趺踞に盛り上がる

 ゴールデンウィーク初日の「抜刀術特別講習会」&懇親会にお越し頂いたみなさま、ありがとうございました!

 すばらしい快晴であったが、強風吹き荒れる一日となり、gold castleからは嵐を呼ぶ男のIさんSさんが参加され、懇親会ではHさんのツッコミも冴え渡り、私も涙を流して笑う展開になってしまった。

 今回で4回目となる抜刀術限定の講習会では、いつものように各種納刀法からおこない、抜刀術に入っていく流れとなった。その中で今日は「抜付」と「稲妻抜き」に関してはつい先日、いろいろな発見があったので、私も熱を入れて進めていったように思う。

 抜刀術では、順番に「後方突き」「抜付」「逆手前方抜き」「稲妻抜き」「潜龍出池」「隅返し」「滝壺」「 趺踞(フキョ)からの抜刀」などをおこなった。「後方突き」では、鯉口から切っ先が抜けた瞬間の滞りが無い事が大事であるが、この部分はもっとも緊張する部分でもあるので、そこをどう感覚的に処理していくかということがテーマになってくる。

 私自身得るところがあったのは、「抜付」に関して鞘の引き方の注意点と、重心の使い方をどのようにおこなうかが今後さらなる進化のためには重要になる。「逆手前方抜き」では、始めの右手首の回転が、柄を握った瞬間には、既に加速が付いているのでこれまでに比べて速くなった。そしてこの鞘引きをせずに、右手の逆手による前方への抜きが、胴体を引っ張っていくように意識的におこなえると、歩幅の問題が少しは改善されると思われる。「稲妻抜き」では、柄の送りによる衝撃を受けた右手手の内が上手く、その力を貰っていくように意識すると、柄を掴みにいこうとする癖が無くなり易くなる。「潜龍出池」では、鯉口から切っ先が離れた瞬間の切っ先の移動の軌跡が重要であり、右手首の使い方が肝である。「隅返し」では、今回新たな発見はなかったがやはり重心移動が重要である。「滝壺」でも、隅返しと同様に内転筋の使い方が大事である。「 趺踞からの抜刀では」帰りの電車内の会話で、思わず口にしたが、あの座り方というものを、なぜそうなったのか、三尺三寸の刀を抜刀するにあたって、気が付かなければならない、 趺踞という座り方から発剣に至るまでの方法がもしかすると何かあるのかもしれない。もちろん、不安定であること、大腰筋を意識せざるを得ないこと、浮きを掛けやすいことなどあるが、まだまだ私自身としても、 研究していかなければならないと感じている。チョットした重心位置で、この座り方は難しくなったり容易になったりするので、そのピンポイントの位置を探ることも重要である。

 今回の講習で一番盛り上がったのがこの 「趺踞からの抜刀」であったが、抜刀そのものではなく、その座り姿勢の辛さに盛り上がり、もっとも講習の一番最後に選んだので、趺踞の姿勢で説明を続けると、Sさんから叫び声が上がり、嵐を呼ぶ男のIさんとSさんには、この姿勢は苦手なようである。もしかすると重心位置が、左足に負担を掛けすぎる位置にある可能性も考えられるので、中央辺りに位置するようにおこなうと、負担はある程度軽減されると思う。私も今回そういうお話を聞いて、いろいろと研究してみたくなったので、次回研究稽古の時間に試してみようと思う。

 懇親会では、楽しくそしていろいろなお話が出来たと思う。武術稽古を始めて7年が過ぎたが、今出会っている方々の全てはそこからの出会いである。今こうして、キーボードを叩きながらも、全員の講習中の顔や懇親会での表情が思い浮かんできて、何とも言えない気持ちになってくる。真剣な表情、ニコニコと笑う笑顔、改札で、ホームで、車内で、お別れする際の表情、人には出会いの縁によって、どういう環境で出会うかにより、その人に対する感情というのは大きく変わるものである。私は不器用でいろいろな方からの助けを借りながらなんとかやって来れているが、でもこうして、いろいろな人が同じ空間にいても、それぞれがそれぞれを思いやっていけるというのは、なんとも心地良いし、そういう人達の表情というのは忘れられないものである。

 最近は特に若い男性の方から、いろいろと広い範囲で質問を受ける機会が増えてきたが、武術稽古を通じてそういう方々とのお話というのは、私としても生きていることに直結していることなので、どういうふうにお答えする事ができるのか、私自身普段からより深く考えていかなければならないように思う。こういうことは、武術を指導する立場になった者には、避けては通れないごまかすことの出来ない、生きていくための対応法をコミュニケートし、自身を改め、次なる一歩への指針と、活力を、身体で分かち合う感覚の部分から感じ合えることが、私がおこなう武術稽古の中では、重要であると思っている。

 なにごともバランスが崩れては上手くいかないものであり、バランスを取り戻すための視野と余裕が、何かを未然に防いでくれていることもある。やはり思うことは、良い環境で良い仲間に出会うことが、生きていく上で大きな大きな力になり、一つの生きていくパワーに対するバランスの回復法としてささいなことで笑える心の状況であり続けたいものである。

 話が思わぬ方向に流れていってしまったが、得ることの多い本日の講習会であった。明日は、18時30分~20時30分 スクエア荏原アリーナ1にて、gold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないます。明日は2時間タップリ剣術をおこないます。明日は、これまであまりおこなってこなかった、真っ向斬りや胴斬りをおこないます。居合刀は使いませんので、鞘付き木刀を持って来て下さい。

 そして5月4日(水)は18時30分~20時30分 品川区総合体育館柔道場にてGM happy コラボレーション「杖術とヨガ」をおこないます。今回のヨガは寝ヨガです。私も楽しみです。今回は懇親会はありませんので帰ってすぐに眠れるかもしれません。そして杖術の講習内容は・・・・・・そうです、アレが増えます。がんばって覚えましょう!

 もう一つお知らせすると、5月28日(土)12時00分~14時00分 品川区総合体育館柔道場にて「抜刀術特別講習会」をおこないます。15時00分~懇親会。近日中にあらためてお知らせさせていただきます。

 それでは明日GW2日目も、みなさまよろしくお願いいたします。


 2016年5月4日 第7回 GM happy コラボレーション
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2016-04-30(Sat)
 

剣術で得られた新たな展開

 明日からゴールデンウィークに入る。そして明日は15時から品川区総合体育館にて抜刀術特別講習会を開催する。今回は前回より参加者も増えた。私自身としては感覚的にも身体的にもコンディションがこれまでの抜刀術特別講習会の中ではベストに近いので、ケガだけには注意して、徐々に講習会をピークに持っていこうと思う。明日は居合刀をお持ちの方は、居合刀だけを持って来て下さい。

 さて本日は、私自身幾つか得るものがあった。その前に、今日は午後の稽古も、夜の稽古も、チョット尋常じゃないほど話が止まらなかったような気がする。身体が動きやすいのと、感覚的にいつもより澄んでいた感じがあった。おそらくそれは、このところずっと食事量を増やしていたが、今日は昼にうどん一玉とご飯一膳と納豆のみで、夜帰宅するまで途中コーヒーと水を飲んだぐらいであったことが関係しているだろう。それは数年前から感じていたが、身体を変えたいという思いが勝り、このところなるべく食べるようにしていたから、いつも集中しているつもりであったが、今日のような集中は久しぶりであったような気がする。もしかすると、多少空腹のほうが、獲物を捕らなければという生命維持のための隠れた本能が、武術稽古という部分で本能的に働いているのかもしれない。あくまで推測ではあるが・・・・・・

 午後からのW氏との稽古では、まず高田馬場で打太刀の正面斬りに対する胴斬りの入り込みが新たな稽古法として誕生した。胴斬りというのは決して左右の動きではなく、相手との位置関係において、相手の懐に入っていく方がこの脚部の移動とともに斬り込んで行く胴斬りでは有効である。そしてこの稽古は打太刀の正面斬りに対する入り方が稽古として重要なので、居着きを取り除く稽古法としても有効である。床を蹴らずに、居着かず、その場から一気に間合いを詰めることが出来るか、ということを切実に追い求めることは、やはり私が学んでいる甲野善紀先生の剣術を追い求めているのだとあらためて感じるのである。

 抜刀術「稲妻抜き」では、本当に今までが馬鹿馬鹿しく思うほどに、腕と脚部が連結していなかったことに気が付く。左足と胴体の意識を二割、柄の送りと、右手の払いに鞘引き、そして柄の角度と、右足の連動に八割の意識を持っておこなうと、これまでおこなっていた旧稲妻抜きに比べ格段に扱い易くなった。それは腕と足の同側による移動が、身体の負荷をかなり軽減しているからでもある。

 夜からは住吉でH氏と稽古をおこなった。ここでも発見があり、斬り結びから抜付、斜刀のように斬り上げながら、右手首を巻き刀身を回転させ相手の両手持ちからの斬り下ろしを落とすことが出来ることが分かった、さらにこの回転を使うことで、次の胴斬りに対する動きが格段に速くなった。こうした片手での刀法は抜刀術以外ではほとんどおこなってこなかったが、回転させることで、片手の不利が解消され、かつそうすることで腕や肩がスムーズに次への動作につなげることが出来る事が分かった。今後もこうした片手刀法による有効な使い方が見つかれば稽古に組み入れたいと思う。

 そして最後に抜刀術をおこなったが、その中で「抜付」で僅かなようで大きな発見があった。これまでに、この抜付では、重心位置を私なりにまだまだ考えながらおこなっていたところではあったが、今日の鞘離れの感じから、鞘引きに対し逆側の前重心に僅か移行することで、ハナレのエネルギーがあきらかに変わった。この私がおこなっている抜付では、最後まで切っ先を運ばず、鯉口から切っ先が飛び出した直後、約90度の角度で、停止させているので、初動から伝わるハナレのエネルギーというのは、シビアに感じられるのである。

 この前重心への移行法は明日の抜刀術特別講習会で皆さんにお伝えしようと思う。そのほか関連するものとして、鞘の引き方と柄への手の掛け方、鞘内での刀身との摩擦というのは抜刀に大きく影響してくるものなので、そこのところを注意しておこないたい。

 そして最近生まれ変わった新しい「稲妻抜き」を行いたいと思う。おそらく皆さん難しいと感じるかもしれないが、どういう理屈で抜刀しているかが解るかと思う。正直教えたくない技術もあるが、私も今の自分を超えて成長していくためには、この特別講習会ではお伝えしなければならないと思っている。安心安定からはなかなか先に進めない。不安や不安定であるからこそ、その現状を何とかして変えようと身体も必死になってくれるのだと思う。

 今日は高田馬場で武道場の外から扉越しに抜刀術稽古を見ていた剣道家の方から、更衣室で私が使っている刀の重さを聞かれたので、1㎏チョットだと思います。とお答えすると、剣道の竹刀が400g~500gの間らしいので、少々驚かれていたようであった。定寸の居合刀だとだいたい700gチョットだと思うので、重さとか長さというのは、身体の使い方によって一般的な想定とはずいぶん違う事が出来るものである。私も今の二尺七寸の居合刀で初めて稽古した日は、一瞬買って後悔するほど、重さと扱いにくさを感じ、身体の芯に響くダメージに、果たしてこのまま稽古出来るのかと感じてしまったが、しばらくすると、初動のエネルギーによる纏まり感というのは、以前の二尺四寸五分の居合刀とは比べ物にならない感覚があり、おそらく今の二尺七寸に慣れた感覚で二尺四寸五分の刀は相当速く抜けると思うが、身体を作るという意味に於いて、やはり今の居合刀での稽古は変えられないし、この刀で以前の二尺四寸五分でおこなっていた私の抜刀より速く抜くことを今は課している。おそらく幾つかは速く抜けていると思うが、なにぶんかつても今も未熟なので、あまり嬉しい事ではない。

 深夜も2時を回ってきたが、夜が明ければ4回目となる抜刀術特別講習会である。あっという間の2時間なので、集中力というものを深く考えながら、まさに抜刀術は身体の各部分や、周囲の状況など、さまざまに感覚を集め、それらを統合し力に変えているように思う。静から動に移行する刹那をどのように感じ取ることが出来るか、僅かな一瞬をどのように調整する事が出来るか、人間の身体はなかなか優秀でもあり、それが時として仇にもなる。明日は参加された方々がそれぞれに得るものを感じて頂ければ幸いです。


 2016年4月29日 抜刀術特別講習会
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2016-04-29(Fri)
 

一回毎が本番

 桜に代わってツツジが道沿いに彩りを添え始めた。さり気ない華やかさに春を感じる。

 さて本日の「高齢者のための剣術教室」では、前回に続き、「八連円打」の六打目まで進めることが出来た。だがやはり、五と六はまだまだ安定的とまでは行かないので、みなさんぞれぞれ繰り返し繰り返し確認されていた。そのため、本日は、初めに杖の体操を15分間おこなった後、休憩を挟んで一時間ぐらいこの「八連円打」をおこなっていたように思う。けっきょくこの内容で終了時刻を5分押してしまうほど皆さん集中して取り組まれていた。だが、こうして、演武会のためにとか、これを覚えないと認定されないとか、そういったものが無いので、その日その瞬間に、講習中の鮮度を見て舵を切る事が出来る。だからこそ、一年八ヶ月間毎週こちらで講習をおこなっているが、皆さんの意欲が継続されるどころか益々熱が入り、今では他の曜日に自主練習される方や、自分で目標を持って自宅のお部屋で練習されている方もいらっしゃるようである。

 本番は、舞台上ではなく、審査の日でもなく、普段の講習が常に本番であるから面白い。身体で示すものが具体的に提示出来れば、余計な仕掛けは必要が無い。先日ここではないがある方に、今おこなっている講習について、今後目指しているものや、どうなって行きたいかをストレートに聞いてみたが、その方の場合、「何かの為ではなく、講習に参加していて、ここが私にとってだんだん合って来ているように感じています。」というような解答であった。たしかに、そういう方も多いだろう。仕事の為の基礎知識を学ぶための役者さんもいらっしゃるし、運動不足解消のために参加されている方もいらっしゃる。私としては、参加されている方がどういうものを望んでいるかということを知る必要があるので、さり気なく周囲を見渡しているが、今日のクラーチ剣術教室のように、その一回毎の講習を楽しみにされている方も多いと思われる。

 そうなってくると、積み重ねて身につけていく稽古体系のものと、その一回で楽しめる稽古体系のものがバランスよく提供出来るかにあり、そういった中に、稽古というものの本質が感じられる要素があれば、講習の質は高まってくるだろう。逆に言えば、慢心し、ワンパターンなシステムで定着してしまうと、そこから発展的な意欲の向上を湧き起こすことは極めて難しい。伝える側が常に研究し、その湧き起こる源泉から何を抽出し、自身の身体のフィルターを通して分かり易く楽しく伝えることが出来るか。それについては、私自身一人でおこなう研究稽古が、稽古以外の中でも常に頭の中で何かを探しているかのように駆け巡っている感じがある。それは私にしてみれば、一回毎の講習を大事に参加されている方との立合いなのである。

 夜は住吉での稽古に向かう途中に、電車内でまたまたいろいろな考えが浮かんできて、青木さんに7月に計画している「剣術と立ち回り」のイメージをメールでお伝えした。先日青木さんとの長電話の後、風呂の中で配役とあらすじが一気に浮かんできたのであったが、少々物語りの度合いが強く、あらためて青木さん提案の脚本を今朝メールで送っていただき、それをずっと考えながら、夕方電車の中で、その物語からのヒントで、新しいアイデアが浮かんできた。これまでとは全く異なった設定となりそうである。これについては、さすがに企業秘密であるが、私にとっても大きな経験となりそうだ。先日16日にお会いしてから、この10日間でプロットが三本出来たことに驚いている。

 夜の稽古では、まず私の研究稽古では3日後におこなう抜刀術の稽古を集中的におこなった。さまざまに気が付くことやあらためて重要だと思い知らされるものがあったが、やはり、新しくフルモデルチェンジした「稲妻抜き」に熱が入る。構えの足を左右逆にし、始動する足も左右逆となった。そうなるともはや別物であるが、今日あらためて検証してみて、明らかにこの方が、誘いに掛けた右手が、無理なく相手の小袈裟を掻い潜りやすくなり、柄の送り(右手に柄を持って行くことを私がそう呼んでいる。)が、その難しい軌道を導いてくれることに気が付いた。「急がば回れ」、「一手間の大事」は、柄の送りにあり、これは稲妻抜きに限らずさまざまな抜刀術において現在の私は有効であると思っている。だが、これは意に反しなかなか身体が従ってくれないものである。

 R君が訪れ、稽古指導に入る。「四方突き」を指導しながら、私自身手の内に気が付くことがあった。もう何度も何度もおこなっている動きでも、責任を持って具体的に伝える中で、自分でもそこまで意識しなかったということがあるので、こういった稽古指導というのは相手にもよるが、得られるものが多い。

 それにしても、あらためて教育や躾、愛情というものが、人を育てるのに重要であるかという部分について感じ入るものがある。子供の感性や察知能力は大人が考えている以上のものである。それは私自身子供の頃の記憶が十分に残っているからハッキリと分かっていることであるが、どういう大人が周りにいたかということはこれからの成長において重要な影響力となってくる。子供を一人の人間として、シッカリと向き合って行くことで、私自身大いなる学びとなっている。こどもの頃に受けた傷というのは大人になっても消えるものではない。教育というのはさまざまにあるが、私に出来ることは、その瞬間をどう考え実行し、答えを出していくかということに、ごまかすことなく、見栄を張ることなく、真剣に向き合っていこうと思う。


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2016-04-27(Wed)
 

来週は講習会三昧のGW

 現在深夜の3時を過ぎたところ。相変わらずの夜更かしは致し方ない。とくに日曜日は、一週間が終った(私の場合)という気になり、いつも以上にのんびりして過ごしてしまう。きっとこれでなにかのバランスがとれているのだろう。

 昨日日曜日は、品川区総合体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習を、夕方の部~夜間の部と続けておこない15時00分~21時30分まで会場内にいた。

 夕方の部では、4月に入り新しい方が増えたこともあり大人数での講習となったが、やはり2年目3年目の生徒さんのおかげで、講習がスムーズにおこないやすい。杖の講習では、体操と剣山、扇足をおこなってきたが、現段階の様子をみて、単体技に切り替えようと思っている。これは良い意味での切り替えであるので、今後は単体技を覚えながらもその動き方というものをあらためて見つめ直していただければと思う。そのかわり、体験参加の方のメニューを整理しなければならないが、私としては、生徒のメニューを優先し、体験参加の方には、雰囲気を楽しみながら出来ることをお伝えするという形でおこなっていきたい。それがお月謝を頂いている方に対する筋であると思うので。

 夜間の部では、夕方の部に比べ4名程少なかったがそれでも会場のスペースを気にしなければならない注意が必要であった。夕方の部では十五連円打まで進めることが出来なかったが、夜間の部では十五連円打をおこなった。これは全く私のオリジナルであるが、そもそもは八連円打という、八回連続円に打つということから、そういう名称にしたのであるが、円に打つには、左右の持ち替えの際に、杖を滑らせながら遠心力を使って円の軌道にし、その軌道のまま上下への打ちにつなげていかなければならない。

 答えがどこにあるのか、ということを見失わないように、速く出来ることではなく、当てることが出来れば良いというものでもない。その型の意味を知り、間合い、手之内の操作技術、足運びと杖の連動、相手との呼吸、そういったものを感じとりながらおこなうことが大切である。もちろん、まだ分からない方が多いと思われるが、伝えるべきことは、どのような人に対しても伝えなければ誠意がないと思うので、間違った方向に行かないように見て行かなければならない。

 今日は、夕方の部の後に夜間の部が始まるまでの間、Nさんが熱心に抜刀術や納刀法、また体術などについて質問されたので、私に出来る範囲でお伝えした。とくに抜刀術「稲妻抜き」では、私自身最近構えが変わったことで、抜き方にも変化があったので、その違いなどを見ていただき、Nさんが私の映像を見て注目していた、「逆手前方抜き」からの逆手廻し納刀を指導した。丁度、この納刀は、私自身最近やりにくさを感じていたので、点検していたところでもあり、腰を落とし過ぎていたために、重心移動にムラが出ていたのであった。この納刀では、刀身の円運動による重心移動に合わせて身体の重心移動を、左膝下を右方向に入れることで、臀部が左方へ倒れそうになるのを利用して移動している。いろいろな所が一つの目的のために動くというのは、それが調和をもって執り行われると人が見ていて惹かれる部分があるのではないかと思われる。なぜ惹かれるのか?ということについては、良く分からないからではないかと思う。良く分からないことがおこなわれている中で、全体の動きとしては無駄がなく最後がピタリとまとまっていれば、見ているけど良く分からないということになり、この部分の質が格段に向上すれば、目で捉えることの出来ない消えた動きとなるのであろう。ある部分だけが、目立って動いてしまうと目に付きやすいものである。身体の各部分が、なるべく力を分け与えて、調和をもって動くのであるが、その調和のとり方が現段階の私にはまだまだ不明な点が多い。目で捉えられない消える動きというのは、私自身実際にこの目で体験した事があるので、その領域に近づけるキッカケでもこれからの武術稽古の中で発掘したいところである。

 これからも、殺陣という入り口から、剣術を知り、武術稽古から得られるものを実感し、学びながら次に向かって進展していけるサイクルを繰り返していく中で、対応力を育て、そういった輪の中で発展的な広がりをつなげていくことが、そうしたご縁のある方との人生の共有でもあり、意義のあることだと思う。さまざまに指導者がいる中で、私との稽古を希望される方というのは本当にご縁であるとしか言いようが無い。これから1年2年3年と進んで行くとどのような展開になっていくのか想像できないが、かなり楽しみであることは事実である。

 来週からゴールデンウィークに突入するが、今年は講習会や稽古三昧である。4/29(金)は「抜刀術特別講習会」4/30(土)はスクエア荏原にて「gold castle 殺陣&剣術スクール」の剣術クラスの講習を2時間おこな予定。相手を付けての組太刀稽古に時間を費やしたい。会場が広いので集中できればかなり組太刀が進むように思う。そして5/4は「GM happy コラボレーション 『杖術とヨガ』 」である。お申し込みはまだ受け付けておりますので、ご連絡お待ちしております。

 気が付けば外が明るくなり、小鳥が鳴き始めた。さすがにこのままでは徹夜になってしまうので、そろそろ寝よう。


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2016-04-25(Mon)
 

ALL BLACK

 本日は品川区総合体育館でgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。今日は偶然にも参加者全員の稽古着またはシャツの色が黒色であった。本日は体験参加の方がいなかったので、一時間半の講習の中で色々とおこなっていただいた。以下が今日おこなった内容である。
「ラムダ」
「大の字」
「一本足持ち替え」
「水車」
「開き打ち」
「向き変わりの巴」
「四方突き」
「扇足」
「剣山」
「後ろ廻し打ち~引き手追い打ち突き」
「十五連円打」

これまでおこなってきた内容の一部であるが、これ以外に思い浮かぶ中で今までおこなってきた内容をザッと書き記すと、
「本構えからの打ち」
「下段からの突き」
「本構えからの突き」
「廻し打ち」
「下三方突き」
「裏車」
「倒れ雀」
「螺旋廻り」
「杖主転廻」
「十一連続動作之型」
「繋之型」(つなぎのかた)
「開き打ちからの展開」
「裏車からの展開」
「裏車からの展開 其の二」
「横払いからの展開」
「下段抜き」
「影踏」
「巻き落とし突き」
「撥ね払い突き」

こうして思い返すと杖術だけで色々とやってきたように思う。今後は様子を見て、これまでおこなってきた体操の変わりに、杖の単体技をおこなおうと思う。それぞれの動きを見て、次に進めるところと、まだ継続しておいた方がいいものの見極めが重要になってくる。

 今おこなっている組稽古では、相手との間合い、相手とのタイミング、それらを相手を観ておこなうことが重要であり、互いに相手を観察し、自分にとっての動きというのは、相手にとっての動きでもあり、逆に言えば、相手がやりにくい動きは、自分もやりにくい動きとなり、そこを変えて行かなければならず、これは身体能力とは別次元のものである。今後はこういった組稽古を継続しておこなっていくので、これまでとは変わってくる部分も起きうるかもしれない。だが、相手が付いての稽古では情報量が増えてくるので、その情報にどこまで身体が対応していけるか、その対応をコントロール出来るように稽古していくことが重要である。

 十五連円打では、まず動きを覚えることが大変かもしれないが、動きを覚えたら次に、速くおこなうことではなく、形がちゃんと出来ているかに目を向けて、手首の角度、腕の張り、膝頭の向き、腰の沈み具合、杖と脚部の調和、など覚えたところから始めなければならないことなので、その先にある精妙な速さを求めるには、ゆっくりと粗を出して直していかなければならない。

 今日は、この十五連円打がそれぞれにジックリ稽古出来たように思われる。元々は八連円打であったのだが、十一連円打となり、今年1月のハピコラ前夜に十五連円打までが突然浮かんできた。杖の打ち合う場所、間合い、相手とのタイミング、それらを互いにコントロールしながら、さりげなくリカバリー出来る対応力を上げて、どんな相手でも合わせられるように動けることが望ましい。それはつまり、組稽古でありながら、相手との呼吸を合わせ物事を前に進める訓練にもなっている。身体能力とは次元の違う部分の稽古であるので、それぞれにそこを見つけていただければと思う。

 そういう意味では、呼吸の合わせ方が抜群のSさんに会場の空気が笑いに包まれ、今日はかなりの部分をSさんにお任せしてしまった。いつもながら、相手を思いやる優しい心にSさん独特のユーモアが混じり、こういう方の存在は非常に大きいと思わされてしまう。もちろん、その他にもベテランメンバーの方や、新しいメンバーの中にも、周りを和ませる雰囲気を持った方がいらっしゃるので、ほんの少しだけいじらせてもらいながら、毎回楽しい講習をおこなわせていただいていることに感謝しております。

 明日は、夕方と夜間続けて総合体育館剣道場でおこないます。会場移動がありませんので、夕方の部終了後、稽古しても構いませんので、ご質問のある方は指導いたします。もちろん夜間の部が終了しても、時間の範囲内で見ることは出来ます。

 明日も体験参加の方が多いかと思いますので、講習が始まるまでの準備や、他の生徒さん達を伸ばすためにしっかり見て上げられるように気を引き締めて取り掛かからなければならないと私は思ってます。


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2016-04-24(Sun)
 

新、稲妻抜き

 明日は7時に起床しなければならないが、すでに1時を回っている。よく体が持つなあと思うが、脳が忙しく活動しているのを感じる。

 今年の4月26日で、武術を始めて7年となってしまうが、あっという間に感じる。つい最近まで、人に聞かれた際に2年半です。3年です。というふうに答えていた記憶がそんなに古く感じていない。毎年、年数と今の自分というものを比べて危機感を感じながら稽古を積んできているが、ここ3年程は同時に指導者として比べること、現在の環境について比べることとしている。今日は高田馬場の稽古が終わり、更衣室でご年配の剣道家の方に声を掛けられ、私の武道具を見て、「居合いですか?」と聞かれ、「居合いもやっています。」というふうにお答えすると、興味を持たれたのか、「他には何が入ってるの?」と聞かれ、着がえも終りかけていたが、「はい、杖と木刀が何本か入っています。」とお答えしたところ、「剣道やらない?」と誘われてしまい。苦笑しながら「剣術をやっているものですから・・・」とお答えし、「他でも教えているの?」とさらに深く聞かれたので、「はい、土曜日と日曜日に品川区の方で教室をおこなっています。それと高齢者住宅の方でもおこなっています。」と言うと、もうその方の興味が止まらなくなったのか、「何人ぐらいいるの?月謝は?」となったので、正直にお答えしたところ、「・・・・・・。」となり、ようやく話が収束した。

 今日の高田馬場での稽古では、昨日約4年振りに手にした鹿島神流の木刀による組太刀稽古を昨日に続いておこなった。打ち合った際の白樫の響きは記憶していた以上に物凄く、カンカンカンカンカン・・・・・・という響きがその都度十回以上木霊のように鳴り響き、鼓膜に振動が伝わるほどである。やはりこの木刀による稽古は正解であったと実感出来たのは、W氏との袈裟斬りについて、これまでおこなていた右腕の押し込みを見直す必要があることが分かった。腕力に頼った力ではなく、身体のまとまりと手の内の微妙な関係、また力の方向によるエネルギーの通り方がこういうタフな木刀では確認出来るので、誤りを見直すにはこういう稽古は重要である。

 次に胴斬りについても新たな展開があった。相手の胴に深く斬りこむための軌道を見直さなければならないことに気が付き、そのためには、脚部の出し方と廻り込む位置関係が、横向きに斬るという思い込みを見直さなければならないと感じたのである。さらにこの方向の変化により、斬りの威力も上がったので今後は正対する相手の対し、どのように軌道を通さなければならないかということを稽古していきたい。

 そして今日もっとも大きな収穫があったのは、高田馬場で始めにおこなっていた研究稽古の際に、フト久しぶりに稲妻抜きに取り組んだのであるが、どうにも腕だけで抜いている感じがあり、昨年末頃までおこなっていた、右前足による重心側からの移動による斬りおとすような稲妻抜きでは体幹のまとまりと初動からの速さはあったが、誘いに掛けた右手が相手の小袈裟をかいくぐる事が難しいので、この感覚を諦め、あまり好きではない以前の形(動画にあるものは以前の形)に戻したのであった。だが、二尺七寸の居合刀では、この動作では腕に負担が掛かりすぎ、今年になってほとんどこの稲妻抜きをおこなわなかった(今年はまだ抜刀術特別講習会で稲妻抜きをおこなっていない。)私にとって、数ある抜刀術の中でも稲妻抜きはもっとも思い入れの強い抜刀術であり、その理由は自分でも分からないが、これまでにもっとも稽古をしてきた技でもある。

 そういったなかで、4ヶ月経ってようやく手首の調子が良くなったので、稲妻抜きをおこなったところ、フトこれまでと違い右足前の構えを左足前に変え、初動が右足から動くのを左足に変えてみた。これまでは右半身が居着くため、右半身から先に動くことを変えなかったのであるが、この数年間の間に身体の使い方が変わり、左半身が右半身をくっつけて移動出来るようになってきたので、剣の軌道と、脚部の調和、誘いの感じと、千鳥足を廃し、股関節を深く屈曲させ腰を落した感じが、自分がこれまでおこなってきた稽古からつながっている形であることが確認出来たので、稲妻抜きに大変革が起きたのである。構えの足が逆になり、動き始める足も逆になると、もはやこれまでの稲妻抜きとは別物と言えるかもしれない。だが名称を変えないのは、剣の軌道がこれまでの稲妻抜きと同様であり、その軌道から付いた名前であるため、この軌道である限り名称は変えないことにしたい。

 潜龍出池や稲妻抜きは甲野善紀先生の歴史ある抜刀術の一部であるが、現在私がおこなっているこの二つの抜刀術は、大きく形が変わってきたように思う。今後その他の抜刀術も含めどのように変化していくか、あるいは全く新しいものに気が付くか、その辺のことは先にならないと分からないが、今日の稲妻抜きの大変革にはなかなか興奮が治まらなかった。今度おこなう4月29日の抜刀術特別講習会までにもう少し精度を上げておきたいところである。

 夜は住吉にてH氏と稽古。そのなかでフトおこなってみた、斬り結びから、片手斬り上げによる返しの胴斬りが、剣術としても新たな試みとして今後片手打ちというものが、次の動作に対する詰まりにくさにもなり、案外有効であるかもしれないと感じた。抜刀術の抜付では片手斬りであるため、今後動きの特性や力の伝わり方を研究して、片手による刀法というものも研究する価値がありそうである。

 昨夜は青木さんと電話で長話をし、そのあと私の頭が誰かにジャックされたかのように、一瞬で何かが浮かんできた。見えてくるものと、勝手に浮かんでくるもの、なんだか不思議な気がするが、そんな時、私は誰になっているのだろうか。

 すでに2時を回ってしまった。そろそろ溶けるように寝よう。


 2016年4月29日 抜刀術特別講習会 【お申し込み受付中】
 2016年5月4日 第7回 GM happy コラボレーション
 「杖術とヨガ」
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 金山剣術稽古会 【会員希望者受付中】
 4月稽古日程
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2016-04-22(Fri)
 

思い出は心の中に、取り入れるものは新しいものを

 桜が散り終え、ひとときの華やかな景色が一変したが、窓から眺める陽射しの明るさに、次の景色を期待させられてしまう。こういう一年のサイクルを何十回と経験していくのであるが、まだまだ自然に関して知らない事が多い。だがそのサイクルは華やかなことばかりではない。天災も繰り返される。喜びや悲しみというのは、自然のサイクルと関係しているが、ひとの人生というのは今後どのように繰り返されていくのだろうか・・・・・・

 ひとがひとを認識し、ひとであるための世の中でありつづけてほしい。輪廻転生というものがあるのかどうかは分からないが、自然と協調していけるサイクルをともに歩んでいくしか方法はないと思う。

 さて、まずは昨日の金山剣術稽古会から。

 昨日は、高田馬場にて私自身における鍛錬稽古をおこなった。たまに無茶をするような稽古を自分に課すこともあるが、最近はあまりおこなっていなかった。昨日は大したほどではないが、普通の感覚に留まっていることはマズイので、どこかでリミッターを外さないと私自身としては後ろめたい気分になってくる。以前、鹿島神流の木刀で「四方斬り」をノンストップで30分間おこなったことがあったが、その後頭痛が治まらず、大変であった。道衣に袴と一本歯の高下駄を履き、居合刀一本だけ持って、終電近くの電車に乗り、とある私設図書館で一人朝まで抜刀術稽古をおこなったこともあった。同じく朝まで手裏剣術の稽古を3.300打剣おこなったこともあった。

 今の現状は、当時と違いほぼ毎日稽古をおこなっているので、無茶をする必要が無くなってきたようにも思える。だが、そんなことでは、普通の感覚から脱することが出来ないので、今の状況で出来ることを今後見つけて行きたいと思う。

 研究稽古の中で、上体の各部収納に関しては、重心位置と、詰まりが問題となってくるため、そのあたりを今後どのように解決させるかを探っていきたい。いずれも重要な初動に影響してくる。だが構造的な強さは実感出来るので、そこをどう併せ持つことが出来るかを検証したい。

 後ろ脚の寄せは疎かに出来ない。身体の移動に伴うエネルギーの抽出に関係してくるものと思う。今後は後ろ脚の寄せのための調和を検討したい。

 久しぶりの鍛錬稽古であったが、やはり蟹と雀と蛙の継続による効果は実感した。今後の剣術稽古が楽しみである。

 剣術に関しては、初動までの意識と、詰まりの連鎖がおこらないための最適なところ。これに関しては感覚が一定的ではないので、その日、その時によってどう探していけるか、私なりに深めていきたいところである。鍛錬稽古の後、一般的な普通サイズの木刀にて高速四段斬りをおこなったが、あっけにとられるほど簡単なものとなり、この感じは自分でも何なのだろうと苦笑いしてしまう。

 小一時間ほど研究稽古をおこなったのち、18時にR君が訪れ個人指導となる。かなり早いペースで覚えてきているので、長い目で見た時に、「必要なものとは、何か?」ということを、私自身も考えながらジックリとこの稽古時間を大事にしていきたい。

 澄んだ瞳の少年には私も心が洗われる思いがし、稽古が終ってまるで初詣の帰りのような清々しい気持ちとなり、しばらく武道場で他の団体を眺めながらその余韻を味わった。

 習得の早さには心の在り方も大きく関係している。だが心というものは自分だけで育てることは出来ない。親の教育、学校の教育、社会に出てからの教育、友人知人恋人の影響、強い時もあれば弱いときもあり、その時々に於いてどう心が養われていくのか・・・・・・

 逆境に対し、どうその問題に向かって立ち向かっていくのか、その方法と実践が、武術稽古には多分に多く含まれており、私が師事している甲野善紀先生は、常に厳しい状況設定の中で技を開発されており、そういう姿を直接拝見することで、私自身武術稽古に対する心の在り方というものも感じ取っているのかもしれない。そういう意味では、直接お会いして稽古や講習会に参加するということは非常に得がたい経験である。

 そして本日の「高齢者のための剣術教室」では、今日から「八連円打」をおこなうこととし、今日は六連円打までをおこなった。今日は前回まで続けておこなった組稽古「開き打ち~外し巴打ち」はおこなわなかったが、剣術で「抜付之型」の速度を速めておこなった。

 帰宅後は、衣替えとともに断捨離を決行した。これまでにも着ることがなくなった衣類をかなり捨ててきたが、今回はさらに処分した。万年しまったままのものは、もう処分しても後悔はしないだろう。

 今回は「ながら日記」となってしまい、いつも以上に取り留めの無いものとなってしまったが、もう少しゆったり自分の時間を使えるようにしたい。日常のスケジュールも断捨離が必要なのかもしれない。


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2016-04-20(Wed)
 

3度目の春花園 BONSAI美術館を訪れて

 先日4月16日に春花園 BONSAI美術館でおこなわれた「第10回北村社中展」を見に行ってきた。昨年12月23日以来となるこの場所は変わらず素晴らしい空間であり、この自由さと美意識を高次元で併せ持つ完成された敷地内に入ると、なんとも清められた気分になってしまう。これだけの器に入ってしまえば、全ての諸事は安心して行われるものとなる。そうした全ての品位を飾り気なく演出出来る空間というものは滅多にないものであり、私が一年前に行われた同イベントでこの空間に強く惹かれてしまったのはそう意味からであると、先日訪れた際にあらためて気づかされたのである。

 積み重ねてきたものから、余計なものが取り除かれていき、自由さの中に、潔さや覚悟というものが混在されており、そこに美意識という現代人があまり意識しなくなった生き方というものが観えるようである。

 今回は、第3回&第4回 GM happy コラボレーション「剣術と立ち回り」でお力を貸していただいた青木賢治さんとともに参加した。青木さんとは半年振りにお会いする事となり、一年の半分も間が空いてしまったことに驚いてしまった。だが、青木さんとはかつて武術稽古を通じて剣術、抜刀術、示現流、などかなり激しくやり合った中でもあり、その技量は当時一緒におこなっていた人達の中では群を抜いていた。昨年、青木さんからメールで「金山さんがおこなっている抜刀術を今度の演武でおこなってもいいですか?」という連絡をいただき、私としては断る理由などないので、「私に断る必要などありませんので自由にやってください。」とお伝えしたように記憶している。それから、しばらく経って青木さんから連絡が入り、2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝というご報告を受け驚いた事は記憶に新しい。

 そういうことがあり、武術稽古で激しい修練を重ねた相手でもある青木さんの実力を、その実績とともに私が関っている人、またはこれから関わるであろう人とご縁がつながればという思いから、コラボイベントを企画したのであった。今回、半年間間が空いてしまったが、2016年7月18日(月)海の日に、品川区総合体育館柔道場にて、4時間(途中休憩30分)かけて作る立ち回りを企画している。今回は準備期間に3ヶ月という十分な時間があるため、私と青木さんの力を合わせて、これまでおこなった2回の経験から、完成度を求め、さらに剣術という本来伝えるべき身体操法というものを、シチュエーションの中でどのようにアレンジしていくか(すなわちそれが殺陣というもの)ということが、本物の武術というものから映画において成功している海外の作品において、低迷する要因がチャンバラにある今日の時代劇における私が感じる違和感である。CGというものが無い時代には、役者が修練し、それぞれに剣術を学び、観ている人が憧れ真似をしたくなるような技量に至った俳優は少なからずいた。もっともこのことは、私がかつてお世話になった方が教えてくださったことであり、その考えを私のものにしておこなうつもりは全くないし、そういった野心的なものは一切ない。ただ、俳優の榎木孝明さんも危惧されている時代劇再生運動には大いに賛成するものであり、そうした全体的な考えの統一でなければ、国をあげて世界に再び賞賛を浴びる本格時代劇の復活は難しいだろう。なによりエンターテインメントという圧倒的に人々の目に留まる情報伝達の中に於いて、剣術を文化として伝え、身体を通じ学び発掘していく若い人材を育てるには後世のためにも、一個人、一組織の利権に関るようなものであってはならない。

 話が大きくそれてしまったが、青木さんとともに館内に入った際には、墨彩画家 西松凌波先生によるデモンストレーションの真っ只中で、多くの方が一斉にお座敷を取り囲む形で、お着物に筆を入れるという大胆かつ珍しい光景に目を奪われた。昨年は私一人で訪れたが、今年は組紐を展示された細谷さん、仕事前に足を運んで下さったHさん、水彩画などを習われているご婦人Oさん、着物姿が素晴らしかったFさん、同じく着物姿がたいへん似合うIさん、そして今回ともに訪れた青木さん達とともに楽しい空間で時を過ごすことが出来た。また組紐やお抹茶点前を煎てて下さった橘田さんとも久しぶりにお会いする事ができ、そして今回の主催である北村さんともご挨拶をすることが出来て嬉しかった。春花園館長小林さんの奥様にもご挨拶ができ、今回でこのイベントが一区切りとなってしまうことが大変残念であるが、良き出会いというのにはこういう寂しさというのが付き纏うものである。

 今回はお抹茶点前に加えお煎茶点前まで体験することができ、幸いにも西松凌波先生と同席となり、知らないものの怖さとも言うべきか、私が正客となる配列で席につかせていただいた。だが、堅苦しいことはなく有意義に学ぶこと感じることの多い四畳半の空間であった。

 気がつけば3時間が過ぎており、1時間程の滞在予定であったが、あっという間に時が過ぎていった。今回は、帰りにどこかで青木さんと打ち合わせを予定していたのであるが、今日はもう十分過ぎるほどのインスピレーションを感じる事ができたので、帰りのバスの中で青木さんに、これから打ち合わせなど野暮なことはやめましょう!(笑)という、青木さんをお誘いしたのにこれは酷い言い草だなあと自分で気がついたが。青木さんも興奮冷めやらぬ状況で、しばらく体内に残る感覚を整理されているような印象を受けた。そういう意味で青木さんは、韓氏意拳や剣体研究会などで学ばれており、感覚に対する感性は非常に高い。

 総武線小岩駅から新宿駅までの間に、自然と打ち合わせになっていったが、今回春花園で受けたインスピレーションは、大いに参考になった。そのことを感性の鋭い青木さんとともに体験出来たことは何よりであった。ジックリと煮詰めて技術と経験に感性を加えたものを大事に、集約していけるものとして創り上げていきたい。

 最後に、2016年4月16日に春花園で撮っていただいた写真を掲載いたします。


2016.4.16 春花園①


2016.4.16 春花園②


2016.4.16 春花園③


2016.4.16 春花園④


2016.4.16 春花園⑤


2016.4.16 春花園⑥


2016.4.16 春花園⑦


2016.4.16 春花園⑧


2016.4.16 春花園⑨


2016.4.16 春花園⑩


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2016-04-18(Mon)
 

強風吹き荒れる日曜日

 強風吹き荒れる本日は、久しぶりに午前の部、品川区総合体育館と夜間の部、戸越体育館という間が空いた時間帯での講習をおこなった。今日は新たに剣術の組稽古を考案したものをおこなった。これまでに一人でおこなう型稽古を幾つかおこなってきたが、杖術も含め、今後は組稽古をおこなうことで、より武術稽古の厳しさと相手が付くことで考えなければならないことなどを伝えていきたいと思う。

 今夜は少し文章がキツくなるので(かなり削除した)そうならないように簡潔に記したい。

 午前の部よりも夜間の部は5名程参加人数が多く、戸越体育館はかなり混雑した。しかし、生徒達も成長してきた方が増えてきたので、以前に比べ講習がスムーズにおこなえるようになった。

 午前の部では、ご婦人Oさんの袈裟斬りでの刃筋が、以前に比べ見違えるように安定してきた。胴斬りは課題であるが、脚部を中心とした全身運動となるので、この動作は継続しておこなう。正面斬りに関しては、自宅での稽古が見受けられるように良くなってきた。

 後方突きのFさんは、今回納刀も上達されており、自宅での稽古の成果ががここで見受けられた。今後の成長が非常に楽しみである。

 男性陣も着実に成長してきている。Nさんは力みも取れ、動きに余裕が見られるようになった。今後もっとよくなるだろう。

 同じく男性のHさんは、あまり注意しなくて逆に申し訳ないが、吸収の仕方が素晴らしいので、このままドンドン進んでいっていただきたい。

 夜間の部では、いい意味での学びとなった方々もいて、先週の土曜日に予感した事になったが、これはこれで学ばなければならない重要な経験でもある。今後に期待したい。

 私がおこなうGM happy コラボレーションでは、その人の技術を純粋に、場を設けてご紹介したいということで企画したものであり、そこに参加される方が求めるものは、その時間内にどれほどの技術を教えてくれるか見せてくれるかということであり、供給できる実力者の存在というのは、需要を生み出すものである。このハピコラは、誰の目線になっても損をしない楽しめるものであり、そこには、その人柄というものが大きく関ってくる。供給出来るものもないのに需要を求めたり、供給が不足している分違うことで取り繕うとすることも、そのうちに尽きてくるだろう。何をしなければならないのか・・・・・・需要に答えられるべき供給をすることである。

 とにかく、これから時が経つにつれ背負っていかなければならないものを、軽んじてはならない。時が経つにつれ通用しなくなってくるものもある。逃げ場を絶ち、保険を掛けずに、自分がどう見られるかより、相手をどう見ていくかということに重きを置き、歳を取って自己反省、自己改革が出来ない、いつから完成されたの・・・?というべき大人の仲間入りをしないように、感覚を養っていくことが誰にとっても欠かしてはならないことであると思う。


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2016-04-18(Mon)
 

熊本の地震

 一昨日4月14日の夜に熊本で震度7の地震が発生したと思っていたら、今朝テレビをつけてさらに16倍大きな地震(阪神淡路大震災と同規模かそれ以上)が未明に起きたというニュースを見て、5年前と同じくテレビを見てゾッとした。再び福岡にある実家に電話したが、やはりかなり揺れたようである。熊本ではこの二日間ずっと揺れっぱなしで、被災されている方々は気が気でないだろう。また、熊本出身の方や、親戚や身内の方、知人が熊本、大分にいる方も気が気でないだろう。私も親戚が熊本にいるが今のところは大丈夫だと聞いている。5年前の3.11でも同様に2日前に前震があったようである。私が福岡に住んでいた18年間は大きな地震を体験した記憶はない。あらためてこういう地震が起こると、どこに住んでも安心出来ないものだと思わされてしまう。

 今後この地震の影響がどういった形で展開していくのか分からないが、雨による土石流などこれ以上被害が大きくならないことを祈るしか出来ない。大地の境目による被害の影響というのは、この日本に住んでいる以上覚悟しなければならない。そういう意味では、「原発」というのはライフラインも含めとても安心出来るものではない。防げないものの上に住んでいく以上、防げるものを防がないというのは愚かである。

 とにかく、これ以上の被害が大きくならないことを願うばかりである。

 本日は「春花園 BONSAI 美術館」での展示会等イベントに行ってきましたが、日をあらためて書かせていただきたいと思います。


2016-04-16(Sat)
 

夢中になるための方法

 桜の満開から一週間、本日の「高齢者のための剣術教室」では今日で3回目となる杖と木刀を使っての組稽古をおこなった。今日はほぼこの稽古に時間を費やしてしまい、休憩もいつもより一回少なくなってしまったが、それでも皆さん熱心に取り組んでいただいた。とくに、片足立ちのバランスが良くなってきたNさんは「もう、血がさわいじゃって・・・!」とおっしゃるほどに、後半は動きが見違える程に速くつながってきた。DさんとSさんペアは、驚く程の飲みこみの早さで相手の動き、自分の動きの意味合いを理解しながらそのタイミングで動くことが出来ているので、おそらくこの教室以外の方がこの組稽古を見たらさぞ驚くことだろう。

 Nさんから私のアシスタントと思われていたWさん(Ⅰ美姐さん)は、やはり腰の安定感が良い。その腰の安定感には足と膝の動きが重要であり、やはり日本舞踊をされていた方の足腰の使い方は共通する部分が多い。

 このクラーチ剣術教室の面白いところは、どこまで皆さんが出来るようになるのかがまるで未知数であり、それと同時にどのような講習内容になるのかも、皆さんの成長具合によって私の考えが日々の稽古の中で浮かんでくるので、これもまた未知数なのである。今年の8月で丸2年となるが、今おこなっている組稽古や抜付之型など、まさかおこなうようになるとは思わなかった。初めの内は、杖(じょう)だけの講習であったが、杖の稽古をおこなっているうちに、段々と身体の使い方が面白くなり、徐々にではあるが不安が解消され僅かながらも自信が付いてきたように思う。しばらくして、鞘付き木刀を使っての、抜かない抜刀と納刀を、それぞれ横向きにおこなったり、上下に逆手でおこなったり、前後におこなったりして、鞘引きと体の開き、肩甲骨の寄せというものを、体操的にゆっくりと、切っ先が鯉口ギリギリのところまできたら、逆動作で戻していくということをおこなっていくうちに、「最後まで刀を抜きたい!」という雰囲気が伝わってきたので、次に全部抜いていただくようにおこなったところ、これまで止めていた分、皆さんドンドン抜刀しはじめたのを記憶している。この時の皆さんの様子には、開講間もない木刀を手にしたときの、「こんな重たいのを持つの・・・」という反応の影響は微塵も無かった。

 慣れてしまえば、夢中になって杖や木刀を振ってしまうものである。その夢中になれるということが最も重要であり、いくら効果があることをやろうと思っても、夢中になれるほどのものというのはそんなにないのではないだろうか・・・・・・

 身体を使いその動かし方を身につけるだけでは、まだ足りないものがあるように思う。武術としての目的を心得ながら、相手に対し制する気持ちと、稽古として互いを伸ばしていく気持ちが、自身の身体操作だけでない総合的な判断の中でおこなわれているからこそ、強い気持ちと、優しい気持ちと、自身に対する厳しい気持ち、などさまざまな感情が、プラスに働いていることを実感出来たときにおそらく夢中になれるのではないだろうかと私個人としてはそう思う。

 おそらく今後、組稽古を通じてより空間というものの質が向上してくるように思われる。これはどこの講習現場でもそうであるが、どうしても初めは自分の好きなようにやってしまうので、なかなか進まないものである。この組稽古が良くなるには、相手を理解することが避けては通れない上達への道である。

 講習後はレストランで春の特別弁当をご馳走になり、褒め殺し&アイスクリームという面白い展開(意味が分からなくてすみません。)になったが、来年の桜が満開の頃にも、こうして皆さんととももに、新しい動きを身につけて楽しい時間を過ごせればと思う。

 午後からは高田馬場で2時間研究稽古をおこなった。今日は抜刀術においてまた一つ得るものがあった。今回は首と肚の関係に身体が気付いたこと。動きの質は以前よりも向上してきたが、身体に馴染ませるまでまだまだ稽古を重ねていかなければならない。以前よりも速くなったし、再現性もあるが、なぜだか感動が無い。それがなぜだか分からないが、それを知るためには稽古を重ねて行くしかないだろう。肚の感覚は、この抜刀術において今日さまざまに感じ始めたということに関して初めての日だと思う。先日の井上さんとの稽古がなければ気付かなかったであろう。これが錯覚でなければいいが、少なくとも今日の感覚では、結果となって実感出来た。もしかすると、肚の感覚と信仰は身体が表す結果に密接な関係性があるのかもしれない。


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2016-04-13(Wed)
 

2016年5月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

『 金山剣術稽古会 』 に関する見学、または参加希望の方はこちらのブログにある
【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。
詳細につきましてはこちらをご参照下さい。
http://kanayamatakayuki.blog.fc2.com/blog-entry-609.html
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)


『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』 の詳細やお申し込みにつきましてはこちらをご参照下さい。
http://www.tate-ken.com/



                            

  5月1日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                15時00分~17時00分
                品川区 戸越体育館 剣道場
              
                18時30分~20時30分
                品川区 戸越体育館 剣道場
              



  5月2日 月曜日   『 金山剣術稽古会 』
                17時00分~21時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場




  5月3日 火曜日   『 金山剣術稽古会 』
                14時00分~16時00分
                17時00分~19時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場




  5月4日 水曜日   『 第7回 GM happy コラボレーション 』
                「杖術とヨガ」

                18時30分~20時30分
                品川区 総合体育館 柔道場





  5月5日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                14時00分~16時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場

                19時00分~21時00分
                江東区 スポーツ会館 剣道場




  5月6日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                17時00分~21時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場




  5月7日 土曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                15時30分~17時00分
                品川区 戸越体育館 剣道場              




  5月8日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                12時00分~14時00分
                品川区 総合体育館 剣道場
              
                18時30分~20時30分
                品川区 戸越体育館 剣道場
                            



  5月9日 月曜日   『 金山剣術稽古会 』
                17時00分~21時00分
                新宿スポーツセンター 第二武道場




  5月10日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』
                 10時00分~11時30分
                
                 『 金山剣術稽古会 』
                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場




  5月11日 水曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場




  5月12日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場

                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場




  5月13日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
              



  5月14日 土曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時30分~17時00分
                 品川区 総合体育館 柔道場              




  5月15日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時00分~17時00分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              
                 18時30分~20時30分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              



  5月16日 月曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場




  5月17日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                 10時00分~11時30分
             
                 『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場

                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場




  5月19日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~17時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
             
                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場




  5月20日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
  
            


  5月21日 土曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時30分~17時00分
                 品川区 戸越体育館 剣道場




  5月22日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時00分~17時00分
                 品川区 総合体育館 剣道場
              
                 18時30分~20時30分
                 品川区 戸越体育館 剣道場

 


  5月24日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                 10時00分~11時30分
             
                 『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場

                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場

 


  5月25日 水曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場




  5月26日 木曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
             
                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場




  5月27日 金曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場
                



  5月28日 土曜日   『 抜刀術特別講習会 』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 総合体育館 剣道場
                 15時00分~懇親会





  5月29日 日曜日   『 gold castle 殺陣&剣術スクール 』
                 15時00分~17時00分
                 品川区 総合体育館 剣道場
              
                 18時30分~20時30分
                 品川区 総合体育館 剣道場




  5月30日 月曜日   『 金山剣術稽古会 』
                 17時00分~21時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場




  5月31日 火曜日   『 クラーチ剣術教室 』              
                 10時00分~11時30分
             
                 『 金山剣術稽古会 』
                 14時00分~16時00分
                 新宿スポーツセンター 第二武道場

                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場







※新宿スポーツセンターでの稽古時間は
(月曜日・金曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間でおこないます。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分となります。 

※江東区スポーツ会館での稽古時間は
19時00分~21時00分となります。

<新宿スポーツセンターでの稽古日程>
①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日・金曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日・金曜日)

いずれかの時間帯でお越し下さい。
完全予約制ですのでお早めにご連絡下さい。
初めての方はこちら『 金山剣術稽古会について 』をご参照のうえ【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【 お問い合わせ 】よりお受けいたします。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2016-04-11(Mon)
 

相手を制し、相手を引き出す稽古

 4月になりgold castle 殺陣&剣術スクールにも新しい人が増え始めてきている。今日は初参加の方で武道具に稽古着まで全て揃えられる方が2名いらした。今日の会場は初めてとなる石川記念武道館で開催した。懐かしい小学校時代を思い出すような時代を感じる施設に、思わず職員の方に「ここの雰囲気は良いですね。まるで小学校の頃を思い出します。」と言ってしまったが、私の故郷にはもう、かつての小学校と中学校は遥か昔に無くなっており、思い出は記憶の中でしかなく、今日の会場で、下駄箱の感じや、扉の感じ、トイレのタイルに、スリッパの感じ、水道の蛇口や部屋を表示する表札の雰囲気、今では少なくなった大きな非常口のマーク、職員の方が「古さでは結構上のほうだと思いますよ。」と仰っていたので、そうだろうなあと思った。

 こういう少し離れた会場というのは、職員の方やここを使用している団体方の雰囲気も、都心部とはまた違った柔らかい感じである。いつか都心から離れた田舎で武術稽古をしたいと以前から考えているのも、こういう他人に対する接し方の雰囲気の違いから憧れとなっている。もちろんそうとは言えないこともあるだろうが、それでも、人が多いため情に薄くなりがちな環境より、人に会うこと自体が楽しく思えるような決まりごとの範囲を超えた、人が人に接する当たり前のことが自然におこなえる環境というものに自分の身を置きたいという憧れはある。ああ、のちに訪れるスク○ア○原はそういう訳にはいかないのだろう。むしろそのギャップを楽しめるほどに受け止めたいが・・・・・・

 今日の剣道場は3階にあり、普段地下の会場でおこなうことが多いので、自然光が一杯に入り込んで明るい空間の中、天井には扇風機が8基設置されておりエアコンと違って天井から吹き付ける自然な風がなんとも心地よい。床はニスが塗ってあるが、年季が入っているので程好い滑り具合となっている。そして床が結構傾いており、武道場の端に置いておいた杖が真ん中付近まで勢いよく転がっていった。またいつか、品川区で会場が押さえられなかったら(スク○ア○原は空いていたとしても)こちらの施設を使わせていただきたいと思う。

 最近は組太刀、組杖稽古をおこなうようになり、どうも形にこだわることが、武術の目的として意味をなしていないように感じられ、もちろん身体の使い方というものは重要であるが、相手を制するということが大前提としてあるので、「そんな終わり方では終れませんよ」という状況が、私がこれまでおこなってきたユルさとして大きなツケとなってしまっているように感じている。ここは、敷居を下げた空間だからとか、初心者にはそこまで求める必要が無いのでは、などという逃げには入りたくない。私の否を認め、気持ちを入れることを今後は伝えて行きたいと思う。

 だが、安易な気合は、気合を掛けることが目的のようになってしまい、精妙な動作という感覚から遠ざかってしまう恐れもある。力任せに力んでナンボの考えであれば、張り叫ぶように大声を出すのであろうが、それでは、精神論に思考が偏ってしまいがちになるので、気合の掛け方というものは慎重になりながらも、相手を制する手段としての意識付けとしては必要に感じている。

 組太刀稽古や組杖稽古で、互いに相手の動きを見ながら引き出せるところで稽古をしていくことが重要であると何度か記してきたが、上達の早い人や、上手い人というのは、どんな相手であってもその人にとって、前に進める稽古となるように導いていけるものである。ということは、相手の心理を読み解くという思考が先にあり、自分の事で一杯一杯になってしまい、相手の稽古にならないような勝手な稽古をいつまでも続けていてはならない。もちろん、こういう稽古は始めは皆そうなりがちであり、そこから進化していくことがこの稽古の最も意とするところでもあり、武術稽古から、相手を重んじる心や、人の気持ちを察する心というものにつながっていかなければならない。上手くいかなくて、相手に迷惑を掛けているのではと思われる方もいるかもしれないが、最初から出来る人はほとんどいないので、相手との関係性の中で互いに協力し合い、引き出せるための稽古をおこなうことが重要である。

 武道武術が身体を使う実践稽古として教育に求められるものは、勝つことや段位の習得によるものではなく、相手とともに成長していけるその瞬間をともに分かち合い体感することに大きな学びがあるのではないだろうか。そしてその成長の実感を得るためには、「道」以前の「術」としての技に対する飽くなき探究心であり、技術の追求が物事の解決策としての、聡明な思考法を育んでいくのではないかと考える。

 私も、空間によってはコミカルな動きになったり、冗談を言ってみたりさまざまに変化している自分を楽しんでいるが、自分をそうさせているのは、大きな意味での組太刀稽古や組杖稽古と同じである。その空間にとっての技の追求、意識の集中のためにはどう導いていくことが望ましいか、ときには厳しくなることもあるが、何かを守るためには相当な厳しさを持って望むこともあるだろう。自分の事ばかりを考えずに、相手を伸ばすこと、皆を伸ばすこと、そういった対応がその人その人によってさまざまにあるが、瞬時に確率と優先順位を判断し、その中でコントロールしていくということは、どの世界でも磨いていかなければならないものであると思っている。もう一つ付け加えるが、身体のいろいろなところを別々に動かし、動きの速度もそれぞれ違う中で一つの目的を達成させることを特に武術稽古では高度に求められてくるが、そうした動いている状況下での身体の把握とその時に出来る体捌きというのは、先に述べた瞬時に確率と優先順位を判断する訓練にもなっている。そうしたことを、笑いが溢れるような空間で、楽しみながら感じていけるというのは、これから私が武術稽古をおこなっていくなかでの重要な部分になっていくものだと思っている。


 2016年4月29日 抜刀術特別講習会 【お申し込み受付中】
 2016年5月4日 第7回 GM happy コラボレーション
 「杖術とヨガ」
 【お申し込み受付中】 

 金山剣術稽古会 【会員希望者受付中】
 4月稽古日程

 
2016-04-11(Mon)
 

だいじにだいじに

 本日は戸越体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。やりたいことは沢山あるが、1時間半の講習はあっという間に過ぎてしまう。後方突きのFさんが杖においても成長を感じられるようになってきた。聞いてみたところやはり家でも練習しているとの事。そういう方は、フト見た瞬間に「ああ、練習してきているな。」とわかるものである。今日おこなった、組杖稽古の「後ろ廻し打ち~引き手追い打ち突き」は、今まであまりおこなってこなかった、「互いに引き出し合うための稽古」としてのものであるが、互いのコミュニケーションが重要であり、それは言葉で交わすことより、相手を見て自分の動きを調整し合うものである。これは、そう簡単に出来るものではなく、組太刀稽古、組杖稽古における、最初に訪れる課題である。

 後方突きのFさんがこのところ成長してきているので、軸がしっかりしているもう一人のFさんも引っ張られるように前に進んで行けるだろう。今日は久しぶりにIさんが参加され、意欲的に取り組まれており、今年から社会人になられたHさんが丁寧にサポートしてくれたおかげでIさんも少しずつ覚えることが出来た。Hさんは今日も私に稽古内容のノートを持って、メモを取りながら勉強されていた。こうして、初心の気持ちを忘れずに、学ぶ姿勢にブレの無い姿は見ていて嬉しいものである。やはり、ただ単に技術を教えるだけでなく、「学ぶ姿勢」というものに目を向け、その人を見て今後の対処に努めたい。

 疲労というものは不思議なもので、気持ち次第で一気に吹っ飛ぶものである。先ほど1時前に関西に行かれたK氏から電話があり、甲野先生の講習会に参加された後の熱が冷めやらぬ状態であることが伝わってきて、私としてもK氏のエネルギーと情熱に嬉しい気持ちになり、疲れというものが一気に吹っ飛び、途中からこの日記をすこぶる気持ちよさで記すことになった(笑)。

 電話の最後で少しお話したが、今の時代情報が簡単に手に入り非常に便利になったが、良い文面に良いデザイン、さまざまなものがインターネットを通じて目に止まるが、実際に人に会いに行き、そこで何かを生み出せる人というのはやはり「信頼出来る人物であるか」ということであり、そこに関してはやはり会って見なければ分からないものである。

 以前、ある方が話されていたことを記憶しているが、「あからさまに褒めてくる人や、賞賛してくる人というのは、まず信用してはいけない。」と仰られていたことが、どうしてだか忘れることが出来ない。

 欲深くならずに、自分に出来ることを精進し、道に迷いそうになったら、行き急がず、周囲を見て自分の居場所を知り、そこで関わる人を大切に、大人になって信じあう仲間というのはそうそう出会えるものではないだろうから、だいじにだいじに、相手を思って生きていきたい。


 2016年4月29日 抜刀術特別講習会 【お申し込み受付中】
 2016年5月4日 第7回 GM happy コラボレーション
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 4月稽古日程

 
2016-04-10(Sun)
 

濃密なトリプルヘッダー

 本日は、11日ぶりに井上欣也さんと高田馬場にある新宿スポーツセンターで研究稽古をおこなった。たった11日しか間が空いていなかったのであるが、場所が高田馬場に変わったせいか新鮮な感覚で、いつものように進んでいった。

 中でも、井上さんから教えていただいた接触感覚と、私自身力みの悪影響をどのように変えていく必要があるのかというところで、納得のいく答えが見つかったように思えた。理解するというのは実に時間の掛かる事だと痛感した。今日のポイントは、接触面(点)何気無さ(飛ばす感じ)そう、この飛ばす感じというのが実に「なるほど!」というものであり、得物でもそうであるが振り下ろす最後まで身体が付き合ってしまうと、何とも重く遅いものになってしまう。初動が飛ばせれば、あとは違うところで働かせる必要があり、それぞれの役目というのが、その場その場によって細かく分かれていること。こういうことは昔から甲野先生が講習会などでよく仰っていたことであるのに、実感をもって理解するのに時間が掛かり過ぎてしまった。

 井上さんからは、以前から普段やっている何気無い動きということを教わってきたが、なるほど、力みなくかつぶつからずに進入していくには何気無く飛ばし、そこに導かれるように次の役目となる身体の使い方が求められる。おそらく少しは前に進めたのは、私の場合この身体のまとまりに関する姿勢に気付くところがあり、そうなれば腕は柔らかいほうがいいだろうという感覚になれた事から、理解につながってきたように思う。

 そしてそこからさらに今日の稽古で気が付いたことは、「浮木之腿」における重心位置の再確認であった。これは井上さんが私の重ねた両手を拳を付けた状態からドンと突いて来る稽古から気付かれたものであり、私としても以前住吉の稽古で、杖を打ち込む際の脚部の移動法について、今まで前重心過ぎていたのが真ん中に変えたことにより前方への移動が滑らかになり、真ん中重心にしたことで懸念があった後ろ足で蹴ってしまうというような事態にはならなかった。今回の井上さんの場合、前重心の意識が相手によっかかる動作になってしまうため、突いた際におけるエネルギーの伝達具合からその辺のことを直ぐに気付かれていた。このことは、私にとっても、相手を足元から崩すにはよっかかりのない重心移動でなければならないと思うし、最近私が感じている前脚で胴体を引っ張っていく感じが使えるように感じている。

 そしてさらに、「肚」の使い方に気が付くところがあり、それは腕が力んでしまうと肚の力が発せられないということ。上虚下実とはいうが、上は虚しにておかなければ、下の実が使えないということが今日の稽古で検証できた。

 今日は前回の交流稽古からたった11日しか経っていないのに、こんなにも重要なことが盛り沢山で得ることができ、これは近々税金を払わなければならない事態が訪れるかもしれないが、(いや、手首と首と胸椎の故障で前払いしていた。)まずは私が少しでも体術として今日得た重要な気付きの数々から進展していかなければならない。肚と腕の力みに関する関係性をもっと研究すれば、剣術や抜刀術でも大きな進展の可能性が拓けて行きそうである。

 井上さんにはあらためて重要な事を学ばせていただいております。井上さんのブログに、甲野善紀先生からの推薦文が掲載されておりましたので、このブログを見ていただいている方には、是非この甲野善紀先生からの推薦文を読んでいただきたいと思います。五ヶ月振りの高田馬場での交流稽古は懐かしい感じがいたしました。井上さん今回もありがとうございました!

 次に、19時から十一歳のR君がお母様とともに訪れ、お母様は道場から出られ、混雑した金曜夜の武道場内に二人っきりでのマンツーマン稽古となった。不思議なもので、私の中から剣術稽古というものの感じを思いださせてくれる、そんな雰囲気をもった少年であるので、この澄みきった少年の心を、今後どのように剣術稽古の中で昇華させていくことが出来るであろうか。

 今日は木刀による、「斬り割り」と「割り突き」をおこなった。目の前で木刀を振り下ろすと、間合いになれていないと、切っ先が目の前に来ると恐怖感が身体を反応させてしまうが、こういう木刀による組太刀稽古というのは、下手をすれば怪我をしてしまうという可能性が袋竹刀よりも高いので、十一歳のR君に、怖がらず気持ちが前に向かってくることが出来るかを試した。

 予想通り、直ぐに対応し斬り割り、割り突き、ともに初日にしては十分な進み具合となった。そして、今回木刀による組太刀稽古をおこなってみて、刃筋や反り、剣を乗せた際の滑り具合といい、真っ直ぐで革同士摩擦係数の高い袋竹刀よりも、真剣程ではないにしろ、重ねた剣の摩擦係数が低い木刀同士の操作というのは、今日の稽古で非常に重要であることが分かった。もちろん、打撲等の怪我のリスクが高まるが、間合いに対する感覚と、剣の精妙な操作感覚というのは柄が丸く真っ直ぐな竹刀よりも、楕円で反りがあり、刃と峰に僅かでもバランスの偏りがある木刀の方が、剣術稽古としては操作技術の習得に向いているように思う。袋竹刀を購入しようと考えていたが、このまま、木刀による組太刀稽古を、これまで使用している木刀と、今後購入予定の鹿島神流の木刀に分けておこないたいと考えている。

 抜刀術では、今日は幾つか気が付くところがあった。趺踞からの抜刀では、鞘引きをほとんどおこなわずに、後方への浮きによる重心移動でこれまでに無くスッと抜くことが出来た。また、R君に見せるために久しぶりにタオル抜刀をおこなった。今回は鞘付き木刀でおこなったので、難なくおこなえたが、久しぶりにおこなうことで抜刀の際の僅かな事であるが非常に重要なことが分かった。といっても、「そんなこと?」というレベルであるが、意外にそんなこと?が重要であったりする。

 しばらく私の中で眠らせていた、抜刀術の段階を上げていかなくてはならないと感じ始めており、ようやく身体の故障も全治したので、感覚的なものを呼び起こすためにそして新たな何かを手に入れるために精進したい。

 21時に稽古を終え、高田馬場駅で山手線に乗り、乗り換えのため新宿駅で降りた所10メートル程先に甲野先生を発見し、急いで「先生!」と追い付き、帰りの電車内で色々な技を見せていただくありがたい稽古時間となった。今日は甲野先生が池袋で講座をおこなわれていたので、おそらく帰りの山手線が運良く同じ電車であったのかもしれない。以前井上さんとも東横線内で若干稽古をおこなったり、先日は満員の喫茶店内で、私が同席した方を相手にさまざまに熱の入った稽古をおこなった。こうした試せる相手が居ればどこでも稽古となるのは松聲館流の習わしであり、私はそれこそ、道場外でも常住坐臥稽古していることが、その道を志すということなのだろうと思うのである。

 電車内では、甲野先生の掌に向かって突きを入れるのであるが、どういうわけだかそのエネルギーがぶつからずに、押し戻されてしまう。また、先生の腕を上から下へ払うのであるが、電車という近距離での小さい動きにも関らず、足元から浮かされてしまい、技を掛けている先生も笑ってしまうほどであった。さらには、先生の横に払う手刀を手で止めようとしたが、アレっ?っと思うほど何も出来ず、思わず、先生に「私は同化出来ません・・・」と、先日のメールマガジンに記載されていた森田真生さんが止めた例から思わずこぼしてしまったが、どうやらこれは最新の術理からなる払いであり、そのお話から、気配の無い突きとなり、私の顔の横を何度か先生の突きが通り過ぎていき、これにも全くなすすべが無く、思わず電車内であることなど忘れてのめり込んでしまった。

 そのなかで、人間の思う心とそれに作用する身体の働きということについてのお話が深く感じるものとなり、そこに今日井上さんから伺った、出来ないと感じた感覚が、出来るという感覚に変わったときは質が上がったということであると、以前井上さんが甲野先生から伺った言葉であると教えていただいた。

 先生をお見送りし、今日という一日の不思議さをあらためて思いながら、一つ一つの行動には意味があるのだと、武術というものに出会い、何かに身を任せるかのように、私自身の何かに向かって突き進んでいくのだと、揺ぎ無いものとして明日に向かいそして今この瞬間を生きている。 


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 4月稽古日程

 
2016-04-09(Sat)
 

五ヶ月振りの高田馬場

 基本的に外に出るときは天候に恵まれることが多いが、こと高田馬場での稽古に関してはどういう訳だか雨になることが多い。昨年の10月以来となる高田馬場の地へ足を運んだ。まず、ずっと工事をしていたビルが完成しており、横断歩道から見える景観が一変した。その他は特に変わったところは感じられない。

 新宿スポーツセンターでは、私が通うようになって2回(5年契約)運営会社が変わったが、運営自体おそらく大きく変わることはないだろう。武道場に入ると、天井の改修工事だったと思うが、見たところ天井に大きな変更は見受けられない。それよりも床が一新され、眩しいほどに大きく変わった。以前のようには滑らなくなったので、私としては非常に残念である。だが、ニスをかけていないので、足袋でも裸足でも問題ないであろう。

 武道場内のいつもの場所に荷物を置き、懐かしい気持ちになるかと思いきや、全くそんな気持ちにならなかったことに驚いた。数週間休んだぐらいの感覚で、床以外特に変化が無く、ここ近年増えた居合いの学生達にも変わりなく、なんだか拍子抜けした感じである。

 戸越体育館で稽古会をおこなった当初は、空間に慣れていなかったので、やりにくい感じがしていたが、今日の印象では戸越体育館のほうが空間的にやりやすい感覚に変わっていることに5ヶ月間の月日を感じた。旅行に行って、久しぶりに我が家に帰って玄関のドアを開けた時の、他では味わえない安心感という感じがここでは無くなったような気がする。

 今日のW氏との稽古では、「蟹の前走り」が私としては非常に興味深い実感があるので、今後はこれをおこなって行きたいと思う。これの面白いところは、大きく足を開いて前に素早く進む場合、どうしても左右に重心が移動しやすいため、前に進みながらも、重心は左右に振れながらおこなわれている。そこで、その左右への重心移動をなるべく軽減するために、剣山の感覚もあるが、右が前に出たら、右に体重が掛かる前に左を出し、また左に掛かりそうになったら右を出し、というふうに小刻みに足を出していくと、結果として、走る形になるのである。身体の姿勢と、重心のコントロールがある程度出来てくると、移動が楽になってくるし、見た目には可笑しな格好であるが小気味良い感じでおこなえる。さっそく明日の交流稽古で井上さんに紹介してみよう。

 今日は杖術で、打ち、突き、ともに三種類をおこないそれぞれ相手が払う形でおこなった。さいきん特に口にするようになったが、膝頭の意識は重要で、歩を進める際には開きすぎず、腰を沈める際には開くことが大事であり、特に後ろ脚の膝頭の制御が大事になってくる。扇に足を開くのは、開きながら腰を落すことが重要な意味を持っており、腰を沈めることで自身の体重を上手く使えたり浮いた力を垂直に下まで通し、そのエネルギーを剣に乗せることが出来るように感じた。これは、趺踞からの抜刀をおこなった際に、先日どうも剣が走らなかったので、今日の稽古で確認したところ、浮きを掛けた際に、空中で扇に足を開く意識が欠けており、腰が決まらなかったことが原因であることが分かった。今日の夜の住吉の講習で、最後にH氏を放って、一人「うん。うん。」と納得してしまったが、あらためて、後方へ浮きを掛けながら、体の移動にともなう鞘引きというテーマが浮上した。鞘引きをしない「逆手前方抜き」という抜刀術があるが、身体が後方へ浮きを掛けながらエネルギーを発するための鞘引きをおこなうのはなかなか至難である。昨日はW氏に刀袋の紐を垂らしてもらい、そこに額を付けた状態から寸前で止めるように趺踞からの抜刀をおこなったところ出来るには出来るが、やはり切っ先の走りに関して不満が残る。この状態ではほぼ柄が前に出せないため、鞘引きをする長さも出すことが出来ない。そのため、完全に体ごと後方へ鞘引きしていかなければならないが、それを手でおこなう操作と同様の速さでおこなうのはかなり至難であろう。だが、それが可能となってくると、この私なりにおこなっている趺踞からの抜刀は新たな展開に入っていけるように思う。

 無構えからの正面斬りでは、今日新しい感覚があったのでこの感覚で一気に無構えから斬り下ろすことが出来るかが今後の課題になってくる。初動における両手手の内が雑になるとこの動作の意味がなくなってくるので、出来る段階での速度から徐々に一調子でおこなえるようにしたい。

 加納治五郎氏が「術の小乗から道の大乗へ」という大事業を成したが、果たして現代における「道」と名の付くものにおいて、そういう意識をどこまでもっておこなっている人がいるのであろうか。勝つことよりも、その人間の心がどのように育って行くのであるかが重要であり、どう考えても不快な雰囲気を撒き散らし周りが見えず、己も見えず、感覚など無く、騒ぎに来ているだけという方は、時間を無駄にしているような気がしてならない。武道を指導するということは、スポーツ化して勝ち負けを競うことに心を奪われず、「道」ということに対し表面的な部分でなく実践していける教育をその空間で示していかなければならないし、それが本来の武術というもので磨かれていく対応力となって表れなければならないのではなかろうか。やはり、武術から感覚を養い、対応力を育てた上で道というものを実践出来るレベルにならなければ、こういうことはなかなか形に出来るものではないのではないか。

 身体を忘れると、心は育たない。身体を忘れないためには感覚を養う稽古が必要である。感覚を養うためには、自分で考え実践する稽古体系が必要であり、そのためには、導いてくれる人を探さなければならない。そのことを体験するには、甲野善紀先生の講習会などに参加されることが一番であるが、まずはそういう自分自身を知ることが重要である。


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 4月稽古日程

2016-04-08(Fri)
 

桜と野鳥に癒されて

 間もなく深夜の2時になろうとしている。今夜も遅いが仕方がない。ダラダラと記さずにいこう。

 今日はまず、(もう昨日であるが・・・)午前中に「高齢者のための剣術教室」にて、前回おこなった「開き打ち~外し巴打ち」をおこなった。前回に比べて今日は動きが良くなってきた。これは木刀による打太刀を付けての稽古なので、両方の動きを覚える必要があり、皆さんにとっては大変であるが、自分のペースで出来ない難しさと、相手を見て動かなければならない緊張感、互いに動き出しのタイミングを合わせることで成立するという難しさが、これまでおこなってきた一人でおこなう稽古内容とは違うため、大変苦労されている方も見受けられた。しかし、この稽古の最も重要なところは、こういう杖や木刀を使っておこなうからこそ、ふだんそこまで出来ない事、相手をシッカリ見る、相手を待ってあげる、自分が先に行く、ということがそれぞれのペアの流れの中で自然に上手くいくようになっていくことが重要であり、やりとりを成立させる中で相手を見ながら自分を見る稽古になっていく。

 こうした稽古は、上達の時間が早くなる反面さまざまな難しさもある。相手にどうして欲しいかという以前に、自分がどう対処できるかを優先し、そこで難しくなってきたときに互いに確認する必要がある。お芝居にも共通する部分が多いにあり、自分がやりやすい芝居を相手に求めるのではなく、相手の出方にどう対応していくかということが重要であり、そのためには、相手の捉え方が自分の動きに反映されるようにしなければならない。

 結構難しい事を要求してしまっているが、それでも皆さん付いて来て下さって、理解してくださっているので、何度も熱く語ってしまうが、おそらく今までこういうことを経験したことがない皆さんにとっては刺激的な運動ではないだろうか。ちなみにその内容とは、杖を構えた仕手に対し、打太刀は背後から木刀を正眼に構え間合いが詰まった状態から始まる。仕手は、水車からの流れで開き打ちに入り、背後の木刀を横から打ち払おうとするが、打太刀は右足を一歩退けその払いを中段八相の構により外す。次に打太刀が右足を一歩踏み込みながら真っ向に斬り込んで行き、それに対し仕手は右手で開き打ちにしたそのすぐ手前に左手を掌を上に向けて乗せ、そのまま杖が掌の上に収まってくるように右手で回転させ、そのまま左手が上になり右手が下方へ滑るように広がりながら右足を一歩引く。次に打太刀が振り下ろした木刀を一旦振り上げるので、その動作を見て仕手は、右斜め45度ぐらいに右足を大きく踏み出し、同時に右手を滑らせ杖を水平の高さぐらいまで上げていく。その間に打太刀は、振り上げた木刀とともに左足を一歩前に踏み出して再び真っ向に斬り込んでくる。仕手は左手を内側に巻き込みながら同時に左足を扇に開き、巴の動作を後ろ足で舵を取るように、振り落とされた木刀の上を打ち込む。

 以上であるが、文字にすると極めてややこしく伝わり辛い。だがこういった内容は一般的な殺陣とも違い、動きの一つ一つに実用的な身体の使い方の意味があり、手首や上腕部に負担の掛かりにくい剣の振り方、踵を上げて床を強く蹴らないためアキレス腱の故障や肉離れなども起こりにくい、身体を大きく前に倒さないので、膝や腰の負担が少ない。こういったことは、怪我をしないために研究してきたことではなく、必然的に技が有効になるために徐々にそうなってきたのである。だから、時々私の稽古会に参加される殺陣師の方も、教える立場にありながら怪我を抱えている方は少なくない。「形」というものをあらためて考え直して見た時に、何を持って綺麗であると判断しているのかを検討したほうがいいのかもしれない。誰が見ても圧倒的にそう感じられれば誰も文句は言わないであろう。もちろん綺麗という美的センスは人それぞれにあるだろう。しかし、おこなっていることは斬ったり斬られたりするものであり、斬っている剣の動きになっているか刃筋がそこに合っているか、ということがてんでバラバラでは、見ている人の反応を想像するに「ちょっとマズイのでは・・・?」ということになるだろう。

 話が逸れたが、信仰ということは何かを学ぶについて、あるところでブレーキが掛かってしまう場合と、そのまま理解が深まり身体で感じられる場合とに分かれることもある。どうしてだか、その信ずる心というものが、何かをおこなう以前に自身で見切りをつけるかのように、身体がその事に対して興味を示さず結果を求めようとしない状態になってしまう場合をこれまでに何度も見てきた。その場合は、まるで境界線に触れたかのように、頑なな姿勢でその方の信ずるものから外れないように、表情と言葉に強い抵抗感を感じる。もちろん私もこれが正しいという言葉の使い方は決してしないし強制もしないが、そういう身体発掘における縁というものもあるのだということを知ったので、そういった点で人を見ていくと、なるほどそういうものは身体以外でも関係しているものだと非常に納得がいくのと同時に、これはごまかしようのない判断材料にもなる。

 再び逸れてしまったが、先週できなかった「抜付之型」を1番から17番までおこない、これは時間を掛けて皆さんに出来るようになって頂きたいものなので、私としてはとても楽しみでもある。

 講習後は、レストランでお食事を頂き、その後Sさんからのお誘いで、Oさんとともに近くのちょっとした山へ30分程お花見散歩をした。これが古木の桜が多く、枯れて切り株となった桜も多かったが、こんなにも素晴らしい景観の桜が見られるとは思いもしなかったので正直驚いてしまった。野鳥の種類も多く、非常に心が安らいだ30分間であった。お二人にあらためてお礼申し上げます。

 そして、夜からは住吉で研究稽古&個人指導をおこなった。まず、今日は抜刀術についてほぼ全ての技を新たな身体の使い方でおこなった。その結果、ほぼ全てにおいてこの身体の使い方が有効であることが検証できた。身体の姿勢は実に微妙であり、そして、答えというのは身体が変わることで延々と探し求めていかなくてはならないものなのであろう。それゆえに、面白くもあり、長く続けられるものなのであろう。約1時間30分抜刀術をおこなったが、非常に集中し得るものがあった。

 その後R君が参加され、他に参加者がいないので個人指導となった。2人と3人ではあまり変わらないが、1人と2人では、その稽古密度というものは全く変わってくる。マンツーマンというのはこうした始めの時期におこなえると今後について大きく違ってくると思うので、そういうめぐり合わせというのも縁であり、今現在私のところに参加されている方々も、これから数年後を考えたときに、おそらく今の時期を集中的に過ごしたことは大きな意味となってくるように感じている。そのためにも私は、今この時期に伝えられることを大事にしたいと思うのである。

 縁というものは不思議なめぐり合わせでもあり、信じるもの信仰するものに(宗教という意味ではなく、身体の使い方やその価値感など)純粋な共通する何かを感じ、そこに驚く程の密度の濃い情報が身体を通じて行き交っているように思う。そうした人と出会えるということは、最大の喜びでもあり、同時に最大の責任を背負うことにもなるだろう。私にとってそれは、これからの自分を知っていく中で大きな出来事であろう。


 2016年4月29日 抜刀術特別講習会 【お申し込み受付中】
 2016年5月4日 第7回 GM happy コラボレーション
 「杖術とヨガ」
 【お申し込み受付中】 

 金山剣術稽古会 【会員希望者受付中】
 4月稽古日程

2016-04-06(Wed)
 

第7回 GM happy コラボレーション

 2016年5月4日(水)みどりの日に特別講習会を開催いたします!

 この企画は私、金山孝之がこれまで出会ってきた人の中で、人柄も含め才能のある方とともに講習会をおこなうことで、この企画に参加された方が楽しく有意義に幸せなひとときを体験できることを目指したものであります。そして私自身、この人とともに講習がしてみたいと、互いのセッションからその空間に何が生まれるのか非常に楽しみにしていることから、タイトルをGM happy コラボレーションといたしました。

 第7回目の講習は、4ヶ月振りにおこなうヨガとのコラボレーション企画です。
ヨガのルーツから、呼吸法や動作について分かりやすくおこなってまいります。
杖術では、初めての方でも楽しんでおこなえる身体の使い方を説明していきます。
(数に限りがございますが杖を用意してあります。)

 ゲスト講師は、甲野善紀先生の講習会やDVDの撮影などでご縁がありお世話になっている井上欣也さんをお迎えして開催いたします。


2016.5.4 第7回 GM happy コラボレーション



 【開催日】
 2016年5月4日(水)みどりの日


 【開催場所】 
 品川区 総合体育館 柔道場 (JR山手線 都営浅草線 五反田駅より徒歩10分)
 

 【時間】
 18時30分~19時30分 『杖術』/金山 孝之

 19時30分~20時30分 『呼吸と動作のヨガ』/井上 欣也


 【持ち物】
 運動着をご用意下さい。杖術の講習では靴下か足袋を履いておこないますのでいずれかお持ちの方は持ってきて下さい。
 杖をお持ちでない方は、貸し出し用の杖がございますので、お申し込みの際に貸し出し希望と書いてください。
 ヨガマットやバスタオルのようなブランケットをお持ちの方は持って来て下さい。


 【参加費】
 3.000円 


 【お申し込み方法】
 こちらのブログのお問い合わせフォーム、またはこちら「こくちーず」の窓口より下記の内容を明記して送信下さい。
 ①「氏名」
 ②「年齢」
 ③「性別」
 ④「杖の有無」 

 その他ご不明な点がございましたら御連絡下さい。上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返し御連絡させていただきます。


 【井上欣也さんのプロフィール】
 松聲館 技法研究員
  2007年より松聲館の甲野善紀先生の講習会に参加。講習会のアシスタント等も務める。
 以後、武術、武術を基盤とした身体操作と並行し、指圧、ヨガなど東洋の身体観、思想に学び、研究を行う。

 2009年より卓球の方向けに、身体の使い方や動き、ストレッチ等の指導を始める。
 現在、伊勢原市、海老名市にて身体の使い方を考える講習会を開催中。

 さまざまなご縁があってヨガも人に伝えさせて頂いています。身体が硬い、女性がおこなうイメージ等の理由でやらないのはもったいないと思います。ヨガは身体の変化や自分の裡を観ていくものです。身体が硬い人は、柔らかい人に比べて自身の変化を感じやすいです。身体の硬い人や男性の方も是非ご参加下さい。

 (活動履歴)
 DVD
 「甲野善紀 技と術理2013、2014、2015」に受けとして出演。

 ゲスト講師
 剣術家/金山孝之氏企画・主催
 「GM happyコラボレーション 第1回、第2回、第6回」ゲスト講師として参加。
  剣術または杖術とヨガのコラボレーション企画。ヨガ指導。


 (現在の主な活動)
 伊勢原身体操法講習会
 毎月水曜日 月1回
 ※こちらは卓球とセットのご案内となります。

 卓球スクール夢想塾さん主催
 卓球スクール夢想塾
 毎月金曜日 月1回

 海老名身体操法&ヨガ講習会
 毎月土曜日or日曜日 月1回

 (資格)
 医王会指圧センター上級コース修了
 龍村式呼吸法&健康YOGAインストラクター養成コース修了


 こちらのブログのお問い合わせ以外にでも、私や井上さんに直接お申し込みいただいても大丈夫です。初めてお会いになる方、久しぶりにお会いになる方、いつもお会い出来ている方、ぜひお気軽に参加してみてください。お待ちしております!


2016-04-04(Mon)
 

自己をどこまで見つめられるか

 今週も日曜日が終わりこの一週間は一日一日が濃密で体力を使うものであった。高田馬場の稽古場も復活したので、どのようにリニューアルされたのか楽しみである。ただ、他の会場の環境に慣れた影響で、あの場所独特の雰囲気に慣れるのには時間が掛かるかもしれない。高田馬場と言えば私にとっては一人稽古の重要な場所でもある。しばらく振りに試してみたいストックが溜まっているので、全てに於いて集中的におこないたい。

 今日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習では、間合いを詰めながらの斬り結びという稽古をおこなった。これは、斬り結ぶ位置に向かっての逆算の動きであり、手元の動作が介入する事で足運びのタイミングが難しくなり、ゆったりとした動きから一転して大きく踏み込んでいく動作に変わることが求められる。間合いというものは近くなりやすいものであり、熱が入れば入るほど近くなりやすいものである。こうしたスタスタと引っ張られるように歩き、剣を操作しながら間を詰めていくと、想像していたより直ぐに間が詰まっていくものである。今日は相手に一歩だけ前に出てもらったが、これが歩きながら出られるとさらに厳しくなってくる。自分の動きを計算する力と、相手の動きを予測する力、そこに飛び込む脚部の力を計算に入れてピンポイントでの斬り結ぶ位置を探る必要がこの稽古にはある。

 今日は殺陣クラスの講習で膝を床に打ちつけている方がたくさん見受けられたが、これは是非気をつけていただきたい。そのとき痛みがなくとも、膝というのは後日痛みが生じ、長引く可能性が高いので、膝というのは地面に打ち付けてはいけないものとしておこなっていただきたい。畳でない床面でゴツンゴツンと皆が音を上げている様は膝の痛みを知らないがゆえの危険なものでありつい見ていて横から大きな声で注意をしたが、怪我をしないための技術の習得であれば、まず膝を地面に打ち付けない身体の使い方を優先したほうがいいだろう。

 今日のご婦人Oさんとの稽古では、前回と比べて正面斬りが良くなってきた。とくに切っ先の軌道が円になってきたのと、横にはみ出さなくなってきた。これは自主稽古の賜物である。稽古をしてきている方は、次にお会いしたときに、前回から成長したところから始まるので進展が早くなる。そういう方は一人稽古で学んだことを身に付け、稽古に参加された時に、自身の稽古のための方法を掴んで行かれるのである。そういうサイクルが整ったときに、その方の稽古に対する興味と、動きと会話から掴み取る感覚というのが磨かれていくのである。私がOさんとの稽古で大きく成長を感じられるのは、そうしたちょっとした部分での会話が実感を持って疑いの余地なくつながっているのであり、もちろん未熟な私なので疑うべく所はあるのであるが、理解という面においては相当なところまで進んで来られたように思う。今日の正面斬りは、これからの一人稽古で目標に向けて取り組んでいただきたい。この動作は、腕、背中、胸、太腿、体幹部も含め全身運動になります。ただ今日お伝えした、大腿部を使っての斬り下ろしは、負荷の掛かるものですから、徐々におこなうように気をつけましょう。腕は高く、円の軌道が途切れぬように。

 今日は夜の部で、キックボクシング経験者のNさんの動きが大きく変わったことに気が付いた。まず、「落蛙」を拝見したときに「!」と感じたが、上体と下体のブレが少なく、動作の遊びが減少した。これは抜刀術の「後方突き」でも確認出来たが、こうした身体の変化は動きに表れてくるものである。さらに、肩が詰まることなく力みも減少し、別人かと思えるような変化を感じた。脚部鍛錬稽古によるものと、股関節の可動域にともなう胸椎の角度に変化があったのかもしれない。これからのNさんの動きを見るのが楽しみである。

 そういうことからも、ある時に突然動きが変わることがあるので、頭と身体を使いながら、自分自身で意識して考えることが重要ではないかと思う。そこにはおそらく心理面の影響もあるかもしれない。総合的な結びつきが、今の自分というものを形に示しているのだろう。

 さて明日からまた一週間が始まるが、(私にとっての週初めは月曜日)私にとって前に進める環境の中で活動していかなくてはならない。そのためには、私にとっての武術稽古が大きな意味を持っている。自己を見つめる稽古というのは非常に重要である。時間と共にさまざまな事は通り過ぎ、何が重要かがハッキリしてくるだろう。


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2016-04-04(Mon)
 

桜がきれいな土曜日

急がなければならないときに限って、なぜだかのんびりしたり、今やらなくてもいいことを始めてしまうのはなぜなんだろう・・・・・・。急いでバタバタとしてしまうことを何処かで嫌っている感じがしている。おそらくそういう焦りとか、慌てるとか、不安とか、そういった心境に陥ることが嫌なのだろう。だから、今夜こそ早く寝るぞと思っても、何だかんだでこんな時間になってしまう。いやいや、今年は自分の時間を確保して、去年の自分を超えなければならないので、そんなことでつまずいてはいられない。

 はい、おしまい。

 今日は一日曇り空であったが、桜が満開に近い状態で、どこを歩いても桜が綺麗に咲いていた。一週間前と比べると、いつの間にこんなになったのかと驚いてしまう。月曜日は雨が降るそうなので、明日日曜日がお花見にはベストであろう。次の楽しみは散りゆく桜吹雪を見ることだ。

 今日は戸越体育館でgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。一ヶ月振りのいっつぁん、いや、伸びた髪の毛にもう4月になったことを感じるSさんが参加され、蟹に大雀に落蛙に悲鳴をあげていた。とはいえ、かつてレスリングで鍛えられた肉体は、動きに表れている。男性同士で打太刀と仕太刀に分かれての遠間からの斬り結びをおこなったが、やはり男性同士だと動きに迫力がある。皆さんもそうであったが、この動作は、歩く動作に勢いがついてしまってはならない。その辺は明日もチェックしていきたい。

 そして今日はアナキン・スカイウォーカーに一歩近づいたFさんが上下黒の道衣姿で、なかなか似合っていた。やはり、これまでずっと運動着で稽古された方が、道衣姿になると、同じ動きでも形が決まって見えてくる。特にFさんは「後方突き」に関しては抜群であり、この教室の誰よりも良い。これに関しては本当にフォースの力が出ているようである(笑)。

 そんなFさんのそばにいるもうひとりのFさんも、蛙系、回転系は得意なので、得意なものから伸ばしてお二人「フカフカコンビ」でこれからも楽しくがんばっていただきたいと思う。

 髪を切られ、若々しくなられた(今までよりもさらに)Hさんも、動きの習得は誰よりも早いほうなので、周りに合わせることなくさらなる上を目指してあるものを使うのではなく、ないものを取り入れるようにおこなっていただくとさらに面白くなってくるだろう。

 日本舞踊が身体の使い方に非常にプラスになることを証明している男性のHさんも、まだ新しい生徒さんであるが回を追うごとに頭角を表してきている。クラーチ剣術教室のWさんや、剣舞で2回ほどお会いしたKさん、以前この教室に古くから参加され、今は自身で殺陣を教えているTさんなど、日本舞踊で練られた身体の使い方が、私がおこなっている武術の動きと噛み合っている。当たりまえであるが和の動きには共通したものがあり、腰を使うための脚部の使い方、着物、履物で培われた文化としての身体操法が、長い年月を掛け熟成されたものとして、今に残っている。(失われたものも多いが)

 さいきんの希望は、小学生、中学生の生徒が増えてきたことである。これからの時代、情報が益々発達し、結果を見せられる者が大きな意味をもってくるだろう。だが、同時に結果が見せられても、人間相手に生きていくには、学歴や技術能力だけではその先に辿りつけないだろう。いま、心が若いうちだからこそ、世間を知り、大人社会を知り、学ぶということ、育つということ、武術稽古を通じて、ごまかさない、見栄を張らない、相手を伸ばし自身を伸ばすということを知り、視野を広げより良い環境に自らを導いていける気づきが得られる、そんな時間を大事に稽古に励んでいただければ私としてもこういう場を持ったことに意味があると思う。

 さて明日は気温も上がり、暖かい一日となりそうである。4月になりまた新しい参加者も増えてきそうであるが、これまでの生徒さん達の身に付いたものを活かせるような講習内容をこれからは相手をつけておこなっていきたいと計画している。

 2016年4月からスポーツ安全保険の更新と新規加入がおこなえますので、昨年加入されていた方、新たに加入される方、その都度手数料が掛かりますのでなるべくまとめて加入したいと思っています。(もちろん他にいなければお一人でも登録いたします。)本日は、講師2名分を加えた6名分の加入手続きをいたしました。希望される方は、中学生以下800円、高校生以上64歳以下1.850円、65歳以上1.200円をお預かりしたのち、私がインターネットのスポ安ネットに登録し、コンビニ決済いたします。決済後は払込完了通知書が印刷できますので、コンビニの領収書と合わせて登録者の方々へ確認していただきます。(これはお渡しできませんが。)あわせてその都度登録した方の名簿を、個人情報に配慮した形で、それぞれの方へお渡しいたします。

 それでは明日も、会場間違えのないように、夕方15時00分~17時00分 品川区総合体育館柔道場(五反田)18時30分~20時30分 戸越体育館剣道場です。お待ちしております。


 2016年4月29日 抜刀術特別講習会 【お申し込み受付中】

 金山剣術稽古会 【会員希望者受付中】
 4月稽古日程

2016-04-03(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


       金山 孝之
   Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 GM happy コラボレーション 』と題し、ジャンルを問わず定期的にゲスト講師をお招きし、特別共同講習会を開催している

『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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ご質問や、稽古参加希望の方はこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

その他ジャンルを問わずお仕事のご依頼や『 剣技指導 』などのご依頼も受付けておりますのでこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

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