中心視と催眠の関係

 先日は木曜日の稽古後に4~5年ぶりとなる友人との再会を果たした。私が就職して教育実習を受けていた前の席に居たのがその友人であり、私の青春時代を共に過ごした親友である。

 同級生であるが、一番上の子供が大学二年生と聞いて驚いた。会社ではバリバリに働きながら、15年程前から始めたフルコン系の空手で試合に出続けている。たまたまYOUTUBEで見つけてしまったが、ある団体の主催者の引退試合で、完全アウェイのリング上で勝利していた。ガタイもさらにでかくなっており、私の友人というのは、ボクシング時代もそうであったが体の大きいのとどうやら気が合うようだ。

 千葉に出張で来て、わざわざその日の夜に日本橋で宿を取ってくれて、五反田で何件かハシゴした。時が戻り、久しぶりに羽目を外して飲んでしまった。

 それにしても不思議なものである。過去の記憶は、半分ぐらい夢ではなかったのだろうかと思うほど現実感が無く、それはおそらくその時の自分が今はもう存在していないからそう思えるのかもしれないが、親友と会ってしまうと・・・・・・予想はしていたが、あの頃の自分が蘇ってきた。

 ああ、こういう自分を引き出す存在がいるのかと思うと、若かりし頃に、さんざん遊んで喧嘩もし、ここには書けないようなことも沢山やってきたので、夢ではなかったのだと、当たり前ではあるが、記憶が現実的なものとなった。

 親友というものが、年を重ねあらためて掛け替えの無い素晴らしいものであると身に染みて感じた。次は何年後になるか分からないが、それまでは互いに良い時間を重ねていきたいものである。「オレ」と「オマエ」そうした呼び方が出来ることに心地よさがあった。病気と怪我には気をつけて次はまたどこかで会おう。

 

 現実に戻って、本日は品川区総合体育館にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。と、その前に先日NHKガッテン!という番組で「高速道路催眠現象」というものを取り上げていて、何気なく点けていたのですが、目の使い方によって催眠状態に陥り易くなってしまうことがあるということでした。

 それは視野の使い方に「中心視」と「周辺視」というものがあり、高速道路で前方の自動車を見続けていることで、中心視となり、そうなってくると、視野がその一点に絞られてしまい、周囲の景色がまるでスローモーションのように流れて見え、催眠状態に陥り易いということを検証していました。私は催眠術のことは詳しく知りませんが、中心視と何らかの関連が、無意識の内に自分の行動を把握出来ない状態にしてしまっているように思えます。

 その番組の運転シュミレーターでは、何人かの方は表情がトロンとして我を失っているような状態でした。そこで私は「ハッ!」と感じ、これはもしかして・・・・・・と思うことがありました。

 剣術稽古でも、たまに私が「モードに入らないでくださいね!」と言っている事がありますが、相手が付いて剣先に意識が向かうと、どういう訳か自分の速度、力加減、相手との距離、そうしたものが修正している様子が見られないことがしばしばあります。これは何名かいらっしゃいますが、そうしたときの表情が、やはり「モードに入った状態」=催眠状態に近いのではないかと感じたのです。この催眠というのは、時間を掛けてというものではなく、ある状況が揃うと一瞬でそうなってしまうことから、やはり、「眼の使い方」が非常に大事なことであると思えます。

 その眼の使い方として、番組でも剣道における「遠山の目付け」など、視点をあまり動かさずに、動かさなくても周辺視で視野全体に収めているので、動きに対する反応にも合わせ易く、眼の使い方と心の状態というのは、実に密接な関わりがあるからこそ、最初の内に癖を直しておく必要があります。

 剣先を中心視で見続けてしまっては「剣術催眠症候群」(と言えるべきか)に陥るかもしれませんので、なるべく全体を広く見るように周辺視を意識して、ピントを合わせない位の感覚で訓練していかれると、これまで変わらなかった部分に変化が見られるかもしれませんし、私といたしましても、眼の使い方と、心身の制御に関する一つの検証結果として得るものがありそうです。

 予断ですが、ここ数年アクセルとブレーキを間違えた事故が多発していますが、その大きな原因として、オートマチック車が全般を占めてきたことが大きな要因であると思います。昔はマニュアル車が圧倒的にシェアを占めており、運転する楽しさや技術というものが、クラッチ操作に表れていたものです。ところが現代では、アクセルとブレーキのみで、エンストする緊張感もなく、シフトダウンなどの際に回転数を上げてガクッとさせないコツや坂道発進での半クラ操作など、そうした操作が省かれた事で、ペダル操作の感覚が廃れてしまったのではないかと考えます。

 そうしたことからも、現在は自動運転技術が発達し、一般道路でもテスト走行をおこなっている段階ですが、果たしてこの技術が人間の運転技術をどこまで廃れさせてしまうかと考えると、アクセルとブレーキの間違いどころではなく、もはや危なくて人間に運転はさせられなくなってくるのではないかと思えてしまいます。

 何が良いのか悪いのか、それはどのような状況になっても必ず出てくるものですが、私としましてはいいものは、なるべく形を変えずに残って欲しいと思います。刀や、鞘に、装置が付いたようなものは絶対に出てきて欲しくはないですね。

 話を戻して・・・・・・

 今日の講習、まずは9時30分~11時過ぎまで柔道場で殺陣クラスの講習をおこないました。今日は初めての方もいらっしゃいましたが、前回混雑した中での体験参加だったお二方が、今日はかなりジックリと取り組むことが出来たのではないかと思われます。

 生徒のHさんとはほぼマンツーマンに近い形での稽古になりました。Hさんは夕方からの剣術クラスにも参加されました。

 その夕方からの剣術クラスに向かう前に、総合体育館の近くの路上で、年上の男性に声を掛けられ、人違いかな・・・?と思っておりましたところ、2~3年前に西葛西でおこなっていたイオンカルチャークラブの生徒さんのご主人でした。合気道をされていた方でしたのですぐに思い出し、こうした武道場のある施設ではいろいろな方とバッタリお会いする事も少なくありませんので、こうしたご縁というのは、武道、武術を続けていく上でずっと繋がっているものだなあと感じました。

 剣術クラスでは、「四人斬り」、「払い突き」をおこない、最後に私が講習会で初めておこなう「タオル抜刀」をおこないました。私自身、数年前から居合刀をそれまでの二尺四寸五分から二尺七寸に変えたので、もうこの長さと重さでは無理だろうと、やる気もおきなかったのですが、次回の講習でこれをやると決めたので、先日木曜日の稽古の際にひさしぶりにやってみたところ、タオルや日本手拭いなどであれば、ほぼ外す事は無く打ち飛ばすことは出来ました。

 そうしたこともあって、今日の剣術クラスでは最後に皆さんにもやっていただき、その難しさと、そこからどういうふうに近づいていけるかという、コツを細かくお伝えいたしました。居合刀を持っている生徒も増えてきましたが、この稽古は鞘や刀身を傷つけたりする可能性もありますので皆さんにはまずは、鞘付き木刀でおこなっていただきました。その結果今日は4名の方が当てることが出来ました。

 明日も剣術クラスでは最後にこれをおこないますので、タオルまたは日本手拭いを準備してきて下さい。

 気が付けば、ゴルデンウィークです。5月5日(金)に「立廻り特別講習会」をおこないます。第一部は12時00分~14時00分、こちらは基礎的な、足運びや剣の振り方、構え方を中心におこないますので、初心者の方にはお勧めです。第二部15時00分~17時00分は、昨年の12月~今年の2月までおこなった立廻りをおこないます。この立廻りは続く第三部18時00分~20時00分にも繋がりますので、この第三部でおこなっている、払いから巻き太刀までの展開を最後までおこないます。二部だけの参加、三部だけの参加でもそれぞれで出来るようにいたします。お申し込みは前日の4日まで受け付けておりますので、なるべくお早めにご連絡下さい。

 明日は「月末恒例立廻り講習」、「誘対稽古」、「鬼ごっこ」、「タオル抜刀」です。きっと面白い講習になるでしょう。それでは明日も皆様お待ちしております!


2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-30(Sun)
 

少しだけ分かった歩き方

 気持ちのいい青空となった今日は「高齢者のための剣術教室」で講習をおこないました。今日は、約一ヶ月振りに白内障の手術を無事に終えられたNさんが参加され、体力面を心配しましたが最後までみなさんと共に楽しく運動する事ができました。

 楽しくと言えば、今月から新入生となられたHさんが最初から最後まで笑いっぱなしで、Hさんいわく「私、笑い上戸なんで恥ずかしいです・・・・・・」と仰っていましたが、場が明るくなる方に入っていただいて本当に良かったと思います。休憩中もSさんと一緒になって笑っていましたので、「どうなされましたか?」と様子を伺ってみたところ、「上手く出来ない自分が悲しくて可笑しいんです・・・・・・。」という、悲しいのか悲しくないのかよく判らないまま、私は講習を進行していきました。その笑いの印象が強かったせいか、今日は2~3回、Kさんの名前を間違えてHさんと呼んでしまいましたが、私にしてみれば名前を間違える事はめったに無い事なので、それほど今日のHさんの楽しげな印象が強かったということでした。

 この教室では笑いが原点ですので、これからもHさんを筆頭に(?)笑いが沸き起こる講習にしていきたいと思います。

 講習後はいつものようにレストランで皆さんと食事会。だいたいいつも1時間ほどゆったりとお話をして解散となります。2014年8月5日(火)に開講して、それから今日まで毎週火曜日は(火曜日が五週ある月は一週お休みとなります)こちらにお世話になっております。あと3ヶ月近くで丸三年となりますが、毎週通っている割にはそれほど実感が無いのが不思議です。楽しい時間はあっという間に過ぎていくと言いますが、こうした年月の早さも楽しい時間を過ごさせて頂いていますので、未だに新鮮な気持ちです。いろいろと体制を守って下さっているOさんにはいつも感謝しております。

 現在0時を回り、26日となりましたが、8年前の今日2009年4月26日に武術稽古を始めました。この8年間で人生が大きく変わりました。「出会う人」、「日々の考え方」、「自身の身体」、その間に紆余曲折ありましたが、2012年10月24日を境に私が選んだ道程はあての無い一人きりでの再出発でした。ですが、陰ながら支えて下さる方の存在があってこその歩みであったと思っております。そうした約一年程続いた孤独な時間が、実は孤独では無くなるための時間になっていることに随分あとから気が付きました。

 その間の私というのは、孤独な一人稽古の日々でした。しかし、その一人稽古というものが充実しだし、毎回予期せぬ発見の連続でした。他にやる事もありませんでしたから、自分のために全ての稽古時間を使う事が出来ました。その時に稽古の引き出しというものを知らず知らずの内に増やしていたのが今に貴重なものとして繋がっております。

 そうした、どう考えても自分が損をするという選択を自らおこなったわけですが、武術を通じて感覚もそうですが考え方や生き方に通じてくるものがありますので、そうなってきた時に、どうにも納得できない譲れないもの、譲ってしまうと稽古に対する自身の存在が嘘になってしまうという利害関係という支配から脱却せざるを得ませんでした。全てを失っても、生き方のためにこれまでいろいろな事をおこなってきた訳ですので、そうした自分を抑えて生きていくことは私の性分としましても元来無理がありました。

 利害関係というものが関わってきますと、どうしても私の場合、気持ちあっての武術稽古ですので、自分を認めない状況では技の進展など望めません。もちろん今の自分があるのは関わってきた全ての方の繋がりあっての事ですので素直に感謝しております。今後も私の選ぶ価値基準は、利害関係により稽古に対する情熱や向き合い方に影響が及ぼすような事態にならない方向に舵を切って行きます。そしてそうした同じ感覚を持った方とは末永くお付き合いしていきたいですし、共に発展できるアイデアを考えていきたいと思っております。※(ここで述べている利害関係とは、自分にとってプラスとなる金銭面や仕事面などの誘惑を優先し、嫌な事や納得出来ない事でも自分を曲げ得のために耐えていく事が暗黙の内に義務付けられている状況を差す)

 なればこそ結果として今の私がここに居るのだと思えますし、些細な事が、些細でないのだよと、感動できる日々をこうして一日の終わりに噛み締める事が出来る幸せが、私にとっての「生きている証」なのかもしれません。

 関わっている人がいること。いてくれること。そうした人達が笑い、喜び、真剣になってくれること。私は私の道を歩んで行きますが、ほんの少しだけ、歩き方が分かりはじめたような気がします。


2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

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(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

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2017-04-26(Wed)
 

周囲への思いが自身にめぐり全体が引き上がる

 記事の掲載が翌日となって安心された方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)昨夜はK君の「生徒さんの声」を掲載して2時すぎに就寝いたしました。

 今日は第四月曜日ですので、私にしてみれば武道場での稽古が無い一日となります。

 昨日のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、夕方の部と夜間の部を品川区総合体育館でおこない、夕方の部では四名の体験参加の方がお越しになり、全体でも混雑した状況でしたので、もう少しジックリと見てあげることが出来ればと私の講師としての未熟さを感じました。講習会場のスペースと講習時間を考えますと、その中で出来る事は限られてきます。

 上達の早い方は、他の人に指導している部分も全て逃さずに遠くからでも聞き取っています。自分の動きを稽古しながらも、耳は自身に取り込むための教えとして私がいろいろな方にお伝えしている事を吸収しているのです。

 そういたしますと、同じ時間内で、私が一人ひとり同じ事を繰り返してお伝えしてしまうと、全体としても吸収出来る情報が少なくなってきます。出来ている方もいらっしゃいますが、だいたいのものは自身にも当てはまっていると思って耳を傾けていますと、マンツーマンとまではいきませんが、吸収出来るものは多くなるでしょう。私がこのところよく感じていることは、稽古では「周囲をいかに感じ取れるか」ということです。そこに目が向けられるようになると、自身の行動や発言、そうしたものが「その場において、その後においてどうであるのか」ということに少なからず感じる部分はあるでしょう。 

 表面と裏面がバランスよく整う事で空間は安定し発展していくものと考えています。つまり、楽しみながら成長していく事が継続できるには、周囲に気を配り、時間を無駄にしない意識が、気持ちの裏では働いている事が大切です。さりげないところに奥ゆかしさが見られる、そんな学び事の空間としてこの教室を育てていきたいものです。

 続く夜間の部では、めずらしく体験参加の女性が1名、その他は男性陣という、そういった状況でした。今回で三回目の体験受講となられたMさんは、一回目二回目ともに、混雑した中での受講となり、今日こそは・・・と人数に安心はしたものの、まさかの紅一点状態に、私もなんだか申し訳ない気持ちになってしまい、相手を務めながら全体を見て回りました。今日の講習では、昨日の特別講習会から五名の方がお越しになられ、また夕方と夜間のダブル受講には二名の方が参加され、熱のある方々が増えてきております。夕方の部で体験参加にいらしたNさんが、生徒の皆さんを見てかなりの経験を積んだ方々と思われていたようでしたが、大体の月日をお伝えしたところ、驚かれたのと同時に興味を持っていただけたのではないかと思います。体験参加が三回ありますので、混雑した中での講習や、土曜日の殺陣クラスのように僅か数名しかいない状況での講習もあります。その一回ではなかなか教室の中身を知る事は難しいかと思われますので、今年の四月から新たに追加した土曜日の殺陣クラスを体験参加の方にはお勧めしております。体験参加の方でなくとも、もっと基礎の基礎を何度もおこないたいという方もいらっしゃるかもしれませんので、そうした方にとっては、現在空いている土曜日殺陣クラスがよろしいかと思われます。時間は、会場予約の都合により、午前、昼間、夕方、夜間、とその週によって変わってしまいますので、ホームページなどでご確認下さい。

 昨日は今年高校一年生になったK君がホームページにある「生徒さんの声」を書いてきて下さいました。これまでにも十数名の方々に大変貴重な感想を記していただきました。そのたびに大きな励みとなって、私自身もっともっと成長しなければならない、毎度の講習毎に自問自答しながら修正点を探り反省しております。

 中学一年生の頃に参加され、早くも高校生になったK君が、現時点で最年少での百回生となり、気が付けば名簿にある彼の名前が上から数番目のところに上がってきております。いつも武道場の入り口で居心地が悪そうに緊張しながら開始時刻になるのを待っている様子が、私にしてみれば彼に対する好感が持てる部分でもあります。なぜなら、そうした大人だらけの周囲に溶け込む事が難しい年頃でも、なんとか頑張って武道場に一歩踏み入れ、その場の空間と闘いながら稽古で彼自身が感じている部分に納得が行くものを彼なりに探し続けているからです。

 今回の「生徒さんの声」は、そうした年代の方に記していただけたことに喜びを感じております。さらに大人として成長していく姿を楽しみに、この教室を皆の成長の場として、技術だけでなく心理面における発展も、私は見ていきながら、自身といたしましても学ばせていただきたいと思っております。


2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

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2017年4月稽古日程

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2017-04-24(Mon)
 

喜びを噛み締めて

 本日は品川区総合体育館剣道場にて、1月以来となる「杖術 特別講習会」を開催いたしました。今日はYさんのご両親も参加され2時間で時間通りに終了しようかと思っておりましたが、まだまだ行けそうなご様子でしたので、いつも通り20分ほど延長しておこないました。ご両親様ともに楽しんで頂けたことに、噛み締めるような喜びを覚えます。後でご連絡をいただき、杖を二本購入されることになりました。

 講習では、今回新たに「下段扇抜き」と「上段扇抜き」をおこないました。

 「合心之型」、「四天誕杖」はこれまでにもおこなってきましたが、下段扇抜きでは誘いの飛ばし方が重要なポイントです。飛ばし方と書いたように、杖を飛ばすように滑らせながら誘いを掛けます。そのあとの動きというのは意外と自動的に反応してくれます。如何に誘いを掛けられるかがこの稽古の意図しているところです。

 次に上段扇抜きでは、ほとんんどの方が最初に苦労するのは、下段で重ねた相手の杖を飛び越えて下から跳ね上げる際の〔当て角〕です。それほど力を入れなくとも杖の払いが精確におこなわれれば、相手の左手から杖が外れていきます。今日はFさんにその当て方を見せるために私がおこなったところ、Fさんの両手から杖が外れて大きく飛んで行ってしまいました。幸いにも大事には至りませんでしたが、今後この稽古では周囲に気を付けておこなう必要があります。

 懇親会の席で俳優のSさんや肩甲骨の内側にあったシコリが取れたというTさんが話されていた、手足の動きというのは、そうならければ出来ないタイミングがあり、そこに納得が出来るようになったと仰っていたことが印象的でした。

 そうした身体の調和の引き出しを増やしておくと、まるで何かの装置のように考えなくとも身体がそのように動けるようになり、それが細かく組み合わせられるようになれば、今まで考えられなかったような動きや、相手とのやり取りが出来るようになってくると思います。

 二十連円打では卒業組以外の方々に取り組んでいただきましたが、YさんSさんペアは最後まで出来るようになりました。杖が面白くなってきたと仰るNさんは十二番まで進みました。Yさんのお父様は初めてにも関わらず八番まで直ぐに出来るようになりました。運動不足解消のためにご参加いただいたようですが、かなりの運動になったのではないでしょうか。

 講習が終わり、会場を出ると本降りの雨・・・・・・予報では曇りでしたが一応、傘と雨用具を準備していましたので事無きを得ました。

 懇親会では楽しく盛り上がりました。歳をとったせいか、昔はビールはジョッキで、いわゆる生ビールでしたが、瓶ビールをコップに入れて飲む(自分で注ぐ)というその作業が、「ああ、これは違うなあ・・・」と思えるようになりました。一人で飲む事はありませんが、今年はアルコール摂取頻度が増えているかもしれません。来週は広島から私の親友が訪ねて来る予定ですので、その時には飲まないわけには行かないでしょうね。

 言葉にしなくとも、優しさや温かい想いというのは、それぞれにとっての乗り越えるべく力となるでしょう。人が真に想い感じていることというのはフトした瞬間に垣間見えるものです。

 今日もまた素晴らしい一日を過ごす事が出来ました。お越し下さった皆様、ありがとうございました。


2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

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2017年4月稽古日程

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2017-04-23(Sun)
 

表向きは虚であり裏側が実用とは身体のことなり

 昨日は午後から高田馬場でW氏と稽古をおこない、その中で抜刀術に若干の微調整があった。それは柄に手を掛けた場合と、掛けない場合、そして僅かに触れる程度の場合、それぞれ抜刀の技によっては異なってくるものであり、その辺りが昨日の稽古ではまだハッキリしなかった。ただ、柄に手を掛けると、右上腕部にあきらかな変化が表れるので、その辺りが初動にどう影響してくるか今後は見極めていきたい。

 昨日の剣術稽古では「止まらないように止まること」と思わず口走ってしまったが、まさに今思っていることを言葉に置き換えるとそういう言葉になるのかと自分で言っておきながら直ぐにメモにした。そのように意識すると雰囲気や間に誘われにくくなるのである。つまり止まっていないため(見た目には止まって見えるが)止まらなくて止まれるのである。なんだか、トンチのようになってきたが・・・・・・(笑)そうは言ってもまだたまに誘われてしまうので、その辺りの精度を稽古の中で掴んでいきたいところである。

 昨夜は帰宅後少し横になり、21時30分頃に起きて諸々の用事を済ませた後、0時から2時過ぎまでまるでリミッターが切れたのではと思うような、元気さと、なんだか若返ったような身体の状態と精神状態となり、部屋の中でひたすらに身体を動かして自身の身体を調整するような鍛練系の稽古をおこなっていた。

 2時過ぎに食事をし、この時間に食べる量ではないほどのものを食べ3時過ぎに眠りに付いた。身体に悪いと思われるが、昨夜はなぜだか身体と気持ちが若々しく感じられいてもたってもいられずに動いていた。

 そして本日は、クリーニングを受け取りに行ったり、夏用の袴の下に履くズボンの裾を落としたものを受け取りに行ったり、注文していた居合い帯を二本受け取りに行ったり、夕方までは受け取りに行ってばかりであった。

 17時から高田馬場でI君と稽古をおこなう。開始直後は武道場が空いていたので、端から端まで30メートルの距離を杖の「馬突き」と「四天誕杖」で往復した。この稽古は1時間ほどブッ通しでおこなってみたい気もするが、普通の稽古では無理なので、いつか合宿稽古のような機会が訪れたら、そうしたときに存分におこないたい。

 休憩中にI君が、先日学校で生徒それぞれが自分の持っている〔宝物〕を持って来るように先生から言われ、I君は以前私が差し上げた模造刀を持って行ったそうである。こうして自分の身の回りにあるものの中で一番の宝物として剣術稽古で使用している刀を持って行ったことは私としても嬉しいことであった。

 もし私が今身の回りにあるもので一番の宝物と言われれば、甲野先生からお借りしている真剣であろう。当然ではあるが刀剣登録証まで頂いており、年期のある刀なので、私自身で鮫皮を張り目貫を入れ柄糸を巻き直したので、さらに愛着が湧いている。

 今日もI君と二人充実した稽古が出来た。三月から四月に掛けて、春休みの間に四回分稽古を増やしたこともあり全体的に進展した。気持ちの面での成長も十分に感じている。このままの調子で武術稽古に向き合い彼自身にとっての大切なものを、この稽古の積み重ねから得られることを楽しみにしている。

 
 明日は、品川区総合体育館剣道場で、15時00分~17時00分 「杖術 特別講習会」をおこないます。丁度良い人数での講習となりそうです。明日はそれぞれおこなう内容を分けておこないますので、みなさまにとって集中的に楽しめる内容であると思います。

 18時00分からいつものように懇親会をおこないますので、お時間のある方お待ちしております。
 それでは明日も宜しくお願いいたします!


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(受付は終了いたしました)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

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2017-04-22(Sat)
 

背中を育てる

 本日は戸越体育館柔道場にて、W氏とO氏と稽古をおこなった。杖術剣術ともに、〔背中を使うこと〕の大事さをあらためて確認した。私自身、背中についてはまだまだ使えていないので、一人稽古等で育てていきながら未だ見知らぬ感覚を養えるよう時間を無駄には出来ない。

 ハムストリングが以前に比べ落ち来ていることに気が付いた。これは身体の使い方が変わったことが関係しているのかもしれないが、今が普通で以前が発達していたと言えるかもしれない。だが、脚部についてはとくにハムストリングは身体を動かすのに重要な部位であると思われるので、一人稽古で使える腿に育てていきたい。

 今日の稽古で、相手と同化したつもりで静の状態をつくり、その静の状態に対する相手の気配の動きというか違和感に反応するということを試してみた。自らの状態に目を向ける事が相手の変化に気が付きやすいことに繋がるというのはあり得る事かもしれない。この起こり頭を捉える稽古はまだまだ研究していかなければならない。

 今記事を書いていて気がついたのは、静の状態というのは、静=停止しているという事ではなく、静=身体がもっとも動きやすくなっている状態。という事なのかもしれない。

 未だそれが分からないが、間違った反応をしないためにはどうすればいいのかということが一つの課題であるが、身体の状態を繊細に微細に繋ぎ、纏まっていて乱れないための操作というものが、静の状態で求められるように思う。そうした〔信頼できるもの〕が実感できれば、間違った反応は限りなく少なくなってくるだろう。操作―纏まり―重心位置 そこから動へと一瞬で移り変わるための工夫は積み上げていかなくてはならない。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

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2017-04-20(Thu)
 

お好み焼き屋で花が咲く

 本日も盛り沢山でした。

 まず、午前6時過ぎに目覚め、強風と雨足の強さに、30分早めに家を出る事にしました。準備を済ませ、いざ出発と外に出ると幸運にも雨がすっかり上がっており、青空も雲の間から見えていました。電車も別段遅延等もなく、余裕を持って「高齢者のための剣術教室」に通う事ができました。

 今日は、Sさんが墨絵を描いて来て下さり、これはよく特徴を捉えていると私の以前構えた姿を写真に撮っていただき、それを題材に描いて頂いたものです。

2017.4.18 クラーチ剣術教室

 講習では、いつもの二十連円打と、万乃型をおこないましたが、そろそろ全く違うものに変更しようかと考えています。

 今日は開始前に、Oさんが動画を撮っていいですか?ということでしたので、ついでに「突き返し」の写真をWさんに打太刀をお願いして撮っていただきました。

2017.4.18 クラーチ剣術教室①     2017.4.18 クラーチ剣術教室②

 講習後の食事会では、Tさんが新玉ねぎを温野菜風に作ってきて下さり、皆さんで美味しくいただきました。玉ねぎは頭がスッキリするので、私も時々生のオニオンスライスで食べていますが、新玉ねぎはどのようにしても美味しいものです。

 夜は新宿で約7ヶ月振りに青木賢治さんと待ち合わせし、久しぶりということもあって話に花が咲いた。いや、これはもう花が咲いたどころではなく、花咲じいさん並に約4時間、お好み焼き屋で積もる話が怒涛の如く溢れ出ました。
 22時30分近くになり、残念ながらお開きとなりましたが、私自身珍しくしたたかに酔うほどお酒を飲みました。ライターのお仕事をされている青木さんは、ペルシャ音楽や剣術などにも深い探究心を持って取り組まれているので、話をしていて「間」がピッタリ合うのです。だからついつい気持ちよくいろいろ喋ってしまいます・・・・・・

 四時間といえば、講習会ではかなりの事が出来ます。お好み焼き屋で向かい合って四時間があっという間に過ぎていたことに、二人して驚きました。7ヶ月間の間にいろいろな情報が入りますが、そうしたことを笑いながら、そして真剣に語り合える友人が居る事に深く感謝いたします。

 ものごとの流れに、どこか他人事のように感じながら、そうしたことを面白おかしくこれからも話して生きて行けるように、精進しながらも、また別な感覚を養いそのことをどう消化していけるのかということが、これからは自然と迫られてくるように思います。いろいろな人と出会い、いろいろな人が居て、時の流れとともに面白く展開していることが、また今になってそう感じられてくることが、生きていて愉快なところです。


 5月5日(金)こどもの日におこなう「立廻り特別講習会」のリンク先が、5月の稽古日程になっていましたので、先ほど修正いたしました。本日3コマ全て参加される方からお申し込みをいただきました。1コマでも2コマでも、その方々のご都合に合わせてお申し込みいただければと思います。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

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2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

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2017-04-19(Wed)
 

子供の頃を忘れずにそして今を大切に

 夜も深まるにつれ地面を強く打ちつける雨音が室内に響いている。今日も日中は暖かく、なんとなく衣替えをおこなった。なんとなくというのは、一年を通じて大して着る物に変化が無いためであり、私の場合の衣替えの目的は、捨てるか残すかという選択である。

 昨日Amazonで注文した品が届いた。Amazonの早さには驚かされるが、配達に来たクロネコヤマトの方にはなんだか申し訳ない気持ちになってしまった。それにしても、こういう感じのものがないかなあ・・・と検索して、すぐに画像で見ることができ、注文すれば翌日手元に届くというのは余りに便利な時代だと思う。ただ、便利になった反面、それが当たり前になってしまうと、それまで気にも留めなかったことでも不便だと感じ、心の余裕が失われてしまわないかと、そうした流れにはなるべく入らぬように、自分の心が落ち着ける時間を生きていたいものである。

 さて、本日は高田馬場でI君との稽古をおこなった。今日はI君が早く来られていたので、30分早く始めて2時間半稽古をおこなった。杖の稽古では、これまでにおこなってきたさまざまな内容の型稽古などを、続けざまにおこなえるようになってきた。剣術や抜刀術でも焦らせることなくジックリとおこなっているので、これからの身体の成長とともに技術も格段に向上していくだろう。

 今日はI君の十一歳最後の日だったようで、明日18日というか、もう間もなく十二歳の誕生日を迎えるようだ。これからは一年一年、益々成長著しくなってくるだろう。持っている良いものを失わないように、笑顔の絶えない日々を送っていただきたいものである。私も、まだまだ成長しなければならない、三十年先を生きる先輩として。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
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2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

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2017-04-17(Mon)
 

心の充足感にこれからの生き方を考える

 金星に代わって木星が存在感を放つようになったこの頃であるが、今日の日中は暖かいというよりは暑かった。さすがに今日は春夏用の作務衣を着て出掛けたが、さすがにもう衣替えをしても問題はないだろう。といっても年々着なくなった衣類を処分しているので変えるほどの衣も少なくなってきているが・・・・・・

 今日は帰宅して、いつもの作業のためにパソコンを起動させて、お問い合わせなどの返信をおこなっていたところ、MさんからTBSの情熱大陸で、刀鍛冶を特集していますよというご連絡をいただき、急いでテレビを点けて日本の刀鍛冶職人の中でも天才と言われている吉原義人(よしはらよしんど)氏の特集を見ることが出来た。途中からだったので番組はあっという間に終わってしまったが、鞴(ふいご)を片手に操作しながら、もう一方の手で焼入れをしている様子など、私には分からないがその刀に命を吹き込む瞬間の難しさというのは一体どれほどなのだろうかと思う。

 こうした方の存在というのは、世界的にも評価されている日本刀の価値を存続させる事でもあり、技術の継承や文化の伝承に極めて重要な役割を果たされているのだと、職人であり、アートでもある、刀鍛冶というものに見入ってしまった。ご連絡を下さったMさんにこの場でお礼を申し上げます。

 
 さて、暖かい一日となった本日は15時00分~17時00分、18時30分~20時30分、品川区総合体育館剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。私としては、14時過ぎから退館時刻の21時30分ギリギリまで、7時間余り会場に居た事になります。

 今日は夕方の部、夜間の部ともに参加人数が半々ぐらいに割れましたので、集中的に混み合う様な状況にはなりませんでした。とは言え、やはり立廻りのスペースを各グループ毎に確保するには手狭に感じます。

 今回も払いの稽古を集中的におこないました。次回は立廻りに用いる巻き太刀をおこないます。「万乃型」も間を大事に進めて行きました。後もう少しで最後まで到達いたしますので、皆さんが最後まで覚えましたら、今後は全体でタイミングを合わせながら通しでおこなうように稽古していきます。殺陣クラスでは、脚部鍛錬稽古、歩法稽古、万乃型、技術的に抜粋しておこなうもの、立廻り、といった流れで長期的に進めてまいります。前半は完成度を上げる内容とし後半は新たなものを身に付けていく内容となります。

 今日は体験参加のHさんが2回目3回目の体験講習をダブルヘッダーで受講されました。夜間の部までの間もずっと鏡の前で復習稽古をされており、延長分+合間の時間帯の稽古など合計で5時間は稽古されたのではないでしょうか。このところ熱意のある方がドンドン増えて来ておりますので、そうした方々がGold Castleの空間を良いものにしてくれているように感じております。

 講習の面白さは予定調和ではないところにあります。予定調和に進めることも出来るかもしれませんが、私が自分ひとりで考えておこなっているものですので、予定というのはあくまでも仮の台本のようなもので、台本というよりはプロットと言った方がいいかと思われます。その日の参加者、人数などによって、変更する事もありますし、空気を読んで直感的に内容を変えることもあります。その空気というのは生き物のようで、人数によっても変わりますし、生徒の面々によっても変わってきます、人の想いというのは不思議なもので、同じ静寂の中でも、笑いを誘うものであったり、ピリッと緊張させるものであったり、そうしたものが音も無く伝わりあっていくことに、「間」というものを感じますし、まさに生き物であると思うのです。

 4月22日(土)「杖術特別講習会」が迫ってきました。参加人数はまあまあ集まっておりますので、残り5名位まででしたらまだ大丈夫です。「二十連円打」、「四天誕杖」、「合心之型」、「下段扇抜き」、「上段扇抜き」これらを考えております。二十連円打卒業組は、それ以外の内容に励んで頂きたいと思います。初めての方は、最初に左右の持ち替えや単体技からおこないます。

 そして一ヶ月を切りましたが5月5日(金)こどもの日に「立廻り特別講習会」をおこないます。こちらはまだお申し込みが入ってきておりませんので、奮ってご参加下さい。三部制としておりますので、第一部は立廻りの無い、足運びや剣の振り方など、初心者の方にはジックリとおこなえる内容です。ふだん余り時間を掛けられない部分まで丁寧にお伝えいたします。

 第二部、第三部は立廻りをおこないます。これまでの講習でおこなった動きをまとめておこないますので、短い時間でも全体的に立廻りとしての完成度を上げていけるものと考えております。なかなか3コマ通して講習会を開催する事はありませんので、一気にレベルアップを図りたい方はお勧めです。ご連絡お待ちしております。

 こうして毎週お会いする方々との講習会や稽古会で、肉体的に疲れているはずでも、精神的には元気をいただいております。その肉体と精神とのギャップを無くして行かなければ故障や病気に繋がりかねませんので、別の角度からも身体の声に耳を傾けていかなければと思ってます。ですがやはり、こうして毎週気持ちよくお会いする事が出来る方々が居るという現実に感動を覚えますし、夢のようでもあります。金銭に代えられないこれ以上の心の充足感は無いのではないかと感じます。あるとき、フッと思いました。もう夢が叶っているのではないかと・・・・・・


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-17(Mon)
 

意識とは繊細で見破られやすいものである。飾るより、磨いたほうがいい

 今日は強風のため、桜が風に乗るように舞い散っていた。桜は満開もいいし、桜吹雪も綺麗だ。そして舞い散った桜色一面の地面もまたいいものである。出来る事なら、しばらくそのままにして頂きたいがそうも行かないのであろう。

 それにしても天気予報の精度には驚かされる。今日は全般的に晴れの予報で、15時台に小雨マークがあったが、見事にその瞬間だけ雨が降った。まあ、こんな天気の事柄を書くのなら、早く寝た方がいいのでは・・・?と思われるので、さっそく今日の稽古記事に入りたいが、なんというか・・・・・・毎回、今日は何を書こうか?一行下は不明のままキーボードを叩いているので、書き始めてから徐々にモードに入っていくのが通例となっている。

 私にしては久しぶりの記事となったが、それにしても一週間はあっという間だ。明日で深川スポーツセンターの講習から一週間と言うのが信じ難い。実感としてはまだ三日位しか過ぎていないような気がしている。先週から土曜日、日曜日、それぞれ二コマずつの合わせて四コマ講習となり、予想以上にエネルギーを使いきってしまった。そのため、今週の頭は記事も書かずに安静にしていた。安静にしなければマズイと思える状態になったからであり、木曜日の稽古中に完全復活した。おそらくは過度の眼の酷使と明け方までの作業が脳にきたものと思われるが、頭痛と違和感と言葉のキレがイマイチだったのと、普段落とさない杖を落としたので、いろいろ真剣に考えたが、今週の前半はふだん考えないような事を考えた。結局、一日半安静にし、次の木曜日の稽古中、しばらくして違和感が完全に消えたのであった。あらためて、稽古における集中というか、感覚に意識を置いた状態の積み重ねは自身の調子を取り戻してくれるものであると実感した。

 さて、今日の講習は午前の部が9時30分~11時00分まで品川区総合体育館剣道場にて「殺陣クラス」の講習をおこないました。今週も、先週と同じように開講間もない頃のような雰囲気の中一人ひとり集中的に見ることが出来ました。今日は初めての体験参加の方がお二人いらっしゃいましたが、かなり濃密な一時間半であったと思われます。間が空いてしまった方や、殺陣の基礎的な部分を集中的におこないたい方は、土曜日は空いてますのでお勧めです。

 そして場所を戸越体育館に変えて夕方の部15時30分~17時00分「剣術クラス」の講習をおこないました。このクラスは、メンバーも安定しており、現在丁度良い人数での講習となっております。以前イオンカルチャークラブの講師をしていた時の生徒でもあるHさんが、私がイオンでの教室を辞めてからも付いて来てくださり、今日も熱心に講習が始まる前から一人自主稽古をされていました。思わず私もそれに応えようと掛ける声に熱が入り、会場作りをしながらも、つい帯刀して手を付けて、それを見ながらまた会場準備に入り、また駆け寄っては手を変えて指導するといった、なんというか、いろいろな事が手に取るように分かるので放ってはおけないのである。

 殺陣クラスでは男性率十割でありましたが、剣術クラスは今日は男性がSさん一人でそのほか九割が女性メンバーでした。そうした中、今日はまず「福袋之型」、「千鳥之型」、「抜付之型」に分かれて、それぞれ進めていきました。

 この型稽古は一人でもおこなえるものとして、身体の使い方とともに、重心位置の把握や、手之内の使い方、床を蹴らない歩法、等々そうしたものを自ら習得していくためのものとして、講習では一通りの形を見せながら手順をお伝えしております。

 常連組の方々は「福袋之型」を一通り最後まで通しでおこないました。これは殺陣クラスでおこなっている「万乃型」もそうですが、動きの間と、静と動の使い方、次なる動きへの重心移動、等々そうしたものが自ら掴み取っていかなくてはなりません。台詞で例えるなら、今は棒読みで台詞を覚えた段階ですから、そのなかから、その言葉、そのシチュエーションがもっとも効果的に伝わる、間であったり、表現であったり、心の移り変わりであったり、そうしたものは、もちろん技術的に身に付ける事が必要なのですが、最も重要な事は、相手との会話が成立しているか、その場の状況に対して浮いていないか違和感が感じられないか、ですから、剣術稽古において、相手を見るということは、相手がその場に居なくとも目線一つで動きそのものに影響してきますので、その大前提を忘れないようにして技術的な部分に目を向けられるとよろしいかと思われます。

 後半は、今日の講習で初めて「払い突き」と「突き返し」をおこないました。私の稽古会ではこのところよくやっている稽古内容ですが、今日の皆さんの反応を見て、思っていた以上に興味深く取り組んでいました。とくに「突き返し」では、ある段階を踏んでからでないと、何もかもが分からなくなってしまう恐れがあります。殺陣の突きとは全く違ったものであり、その突きを巻き落とすようにして、一手間加えながら、手之内の連係が重要になってきます。もちろんその間の脚部は浮きを掛けながら重心移動しております。この「払い突き」と「突き返し」はまた次回の剣の講習でおこないたいと思います。

 最後は抜刀術をおこないました。今日から居合刀を差すことになったTさんもメキメキと上達されております。デスクワークで肩が凝ると仰っていましたが、その当時は動きにもそうした日常の身体の状態が見て取れましたが、今はかなり身体が変わってきたのではないかと思われます。人により早い遅いはありますが、継続していくことである時突然変化が訪れることがあります。生徒達を見てきて、その変化は脚部鍛錬稽古「蟹の前歩き」と「雀足歩法」に表れます。身体が変われば出来なかった事が出来るようになる場合があります。身体が変わるというのは、これまで取れなかった姿勢が取れるようになるということです。それはつまり、可動域が向上したり、身体の芯が出来てくる事も大いに関係しております。逆に言えば、技術的に出来ないというのは、身体の可動域や、体幹の強さが追いついていないということです。ですから、出来ないことをずっと取り組むのは、場合によっては無意味なこともありますし、そのための原因と方法を見つめて、今出来ること、向上出来ることを、見極めて稽古することが、楽しく有意義な時間として生きていけるものであります。

 ですから、段階を踏んでその稽古内容をおこなうということは、そうした理由があるからであり、そこを見極めて自分に必要な内容に目が向けられるかということが自分自身養っていかなければならないところです。もちろん私が指導していますので、それぞれにそった内容を考えておりますが、「自分を見つめる心」というのは、その一回が最初であり最後である積もりでなければ、いつもの自分に陥ってしまいます。(この場合の「いつも」というのは、目標に向けて取り組む純粋な精神状態を失った、雑みのある状態というべきか・・・)いつもの自分であるという事は、今までに経験した事のない気付きを得るには難しいかもしれません。武道場に入る前から、そうした心構えを己に課すということは、私自身成長したいものですから忘れないように肝に銘じておこなっております。

 さあ、明日は15時00分~17時00分 夕方の部と、18時30分~20時30分 夜間の部を品川区総合体育館 剣道場でおこないます。明日は、同じ会場で続けておこないますので、ダブル受講される方は歓迎いたします。明日も混み合うかと思われますが、活気ある一日となりますよう、明日もみなさま宜しくお願いいたします。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-16(Sun)
 

突っ走り続けるために

 今日は生憎の雨、真冬に戻ったような寒い一日であった。だが、午後から明日にかけて身体を休めるには天気は関係ない。休養しなければ稽古にならないと感じたのは、昨日の高田馬場で一人抜刀術稽古に取り掛かっていたものの、納刀もまともに刀が持ちづらく、落としかねない状況であった、駄目元で抜刀術をおこなったが、二本抜いて「これは駄目だ・・・」とやめにした。

 そんな状況の中、I君が訪れる。いつものようにニコニコと笑顔で挨拶を交わされると、身体の不調は忘れてしまう。稽古を開始し、いつものように共に脚部鍛錬稽古をおこない、杖術、剣術、抜刀術をおこなった。杖術の「馬突き」では、私自身受けの稽古が出来た。剣術ではI君からのリクエストで「剣 十一之型」をおこなった。「万乃型」剣術バージョンでは、最後の納刀まで進めることが出来た。

 抜刀術では、私の動きを見て吸収している事を感じるので、私としてもそれを参考に形にしているI君の動きを見て確認出来る。これまでに何人か講習会などでお会いした小学生の生徒の多くは、動く事よりも静止することのほうが難しい。だからこそ、私が静止して見せる必要があり、臨書では、古代の筆跡を同じように書き写すことで、筆圧や筆の走り、行間、文字の形などからその時その人物の思いや感情のようなものに近づくような瞬間があるのではないかと想像するが、剣術でも同様に、「動」や「静」、そしてそれらのあいだに入る「間」から、何かを感じ、何かに気づくのではないかと思っている。

 そこにはその人そのものが動きにあると思うので、感受性の強いお子さんには、そうした動きから内面が養われていくものではないだろうか。だからこそ、指導者と言うのは単に勝ち負けの結果だけではないところに、その稽古生の人格にまで影響してくるものとして責任が問われる。高田馬場の武道場では、品川区のように貸切で稽古をしているのではなく、限られた曜日と時間帯に個人開放区分というのがあり、その日程で稽古をおこなっている。そのため、広い武道場内にさまざまな団体や個人稽古者が訪れ、よく見かける順に記すと、制定居合、殺陣、剣術、空手、中国武術、剣道、ダンサー、少林寺拳法、などが大体見受けられる。

 私ももうすぐここで八年を迎えるが、他の団体や活動している方々と同一空間で稽古をおこなうというのは、得られるものが多い。やはり「ああ、この指導者はいいなあ・・・」と思える先生の生徒さんは、やはりきちっとされており、見習うべき事が多いものである。そして見習うべき方とは間逆の場合に遭遇する事もしばしばあり、そうした雰囲気の空間からも反面教師として学べる事がある。I君が私から学ぶものは、私が知っている私以上のものであると思われる。だから、そこに追いつけるように「稽古の場」を考え、深みのあるものへと己を進展させたい。

 昨夜はめずらしく0時前に眠りに就いた。朝方6時ごろに頭痛で目が覚め、ドキリとしたが単に肉体的疲労ではない影響が出てしまうと何もかもがおしまいなので、それはそれで仕方の無い事であるが、休もうと出来る内は、休むことにし、その時間を無駄にせず、源泉の放出量を増やすためにも、無理かもしれないが思考的にも脳を休ませようと思う。

 今朝は7時過ぎに起床し、頭痛はすぐに治まった。雨の日は必ずといっていいほど京王線は遅れてしまう・・・・・・このところの山手線も遅れている事に慣れてしまったが、人身事故も4月になって多い。だが、当たり前のように安心して移動出来ていることは、多少遅れようが有難い事なのだろう・・・・・・電車で15分遅れたが、なんとか遅れずに「高齢者のための剣術教室」に間に合った。


 さて、本日の講習に入ります。

 今日は最高齢のDさんが怪我でお休みされ心配ですが、ご本人曰く大丈夫そうなのでご本人や周囲の方も教訓にしていただければと思います。Kさんが熱心に二十連円打の六番目「円転左面打ち」を質問され、こうしてお会いするなり稽古内容の質問を受けることは、講師としては嬉しい限りです。そういう意味では、Oさんも毎回お会いして早々に質問がありますし、普段から稽古の事を気に掛けていることが伺われ私もティファールの如くすぐに熱が入ります。

 今日はひさしぶりに「鹿威し」をおこないました。これは剣の振り方と姿勢を意識する事で、身体のバランスと集中を養い、そして芯で捉えた時の互いの身体にカーンと響く何ともいえない気持ちの良さに、(真芯で捉えると、持っている人の木刀が地に落ちてしまうこともある)重たいはずの木刀を大上段から何度も振ってしまう人気のある稽古メニューです。これは私が考案した「二十連円打」のように、初心者稽古メニューの人気作です。

 講習後はいつものように皆さんと食事をし、今日は雨足が強かったので、途中までタクシーで送って頂き帰宅いたしました。電車の中では、いつも本を読んでいますが、その合間に剣術、杖術、抜刀術、殺陣、講習会場の手配、武道具の発注、それらを、私自身の稽古内容と、指導する稽古内容と、頭の中は自然と入り乱れておりますが、それらの思考が混線することはなく、日々更新しています。そこには、いろいろな人についての指導方法や、現在の段階なども頭に浮んでくる事も多く、それらの一部をこうしたブログに書いたりしていますが、あらためて目まぐるしいものだと気が付き始めました。やはり、休養の取り方が次なる発信のためには重要なので、忙しくした分、そのまま突っ走り続けるためには休養も大事な作業の一つとして忘れないようにしたいと思います。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-11(Tue)
 

徒歩5分広くて綺麗な深川スポーツセンター

 土曜日、日曜日合わせて4コマの講習が終わり、しばらく抜け殻のようになってしまう日曜日の深夜2時。

 大体いつも日曜日の深夜はボーっとしてしまうが、そこにストレスは無く、疲労感と心地よさと、ありがたいという感謝の気持ちに生きている、生かされているということを実感している。

 人それぞれの思いのなかで生きているのは当たり前であるが、毎週のように顔を合わせて、時には間が空いてしまうこともあるが、それは毎回が真剣な出会いであり、こうしていつものようにお会い出来ている事と言うのは、人生の僅かな瞬間の出来事なのである。それを思えば、出会いの分だけ別れが訪れてしまうということに、これから一体どれほどの寂しさが訪れるのかと恐ろしくなってしまうが、稽古や講習を通じて皆さんと過ごしている時間というのは私にとってこれ以上もこれ以下もない人生の大切な時間である。

 現在は月に最低30コマの稽古または講習会をおこなっており、飽きる事が無いというのはありがたいことである。俳優のKさんとお話したときに、「武術稽古ではインスピレーションを感じられるように、常に意識してやっていますと、色々と分かってくる事があります。そうしますと、身体のことだけでなく、ものの感じ方や心の在り方まで自然と変わり始めてきます。そうした瞬間というのは、会話も、その間も稽古になっていて、そこで得たものを自分の一人稽古でおこないたい(学びたい)というふうになってきます。つまり、稽古会や講習会というのは試す場所であり、そこで得たもの学んだものを一人稽古でジックリと習得出来るように励むのです。」というようなことを偉そうにも口走ってしまいましたが、常に今日は何が見つかるか、何が向上できるか、そうするにはどういう風に取り組むといいだろうか、身体と心がその答えを感じさせてくれるので、稽古に飽きると言う事は無く、それどころか、この稽古の時間というものが今の自分を少しずつ形作っているので、指導者として多くの方と関わるのであるなら、未熟だからこそ誰よりも稽古が必要であり、それが真っ当であると思っている。

 さて、本日は約二年振りに江東区にある深川スポーツセンターで14時から16時まで(午後の部)として講習をおこないました。こちらの会場は改修工事を終えて武道場はまるで新築のように全てが綺麗になっていました。広さ的には品川区総合体育館よりもやや広い感じです。開始前にWさんのスマートフォンで会場の写真を撮りました。

2017.4.9 深川スポーツセンター①


2017.4.9 深川スポーツセンター②


 非常に綺麗な武道場でした。更衣室は武道場内にありますので大変便利です。女子更衣室は剣道場の脇に設置され、男子更衣室は隣の柔道場脇に設置されています。

 東西線の門前仲町駅から徒歩5~6分位の道のりを歩き、「黒船橋」から見える桜が満開で、まだ葉も生えてなく、とても綺麗でした。早めに会場入りし、開始時刻5分前まで僅か三名しか来られていませんでしたので「今日は内容を変更してやるか」と思案していたとろ、やはり初めての会場なので道を間違えたり違う会場に行ったりなど、遅れて来られた方も何人かいらっしゃいました。

 講習ではFさんの成長に目を見張るものがありました。おそらく、身体と技術と心理面が一体となって動きに表れたものだと思われます。よく「心技体」といいますが、まさにその3つがこれまでと全く違うものになっておりました。おそらく、同じイニシャルのFさんに鍛えられ、今日は技術と間の取り方が上手なWさんと組んでおこなったため、一気に身に付いていたものが表に出てきたのだと思われます。今日の動きは、誰が見てもそう思えるし、ご本人にとっても感じるものがあったのではないかと思います。これは今後新しく入ってきた方にとっても、粘り強く継続して取り組んできた成果としての証となるでしょう。

 そして、今日で受講百回となりましたのは、2014年7月27日から参加され、当時はまだ中学1年生だったK君です。早いもので、彼も今年高校生になりました。受講百回と言いますと、毎週一回参加して約二年掛かります。彼は決して運動神経の良い方ではありませんが、よく本当に付いて来て下さっています。ときには私も厳しい口調で指導することもありますが、礼儀であったり、コミュニケーションであったり、彼のなかでの成長を感じとっております。器用不器用問わず、その人の思いが伝わってくるからこそ、私も気持ちを込めて彼に接したいと思いますし、これからも彼の成長を見守っていきたいと思っております。

 杖術特別講習会で、ご婦人Oさんに優しく丁寧に教えていらしたようで、その後Oさんが「K君がとっても丁寧に教えてくれましたよ!」と仰っていた事も覚えています。またWさんも「K君がいろいろと教えてくれたんです!」と仰っていましたので、決して教えたがりのタイプでもなく、自分よりも年上な大人に対してコミュニケーションが取れるようになってきたことは、こういう場を設けている者として、非常に嬉しいものです。

 K君もこれから益々大人になっていくでしょう。そうしたなかで、色々な出来事や社会に対して向き合っていかなければならない時期が訪れます。そうした環境に身を預けて生きていくなかで、今の日々を思い返す時が来るかと思います。そうした記憶の中に少しでも、この教室の記憶が残っていると私といたしましては、責任を感じますが嬉しいものです。今の時代は、個人の情報発信が昔では考えられないほど発達していますので、「あぁ、あの人・・・・・・今頃どうしているかなあ・・・・・・」なんて思っても、ツイッターやSNSなどで、虚しくも分かってしまいます。

 私も、この教室を長く続けていきたいと思っていますし、皆さんとのご縁も長く続いていく事を願っております。変わらない事の良さを育てるためにも、今は継続していく事が目に見えぬ今後の財産であると思っています。成長したい事は沢山ありますが、今出来る段階のものがありますので、そこを見極めて、実践して行きながら身体と心に宿して行かなければなりません。

 K君の今後の成長を楽しみにしております。

 午後の部を30分延長しておこなったため、終了時刻が16時30分となってしまい、次の品川区総合体育館で18時30分から夜間の部をおこなうため、急いで会場を後にしました。着替えなどもあり、17時丁度に門前仲町駅に着き、そこから日本橋で都営浅草線に乗り換えて五反田駅で下車、乗換えが一回で時間にして30分位でした。17時30分に五反田に着き、18時には総合体育館での会場作りも終え、猫と鶏とともに皆さんをお待ちしていました。

 夜間の部は、先週もこの総合体育館では多かったのですが、今週も全く同じ人数となり、混雑した中での講習となりました。そのため、今日の殺陣クラスでの立廻り前半部の講習では、五組で立廻りをおこないましたので、受付のテーブルを端っこまで下げ、そのスペースで一組おこなっていただきました。

 立廻りでは、かなり上達した方々も見受けられました。間合いの取り方や、ちょっとした仕草に工夫が見られるチームもあり、ここでは互いに良きライバル関係となって、高め合っているものを感じます。また、あるチームではちょっとした動きのクセなどがコミカルに見えてしまい、私も思わず笑ってしまう事があります。この教室の場合、楽しむ事を忘れてはいけませんので、やはりそうした要素も私自身忘れてはならないものとして、それぞれを見ていかなければなりません。

 剣術クラスでは、杖術講習をおこないました。今日は「四天誕杖」グループと「二十連円打」グループに分かれておこないました。この杖術講習の盛り上がりは一体何なのだろうともう一人の自分が客観的に感じておりましたが、熱の入った実行犯でもある私が、各人を見て回り、その熱を移し回っていることに気がつきました。

 目まぐるしく、声を掛けられるグループにお伝えしていきながら、今日の夜の部のような空間は一つの理想であると思えるほどのものでした。それぞれがそれぞれの課題に向けた内容を取り組み、各人で考え、分からない部分を質問し、そうした指導を周囲も逃さずに聞き取り取り組んでいく。それぞれの段階の方が一緒におこなっており、そうした中で取り残される人が一人も居ないようにおこなうことが私の中での心に決めている事なので、大変ではありますが、そこに対するエネルギーは果てる事のないものです。

 今日で体験参加3回目となるNさんは、杖の感触が気持ちよくなり始め、「杖の楽しさが解り始めてきました!」と仰られ、さっそく杖を注文されました。今日は、貸し出し武道具の本数が足りず、貸し出し用の杖を8本用意していましたが、それでも2本分足りませんでしたので、その二人には剣の講習をおこなっていただきました。私といたしましても、持ち運びには限りがありますので、生徒の方にはご協力お願いしております。今後も体験参加の方を優先的に貸し出しいたしますので、本数が足りなくなった場合は、お持ちでない生徒の方には別メニューでおこなっていただきます。

 現在の生徒の男女比率が以前と比べまして、男性が増えてきたように感じております。現在の状況ですと、日曜日の比率は半々位と言えるでしょう。夜間の部に関しましてはやや男性の比率が高めです。それ以外の部では同じかやや女性が多い場合もあります。土曜日の比率は、以前は8割~9割が女性でしたが、現在は7割前後となってきました。土曜日日曜日を合わせますと、細かい計算はしていませんが、感覚として男性4:女性6ぐらいだと思われます。

 さて・・・・・・いい加減に寝ないといけない時間になってきました。月30コマですと、休養の取り方も稽古の内に入ります。そういう今がもっとも身体に悪いのですが・・・・・・

 今の今を味わって、結果としての未来を充実させたいものです。今を見失わないこと。視覚に捉われると、見なきゃいけないものが見えなくなるのは、生き方も同じという事ですね。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-10(Mon)
 

本日から土曜日殺陣クラス開催!

 本日もホームグランドとなっている、品川区総合体育館で夕方から剣術クラスの講習と、夜から殺陣クラスの講習をおこないました。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールは2013年10月20日(日曜日)に第1回目の講習が始まりました。当時は毎週日曜日の18時30分~20時30分(夜間の部)で殺陣1時間+剣術1時間をおこなっておりました。開講間もない頃は生徒数も少なく週に1コマで十分でした。

 2014年1月になり、新しい方が数名入会されました。その中には、俳優さんやタレントさん、他団体で刀を使った講師のTさんも居て、現在の古参メンバーであるTさんやOさん達とともに、それでもまだ10名にも満たない生徒数の中でおこなっておりました。

 2014年4月になり、一気に体験参加の連絡が増え始め、この辺りから日曜日は二部制にしなければならないと考え始めました。そして、基本的に夜間の部は変えずに、もう1コマ夕方の部か昼間の部、空いてなければ午前の部のいずれかで開催することにいたしました。

 さらには、るろうに剣心の影響もあって、夏場以降も生徒数が増え始め2014年10月11日(土曜日)からもう1コマ土曜日の剣術クラスを追加いたしました。ここ近年はしばらく週3コマ体制でおこなっておりましたが、刀剣乱舞や、モンスターハンターなどの影響から、殺陣のみならず、刀や剣術に関心を持ち始める人も増え始めたと聞いております。

 そして2016年10月から私が一人で本格的に殺陣と剣術を指導するようになり半年が経過しました。この間の講習に関しては、生徒の皆さんの動きを見て、直ぐにでも手をつけなければならない部分があったので、まずは殺陣としての実戦的な歩の進め方をおこない、続いて剣を水平に振るということと切っ先を後ろへ振りかぶらないということを集中的におこないました。

 立廻りの手だけを集中的に、自分の役の動きだけ稽古すれば、その一つの殺陣としてはそれなりのものは出来るでしょう。しかしそれだけですと得られるものというのは、手を覚えてそれなりに早く動けるようになったということであり、そうして身につけたものというのは、やはりそれなりにしか見えてきません。激しい動きを本当に激しくやってしまうのか、それとも激しく見えるように安全マージンを確保した上でおこなっているのか、というところの差は大きな違いです。技術なのか勢いなのかという、間合いや、キッカケのタイミングに位置関係など、全てを把握した中で、調整できるようにしていきましょう。

 そうした実際に使えるための殺陣講習をおこなうようになって、剣術クラスとの体の使い方がマッチしたこともあり、毎月月末に殺陣クラスでは立廻り講習をおこなうようにいたしました。そうしたことから、驚くようなセンスのある方を発見したり、生徒の皆さんも、普段の講習から立廻りに活かせるものとして意欲的に取り組まれるようになり、昨年の暮れから今年に掛けて新しく生徒になられる方が増えました。そのため、生徒のレベルが上がってきているものの、立廻りをおこなうにはそれなりのスペースが必要であり、そのため2017年4月8日(土曜日)からもう1コマ殺陣クラスを追加して、基礎稽古と立廻りをバランス良くおこなっていくものといたしました。

 そのため現在週4コマおこなっております。土曜日に剣術クラス1時間半、殺陣クラス1時間半、日曜日に殺陣クラス&剣術クラス2時間を2回です。今後は、これ以上コマ数を増やす事は考えておりませんので、この週四体制でおこないます。

 そうした矢先に早速問題が降りかかってきました。2017年秋ごろから2018年春に掛けて5ヶ月~6ヶ月間ホームグランドでもある品川区総合体育館の武道場が耐震工事のため使用出来なくなります。いつかは訪れるだろうと想定していましたが、週四体制がスタートした矢先だけに、これをどう乗り切っていこうかと、今日はその事でいろいろと思案を巡らせました。

 現在品川区を中心に開催しておりますが、こういう時のために江東区や文京区でも団体登録をしておりますので、なるべく会場が狭くないところでアクセスが不便でないところを、色々と優先順位のなかから決定していこうと思います。場合によっては、講習内容と講習時間も少し会場によっては変更させていただくかもしれませんので、その時にはあらためてお伝えさせていただきます。

 さて講習では、雨はほとんど傘を必要としない程度でしたが、湿度が高く久しぶりに汗ばむ講習となりました。夕方の部の剣術クラスでは、参加人数も土曜日にしては多めで、熱の入った講習となりました。今日は杖術講習でしたが皆さん熱心に取り組まれ、講習終了後、会場の明け渡しに時間があったため、30分ほどかなりの方が残って稽古されていました。

 夜間の部の殺陣クラスでは、予想通り初めての土曜日開催ということもあり、かなり少ない人数でおこないました。Hさんは剣術クラスからのダブルヘッダーで参加されていましたが、剣術クラスも早めに来られていましたので、私も会場作りの準備が終わって、二十連円打などを講習前におこなっていましたので、それからのダブル受講はかなり濃密であったのではないかと思われます。

 殺陣クラスでは「万乃型」を最後までお伝えいたしました。夜間の部ということで、1時間半のところを2時間おこなえますので、かなりジックリと進めることが出来たように思えます。しかし、掛かり稽古では、あまりに人数が少なかったので、私も中に加わって一緒におこないました。さびしい感じはしますが、一人ひとり傍でお伝えできますので、生徒にとりまして今日はかなり進んだのではないかと思われます。

 来週も土曜日の殺陣クラスは継続しておこないますので、集中的におこないたい方は空いている土曜日をお勧めいたします。

 明日は、約二年振りに深川スポーツ会館で午後の部を開催いたします。東西線門前仲町駅から徒歩5分位です。品川区総合体育館が使用できない間は、何度かこの会場も利用する事があるかと思われます。夜間の部は品川区総合体育館でおこないます。明日も盛り上がる一日となりそうです。徐々にですが、身体も変わり、動きも良くなってきている生徒が見受けられます。身体と技術が成長していきますと、心の部分でも通じてくる部分が生まれますので、そうなってきた時に、対集団での立廻りを考案したいと考えております。現時点では、斬り方、払い方、間合い、キッカケ、全ての事が身体に染み込むまで、時間が必要です。

 それでは明日もみなさま、深川スポーツセンターと品川区総合体育館でお待ちしております。


2017年4月22日 (土)
『 杖術 特別講習会 』

(お申し込み受付中)

2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年4月稽古日程

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-09(Sun)
 

「立廻り特別講習会」のお知らせ

 2017年5月5日(金)こどもの日に品川区総合体育館 剣道場にて立廻り特別講習会をおこないます。


 Gold Castle 殺陣&剣術スクールでおこなっている立廻りを二時間集中的におこなって参ります。ですので、生徒の皆様には直ぐに動きに入りやすいものと思われます。もちろん、他の殺陣教室で学んでいる方や、以前殺陣を経験したことがある方でも段階的にお伝えしていきますので、交流も含め皆さんそれぞれ今の実力を知る上で良い機会かと思われます。

 1グループ3名~4名での立廻りをおこないます。この立廻り特別講習会は一回で終了のものではなく、今後も展開を繋げて行きますので、やるほどに上達されるかと思います。
(貸し出し用の帯と鞘付き木刀を用意しています。)


2017.5.5 立廻り特別講習会


【開催時間】
12時00分~14時00分/基礎編 
15時00分~17時00分/立廻り前半
18時00分~20時00分/立廻り前半+後半


【会場】
品川区総合体育館 剣道場

【参加費】
1コマ 3.000円
2コマ 5.000円
3コマ 7.000円


【お申し込み方法】
Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ、またはこくちーずより下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・鞘付き木刀の有無」 
⑤「参加希望の時間帯」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


2017-04-07(Fri)
 

2017年5月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

『 金山剣術稽古会 』 に関する見学、または参加希望の方はこちらの
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。
(詳細につきましてはこちらをご参照下さい。)

『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』 の詳細やお申し込みにつきましては
こちらをご参照下さい。 http://www.tate-ken.com



                            

5月1日(月曜日) 『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



5月3日(水曜日) 『 金山剣術稽古会 』
           15時00分~17時00分
           戸越体育館 柔道場



5月4日(木曜日) 『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



5月5日(金曜日) 『 立廻り特別講習会 』
           12時00分~14時00分 「基礎編」
           15時00分~17時00分 「立廻り前半」
           18時00分~20時00分 「立廻り前半+後半」
           品川区総合体育館 剣道場

                


5月6日(土曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           12時30分~14時00分
           品川区総合体育館 剣道場
           15時30分~17時00分
           品川区総合体育館 剣道場



5月7日(日曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
           12時00分~14時00分
           戸越体育館 剣道場
           18時30分~20時30分
           品川区総合体育館 剣道場



5月8日(月曜日) 『 金山剣術稽古会 』
           17時00分~21時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場



5月9日(火曜日) 『 クラーチ剣術教室 』
           10時00分~11時30分

          『 金山剣術稽古会 』
           14時00分~16時00分
           新宿スポーツセンター 第二武道場
           19時00分~21時00分
           江東区スポーツ会館 剣道場



5月11日(木曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場

                 

5月12日(金曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~19時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場


                
5月13日(土曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            9時30分~11時00分
            品川区総合体育館 柔道場  
            15時30分~17時00分
            品川区戸越体育館 剣道場



5月14日(日曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            18時30分~20時30分
            戸越体育館 剣道場
                 


5月15日(月曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~21時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



5月16日(火曜日) 『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分

           『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



5月17日(水曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            12時00分~14時00分
            戸越体育館 柔道場



5月18日(木曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



5月19日(金曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~19時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



5月20日(土曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            12時30分~14時00分
            品川区総合体育館 剣道場  
            15時30分~17時00分
            品川区総合体育館 剣道場



5月21日(日曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            15時00分~17時00分
            品川区総合体育館 剣道場
            18時30分~20時30分
            品川区総合体育館 剣道場
 
              

5月23日(火曜日) 『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分

           『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



5月25日(木曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



5月26日(金曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~19時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



5月27日(土曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            12時30分~14時00分
            品川区総合体育館 柔道場  
            15時30分~17時00分
            品川区総合体育館 剣道場



5月28日(日曜日) 『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』
            15時00分~17時00分
            品川区総合体育館 剣道場
            18時30分~20時30分
            品川区総合体育館 剣道場


5月29日(月曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            17時00分~21時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場



5月30日(火曜日) 『 クラーチ剣術教室 』
            10時00分~11時30分

           『 金山剣術稽古会 』
            14時00分~16時00分
            新宿スポーツセンター 第二武道場
            19時00分~21時00分
            江東区スポーツ会館 剣道場



5月31日(水曜日) 『 金山剣術稽古会 』
            12時00分~14時00分
            戸越体育館 柔道場






※新宿スポーツセンターでの稽古時間は
(月曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間で調整しておこないます。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分となります。 
(金曜日)の場合、17時00分~19時00分となります。

※江東区スポーツ会館での稽古時間は
(火曜日・木曜日)19時00分~21時00分となります。

※品川区戸越体育館での稽古時間は
(隔週水曜日)12時00分~14時00分となります。

<新宿スポーツセンターでの稽古日程>
※第一火曜日と第四月曜日はお休みとなります。
①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日)

いずれかの時間帯でお越し下さい。
完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
初めての方はこちら「金山剣術稽古会について」をご参照の上
「お申し込み専用窓口」よりご連絡下さい。

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてご不明な点がありましたら、ご連絡下さい。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2017-04-07(Fri)
 

重心からさまざまに使えるものを発掘せよ

 今日は満開になった桜が綺麗な高田馬場にある武道場で、W氏とI君と稽古をおこなった。I君とは春休みの期間中に集中的に稽古をおこなったのでかなり進展が見られる。五月で一年となるが、やはりこの年頃の一年間の成長は大きいものである。

 今日の稽古でも、W氏とI君が対になっておこなうことを中心に稽古を進めた。こうして二人がおこなっているのを離れて見てみると、私にとっても新鮮であり得られるものがある。マンツーマンでは伝え辛いものでも間接的に伝える事が出来るので、気持ちの面で重要な部分というのはどうしても「自分で気付いて下さい」という訳にはいかず、こうした場合だからこそ多少キツく言う事も出来る。

 「四天誕杖」と「馬突き」はやはり難しい部類の内容であるが、特に「馬突き」は受け手側が大変である。私も考案したが、まだ身体の使い方などより良く扱えるための工夫をしなければならない。

 「下段扇抜き」では、扇に小さく抜く際の左腕の使い方に得るものがあった。これはまだまだやり込めばさらに技となる工夫が出来そうである。

 「上段扇抜き」では、仕杖側の下段に受ける際の足運びにおいて、重心の確保が次なる歩の進みへと影響してくる。今後は杖術において、次の動きにおける現在の重心位置は何処がいいのかを考えながら、これまでにおこなっていた事を点検しあらためたい。

 重心というなら抜刀術においても、慣性力を自ら作り出す事がテーマでもあり、そうなってくると構えというものが非常に重要なのである。これは私の感覚的な表現であるが、重心操作からキッカケとなる慣性力を初動エネルギーとし、そこに抜刀した刀の重さを軽減するための働きがあり、いかに全てが同調する事が出来るかということに、抜刀術の難しさと面白さがある。

 そうしたことからも、脚部の使い方や浮きの掛け方など、なかなかに手間が掛かる身体の準備段階を経て構えの状態から抜きに入るのである。そのため、脚部鍛錬稽古や、座りでの体術なども、浮き身を育てるには欠かせないものである。

 昨日今日と集中的に取り組んだ抜刀術「鷲眼一閃」では、とくに慣性力の抽出と切っ先の移動エネルギーに浮いた状態で重心移動が合わせていけるかという、一回毎に対する心身の負担が大きい抜刀術である。そういう意味では現在取り組んでいる十二本の抜刀術は全て心身の負担が大きい。そのなかでも負担の大きい技である。

 最後は抜刀術稽古で今日の稽古を終えたが、集中した空間の中での稽古であったと思う。重心と慣性力、そうしたものが整い出せる身体を求めて、今後も稽古に精進していきたい。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-07(Fri)
 

講習後にお花見

 快晴で気持ちのいい本日は「高齢者のための剣術教室」の講習後に総勢5名でお花見に行ってきました。

 講習では今日から新しくHさんが参加される事になりました。左肩を上げると少し痛むようですが、杖の講習をおこなってみて、身体に対する感触が良かったようです。これからさらに講習が賑わいそうで楽しみにしています。 

 杖術では「二十連円打」をおこない、剣術では「万乃型」を継続的におこなっていますので、全体的に少しずつ身体に染み込んで来ているのを感じています。このところ、相手を付けての講習をおこなっておりませんので、「鹿威し」もいいですし新しい内容のものを考案してもいいかもしれません。

 講習後近くに樹齢の長い桜が沢山見られる小高い場所があり、そこでスーパで皆さんと買ったおにぎり等を食べました。平日ですが、春休みの影響もあり花見客が所狭しと賑わっていました。その影響もあってか、今朝の電車内はいつもより混んでいました。ニュースでは東京は桜が満開となっているようですが、私の近所でも、今日のお花見でも、まだ五分~六分咲き位でした。それでも、敷物の上に座って桜を見上げながらワイワイとおにぎりを食べるのはいいものですね。

 いろいろな方々の優しさや思いやりを感じながら、朗らかなひとときを過ごす事が出来ました。桜はこれから数日間が綺麗でしょうね。来週は桜吹雪でしょうか・・・・・・。季節は確実に変わりゆくものですね、私も、季節の繰り返しとともに歳を重ねていきます。毎年、季節を感じ、季節を楽しめるような心のゆとりを持って生きていきたいものです。

 今日はみなさまありがとうございました!


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-04(Tue)
 

雷鳴轟く濃密な稽古

 本日は夕方から高田馬場にてI君と稽古をおこなった。稽古中外ではピカピカと雷が頻繁に鳴り響き、これまでの記憶に無い中での稽古となった。

 今日は始めに「馬突き」(まづき)をおこなった。これは相手を付けておこなうものであるが、一人でおこなう場合、馬が突き進んで行く様におこなうため、心肺機能を高める効果が期待できるほど呼吸が荒くなってくる。今月の杖術特別講習会でおこなう予定である。

 次に「四天誕杖」をおこない、間合いと狙いを正確におこなうように稽古した。これも相手を付けておこなうものであるが「馬突き」の後におこなうと多少こんがらがってくる。これも合わせて特別講習会でおこなう予定である。

 そして、先日考えた抜き技「下段扇抜き」をおこなった。今日は打ち合わせた後の杖を引き寄せた際にほとんど持っていない感覚で操作する事と、回転中の右手の滑りが大事である事が分かった。浮きを掛けた脚部の連動が練られる内容でもある。

 さらに「上段扇抜き」もおこなった。これはよくW氏と稽古していたものであるが、まだ名前が無かったので、杖でおこなう「扇抜き」の上段バージョンと下段バージョンとして今後もおこなっていく。今後はどういったバージョンが見つかるか分からないが、杖の先端部は扇を開いた軌跡を描くので、そこについては特別講習会でおこないたいが、時間が足りるかどうかが心配である。

 「合心之型」もおこなった。これはI君とはずいぶんやってきたので、さらに細かい箇所を詰めておこないたいところである。

 剣術では「三歩円断」をおこなった。やはりI君の興味深く取り組む反応を見て、中心を取る稽古はあらためて必要である事を感じた。最後までは行かなかったが、丁寧に潰しまで稽古した。

 次に昨日の講習会でもおこなった「千鳥足からの巻き太刀」をおこなった。今日は初めてだったので千鳥足による潰しまでを稽古した。今後は巻き太刀から鍔競り合いとなったところからの崩し技を展開していこうと思う。

 そして「万乃型」を剣術バージョンで斬り上げまでおこなった。殺陣バージョンとの違いは、真っ向斬りの際の切っ先を下まで下ろすか、斬り手のまま止めておくか、そして切っ先を下まで下ろした際の、身体関係の繋がりとして後ろ脚を開き腰を沈める動作も異なってくる。この場合剣術バージョンの方がこの型稽古は動きやすいだろう。

 最後は納刀稽古をおこなったのち、抜刀術「巴抜き」、「逆手前方抜き」、「鯰起し」をおこなった。

 こうして内容を簡潔に記しただけでも2時間の間にかなりの内容をおこなっている。だから時間があっという間に通り過ぎていってしまう。先週私とI君との稽古を見られた方にはどういった雰囲気でおこなっているか想像が付くかと思われるが、5月で1年となるI君の成長は、毎週月曜日に傍で伝統空手を教えられている師範の方から褒められる程上達している。先週初めて「高齢者のための剣術教室」に訪れたI君が、今日も「また夏休みに行きたいです!」と言っていたので、私も夏を楽しみに、稽古に励もうと思う。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-04(Tue)
 

今夜もしみじみと感じ入る一日でした

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習は、第一部が品川区総合体育館剣道場にて夕方の部を開催し、続いて第二部となる夜間の部は、久しぶりに戸越体育館剣道場でおこないました。

 まずは第一部から。

 今日は予想以上の参加人数となり、久しぶりにお会いする方や初めて参加される方で盛況となりました。これでもまだお休みされている方々もいますので、土曜日に殺陣クラスを一コマ増やしておいて良かったとあらためて思いました。今月は「払い」と「斬り結び」を重点的におこなって行きたいと思います。

 殺陣クラスでは、今回から脚部鍛錬稽古を蟹と雀のみとし、その後に「前後左右の歩法稽古」をおこないます。この歩法稽古は、立廻りなどで、出来ている人と出来ていない人が明確に出てしまいますので、毎回おこなう事にいたしました。もう少しテンポ良く進められるように、私としましても考えて行きたいと思います。

 こうした足運びの稽古は、本日の夜間の部で私が皆さんに、「稽古の合間でも移動の際には、学んだ足運びと体捌きでおこなうようにして下さい。」とお願いしたところ、掛かり稽古(払い)の際など、キビキビとした動きで、その合間の整列も足運びや体捌きの稽古になっており、かつ講習時間を有効に使うことにもなり集中を切らさないという意味からも、今後は講習が始まる時の整列から、気持ちを集中して普段の歩き方から、切り替えておこなっていただくように考えております。どういうときに、キビキビとしなければならないのかはその都度言いませんが、その瞬間を感じとって自ら行動におこせるかが、こうした場所で得られるもう一つの稽古と言えるでしょう。

 夕方の部、夜間の部ともに「万乃型」は斬り上げまで進めました。急いで先を覚える事よりも、最初から一つ一つを確認して行く事がこの稽古では大切です。殺陣に必要な構え方や斬り方などが一連の流れの中に一通り入っておりますので、この万乃型が正確に出来る事が、色々な動きがついた中でも狂い無く動けるものとして考案しましたので、この型稽古は月末恒例立廻り講習の日以外は毎回おこなって参ります。

 次に今日は「掛かり稽古(払い)」をおこないました。同じ掛かり稽古でも胴斬りと比べて、絡みの間に余裕がありませんので、難しいものであったと思われます。芯がカンカンカンとリズム良く続けて払えるタイミングで絡みは間合いを計って斬り込んで行かなくてはなりません。そしてハケて行く方向も間違えるとぶつかってしまいますので、この稽古では今までと比べますと危険度のリスクは高めです。それは芯にも当て嵌まります。払いの際に切っ先を上げなければハケる相手の顔や頭を叩いてしまう恐れがありますので、払う事だけに意識が行かないように、切っ先がどこにあるのかということは殺陣をおこなう場合は常に意識しておく事です。これは良くあることですが、傍で指導していて本人が気づかずに何気なく木刀を動かした際に私の顔面をかすめることがこれまでに色々な場所で経験してきました。もちろん瞬間的に顔を動かして外すことが出来ているので事無きを得ていますが、そのギリギリをかすめたということすら気が付いていない方が多いものです。いろいろと動きを覚える事に気が回ってしまいますが、何よりも常に「切っ先の把握」をしておくことが肝心です。この「切っ先の把握」という言葉は、今後講習で多様するかと思われます。

 初めての「掛かり稽古(払い)」でしたが、それぞれに出来不出来を感じるものがあったと思われます。芯のレベルに合わせた絡みの動き方のバリエーションをそれぞれが身に付けて、互いに協力し合って安全に気持ちよく形が決まるようにおこなっていただきたいと思います。

 「斬り結び」稽古では、勢い良く斬り込む相手に対し、その剣圧に何とか耐えるように受けるだけで精一杯という動きで退いていくようにおこなっていただきました。同じ斬り込みでも、基礎的な部分がシッカリと身に付いていれば、余裕を見せた動きやギリギリで押されているような動きも出来るようになってきます。ただ、殺陣の場合、本当に激しく斬り結んではいけませんので、手の内の締め方等により見た目とは裏腹にある程度剣圧を殺さなければなりません。

 そうした意味で剣術クラスでは、手の内の締めによる寸止めでの斬り結び~斬り返しまでをおこなっていただきました。その前におこなった、起こりを出さないように剣を振る稽古を、全員で一人ひとりおこなっていただきました。その感覚で、次の寸止めによる斬り結びをおこなった際には、相撲の立ち合いのように、どちらからとも無く声を出さずに振って来た相手の剣の起こりを捉えて真ん中でピタリと止め合うことが大事になります。静から動の瞬間、そしてまた静になるということが、一瞬の間に起きます。そのことを意識して、静止した状態を作り、瞬間的に剣を飛ばし、そこでピタリと止めること、その一連に今の今がありますので、相手を見ながら自分も見る、この場合の見るは観ると言う事になりますが、心と身体をよりリンクさせてあげられるように見つめて行くと、ある時に気付くことが訪れるかもしれません。

 剣術クラスでは最後に「千鳥足からの巻き太刀」をおこないました。これが夕方の部、夜間の部ともに予想以上に皆さん興味を持って取り組んでいただきました。反りのある木刀での巻き太刀は滑り易いものです。そのため、反りを返す手首の操作が一回転に付き二回必要になってきます。

 夜間の部でも久しぶりに復帰された方もいましたし、初めておこなった「万乃型」には少々戸惑われていたようです。私の講習もいろいろと新しいことをおこないますが、毎回おこなっているものもあります。今後はそのバランスを見ながら、完成度を上げていくものと、新鮮さとともに体捌きを身につけるものを取り入れていきます。身体の使い方は共通しておりますので、内容が変わっても、身体の使い方や手順が以前の動きよりは良くなっていきますので、久しぶりに以前の内容をおこなった時に、やっていなかったのに以前より上手く出来るようになっているということもよくあることです。ただ、そのためには、間を空けずに講習に参加することが大事です。もし間が空いてしまった場合は、集中的におこなえる「特別講習会」で感覚を呼び戻して、さらなる身体と感覚の進展を求めて行かれる事をお勧めいたします。

 第二部では、久しぶりの会場移動となり、道衣に袴姿のままコートを羽織り高下駄を履いて総合体育館から戸越体育館まで途中でサンドウィッチを頬張りながら30分掛けて到着いたしました。

 久しぶりにTさんが復帰され、少し腰を悪くされていたようで、その影響が動きの中で見受けられました。私自身さいきん考えるのは、腰が詰まるような負担を軽減するには、「浮き」を掛けること、もしくは浮きを掛け続けられる状態にしておくこと、そうした身体の状態が習慣化されれば、身体の詰まりも出にくいし、技の効きも良くなるのではないかと、頭の中ではそう思っています。

 体験参加の頃から、面白い方だなぁと思っていたNさんが、今日の「千鳥足からの巻き太刀」をおこなっていた際に、私はTさんとペアでおこなっており、フト隣のNさんと目が合ってしばらくの間の後に「気持ちは、伝わっています!」という言葉に大笑いしてしまいました。こういう場が明るくなる方の存在というのは、ときに緩みのない空間になりそうな時はありがたいものです。

 今日もありがたい一日となりました。しみじみと振り返る日曜日のこの時間帯が私は好きです。ですが、気がつけばもう4時となっています。月曜日の朝が近づいて参りました。それでは小鳥が鳴き始める前には眠りにつきたいと思います。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-03(Mon)
 

来週から土曜日も二コマ開催となります

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは土曜日の講習としては珍しく夜間の部での開催となりました。来週からは土曜日も二コマ開催となりますので、私としてもどのようなエネルギーの使い方になるのかまだ想像がつきません。新年度は4月1日から講習が始まるキリの良さとなり、久しぶりにT君も訪れ熱心に稽古に励んでいました。

 今日の講習では「福袋之型」に番号をつけておこないましたが、1番から8番まで少しずつ時間を掛けておこないましたので、最後に全体で合わせた時には動きが揃っておこなえるようになりました。これは土曜日剣術クラスのみおこなっている内容ですが、まだ続きがありますので、今日の動きを忘れず次に取り組めるように励んでいただきたいと思います。

 後半は抜刀術に時間を掛けておこないました。今日は夜間の部ということで2時間+15分の講習となりました。抜刀術では構えと納刀を若干変更した「逆手前方抜き」と、鞘を出す操作となった「鷲眼一閃」をおこないました。

 逆手前方抜きでは、脚足の移動距離が重心移動と抜きの速さに繋がるため、一畳分の幅を両足が越えるようにおこなっていただきました。難しい方は前足のみ越えるようにおこないました。名前の通り、前方への移動で抜刀するものであり、鞘引きをせず、重心移動に伴う歩幅の大きさと後ろ足の回収がこの稽古では重要になります。

 次の鷲眼一閃も、同じく鞘引きをしない抜刀術であり、そのため鍔がお腹の近くにあり、重心移動が瞬時におこなえるための構えというものが重要になります。これは今日私もおこなってみて、あらためて重心移動の僅かな操作の手続きが滞りなくおこなわれることで、切っ先が軽く飛んでいくように抜けていきます。つまりは重心移動に上手く剣を乗せられるかということなのでしょう。

 今日は納刀と抜刀に時間を掛けましたが、前回おこなった「四人斬り」は今回おこないませんでした。またいずれ機会をみておこないたいと思います。

 さて、明日は15時00分~17時00分 品川区総合体育館剣道場にて夕方の部の講習をおこない、次に18時30分~20時30分 戸越体育館剣道場で夜間の部をおこないます。夕方の部は会場が広めですので、時間の都合のよろしい方はお勧めいたします。明日も体験参加の方が数名いらっしゃいます。3月をお休みされていた方との再会も楽しみにしております。数ヶ月間お休みされていた方、または以前体験参加に来られた方も、時期的に落ち着きましたらお越しいただければと思います。

 それではみなさま、明日も楽しみにお待ちしております!


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
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 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-02(Sun)
 

無意識の貯蔵

 今日で3月が終わり、いよいよ新年度がスタートする。今年に入って新しい方との出会いも増えているが、さらに良い出会いが訪れることを期待している。

 ホームページの挿絵を深夜0時を回ったところで変更した。今回は新バージョンということで、先日私の誕生日にOさんとYさんが計画し、Wさんの協力もあってサプライズプレゼントとして今回の挿絵をいただいたのである。Yさんは売れっ子のイラストレーターであり、時代小説の表紙の挿絵なども描かれている。そのYさんのこれまでの絵を拝見して一目惚れしてしまい、昨年私のホームページに是非とも描いていただきたいと仕事としてオファーしたのであった。

 私は元々猫が特別に好きという訳でもなかったのであるが、飼ったこともないし野良猫に近づいても逃げられてしまうので、これまであまり猫というものを意識していなかった。だが、どういうわけだか武術関係や出会う人の中に猫好きな方や、猫を飼っている方が多く、どこかで猫を引き寄せているような気がしてきたのである。

 そんなある日、フト土産物屋さんで招き猫を見つけ、生徒を招くためにというよりは生徒に対する感謝の気持ちとして、武道場の入り口に向けて招き猫を置いておく事で、講習に訪れる瞬間というのは緊張してしまうものなので、こうした物があるとホッと出来るのではないかと思い購入したのである。(今年に入ってMさんから酉年の鶏を頂きましたので隣に一緒に置いております。)

 そうしたことから、何か猫とのご縁を感じ始め、「ホームページの挿絵にはどこかに猫を入れてください。」と、Yさんにお伝えしたところ、「じゃあ、猫が道衣に袴姿では?」という提案に、流石だなあ!と思ってしまい、直ぐにイメージが浮んできたのであった。

 今回プレゼントに頂いた挿絵は、私も考えていなかったバージョンであり、しかも新たなタイプの猫なので、得物といい猫といい、毛色といい、背景の色といい、この教室の雰囲気に合った素晴らしい挿絵だと思う。

 さて、本日は小雨の降りしきるなか高田馬場にて夕方から昨日に続いてI君と稽古をおこなった。

 今日は杖術にかなりの時間を割いておこなった。というのは新しい稽古内容が加わったので、まだ名前が無いのであるが、追い打ち突きの連打に対し、払いと受けを難しい脚部との連係で対応していくというものである。これは「四天誕杖」と同系統と言える相手を付けての連係稽古でもある。とくに脚部の運び方が攻め手側、受け側ともに難しいので、これは稽古として身になるものであるので、4月22日におこなう「杖術特別講習会」でお伝えしたいと思う。

 そしてもう一つ、以前おこなったことがある杖の「抜き技」を今回少し動きを変えて、一つの形として纏めたものが出来た。これも名前が決まっていないが、「合心之型」と同系統と言えるものである。これも4月22日の「杖術特別講習会」でお伝えしたい。

 今のところ考えている4月22日の「杖術特別講習会」の内容は、単体技を幾つかおこなったのち、「合心之型」、名前の決まっていない「抜き技」をおこない、後半は「四天誕杖」、名前の決まっていない「連続技」を予定している。おそらくこの内容で時間一杯になるであろう。参加される方はあっという間に時間が過ぎてしまうほど熱が入るものと思われる。

 I君との稽古では、今は心身ともに非常に良い状態にあることを感じる。身体が心を育て、心が身体を教えてくれていることを、無意識の内に吸収している。そしてそれは、稽古時間だけでなく、次の稽古が訪れるまでの間に育っているようにも感じとれる。

 学ぶ事はこれからたくさんあるだろう。もちろん私も、まだまだたくさんのことを学ばなければならないが、人に対する思い、自分自身を見つめる事で、結果として多くの方と知り合う事が出来る。人と言うのは分かっているものも分かっていないように振舞うし、分かっていないものを分かっているようにも振舞う。

 すなわち、そうした事に振り回されて身を取り繕う術を身につけても、その多くは見透かされているようにも思う。ならば、大事な事はやはり、自分自身を見つめて「自分がどうであるか」ということに問いかけ生きていかなくては、結局はどの枠の中で物事を見ているかということになり、その枠の外に出るための視野の広さとは自分を知ることで見えてくるものである。そうした枠に入ってくると、八方美人は心持に信頼が得られるのかどうか気をつけなければならないだろう。

 「杖 十一之型」では、重心操作について今後は伝えていきたい。その他「万乃型」もさまざまなところでおこなっているが、まだ最後までは誰も行っていないので、この形を最適な間と、体捌きでおこなえるように私も今は気持ちよく取り組めている。

 こうして考えてみると、杖術にしても剣術にしても、殺陣にしても、よく一人で頭に入っていると思うが、これが忘れる事がないから不思議である。最も私が考案しているので忘れる事は無いと思うが、付いて来る方々は大変であろう。だが、身体の使い方は共通しているので、あるとき久しぶりに取り組んだ技などが、以前よりも出来るようになることもある。上手く出来なくとも、身体の使い方に得るものが備わってくれば、苦手なものも理解が進んでくるだろう。見方や捉え方を変えるには、身体と心に得るものが必要であり、そこに意識をもち続けて稽古に取り組む事が何よりの近道であると私は思う。体裁は中身が育たない。

 あらためて、心の在り方というのが稽古では大切であり、若いI君との稽古ではそうしたことの価値に気がつかされる。私も指導者として成長しなければならない、もちろん身体も技もまだまだ先を知りたい。月日の経つのは早いが、その一日というのは、実に掛け替えの無いものである。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

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 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-04-01(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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