いい塩梅を維持するには

 本日は高田馬場にてW氏とI君との稽古をおこなった。昨日29日は戸越体育館で22日の稽古を振り替えでおこなったのであるが、「浮き」について私なりに得たものがあった。そのことから浮くための体の状態というものが、これまでの姿勢やその状態というものを見直すことが出来る手掛かりとなった。だが「浮く」というのは私も具体的には良く分からないが、捉えにくいところにあるものだと思う。これまではドンと一発浮きを掛けるといったような認識であったが、それは一部分タイミングを合わせたということであり、今後はそうしたものとは違う、捉えにくい実感の中で有効である事を検証していかなければならない。ただ、昨日の体術稽古ではさまざまに可笑しな動きを試して笑い溢れる中、ヒントが見つかり有効であることが確認できた。

 さらに昨日はどういう訳だか抜刀術や納刀にこれまでにない感覚で操作が出来た。まるで二尺七寸の居合刀が、二尺五寸位に感じる程、手の内との一体感があり実際に軽く感じられ精度が上がった。「これは一体何が起こっているんだ?」とW氏に思わず漏らしてしまったが、明日の抜刀術で確認しようと稽古を終えたのであった。

 そして本日高田馬場でお二人が訪れる前に抜刀術稽古をおこなった。昨日と同じ条件で、稽古前に少し身体を動かして来たのであるが、昨日のような異常に繊細で安心感のある抜きとはいかなかったが、原因はおそらく、身体の状態が程よく整っていたのではないかと思われる。今後は身体を酷使することだけでなく、良い状態へと整える塩梅を知っておかなくてはならない。それには、「あとちょっと」の価値を見逃してはならないだろう。

 程無くしてW氏とI君が訪れ、今日は午後の時間帯にしては珍しく武道場の利用者が多いなか、私も熱が入って二人の稽古を観ていった。私も普段はこのお二人とマンツーマンでおこなっているので、二人が向かい合っておこなっているのを外から観ることが出来ていろいろと気がつくことがあった。

 春休み期間中ということでI君の稽古日程がこれまでよりも増えているので、この期間に一気に進展していただきたい。と思っていたところ、「オッ!」と思えるとろころが所々に垣間見えるので、今は身体も心も新しい道をドンドン歩いて進んでいるようだ。

 W氏も体調を崩しながらも、よく集中してついて来ている。こうして間を空けずに集中した稽古をおこなっていると、大なり小なりグンと進展する時期があるので、これからもさらに期待したい。
 
 さて、いい塩梅をどのようにして探していけるか。その日その瞬間で違うものだから難しいよね・・・・・・


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-31(Fri)
 

みんなが喜べるひとときの時間

 本日は待ちに待った同じ名前の、I君とIさんがご対面となりました。

 以前から今日の予定を楽しみに、ようやくここに記事を記す事が出来ます。

 先日、高田馬場でI君との稽古前にお母様より、「春休みになったら火曜日に先生がおこなっている教室へIを連れて行ってもいいですか?」という提案があり、それはもう私としてもクラーチ剣術教室でよくみなさんから、「I君を呼んで来て下さいね!」という言葉を再三伺っていたもので、願っても無いお母様からのご提案でした。

 そして本日、快晴となった青空のもと、会場の最寄り駅でI君とお母様と待ち合わせをして、一緒に会場へと向かいました。

 受付で鍵をお借りする際に、フロントスタッフのMさんから「先生のお子さんですか?」と冗談を言われ、「絶対に言われると思いましたよー(笑)」と笑いの中、エレベーターに乗り込み2階へと上がっていきました。

 会場ではいつものようにOさんが稽古をされており、そしてI君と同じ名前のIさんもすでに中に入られており、さっそくのご対面が実現いたしました。I君との稽古は月曜日が多く、その翌日の火曜日に毎週ここで講習をおこなっているので、私も昨日の稽古の話をこのブログや皆さんとの食事会の時にお話するので、みなさんI君に興味を持たれていたようです。

 小さい小さいと思っていたI君でしたが、今日この教室でみなさんと一緒になってみると、身長がDさんと同じか、少し高い位でしたので、ああ、もう大きくなってきたなぁ・・・・・・と、しみじみ思うのでした。

 こうした初めての環境で初めてお会いする方々を前にしても、臆することなくニコニコと素直に笑顔でいられることは、彼の人柄を表していますし、これから大人になっても澄んだ笑顔でいられる強さを養っていただきたいと思います。

 今日は白内障の手術のためNさんが残念ながらお休みとなりましたが、視力が良くなってまたI君が来られるチャンスがありましたら、そのときは一緒に稽古が出来ればと思います。

 講習では、いつものように体操から杖術をおこない剣術で終わりました。I君も傍にいた方々に教えてあげたりしながら、今年6年生となる彼にとって、人生の大先輩の女性陣達とのふれ合いは、今後長く記憶に残るのではないかと思います。優しい性格ですので、ここでさらにみなさんから優しさを受け取り、今後彼の中で優しさというものが強さとなって活きてくることになるキッカケとなれば幸いです。

 講習後はレストランで、総勢11名での食事会となりました。今日はTさんがフルーツデザートを作ってきてくださり、食後にみんなで美味しくいただきました。私としては、真横にI君が座っており、なんだか実際に今ここに居るという事が不思議な感覚で、その雰囲気を楽しんでおりました。お母様も、お仕事などでお忙しいところ時間を割いて来て下さり、今日のみなさんが喜んでいただけるご提案を下さり本当にありがとうございました。

 今日は、食事会のあと、I君と再び高田馬場に移動して稽古をおこなう予定でしたが、Oさんのアイデアでここの会場が使える事となり、みなさんは見学している中での私とI君とのマンツーマン稽古という、私も経験の無い公開稽古となりました。

 天井の低さと階下との関係からおこなえる内容が限定されましたが、十分な内容で稽古がおこなえました。やはり「楽しんで稽古が出来る」という事は、伝える側も教わる側も、心と身体を健全に日常へ活かしていく為には、最大の重要事項であります。真剣に集中し、時には大きく笑い、悔しさも味わい、そうしたことも楽しさに繋がっているものでなければなりません。姑息な方法や、意地の悪い手段、怒鳴って泣かせて、立場を見せ付けるというものは、心と身体が健全になっていくどころか、その反動は必ずどこかに出てしまうものです。私がそうしたことを学び実践し、より良い空間へと育てることに関心が生まれたのは、甲野善紀先生との稽古や、稽古以外で感じる部分からも、たくさんの学びを受けているからです。そして私が毎回感じるのは、甲野先生の松聲館から帰る時の心の感動です。私もそうした稽古後の感動というものが、なんと素晴らしいひとときであったものかと、感動しながらも稽古というのはこういうものでなければならないと深く考えさせられました。そこに少しでも近づけるためには、私自身が成長しなければなりませんし、直ぐに出来るものでもありません。人を大切に、厳しい状況設定の中で生きてこられたからこそ、そうした余韻に残る感動が続くのだと思います。そうした感動が毎回かれこれ7年近く一度たりともそういう日が無い事はありませんでした。これは本当に凄い事だと思います。

 稽古というのは、技や技術のみならず、そうした思いも伝えていくものだと感じます。ですから、稽古が試されるというのは、武道場以外でどうであるかということです。ですが、常に礼儀良くという訳にも参りません。ただ人に迷惑を掛けない心配りがどこまで行き届いているか、同じ過ちを繰り返さないか、僧侶のように品行方正になれとは言いません。ただ、武道場でおこなっていることに嘘をつくような行動をそのほかの場所でおこなわないことが結果として自分を救ってくれます。

 稽古をおこなうというのは、単に技量を上げるだけでなく、そうした本来の自分になるための、自分が目指す人間というもの、あこがれの対象に近づくための、意識を強く心に刻むための時間であるとも言えるでしょう。そうしたことが、あるときスッと無意識の内に態度や行動に活きてきたなら、これまでの自分からこれからの自分に徐々に移り変わってきているのかもしれません。

 現代における武術稽古の意味とは、上記に述べた一部の事柄におきましても十分すぎるほどに意義のあるものであると私は断言いたします。

 稽古を終えて、みなさまとお別れの時間がやってきました。I君も皆さんの前で、「また来たいです!」とニコニコと話していたように、今日は誰にとっても喜ばしい一日となりました。誰もが喜べるという事はこれ以上ないことでもあります。今日の参加をご提案下さったI君のお母様、そしてOさん始めクラーチ剣術教室のみなさま、会場を二度使わせていただいたスタッフのみなさま、写真を撮ってくださったスタッフのMさん、そして帰りの電車で子供らしく眠りについたI君、忘れる事のない一日となりました!重ねてみなさまにお礼申し上げます。



 みなさまの了承を得ましたので写真を掲載させていただきます。

2017.3.28 クラーチ剣術教室①

 
 2017.3.28 クラーチ剣術教室②

 この中に80歳代の方が3名いらっしゃるとは思えない姿勢の良さです。85歳の方と、7月に88歳になられる方がいらっしゃるとは驚かされます。私も毎週みなさまから元気を頂いております。またいつか元気なお写真が撮れますよう、みなさまお体大事になさってください。


2017-03-28(Tue)
 

ドーパミン出し尽くす

 日曜日の深夜はだいたい朝方まで起きて記事を書いていることが多いのであるが、昨夜は疲労感と睡魔により2時頃に就寝した。疲労と言ってもそれは肉体的なものではなく、講習中にドーパミンが大量放出したことで、帰宅後脳内がカラカラになった状態であった。それほど気持ちの入る講習だった。

 今日は午後から2017年度のスポーツ安全保険の加入手続きをおこなった。こうした事務作業が講師活動以外で諸々あるが、全て自分でやっていることなので、まったく苦ではない。なるべく人の手助けを借りずに、負担を増やさない活動で、自らの稽古における技や生きていく事に通じる学びとなる部分を今後も長く研究していくことがこれからの人生全てに繋がっていくものであると確信している。

 さて、昨日は雨と寒さの中、品川区総合体育館柔道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習を、夕方の部が15時から17時まで、夜間の部が18時30分から20時30分まで、いずれも延長しておこないました。会場移動が無いので、夕方の部が終わって、夜間の部までの間に、ほとんどの方が自主的に稽古をされていました。

 昨日の殺陣クラスでは「月末恒例立廻り講習」のため、今回は特に「払い」を中心とした内容で取り組んでいただきました。私がおこなう払い方は、剣術同様に払う瞬間に回転させ鎬面で弾くようにおこないます。殺陣の場合ですと、舞台や映像では竹光という軽い真剣に似せた刀でおこないますが、刃の部分で払いますと、細い箇所で当ててしまうため傷が付きやすく破損に繋がります。ですので、刀身部の横面、鎬(しのぎ)の部分で払う事が基本的なこととして必要になります。ただ、構えた状態から鎬で払おうとすると、不恰好となりますので、斬りの途中から刀身を回転させて弾くように払う事を稽古で身につける必要があります。

 そして、回転させた場合は「残心」の形が綺麗に作りやすいという利点もあります。今後の稽古でもこの払いをおこなって参りますが、剣を上に振り上げる場合と同様に切っ先の動き(意識)を忘れてしまわないことが重要ですので、これは形の作り方もそうなのですが、相手や周囲に無意識のものを振り回すということは怪我のリスクを高めますので、「慣れたころの無意識」というのは、最悪の状況を経験していないからこそ起こりえることだと、各人が認識し、いつまでも楽しく立廻りをおこえるためにも、本人はもちろんの事、周囲の方も危険予測に対しては互いに遠慮無くアドバイスしていただきたいものと思います。

 そういう意味からも昨日の夜間の部では、久しぶりに参加されたR君と、俳優のYさんと女優のYさんチームが、周囲を見て自然な流れで間合いを確保し次の展開に繋げる位置取りをおこなっていました。見ていて危なっかしさがないというのは、もっとも大事な要素の一つです。それは、この場合こうなったら危ないという予測のバリエーションがあり、そこに陥らない中で速く動いていることが、見ていて安心感とともに、より難易度の高いものを要求する事に繋がってきます。

 武術では「予測と対応」を学ぶものですが、殺陣においても同じ事が当て嵌まります。そうしたことの経験が、視野を広げ行動を変え環境がより良くなっていくことに通じているものと思われます。

 昨日の講習では、同じ芸能事務所の方がバッタリ合うということがあり、以前にもそういう偶然がありましたが、芸能関係の方々からもこの教室の存在が少しずつ広がっていっているような気がしております。

 学生の方、会社員の方、高齢者の方、主婦の方、そして芸能活動をされている方、そうした方々が一緒になって同じ空間で取り組む事で、自然と思いやりや礼儀というものは育っていくように感じられます。

 どのようなことでも、人間がどうであるかということが大切です。インターネットというのはそうしたことがなかなか分かりにくいものです。直接会ってコミュニケーションをとり、感じとるものが重要になってきます。そして、環境空間というものがしっかりしていれば、自ずと人は何かを感じとり、そこで自ら学ぶ事が出来るものと思われます。これからの時代は益々直接会わずにやりとりをしていくことが増えてくるかと思いますが、そうした時代だからこそ、互いに挨拶をしただけでも気持ちがいいと思える、そういう場が重要ではないかと思うのです。そういう場に足を踏み出しにくい方々にとって、このGold Castle 殺陣&剣術スクールは存在していると、主宰している私自身あらためて実感しております。

 昨日もすばらしい一日を過ごす事が出来ました。3月の講習は終わりましたが、4月からはお休みされていた方々も戻って来られると思いますので、楽しみにお待ちしております。体験参加のお申し込みもまだ受け付けておりますので、お気軽にご連絡下さい。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
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 2017年3月 稽古日程

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2017-03-27(Mon)
 

今の今を愛せるように

 本日は品川区総合体育館剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。3月最後の土曜日ということで、体育館も全体的に利用者が少なく静かでした。今日は台湾旅行から戻られたFさんからお話を伺い、なんだか私も台湾に行きたくなってきましたが、今年の8月にパスポートの有効期限が切れてしまうため、機会があれば行って見たいものです。Fさんお土産ありがとうございました。

 学校では終業式を迎えた方も多い事でしょう。昨日は高田馬場でI君と稽古をいたしましたが、昨日は終業式でピアノの伴奏を務める大任を全うし、卒業生を送る感動の瞬間であったと思われます。

 学生、社会人、それぞれに動きのある時期ですから、そうした中でいろいろな選択をして出会いであったり別れであったり、偲ぶ思いに何かを見つけるのではないでしょうか。

 本日の講習では、生徒Nさんの紹介で体験参加に来られた方がいました。今日は杖術の講習でしたが非常に興味深く取り組んでいただいたのが印象的でした。今日の講習はどちらかといえば少人数(3~4名)でおこなう内容でしたので、自由に動く稽古や十一之型などは、やはり自身を見つめておこなうものであり、集団でおこなう空間としてはいささか難しいものがあることを感じました。私自身一つ学んだ事は、人数と空間スペースによって、講習内容というものは見極めて行かなければならないということです。今後は、集団でおこなう空間内で違和感を感じずにおこなえる内容というものを考案していかなくてはなりません。端的に言えば、人目を気にせずに出来るもの、もしくは人目がプラスに働くもの、人それぞれですが、そうした空間で伸ばせるものを伝えていくことが私の役目でもあります。ですが、感覚を意識しない稽古にだけはならないように気をつけていきたいと思います。

 今夜はラジオでミニー・リパートンの「Loving You」が流れていましたが、歌の力、素晴らしさというものを31歳で亡くなられたミニー・リパートンから強烈に感じます。

 季節の変わり目であったり、懐かしい音楽であったり、思い出の場所であったり、その瞬間・・・・・・あの頃の自分が思い出されてしまいます。そして今も・・・・・・いつかはあの頃になるのでしょう。

 いつもの何気ない暮らしが、数年後数十年後には、ある瞬間に掛け替えの無い人生の一ページとなるのなら、今生きている何気ない日々は、きっと素晴らしい日々なのでしょう。

 あの頃は記憶の中だけであり、存在はしないもの。今の今を愛せるように、そうした日常を送れる暮らしに生きている実感を求めていたいものです。

 明日も品川区総合体育館で夕方から夜まで続けて講習をおこないます。明日もみなさまとの稽古を楽しみにお待ちしております。


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 2017年3月 稽古日程

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2017-03-26(Sun)
 

抜刀術で感じた手順の重要さ

 今日は稽古から帰ってパソコンのブラウザを変更し、それにともないホームページやブログにおける文字列の修正をおこなった。これが意外に時間が掛かり、数時間パソコン前に張り付けとなった。Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ右上にある「最新情報」に講習日程を掲載しているが、どうもスマートフォンからだと文字列がズレてしまい読みにくいようである。そのため、画面下に同じく講習日程を掲載しているので、ほとんどの方が出先でスマートフォンを見る場合は、そちらの講習日程を見てチェックされているものと思われる。

 ほとんどの方がスマートフォンを持っていると思われるので、まだ持っていない私はそうした事務的確認作業が出来ないでいるが、それにしても、私の作ったホームページはなんとも手作り感丸出しのホームページである。立派なホームページの教室を幾つか拝見すると、なんとも見劣り感が否めないが、それでも「ホームページを見てここが良さそうだと思ったので来ました。」というお声も少なくない。私一人で全てをおこなっているため、自分の目の届く事を確実に把握しておこなっていくには、純粋に技術を上げていくための教室運営とし、そこに「生き方」を含めた考え方や思いやりであったり、身体と心の学びを剣術や殺陣を通じて感覚的に養っていく事が出来るかということに、私自身全ての時間を費やしているといっても過言ではないだろう。

 だからこそ私は空間というものを大事にし、直接的にあまり細かい事は言わないが、一人ひとりをちゃんと見ていくということが、結果としてこの教室に来られる方の支持を得ているのだと思っている。

 さて、本日は高田馬場で金山剣術稽古会の稽古をおこなった。今日はW氏との稽古であったが、1時間ほど前に一人抜刀術稽古をおこない、そのなかで「津波返し」にどうも違和感が強くなり、これは1月の動画撮影の頃も違和感が出始めていたのであったが、今日はそれを払拭する動作の手順に得るものがあり、これまでに無い一体感で抜く事が出来た。この見た目にはほとんど変わらない手順が、身体感覚としては全然違うものであり、あらためて身体の使い方の奥深さというか面白さを体感したのである。

 W氏が訪れ、脚部鍛錬稽古から剣術稽古に入る。今日は「真向水面之一振り」と名付けた、鹿島神流の「斬割」を参考にした稽古をおこなっているが、脚部の使い方に得るものがあった。

 それはどうしても相手の反応に遅れを生じやすかった前脚の動き出しに、膝を緩めることの重要性と、その膝の送り方が、感覚的に居着きにくくなり、打太刀を務めているW氏の正面斬りに不安感無く間に合うようになった。脚部の使い方は、これまでにもさまざまに考えてきたが、足をすぐに前方へ伸ばしてしまえば、胴体が残り、全てが移動し終えるのに時間が掛かってしまう。また前重心を掛け過ぎて、腿を引き上げる場合でも、その重心の掛け方と、脚部の硬さが出てしまうと、動き出しの一瞬に重さが掛かってしまう。そうしたことから、重心位置や足の上げ方など、いろいろと変更してきたが、今日の膝を緩めて、膝から動くということが実感として有効であったことが、大きな収穫であった。今までにも膝を抜いてから重心移動をおこなうような使い方もかなり長くおこなってきたが、タイムラグが生じることから、重心を掛けた腿を引き上げる甲野先生の「浮木之腿」を稽古していた。

 今日の膝の使い方を今後居着きを無くすためのキッカケとしてさらに得られるものがあればと思うが、次回の稽古でそのあたりを確認したいところである。

 「払い突き」の稽古では、強く払うための巻き方とそのタイミングに得るものがあった。あらめて払う際における剣の回転は有効であることが分かった。

 抜刀術では、脚部の浮引(うきひ)が、ある技においてピストルの引き金のように、そこが動けばあとは自動的になっていくということが分かった。その自動的というのは、それが出来れば苦労しないと思われるかもしれないが、一つの始めのキッカケが整うと、そのあとの手続きがまるでドミノ倒しのように滑らかにおこなわれ、その時の感覚というのは何とも言えない気持ち良さがある。だが、経験上この気持ち良さというのは長続きはせず段々と不満が訪れてくるのである。そしてある時に、フトそれを払拭する手掛かりに気付き、また次の気持ち良さを体感するのである。私にとっての抜刀術稽古はそういうことの繰り返しである。

 以前は、こうした稽古で得たものはその場でノートに記入し帰宅したのちPCに入力していたが、今はほぼ毎日稽古しているので記入が追いつかず、最後に記録したのは2016年4月28日(木)である。

 一人稽古は今でも大事にしているが、相手がいないと出来ない稽古もあるので、W氏には本当に感謝している。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
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2017-03-24(Fri)
 

「杖術 特別講習会」のお知らせ

 2017年4月22日(土) 品川区総合体育館剣道場にて杖術の特別講習会をおこないます。

 これまでに講習会などでおこなった型稽古を集中的にお伝えしたいと思います。その方に合わせた型稽古がありますので、初心者から経験者まで幅広く取り組めるものとなっております。

 初めての方や他流の方、高齢者の方も歓迎いたします。
(貸し出し用の軽い杖は用意しています)


2017.4.22 杖術 特別講習会


【開催時間】
15時00分~17時00分
18時00分~懇親会 (自由参加)


【会場】
品川区 総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
こちらのブログのお問い合わせフォーム、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
杖 十一之型

2013年演武映像


2017-03-22(Wed)
 

ありがたい日々

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、このところ内容が杖、剣ともに一つの形を連続して覚えていくといった内容であり、今は皆さんそれを覚えて上手に出来ることを目指して取り組んでおりますので、私としては講習内容を考えることがかなり軽減され、これまでのように、開始時刻ギリギリまで何をおこなうのか悩むこともなくなってきました。それは、興味を持って取り組んでいただくことが第一ですので、そうした中で身体をいかに動かしていけるかということが、私としましても妥協したくないものであり、その都度思い悩むのでしたが、今は杖と剣、それぞれに集中して取り組めるものがありますので、皆さんが飽きるまで、今おこなっている形がどこまで身に着いていくのかということが楽しみであります。

 そこで今日は、それ以外の講習内容として、「お辞儀潰し」の応用で、相手の首の後ろ側に杖を当て、相手を誘導するように歩かせていくという、力の伝達を腕の位置、杖の使い方、そうしたことを感じていただきながら、予想以上に盛り上がった内容となりました。

 帰宅後パソコンのメールをチェックしたところ、思わぬサプライズプレゼントがあり、そのプレゼントを4月になりましたら、ホームページに掲載したいと思います。OさんYさんありがとうございました。

 今日で四十二歳となりましたが、いろいろな方々のお陰で幸せな日々を過ごさせて頂いています。これからの人生は、経験のしたことが無い環境に身を置いていくことになるでしょう。私の力量の中で地に足を付けた活動を継続して参ります。新たな自分探しのために、最近気が付いた「人生の間を変えて」過ごしていきたいと思います。

 今後とも皆様よろしくお願い申し上げます。


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 2017年3月 稽古日程

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2017-03-21(Tue)
 

普通であって普通でない日々

 本日は品川区総合体育館剣道場にて「抜刀術特別講習会」をおこないました。今日は関西からお越しになられたKさんとも久しぶりにお会いする事ができましたし、剣道家の女性お二人が初めて参加され、興味深く取り組まれていたのが印象的でした。楽しい雰囲気の方々でしたので、また機会があればお越しいただきたいものと思います。

 今日の講習では、立位から「構え」への入り方、そして各部の操作手順をお伝えいたしました。全体を通じて大切なことは、柄に確実に押さえが掛けられるかということと、床を蹴らずに足の入れ替えであったり、重心移動が出来るかというところです。

 今日の講習でみなさんそれぞれに気が付いたものがあるかと思われますので、その部分について忘れずに今後の稽古で取り組んでいただければと思います。すぐに出来るものではありませんが、そこに至るまでの道筋が見つけられることが大切です。その部分部分の感覚を養い、操作技術を稽古していくことで、徐々に出来なかったことが出来るようになってきます。この抜刀術特別講習会では、ふだんあまりお見せする事の無い技を沢山おこなっていますので、そうしたものがあるということを生で見ることも重要です。

 身体の使い方が変わってくれば、身体観&世界観は変わってきます。身体が変われば自然と心理面も変わってくるでしょう。このところ私の講習会や特別講習会に俳優のSさんも熱心に参加されています。TVドラマや時代劇にもご出演されている方ですので、今後のご活躍を期待しております。

 常連組のみなさんも、着実に進んできております。久しぶりにお会いした会社員のYさんも、全体を通じて動きが良くなっており、体の不調も消え、これまでの中でもっとも動きが良くなっておりました。やはり、身体の状態というのは技に影響いたしますね・・・・・・

 僧帽筋が見えるようになったと言われるイラストレーターのYさんは、動き自体は悪くありませんので今後床を蹴らない事が身に付けばかなり激変するものと思われます。

 懇親会も久しぶりに賑わい、偶然にも3月生まれが5人もいらした事に驚きました。ケーキをご馳走してくださったOさんには、いつもお気遣い感謝しております。今後も特別講習会は継続しておこなっていきますので、懇親会なども含め、いろいろと交流が深まればと思います。

 三連休が今日で終りましたが、私といたしましては三日間講習をおこなうことが出来ました。もちろん今となってはごく普通の日常となりましたが、こうして講習会を計画し、ここにお越し頂けることに感謝しております。

 今となっては普通の日常が、その昔からすれば、考えられない日常の連続となっております。苦しんだからこそ、今の普通が普通ではないと分かっているので、大変在り難く感謝の気持ちを忘れないようにしなければなりません。

 今日もこの特別講習会にご参加いただきましたみなさまに深くお礼申し上げます。


 「金山剣術稽古会」 
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 2017年3月 稽古日程

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2017-03-20(Mon)
 

生き方の間を変える

 さあ、今日も一日最後の締めくくりとなる記事に取り掛かるがすでに時刻は深夜2時を回っている。明日は12時から講習会があるため、今夜は高速で書き記したい。

 今日は暖かい一日となり、三連休の中日ということもあってか、Gold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、昼間の部がかなり少ない参加人数となり、そのうちのお二人が体験初参加ということで、こういうこともたまには起こるのかと思ってしまうような昼間の部でした。そのため各人それぞれにジックリと見る事ができました。

 夜間の部はいつも通りの人数となり、今日からHさんが道衣に袴姿となって凛々しくなられました。私としましても、体験参加から生徒になり、その人それぞれの段階を経て自らの意思で稽古着を揃えられることには嬉しい気持ちになります。

 稽古着に関しましては、私は特に稽古に差支えがないものと思っておりますので強制はしておりませんが、そろそろ自分も揃えたいと思われていらっしゃる方は、いつでもご相談下さい。

 殺陣クラスでは、払いからの流れを少しおこないました。「間」が大事になってきますので、今後はそうした部分を皆さんそれぞれ掴んでいけるように、感じ取れるように稽古していきましょう。

 剣術クラスでは、集中して取り組める内容と、剣の操作の正確さを引き出す内容をおこないました。また身体の中心というものを意識しておこなうものも取り入れました。細かい精度には技術の裏づけがありますので、今後はそうしたこともお伝えしていければと思っております。

 帰宅後は、久しぶりに私の武術稽古の仲間であり、何でも話せる間柄の青木賢治氏と電話で1時間ほどお話をしました。青木さんとの会話は、まるで武術稽古のように、うっすらとした本筋の中に、さまざまな話題が共通の価値感の中で色々と移り変わり、またその変わり方が自分でも面白い。真剣な話のなかに大笑いすることもあり、さまざまなことが同時に入り混じったような会話が出来る数少ない、まるで血縁関係があるのではと思ってしまうほど話しやすい方です。

 今日はそのさまざまなお話しの中から、気合いに関して、起こりを無くした細く通りの良い気合いを発したらどうなるのか、ということについて、以前私はそういう気合いを受けたことがあるので、その時の分かっているけど身体がビクッと反応してしまうという不思議な体験をしたことから、今日の会話の中でフト思い出し、今度の私の稽古会で少し行ってみようかと思います。

 ツイッターやメールなど通信手段はありますが、やはり電話でお話するというのは、いわゆる編集の出来ない「生放送」な訳で、こうしたやりとりというのは濃密なものであります。「礼儀は表面的であるが、仁義は内面的である。」というような言葉が思わず引き出されてしまいましたが、人の何処を観るのかということは、己が他人に対しておこなう行為に反映出来るものです。私といたしましては、観るもの感じるものの景色を変えていくことこそ、己に対する空気や水が綺麗なものとなり、健康に瑞々しく生きて行けるものと思っております。3月もあっという間に去っていこうとしていますが、今年は私自身、景色を変えて生きて行けるための予測と対応をおこない、それが自然と身に付くようにおこなっていきたいものと思っております。それは「生き方の間を変える」ということなのかもしれません。この言葉は今の今具体的なものとして出てきましたが、忘れないようにしておきたいと思います。

 明日は、品川区総合体育館剣道場で「抜刀術特別講習会」をおこないます。久しぶりにまとまった人数が集まりそうですので、常連組と初心者組とでそれぞれおこなっていきたいと思います。

 また居合刀を購入される予定の方もいらっしゃるようですので、楽しみにしております。今後購入を考えておられる方は、経験上ここはチェックしておいた方がいいということがありますので私にご相談下さい。

 それでは開始時刻から10時間を切りましたが(笑)、明日も会場でお待ちしております!


2017-03-20(Mon)
 

爽やかな風のように

 本日は品川区戸越体育館にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。「素肌寝」の影響か、疲労の回復が今までよりも高まっている気がしている。暖かいことと、睡眠の質が向上する事から、もはや元に戻ることは無いだろう。難点と言えば、寝巻きを着て寝るのが何とも寝苦しくなってしまったこと・・・・・・。

 Gold Castle としては、2/26(日曜日)以来の戸越体育館となり、会場入りする前に近くの交番に伺いOさんとお話をする。以前、手裏剣のお話を伺い、なんと今日はその時の事を覚えておいてくださり、棒手裏剣に加工したものを三本竹筒に入れて頂く事となった。

 今日は早めに来られた生徒のYさんにその手裏剣を見せながら、「人生は面白いねぇ・・・・・・」と、こうしたOさんのような爽やかな風が吹き抜けていくような方とのひと時は、実に心地よい瞬間なのである。

 さて本日の講習では、久しぶりの戸越体育館だったせいかFさんが間違えて五反田の総合体育館に行かれたそうでしたが何とか無事に戸越体育館の方へ駆けつけて来られました。4月の2週目からは土曜日も二コマ開催となるため、今まで以上に会場の確認は念を押しておこなっていただきたいものと思われます。もっとも私が間違えると大変なことになってしまいますので、私が一番気をつけなければなりませんが・・・・・・

 今日は久しぶりにYさんが土曜日に参加され、普段のお仕事がデスクワークということを伺い、肩甲骨の運動を幾つかお伝えいたしました。これは、ミネアポリスの加藤氏や井上欣也さんから教わったものに、私なりに取り組んでいるものを、肩が凝るという人にお伝えしています。

 今日から正規受講生となられたOさんは、道衣に袴姿で受講され、これまでの体験期間と比べて取り組む姿勢に好印象を感じました。これからの講習が楽しみです。

 講習では「福袋之型」を最後までおこないました。今後は相手を付けたりしながら、精確な操作が出来るように取り組んでいただきたいと思います。

 最後は「四人斬り」をおこないました。正確には、三人斬って一人突くのですが、これは体捌きを練るための稽古としておこなっています。四人斬って納刀まで5秒を切るようにおこなっていただいたところ、ベテランメンバーの皆さんもかなりの方が切れるようになっていました。次回もこの「四人斬り」はおこないたいと思います。

 講習後は、Fさんと生徒さんの声に掲載する写真撮影をおこないました。撮影をして下さったWさん、文章を書いて下さったFさん、ありがとうございました!私もこれを読んで励まされると同時に、よりよい教室運営に向けての気持ちが強くなります。

 明日は、12時00分~14時00分 品川区総合体育館 柔道場と18時30分~20時30分 品川区総合体育館 剣道場にて講習をおこないます。今月は今のところ体験参加の受付には余裕がありますので、ご連絡お待ちしております。


 2017年3月20日(月)春分の日 「抜刀術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-18(Sat)
 

自分にとっての問題とは

 今日は10年以上前からお世話になっている表参道のお店で髪を切ってきた。初代担当のSさんとは、私がGATSBYの契約モデルをしていた時期に知り合うことなり、それ以来南青山店や原宿店でお世話になっていた。結婚のため退職され二代目の担当として紹介されたJさんは強烈なキャラクターで、お客さんでも関係なくダメ出しをしたり、ハッキリとした物言いをされる方だったが、その言葉には気持ちが入っていて、私もその方にお会いするのが楽しみで通っていた。しかし、Jさんのキャラクターは東京ではおさまり切れずニューヨークのお店で働くこととなり、スタイリストになったばかりのSさんを紹介され旅立つこととなった。時の流れは早いものでそのSさんは、数年前に表参道店の副店長となられ、昨年の暮れから産休のため約一年間のお休みとなった。そして、今はSさんの代理として四代目となるHさんが担当してくださっている。初めての男性なので、緊張せずにリラックスしてお任せしている。月に一度髪を切りに行っているが、気分転換と、プロの接客と自然な気配り、そうしたものを感じながら頭を洗ってもらったりマッサージをしていただくのは、至福のひと時である。

 先日は、品川区にある鮫洲試験場で免許証の更新手続きをおこなってきた。本当は、髪を切って更新に行きたかったのであるが、タイミングが合わず、恐々と次の免許証となる写真撮影をおこなった。

 誠にもって五年の歳月は写真に表れるものである・・・・・・それも、生活が一変し、そうした日々の積み重ねが人を作り変えていくのかとあらためて思わされた。

 鮫洲試験場には朝早くに行こうと、9時前には家を出て、品川駅から京浜急行線に乗るつもりが、どういう訳だか京浜東北線に乗ってしまい、大井町駅で下車し、戻って乗り換えるのも面倒なので、勘で大井町駅から鮫洲駅を目指して、人に道を聞いたり、標識を探したりしながら小雨の中歩いたのであった。

 こういうときにスマートフォンがあれば便利なのだが、未だ持っていないので、たまにこういう苦労をすることがある・・・・・・。

 なんとか無事に鮫洲試験場に到着。思っていたよりも広くて綺麗な会場であった。二時間講習を受け無事に更新を終える。五年後はどうなっているか分からないが、願わくば運転することのない生活を続けていたいものである。

 さて、本日の稽古は、高田馬場でI君とおこなった。金曜日は意外に夕方は空いているので、始めの内は端から端まで広く使う内容のものをおこなった。今日は「四天誕杖」をジックリとおこない、受けも含めた足運び等進めることが出来た。

 剣術では、「抜付之型」、「千鳥之型」をおこない、今日から「万乃型」をおこなった。ここでおこなう万乃型は、クラーチ剣術教室と同じく、殺陣としての体捌きではなく、剣術寄りの体捌きに置き換えておこなっている。

 最後は刀の各部名称などをお伝えし、抜刀と納刀稽古をおこなう。今日の進展は、立ち姿が良くなったこと。ほんの少しの事がまるで別人のように見えてくるから不思議である。だが、そのほんの少しに気が付くために時間を掛けて稽古しなければならない。そうした日々の積み重ねがあるときフト振り返ってみると大きな成長となっていることに気づかされる。今は毎週稽古をおこなうというリズムが生活の一部として確立されているので、毎回の稽古毎に確実に私の目から見ても「オッ」と見えるものがある。大事なことは、そうした生活のサイクルが無理なく自然になっていることにある。ご縁と言えばそれまでであるが、継続して積み重ねたものは、離れたときにその大きさに気が付くものでもある。だからこそ、自分に合ったものを探し、それに向かって情熱を持ち続けて取り組めるということは、人生の中でも得難い時間と言えるだろう。

 自分の身体のテーマに向かって、真っ直ぐ純粋に取り組めること、結果としてその流れに入れるのは、その人の心が試されているように思う。そうした稽古を続ければ、周囲の些細な問題など、実に小さいことであるかが分かる。何を問題にして生きていくのかが、人生の時間の使い方として、改め見直していかなければならないのではないだろうか。


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2017-03-18(Sat)
 

もっと身体の声に耳を傾けなければ

 日中はコートも要らない暖かさであったが、15時位から途端に冷たい風が吹き荒ぶようになり、まだまだ冬と春の入り混じったような日が続くだろう。私としては、春本番に備えて、身体のメンテナンスをおこなっているところでもあり、少々休まなければならない身体の声を無視してやり続けた事による不調が出始めている。さほど問題ではないが、日々の稽古や自宅でおこなう稽古に影響が出るので、まだまだ身体を観れていないなあ・・・・・・と反省している。

 そんななか本日の高田馬場での稽古では、抜刀術の研究稽古からおこなった。どこがどうとは言えないが、やはり身体の不調が感覚的にいつもと違い、全ての面で狂いが感じられる。あらためて、鍛練も大事であるが、動けるベストパフォーマンスを常に維持出来るための、感覚も同時に持っていなければならない。相反する身体に対する飴と鞭の与え方であるが、それぞれにとってのタイミングが重要であるという事である。つまりは、同じやるべきことでも、その時期が違っていれば意味を成さないどころかかえって悪化してしまうということ。そこには冷静な判断と、経験からの実行力&抑止力を働かせなければならないと思う。今後はそういうところの予測を怠らずに、まだまだ上を目指してこの身体と付き合っていきたい。

 W氏との稽古では、剣術に時間を掛けて取り組んだ。刃筋を通すための感覚を養う稽古を「真っ向水面之一振り」と合わせておこなった。今日はその中で下段の構えについて少々気が付くところがあった。それはこれまでの下段の構えでは、かつて鹿島神流の「無構え」をおこなっていた時期もあり、そうしたことから背中と上腕部の感覚は、まだその当時の感覚が残っていたことに気が付き、現在は背中の張りを重要視しているので、それはもちろん甲野先生の「内腕」との関係もあることから、肩甲骨の位置と、背中の張りがより内腕の意識を繋げてくれるものとして、現在は特に抜刀術などにおいて構えが変わり始めてきた。

 次に初めておこなった「下段からの突き」である。これは如何に肩に起こりが出ないように、左手之内の巻き込みと、緩んだ右手手之内のアシストが新鮮な感覚のものであったので、新たな稽古法として今後もおこなっていきたい。

 最後はいつものように抜刀術をおこなった。構えの難しさと向き合いながら取り組んでいる抜刀術稽古であるが、果たしてこれから何年掛かって、今思い描いている事が出来るようになるのかと思うが、その一つ一つに対する取り組みが明確になってきてきているので、今は集中的に時間を掛けておこなっている。何より少しでも前に進める実感が得られることは楽しいものである。

 さて、その抜刀術特別講習会が3月20日(月)春分の日に品川区総合体育館剣道場にて、12時00分~14時00分(多少延長有り)の時間帯でおこないます。今回は、「構えへの入り方」、「静から動への移り変わり」、構えが変わった「逆手前方抜き」などもお伝えいたします。初心者の方も参加されるようですので、その方に合わせた内容をお伝えしてまいります。申し込みはまだ受け付けておりますので、ご都合の宜しい方ご連絡お待ちしております。


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2017-03-17(Fri)
 

消去できない履歴だからこそ

 本日の「高齢者のための剣術教室」の中で、杖の持ち手は、基本的には左右の持ち替えそのものであり、掌が左右表裏交互になっているだけというシンプルなものであることが分かりました。そうしたことから、あらためて左右の持ち替えにおける手の内の感覚を養う稽古が、それ以外での違和感を感じるためには外せない内容であると感じました。

 今日は珍しく今年87歳のDさんが風邪のためお休みされましたが、そのほか皆さん元気に講習をおこないました。今日も二十連円打と万乃型をおこない、少しずつですが進んできております。私としましても、こうした稽古内容というものが、初めから私の中に準備されていたものではなく、自身の研究稽古の積み重ねの中で自然と生まれてきたものであります。これからもそうしたメインとなる講習内容が生まれてくるかと思いますが、現時点ではそれらを無意識の内に脳内にストックしておきながら、今おこなっている内容をより良いものとして取り組めるように思いを込めておこなっております。

 今日の講習では、思わず「目で見ながら一緒に動くことは出来ても、一人でそれが出来るかと言えば、まだ身体に染み込んでいませんので、なかなか上手くは行きません。おでんの具と同じように、番号によって染み込み易いものと染み込み難いものがあります。また、これまでの人生経験で色々なことが染み込んでおりますから、なかなか染み込まなくてもそれはそれでいいのですよ(笑)。」というふうにお伝えしました。その人にとって染み込み易いもの染み込み難いものがありますので、その部分を自分のペースで取り組んでいただければよろしいかと思います。

 万乃型では、(抜刀からの真っ向斬り、正眼、下がりながらの下段構え、正面斬り、正眼、右片手突き~引いて正眼、上段真っ向斬り、八相~右袈裟、左袈裟)まで進めることが出来ました。Gold Castleでおこなっている殺陣としての体捌きとは少し異なる身体の使い方ですが、ガラス越しに隣のトレーニングルームで運動されていた方が、しばしこちらの講習をジッと注目されていたように、おそらく気が付いたら出来ていたという、他の人からすれば驚くようなことを実は今みなさんおこなっているということに、私は密かな喜びを感じております。年齢を重ねても、不安があっても、やはり継続して参加されている方には確実にそれが身体の動きで証明されております。

 上手く行かないことが当たり前です。大事なことは、自分であきらめずに、私や、一緒におこなっている皆さんの言葉を信じて下されば、あるときに喜びが訪れます。その瞬間は、長年味わっていなかったことかもしれませんので、直ぐには受け入れ難いものかもしれませんが、自分の身体の事ですので、信じないわけにはいきません。もう一度言いますと、「自分であきらめないこと」が、何よりも大切なことであると思います。無理な場合は私も正直に言いますので、「気持ちを強く持てるキッカケ」としても、一週間に一度こうしたハリのある時間というものは必要ではないでしょうか。

 それにしましても、身体を動かすこと、その方法をあれこれ考えること、人同士助け合いながら楽しくおこなえること、競わずとも成長していけることや、同時に見えてくるものが見つかり、そうしたことが対応力に表れてきます。そのためには、昨日も書きましたが「自分の気持ちがどうであるか」という問いにたいして、向き合っていかなくてはなりません。私自身といたしましては、そうしたことが、稽古や講習会の日々の生活の中で実感している部分であり、今まで以上に、稽古と日常において同じように考えていけるところを目指さなくてはなりません。自由な時だからこそ、試されている部分であり、大きなふり幅の中でも芯が一方向に向いているか、そこに生き方が履歴として残っていきます。

 これからはそうした生き方の履歴を、生まれ変わったつもりで、折り返しの人生歩まなければと感じているところです。


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2017-03-15(Wed)
 

景色が変わることを実感

 深夜になって外から大きな雨音が聞こえ出してきた。明日は7時頃に起きなければならないが、家を出る頃には止んでいることを願う。

 さて、本日は高田馬場でI君と稽古をおこなった。私がこのブログでよくI君とのマンツーマン稽古の事を書いているので、私の周りでもI君に対する関心が高まっているようである。とくに明日おこなう「高齢者のための剣術教室」ではI君と同じ名前のIさんが、「I君にお会いしたいわぁ・・・・・・」とよく仰られており、ご婦人Oさん含め皆さんお会いしたがっているようなので、私としてはI君にとっても良い経験になるだろうし、私がおこなっていることを見るのもいい勉強となるだろうし、そして大人たちの優しさに直に触れることを、私としてもI君に体験させたいものである。

 これからの彼の将来のために、少しでもよき思い出に残る出来事が経験出来るなら、こうした人と人が繋がりあうことの素晴らしさというものをお伝えしていきたい。

 人生折り返しに入っているが、二十代、三十代の頃とは景色が変わってきたことを最近は実感出来るようになった。今日の稽古の始めにI君へ「周囲に目を向けること、視野が狭くならないことを意識しておこなおうとしても、気持ちがそのようになっていなければ、結局同じ事を繰り返してしまいます。意識すべきは自分の気持ちがどうであるかという事。そうしたことは、稽古の時間だけでなく、人に対する思いやりであったり、友達に対する優しさ、ご飯を食べられることのありがたさ、そうしたことをどのように感じ取ることが出来るか、常に意識出来ているかということが、自分がどうであるかということに気づくための問いかけなのです。こうした稽古で自分を見つめるということは私もそうですが、とても大事なことなんですよ。」

 私がこのようなことをお話するのは、じっと私の目を見て話を最後まで真剣に聞いているI君の目が、私自身こうしたことが武術を通じての学びであると思っているので、自分が得てきた思いをそのままにお伝えしたのである。

 1日24時間は誰しもが与えられているものであり、そのなかで起きて過ごしている間、心の中はどのような状態であるか、これは大きなテーマかもしれないが、今ある状況の中でどのように自分の気持ちを良き方向へ持っていけるか。そうしたことが、今ある状況を打破するためには、実はとても重要なことのように思う。

 今の時代、インターネットを通じて簡単にいろいろな情報が手に入るようになった。スマートフォンなんて、(私はまだ持っていないが)昔の価値観からしたらドラえもんの世界に出てくるような夢の道具であろう。

 文明が発達し、機器が急速に進化し、それに合わせて人間も急速に進化し・・・・・・ていない、どころか常にどこかで問題が起きている。それはテレビをつければ常であり、会社に行けば、学校に行けば、家に帰れば、世の中問題だらけである。

 それは生き方と密接に絡み合っているのだろう。どこかで自分が妥協し弱い部分があるからこそ、問題が起きやすくなり、争いが絶えないのではないだろうか。そうした部分から少し離れたところで世の中を生きていると、まるで外国に行ったあと日本に戻って来たときのように、客観的に景色が変わって見えるものである。

 これからの生き方がどうなっていくのか確証の無い生き方であるが、人も含めた景色が今後どのように変わっていくのか、また変えていけるのか、今はそうした少し離れた世界で生きていくことが、ものの見えかたとしてこれからの私にとっての新たな学びとなっていくと思っている。だからこそ、どのような人と出会い、どのような情報を得ていくか、ということが己の24時間に関ってくる。良く無いものに心を惑わされないように、自分を見つめる事が、結果相手や周囲を見ていく力をつけることとなるだろう。


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2017-03-14(Tue)
 

空間の質の向上とともに、それに合わせた楽しみ方に私自身変える必要性を感じた

 昨夜は部屋の中からいつ置いたのか覚えていなかった免許証の更新ハガキが見つかり、まだ一ヶ月以上の猶予があるので安心したが、こうしたことは早めに終らせておきたいので今週中には更新に行って来ようと思う。これまでは都庁で済ませていたが、今回はどっこい「違反」区分だったため、品川区か江東区の試験場に行くつもりである。おそらく今後は車の運転は滅多にしないと思うので、再びゴールド免許を目指して、こうした更新の煩わしさを減らしたいものである。

 Gold Castle の生徒の中には自転車で1時間以上掛けて来られる方も何人かいらっしゃり、以前私が共演させていただいた俳優さんも電車には乗らずもっぱら自転車が移動手段であった。バイクの方もいらっしゃるが、私としても電車の移動が無くなればどれほど余計な心情に気を使わされずに済むだろうかと思えてしまう。修行が足りないといえばそれまでであるが、出来ることなら駅のホームと電車内の空間は避けたいものである。2020年東京オリンピックになると、ますます駅の混雑は大変なものとなるだろう。それを思うとバイクにしたいところであるが、下駄で歩くことが稽古にもなっているので踏み切れないところである。

 さて本日も先週に続き同じ会場で続けて講習をおこなうことが出来ました。そのため、今日は夕方の部が終わった後、6名の方が30分程自主稽古を熱心におこなっておりました。私もいろいろと質問に答えながらあちこちと見て回り、合間にチューブ系のゼリーや一口サイズのパンなどを補給しながら次の夜間の部に備えました。

 今日はTさんがダブルヘッダーで受講され昨日の土曜日の講習と合わせるとトリプルヘッダーでの講習参加となりました。とくに今週は「杖の差し換え突き」をおこない、締めに五十回おこなう内容でしたので、それを三回おこないましたので、かなり身体に良い刺激が注入されたのではないかと思います。もちろん、私も同様におこなっておりますが、私は見ている時間がありますので、生徒の皆さんにとりましては疲れた方もいらっしゃったようです。

 今日も体験参加を終えて新しい生徒が二名加わりました。3月は予想以上にお仕事や舞台の関係でお休みになられている方がいますので、4月からより活気のある講習になるかと思われます。

 これからもいろいろな方が訪れるかもしれませんが、私の提供する空間は私の責任の中でおこなっていくものですので、そうした中での時に厳しさを伝えることも今後は必要になってくるかもしれません。敷居を下げ、ある程度の形にはなってきましたが、今後は生徒の成長段階に合わせて、そうした踏み込んだ指摘が必要になってくるのかもしれません。気が弛みだしたりマンネリ化すれば、自ずと体制は弱くなってきます。技術だけが上がればいいというのは、実は技術が上がっていないことでもあります。生徒の中には技術だけでなく、人間的心の成長を求めていらっしゃる方も見受けられます。そうした方とより発展的で有意義な時間を共有出来るような対応を心掛けていくことが、これからのGold Castleにとって必要なものとなっているように感じております。

 危機感を持たなくとも、最善の選択が出来るように、常日頃から心を磨いて置く自分への時間の作り方が大事である。厳しさはある日突然訪れるものである。それは己の心が引き寄せたものとも言えるだろう。


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2017-03-13(Mon)
 

何が貢献できるのか・・・・・・そして今

 昨年の今日は戸越体育館で15時からW氏とK氏との稽古をおこなうために早めに会場に着いたのであったが、思うところあって、会場を出て近くの八幡神社に向かい、誘われるままに玉串奉奠(たまぐしほうてん)に参加した。神職の方から何度もお礼を言われたことが今日になって思い出される。

 今年は品川区総合体育館での講習であった。6年前にはいろいろな事を考えたが、私に何が貢献出来るかということを考えたときに、当時は指導員として数名の稽古参加者を見ていたことからも、やはり私には武術稽古が結果として貢献に繋がると考え、その事は6年経った今あらためて振り返ると、間違っていなかったと断言できる。

 あれから私の周りの環境や、ご縁のある方々との出会い、そして別れ、さまざまなことが起こり得たが、そこには私の中に強力な何かがあり、そこに向かって進むための無意識の実行力が私の役割を助けてくれているようにも感じている。あらためて今日の講習の始めと終わりにおいて、今私を取り巻く環境の全てに関っている方々に対し、頭を下げるべく気持ちで今の今を感謝した。

 今日の講習でも、皆さん集中して取り組まれ、私もいろいろな方を観る機会に恵まれさまざまに学ばせていただくことが出来ている。気が付けば人を観て、その人を考え、どういう反応であるのかということを、同時に何人も観ていくので、これは身体の使い方と同じである。それぞれの反応に対しどう示していくのか、また、会話の中で何を求められ、どう感じているのか、そうしたことがさまざまに裏の裏まで気付きやすくなってきたことは間違いないだろう。炯眼(けいがん)が育つ立場でもあるので、船長であるならば、その先の流氷や、天候の変わり目など、先の先まで的確に予測出来るように、私はこれからも長く長く、この剣術を広めていくための活動を続けていくであろう。そして、今出会っている方々が安心して、生活の一部として無くてはならないものになっている方もいると思われるこの教室運営を力の限り継続し、地道であるが間違いの無い信頼関係を築きあげていきたいものである。

 あらためて、こうしたことを考えさせられる一日というのは大事であると、そうしたことがなるべく心から離れぬよう、自身の立場に自覚を持って日々を生きていかなければならない。


2017-03-11(Sat)
 

構えない構えの「逆手前方抜き」

 本日は午後から高田馬場でW氏と稽古をおこなった。今日は昨日に続いて抜刀術の脚部の使い方など確認をしたかったため、少し早めに一人確認稽古をおこなった。

 今日の収穫は、昨日の脚部の使い方「浮引」の信頼性を確認出来たこと。そして、構えの際の足の出し方と誘いの掛け方の関連性。さらに「逆手前方抜き」の構えが構えないものとなり、その結果以前よりも抜きやすくなったこと。合わせて納刀も重心移動のスライドをおこなわず、その場で足の方向を入れ替える動作とした。

 今年は抜刀術稽古を増やしておこなうことに決めてから、色々と変わったり新しく取り組むことなど予想を超えたペースとなっている。これからも、質というものを考えながら、周囲に惑わされずに私の身体の声に耳を傾けて取り組んでいきたい。

 14時からW氏との稽古をおこない、剣術では「高速三段斬り」をおこなった。これは切っ先が体の幅よりも外に出ないように、小さく身体の沈みと共に切り返すというものである。体全体で剣を振るように、極力肘から先を使わないように浮きを掛けて脚部の細かい操作を、腰、肩、と連動しておこなっている。身体を練るための稽古であるが、こうした稽古は他の動作に於いても共通しているものなので、よくおこなっている稽古の一つでもある。

 その他木刀を使っての確認事をW氏とおこなった。あらためて一人稽古では出来ない頭の中のイメージを実際に合わせて確認出来る相手としてW氏には感謝している。今日は珍しく午後の時間帯で20名程の人数が武道場に居たためいつもより狭い範囲での稽古となった。この空間に殺陣のグループが3団体もいることに驚いたが、もう何度も顔を合わせているので互いに見知っているが、それぞれのグループの稽古法や指導法などを見ることが出来るのも私にとってはいい勉強になっている。

 後半の抜刀術稽古では、毎回最初に納刀稽古からおこない、刀と身体の感覚を確認したのち抜刀術稽古に入っている。誘いの角度、脚部の使い方、二之太刀、納刀、さまざまに確認し、今日は十二本ある内の五本目まで進めることが出来た。その五本目が「逆手前方抜き」であるが、今度の3/20におこなう抜刀術特別講習会でも、構えなくなった構えでの「逆手前方抜き」をお伝えしたいと思う。


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2017-03-10(Fri)
 

名称に対する善し悪し

 昨日は自宅に帰ってから突然足の使い方の重要性に気がつき、今までもそうした使い方は何度も試みていたことはあったが、その名称というものに気がとらわれていたことが分かり、「名称」または「名前」という言葉には善し悪しがある。つまり、名称というのは、その動きに対する手続きや姿勢、感覚などを導きやすくするための呪文のような役割であり、技によっては似たような身体の使い方でも、手続きや姿勢、感覚などが変われば使えるものと使えないものにハッキリと分かれてしまう。そのため、名称というのは仮にではあるが、役目としては重要である。当然技が向上すれば、それに関する術理などの名称も、手続き等の役割が変わるため、名称が変わることになる。そうしたことが、昨日の夕方に突然考えさせられ、今日の稽古でいろいろと試すことが出来た。

 まずは、昨日浮かんだ脚部の使い方「浮引」(うきひ)である。これは以前「足の差し換え」として抜刀術において取り組んでいたことがあったが、差し換えという言葉に捉われすぎ、重心移動が上手くいかず、初動の重さに今現在違和感が大きく感じられなんとも気持ちの悪い状態であった。それが一昨日月曜日の小一時間の抜刀術稽古で感じたものであった。

 昨日の「浮引」を今日の戸越体育館の稽古で試みたく、体術稽古でその感覚を高め、抜刀術のある技で確かめたところ、これまでに無い抜きが確認出来た。そのためこの技を稽古の最後におこなったのであるが、通常であれば十五分位は延長して稽古するものであるが、抜けた後に「これ以上は抜かない方がいいだろう・・・・・・」という思いに駆られサッと切り上げた。この抜刀術の名称は私が最初に教わったものから、刀の軌道、脚部の使い方など大きく変わってしまい名称を改める必要が出てきた。そのため慌てて考える積もりも無いが自然と名前が浮かんでくる日まで、この技は仮名としてこれまでのままとしたい。そういう意味では他にも幾つかそろそろ動きが変わりすぎたものについては名称を改めなければならないと感じている。それが今後の何かの進展に繋がる可能性も考えられるし、なにか無意識の内に思い込んでいたものに気が付くかもしれない。

 抜刀術全般に関しても二之太刀を見直してきている。それはこれまでは技と、納刀に入るまでの繋ぎとしての二之太刀としていたことが、前回の動画撮影で、構えの状態から元の状態に戻るには、繋ぎではなく同じ感覚として一連の中に入っていなければならないということである。当然のことであるのだが、こうしたことは動きの中で自然とその違いに気が付いたのであった。それ故にこれまでこだわっていた螺旋軌道も廃し、繋がりが途切れない身体と刀の一致を心掛けて状態が抜けないようにおこないたい。

 体術に関しては、月曜日にI君とおこなった「負担の少ないおんぶの姿勢」とうものが、体術での切り落しで有効ではないかと思われ、その時の感じから今日のW氏を受けにどの位変わるものか試すことが出来た。やはり構造的には重さを乗せて真っ直ぐ沈むのに有効であることが確認出来た。またその他には脚部鍛練稽古で、操り人形のイメージで頭だけ上から軽く引っ張られた状態で、蟹の前歩きや雀足歩行などをおこなってみたところ、腿の引き上げの負荷が軽減し、これは浮きをアシストしているのではないかと思い、仮に首で浮きを掛けると言っておこなっていたが、頚椎の角度は背中や骨盤の働きに影響するため、見落としがちであるが重要な部分である。今日の稽古では、首で浮きのアシストをするという意識が、途中で詰まったりすることを防ぎやすくするのではないかと思われた。これにはまだ稽古を重ねて姿勢というものの不思議さ奥深さを一つ一つ見つけて検証していきたい。

 3月20日(月)春分の日に「抜刀術特別講習会」を12時から14時過ぎまで品川区総合体育館剣道場でおこないます。今回はそうした気付きを幾つかお伝えして行きたいと思っております。単発の講習会ですので、初めて参加される方や遠方の方、または他流で習われていた方も歓迎いたします。このところ参加人数も少なめになってきておりますので、一人一人に集中して見ることが出来るかと思われます。ご都合の宜しい方ご参加お待ちしております。また、この特別講習会でしか懇親会はおこなってませんので、講習後お時間に余裕が御座いましたら懇親会でお話など出来ればと思っております。


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2017-03-08(Wed)
 

やさしさは強さの秘訣

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、このところ杖の二十連円打、剣では万乃型を毎回おこなっています。2014年8月5日に開講して二年七ヶ月が経ちましたが、これまでの講習内容はその時に必要と感じたものをなるべく楽しい内容でお伝えしておりました。ここでは参加者も安定しておりますので、そろそろ何か形となるものを皆さんにお伝えしようと思い、この二つの型稽古をメインにおこなっております。

 毎週継続して講習をおこなっておりますので、徐々にみなさんの身体の感覚というものが芽生え始め、そうしたことが確認出来たことで、難しいながらも楽しんで取り組むことが出来るようになっております。全く出来ないものは、何が悪いのかも分からないと楽しくありません。出来ないとしても、その原因が分かってくれば、その部分が出来るように自分で取り組むことが出来ます。そうして出来るようになった楽しさというのが次々に続いていく内容のものであれば、みなさんに取りましても毎週飽きること無く継続しておこなえるものです。

 休憩の合間に気がついた、足を扇に使う稽古を丁寧におこなえば重心配分のコントロールや体軸の安定など、足裏と扇を意識する事で練られるものと思われます。そこでいつか小太刀を使ってそうした脚部を含めた全身の体捌きのための稽古法として、一連の型を考案してみたいという欲求が沸いてきました。おそらくそれはまだ先のことになるかと思いますが、私も随分と小太刀の稽古はしていないので、身体が求めたときに、内転筋、腸骨筋に働きかけ、重心コントロールの精妙化を図れるように組み立てていきたいと思います。

 恒例となっている講習後の食事会では、いつものように皆さんとワイワイ話が盛り上がり、こうした日々を二年七ヶ月毎週過ごしてきたことが信じられないほど、今の私という人間に、私自身驚いております。なんでもないような事が可笑しく笑えてしまうということは、実に幸せであると思います。毎週火曜日は、こうして幸せなひと時に包まれながら優しさを吸収させていただいております。

 外はまだ肌寒い風が吹いていましたが、梅も咲き誇る三月なので昼時の日差しが心地良く、食事会後皆さんに表まで見送っていただき、挨拶をしてお別れをいたしました。20メートルほど歩いたところで左の小道に入ろうとフト振り返ってみると、遠くで見送っていただいた皆さんが手を振ってくださったのが、しばらく忘れない光景として記憶に残ることになりそうです。

 こうしたありがたい日々を生きている以上、私のこれからの生き方において昇華したものを還元できるように努めなければならないと肝に命じます。


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2017-03-08(Wed)
 

失敗させてあげること

 本日は高田馬場でI君と稽古をおこなった。前回の稽古から少し間が空いていたが、最初におこなった脚部鍛練稽古で、身体の姿勢と骨盤角度、足の上げ方、頭のブレなさに驚きを感じた。これまでにも何度かあったが、若いほどに突然そうした一気に進展する事があるから面白い。

 これは単純に若いからということではなく、剣術に対する思いが以前にも増して強くなってきているからではないかと思われる。I君との稽古では、子ども扱いをするという考えは最初から微塵も無く、大人と同じように言葉で意味を説明し、楽しませるという場所ではないので、真剣に向き合って集中した時間を過ごしている。私自身そうであったから良く分かるが、子供であるが故に必要以上に子ども扱いをされると、間接的に全てを否定されているように感じられ、コミュニケーションがとれなくなってしまう。子供であるが、大人になろうとする気持ちを受け止め失敗を分かったうえで失敗させてやり、黙ってそのフォローを大人がしてあげることで子供は学ぶように思う。私の場合それで深く刻まれた溝は決定的なものとなりそれは生涯埋まらないものとなっている。逃げ場の無い者が否定されると、その思いは自然と悪いほうへ流れやすくなってしまうものでもある。だからこそ、私は絶対にそうした大人にはならないと心に決めて、いつか子供と剣術を通じて出会える機会があればと、当分人生の先の方でそうなればと思っていたが、ここ近年の内に、小学生から中学生と数名の方々と稽古が出来ている環境になった。なかでも一対一のマンツーマンで稽古をおこなう私の稽古会に、R君とI君が参加されたことは、私にとっても大きな出来事であり大事な時間である。

 子供は素晴らしい。それは人生経験が少なく、大人に守られ育てられているから、心の美しさが目の色や表情に表れている。そうした時期に信頼すること(されること)の大切さを心身共に実感出来る機会というのはなかなか巡り合うものではないだろう。どうしても、仕事として、自分の成績のため、商売のため、なにかしらの思惑があることが多いものである。そうしたものからなかなか信頼にたどり着くことは難しいだろう。

 こうした武術稽古において大切なことは、互いに信頼し合えた中で心身共に加減を見てやりとりをしていくことにあるのではないかと思う。だからこそ、気持ちを込めて伝えることが出来るし、気持ちを込められるからこそ、その時間が掛け替えの無い物になり、そうした時間だからこそ頭に閃くものがあるのだと思う。私の稽古会が少人数なのは、そうしたことを一番に考えておこなっているからであり、自然に集まるもの、残るもの、というのは決まってくる。

 今日も2時間集中的にI君と稽古をおこない、杖では「自由に動く」ということを、使える動きを限定しておこなっていただいた。そのなかで私も思わずニヤニヤしてしまうような新しい動きが彼の中で出てきだした。彼との出会いというのはもしかすると想像以上のものになるかもしれない・・・・・・

 I君と途中からお越しになったお母様が帰られた後、一時間程抜刀術稽古をおこなった。前回1月17日に動画撮影をして以来、自身の稽古ではまだ三つしか抜刀稽古が進んでいない。つまり構えから静の状態となり抜くということの難しさを改めてしることになったことが、今までの抜刀術を全点検しなければならず、そのことに今は一番の興味を持って取り組んでいるところである。前回の撮影時では、短期間で二回撮影したのと、集中的に沢山抜いたため、身体各部にそれなりの痛みが蓄積し、大きな故障になる前にセーブしていたという部分もあった。現在はほぼ全て痛みが治まったので、鈍った身体を練りながらさらなる上を目指して取り組みたいと思う。

 明日は「高齢者のための剣術教室」である。今度は人生の先輩達との稽古であり、ここでもまた大きな学びとなっている。そうした日々を送れている事は本当にありがたく、東京に住んでいてこれほど良かったと思える日常は無い。これからもそうした日々が続いていくように、私自身いろいろな事を感じ学びながら、ものごとを見て判断し、信頼出来る人達とともに人生を歩みたいものである。


 2017年3月20日(月)春分の日 「抜刀術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-07(Tue)
 

教えようとしていないところから何を感じ何を見つけられるか

 本日は品川区総合体育館柔道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習を昼間の部、夕方の部と同会場で続けておこないました。会場移動がなく、1時間もしない内に次の講習が始まるので、二人の生徒が合間の時間も復習稽古を行いながら続けて二回受講されました。

 今日はいつもの脚部鍛練稽古から、剣を持っての走り方をおこないました。構えなどもそうですが、剣を持ち下げた状態で走るというのは、微妙な位置と身体の角度というものがあり、それは私にしてみれば鏡を見て決めるのではなく、身体が教えてくれるものであり、身体がどういう風に教えてくれるのかと言えば、違和感であったり身体全体の調和を感じた上で決めております。そしてそうした違和感から調和を求めた結果の形といいますのは、説得力のある形であり、その説得力というのは味覚のようなものです。

 つまり、美味しいものや不味いものというのは、考え抜いた結果判断するのではなく、瞬間的に美味しいor不味いが分かるように、説得力のある動きというのは、身体の使い方、骨格の位置、そうしたものを踏まえておこなっているので、身体の詰まりがありながら綺麗な形というのは、説得力の無いなんとなくそれらしく見えているということだと思われます。それゆえに、派手にならざるを得ない方向性になっていくのでしょう。つまり、生の味では素材の良し悪しが出てしまうので、派手な味付けで辛くしたり甘くしたりということに似ているような気がします。味付けも必要かもしれませんが、素材の質を上げていけることが稽古の中では必要なものです。

 そうしたことからやはり「剣術」から学ぶことは非常に大きいと言えるでしょう。今日の剣術クラスの講習では、まず最初に「浮き身」の使い方が出来ているかを確認するための「表裏転廻」をおこないました。今日の講習でも説明いたしましたが、人間イザという時に身体が選ぶ動作というものが現状に於いて正直に表れるものですので、そうした追い込まれた状態で身体が選ぶ動きというものが変わることが出来れば即ち「質的転換」がその部分に於いて出来ているということになるでしょう。その動きの質を変えるための稽古法として、身体を練るという部分も兼ねた「脚部鍛練歩法稽古」を毎回おこなっております。

 このところ毎週参加されているアメリカ出身でプロミュージシャンのWさんは、戦う技術を学ぶことよりも、日本の精神的なものを学びたいということから、その取り組まれる姿勢について私といたしましても心に感じるものがあります。こうした方の想いや取り組む際の心構えというものは、彼のみならず、周りの方々にも良い影響となり、自然とそうした姿が広がって行くこともあります。

 生徒の皆様にとりましても、私から学ぶことだけでなく、参加されている方々のなかには、私自身も学ばなければならないと思うような心配りの出来る方であったり、新しい方を自然と気遣ってサポートしてあげられる方がいらっしゃいます。そうした方の姿から学ぶことは、「教えている」という意識外の部分であり、そうした何気無いところが人間の成長度合いを感じるものであり、学ぶべき姿でもあります。殺陣や剣術の講習では相手を付けておこなうことがあります。こうした稽古で学ぶことは、自分だけでは技の向上は図れないため、相手を見て相手とどの辺でやりとりしていくのかということを身につける稽古とも言えるでしょう。

 つまりは、そうして稽古したものが剣を交えた稽古のみならず、自然と同空間内に於いて自分だけでなく相手を見て、その場を良くしていく、スムーズにおこなえるための環境づくりということが、居心地の良さであったり、稽古に集中出来る状況づくりであったり、長く続けられる要素の一つと言えるでしょう。

 ですから、稽古法であったり、技を習得するための相手との意識の繋がり方など、そうした部分は、その教室の教えでもあり、そうした部分が分かりやすく表れやすいのは、更衣室などで他団体と一緒になったり、会場の前後の入れ替わりで、すれ違った時などさまざまに感じる部分はあります。

 このような精神的な部分は、言葉で説明することも出来ませんが、見える人、見ようとする人はよくよく感じ取っていただきたいものと思います。私自身、経験の浅い未熟講師ですが、人の縁と生徒には恵まれており、毎回学ばせていただいております。様々な方が当スクールに参加されるようになり、共に時間を過ごすことは皆様にとりましても得られるものは少なくないでしょう。これからも、思いのある方に対して応えていけるような、人の思いから何を学ぶか、そうしたことを大事にこの空間を司る者として時を過ごしていきたいと思っております。本日もみなさまありがとうございました。


 2017年3月20日(月)春分の日 「抜刀術 特別講習会」
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 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-05(Sun)
 

自分がどうであるか

 久しぶりの記事となってしまったが、気がつけば3月も4日を終えようとしている。一日一日は大事であることをこうして数日間間が空くことで感じるものである。前に進むことは、見方を変えればその速度はゆっくりなようでいて実は案外速いものである。だが、前に進み続けることが大事であり、大事なことは、「進み続けるための、余力も含めた時の過ごし方を安定的に成長させていくこと。」ではないかと思う。長く続かないということは、そうした長期的な時の過ごし方に綻びが生じやすく、そこと上手く付き合っていけるかということが、予測出来ていないからなのかもしれない。

 時は経ち、出来る時間は減っていく。上手くいくこと、上手くいかないこと、さまざまな思いや葛藤はあるが、その日一日が納得出来るかということが、今の今を生きているのだから大事にしていかなければならない。情報化社会もここまで進んでくれば凄まじいが、今の時代は心の持ち方が難しい時代と言えるのかもしれない。自分を持ち、自分で行動し、自分で判断すること、正体の分からないものに心を左右されないように、そうした情報に心が失われてしまわぬように、便利なものや夢中になるものは商売が関っているので、その商売の犠牲になってしまわぬように、自分を守っていける生き方についてこれからの時代は、自分でそうした「気づき」や「見極める力」というものを養っていく努力が必要であると思われる。

 さて、今日は品川区総合体育館剣道場でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。今日は久しぶりに女性だけの参加となり、やはり3月は仕事の関係で忙しい方が多いようでなかなか参加出来ない方も少なくありません。

 ですが毎週新しい方が体験参加に来られておりますので、4月になって復帰された方と合わせますとやはり混雑しそうな気がいたしますので、4月から土曜日に1コマ追加しましたので大丈夫かと思われます。

 このところ土曜日にも体験参加の方が来られるようになり、今日もお母様とともに参加された方がいました。とくに今日は参加者が全員女性だったので、中学生の方でしたが安心されたのではないかと思います。

 講習は20分延長して終りましたが、終了後生徒のHさんから武道具の購入依頼がありました。先週もYさんから一式購入依頼がありましたので、少しずつですが新しい生徒の方も自分の武道具を揃えるようになってきております。

 スポーツ安全保険についての申し込みも受付を開始いたしました。毎年4月1日から翌年3月31日までの保険適用期間となります。金額は高校生以上が1.850円、中学生以下が800円、65歳以上が1.200円となっております。詳しくはホームページの「スポーツ安全保険について」をご参照下さい。

 明日は品川区総合体育館柔道場で、昼間の部と夕方の部を続けておこないます。ダブルヘッダーでの受講をされるにはいいタイミングだと思います。同じ会場の場合、次の講習までの空いている時間も稽古が出来ますので、私に質問していただいても構いませんし、場合によってはその時間内においてマンツーマンで見ることも可能です。

 明日は3月の「月末恒例立廻り講習」に向けて新たな展開となっていきます。明日は時間を掛けておこなう「万乃型」も皆さんが覚えて身体に染み込ませることが出来るように取り組んでいただければと思います。

 明日は夜間の部がありませんのでお気を付け下さい。お待ちしております!


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 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-05(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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