2016.9.24 「抜刀術 特別講習会」 のお知らせ

 2016年9月24日(土)品川区 総合体育館 剣道場にて抜刀術の特別講習会をおこないます。

 居合刀で抜刀術の稽古が集中的におこないたい方や、抜刀術独特の身体感を得るために、2時間抜刀術と納刀法をおこないます。(鞘付き木刀も可)

 この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。
(初心者の方でもおこなえるメニューがあります)


2016.9.24 抜刀術特別講習会



【開催時間】
15時00分~17時00分 『抜刀術&納刀法』
18時00分~懇親会 (自由参加)


【会場】
品川区 総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
こちらのブログのお問い合わせフォーム、または「こくちーず!」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「刀の有無」(鞘付き木刀でも可) 
⑤「懇親会の参加または不参加」

※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)
上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
gold castle 殺陣&剣術スクール 剣術講師
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
抜刀術 その壱
抜刀術 その弐
抜刀術 その参
イオンカルチャークラブ 抜刀術


2016-08-31(Wed)
 

まずは顔の角度から

 台風10号がかすめて行った本日は、中止することなく無事に「高齢者のための剣術教室」に向かうことが出来た。利根川水系の貯水率はかなり上昇してきたのはいいが、東北地方はこれから注意が必要である。

 さて今日の講習では、「繋之型」(つなぎのかた)をおこない、ゆっくりと同じ速度で動くことが求められるこの型稽古は、この教室では最適であり、ゆっくり動くほうが大変な動作なので、高齢者の方でもジックリと取り組め、かつ身体にも効いてくる内容である。

 そのため休憩のタイミングを見計らいながらおこなわなければ、意欲と裏腹に疲労の顔色に変わってしまうので、そこに入る前に休憩することが大事である。

 だが熱意というものに年齢は関係なく、けっこう難しい事をやっているのであるが、その手の内一つ間違えればそこで終ってしまう動作を、みなさん目標の到達点まで熱意のパワーで進ませている。これは、興味と集中力がなければ、このような握り方一つ間違えれば出来ないような運動は続かないものであるが、目標のゴールまで出来たということは、手の内に関してノーミスで到達できたという事であり、そこに間違えなかったという気持ち良さがあるのではないかと感じている。

 股関節の可動があまり使われなくなると、片足立ちになった時に、腿を上げた際に上体が振られてしまいバランスを乱すことが分かった。これは筋力とは違った理由によるもので、片足を上げた時に、股関節の可動がスムーズにおこなわれれば、上体へのブレは単純なバランスの取り方になってくるが、股関節の可動(屈曲)が浅い場合、腿を上げた時に上体が動かされ、自ら上げた足により、連動して上体が動かされてしまうことになり、バランスを取る前に自ら動かざるを得ない状況になっているものと思われる。

 そのため、これは以前私が中村考宏先生のセミナーで学んだ「構造動作トレーニング」によると、股関節の可動を向上させるには、骨盤が起きていなければならず、骨盤を起こすには背骨でつながっている胸椎の可動域が重要であり、普段から下を向いた生活習慣により、胸椎が落ち込み骨盤角度が後ろに傾き、その結果股関節の可動域が狭まってくるという悪循環に陥るのである。

 私なりにその原因を探ると、頭の重さは5kgはあるので、筋力の低下により自然と頭が下がりやすくなりそのほうが楽に感じられるようになってくる。そのため気が付いたらその頭の角度が日常の姿勢となり、頭を上げる背中の筋力が低下し、それにともない胸椎の可動域が制限され、骨盤角度に影響し、股関節の可動が小さくなってくる。そうなってくると、身を屈めたときに背中を真っ直ぐにする事が難しく、骨密度の低下とともに腰骨などを痛めやすくなってくる。

 これらを改善するには、時間を割いて運動するにはなかなか続かないものであるため、日常の動作や姿勢に取り入れることが最も効果的であると思う。

 重量挙げの姿勢では、持ち上げる瞬間に顔を上げ胸椎が動くことで骨盤が起き背中が真っ直ぐになっている。そういうことからも顔を上げるということが始めに意識する大事なポイントであるだろう。

 顔が上がり、胸椎が動き、背中が少しでも真っ直ぐになるようにし、その姿勢が日常生活の中で取り入れることが出来れば、先に述べたことに対する予防と、現時点における身体の問題についての改善につながってくると思う。

 ただし、気を付ける必要があるのは、胸椎に連動して自然に骨盤が起きてくるのであって、腰骨だけを反らせるようにおこなうと腰に無理が生じ痛めてしまうので、顎と胸を意識しておこなうとそのような故障にはならないだろう。

 まずは顔の角度から。テレビの見方、本の読み方、スマートフォンの見方、同時に出来る事があれば一石二鳥である。塵も積もれば何とやら、そうした成果の声が聞こえると、よりこの事を大きく伝えていきたい。


 2016年9月19日(月)敬老の日
 第10回 GM happyコラボレーション 「剣術と立ち回り」

 (お申し込み受付中)

 2016年9月22日(木)秋分の日
 第11回 GM happy コラボレーション「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-30(Tue)
 

学救

 本日も雨となったが、移動中は強く降られる事がなかったので、傘を差さなくても大丈夫であった。台風10号がまた関東に接近しているので、30日辺りは電車の運行状況など気にしながら、対応して行きたいと思う。

 さて、本日の講習では久しぶりに抜刀術と納刀法を集中的におこなう内容とし、帯刀から閂差、鯉口の切り方、鞘の操作など、あらためてジックリとおこなった。今日は前回ハピコラでの立ち回りに参加いただいたYさんの動きの変化に何度となく褒めてしまったが、最初におこなった蟹と雀の鍛錬稽古のときから、いつもに比べて身体のブレが少なくなっているのを感じてはいたが、今日おこなった抜刀術や納刀法についての動作でもブレが少なくなっており、その結果動ける身体になっていた。そういう変化は視野に入った瞬間に分かるもので、Yさんに「何か特別なことをされたのですか?」と質問したところ「それが、何もやっていないんです・・・(苦笑)」と、自主稽古のお話をたまに伺っているので、その変わり具合とどうにも結びつかず、私としても考えてしまうのであったが、毎回見ている中で、今日は大きな成長を確認出来たので、思わず「Yさん、今日は記念日になりますね。」と言ってしまったが、やはり長く見て来ている生徒が一気に前に進んだ瞬間というのは、感動的である。最後にYさんが、「ただ、歩くときに外側に重心を掛けるように意識しています。」と仰っていたので、膝が内側に入りやすい方にとっては、腰を落とす動きでは膝頭が外に向くことが求められ、そこにさまざまな腰の動きが関わってくるので、Yさんにとってはこの足裏の重心に気が付いたところが大きな進展につながったのではないかと推察している。こういう突然ポーンと階段を一気に駆け上がったような現象を何というのか忘れてしまったが、ある日突然こういう日が訪れることもある。やはり、熱心に継続して取り組まれる姿勢が、いつかこういう形でプレゼントされるように身に宿ってくるのだろう。

 もうひとつ今日は大きな出来事があった。それは、ご婦人Oさんとの集中稽古の際に、抜刀術の「後方突き」をおこなったところ、ふだんから自主稽古されているOさんが「後方突きが、これまで右足が動いてなかったことに気が付いて、前に撮影させてもらった動画をチェックしたところ、やっぱり先生は右足が動いていましたので、そこに原因があることが分かりました。」ということを伺い、じゃあそれでやってみてください。とお願いしたところ、これまでにないほど滑らかに抜けるようになり、まだ右足の動きが弱かったので、「じゃあOさん、右足から先に動かしてみてください」と、私もやったことのない、鞘引きの途中に右足を左方向に閉じるように回し、それに続く形で左足が開きながら、後ろに向いた左膝頭を曲げそこに重心移動させ、それに引っ張られるように右手右足が前方へと流れ出て行くものである。

 私もこれを試してみて、直ぐに「Oさん、これは私も採用いたします!これは滞りが消え、重心移動が滑らかになりますね。」と短時間の内にさまざまに検討することが出来た。左足の開きに関しては腰が開くため、鞘と柄との関係にストレスが掛かってくるのであるが、右足を閉じるようにおこなうと、腰が開いたりするようなこともなく、鞘と柄になんらストレスが起きないため、その次の左足の開きまでに身体の中で準備が整っているような感じが実感出来る。特に後方突きは、鯉口から切っ先が抜ける瞬間にかなり気を使う抜刀術であるため、この右足から左足に連動する身体の使い方になると、その切っ先が抜ける際の不安感がかなり軽減され、操作性もこちらの方が良いのである。

 これに関しては、さっそく今日の講習で皆さんに、「たった今、Oさんのお陰で後方突きが変わりました。」と説明し、皆におこなっていただいたところ、かなりの方がこの右足から左足につなげる抜き方のほうがスムーズにおこなえると実感していただけたのであった。

 Oさんが自主稽古で、動いていなかった右足に気が付かれ、そこからフト右足始動による脚足の使い方に展開し、それが多くの生徒達の動きが良くなる結果となったことに、「ああ、やはり一人稽古は一人で無いし、講習というものは生ものであり、ライブでもあるのだ。」ということを改めて思い出させてもらったのであった。

 戸越体育館でおこなった夜の部では、数ヶ月前から右膝の痛みが消えないという俳優のTさんに、私も常に気にしていたが、そもそもの症状の始まりは、4~5ヶ月前におこなった斬られた際のリアクションで、膝を床に打ちつけていたため、私もそのクラスの講習を見ていて、思わず大きな声で、膝は床に絶対に打ち付けないで下さい!と横から声を出したが。私自身むかし、まだ武術を始める前の役者時代に、膝を床に打ちつけての舞台稽古をやっていたときに、稽古後膝に激痛が走り、それが長い期間消えなかったことから、膝に関しての打撲にはかなり気をつかっている。

 そのTさんの動きを観察していたところ、どうやら痛みの原因は、ある姿勢をとったときに膝頭が爪先より前に出る事が多く、その事をTさんにお伝えしたところ、本人としてもかなり納得出来る感触があったようで、かなり真剣な面持ちでそれを防ぐ方法を質問されたので、「腰を後ろに倒さず、起こす意識で膝を曲げると、爪先よりも膝が前に出ませんので、まずは爪先と膝頭の位置を確認するところから始めて下さい。」とお願いした。これについては実は前例があり、ご縁のあるK・Eの方々に膝を傷めている方が多く、その原因を動きの中で観察したところ、やはり同じように爪先よりも膝頭が前に出ている姿勢があり、そのためなかなか完治にまでは至ってないようである。これは身体の使い方を考える上で、今後長く身体を使う必要があるなら、膝のおそらく靭帯に負荷の掛かる使い方は直ぐに改め見直す必要がある。私もさんざん身体を痛めてきたが、痛め損にはなりたくないので、どうしてそうなったのかを知り、そこから痛めない為の身体の使い方というものが、実は動きの中で進展につながってくるキッカケとなることも少なくないので、ケガをチャンスと捉え、ボルト選手ではないが、側弯症からのリハビリから、とてつもない記録を打ち立てるほどの成果となることもありうるので、やはり、問題を変えていくための思考というのは常に持つべきで、速やかに実行できる柔軟性を持ちたいものである。

 夜の講習での抜刀術では、体験参加の方がいなかったこともあり、後方突きからの逆手廻し納刀に時間を掛けて取り組んだ。中でも、ポロンからの振り子を使って親指で後ろに指を差すようにしながら、空中で峰が鯉口上を滑りそのまま切っ先が鯉口内に入るまでを一気におこなうように進めた。

 どういう事だか分からないと思うが、逆手廻しはそれぞれ集中的におこなっていると思われるので、このところ私の中で流行っているのがポロンであり、同時に何気無くおこなうことが、身体で感じる心地よさにつながって来る。逆手廻しに入るための段取りであるが、正眼の状態から、右手中指や薬指の腹にて柄を左回りに180度回転させ、同時に右手が弾き離れることで、刀身が重力により落下し始めるので、それを体の右側に落とし、そのまま水平ラインにまで遠心力に任せ次の振り子へとつなげていく。それと同時に、柄を右手で左回りに180度弾くのと同時に、左足が一歩前に出て、さらに同時に離した左手で鞘を握る、刀身が水平になったところで、この左足と左手の操作がピタリと同時に揃う事がこの動作では重要である。

 わざわざ説明する事も無いが、ポロンというのは、正式名称ではなくたまたま切っ先が左に回転しながら落ちていく感覚が、私の中でポロンという感じがするので、便宜上言っているだけである。そういえば、以前右手で柄に押さえを掛けることを、手首をクルッと返して、指をパッと離して、手首を右へスッとずらすことから、クルパスです。と言ったことはあったがまるで聞こえていなかったかのように、受け入れられなかった・・・(笑) さらに自虐的になると、逆手廻し納刀の際の右手首の使い方を説明するときに、右手を振り上げ「おーい、あっちだよ!」と後ろに親指を指し示すような形を誰かに伝えたことがあり、その時にアッチ納刀です。と言ったことがあった・・・・・・

 とまあ、冗談交じりにお伝えする事もあるが、なかなか上手く行かなかったり、自分に諦めが生じやすくなってしまうと、身体が硬くなったり、見えるはずのものが見えにくくなってしまうこともあるので、こうして失笑覚悟でお伝えする事もある。

 今日の夜間の部での収穫は、私にとっての導き方として、「ああ、これは全体の集中度が一気に高まったなあ。」という実感があったので、今後の特に抜刀術における稽古法として、いかに自分の状態を観ていけるかというところの部分部分の箇所をお伝えし、そこの流れを掴み指示していくことが、これからの稽古における自己観察力向上と、自ら気がつける思考法へとシフトしていくことにより、今後の伸びが、今日のOさんやYさんのように突然訪れることになってくる。

 やはり私にとって、この講習の瞬間が大事であり、それは講習が始まる時間だけでなく、生徒や体験参加の方と顔を合わせた瞬間から始まっている。見ていないようでも全員見ているので、思っている以上に私は皆さんのフルネームを言えると思う。この講習の一回毎が私は舞台であると思っているので、その空間を大事に一期一会の気持ちで、参加される方々に対しせめてそうした気持ちで迎え入れることが、未熟である私にとって忘れてはならないものであるので、これからもそういう気持ちで招き猫とともに、安心して参加出来る場所として存続していたい。

 昨夜も関西のK氏と電話で1時間半ほどお話したが、身体と、心と、思考、それらがどう自身と向き合っていけるか・・・折り合いを付けていけるか・・・思考に支配されすぎて、身体の声、心の状態、そこに目が向けられないと、見つかるものも見つからないのではないか・・・
  
 自分を深く掘り下げていくことで見つかるものというのは、現時点の意思では変えられないのではないか・・・それを変えていくには、何かを学び知ることが大事で、その事を知った瞬間に、もう今までの自分ではいられないほどのものにスイッチが切り替わったかのようになり、そういう環境を求め、なければ自分で作ることが、自分が求めるものになるためには必要なことなのではないかと考えるのである。

 人生は完全な答えを見つけることなど出来ないのだから、せめて小さくてもいいから少しずつ少しずつ、答えのヒントを見つけていける生き方が幸せであるのではないだろうか。どういう状況になろうとも、幸福感というのは自分が学び変わらぬ限り、しばらくすれば新たな不安要素に取り巻かれ、結局は同じ境遇から抜け出せない。だからこそ、ケガや故障と同様に、自身が弱ったときに、次なる成長のための成すべきものに対し、学び進んで行くことが生きていく上で不可欠なものであると私は最近感じている。

 学ぶことは救いである


 2016年9月19日(月)敬老の日
 第10回 GM happyコラボレーション 「剣術と立ち回り」

 (お申し込み受付中)

 2016年9月22日(木)秋分の日
 第11回 GM happy コラボレーション「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-29(Mon)
 

動きを覚えるより動きの質を考える

 本日は9時30分からスクエア荏原にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。朝から不安定な空模様で、今日は運良く大粒の雨に当たることはなかったのと、気温が30度を下回っていたのでかなり移動に関しては楽であった。だが、スクエア荏原のアリーナ(いわゆる体育館です)では、会場に見合わない小さな扇風機しかないため蒸すような暑さであった。

 そんな土曜日の剣術クラスでは、広い会場による脚部鍛練稽古をおこない、間が空いている生徒さんは大変そうであるが、さすがに常連メンバーの方々はそれなりについてきている。

 剣術では、正面斬り、胴斬り、袈裟斬りをジックリとおこなった。正面斬りについてはこれまで剣を出していた打太刀を、同じ正面斬りとし、鹿島神流の斬割に近いものであるが、相手の動きにより自分の動きを調整しながらおこなう稽古である。

 胴斬りについては、これは私のオリジナルであるが、やはり脚部の移動法とそれに合わせた剣の操作にかなりの方が苦労されていた。今日私自身気が付いたのは、骨盤を立たせる意識があると感覚的に速く動き出せる感じがあった。もちろん一歩目に胸を使うのであるが、今度の稽古で試してみたい。

 最後におこなった袈裟斬りでは、これまでは左上から右下へ斬り下ろす大袈裟の斬り下ろしであったが、今日は右上から左下へ斬り下ろす小袈裟の軌道を追加しておこなった。正中線を渡るように切っ先から上昇させていけば、固定的な手首を支点とした剣の扱い方にはならない。

 袈裟斬りにもいろいろあるが、gold castle での袈裟斬りはこの正中線を切っ先が上昇しながら渡る袈裟斬りを採用している。今回は予定していた「千鳥之型」までは出来なかったが、さまざまな剣の斬り方に皆さん汗をかきながら集中して取り組まれていた。武術にもいろいろあるが、私自身目指しているのは、動きの質を変えながらその稽古の目的をいかに有効におこなえるかであり、そのことは常に頭にある。だとすれば、私が立ち回りに求めるものは、そうした動きの質が、斬ったり斬られたりする側にどう求めていけるかということであり、その質が向上していけば、見ている人に驚きと説得力があるのだと思う。激しく、危なっかしく、派手におこなうのは、運動能力と度胸に求められる部分が高く、見ている人の評価としてはアクションや踊りを見ている感動と同じ種類のものであろう。

 徐々にではあるが、そうした質を意識した立ち回りというものを私自身見てみたいし、今現在の熱意ある生徒達ならそう遠くないような気もしている。もちろん、楽しむことを一番に考えている空間なので、そうした編成を考えて私は、皆が毎回参加されるのを楽しめるような、これまでとの休日の優先順位を変えさせてしまう位の魅力ある空間にしたい。少々筆が先走ってしまっているが、剣術で身に付いた感覚というのは、初めておこなう動きというものに対応しやすく、相手によっても変えられるものでなくてはならない。「ちょっと私の芝居が上手く見えるように、こういうリアクションでやってください。」と、お芝居の世界で通用しないのと同じように、立ち回りにおいても、その瞬間に何をやっても成立しているように見えるまでの技術が求められ、そのためにはやはり剣術というものが稽古の中で重要になってくる。形をなぞる稽古は形をなぞっているようにしか見えないのだから。

 このところ毎晩稽古着を洗濯しているが、手洗いのため時間を割かれてしまう。だが、夏が終ってしまうと、こうしたことも全て良い思い出になってしまうので、これからも長く長く続くであろう稽古着の洗濯は、ともに付き合っていかなくてはならない作業の一つである。

 明日は、15時から品川区総合体育館柔道場と18時30分から戸越体育館剣道場で講習をおこないます。明日の夕方の部は体験参加のお申し込みが多いため、夕方の部の受付はストップいたしました。混み合う事が予想されますので、ご都合の宜しい方は夜間の部をオススメいたします。明日の剣術クラスの講習は久しぶりに全員で抜刀術と納刀法に時間を掛けておこなっていきます。内容は初心者向けですが、古参メンバーの方もより細かい点に気がつけるように取り組んで見て下さい。それでは明日も皆様お待ちしております。


 2016年9月19日(月)敬老の日
 第10回 GM happyコラボレーション 「剣術と立ち回り」

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 2016年9月22日(木)秋分の日
 第11回 GM happy コラボレーション「杖術とヨガ」

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 2016年8月 稽古日程

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2016-08-27(Sat)
 

大きな衝撃となった昨夜の稽古

 昨日の戸越体育館の稽古では、体術における背中にロスがないか両腕の使い方を意識しながらいろいろと試した。座り技に時間を割いたが、昨日の稽古では身体全体が捩れずに開くことで力の伝わりが異なってくる事をジックリおこなった。こうした稽古は昔、中島先生のところで学ばせていただいたが、あらためて丁寧な身体の操作を稽古しておくには、こうした柔道場での集中稽古は実に良い。立ち技でも同様に体の開きによる精妙な崩しをおこなった。体術稽古では、これまでに身に付いた身体の使い方を、ジックリと検証しながら、その操作手順や身体の構造など、相手との接触により得られるところが多分にあり、これは得物を使った稽古で得られるものと関連してくるが、体術稽古との相関性で検証出来ることが稽古としては面白くもあり、前に進みやすいものである。

 夜からは、約二ヶ月振りに甲野先生のメールマガジンの撮影のため松聲館を訪れる。私自身このところ時間が取れなくなり、間が空いてしまうことが増えてきた。だが、昨日の撮影前の稽古では、これまでに何度も衝撃を受けてきたが、その中でもかなり上位となるであろう衝撃を受けたのであった。これまでの概念というか思い込みというのか、さあこれから大変だ!という気持ちと、これはかなり変わることが出来る!という気持ちとが入り交ざり、最後の最後まで興奮状態であった。となってくると、帰りの電車は0時を回った最寄り駅まで止まる最後の電車となり、走って駅まで向かいながら、この感じは私だけではなくこれまでに数多くの先輩方も、こうしてきっと駅まで走って帰られたのだろうと思うと、苦しいはずのダッシュも心地良く感じられる。

 (この日の稽古とメールマガジンの動画は後日配信される予定ですので、詳細につきましては夜間飛行さんのサイトでご確認下さい。)

 そして、本日の高田馬場での稽古では、昨夜の衝撃を検証しようと、W氏を相手に鹿島神流の木刀で袈裟斬りをおこなった。この時に構えを変更する必要があり、その結果W氏が驚くほどの違いが袈裟斬りによる打ち込みの威力に表れた。腕力ではなく、体幹の働きが影響しているものと思われるが、ちょっとしたことが物凄く大きな違いになるという、まさにそんな身体の不思議さである。

 今日は杖術において、初めておこなう動きを取り入れた。これまでにもそうした脳内のどこかに蓄積されたものが形になり、稽古として長く取り入れるものとなってきているが、今回は、打ち込み、突き、払い、体の差し換え、それらが自然と全て入った形となった。今後は稽古相手よって、その時に浮かんだ動きに直ぐに対応出来ることを求める稽古もおこなっていくだろう。

 剣術に関しては、現在W氏との稽古では鹿島神流の木刀で体の芯や手の内を練る稽古をおこなっているが、そろそろ一般的なサイズの木刀を解禁して、さまざまな技を研究しようかと思っている。これには脚足の使い方が大きく関係しているので、床を蹴らない胴斬りが出来るかが、そこに向かうための試金石となってくる。

 8月も残り少なくなってきたが、今年の夏は近年にないほど充実した夏であった。立秋は過ぎているが、秋に向かって自身の身体と心を見つめ、次なる展開に向けて進んで行きたい。


 2016年9月19日(月)敬老の日
 第10回 GM happyコラボレーション 「剣術と立ち回り」

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 2016年9月22日(木)秋分の日
 第11回 GM happy コラボレーション「杖術とヨガ」

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 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-25(Thu)
 

限られた時期という自然の成り行き

 それにしても、日々いろいろなことを考えさせられるが、まさに一年365日というものは相当な変化が起きているということである。これまでに感じてきたことが、まるで消費期限が切れた食べ物のように、体に良かったはずの物が体に悪くなるものに変わってしまう。それと同じように、ある運命に向かうまでの期間に関るさまざまな事柄が、時間が経過することで日々変化して行かざるを得なくなってしまうということは自然な成り行きなのであろう。

 そこには良いも悪いも無く、ただその流れにそって起こりうる状況に対し、選択せざるを得ない状況が自然の意志の中で与えられているのだと思う。そのことは私のこれまでの過去を振り返ってもそうであるし、今現在の状況を見てもはっきりしている。それは一人二人の事ではなく、もっと多くの成り行きとして、次に向かうべく道を私は通って行かなくてはならない。

 ただ、そういう道を歩くことについては、私が望んでいることなので、自然の意志に身を任せ、それに対し私がどういう選択と実行をしていくのかについては、私自身もその時の私にならなければ分からない。自覚していることは、次なる私の武術を通じての在り方に直面している時期なので、深く掘り下げることが今は重要である。

 そこに向かって歩を進め始めた以上は、そこに対する期限切れという名の見切りをつけざるを得ない事もたしかである。だが、その選択実行までには、私自身学びを必要としながら同時に自らを掘り下げていかなければならないだろう。

 今はそうした事が必要になっている。


2016-08-24(Wed)
 

第11回 GM happy コラボレーション

 2016年9月22日(木)秋分の日に特別講習会を開催いたします!

 この企画は私、金山孝之がこれまで出会ってきた人の中で、人柄も含め才能のある方とともに講習会をおこなうことで、この企画に参加された方が楽しく有意義に幸せなひとときを体験できることを目指したものであります。そして私自身、この人とともに講習がしてみたいと、互いのセッションからその空間に何が生まれるのか非常に楽しみにしていることから、タイトルをGM happy コラボレーションといたしました。

 第11回目の講習は、6回目となるヨガとのコラボレーション企画です。
ヨガのルーツから、呼吸法や動作について分かりやすくおこなってまいります。
杖術では、初めての方でも楽しんでおこなえる身体の使い方を説明していきます。
(数に限りがございますが杖を用意してあります。)

 ゲスト講師は、甲野善紀先生の講習会やDVDの撮影などでご縁がありお世話になっている井上欣也さんをお迎えして開催いたします。


2016.9.22 第11回 GM happy コラボレーション


 【開催日】
 2016年9月22日(木)秋分の日


 【開催場所】 
 品川区 総合体育館 柔道場 (JR山手線 都営浅草線 五反田駅より徒歩10分)
 

 【時間】
 18時30分~19時30分 『杖術』/金山 孝之

 19時30分~20時30分 『呼吸と動作のヨガ』/井上 欣也


 【持ち物】
 運動着をご用意下さい。杖術の講習では靴下か足袋を履いておこないますのでいずれかお持ちの方は持ってきて下さい。
 杖をお持ちでない方は、貸し出し用の杖がございますので、お申し込みの際に貸し出し希望と書いてください。
 柔道場ですのでヨガマットは入りません。


 【参加費】
 3.000円 


 【お申し込み方法】
 こちらのブログのお問い合わせフォームまたはこちらの「こくちーず」より下記の内容を明記して送信下さい。
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)
 ①「氏名」
 ②「年齢」
 ③「性別」
 ④「杖の有無」 

 その他ご不明な点がございましたら御連絡下さい。上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返し御連絡させていただきます。


 【井上欣也さんのプロフィール】
 松聲館 技法研究員
  2007年より松聲館の甲野善紀先生の講習会に参加。講習会のアシスタント等も務める。
 以後、武術、武術を基盤とした身体操作と並行し、指圧、ヨガなど東洋の身体観、思想に学び、研究を行う。

 2009年より卓球の方向けに、身体の使い方や動き、ストレッチ等の指導を始める。
 現在、伊勢原市、海老名市にて身体の使い方を考える講習会を開催中。

 さまざまなご縁があってヨガも人に伝えさせて頂いています。身体が硬い、女性がおこなうイメージ等の理由でやらないのはもったいないと思います。ヨガは身体の変化や自分の裡を観ていくものです。身体が硬い人は、柔らかい人に比べて自身の変化を感じやすいです。身体の硬い人や男性の方も是非ご参加下さい。

 (活動履歴)
 DVD
 「甲野善紀 技と術理2013、2014、2015、2016」に受けとして出演。

 ゲスト講師
 剣術家/金山孝之氏企画・主催
 「GM happyコラボレーション 第1回、第2回、第6回、第7回、第9回」ゲスト講師として参加。
  剣術または杖術とヨガのコラボレーション企画。ヨガ指導。


 (現在の主な活動)
 伊勢原身体操法講習会
 毎月水曜日 月1回
 ※こちらは卓球とセットのご案内となります。

 卓球スクール夢想塾さん主催
 卓球スクール夢想塾
 毎月金曜日 月1回

 海老名身体操法&ヨガ講習会
 毎月土曜日or日曜日 月1回

 (資格)
 医王会指圧センター上級コース修了
 龍村式呼吸法&健康YOGAインストラクター養成コース修了


 こちらのブログのお問い合わせ以外にでも、私や井上さんに直接お申し込みいただいても大丈夫です。初めてお会いになる方、久しぶりにお会いになる方、いつもお会い出来ている方、ぜひお気軽に参加してみてください。お待ちしております!


2016-08-22(Mon)
 

本来の自分を求めて

 本日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は久しぶりに朝からの講習となった。今日は講習前に思わず、「本来の自分でありたい環境で自分を裏切らないことは、これからの自分を助けてくれるものになります。」とつい口走ってしまったが、これは本当にそうであり、一度でも自分を裏切るような事に慣れてしまうと、その後は苦しみが付き纏ってくるように思う。純粋に追い求めるもの、そういう気持ちが、何の余計な感情も無くスッと入れることは幸せなことでもある。

 これからの私の環境作りにおいて、信頼出来る人物を見極め、身体を通じて違和感をいかに解消していけるかという、言葉でごまかさずに、実感出来るように稽古や講習を進めていくことが誠意であると思っている。

 日曜日の剣術クラスの講習時間は1時間しかない。そのため、毎回さまざまな内容をおこなっているが、身体の運用法としては統一性があるので、さまざまな事をおこないながらも身体はその動きに順応していけるものである。

 統一性という面に於いては、身体の使い方の目的により、ルールというべきか、床を蹴ってはいけないとか、肩を上げてはいけないなど、その動きの目的としたものに沿ったものがある。何ヶ月、何年やっても良く分からないものや、違和感だらけのものは、そもそもの運用法に間違いがあることは、そうではないと言う風に書くことのほうが罪であろう。稽古とは身体を練るために時間が掛かるものもあるが、身体の構造、重心、そうしたものを考えたときに無理なくおこなうことで時間を掛けなくとも出来るようになるものもある。あの人は上手いから・・・・・・ではなく、そもそものやり方、その内容に疑問を持たなければならないし、そのやり方でどのような優れた動きが出来るのかを、伝える人間は見せて証明しなければ、誰が指導者をやっても同じことである。

 習っている状況に満足してはならない。客観的に外から見れば一目瞭然であるが、ただ言われたとおりにやれば上手くなると思ったらそれは恐ろしく大間違いであり、感覚を鈍くし、違和感を違和感と思えない身体の使い方になっているということは非常に危険であり、下手になるというのはそういうことである。

 私が熱をもって書き記していることに対して、さほど危機感をもっていない方が多いかもしれないが、身体というものは優秀であり、健康になることも不健康になることも、身体の使い方にあり、年数を重ねていく毎に、自分の身体に気付く感覚が育って行かなくてはあまりにも無駄であり、その間逆に向かっていってしまうのは、時間とお金の無駄遣いであるばかりか、純粋に問題に対して解決しようという行動力が削ぎ落とされ、言葉で武装し、見栄を保たなければこれまでの稽古人生が虚しくなるという、そうした危うい道程の入り口に誘導する言葉巧みな看板が、純粋な者達のこれからの道に災いしてくることは、縁というものでなければ防げない。

 私はこれからも稽古空間の質を高めて行けるように奮闘するが、おそらくそれを作っていくのは、私ではなく稽古の中で感覚的に育ち、心身ともにものを見る目が養われ客観的に自己を見つめることができ、慢心しない方々に委ねるものになるだろう。

 9月25日(日)の講習は昼間の部が品川区総合体育館、夜間の部が戸越体育館でおこなわれますが、この日は私が殺陣クラスの講習もおこないます。これまでgold castle で立ち回りをやりたかったのに・・・という方のために、簡単な殺陣式型稽古をおこなう予定です。今後の展開も含めて王道でもある剣術による立ち回りの講習を参加される方は楽しみにしていて下さい。


 2016年9月19日(月)敬老の日
 第10回 GM happyコラボレーション 「剣術と立ち回り」

 (お申し込み受付中)

  「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-22(Mon)
 

第10回 GM happy コラボレーション

 2016年9月19日(月)敬老の日に特別講習会を開催いたします!

 この企画は私、金山孝之がこれまで出会ってきた人の中で、人柄も含め才能のある方とともに講習会をおこなうことで、この企画に参加された方が楽しく有意義に幸せなひとときを体験できることを目指したものであります。そして私自身、この人とともに講習がしてみたいと、互いのセッションからその空間に何が生まれるのか非常に楽しみにしていることから、タイトルをGM happy コラボレーションといたしました。

 第10回目の GM happy コラボレーションは今回で4回目となる「剣術と立ち回り」です。お馴染みのゲスト講師は、2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝の青木賢治さんをお招きし、これまでの倍の4時間講習でおこないます。今回は前回7月18日におこなった立ち回りの後半をおこないます。前回同様、主人公である宮本武蔵を全員におこなっていただく予定です。今回は二刀での立ち回りをテーマにカラミ役を固定しておこないます。そして今回も青木さんに書いていただいた脚本をここに掲載いたします。

 
【講習内容台本】 (立ち回りイメージ)


Short Story
『死闘、一乗寺下り松』


(何人斬ったか・・・)
大量の血漿を浴びて鮮紅に染まった武蔵の姿は、すでに死相を帯びはじめていた。
(殺しすぎた)
後悔ではない。おそろしく澄みわたった脳裏のうちに、ただ、殺しすぎた、と観念しただけであった。

ワッ・・・と、冬場に残ったわずかな草木を蹂躙するかのように、四方から怒気が殺到した。
武蔵は陽炎のように身を翻し、受け、剣を薙いだ。
武蔵の右手に握られているのは、出立前、本阿弥光悦に研ぎを依頼した愛刀ではない。
それは闘争の中で、知らずのうちに相手から奪ったものだ。
「押し包め」
「足を狙え、足を」
三人が連携し、武蔵に懸かった。

その刹那、武蔵の胸のうちに、およそこの殺戮の場にふさわしくない映像が去来した。
前髪を残した、幼い少年の姿。
それはこの戦いに臨み、真っ先に血潮のもとに突き殺した、吉岡又七郎であった。
「うっ」
武蔵は一瞬、身震いした。左脚を、鞴(ふいご)によって送られた風が通り抜けたような感触があった。
「おおっ」
総身に剣気を満たし、武蔵は吼えた。殺到した吉岡衆は、獅子のような得体の知れぬ力に薙ぎ倒され、一人が斬り倒された。
もはや又七郎のことは念頭になく、武蔵は一匹の禽獣へと戻っていた。
その手には、二刀が握られている。

暁の空に、血の臭いを嗅ぎ付けた烏が、少しずつ集まり始めていた。




2016.9.19 第10回 GM happy コラボレーション



 【開催日】
 2016年9月19日(月)敬老の日


 【開催場所】
 品川区 総合体育館 剣道場
 (JR五反田駅、JR大崎駅、都営浅草線五反田駅、東急池上線五反田駅)
 いずれも徒歩10分ぐらいです。
 

 【時間】
 12時30分~14時30分 『前半の部』

 14時30分~15時00分 『休憩』

 15時00分~17時00分 『後半の部』 

 18時00分~ 『懇親会』 (自由参加)


 【参加費】
 4.000円 
 (懇親会でのお食事代は別途それぞれにお任せいたします)


 【お申し込み方法】
 こちらのブログのお問い合わせフォーム、またはこちらの「こくちーず」より下記の内容を明記して送信下さい。(※お問い合わせフォームからの場合、スマートフォンはPCビューに変更する必要がありますのでご注意下さい)

 ①「氏名」
 ②「年齢」
 ③「性別」
 ④「懇親会の参加または不参加」 
 ⑤「木刀または竹光の有無」


 【青木賢治さんのプロフィール】
2008年より中国武術「韓氏意拳」「剣体研究会」や松聲館の武術に出会い、研鑽を重ねる。
舞台俳優としての活動の傍ら、「虚飾集団廻天百眼」などの劇団の殺陣振り付けを担当。
2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝。

東洋の技芸に幅広く興味を持ち、ペルシャ音楽演奏者、インド占星術士としての活動も行う。
2009年よりペルシャ古典楽器演奏家サーシャーバリー・ハミド氏に師事。ペルシャ太鼓トンバク、葦の笛ネイを学ぶ。

インド占星術はジィーティッシュ・アーチャリアの清水俊介師、ディーパック・ビサリア師に就いて学び、現在ではプロの鑑定士として活動中。

 (活動履歴)
2008年より「虚飾集団廻天百眼」本公演『鬼姫』『死ぬ機械』他、シェイクスピア演劇、小劇団などで殺陣振付を担当
2011年 池袋のイラン料理店「ペルシャン・ダルビッシュ」にてhamid師と演奏活動を始める。
2014年 日本ジョーティッシュ協会インド占星術コース修了。
2014年6月 イランイスラム共和国大使館主催ノウルーズ祭のイベントで演奏を行う。
2015年5月 函館五稜郭祭主催「第28回土方歳三コンテスト」演技部門優勝。
2015年7月 三越日本橋本店のペルシャ絨毯展にて演奏を行う。


 こちらのブログ以外にでも、私や青木さんに直接お申し込みいただいても大丈夫です。初めてお会いになる方、久しぶりにお会いになる方、いつもお会い出来ている方、ぜひお気軽に参加してみてください。お待ちしております!


2016-08-20(Sat)
 

進み続けること

 本日は午前中に激しい雨が降っておりましたが、講習会の会場までは雨も弱まり無事に開催出来ました。お足元の悪い中、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

 今回で3回目となる名古屋からお越しいただいた方には、一つでも持って帰ってもらえるものがあればと思い、今回は珍しく少人数での講習会でしたのでジックリとお伝えいたしました。

 常連の方々の中には、抜刀術での重心移動がかなり良くなられた方も見受けられ、今後も集中した空間での講習会が継続的におこなわれることで、ふだんの稽古ではそこまで行けない実感を得られる時が訪れるように、私としましてもそうした場を作って行きたいと思います。


2016-08-20(Sat)
 

ONE DAY

 先日の山の日8月11日に井上さんとハピコラ「杖術とヨガ」をおこなってから、私の中に背中の詰まりを取り除きたいという意識が芽生え始め、あの日から毎晩継続してヨガをおこなっている。身体を柔らかくしたいというよりも、背中の背骨周辺の詰まりを解したくて、無理することもなく、気持ちのいい姿勢を考えながら、井上さんから学んだやり方を実践している。その影響で、寝る前30分位の解しが寝返りをうったり、翌日の身体の調子にいい影響を与えている。そんな井上 欣也さんと今日は高田馬場で交流研究稽古をおこなった。

 そういえば今日は研究したかった杖のお辞儀潰しをまったく忘れていた・・・・・・

 なぜかというと、今日は合計すると40分位はお話していたのではないかというほど、いろいろ会話が弾み、身体と意識とサイクルの事や、精神的な詰まりが取り除かれることで、身体にビリビリくるような呼吸との関連など、私自身実感しているものがあり、意識と、身体と、それぞれの流れをスムーズに整えることで、感覚的に感じられる微細なコントロールが出来るのではないかと想像している。

 詰まった背中、背骨周辺、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、など、どこかで意図的に解してあげなければ、感覚的にも思考的にも今後停滞していくような気がしたので、今は部屋で木刀を振るよりも、詰まりを取り除き流れを良くする事に時間を掛けている。

 今日の稽古では、剣に引かれる寄せ足というものを井上さんにお伝えし、興味深く取り組んでいただいた。今こうして書きながら思うことは、剣を走らせて、それとは別に脚部が出てしまうということは、剣が身体に通っていないため、結果として身体で振っていることにはなっていないと思われる。剣を走らせ、それに自然に引かれるように足が進むということは、剣が身体を通っており、そのため足が前方へと引かれるように出た際に、腕に掛かる負担が軽減されているように思うのである。だが、この感覚は非常に繊細な部分があるので、もっともっと、具体的な実感を見つけられるように修練しなければならない。

 井上さんからは接触面から波のような伝達を受け、瞬間的に反応してしまう不思議さを体感した。詰まらないこと、筋肉が収縮しないこと、上腕二頭筋をあまり使わないように身体を使うこと。

 稽古と共に、数年間掛けて身体を変えていかなければならないと痛感する。あらためて井上さんと出会えたことに感謝しています。

 井上さんが帰られた後、H氏とU氏が訪れ、21時30分頃まで稽古をおこなう。後半は時間を掛けて、剣の十一連続動作之型をおこなったが、やはりこれは杖に比べ数倍難しいようである。今、この行を書きながら木刀を手にし、最後の十一番目を木刀を帰りの電車で気が付いた動作に変更してみたが、なかなか難しいものになってしまった。だが、問題を見つけ身体の使い方を工夫すれば、夢中になれる型稽古になりそうである。この動きは総じて昔稽古した動きが自然と入っている。

 明日は、昼から抜刀術特別講習会である。夜は多摩川で花火大会が開催されるそうであるが、明日は雨の予報。久しぶりに遠方から参加される方もいらっしゃるため、少人数でジックリとおこなう空間となるだろう。

 夏になればアルバム、フロムイエスタデイを聞くのが楽しみであるが、音楽というのはその時の過去を思い出させる。今の私は、どういう自分になっているのだろうか、変化しているのか変わっていないのか、まだまだいろいろなものを取り入れ、これからの自分を発展させていかなければならない。井上さんとの交流は、そうした面で非常に考えさせられる大切な時間です。人間の不思議さ、面白さ、そういった部分を、観察して気が付いてあげられる自分でいたいと思います。井上さん今日も密度の濃い稽古をありがとうございました!


 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-20(Sat)
 

高田馬場は武術を通じてご縁のある方とお会いできる機会が多い楽しみな場所

 昨日今日と、いろいろな手続きのため奔走し、今日は手続きがひとつクリア出来た。別件についても現在進めているところであるが、あらためて色々な方のご協力が得られるようになったことに、人の出会いのありがたさを感じる。皆にとって良い空間づくりというものはむずかしいかもしれないが、私はそこを目指してこれからも奔走するだろう。

 今日は不安定な空模様の中、高田馬場でW氏と稽古をおこなった。湿度の影響で、サウナ並みに汗が止まらないが、そんな中でも周りを見渡せばそれぞれの目的の人達が、剣を持って稽古をしている。思わずW氏に「見てください、なんだかいい雰囲気ですね。さあ、我々も次やりましょうか!」と、そういう環境での集中した稽古が出来た。

 得物に後ろ足が引っ張られる運用法にシフトしたことで、W氏も困惑されていたが、その微妙な感覚について通じているところがあるので、私もそうであるがこの感覚を手に入れたいところである。

 今日は剣の十一連続動作之型を、六番目までおこなった。私としてもやればやるほど色々と気が付くところがあり、あらためてこの動作についての興味と面白さに現在は夢中になっている。

 多人数での講習会や、少人数での稽古会では、指導方法や空間の作り方が違ってくるため、その内容も異なってくる。例えば少人数でおこなう場合は、基礎的な動作にジックリと時間をかけ、細かい部分について深く掘り下げて稽古をしている。ある程度進んできたら、相手を付けての稽古を増やし、個人でおこなう動きというものがかなり少なくなってくる。つまり、打太刀や打杖をおこなっているときに、剣の操作杖の操作に自分でどれだけ考えておこなえているかということが大事である。

 多人数での稽古の場合は、基本的に楽しく全体の空間全体に意欲が漲(みなぎ)ってくるように、全員が覚えられる動きというものをお伝えし、それぞれが順番であったり動作の手順であったり伝え合っていくことで、効率良くおこなうことが出来る。時間が無限にあれば、一人一人に基礎的なことからジックリ進めながら、さまざまな動きをおこなうことが出来るが、多人数の場合時間も限られてくるので、いかに、その一人一人に目的を導いていけるかということであり、目的が分かれば意欲をぶつける事ができ、そうした全体の盛り上がりというものが個人の集中にも関係してくる。

 剣の十一連続動作之型も、今後私の中でさらに精度を高めて皆さんへお伝えしたいと思う。杖の十一連続動作之型や、繋(つなぎ)之型、二十連円打、剣では、抜付之型、千鳥之型などを講習会ではおこなっているが、それらすべての動きの元となっているのは、少人数でおこなっているシンプルな動作を深く掘り下げておこなう稽古である。

 高田馬場では、今日もいつもの殺陣の方々が2グループいらっしゃり、毎週お会いしているので、親しくご挨拶させていただく指導者の方とお会いするのが楽しみである。夜は夜でまた違った殺陣のグループが数団体稽古されているので、私もその稽古風景が視野に入っているので、なるほど、グループによってさまざまに殺陣というものはやり方が違うものだと感じている。

 私は剣術の道を進んでいるが、どういうわけだか殺陣の関係者とご縁を感じる。それは殺陣&剣術スクールを運営していれば当然であるが、それとは違ったところで、私は剣術をおこなっているのであるが、周囲に殺陣関係の方が多いので、今後も殺陣師の方や、指導者の方、他流で学んでいる方など、いっさい関係なく交流をしていきたいと思う。とくに私が良い印象をずっと持ち続けている方は、木曜日の高田馬場で午後から少人数で指導をされている殺陣グループの指導者の方であるが、空間の作り方が上手で、優しさが滲み出るような人柄で集中した密度の濃い稽古をされている。私と同年代位かと思われるが、参加されている生徒さん達も、他のグループに比べ動きが良く、その動きのポイントを集中的に指導して形にさせる稽古をしていることが印象的である。やはり指導者の方が素晴らしいと、生徒さん達も非常に好印象である。

 この「動きの中で見えてくるポイントをどのように指導していけるか」というところに、指導者としての目利きと力量が感じられ、ひたすらに、素振りとイメージの植え付けばかりさせて、一番大事な原因を直す為の指示が明確でないのは、指導者にも分かっていないかもしくは身体で示すことが出来ないことが事実であろう。優れた指導者というのは、知識や肩書きではなく、習っている人がどれほど動けるようになっているかということであり、そこに目を向ければ指導者の力量というものは分かり易い。もちろんその動けているかというところに、誰の目を持って判断しているかというところがあり、その次元が低いと「出来ている!」と指導者自身が勘違いしてしまうことになる。

 今日はさらに、関口流抜刀術、新陰流兵法、二天一流兵法などを修められているTさんとお会いし、こうした方と同じ空間で稽古をしているというのも、とても気持ちのいいものであり、こうした会場での稽古の面白さといえるだろう。

 この高田馬場では昔からカオスと言われている空間であり、見ているだけでも、いや見ているだけだとその雰囲気に圧倒されてしまいそうになる。自分が稽古していると、ただの景色にしか見えないが、金曜日の19時以降など、稽古が終ってフト見渡すと驚いてしまうことも少なくない。

 明後日、8月20日(土曜日)におこなう「抜刀術特別講習会」も近づいてきました。今回お申し込みが今までで一番少ない状況となっていますので、集中して一人一人を見ていくことが出きるかと思います。初めて参加される方にとってはお勧めの状況です。
まだお申し込みを受け付けておりますので、ご連絡お待ちしております。


 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-19(Fri)
 

三年目となるクラーチ剣術教室

 台風7号が今夜から明日の朝にかけて関東を通り過ぎていくため、明日の朝出勤される方は電車の混雑など大変だと予想される。だが、この台風によりまとまった降水量が期待できるので、21時現在、利根川水系ダムの合計貯水率が55.3%、矢木沢ダム43.0%である水位が今後どの位になるのか気になるところである。

 まずは、昨日の高田馬場での稽古で、夜からH氏が訪れ稽古をおこなった。私としては得物に身体が引っ張られる際の脚部の使い方に少し変更があり、以前に比べ、得物と身体の動きのズレが少なくなってきた。足に威力を掛ける操作を意図的に全くしていないので、これでいいのだろうかという感じがするが、何より実感があるのは、振りが軽いこと。初動時のつながりがストレスなく最後まで抜けていくような感じというのだろうか。途中で、脚部が意図的に介入してしまうと、この感じが一気に覚めてしまう。疲労感は無いのに、沢山振れてしまうので、大粒の汗が道衣をかなり重たくした。

 そして、杖術においても、昨日試みた脚部のタイミングの変更により、得物に後ろ足が寄せられる感じが使えることが出来た。どういう風に説明していいのか難しいが、意図的に後ろ足を寄せてしまうと、得物が急に重たく感じられ嫌でしょうがない感じがする。今までさんざんそれでやって来たというのに、身体というのは不思議なものである。

 得物に引っ張られるような足の使い方をすると、背中が働くのか、得物から腕に伝わる負荷が軽減されるような感じがある。そして、これまでだと、足が遅れていると捉えていたタイミングが、身体の実感としては整っている心地よさがあり、今後この脚部と得物の操作法を身体に取り込んで自然に出来る動きとしたい。

 昨日は同武道場にシステマの方々がいらっしゃり、各都市部のインストラクターの方もいて、その盛況振りにはシステマ(システム)が本当に良く出来ているのだと今後も益々大きくなっていくことは間違いないだろう。稽古後に更衣室でKさんと久しぶりにお会いする事ができ、数年前に、少人数で特別にシステマを教えてもらっていたこともあり、久しぶりにご挨拶が出来た。「また、何かのときはよろしくお願いします。」というKさんからの言葉に、いろいろと考えなければならないことが頭の中に浮かんだ。

 話を稽古に巻き戻して、最後は抜刀術を全て12本抜いた。久しぶりに一気に全部抜いたが、集中が私をどうにかしていたような感じがした。つまり、解こうにも解けない気持ちがそこにあり、意識して集中しようとするのではなく、集中の方から私をそのようにしていたような感じがあった。そうなると、抜刀術に関してはかなり精度が上がってくる。

 一日経って、今日のクラーチ剣術教室では、私にミスがあり10分遅刻しての開始となってしまった。先にOさんに連絡していたので、皆さんに杖の体操をおこなっていただき、問題なく次に進めることが出来た。

 今日はお盆の影響か、参加人数が珍しく半数に近い状態だったので、少々難しいことをついやってしまった。とはいえ、私の中で鮮度の高いものは、どこの講習でも稽古でもそうであるが、自分が興味を持っている内容は皆さんも興味を持って取り組んでいただけるものである。今日は、掴んで引っ張られた杖に対する対応法をおこない、その手の動きと足運びに皆さん、苦労されながらも楽しんでいただけたようである。これは次回8/21(日)gold castle 殺陣&剣術スクールの講習でおこなう予定である。

 次に、「今日だけ限定でおこないます。」と言って四方突きをおこなった。これは講習会でもそうであるが、鬼門とされる稽古メニューであり、篩(ふるい)にかける四方突きといってもいいほど、その脚部の使い方と杖の操作はごまかしが効かないものである。それを、皆さんにおこなっていただいたのである。

 だが、皆さんいろいろと考えながら「ねえ、ステップの要領かしら?」とか「3と4を一緒にした方がいいわよね。」とかそれぞれに考えながら取り組んでいただき、「全くできない」「途中でやる気を無くす」と言ったことが微塵もなく、悔しさと笑いと、心地よい疲労感の中で、皆さんが自発的に考え質問するという事に、教室がこの8月で丸2年を迎えたことを実感するのであった。
 
 最後は剣術「千鳥之型」を途中までおこなった。これは足腰に効く運動なので無理は禁物であるが、皆さん興味津々で取り組んでいただけるので、いつの間にか身体にとっていい運動になっている。

 講習後はレストランで、いつものメンバーとお食事をいただく。それにしても2年というのは早く感じられ、この一年はほとんどメンバーの入れ替わりがなかったのではないだろうか。体調が悪くお休みになられる方もいらっしゃるが、私もこちらの人間の一員として色々な方にご挨拶する機会が多々あるが、この2年間毎回幸せな気持ちで帰る事が出来ているのは、本当にありがたいことであり、やはり心が健康でなければ、稽古に支障をきたすし、人に伝える思いも誤った方向になってしまう。日々の何気無いことが、フトした時に有り難いことであると、今の自分でいられる周囲の支えに強く感謝したい。


 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-16(Tue)
 

顎から学んだ気付き

 本日は品川区総合体育館で夕方からgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。相変わらず、夕方の部は盛況である。今日も蟹、雀、蛙をおこなったが、夕方の部では手を上げずにこれまで通りの形でおこなっていただいた。次に、低速二段斬り~高速三段斬りまでをおこなった。この稽古に関しては毎回ここでおこなうものではなく、やり方をお伝えし、後は剣を扱うための身体を必要に感じている方が自主的におこなわれるためのものとして、参加者の顔ぶれが新しくなってきた時などにおこなうようにしている。

 最後は「抜付之型」をおこなった。夜間の部共に抜刀術までいけなかったが、その分ジックリとこの型稽古をおこなうことが出来た。両方の部ともに、ほぼ全員最後まで覚えることが出来た。なかでも中学1年生のH君は覚えが早くて実にいい。講習後、部屋を出るときの声のトーンからもきっと今夜も親御さんにとって喜ばしい帰宅になられたのではないかと思う。

 今日は夕方の部でご婦人Oさんとの集中指導の際にちょっとした発見があった。その前にこの一週間で4回稽古に参加されたOさんは、さすがに疲労の様子が伺え、私としても今日は座ってやりましょうか?と気にしてしまったが、始まってみればかなり木刀を振らせてしまった。というよりも、やはり疲労からいつものようにスムーズに行かない部分があったので、今日はコレを止めて別メニューにしましょうと、何度か変更しようとしたが、Oさんは木刀を振るのをなかなか止めなかったので、そのまま最後まで振っていただくことになった。もちろん合間に休息を取り入れながらである。

 その木刀を振っていただいた内容というのは、八相または上段から木刀を振った際に、その剣の慣性力に身体がどう反応するかというもの。木刀を振って切っ先が真上に向いた状態から前に落ちていく際に、身体が前に引っ張られて行く感じがあるのだが、Oさんはなかなか前に行かない。もちろん自分で意図的に歩を進めては意味が無いし、これまでおこなってきた、身体が、特に背中が前に動かないように、剣を振ってくださいと、この2年10ヶ月間お願いしていたので、どこかで前方へと身体が引っ張られない操作を身体のどこかがやっているのではないかと考え、かなり集中してOさんの振り方を見ていた。

 おそらく、振ってもピタリと身体が動かずにいられるためには、自分でも分からない逆方向への身体の動きが、その木刀の慣性力に拮抗しようと働いているのではないかと想像する。

 そのため、無意識での逆方向への入力を取り除くために、水平に突いた状態の木刀の先端を私がつまみ、Oさんに目を閉じていただき、ゆっくりとそれを引っ張ることで得物から伝わる前方への重心移動を感覚的に身につけていただいた。

 かなり念入りにおこなったので、これで大丈夫だろうと、八相または上段から剣を振っていただき、さあ、重心移動となるかと思ったが、身体はピタリと動かず、どうしても身体が引っ張られないOさんを観察して、もしや!と感じたのは、顎の角度であった。

 顎の角度=首の角度でもあるが、おもしろいことに、顎を少し上げていただくと、これまで全く身体が前方に引っ張られなかったのが、まさに引っ張られるタイミングで引っ張られるようになったのである。特に、Oさんの力が入りやすい左側からの袈裟斬りのほうだと、明らかに変わった。

 首の角度が、重心移動に大きく関係してくることに私自身多いに得るところとなり、相手から動かされまいとする際の姿勢としては判らないが、自ら身体を移動させる際には首の角度というものは大変重要であることにあらためて確認出来た。

 この素振りはあまり人には伝えようが無いので伝えられないが、得物に引っ張られた際の下半身の対応なので、道を歩いてつまずいた際の対応も身体が無意識で反応し転倒を防ぐか、ダメージを減少させることにつながってくるかもしれない。

 自分で作り出した現象に自分で対処する稽古でもあるので、マッチポンプ系の稽古である。とにかく振った直後の腕への負担が少なく、振り自体も速くなるので、どうしてだか分からないが現時点で夢中になってしまう剣の振り方である。

 夜の講習では、「昨日は両手を上げて蟹と雀をやりましたが、どうも恥ずかしがっている方の印象を受けたので、無理にさせるのもアレなので、手を上げない事にいたしました。いちおう、どんなものかお見せしますね。」と言って、皆さんが笑っている中、中学1年生のH君目指して突進していったのであるが、「どうもここまでやってしまったら、みなさんもやりたいですか?」と聞くと、非常にやりたそうな印象を受けたので、皆さんに手を上げたバージョンと下ろしたバージョンでおこなっていただき、その違いを聞いてみたところ、多くの方が、手を上げた方が楽でした。と応えられたので、「じゃあ、やはりこのハンドアップバージョンは採用にしましょう!」ということになったのである。

 夜間の部の始まりでも言ったが、毎回、蟹、雀、蛙、と塵も積もればかなりこの言葉が講習内容のお知らせに登場しているので、もうさすがに私も飽きてきたので、言葉を変えて脚部鍛練稽古にしたい。

 一晩たって、剣による「十一連続動作之型」をおこなってみたが、まだまだお伝えするには身体がシックリしないので、これは当分研究しなければならない。これまでおこなってきた杖術、十一連続動作之型の足運びを大きく変えることなくおこなうという条件を設けているので難しいところではあるが、そういう条件が厳しい時ほど何か工夫によって生まれてくるものがある。もう少し時間を掛けて人に伝えられるものとなるように研究したい。

 空というものに壮大なアートと言える美しさを感じる。気象条件により自然が作り出した雲というのは芸術である。とくに台風が迫って来ている時の夕焼け空は、様々な形や色の雲が、ブルー、オレンジ、ピンク、と層によって色が変わり、速く流れて行く黒い雨雲や大きくゆったりと流れている白い雲、それらが同じ大空の中に混在している時のあまりに美しかった記憶が今でも忘れられない。あの時は、円谷プロの砧スタジオで、ちょっとした高台の場所があり、そこから広く景色が眺めることが出来たので、今にしてみればいい思い出だったなあと思える。怪獣倉庫で写真をとったり、ある作品の怪獣の声をやったり、今では考えられない日常を生きていたのだなあと、まるで夢でも見ていたかのようにその実感がない。

 俳優時代の話をすればかなり沢山特別なことを経験したが、今の日常のほうが遥かにそれらを上回っているので、時の流れというものはつくづく人の心を変えてしまうものであると感じるのである。

 雲の流れのように、時が止まらない限り、雲は形を変えながら流れ続けている。穏やかなように見えても状況は動いている。人を大事にしなければ、のちのち自らに降りかかってくるものである。そういう流れで雲は止まることなく動いている。


 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-15(Mon)
 

武術とライター

 本日は戸越体育館でgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。今日は先日に続いて蟹の前歩きハンドアップバージョンをおこなったが、この講習会ではそこまで求めないほうがいいだろうという判断に至ったので、今後は、これまで通りの、蟹、雀でおこないたい。もちろん身体を探るために手を上げておこなっても構いません。

 胴斬りに関しては、私がおこなっている重心移動に合わせた剣の走りと、斬るべき所を見るという動きが、殺陣などで1年やっても2年やっても、いざ立ち回りになると切っ先が膝元まで下がり下半身が頼りなくなってしまう方にとっては、多いに変化が期待できるだろう。

 正面斬りからの斬割も同様に、いざ正中線を奪うような剣の振りになった時に、これまで練習した振り方が大きく崩れてしまうので、形にこだわって実際に使えない動きと言うものは、剣を扱う上では刀を扱う体の使い方でなくてはならず、ただポーズを取るだけなら、写真撮影のためのポージング殺陣と言ったところであろう。

 安全を考えるならば、力の入らない振り方を教えながら、迫力のある動きと言うものは無理があろう。安全とは、危険察知能力を高めるところにあり、我を忘れ、自分の身体を忘れ、力みをコントロール出来ない状態で、安全に動くことを期待するのは賭けに近い。自身の身体の把握、間合いの違和感、相手の観察、そうしたところから、安全を確認し、リスクを負わない約束事の中でこそ速く激しくおこなえるものであろう。そうしたことを稽古体系の中に取り込み、ひとつひとつ確認しクリアしていけることが時間を掛けて参加される方にとって、供給していくべきことであると私は考える。

 袈裟斬りに関しては、身体全体を把握するための訓練法として、この袈裟斬りをお伝えしている。簡単に力任せに斜めに振るのことは直ぐにできるが、そこに身体をどう使って操作していくかと言う考えはあまり育たない。ということは動きの調整、修正、危険回避、そういった動作が動きの中で選択対応出来ることも極めて少ないと言える。

 つまりは、うわべの稽古や、見当違いの基礎稽古というものは、その動きが目的となって満足してしまうようなことになっては見当違いも甚だしく、動けるための稽古として基礎的な動作を探り、そこに時間を費やしていかなくてはならない。見ていてつくづく動けていない方の多いことに、私としても間接的にではあるが罪の意識にかられてしまう。

 そして今日は久しぶりに「千鳥之型」を前半部分までおこなった。回転中に浮きを掛けて沈むのは今日初めて取り入れたが、こちらの方が稽古になるだろう。この後の流れも細かいところで幾つか変更があるので、次回おこないたいと思う。

 最後は抜刀術「後方突き~逆手廻し納刀」をおこなった。この逆手廻し納刀は本来座りでおこなっていたものであるが、立ったままおこなうことで新たな手順に気付きがあったので、これを採用した。逆手廻し納刀に関しては、以前この教室に参加されていたTさんが、現在殺陣を教えられていて、この技術を広めていらっしゃるので、私としては竹光だから出来る指に挟んだ納刀ではなく、真剣や居合刀でおこなえる納刀の技術を殺陣に採用されることは、刀の扱い方の技術を多くの方に見せることになってくるので、軽い竹光専用の器用な捌きかたではなく、重量のあるものを扱う操作で竹光を扱うことが、私の考える「エンターテインメントだからこそ、多くの方に魅せる技術というものが、本来の重たい刀を扱う体捌きであることが大事であり、そこに身体操作の妙と言える感動があるからこそ、立ち回りは成功するのである。」

 今日の講習ではいつものように1時間50分ぐらいおこなったが、皆さん最後まで汗をかきながら集中して取り組まれていた。久しぶりに参加されたSさんが、「今、こんな難しい事をやってるの?」と仰られていたが、毎週参加されている方々にとっては、気がついたら出来ている動きも少なくない筈である。実は、こういうことは難しいという思い込みであり、難しいからということを逆手に取り、ずっと使えない基礎ばかり教えて、どんどんレベルを落とし、思い込みを刷り込ませるような指導者も中には少なくないのが実情である。生徒を伸ばすために導いていくことが誠意であり、それが指導者の何よりの務めではないだろうか。

 講習後は五反田で、友人であり、武術仲間でもあり、現在はライターのお仕事をされている青木賢治さんと待ち合わせし、近くのカフェで2時間ほどさまざまなお話に花が咲いた。いつものことであるが、本題がほんの少しで、約7割~8割ぐらいが武術に関するお話になってしまう。そうなってくると何を話しても盛り上がり、互いに交わしている言葉が実は自分に対する回答であったりして、本当に有意義な時間となっている。本題は、9/19(月)敬老の日に開催する、第10回 GM happy コラボレーション「剣術と立ち回り」であり、次回は二刀による立ち回りをメインにおこない、カラミを固定し、全員武蔵をおこなうといった前回と同様全員シンをやっていただくということで取り決めた。今回は、前回に比べ中身のボリュームを落としているので、完成度を求める講習会を目標としている。前回同様4時間おこなうので、かなりのところまで行けるように思う。

 青木さんがライターになられたキッカケがこのGM happy コラボレーションで脚本を書いたことが要因の一つですと仰っていただいたが、以前から言葉ということに対する思い入れのある方だと感じていたので、これからの青木さんのご活躍が楽しみである。そこで、青木さんに「ライターのお仕事と、武術稽古との関連に何か共通するものはありますか?」と質問したところ、「それは空間ですね。」と仰られ、なるほど、受け手に対する感性が、武術稽古でも、文章の中にも共通するものがあり、自分を出したいところと、相手が心地よく感じられるところとの間で、センスが問われる仕事でもあり、もちろん取材に対する情報収集力も必要であるが、文章というものは、その人が良くも悪くも見えてくるので、武術稽古で培われた感覚というものは、言葉というものに反映するのであろう。それを空間という捉え方で表現されたところに、間合いであったりリズムであったり、そういう青木さんのお話に非常に興味深く聞き入ってしまった。

 その関連性は、武術指導者の方々にライターのお仕事をされている方が多いことからも、文章で紙面の空間を制する感覚が養われるのは、自己を見つめ、その結果相手が見えてくるような、どこまで己を深く掘り下げる稽古を積んでいるかということに深く関係しているように思える。(そういう私は、誤字脱字が多い上に改行が少なく真っ黒である・・・)

 それにしても、日々稽古をして武術稽古を通じて知り合えた方とこうしてお話が出来るといいうことに喜びを感じ、それが私にとって大きな学びの瞬間であり、本当にそうして出会えていることに感謝したい。これからも、ご縁のある方々とお会いして、いろいろなお話を交わし、その道に向かって共に(友に)歩んで行くことが最大の喜びであり、そのための稽古となるべく精進していかなければならない。一人稽古は一人ではないための稽古である。


 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-13(Sat)
 

さっそく降ってきました

 今朝は身体に昨日のヨガの余韻が残っており、その感覚で今日の高田馬場での稽古をおこない、夜帰宅後も、昨日の講習を思い出しながら部屋でヨガをおこなった。意識の問題ということを知り、身体を信じるということに気が付き、身体を見つめ詰まりを溶かすような意識がずっと頭から消えない。夜は何をどう動いても気持ちよくなり、こうして記事を書くとかなり身体が固まってくるので、書いた後の解しを実践したい。

 さて、今日で4日間連続で稽古に参加されたK氏と約4時間稽古をおこなった。始めに、ヨガの余韻から、今日は鍛錬系をおこなわず、指先を柔らかく使い、背中に詰まりが出ないように動くということをおこなった。そして、しばらくそうした柔らかい感じの稽古をおこなったのち、お辞儀潰しに続く杖の稽古内容が降りてきた。これは次回の講習でおこないたい。

 そして今日はひさしぶりにドーパミンが大量放出状態となり、指による巻き込み操作が腕の動きを押さえ、強力な跳ね上げとなることがここ最近の気付きであるが、K氏の杖が飛んでいってしまうほど、この指による巻き込みをこれからも研究して行きたいと思う。

 杖の十一連続動作之型をおこない、K氏の動きを細かく見ながら一通りおこない、一休みしていただいている合間に、合気道をおこなっているK氏の役に立つかと思い、素手でこの十一連続動作之型をおこなおうと杖を置きに行った際に、フト木刀が目に止まり、「チョット試しに木刀でやってみるか。」と、ほんの軽い気持ちでやってみたところ、「!」なんとなくスムーズに出来てしまい、3回位やってみたら最後まで到達し、5回目ぐらいでほぼ完成してしまった。これには私も大興奮で、夜に訪れたHさんを待たせ、「チョット待って、今降りてきてるから!」と言い、剣舞に近い感じの、剣の十一連続動作之型が完成した。動きそのものからして全く今日出来たばかりであるが、私自身こんなことがあるのかと驚いた。

gold castle 殺陣&剣術スクールの講習でも、再来週にこの剣の十一連続動作之型をおこないたい。最後は後方突きからの逆手廻し納刀をおこなったが、このあらたな手順を踏んだ逆手廻し納刀は一連の動作に心地よさが感じられるので、これも今後の講習会などでお伝えしたいと思う。

 明日は久しぶりにお昼から戸越体育館で剣術クラスの講習をおこなう。明日は「千鳥之型」をメインに進めて行きたい。その前に蟹のハンドアップバージョンがあるので、楽しみである。さあ、昨日の余韻が残ってるうちに少しヨガをやって寝るとしよう。

 抜刀術特別講習会のお申し込みがまだ若干数名ですので、ご都合のよろしい方、お申し込みお待ちしております。


 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

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 2016年8月 稽古日程

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2016-08-13(Sat)
 

笑い溢れる山の日のハピコラ9

 本日は気温も落ち着き、ここ数日間に比べて遥かに過ごしやすい一日であった。今年から新たな祝日となった山の日であるが、山と言えば、井上 欣也さんですが、先日富士山に登頂されたそうで、講習前に御来光のお写真と火口の写真を見せていただいた。私も含め、今日の参加者全員富士山に登った事が無いということで、ヨガ講習の始めに井上さんから山についてのお話や、それに関した身体感のお話を伺い、この井上さんとのハピコラも皆さん参加される毎に、徐々に身体に目を向けることに意識が芽生え始めており、山の日にこうした講習が出来て本当に良かったと思えたのである。

 今日はペアがそれぞれ絶妙な組み合わせとなり、男性陣、女性陣、共に楽しんでいかれたように思う。特にヨガでは、ツッコミ上手なHさんとご婦人Oさんとのペアで、Oさんも前回の私とのペア以上に、Hさんと身体を動かすことにチャレンジしていただいたのは良かったと思う。

 今日初めてお会いしたSさんも杖術、ヨガともに「楽しかったです!」と仰っていただき、いい汗をかかれたようである。井上さんの雰囲気で空間がリラックスし、今回も笑い溢れる素晴らしいヨガの講習でした。

 おっと、杖術講習を忘れてましたが、今日は蟹の前歩き、雀足歩法、それぞれ両手を上げた状態で、身体を見つめておこなっていただいた。やはり何名かの方が、腕を上げたほうが楽になると感じられたり、肩甲骨を意識すると、これまで感じていた疲労感を感じにくいなど、股関節と肩甲骨のつながりというものを、今後も研究しておこなっていきたい。それにしても蟹は、笑いを堪えるのに苦労しました・・・・・・。

 お辞儀潰しに関しては、皆さん集中して取り組まれていた。これは技を掛ける側と受ける側で力の方向や、接触圧力のコントロールなど、感覚的に身に付けることが目的であり、技を掛ける側も、掛けられる側も、嫌な気がしない最適な接触を心掛けると、柔らかく力がぶつからない方向を掴みやすい。本来こうした技は、「じゃあ、この技を掛けますよ。」というふうに行わないので、始めからそれに対する防御で技に掛かるまいと抵抗したり、逆に、触れて圧が掛かってもいないのに、自ら沈んで行くのも稽古にはならない。その辺の見極めが、人間関係そのものといっても過言ではないほど、何かを得るための手段を導き出す感覚を養っていかなければならず、こればっかりは、人の運とも言える。

 最後は恒例の二十連円打をおこなった。まあ、私もいろいろと形稽古など考えてきたが、この二十連円打は、どこかから降って来たように、苦労して考え抜いて考案したものではなく、自分で少し動いてみて直ぐに採用したものである。今後はこれ以上増やす予定は無いが、これに匹敵する内容のものが降って来るのを私自身楽しみにしている。そういう意味では、こうした感じで立ち回りというか殺陣式型稽古というものを作ると、おそらく講習で楽しめる身体操作に適った立ち回りが作れるであろう。

 9月、10月、11月と、井上さんとの講習会をすでに予定している。しかし、それにしても井上さんの身体感における洞察力や探究心には、学ぶべきところが多い。学びながら、楽しみながら、身体にとってプラスになる、そんな講習会を、これからもご縁のある方々とともにおこなっていきたい。

 井上さん、今回もすばらしい講習をありがとうございました。
 そして、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
 最後に写真を掲載いたします。


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 1


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 2


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 3


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 4


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 5


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 6


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 7


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 8


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 9


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 10


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 11


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 12


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 13


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 14


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 15


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 16


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 17


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 18


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 19


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 20


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 21


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 22


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 23


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 24


2016.8.11 第9回 GM happy コラボレーション 25



2016-08-12(Fri)
 

腰を追従させるしなやかな足

 本日は戸越体育館にてW氏とK氏と稽古をおこなった。昨日関西から参加されたK氏とは4日間連続での稽古をおこなう予定であり、その熱意には私としてもガッカリさせないように気が引き締まる思いである。

 今日は稽古が始まって、蟹の前歩きをおこなう際に、急にフト両手を上げたくなり、W氏、K氏が普通におこなっている間に両手を上げておこなってみたところ、楽に進める感じがあり、「おおっ、ちょっと皆さんも両手を上げてやってみましょう!」と、その実感を確かめてみたくなった。

 これまでの「蟹の前歩き」では、腰を低く落とし両足を広く開いた状態で、その足幅を変えずに前方へ進むものであるが、その際に頭が左右に振れないように歩かなければならないというものであり、床を蹴って軸足に体重を移す歩き方では頭は大きく振れてしまうので、体軸が真っ直ぐのまま、腿を引き上げることで前に進むのである。こうすると1秒も上げていられないが、ふくらはぎや太腿の筋肉を使う意識ではなく、引き上げることにより大腰筋を意識的に使う鍛錬稽古である。これまでに、講習会などで多くの方々にこれをやっていただいているが、剣術や杖術などの動きが良くなってきた方は、ほぼ全員この歩法にブレが減少してきている。そういうことから、大腰筋を使い、かつ腿の引き上げ(浮きへのキッカケ)を掴むための有効性を感じたことから、この蟹の前歩きや雀足歩法は2015年6月20日、21日のgold castle剣術クラスの講習で初めておこなってから、今に至るまで継続している。

 それにしても蟹の前歩きは効果的な稽古であるが、その見た目が滑稽であり、今では全く気恥ずかしい思いをせずに個人開放の会場でもおこなっている。しかし、今日の両手を上げる蟹の前歩きでは、さすがに指の形状をハサミにはしなかったが、両腕を真横に開き、肘を直角に曲げ、肘から手首まで垂直に立て、手首を曲げ手の甲が上を向き、指先が外側を向いた状態で歩くというもの。振動で手首がピョンピョン跳ねるため非常に滑稽極まりない姿になってしまうが、大真面目に考えてやっているものである。以前、疲れた際に肩に力が入るのを防ぐために、「対面フェイスチェック方式」による、笑顔蟹、笑顔雀、というものをおこなったが、この両腕を上げる蟹の前歩きは、笑いを堪える方が大変である。

 そうした中で、今日の戸越体育館柔道場での蟹の前歩きでは、W氏、K氏ともに、この両腕を上げたバージョンを、それぞれに楽な位置を探していただきながらおこなっていたが、W氏の笑いが止まらず、私も申し訳なく思いながらも続けていただいた。K氏、W氏ともに、楽になった実感はあったようなので、明日のハピコラでの初めにこの蟹の前歩きニューバージョンをおこないたい。明日は、待望のSさんが参加予定なので、笑いすぎて泡を吹かないように気をつけていただきたい。

 そしてもう一つ雀も同様に腕を上げることで楽になった。雀の場合、蟹の腕の位置とは違い、やや前方顔の前にバレーボールのトスを上げる前の構えのような手の形を作り、手の平を上に向けず、手の甲がやや斜め向きで上を向く形でおこなうと、雀の歩法が楽におこなえる。いわゆる中国武術站椿(たんとう)の腕の形に近い。このバージョンは蟹と違って、逆に腕の形が付いたことで、これまでの雀に比べて見た目に武術稽古らしい形となった。蟹、雀ともに、この腕の関連と、腿の引き上げによる身体の感覚を今後興味深く動作の中で研究していきたい。

 今日は稽古中W氏とK氏にお話しした中で、得物が最初に動くことでかなり起こりが消えてくるのではないかということ。もちろん身体が動かなければ得物は動かせないのであるが、感覚的には限りなく得物が先に動き身体がそれに追従していくということで、そうした得物が体を連れて行ってくれるという具体的な実感を得られると、一つ開けてくる部分があるように思えるのである。そうした意味で、反応の速さは稽古相手の中でもトップクラスのW氏を相手に杖による突きを試したが、これまでと比べてW氏の反応が後手に回った感があった。私自身、剣にしても杖にしても、威力というものに拘り過ぎていたようにも思う。もちろん威力はこれからも求め続けるが、今魅力に感じているのは、起こりを消す動きと楽に強く扱える不思議さを、どのように形にしていくか。いや、形にするというよりは、その動きに対して、何か執着したもので決め付けず、ときに拘りは余計な時間を多いに費やしてしまうものとなり、今は、脚部の強さというものを見直し、腰が追従していくためのしなやかな足というものを意識して稽古に取り組みたい。

 講習後は、戸越公園駅までW氏とK氏と歩いて向かったが、途中、交番のお巡りさんOさんと、甲野先生の虎拉ぎのなど手の形について立ち話をし、(私はこのOさんとの立ち話がなんとも心地良く感じる)駅前の商店街では、馴染みのインド人のコックさんから声を掛けられ、この商店街に流れる秀逸な選曲といい、体育館のスタッフの方々とも親しくなり、戸越の街がますます気に入ってしまう。

 さあ、明日は今年から祝日となった山の日です。先日富士山に登頂された井上さんとのコラボレーション講習会があります。明日は久しぶりに、待望のSさんが参加される予定ですので、笑いすぎて泡を吹かないように明日の講習会は楽しみにしています。

 まだお申し込みに余裕がありますので、明日の15時までインターネットでのお申し込みを受付しています。あすの杖術講習の予定は、蟹の前歩き、雀足歩法、ともに両手上げバージョン。巻き上げからのお辞儀潰し、二十連円打 を予定としていますが、当日変更になる可能性もあります。全く初めての方や、あまり激しく出来ない方もいらっしゃいますので、皆さんが楽しめるハッピーコラボレーションにしたいと思います。

 それでは明日、18時30分~20時30分(おそらく延長してやります)品川区総合体育館 柔道場でおこないますので、ご都合の宜しい方、御参加お待ちしております。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-10(Wed)
 

これからも皆とともに

 世間はイチロー選手の3.000本安打やオリンピックの金メダルに沸いている。時間が時間なのでほとんどリアルタイムでは見ていないが、ダイジェストでたまにテレビをつけて見ている程度である。

 今日は37度、外は風が吹いても熱風で危険を感じる暑さであった。だが、意外なことに高田馬場での稽古は、湿度が高くないせいか、これまでとあまり変わらない暑さであった。

 まずは昨日の稽古から。昨日は夕方から高田馬場にてI君と稽古をおこない、相変わらず回を追う毎に成長している。気合いの声も元気良く、おかげで隣で稽古をされている剛柔流空手の師範の方からよく声を掛けていただくようになり、なんとも清々しい気持ちで稽古をおこなえている。

 この日は、立ったままでおこなう逆手廻し納刀の手順に気づきがあり、後方突きとの組み合わせでおこなうと、より流れが出来てくるので、しばらくこの組み合わせによる納刀を講習でもおこなっていきたいと思う。

 夜からはU氏が訪れ、U氏とは久しぶりに空いている武道場で稽古が出来た。昨夜は特に脚部中心の稽古をおこなったので、この2ヶ月間で、身体の調子が良くなってきたというU氏の実感が、私の予測ではまだまだ良くなっていくものだと確信している。

 昨夜は、I君が帰った後、U氏が来られるまでの約1時間、おととい気が付いた剣を主体にした袈裟斬りに時間を忘れ、久しぶりに取り憑かれたように木刀を振ってしまった。軽い木刀でおこなうと、慣性力が弱いため剣の初動エネルギーがある部分で身体を呼んでくるのであるが、なかなか気が付き難いものである。だが、その僅かな呼び掛けに対し感覚を磨いていくことがこれからの稽古になるように感じている。とにかく、この感じで剣を振ると、これまで遅いと思われていた脚部の連動が、どうしてなのか具体的には分からないが、疲労感が少なく剣が軽く振れてしまう。これまでの振り方をおこなうと明らかにもうやりたくないと思ってしまうので、これからどのように、整理しなければいけないのかを研究しなければならない。益々袈裟斬りに関しては伝えにくいものとなってしまった。

 昨日は帰宅後、稽古で取り憑かれたように30分間位止まらず連続で剣を振っていたので、体の芯まで疲れてしまい直ぐに寝てしまった。

 そして気温の上がった今日は、まず「高齢者のための剣術教室」にて、あらたに「千鳥之型」をおこなった。これは以前gold castle でおこなっていたものであるが、久しぶりにおこなってみると新しく身体の使い方が変わってきた部分があり、私にとってもあらためて熱の入る内容となった。初めておこなった皆様も興味深く取り組んで下さった。この千鳥之型は、脚部への鍛錬にもなってくるので、楽しく夢中になって鍛えるには打って付けのメニューと言えるだろう。

 午後からは高田馬場にて関西から帰省されたばかりのK氏との稽古をおこなった。この猛暑はK氏が運んできたのではないかと思えるほど熱い方でもあり、かなり集中して稽古をおこなうことが出来た。特に杖術に関しては、以前に比べて組稽古の割合が増えてきたので、大変な面もあったかと思われるが、一人稽古では出来ないものだけに得られるものはあったかと思う。

 稽古後はファミレスで色々とお話をし、こうしたお話で私もいろいろな事を学べるので本当にK氏には感謝している。私も偉そうにさんざん色々なことを口が喋り出していたが、こうした話し相手は探してもなかなか見つからないので、そうした相手には口が勝手に喋ってもいいのだと思うようにした。だが、よくよく考えてみると、共に武術稽古をおこなっている方とは、色々とよく話していることに気がついた。もう少し、私も勉強しなければならないし(もう少しどころではない!)人間的成長もしなければ、会話というものが、後に残るものにはならない。よく喋るということは、それだけ無駄も多い。会話というのは安易に済ましてはならないと反省しなければならない。

 今夜は、もっと早めに就寝予定であったが、色々な事があって、そのために考えることが増え少々頭が疲労した。だが、物事はなにかしらの意志を持って進められていると思われるので、そうした運命という流れに身を任せて次なる旅に船を進ませなければならない。沈没させないように、舵を切りながらこれからも皆と共に素晴らしい旅を続けて行きたい。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

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2016-08-10(Wed)
 

日曜日の夜間の部は空いています

 本日日曜日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、夕方の部が戸越体育館柔道場であったため、人数制限を設けて12名での講習をおこなったが、それでもまだ狭さと危なさを感じたので、次回使用する際は先着10名とさせていただくことにした。夜間の部では予想に反して空いていたので、体験参加の方をもう少し受け入れても良かったと思ったが、この次も空いているとは限らないので、その辺りは上手く調整したい。おそらくこの時期は色々各地で催し物があるので、特に日曜日は参加人数の予想が難しい。次回は、夕方の部が五反田にある品川区総合体育館でおこなうので、余裕を持っておこなえるだろう。夜間の部は戸越体育館剣道場である。夜間の部はかなり空いている状況なので、調整が出来る方は夜間の部のほうが受講しやすいかと思われる。剣術クラスに関しては、土曜日も講習をおこなっており、1時間30分の講習にだいたい延長20分ぐらい、合わせて1時間50分の講習となっている。参加人数も、日曜日の昼間の部や夕方の部に比べればかなり余裕があるので、上達を実感されたい方は、集中的に長くおこなえる土曜日をお勧めしたい。基本的に体験参加の方は日曜日にお願いしているので、(剣術クラス限定希望者の方は別ですが)スムーズに講習がおこなえる環境となっている。

 さて本日の講習であるが、指先の使い方を丁寧におこなうことをテーマに杖の操作をおこなった。打ち込みでは、やはり最初に起こりがちな、射角が低くなり、下のほうを打ってしまう方がほとんどであった。歩を進めながらの打ち込みということで、手と足それぞれは大した動きではないのであるが、一斉におこなうとなると、楽器演奏でもそうであるが、ピアノでも初めは右手と左手が別々に操作しづらいのと同じように皆さん苦労されていた。

 反転しながらの「巴」や「廻し打ち」では、体の回転と杖の打ち下ろしがピタリと合わない方がほとんどであり、これもなかなかそれぞれの動きをコントロールするということの難しさを皆さん体験出来たのではないだろうか。

 最後に「二十連円打」をおこなったが、中学三年生英検2級のK君がプロミュージシャンでアメリカ出身のWさんとペアを組み、これまでにない早さで一番から九番までおこなえることが出来た。これにはK君もWさんも大変嬉しそうであったが、プロミュージシャンのWさん、Fさん、Uさんの御三方は、スタジオの別室でこの二十連円打を練習されていたそうである!こうなってくると今後の私の指導にも熱が入らないわけも無く、焦らせずに身に付けていただけるように、楽器感覚でこの杖や剣などの操作を覚えていただけると、案外早いのかもしれない。

 夜間の部では、想定外の人数の少なさで集中しておこなうことが出来た。今日は4月以来舞台の全国公演から戻られたTさんが参加され、この方の独特でナチュラルなユーモアに惹き込まれる部分があるが、言葉数は少なくとも雰囲気から人の良さが伝わってくる俳優さんである。このところ多くの俳優さんがこの教室へ参加されるようになったが、私もそうした世界に居た事があったので、ある程度見て分かる部分もある。基本的に、直近の仕事の為とか、プロフィールに掲載したいため、とかではなく、自ら役者としての必要な素養の一つとして準備される方には、非常に好感が持てるし、さらには長い公演を終えて約束通りに戻られる方は、信頼出来る人物として応援したい気持ちになる。もちろん、習い事の教室なので、本来の仕事の為にそちらを優先する事が当たりまえであるが、連絡がなく消えていく方が多いのも現実である。役者さんには応援したい気持ちがあるし、そうした約束を守ることは、その人の魅力につながってくるし、現に何名かそういう方を年齢に関係なく私は目にしている。芸能の世界も武術の世界も狭い世界なので、私に出来ることなど大したことはないが、せめてそうした方を応援していくことをこのブログなどで記していきたい。

 夕方の部では打ち込みをおこなったが、夜間の部では突きをおこなった。久しぶりに体験参加の方を驚かせるようなことをおこなったが、やはりその直後は、目の色が変わるように話を聞かれていたので、たまにはこうしたものをギリギリでおこなうのもいいかなと感じた。その「上段払い突き」を後半は生徒の皆さんにおこなっていただき、体験参加の方々や生徒になってまだ日が浅い方には「八連円打」をおこなっていただいた。今日は人数的に余裕があったので、ジックリと体験参加の方を見ることが出来た。

 今日は、講習に向かう前の正午頃、部屋でイスノキの木刀や真剣を振っていた際に、何の気なしに剣に引っ張られるように足が運ばれた感覚に驚き、どういう訳だかその感じでおこなうと、腕にかかる負担が激減し、今までの振り方がいかに体と腕が合致していなかったかということが感じられるのである。これまでずっと、足を主体に剣との合致を考えてきたが、剣を主体にした方が、腕に掛かる負担が少なく、切っ先が走る感じがあるのは間違いない。そのため、何度も心地良く楽に振れてしまうのであるが、今まであまり出来なかったところにマメが出来始めた。剣を主体に脚部がそのエネルギーに引っ張られるように前に運ばれ、その時というのは、剣の重さや嫌な感触が無く、「あれ、どうして軽く切っ先が走るんだろう?」という感じで、もしかするとこちらの方が、体で剣を振るというつながりを導き出すものであるのかもしれない。前回のブログで袈裟斬りに関して、押し斬りをあらためて検討しようと記していたが、剣に体が引っ張られ、両足が滑るように進まされるのは、押し斬りになっているのだと思う。示現流の口伝でもある、2.5歩で一気に間合いを詰め、左肘を鳩尾に当てたまま、右腕を大きく投げ釣りのように遠くへ飛ばす感じで押し斬りに右腕で振るのであるが、これもまさに、大きく右腕で振り下ろした剣に引っ張られるように右足が移動してくるのであるが、これは修練していくと、体と剣が一体になって前方へと運ばれていく感じが掴める。今日の袈裟斬りで感じたものは、そうした剣に足が引っ張られるような身体の手順となっており、今度鹿島神流の木刀で斬りの威力を検討してみたい。これは威力に限らず、剣から始まるので、起こりも消えやすいように思う。もしかすると杖においても変更があるかもしれないが、まずは慎重に袈裟斬りから研究したい。

8月11日(木)山の日 におこなう、第9回 GM happy コラボレーション「杖術とヨガ」も間もなく開催となってきましたが、まだまだお申し込みが少ない状況です。初めての方でも安心して参加出来る内容ですので、ご都合のよろしい方はご連絡下さい。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-08(Mon)
 

カンゲキ

 今日のgold castle 殺陣&剣術クラスの講習は、戸越体育館にて1時間50分ほど杖術を集中的におこなうことが出来た。時間も日曜日に比べ、50分ほど長くおこなっているが、土曜日は体験参加の方がいないので、直ぐにいろいろと進めて行くことが出来る。そのため1年、2年を迎えた生徒さん達にとっては、ジックリと時間を掛けて取り組める環境となった。

 今日は開始前から各々が、自らの学ぶべき点についての意識を持っていることを感じる事が出来た。甘えを出さず、構ってもらうように絡むのでもなく、もちろんそうした要素を全否定はしないが、枡に溜まった酒が溢れるその上澄み分が、そうした要素に必要な兼ね合いであり、溜まる中身も無いのに、求めようとばかりするのは間違いである。

 さて、今回は前回に続き、巻き上げからのお辞儀潰しをおこなった。特にIさんは他の方と比べて上手であった。重心の崩しからその状態を回復させないように、丸く下に落として行くのである。

 次に久しぶりに「繋之型」(つなぎのかた)をおこなった。これは、一つ一つの技というよりは、その間のつながりの部分をメインに考えて考案したものであり、動作がゆっくりであるがゆえに粗が見つかりやすい。速く動いてしまうのは荒隠しであり、そうした動きを変えていくことにこの稽古の目的がある。

 最後はおなじみの「二十連円打」をおこなった。かなりの方が最後まで覚えることが出来るようになった。今後は一つ一つの動きの姿勢やつながりについて考えて気づけることが大事である。この稽古は、これだけのものではなく、相手との間合いやタイミング、それらを姿勢と共に、動きの流れの動作まで細かく意識しておこなうことで同時に把握する訓練となり、身体操作が向上してくるものである。

 今日はIさんに指導者としての時間を強いてしまったが、これは新たな気付きとなる訓練として、最近のIさんの成長を確信した上でお願いしたものである。言葉にすることの難しさ。そこから、自らの動きに整理がつき、言葉という言語に置き換えたときに、「そうか!」と自ら発した言葉に気付かされることがある。こうした経験が続けば、一人稽古での思考と身体からのサインがつながりやすくなり、もう一人の自分と一緒に稽古が出来る感覚となることもある。

 フカフカコンビも絶好調である。妹分のFさんは繋之型の習得が早く、身体の使い方を見るに、かなり上手になると思われる。姉貴分のFさんとの巻き上げからのお辞儀潰しでは、かつての面影が消えかかってくるほど、たくましくなってきた。やはりこのお二人はベストペアと言えるだろう。講習後にそのF姉さんから7/16日に発行された日本経済新聞の夕刊に甲野善紀先生の記事が大きく載っており、そのページをクリアファイルに入れて私に渡して下さった。このgold castle 殺陣&剣術スクールでは、ホームページを見ても分かるように、敷居を下げて運営しているので、武術に関して全く知らない方の方がほとんどと言えるが、このところ徐々に甲野先生について、いろいろと調べたり研究したりしながら、講習に興味をもっていただいているように感じている。

 現在はさまざまな団体やさまざまな活動をおこなっている武術関係の方武道関係の方がいらっしゃるが、まず最初に甲野善紀先生の講習会や書籍類に触れられることをお勧めしたい。そうすれば、これからのものの見方や迷いというものに関して、少なからず開けてくる部分があるだろう。だが、ご縁というものにはタイミングがあると思われるので、私としては、武術や武道にこれまで関心がなかったが、何かの縁で身体を動かしてみたら、これまでにない発見が次から次へと起こり始めた方など、まさに私自身がそうであったのだが、そういう時間軸を生きている方々とつながるものが武術には多いにあり、これからの人生に新たな情熱が湧き起こってくる場合もある。そういう出会いの場としてこの教室は存在しているが、それぞれの方にとって気を張らずに愉しめる空間であることが何よりも大切である。

 そして今日は、講習後にR君の所属している養成所主催のイベントにご招待を頂き、出番の多いR君の歌とダンスを拝見することが出来た。簡潔に言えば「見事!」であった。R君も素晴らしいが、全員が素晴らしかった。大人達のレベルの高いダンスも拝見する事が出来たし、最初から最後まで見入ってしまった。最後に主宰である幸先生のご挨拶で、習い始めて14年~16年になる生徒さんを一人づつご紹介されたり、そうした生徒に対する愛情というものを感じ、パンフレットに記されていた28年前に近所の子供たちにダンスの楽しさを教えるところから始まったということや、今回参加出来なかった生徒に対する思いや、これからの生徒たちの成長を願っているその言葉から伝わってくる生の声が文面から聞こえ、今に至る発展はこの方の実力もさることながら、お人柄であると感じ入ったのである。私にとって、今日のこの時間はとても有意義なものであり、人が人に伝える感動、そこには取って付けたものは無く、生のままであることの美しさを知り、その生をどう育てるか、そこに優しさや思いやり、厳しさを含めた愛情が深く関っているのだと思う。生とは純粋さでもあり、透明さでもあり、今そのものである。これだけの生徒さん達が育っていることは本当に凄いことだと感動した。観劇であり感激だった。

 この素晴らしいイベントにご招待下さったOさんへあらためてお礼申し上げます。そしてR君にとって、また一つ大きな成長となることを願っています。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-07(Sun)
 

たまには厄日もしょうがない・・・か

 今日は一日の始まりから半年に一回あるかどうかの怒りを覚えた一日であった。まあ、最近の上手く行き過ぎていた日々とのバランスとして、こうした厄日が落とし前として降りかかってくるのだろう。

 書きたいことは散々あるが、書いたところで誰もスッキリしないので、ただひと言、愚かな環境に身を置いた自分を後悔している。こうしたことは、自分自身にも空気感染してくるので、環境を整える必要がある。実行しよう。

 今日の稽古では私の事情で30分遅らせていただきI君と見学のお母様を交えての稽古をおこなった。不思議なもので、半年に一回あるか無いかの怒りが、I君と稽古が始まる挨拶になると、完全に別の私に切り変わっていることを感じた。だが不思議とそのことを納得して稽古に入ることが出来たことが今日こうした不安定な私の心理状況に於いて得られたものであった。

 I君との稽古では新しいことをドンドンおこなっているので、I君自身も興味深く取り組んでいるものと思われる。小学校5年生で、2時間マンツーマンで稽古をおこなうというのは大変疲れると思うが、よく付いて来ている。シッカリしたお子さんなので、本人の意思を尊重して、子供だからと決め付けて掛かると、かつての私がそうであったように、大人というものに対する敵意が育ってくる。

 たまにフラッシュバックしてくるが、高校2年以降の私は家庭内でかなり荒んだ生き方をしてきたと思う。そのまま卒業して家を出たが、その時間が今だに止まったままであることは、全てがそこで終ってしまったといってもいいほど不幸なのである。私が、お子さんや高齢者に対して真剣な気持ちで取り組むのには、少なからずそうした分かり合えなかったことに対する私なりの答えを、私が知りたいからでもある。時間は止まらず過去には戻らず、悔いるよりも、良き環境の中に身を置き、血のつながった者以上のつながりと互いに分かり合える関係性で人生を歩んで行きたい。

 I君が帰られた後にH氏が訪れる。今日は私自身、正面斬りにおける後ろ足の寄せを速くおこない相手の正中線上に構えている剣に対し割り入る稽古をおこなった。これは細い一般的な木刀だと、かなり脚足との連動が活きてくるので、今後、時期が来たら細い木刀による、さまざまな剣術技の稽古のひとつとして取り入れようかとも思う。現在は、かなり慎重に剣術稽古をおこなっており、甲野先生の「影抜き」などは、全くといっていいほど、こうした相手との稽古ではおこなっていない。それは、安易なモノマネでは稽古にならないからであり、まずは先生の身体の運用法について学んでいく稽古が先である。

 そういう意味では質というものを考えて稽古を行わなければ、それこそ何万回繰り返しておこなっても、何一つ近づくことは出来ない。黙々と繰り返していても、そこに何を考えているのかの質が問われなければ、時間の無駄である。信仰とも言えるこれまでの質の頑なさが、思考法にまで拡がり、どうしようもなくなっていることに手の施しようが無い。動いてもダメ、話してもダメ、これでは何もしないほうがマシである。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-06(Sat)
 

何にしても道を歩いているということ

 本日は高田馬場でW氏と稽古をおこなった。今日の暑さは稽古後にシャツを絞れるほど大量の汗をかいたが、クーラーのほとんど効かないこの場所は、無理はしないがいい稽古になる。今日はW氏が訪れる1時間程前にいろいろと稽古をおこなったが、抜刀術の「稲妻抜き」に新たな進展があった。それはこれまでの悩みどころであった、斬り落とせば柄が立たず、柄を立てれば斬り落としづらいというもので、ドンと浮きを掛ければ、速さと纏まりを実感出来るが、右手の誘いが斬り込まれてしまうため、その浮きをおこなわず、寸止めにしたいが、斬り落としたいというもどかしさの中でこれまで稽古を続けていた。

 そういうもどかしさの中で、右手首を痛めたこともあり、稲妻抜きはしばらく抜かないようにしていた時期もあった。それがある日、左右の足を前後反対にして構えたところ、右手首への負担も少なく、腰への負担も激減し、それまで集中的に取り組んでいた、「隅返し」の重心移動の感覚をこの稲妻抜きで応用したところ、なんともあっ気なく抜けた感じがしたので、その自身の感覚を疑いながら、検討して現在までその逆足の構えからの稲妻抜きを採用している。

 それが今日の一人稽古で、重心移動中にドンと腿を引き上げることで落下し、物打ちを相手の右籠手に付けて止めていた位置から一気に斬り落すことが、これまでの稲妻で一番の悩みどころでもあった「あちらを立てればこちらが立たず」が解消され、ようやくこの前後の足を逆にした構えからの稲妻抜きが形になってきた。とはいえ、さまざまな抜刀術の中でも、稲妻抜きは現時点で動きの中で手続きがもっとも多く、まだまだそれらを使いこなす感覚にはなっていないので、ジックリと取り組んでいきたいと思う。

 袈裟斬りに関しては、稽古後に気がついたが、またあらためて重心移動に伴う押し斬りを試してみたい。それは、胴斬りではこの重心移動がかなりの威力を生み出すので、ちょっとしたタイミングが剣に重さが乗せられるかどうかに掛かっており、腕の出し方と腰の連動は、最適なタイミングがあるので、これまでの固定観念を捨てて研究してみたいところである。

 そうした意味では、鹿島神流の木刀で強く打ち合うことが出来るW氏との稽古は非常に得られるものが多い。もちろんこの太い木刀での稽古は、手之内を始め、体の芯を練ることも含まれており、また緊張感を持っておこなえるものであり、そうした部分から身に付いて来る感覚もある。

 稽古後にW氏が更衣室で3名の方から声を掛けられ色々と質問をされたようであるが、それぞれ違うグループの方々から質問されるということは、W氏の稽古の上達振りが周囲の目に留まったのであろう。また、注目されることはあっても声を掛けられるというのは、そのお人柄もあるので、これからの稽古が私としてもいろいろな意味で楽しみになってきた。

 質を換えた重心移動の稽古により、これからも新たな身体の使い方にともなう技が見えてくるだろう。地道な部分と、新たに変えていく部分、そうした相反するようなことが実は一つの問題を乗り越えていくには重要であることも少なくない。毎日稽古をして見つかること、しばらく間を空けることで見つかること、何にしても道を歩いていることに気付かされる。


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 2016年8月 稽古日程

 2016年9月 稽古日程


2016-08-04(Thu)
 

2016年9月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

『 金山剣術稽古会 』 に関する見学、または参加希望の方はこちらのブログにある
【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。
詳細につきましてはこちらをご参照下さい。
http://kanayamatakayuki.blog.fc2.com/blog-entry-609.html
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)
またはこちらのジモティーのサイトからでもお申し込み可能です。
http://jmty.jp/tokyo/les-oth/article-1e256


『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』 の詳細やお申し込みにつきましてはこちらをご参照下さい。
http://www.tate-ken.com/



                            

  9月1日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                14時00分~16時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場



  9月2日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                17時00分~21時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場
              


  9月3日 土曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                12時30分~14時00分
                総合体育館 剣道場              



  9月4日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                15時00分~17時00分
                スクエア荏原 アリーナ2
              
                18時30分~20時30分
                戸越体育館 剣道場
              


  9月5日 月曜日   『 金山剣術稽古会 』
                17時00分~21時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場



  9月6日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                10時00分~11時30分



  9月7日 水曜日   『 金山剣術稽古会 』
                12時00分~14時00分
                戸越体育館 柔道場



  9月8日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                14時00分~16時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場



  9月9日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                17時00分~21時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場
  
            

  9月10日 土曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時30分~17時00分
                 戸越体育館 剣道場    



  9月11日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時00分~17時00分
                 戸越体育館 剣道場+柔道場
              
                 18時30分~20時30分
                 戸越体育館 剣道場
 


  9月12日 月曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場



  9月13日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                 10時00分~11時30分
             
                 『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場

 

  9月15日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
       


  9月16日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
                


  9月17日 土曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 12時30分~14時00分
                 戸越体育館 柔道場  



  9月18日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時00分~17時00分
                 品川区総合体育館 剣道場
              
                 18時30分~20時30分
                 戸越体育館 剣道場


                
  9月19日 月曜日   『 第10回 GM happy コラボレーション 』
                 「剣術と立ち回り」

                 12時30分~14時30分/前半の部
                 14時30分~15時00分/休憩
                 15時00分~17時00分/後半の部                
                 品川区総合体育館 剣道場

                 18時00分~懇親会



  9月20日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                 10時00分~11時30分
             
                 『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
                


  9月21日 水曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 12時00分~14時00分
                 戸越体育館 柔道場



 9月22日 木曜日   『 第11回 GM happy コラボレーション 』
                 「杖術とヨガ」

                 18時30分~20時30分                
                 品川区総合体育館 柔道場

             
                 

  9月23日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場


                
  9月24日 土曜日   『 抜刀術特別講習会 』
                 15時00分~17時00分
                 品川区総合体育館 剣道場
                 18時00分~懇親会




  9月25日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 12時00分~14時00分
                 品川区総合体育館 剣道場
              
                 18時30分~20時30分
                 戸越体育館 剣道場



  9月27日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                 10時00分~11時30分
             
                 『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
                


  9月29日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
       


  9月30日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
                





※新宿スポーツセンターでの稽古時間は
(月曜日・金曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間でおこないます。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分となります。 


<新宿スポーツセンターでの稽古日程>
①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日・金曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日・金曜日)

いずれかの時間帯でお越し下さい。
完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
初めての方はこちら『 金山剣術稽古会について 』をご参照のうえ【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【 お問い合わせ 】よりお受けいたします。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2016-08-03(Wed)
 

真夏のRainbow

 本日は雨に備えた準備はしていたが、幸いにも外を歩いている間は降られることが無かった。gold castle を開講して日曜日は滅多に雨に降られることがない。降る日もあるが、移動している時には止んでいることも多い。他の曜日では容赦なく降られるが、日曜日は荷物がもっとも多いので助かっている。

 夜間の部の生徒である最古参メンバーのIさんは、ご縁が出来て2年9ヶ月近くになるが、雨の日以外はバイクで参加されており、片道50㎞を2時間掛けて来られていることにあらためて感謝の気持ちが強くなった。往復100㎞、時間にして4時間掛けて3年近く通われているのである。まだ開講間もない頃、生徒が数人しか居なくて、一人一人お帰りになられる際に、武道場の外までお見送りをしていたが、Iさんから、「先生、もうここまでで大丈夫です。」と仰っていただいた記憶がまだハッキリと残っている。

 バイクは危険がともなうので、これからもお気を付けて下さい。今後ともご縁が続いていくことを楽しみにしています。

 今日の講習では、夕方の部が相変わらず参加人数が多く、夜間の部の倍以上の人数でおこなった。ようやく、体験参加の申し込みも少し落ち着きをみせ、本日は珍しく初参加の方はいらっしゃらなかった。

 ご婦人Oさんとの集中稽古では、胴斬りに進展が見られた。まず、腰が引けることを防ぐために間合いを狭め、足の寄せを意識しながら、その寄せた足の位置に原因があることが判明し、その位置にスライドさせるために、敢えて倒れそうになるジワーっとした動きをゆっくりと初動時におこなっていただくことで、歩幅が広がり、引き斬りと右半身の連動が見られるようになってきた。私も、口調が厳しくなってしまうこともあるが、考えてみれば2年9ヶ月、毎週1時間弱ではあるが、マンツーマンで指導してきたのは、これまでの中でOさんがもっとも長いことになる。厳しくなるのは互いの信頼関係がないと成り立たないので、私も情熱をもって取り組んでいきたい。そうはいうものの、稽古以外では立場が逆転してしまうこともあるので、面白いものである。

 新しい生徒さん達も増えてきたので、この集中稽古に関しての経緯を説明すると、私の古くから知り合いの小説家であり映像作家でもあるOさんの奥様がデッサン教室をおこなわれており、その教室のモデルとして何度かアトリエにお邪魔させていただいたことがあり、そこのデッサン教室の生徒としてOさんが参加されていたことから、ご縁が生まれたのである。

 道衣に袴姿で刀を持ってモデルを務めた際に、開講前のgold castle 殺陣&剣術スクールのチラシをお渡ししたことから、「私でも大丈夫かしら?」となり、見学でも構いませんので、ということでお知らせしたのであったが、まさかその当時、今に至るまでの成長につながるとは夢にも思わず、最古参メンバーのIさんから一週間後の2013年11月10日に参加されたのである。

 おそらくホームページの「生徒さんの声」に掲載した座っている写真がその時だと思われるが、初めの頃は椅子に座ったままの稽古で、休みながら杖を中心とした運動からおこなっていった。当時はまだ生徒が5人も居なかったと思われるので、殺陣クラスの講習の間に、私が椅子に座って見学だけされるのも勿体無いと思い、座ったまま出来る稽古内容を考えて行い始めたのがキッカケである。確かあの頃は、剣豪小説が好きなOさんは、ご自分の身体のことを心配して、見学のつもりで参加されていたと思われるが、座りながらおこなった杖の持ち替えや打ち込みなどで、翌日筋肉痛もあるが肩周りがスッキリしたという感動的な反応を見て、これは集中的に継続しておこなうと、Oさんにとって益々感動的な出来事が身体におこるのではないかと感じ始め、それと同時に、筋力の無い人の身体の使い方により、普段私が私のためにおこなっている稽古で気付いた、姿勢や、身体の使い方などを、Oさんの身体で検証する事が多いに参考になったのである。

 そうしたことから、Oさんは昔から憧れていた剣豪小説で想像した剣術というものに惹かれ、生徒さんの声にも書かれているように、身体も思うように動かないところもあり、皆さんと同じように出来ない(今ではかなり出来るようになってしまったが)といういことから、殺陣クラスの講習時間に、私がOさん用の稽古メニューを考え、お伝えしているのである。

 そうしたことにより、Oさんの姿勢が良くなったことや、活力に満ち溢れてきたその元気さが、周囲のご婦人達の話題となり、Oさんが世話人として、他に4名の方が開講に向けて動いて下さり、あれよあれよという間に「高齢者のための剣術教室」が2015年8月5日にスタートしたのである。

 話を本日の講習に戻して、夕方の部夜間の部ともに、今日は抜刀術が時間の都合で出来なかったが、「高速三段斬り」についてかなりの方が悩んでいた。これは刀を小手先でなく、体幹部で振るために開発したもので、腕を極力使わないことで、重たい木刀や刀でも素早く切り返すことが出来るための身体の使い方を身に付ける稽古である。甲野先生がよく鎧は持つと重たいが着てしまえばずいぶん楽になるのと同じで、刀も着る感覚で扱うと、竹刀よりも真剣の方が速く扱えるし、そもそも速く操作出来るように作られているものである。さらに先生が仰っていた、新陰流開祖、上泉伊勢守が考案した袋竹刀は、真剣より扱いにくく稽古になるから(もちろん怪我を防ぐことや技によっては打ち込む必要があったのだと思う)というものであったが、今となっては逆転してしまった。まさに剣を使う身体の使い方というものが失伝されている証であろう。

 そうしたことから、重たいものを扱うには、軽いものを手先で扱う身体の使い方をしていては、なんのためにやっているかを考える必要があり、それに気付かず、居合刀などで、同様の扱い方をして手首や肘などを痛めてしまう人もいるだろう。そうしたものには、信仰も絡んでくるので、なかなか改めることは出来ないだろうが、自分の立場を守るために自分に出来ない事を伝えようとせず言葉で誤魔化すのは、刀を扱ってきた古人から受け継がれた時代を生きていく者としてどうなのであろうか・・・・・・
 高速三段斬りではかなりの方が苦戦していたので、低速二段斬りが当面の課題となるだろう。手だけ、足だけの動きというのは何てこと無いのであるが、合わせておこなうと、どういうわけだか突然難しくなってしまう。おそらくそれは、ピアノと同じで、右手左手、足、それぞれが譜面の中で別々に独立しながら調和を持たせているのと同じように初めはなかなか上手くいかないが、訓練していくと身体がその感覚を会得し使いこなせることが出来るようになってくる。職人さんの凄さは、これまでの長い経験の積み重ねと弛まぬ努力により、神がかったものが作れたりするのと同じように、武術においても、さまざまな問題点に対する解決策を、筋力や身体能力に頼らず、人間の持っている感覚機能を磨き上げ、それを如何に使いこなせることが出来るかということが重要であり、そこに目を向けた稽古に対する取り組み方が重要である。もっと言うなら、そうした考えでおこなえる心理状況でない場合、果たして何を持って身につけようとしているのであろうか・・・・・・

 7月が終わりついに8月夏本番を迎える。今日は総合体育館から戸越体育館へ徒歩で移動中に、17時40分頃だっただろうか、空に綺麗な虹がかかっていた。おそらくもう数十分前はもっと綺麗であっただろう。色々な雲が一斉に現れていたし、しばらく空を眺めていたい気分であったが、大汗をかきながら40分後に戸越体育館に到着する。この移動は急坂が2箇所あり、高下駄で重い荷物を持って移動するのは、本当に良い稽古になる。夜間の部では、久しぶりに「蛙の真っ向」をおこなったが、これはやはり身体に過度の衝撃が掛かるので、あまりお勧めは出来ない。

 生徒になって間もないFさんから今日は「真桑瓜」を頂き、美味しく頂戴いたしました。季節の果物は美味しいですね。真夏の果実♪


 2016年8月11日(木) 山の日 
 第9回 GM happy コラボレーション 「杖術とヨガ」

 (お申し込み受付中)

 2016年8月20日(土)
 「抜刀術 特別講習会」

 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (会員希望者受付中)

 8月稽古日程


2016-08-01(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


       金山 孝之
   Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 GM happy コラボレーション 』と題し、ジャンルを問わず定期的にゲスト講師をお招きし、特別共同講習会を開催している

『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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