 剣術クラスでは久しぶりに抜刀術をおこないました。まず始めに、各種納刀稽古をおこない、それぞれに合わせておこなっていただきました。この納刀稽古は気分的には集中力が失われ易いもので、それは手順の一つ一つをクリアしなければなりませんが、その手順にある体捌きであったり手之内の操作法などが慣れないものなので、上手くいかないことを繰り返すと次第にテンションが下がってしまう傾向があります。これを無理に推し進めてしまうと表情から魂が抜けてしまいますので、程良いところで抜刀術に入りました。

 いつもの後方突きから、今日は「飛燕」をおこないました。海外在住の方の目の色が一気に変わったのを感じながら、皆さんには段階的にはまだ難しい技でしたが、この場の集中を高めるにはこの技が良いと判断しお伝えいたしました。

 人それぞれに何かの目的の為に稽古をするのですが、ここでは昨日も記しましたが「心地良さ」を実感出来るために取り組んでいただいているものと思われます。心地良さには、その人それぞれの目的は違えど共通するものであり、心地良い動きには観ている側も共感できます。稽古の一体感というのは、そうした身体で感じ、求める「心地良さ」の追求が結果として技の習得に繋がり、それぞれの目的に近づいていっているのではないかと思うのです。そういう意味ではお芝居の世界も、歌の世界も同じなのかもしれませんね。

 17時過ぎに講習を終え、続く18時30分から品川区総合体育館剣道場でおこなう講習に向かうために、タクシーを呼んで稽古着姿のまま移動しました。車内でおにぎりを頬張り、あっという間に総合体育館に到着いたしました。いつもは徒歩で移動していましたが、時間に余裕を持ったほうが講習にもプラスに働くと思い、随分楽に次の会場準備が整いました。

 その夜間の部では四ヶ月ぶりにTさんが参加され、腰を痛めていたこともあり色々と心配しておりましたが、元気そうな姿に安心いたしました。これから身体の為にも少しずつ継続的に調子を整えていっていただきたいと思います。夜間の部でも生徒のNさんのご紹介でSさんが体験参加に来られました。このところは生徒さんからのご紹介も多くなってきております。

 日曜夜間の部と言えば上達著しいYさんがいつも大汗をかきながら精力的に稽古をされております。そして同じく成長著しいSさんとともに、俳優二人大汗をかきながら新しい流れへの間と間合いのとり方と切り返しからの回転斬り結びを重点的に稽古いたしました。ここまで間を開けずに一気に足が止まることなく動きますので慣れない内は大変ですが、この動きが身体に入りますと観ている側といたしましては心地良く感じられます。

 そのほかの生徒の皆様も、芯の動きや絡みCの動きなどを重点的におこなっていただきました。殺陣は集団で心地良いリズムと間を構成して作られますので、それに則って斬ったり払ったり鍔競になったり切り返したり、その一つ一つの体捌きと刀の操作、感情表現が、魅せるものとして成り立っていきます。このことは、私が殺陣を指導するにあたって気が付いたもっとも大きなそしてもっとも重要な点であり、今後も構成を一番にそれに合致する体捌きや剣の操作を、剣術や武術的要素から導き出し、剣術や武術に関心を持ってもらえる「説得力のある剣捌き」を殺陣の中で見せていきたいと考えております。

 12日(土曜日)におこなう「立廻り 特別講習会」のお申し込みが少しずつですが増えてきました。現在第一部(基礎編)が五名、第二部(立廻り)が六名となっております。各部ともに定員十二名とさせていただきますので、おそらく大丈夫かと思いますが、前日の11日までお申し込みを受け付けておりますので、ご連絡お待ちしております。この記事の下にリンクしているところへ残りの受け付け人数を掲載いたします。

 八月はイベントなどが多い時期でもあり、お休みされている方も少なくありませんので、また皆様とお会いするのを楽しみにお待ちしております。本日もご参加いただいた皆様、ありがとうございました!


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(お申し込み受付中)
第一部 残り受付人数七名
第二部 残り受付人数六名

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2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

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2017-08-07(Mon)
 

発掘稽古のための「心地良さ」という感覚を養うこと

 八月に入って今日まで休養を取り、これまでの連日の稽古の疲労などをジックリと炙り出しながら調子を整えてきた。体にとって必要な事はその時々によって異なってくるので、やはり身体に目を向けてあげることを疎かにしてはいけない。これからはもっと心と身体を解してあげることが、身体からのサインであると感じている。そういうことも含めて稽古であり、そうした部分から気がつく事もこれからは見えてくるように思う。

 さて、本日は品川区総合体育館剣道場で9時30分~11時00分まで殺陣クラスの講習をおこない、12時30分~14時00分まで剣術クラスの講習をおこないました。

 殺陣クラスでは生徒のSさんHさんCさんに、新たに一対四の序盤の流れから、絡みAとの場面、さらにBに対する場面の途中までおこなっていただきました。私といたしましては、この先の手を全て知っておりますので(私が考えたので当然ですが…)どのように皆さんが動いていくのかが楽しみでありますが、そこを早く見たいという欲求もありますが、ここは大事に全体の細かい部分も含めて完成度を上げつつ進めていきたいと考えております。芯が動けばそれだけ絡みのタイミングが難しくなってきます。今後は序盤で難しかったCとDのタイミングも完成度を上げていきながら、新たに次の流れになる、Aの後のBとのタイミングが難しくなってくるでしょう。間のとり方が決めてとなりますので、自然に見える間のとり方と、間を調整できる動き方を知っておくと、動き出しを間違えても途中で修正できる場合があります。こうした稽古は一人では出来ませんので、立廻りとなったときにその場面の結果を記憶して、次に修正していくことを繰り返して身につけていくことが大切です。

 もう一つのグループでは久しぶりに「掛かり稽古(胴斬り)」をおこないました。これは芯の足運びや刀を水平に振ることが連続しておこなえるようにするためのものでもありますが、同時に掛かって行く絡みの間合いの取り方、斬らせやすく胴を空けつつも斬りにいくという矛盾をどのように表現できるか。そうした部分も大変重要な稽古になってきます。

 今日はほとんどの方が初めてこれをおこなったと思われますが、想像していた以上に難しかったかと思われます。何が足りていなかったのかを今日の結果から考えますと、例えば刀を水平に斬ることが出来ているか、相手を見て間合いを調整出来ているか、考えなければならないのは、自分の動きだけでなく、芯の動きや前の人、さらにその前の人、そして後ろの人、そうしたことを把握して初めて自分の動き方などが分かってきます。

 分かり易く言えば、車の運転と似ています。

 自分の好きなスピードで周囲を見なければ即事故に繋がってしまうのと同じように、全体の車の流れに合わせ、前の車との車間距離やミラーなどで後方の車がどの位にいて、自分が動けばどういう影響が出るかの把握、そうしたことが集団で一つの決まり事を合わせておこなうには欠かせません。つまりは、観る事が出来るようになるためには、自分の確認は視覚に頼ってはいけないと言うことです。もちろん初めの内は、感覚が育っておりませんから、自分で思っている姿勢や形を鏡や目視で確認して結構ですが、それが癖になってしまうと、そこが拠り所になってしまい、目視で確認することを止める様に確認しなければならないというなんとももどかしい状況に陥ってしまいます。ですので、立ち方や構え方、剣の振り方などで、自分がどのような姿になっているのかを、感覚的にいついかなる瞬間でも把握しておくことが大事です。これは万乃型でもそうですが、動きの中でどういう構えになっているか、どういう雰囲気が作り出せているか、間に何を感じさせるか、そうしたものがパパパっと動いていても全て把握出来るように意識しながら稽古をしていくことが大切です。

 自分を確認するには感覚を養うことが大事です。感覚と心の状態は密接に関わりあっておりますので、今の今を大事に全体と同時に細かい一部分にまで神経を尖らせておく必要があるかもしれません。そのためには自分の今の今を忘れないように向き合っていくことが大事なことであると私は思っております。

 昼からの剣術クラスでは、正面斬りや胴斬りに思いのほか皆さん興味を持って取り組んでいただきましたので、突き返しまで行けませんでしたが、相手に誘われない剣の操作や、重心移動を速やかにおこなわせ、それに剣を乗せて移動する身体操作など、少しずつですが足運びのスムーズさが見受けられた方もいらっしゃいました。何度も例えに出していますが、味覚と同じように、身体の調和といいますか新しい動きの感覚が初めてある動きとなったときに、心地良さとして身体が感じるものです。もちろんそれはいつまでも心地良いものではなくなってしまうのですが、質の高いものであればその期間は長いのかもしれません。

 私がおこなう稽古は、私が学んだものを私なりに心地良く感じられるものとして実感出来たものを人にお伝えしております。ですので、私個人がおこなっている稽古では、心地良さが消えたものに対し「発掘稽古」をしているような感じです。ですので、出来たものを、出来たと思い込んでいたものを続けていても楽しくありませんし、身体がもうそれでは納得してくれませんので、発掘出来ないうちは頑張るほど無駄骨を折ってしまいますので取り掛からないようにしております。心地良さを感じられるための「何か」を発掘するような心理状態のなかで取り組みながら、ある時に気づきや発見といったものに出会うこととなります。また自分にとって発掘しやすいポイントから探し始めることも重要なことかもしれません。

 今日もお陰様で充実した一日となりました。明日は、夕方の部が15時から17時まで戸越体育館剣道場でおこないます。講習後はそのまま着替えずに夜間の部開催の総合体育館まで移動いたしますので、申し訳ありませんが明日の夕方の部は定刻どおりに終わらせたいと思います。夜間の部が比較的空いておりますので、明日は会場の広い夜間の部をお勧めいたします。

 それでは明日もみなさま、お待ちしております。


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

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2017-08-06(Sun)
 

2017年9月 武術稽古日程

『 金山剣術稽古会 』 に関する見学、または参加希望の方はこちらの
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。
(詳細につきましてはこちらをご参照下さい。)



                            

9月1日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
          17時00分~19時00分
          新宿スポーツセンター 第二武道場



9月2日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
          15時30分~17時00分
          戸越体育館 剣道場  
          18時30分~20時30分
          戸越体育館 剣道場



9月3日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
          15時00分~17時00分
          戸越体育館 剣道場
          18時30分~20時30分
          戸越体育館 剣道場



9月4日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
          17時00分~21時00分
          新宿スポーツセンター 第二武道場



9月5日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
          10時00分~11時30分

         『 金山剣術稽古会 』
          19時00分~21時00分
          江東区スポーツ会館 剣道場



9月6日(水曜日)『 金山剣術稽古会 』
          12時00分~14時00分
          戸越体育館 柔道場



9月7日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
          14時00分~16時00分
          新宿スポーツセンター 第二武道場
          


9月8日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
          17時00分~19時00分
          新宿スポーツセンター 第二武道場



9月9日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
          15時30分~17時00分
          戸越体育館 剣道場  
          18時30分~20時30分
          戸越体育館 剣道場


                
9月10日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           09時10分~11時10分
           品川区総合体育館 柔道場
           18時30分~20時30分
           品川区総合体育館 剣道場



9月11日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月12日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月14日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月15日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月16日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           12時30分~14時00分
           品川区総合体育館 剣道場  
           15時30分~17時00分
           品川区総合体育館 剣道場



9月17日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           09時10分~11時10分
           品川区総合体育館 柔道場
           18時30分~20時30分
           戸越体育館 剣道場
 


9月18日(月曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場

              

9月19日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月20日(水曜日)『 金山剣術稽古会 』
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 柔道場



9月21日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月22日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月23日(土曜日)『 抜刀術 特別講習会 』
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 剣道場+柔道場

           15時00分~懇親会



9月24日(日曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           09時10分~11時10分
           品川区総合体育館 柔道場  
           18時30分~20時30分
           品川区総合体育館 剣道場



9月26日(火曜日)『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分
           
          『 金山剣術稽古会 』
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



9月28日(木曜日)『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



9月29日(金曜日)『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~19時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場

           

9月30日(土曜日)『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           15時30分~17時00分
           戸越体育館 剣道場
           18時30分~20時30分
           戸越体育館 剣道場






【新宿スポーツセンターでの稽古時間】
(月曜日)17時00分~21時00分
※17時00分~19時00分は現在受け付けておりません。
※第四月曜日はお休みとなります。
(木曜日)14時00分~16時00分 
(金曜日)17時00分~19時00分

【江東区スポーツ会館での稽古時間】
(火曜日)19時00分~21時00分

【品川区戸越体育館での稽古時間】
(隔週水曜日)12時00分~14時00分

完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
初めての方はこちら「金山剣術稽古会について」をご参照の上
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてご不明な点がありましたら、ご連絡下さい。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2017-08-04(Fri)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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