最後となる高田馬場での稽古

 10月も終わりに近づき、明後日というか明日10月31日は第4回 GM happy コラボレーション「剣術と立ち回り」『池田屋騒乱』編を開催する。私が主宰をしているにも関わらず、これまでやこれから予定している全ての活動において主催者という実感がまるでない。これはどうしてなのか分からないが、おそらく私自身も身体を動かしているからだと思う。自分で考えておきながら、誰かの企画に参加している気持ちなので、もちろん何かあった時の責任は全て私にあるのだが、準備が万事整えば、あとは楽しむためにおこなうことである。そしてその準備も私にしてみれば、何も無い物を頭の中で形にしていくのは楽しいものである。もちろんこれまでの経験が物事をスムーズに運ばせてくれているのであるが、前に突き進んでいるということを、人生40年経ってみて今ようやく実感している。

 同時に、こういう出来事は関わっている方々のお陰であり、その方々にとってもプラスになるように考え進めていかなければならない。こういうときは、損得無しでの関わり方やその人の技量が回り回ってその人に返ってくるように思う。つまり、気持ちの面で受けたご恩は、いつかお返ししたいという想いによりあるタイミングでそのように進められる。ご縁といえばそれまでだが、人の繋がりや関わり方というのは、人の輪として大きく成長するにあたって、欠かしてはならないものである。自分のために人を利用すると結局人の輪は生まれず手近な発想から抜け出せないように思う。

 さて本日は、ついに最後となる高田馬場での稽古をW氏とともにおこなった。これから5ヶ月間ここに通うことはなくなるが、もしかするともう訪れることはないかもしれない。それは少人数で貸し切りをした中で生まれる気付きやその稽古環境から吸収する「何か」が得られる率が高いように思っているからである。これからの環境では、マンツーマンでの個人稽古に慣れた方にはやりづらい部分も出てくるかもしれない。やはり個人稽古というのはこれ以上無い環境なので、これからの環境の変化により、ああ、あの時もっとこうしておけば良かった・・・・・・というような勿体無さに気が付くこともあるかもしれない。つまり、その人と二人で稽古をするために調整をし、全力を持って取り組む気持ちに誤魔化すことなくおこなっている。もちろん、私が稽古したい方とおこなっているので嫌な気持ちはまったく無いが、慣れてくるに従いその辺りが変わってくる場合もある。私は、自分の稽古場所には嫌な気持ちでおこなうという記憶を僅かでも残したくないので、そういう可能性がハッキリしたときには環境を整える行動を起こす。そういう意味も含め、11月からおこなう私の剣術稽古会は、これまで参加下さっている方々と少数でおこなうつもりである。もちろんこの稽古会は発展していくために「会」と名前付けしたので、「現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場」として主宰するものである。

 一回の稽古は基本的に3名までとし、日程を調整してバランスよくおこないたい。集中的に多くを見られるのは私の場合3名ぐらいまでである。少数精鋭を望むが、私が望んでいるのは技量よりも人間性である。技量については年月を掛け、私の成長とともに長い目で見て身に付けていっていただきたい。

 話が11月からの内容になってしまったが、今日の高田馬場での稽古では、私が考えた新しい型稽古をW氏を相手におこなった。二つの動きを試したが、これは最近槍術や薙刀の稽古をおこなっていないので、今後さまざまに杖術での対人稽古を展開していこうと思う。

 今日の稽古終了後にW氏とお話したが、私はその人の身体の動きを見て、つい早く身に付けさせることに捉われてしまっているので、数年間という期間の中で考えていったほうが現実的には良いように思えてきた。とは言え、それは私の心の持ち方であり、毎回毎回同じ稽古をさせてしまっては、水を含みすぎたスポンジ状態となるので、私の稽古で得たものをお伝えしていく方法がお互いにとって稽古になることは、やはり私が学んで感じてきたことであり、その鮮度を互いに共有していくことが大事であるように思う。

 2015年最後となる高田馬場での稽古はW氏と良い稽古で終えることが出来たが、やはりこの個人解放での稽古環境は辟易としてくるものがある。ただ唯一寂しいのは、私がここで出会った横浜で教室を持たれているK師範や、非常に礼儀をもって接して下さる剛柔流空手の師範の先生や、昔からお会いしている御高齢の指導者の方とお会い出来なくなるのは残念である。なかでも特にK師範には、私はずっと感謝の気持ちが強く残っているので、高田馬場には時々行きたくなるようにも思っている。会を離れ私が一人となり、高田馬場の武道場で稽古をするしかなかった時代に、K師範が稽古をしている私のもとに来られ温かい御言葉を掛けてくださった喜びは決して忘れることは無いだろう。私が一人となる決断を下した3時間後、ある方から頂いた御連絡に大変心を救われたこともここに記さなければならない。そういう意味では、私はたいへん人に助けられ今に繋がってきている。あれからまだ3年しか経っていない事に驚いてしまうが、今は指導者としてさまざまな人と出会いたいへん有難い環境に居させていただいている。私が一人となった期間は一年位であったが、その間におこなった稽古が今に活きていることは言うまでもないし、その当時の心情もいま人に出会う中で活きているものである。

 夜からは住吉でK氏と大和氏との稽古をおこなった。お二人ともそれぞれ指導者の立場でもあるので、ちょっとした合間の会話が心地いいものである。今日はここでも新たに上段からの真っ向斬りをおこない、刃を上に向け正眼に構えた大和氏の木刀を叩き落してしまった。これは、刃筋が真っ直ぐに通った際の威力であるのだが、この精度をもっと上げなければならないと感じている。

 ここでもおこなった杖術の対人による型稽古で、さらに動きを追加することとした。これは次回のgold castle 殺陣&剣術スクールでおこなうが、段階に応じてこれをおこなう組と違う内容をおこなう組とに分けたいが、皆やりたがるような気もしている。まあ、その辺はこのスクールの場合細かいことは問題ではないので、皆さんが楽しめるように舵をきっていきたい。

 エネルギーの伝達方法に自分なりの感覚が見え始め、それが杖の打ち込みや、体術での正面の斬りや相手を押す力などに有効となってきた。今後これが手加減しないと本当に危なくなるところまで身に付けたいところであるが、まだまだキッカケぐらいでしかないので、これからもっと気が付かなければならないところや、手に入れなければならない身体の構造や感覚など、年月を要する部分もあるだろう。だが、体術稽古の幅が僅かながらも増えてきたことは喜ばしいことである。エネルギーの伝達にはタイミングが大事で、その合間の感覚的な部分が流れを左右していくことがこれまでに分かった。

 明日というか今日は7時起きである。そろそろ新聞配達のオートバイの音が聞こえて来そうだ。それには平気だが鳥の鳴き声がしだして寝るのは辛いのでそろそろ眠るとしよう。

 ホームグランドであった高田馬場での稽古は私にとってさまざまな記憶が残っているが、良くも悪くも良い場所であった。ああいう個人解放が充実した施設があまりにも少なすぎる。私の生徒で他の会場で稽古をしていたら、剣道連盟に入っていない方は使用しないでくださいと断られたそうである。それも幾つかの会場で・・・・・・

 いつまでも思い出を引きずってはいられない。今が思い出になり、これからの事もそうなっていく。前に進むことしか現実は味わえない。稽古場所など些細なことでもある。これまで高田馬場で私の個人稽古や少人数集中稽古にご参加くださった皆様、ありがとうございました。次回からは、戸越体育館と住吉の会場になりますが、より集中した稽古環境になりますので、アクセスが悪くなられた方には申し訳ありませんが、今後とも宜しくお願い申し上げます。


 第4回 GM happy コラボレーション
 抜刀術 特別講習会 

 金山剣術稽古会
 11月稽古日程

2015-10-30(Fri)
 

芯で捉えたときの気持ちよさ

 本日の高齢者のための剣術教室「クラーチ剣術教室」では、肺炎から復帰された80代のIさんが参加され、予想以上にお変わりなく元気に身体を動かしていただけたので安心することが出来た。
皆さん体のどこかに不調を抱えてらっしゃる方が多いので、無理をせずに調子を見ながら出来る範囲のところまでをおこなっていただいている。

 今日は上段からの真っ向斬りを新しく取り入れた。これは私自身これからの研究課題の稽古でもあるが、背中を始めとした全身の筋力を使う動作として効果的であると思う。今回おこなったのは、木刀の刃を上向きにし、相手の喉元あたりの高さに剣を構え、それに向かって、上段から真っ向に斬り下ろし突き出された木刀を打つというもの。真っ直ぐに振り下ろさなければ当たらないので、身体のさまざまなところを意識しながらおこなうこの稽古法は、いつの間にかかなりの運動をおこなっていたという効果もあり、非常に盛り上がったのである。とくにご婦人Oさんの素振りを見たが、背中が前方に引っ張られることが無くなり下半身のブレも少なく形が良くなった。どうやら知り合いから歩き方が変わったと言われたそうである。今後も無理なく継続できればまだまだ変わる部分が出てくるだろう。Oさんとのご縁がなければここまで変わることが出来る高齢者の方の存在を知らずに日々を送っていたのかと思うと、あらためてOさんとのご縁に感謝したい。

 最近は皆さんの意欲も強くなりだし、前回おこなった立ち回りの講習会にも2名の方がご参加くださり、最高齢のDさんはこのクラーチでイベントをして見たらどうですか?というようなご提案をいただいた。私としては、私自身の演武をおこなうよりも皆さんの動きの成果を見ていただき、この歳で始めてもここまで出来るようになるという希望を感じ取っていただけるようなものがいいのではないかと思う。これまでおこなってきた内容のものを皆さんで同時に出来るようになるだけでも十分に見せられるものであると思う。時間が余れば私の演武を少しおこなってもいいかもしれない。

 Nさんの片足立ちが今日は御本人も長い時間出来るようになったことを実感されるほどフラつきが減少していた。一本足による杖の左右持ち替えや、抜刀術「一之祓い」など片足立ちメニューを取り入れているので、少しずつではあるが、筋力とバランス力が養われてきたのだと思う。木刀の操作に関しては80歳代のSさんが、手之内が柔らかく姿勢が良いので、以前からそう感じていたが、今日は上段からの真っ向斬りにおいて、相手の突き出している木刀を何度も芯の部分で打つことができていたので、私も皆さんも驚いて注目していた。この刃を上に向けて正眼に構えた木刀を上段から打つのは、当てることはそんなに難しくはないが、芯の部分で当てるには何度も振り下ろすことになってしまう。この稽古は私にとっても刃筋を通すための身体の使い方を学ぶ方法として今後も研究していかなければならない。

 空振りも多いが、芯で捉えたときの気持ち良さを感じていただけたので、この稽古は時々おこなおうと思う。私自身の稽古としてはもっと精度を上げるための稽古法を考えたいところである。いずれは抜刀術にも展開していきたい。今は身体がこの動作をやりたがっているのを強く感じる。


 第4回 GM happy コラボレーション
 抜刀術 特別講習会 

 金山剣術稽古会
 10月稽古日程
 11月稽古日程

2015-10-28(Wed)
 

12月のハピコラ5 スペシャル編の打ち合わせ

 今日は企画書を持ち、12月23日(水)天皇誕生日の祝日に開催する『第5回 GM happy コラボレーション』スペシャル編のため、とある開催地へとご挨拶に伺った。電話でお話した際にもそのうように感じていたが、実に快く受け入れて下さり普通では不可能な開催が現実のものとなった。これは、私に関わってくださっている方々のご協力で何の問題も無くスムーズに企画が形になることになった。

 詳細については、もう少し詰めてから発表とチラシを作成したい。それにしても、個人で活動していると思っていたが、いろいろな方が力を貸してくださり、その方々の経験や技術が私に大きな力を与えてくれている。あらためてお礼申し上げます。

 さて、来年は早々に井上さんとヨガのコラボレーションが出来たらと考えているが、11月はタイミングが合わず、私の抜刀術特別講習会をおこなう運びとなってしまった。これが、何かのキッカケになるような気もしていて、今後ハピコラとは別に毎月私の特別講習会をおこなうことも考えている。11月は愛知からの参加者もいらっしゃるので、私もさらに気持ちが入りそうである。

 井上さんのヨガを心待ちにしている方もいらっしゃると思うので、告知させていただきます。11月28日(土)10時30分~13時(受付10時15分~)スペシャルワークショップ@海老名『ヨガと古武術』が開催されます。参加費は3.000円ですので、ご興味のある方はこちらのリンクからお問い合わせしてみてください。
http://karatabi.seesaa.net/article/428229346.html

 身体について勉強になる講習会です!井上さんの優しさと温かさ、機会があればぜひ奥様にもお会いしてみたいです。


2015-10-26(Mon)
 

それぞれの成長を感じながら

 爽やかな秋晴れの空の下、雲ひとつ無い空を眺めいつもと違う風の冷たさを浴びながら10月最後の gold castle 殺陣&剣術スクールの講習に向かう。今日の講習は昼間の部と夜間の部でほぼ同じ参加人数であった。1年を越えた生徒さんが増え始め、殺陣クラスの様子を見ていると、皆それぞれ今体験参加に来られている方々と同じような段階を踏みながら成長を積み重ねてきたのだとしみじみ感じるのであった。

 技術を身に付けることは、その人自身の努力や能力であるが、それだけではない継続するための人間関係が重要でもある。私はそういう部分で周りを思いやることが出来る人に対し感謝している。そういう方々のお陰で不安に駆られている生徒さんも安心して参加出来ることができ、上達につながっているのだから。

 この gold castle 殺陣&剣術スクールの特徴は、個性的な生徒さん達がそれぞれにキャラクターを発揮出来ているように思う。緊張と緩和の中で生徒さん達の魅力が徐々に出ており、そういった面白さを楽しみに参加されている方も少なくないのではないだろうか。

 これからもいろいろな出会いがあり、いろいろな人とのやり取りの中で、笑いあったり真剣になったりさまざまに展開していくのだろう。今参加されている生徒達とはこれからも週に一度は顔を見られる喜びが続くことを願うが、それは私のエゴになってしまう。

 その日一回の稽古が出会いの最後のつもりで接していけるようにおこないたいと思う。実際にそういう場合もあるだろうから。今通われている生徒さん、長期休まれている生徒さん、おそらく皆さんが思っている以上に私はその時の表情、その時の動き、そういったものが頭に残っている。今日昼間の部でK君が路線図や駅名について驚くべき能力を見せてくれたが、私も体験期間の頃の生徒さん達の記憶が残っている。

 10月も終わりに近づきつい今年を振り返りたくなってしまうが、前に進もう!10月31日、11月23日とイベントがあり、12月のイベントもすでに企画書を作成しちょっとこれまでとは違ったコラボレーション企画をいろいろな方の協力のもと進めているところである。明日はその重要な打ち合わせがあり、開催発表に向けての最終段階となる。

 来年はどのような展開になっていくのか想像もつかないが、大きな出来事がありそうな気もしている。芸能スクールでの出張指導のようなことも、話があれば受けて見たいがそれは今後の流れに任せよう。高齢者限定の教室も、需要が増えてくれば開催したいと思っている。ただやはり、ある程度設備が整っていないと椅子の用意や、エアコンの設定など負担が考えられるので、安易におこなうことは危険である。

 今日の講習では、ご婦人Oさんに新たな立ち回りというか、動きをお伝えした。私自身普段まったく考えもしない動きが突如生まれたのでテンションが上がってしまいOさんよりも私のほうがその動きに夢中になってしまったかもしれない。その動きは、私がこれまでおこなってきた稽古の動作とはまったく違い、Oさんがこういうふうに動いたら面白いだろうという考えから、一対一の状況であるがお芝居の表現要素を濃くしたものである。だが、こういうものは即興で沢山出来るものなので、やはり身体にとって負担にならない運動法をこれからの稽古では追究していかなくてはならないだろう。これは私がOさんから出題されるテーマに対する訓練であると思っている。今日考えた通称「BOSS太刀」(BOSSの立ち回りの意)はストレス発散にもなるので身体に負担が無ければ覚えていただいても良いかと思う。

 10月は追加受講の方(受講回数が4回を超えた方)が5名いらっしゃいました。中でもアクションリーダーのHさんと「表裏転廻」と「音無の沈み」が抜群のFさんが最多受講数でした。今月は週3回ペースで頑張られたSさんも遠い所からのご参加にも関わらず本当にありがとうございました。そのSさんのSさんらしい「生徒さんの声」をホームページに配信いたしました。

 最近は上達がハッキリ見られる方も増えてきたように思われる。保母さんのKさんも動きに纏まりが見られるようになり、覚えが良くなった。今はどんどん伸びていける段階である。

 大学生のYさんは、元々動きが良かったが、相手が付いた殺陣の動きなどを見ても以前に比べ自信を持って取り組めるようになってきた。距離感、重心位置、遠くから見ても上手くなったことが良く分かる。今後が楽しみである。

 夜の部でアクションリーダーとの息もピッタリなKさんも動きが良くなってきた。特に動きから連動しておこなう袈裟斬りがスムーズになったと思う。ブレも無くなってきたのは、下体の重心位置や安定感が影響しているのだろう。半年経って袴を履かれたが全体的に雰囲気が出てきた。

 山登りと言えばKさんであるが、2014年4月からの参加で、同時期に入られた男性メンバーの中で現在まで続けて参加されているのはKさんだけになってしまった。他のメンバーも長期休まれているので、またいつか再開できる日を願っている。Kさんとは今後も稽古を通じて長くお会いしたい男性の一人である。小学生のY君は着物に袴姿で電車に乗って参加されるようになった。子供っぽさと大人っぽさを併せ持つ笑顔があどけない役者さんである。1年以上続けられているのでかなり上達した。

 驚くべきはM兄弟の弟のJ君だ。毎週会うごとに大きくなっている。精悍な感じも増しており子供から大人になる瞬間に立ち会っているような感じがする。こちらの御兄弟は考え方がシッカリしているので、これからも兄弟仲良く力を合わせて頑張っていただきたい。

 さらに小学生のK君ももうすぐ一年を迎えるが、記憶力の優れているお子さんなので時に驚かされることもしばしばある。皆と一緒に楽しめている状況は見ていて和むものである。子供の成長は早いので、どういう成長をしていくのか楽しみなところである。

 さて次の講習は11月となるが、舞台などお仕事で休まれていた生徒さん達に久しぶりにお会い出来るのを楽しみにしている。


 第4回 GM happy コラボレーション
 抜刀術 特別講習会 

 金山剣術稽古会
 10月稽古日程
 11月稽古日程

2015-10-26(Mon)
 

るろうに剣心祭り

 金曜ロードショーで今日から3週連続、映画「るろうに剣心」が放送されます。昨年はその影響もあって毎週体験参加の方が来られ賑わっておりました。この3週の間で再び剣術や殺陣に興味を持つ方が増えるような気がしています。

 再三告知していますが、10月31日(土)の9時20分~11時20分に品川区 総合体育館 柔道場で立ち回り「池田屋騒乱」をおこないます。これはいわゆる一般的な振り付けの殺陣とは違い、剣術の技法を立ち回りに活かしたものです。本来剣術が武士の修練しているものなので、見ていて違和感が無いのは当然であります。2時間の講習でそれらをお伝えしていくのは私共にしても戦いですが、2015年五稜郭祭イベント土方歳三コンテスト演技部門で優勝された青木賢治さんの力を借りて良いものを作りたいと思います。青木さんとはかつて私と激しい武術稽古を積んだ武友でもあり、ずっと心のどこかで繋がっている存在でもあります。

 そして来月11月23日(月)勤労感謝の日には、私がおこなう「金山孝之 抜刀術特別講習会」を開催いたします。るろうに剣心では見られない抜刀術がここにはあるかもしれません。映像はgold castle 殺陣&剣術スクールのホームページ内「映像ギャラリー」に収められています。

 この抜刀術特別講習会は1ヶ月後に開催されますが、お申し込み希望の声が予想以上に上がっています。これまで抜刀術のみをジックリおこなった講習はありませんでしたので、今回2時間集中的におこないます。居合刀をお持ちの方(真剣はご遠慮下さい)鞘付き木刀でご参加いただく方、見学のみでも参加されたい方(参加費は受領いたします)今回は皆さんに合わせた抜刀術の指導ではなく、私が現在取り組んでいる動きをお伝えしていく予定です。私なりの世界感を少しでもお伝えできるような講習会にしたいと思っております。お申し込みはこのブログのお問い合わせフォーム、またはお申し込みサイトの方からご連絡下さい。


 第4回 GM happyコラボレーション
 抜刀術 特別講習会 

 金山剣術稽古会
 10月稽古日程
 11月稽古日程

2015-10-23(Fri)
 

力みをとることを身体が選んだ

 しばらく日記を書かないと色々なことが進行していている。密度の濃い日々を過ごさせていただいている。

 寝不足が続いたので、今夜は早く寝る予定。昨日は3時30分頃に自宅から空を見上げたが、流星群は見えず。

 まずは昨日から。昨日は甲野先生が新しく出される本の受けを務めに荻窪の旅館西郊で撮影。また一つ貴重な経験をすることが出来ました。その時に得た感覚を本日の高田馬場での稽古で実践。謙譲の美徳のタイミングについてと腕と身体の関係を自分なりに確認した。現時点では前に進めたように思う。そして昨日は某武術雑誌を読んでいたところ、私が10年位前からお世話になっている整骨院の先生がとある武術団体の総師範として表紙の一部と、特集記事で掲載されていた。これには驚いてしまったが、この方の施術の精確さや雰囲気からすると、なるほどやはりそういう方であったかと納得できる。それにしてもこの武術雑誌に出ている方々は良く知っている方が少なくない。世間は狭いと感じる。

 本日の稽古では、私にとっては革新的ともいえる力みを取り除くことによる技の有効性の実感から、剣の振り方やさまざまな体術における感覚が新たに芽生えたような日であった。これには、身体のまとまりというか流れのようなものがあって、それがあると力を抜いたほうが技が効くような気がしたので、それに逆らわずにさまざまにおこなったところ不思議なほど有効であった。この体術における力みを取り除く感覚はこれからも育てていきたい。
 
 私の稽古においていろいろなことがつながりだしてきたような気がしている。発力の方法からそのルート、それを塞ぐ身体の使い方や姿勢の見直しなど。もちろんまだまだ未熟なものであるが、自分自身それが稽古のなかで興奮するような出来事になっている。

 さて今夜はこの辺にしよう。最後に、ハピコラ4のお申し込みが12名となり、青木さんが五稜郭のイベントで知り合った男性が2名加わりました。配役の整理はほぼつきました。まだお申し込みの可能性がありますが、チーム分けも一段落しております。他団体で活動されている方々や他流派の方など今回は楽しみです。それでは当日まで皆様、台本からそれぞれの配役をイメージして自分なりの世界感をぶつけてきてください。


 第4回 GM happyコラボレーション
 抜刀術 特別講習会 

 金山剣術稽古会
 10月稽古日程
 11月稽古日程

2015-10-23(Fri)
 

ハピコラ4 開催まであと10日

 第4回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」では幕末の物語『池田屋騒乱』をおこないます。

 現在10名のお申し込みを頂いており、今回はかなり身体が使える方も参戦される噂です。今回の立ち回りは4人1グループとなっておこないますが、参加人数によっては同じ役が重なり、2回本番をおこなう場合もあるかと思います。本日お申し込みを頂いた方でこの立ち回りをおこなう方全員に、配役をお伝えいたしました。前回の立ち回り「土方歳三の最期」に比べると全般的に剣術が盛り込まれています。もちろん2時間でおこないますので、初めての方や期間が空いていた方には、それなりの動きで対応していただきますが、それでも難しい方には、私が考えた簡単な手をおこなっていただき、皆さんの演技を見学していただいても構いません。身体が使える方には、なるべく剣術の体捌きを身につけていただき、無い物を有るように見せる動きでなく、有る物を在るように見せる動きにして頂きたいと思っています。

 本番では動画を撮りますので、ご参加いただいた皆様の立ち回りと演技を楽しみにしております。まだお申し込みは受け付けておりますので、実力を発揮されたい方は、年内最後の企画ですので参加して損はないかと思います。いろいろなタイミングが重なって実現した企画です。ご参加お待ちしております。
http://kanayamatakayuki.blog.fc2.com/blog-entry-612.html


2015-10-21(Wed)
 

gold castle 殺陣&剣術スクール 二周年

 「ついに、演技派アクション女優から叱られる・・・」と肝を冷やした講習後の予想外の出来事に、私たちが思っていた以上に生徒さん達からの優しい思いにしばし言葉を見失ってしまいました。

 8歳のK君から71歳のご婦人Oさんまでみんな芝居が上手でスッカリしてやられました。この感謝のお礼は必ず講習でお返しいたします。

 早いものでこのスクールが開講して二年となりました。一年目、二年目と皆様のおかげで成長させていただいています。一年目の頃は、順調に行き過ぎて、このペースだと二年目には生徒が100人に到達するのではと思い、開催日程をどのタイミングで増やしていこうかとタイミングを見定めていました。ですが、これはどの教室でもそうだと思いますが、開催日程数に応じて参加人数の割り合いが決まってくるもので、そのコマ数に応じて大体の平均数が決まってきます。私の考えは、とにかく人数を増やして組織を大きくしたいという考えではなく、なるべく自分が見れる範囲内で心を通わせた稽古をおこないたいという考えから、人数の増加ではなく質を高めていける運営方法でありたいと考えています。

 その考えは二年目を迎えた今現在間違っていなかったと確信しております。私共の教室は、年齢分けも無く、技量に応じたクラス分けも無く、皆が同じ稽古仲間として、相手の事を考えられる稽古環境であり続けたいと思っています。この教室の良い雰囲気が守られ続けているのは、みんなの心がどこかで繋がり、目的に向かって純粋に励むことが、講師も生徒も信頼の中でおこなえているからだと思います。結果としてそれがこの教室の発展のためになり守られているものであると感じています。

 クラス分けをしないから上達が遅いかと言えば、そうではないと思います。それは今日おこなった8歳のK君による杖での「十一連円打」が出来たことからも、上達は本人の気持ちによるところが多く、厳しく叱って追い込んで無理やり叩き込むようなやり方では、長い目で見た時に、同じ事を人にする可能性も高く、またそこで身につけたことが他でどのように反映するかと考えれば、あまり良い結果にはならないと思います。仕事でも学びでもそうですが、嫌々無理矢理やるものは身にならないし、そこにある目的が無くなればやる気も失せてしまうものでしょう。私はまだ二年と短いですが、日々人と稽古してますと、その人の心と、身体の使い方の関連性というものが非常に良く分かってきます。何を信じ、何を見ているのか、どこに問題点があり、その違いを素直に感じ取ることが出来るか、そこにはその人の中の物差しのような判定機能があり、その判定機能がその人の技量、対応力などに深く関わっていると思います。その判定機能は、その人のこれまでの生き方や環境など大きく影響しており、運動神経や体格とは別のところで、その人の能力を決定している部分でもあると私は感じています。

 自分の身体にはごまかしが効きませんので、身体の進展を通じて己の物の考え方や、問題点の見極め方、相手の考えと自分の考えとの認め方、嘘やごまかしや言い訳が無く身体で結果を出すと、人は認めます。競技ではズルさや手っ取り早い方法に目が向きやすくなりがちですが、自身の身体を通じて納得出来る動作を追求していくには、ごまかしやコツのようなものは存在しません。そういう思考が最初から無いものの考え方は、人として生きていく中において重要な事ではないでしょうか。

 世の中を生きていくのは本当に大変だと思います。世界に目を向ければ、テロも無く銃撃されることも無く奴隷になることもなく食べるものもあり、そこに比べると何を言ってるのかと思われてしまうでしょうが、日々の人身事故の多さからも追い詰められて生きている人が少なくないことが分かりますし、インターネットなどで情報は簡単に手に入る反面、目にしたくないような情報がさまざまに入ってきてしまいます。今の時代を生きていくには、やはり前に進めるための確かなものがハッキリしていないと人は不安になったり、諦めたり、エネルギーの使いどころを誤ってしまったり・・・・・・人はエネルギーの使いどころを手に入れるともの凄い力を発揮する事があります。そのことは私自身実感をもって言える事です。だからこそこれからの時代を生きていくには、自分がどこにエネルギーを使って生きていけるかを、その人にとってベストな選択が出来るように、失敗を恐れず失敗をしない確信を持って取り組むことが出来ればと、今後の私自身に対しても言える事であります。

 前置きが長くなってしまったが、本日の講習では昼の部と夕方の部を開催し、10月になってからまた参加人数も増え始めてきたように感じる。杖の講習ではこれまでおこなった体操を盛り込んでしまったが、今後は少し整理しておこないたい。型稽古が全体的に多くなってきているが、相手をつけての技の稽古を増やしていくのもいい時期ではないかと思っている。

 昼間の部では男性のムードメーカーと女性のムードメーカーであるSさんとHさんにペアを組んでいただき杖の「十一連円打」をおこなっていただいた。私より手厳しいHさんにSさんはヘトヘトになりながらも「こういうのいいね!」と頑張っておられた。HさんにしてもSさんであれば遠慮なくビシビシといける喜びがあるのかもしれない。余談であるが、Sさんの文字は独特で非常にかわいい書体である。そして不思議なことに、SさんとHさんお書体は似ているのである。 文字というのはそのひとのキャラクターが出ているのだと思う。私はいたって普通の文字であり、真似しようとしても変える事は出来ない。かつてお世話になった中田秀夫監督から頂いた御手紙も非常に独特な文字であったし、人の文字というのは大変興味深い。

 昼の部、夜の部を通じて講習開始前に皆さんにお伝えしたことは、殺陣クラス剣術クラスともに僅か1時間しかないので、そこに遠方から時間とお金を使って参加されている方々も多く、一分一秒も無駄にはしたくない面持ちの方もいらっしゃいます。私は講師として伝える人に差をつけるような考えはありませんが、思いの強さには同じ強さで応えていきたいと考えており、逆にそうではない場合はそこに合わせて、限られた時間内のバランスを取ることもあります。これはgold castle に限らず私がおこなっている個人稽古や少人数集中稽古でも同様に、その人のその日の熱意によって私も引き出されたり対応を考えたりすることもあります。

 すべての行動は目まぐるしく入れ替わる優先順位の判断からおこなわれており、「今」を感じとることが必要です。人の表情や空間から伝わる気配などから感じるための緊張感は保ち続けておく必要があります。人を待たせないこと。人が歩くところに武道具を置いてまたがせるような事をしないこと。失敗やミスがあってもそこに気持ちが忘れずに入っていれば私は別段問題にしません。ただ、気が付かないで人に迷惑を掛けることはなるべく避けるように気が付くべきであると感じます。

 昼間の部はそこそこに混んでいたが、夕方の部はさらに混んでいて賑やかな講習となった。今日は昼、夕方あわせて3名の方が体験に来られ、皆さんそれぞれ楽しまれていたように思う。このところ追加受講の方が増えてきた。今現在5名の方が追加受講されており、今日は3名の方がダブルヘッダーで12時から17時まで、合間を挟んで4時間講習をおこなわれた。そのうちの2名の方は
昨日土曜日の講習にも参加されており、そのやるきスイッチの入り方は半端ではない。今現在いつも謙虚なFさんが大女優のHさんを抑えて10月最多受講となっている。女性特有の内に秘めた闘志があるので、その炎を絶やさないように伸ばしていきたい。

 昨日も参加いただいた8歳のK君が、昼間にアクション女優のHさんに絞られたばかりのSさんと昨日に続いてペアを組み杖の「十一連円打」に取り組んでいただいた。K君が最後まで出来るようになったのは優しく合わせて下さるSさんのお陰であり、自分の事よりも相手を気遣うSさんのお人柄というのは見ていて心が癒されてしまう。

 夕方の部の講習時間が終わり、皆さんが荷物をまとめる時間に、突然アクション大女優のHさんが「金山先生、ちょっとお話がありますがよろしいですか?」と武道場の奥へ誘導され、この感じは予想外の展開になりそうだと、ついにHさんから叱られる日が来たのかと腹をくくったのであった・・・・・・(笑)

 ムッ、何やらそうではないらしい・・・・・・

 この気配はご婦人の立ち回りか・・・・・・?

 そうであればここまでの流れは伏線であったのか・・・・・・?

 皆がこちらへやってくる。皆なぜだか笑顔である。

 ・・・・・・

 「二周年おめでとうございます!」と表彰状をいただき、その表彰状の裏にはHさんが男性更衣室の前で張り付いてまで記入していただいた皆さんからの寄せ書きが書き留められていた。もちろん紙面スペースの問題や講習で重なるタイミングで書けなかった人も少なくないと思われるが、その皆さんの気持ちも一緒に伝わってくるようなお言葉をいただくことができ、この場を借りて皆様に深くお礼が言いたいです。そしてもう一つ驚いたのは、gold castleのオシャレなプリントの入ったTシャツまで作ってくださり、正面には二周年の「弐」の文字と後ろには「gold castle Master」と書かれており、ご婦人OさんにもサプライズでTシャツの裏に「gold castle Boss」とプリントされた粋な計らいがされており、最高の二周年となりました。

 女性がいるとやはりプレゼントが多いのか、ご婦人Oさんからも昨年に続きお花をいただき、私の頭の中には、皆さんのお陰で絶えることなく二周年を迎えることが出来ており、そこに対する感謝の気持ちしかなくささやかなプレゼントを用意していたのだが、まさか逆にこういったサプライズプレゼントをいただけるとは本当に夢にも思っていませんでした。

 gold castle 殺陣&剣術スクールがより良い空間となり、レベルアップした生徒さん達をさらに引き上げていけるような講習にしていきたいと思います。私のエネルギーの使いどころはここにあります。そのためには苦しいときは我慢し、楽しいときにはなるべく分けていけるような、愛情のあるコミュニケーションを忘れずにこれからもさらに皆さんの笑顔が見られるような教室でありたいと思います。

 今日の記念写真を掲載いたします。いろいろと奔走してくださったHさん、Tシャツのアイディアを下さったKさん、寄せ書きをしてくださった皆さん、そして講習に参加いただいている皆さん、三年目がスタートしますが今後とも宜しくお願い申し上げます。

 ありがとうございました!!


2015-10-19(Mon)
 

動きに対する気持ちの鮮度

 今夜は早く寝なければ・・・そろそろ身体が休めと講習の前後に押し寄せてくる。だが不思議と講習になれば全く気にならないどころか元気になってしまう。昨夜は記事を3件記したので3時頃まで起きていた。今夜は睡眠時間は確保できそうだ!

 まずgold castleでの講習は、杖を使っての体操をおこなった。徐々にではあるが、こういう体操のバリエーションも増えてきた。これは高田馬場での稽古ではまずやろうと思わない内容であろう。だが今では高田馬場でも、必要と感じてやることもある。大人数の講習など時間が限られている場合は、こういうピンポイントで部分的に働かせる内容が効果的でもある。

 杖の十一連続動作之型では、最後まで出来る方とこれからおこなっていく方とに分かれ狭い戸越体育館の柔道場で皆さんに取り組んでいただいた。十一の型も毎回おこなう訳にはいかないので、来週辺りからはまた違った内容にしようかと考えている。

 興味があると、時にもの凄い劇的変化を起こすことがある。今夜のイオンカルチャークラブでの講習では、「杖主転廻」という動作をおこなっていただいたが、始めに私が「今日はこれが最後まで出来るようになったら凄いですよ。」とお伝えし、高校3年生の女性の生徒さんと、私より一回り近く若い女性の生徒さんが、難しそうになかなか覚えられずに苦労されていた。ここで、10秒以内という設定を設けたことで、突然二人の動きが見違えるように変わった。今にして思えばその時の空気感もあり、人がポンと伸びていく時間というのを感じ、徐々に時間を短くしておこなっていただいた。これには私自身非常に驚いてしまったが、お二人とも短い時間の中最後まで覚えるだけでなく、高校生の生徒さんは5秒台、もう一人の生徒さんは7秒台でおこなうことが出来た。そうなってくると、足運び、持ち替えの際の手の操作などが、突然別人のようになり、その高校生の動きを外からたまたま見ていたカルチャークラブの男性職員の方が驚きの表情で見ていた姿が印象に残った。こういうことからも、何か条件が加わることで、集中力が飛躍的に向上し成果が上がることがある。だが、逆効果になる場合もあるので、その辺は見極めながらおこなっていかなければならない。

 新しいものには興味が湧き、集中力とともに成果も上がりやすいが、同じ事を繰り返していると気持ち的に慣れがでてしまい、ただその動作をなぞってしまっている場合が多いと思われる。大事なことは、ずっとおこなっている動きでも、その中に新しい何かを常に探し続けていくことで、動きに対する気持ちの鮮度が落ちず、そこで見つけた新しい何かが動きを向上していくものになる。そういうことの繰り返しが、動き方を変え質が変わり発展的な楽しい稽古となっていく重要な要素である。

 十一連続動作之型においても、覚えたことはゴールではなくようやくスタートラインに立ったということなので、そこから自身で探しながらおこなっていくことが、この稽古の意味とするところである。指導者の言っていることをおこない、それ以外の思考が働かなくなることは良いことではない。言われたことをただやることよりも、その中にある疑問を身体で感じ、納得していけるような稽古に展開していかなくてはならない段階の人達も少なくないはずである。そうすれば自ずと質問が増え、その内容にも理解度が伺えるものになってくる。

 楽しい稽古とは、私自身さまざまにおこなってきた経験から、こまかい技術云々より、ワイワイと盛り上げて褒めていくこと・・・・・・では絶対に楽しめない。

 やはり前に進めることが一番の楽しさであり、人それぞれ前に進ませてあげられるための指導法が求められるのではないだろうか。そこには生の空気感をいかに察するかということも極めて重要である。人と人が言葉と身体を通じて何かを感じていくこと。そういうコミュニケーションを育てることも、日常生活において重要になってくる。

 さて、明日はどういう稽古になるのか・・・・・・明日は2013年10月20日にgold castle 殺陣&剣術スクールが開講して約2年を迎えます。お陰様でここまで大きな事故やトラブルもなく順調にこの教室を運営することが出来ています。これからも自身の剣術に対する研究と、生徒の皆様に指導していく能力を高めながら、この教室を、生徒達を、大事にしていきたいと考えております。


 第4回 GM happyコラボレーション
 抜刀術 特別講習会 

 金山剣術稽古会
 10月稽古日程
 11月稽古日程
2015-10-18(Sun)
 

抜刀術 特別講習会のお知らせ

 2015年11月23日(月)勤労感謝の日に品川区総合体育館剣道場にて抜刀術の特別講習会をおこないます。

 居合刀で抜刀術の稽古が集中的におこないたい方や、抜刀術独特の身体感を得るために、2時間抜刀術と納刀法をおこないます。(鞘付き木刀も可)

 この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。


2015 11月23日(月)抜刀術 特別講習会


【開催時間】
12時00分~14時00分 『抜刀術&納刀法』
15時00分~懇親会

【会場】
品川区 総合体育館 剣道場

【参加費】
2.000円
(懇親会でのお食事代は別途それぞれにお任せいたします)

【お申し込み方法】
こちらのブログのお問い合わせフォームまたはこちらの窓口http://kokucheese.com/event/index/347648/より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 ②「年齢」 ③「性別」 ④「懇親会の参加または不参加」
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)


上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
gold castle 殺陣&剣術スクール 剣術講師
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師
イオンカルチャークラブ 剣術教室講師


≪参考動画≫
抜刀術 その壱
抜刀術 その弐
抜刀術 その参
イオンカルチャークラブ 抜刀術


2015-10-17(Sat)
 

10月20日 毎日新聞朝刊コラムに記事が載ります

 先日Oさんからご連絡をいただき、私がおこなっている「高齢者のための剣術教室」についてOさんが執筆されたコラムが、10月20日発行の毎日新聞朝刊に掲載されます。どのような記事なのか興味がありますが、高齢者住宅で80歳代が3名もいる剣術教室というのも珍しいのではないでしょうか?しかも、皆さん想像以上に動けるようになりましたし、笑い溢れる毎回の講習には、一般的に想像される剣術の教室とは掛け離れた雰囲気の中でおこなわれており、そういった雰囲気の中で身体の使い方を分かり易く一人一人に指導していますので、皆さん飽きることなく真剣に取り組まれています。

 これからの高齢化社会の問題として、認知症の増加や、年金の問題、漂流老人など、人生を全うするその日まで人に迷惑を掛け無い生き方が出来るかという問題が今後さまざまに浮上してくるでしょう。そのためには、身体を動かすことをやめない事、効果的な運動体系の整備が求められます。ですが、商売が関わってくると、さまざまな運動方法がテレビや雑誌で取り上げられ、ダイエットと同じように何が本当は一番良いのか分からなくなるでしょう。いろいろな意味で人生最後まで賢さが必要です。そのためには身体を動かし感覚という原初的な部分を退化させすぎないように気をつけることではないでしょうか。

 これからも、クラーチ剣術教室の皆様とともに楽しく元気に稽古が継続出来ることを願っております。


2015-10-17(Sat)
 

ハピコラ4 打ち合わせ

 本日は気温が上がらず冬用の作務衣を着用する。明日も同様の気温であろう。雨は幸いにも私が歩いているときには傘を差さなくても済んだので良かった。

 さて本日も高田馬場で稽古をおこない、まず17時からM氏と稽古をおこない、杖術「繋之型」では杖を用いずに足運びのみ、止まることなくおこなってみた。あらためてこの型稽古は手、足、杖、それぞれがそれぞれの速度でおこなわなければどこかに乱れが生じてしまうようになっている。

 今日はM氏を相手に立った状態で側面から押し飛ばす稽古をおこない、昨日の住吉でおこなった前足と胴体部の位置関係による、前方への移動法を、相手を押す力で検証してみた。これまでの前方に胴体部がある場合に比べ意外に力が通った感じがあった。今後の課題は、前足の引き上げによる落下の際の胴体部の移動をどのように働かせるか・・・・・・胸なのか背中なのか、違う部位なのか、今後の稽古が楽しみである。

 19時からは青木賢治氏が打ち合わせのために参られ、10月31日におこなうコラボレーションイベント第4回 GM happyコラボレーション(略してハピコラ)でおこなう立ち回りの最終確認をおこなった。あらためて今回の手は、前回に比べ3倍ぐらいの内容であり、魅せどころが随所に散りばめられている。沖田総司の喀血、土方歳三と宮部鼎蔵の無言のやり取りにドラマがあり、吉田稔麿の死と宮部の自害・・・・・・そこに剣術や抜刀術が加わり、一般的な振り付け要素とは一味も二味も違う迫力のある立ち回りとなっていることは間違いない。

 これらの立ち回りを2時間で完成させるために、今日の打ち合わせでは具体的な稽古の段取りを何度も確認し、青木氏と協力し、剣術の講習と立ち回りの講習を二人でおこなっていく。

 個人的にはこの台本と立ち回りは、一回の講習会で終わらせてしまうには勿体無いと思っている。芝居としてもジックリと考えていただきたいし、動きも剣術の体捌きが活かせるレベルになっておこなうと、この立ち回りは青木氏曰く「日本でどこもやっていないワークショップだと思いますよ。」と言われるほど、専門的に技術が立ち回りに活かせる台本の仕上がりとなっている。

 私としても、今回はどれだけの人が参加されるか分からないが、前回ほぼ私の手が回らなかったため出来なかった、剣術を立ち回りでおこなうための指導を今回は青木さんのご協力も頂きながら、私も熱を入れていきたい。この情報を知ったさまざまな殺陣教室でおこなわれている方々や剣術など他流でおこなっている方々のご参加を期待したい。

 武道場は異常な混み具合となっており、1mほど横に居合いの青年が現れ、何とも危ないのでタイミングのいいところで武道場を後にし近くのファミレスで打ち合わせをおこなったのだが、大半が武術談議や生き方などについてのお話となり、結局22時30分まで、約2時間以上話しこんでしまった。話が尽きないというのはこういうことなんだなあと思うのであった。

 現在までハピコラ4「池田屋騒乱」のお申し込みは7名となっております。配役希望は、沖田が3名、土方が1名、宮部が1名となっております。残り一週間位には皆様へ配役決定のお知らせをさせて頂く予定です。希望の役にならなかった場合は御了承下さい。
なお、お申し込みが開催日に迫った場合は、配役のバランスを見てこちらで配役を決めさせていただきます。

 開催まで残り二週間となりましたが、いろいろな条件が整って開催することが出来ました。次回は未定ですが年内の開催は御座いません。ご参加お待ちしております。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程  
2015-10-17(Sat)
 

得物を持つ手之内は締めるより締まる方がいい

 明日は7時起床。今夜も時間が残ってない。急いで記す。

 高田馬場でM氏とW氏との稽古。その前に最近はいつにも増して人身事故が増えている。何とかホーム上で人的対策は出来ないものだろうか・・・・・・

 人が増えれば問題が起こり、間引かれて行くのが自然の道理なのかと思うとそれは虚しい。学校や就職、そういったものから引いた目線で世の中を考えたほうがこれからは生きやすいのではないかと思う。可能性は環境によって気付かされるものである。

 さて今日の稽古では、座りによる体術稽古から、歩法の際の後ろ足に掛かる体重の変動などを細かく確認しながらおこなった。その稽古で大きな進展になりそうな運用法として、夜に住吉でおこなったK氏との稽古で、前足から移動する際の、胴体部の位置関係の見直しに気がついた。このところ3週続けて、この住吉の剣道場には、個人解放にも関わらず、20名近くの団体が稽古会を開催している。これには閉口してしまうが、やむにやまれぬ事情があるのかもしれない。11月にはさらに増える可能性も考えられることから、武道武術の裾野を広げ、かつ技量の向上と日本の武における人材の発掘のためにも、この個人解放については、さまざまな区でもっと活用出来るように考えていただきたいものである。個人で研究するというのは非常に重要な環境であり、それが出来る場所というのが、特に得物を使う剣術では限られている。私設道場への憧れは募るばかりである・・・・・・

 胴体部の位置関係に目が行くようになったのは、胸からの移動が脚部とは別におこなえることが実感出来たからなのかもしれない。これは体幹部の纏まりにも関係していることかもしれないが、大腿部を引き上げて前方へ送るとなると、胴体部の位置が重要であり、前方にありすぎると、体の重心移動が僅か前後にアーチ上に掛かってしまう感じがある。胴体部の位置を少し変えたことで、同様におこなうと、僅か前後のブレがあったとしても、その変化はアーチ上ではなく水平である。これは身体の感覚としては大きく異なるものであり、行き着くところはやはり甲野先生の「浮木之腿」となってしまう。久しぶりに興奮気味にこの瞬間は稽古にのめり込んだ。

 高田馬場では初めてM氏とW氏に袋竹刀を使って、両腕の籠手を打ちこませる稽古をおこなった。もちろん打たせないようにおこなうのであるが、こういった稽古がこれまでの稽古との関連性に気が付くものとなり今後の稽古に活きてくる。だが、この手の稽古は、やはり時々にしないとあまり良い感じはないので、自分の身体を見つめながらおこなう剣の振りがもっとも時間を掛ける稽古になる。そのことで夜の住吉でK氏に説明しながら、私自身これまでおこなってきた試行錯誤の剣の振りでの身体の使い方が、全て繋がってきたように思う。それに付随して、今までやろうと思わなかった上段からの真っ向斬りについて研究することが、より身体内部の観察につながり、より精妙な操作のために必要な何かを捜し求めることが出来るような気がしてきた。やりたい事が沢山あり、稽古時間がもっと欲しいところである。

 抜刀術では、昼の高田馬場ではW氏の巴抜きの際の斬り上げから転じる右手首の動きが良くなっていた。抜付も姿勢の修正が早い。どこまでいけるのか非常に楽しみである。

 M氏は初めの頃に比べ随分姿勢の癖が無くなった。踵も以前に比べ上がらなくなり、重心の余分な移動も少なくなってきた。非常に考えながら、おこなっているので、ある時にスコーンと上達する可能性が考えられる。

 夜のK氏との抜刀術では、久しぶりに「隼抜き」をおこなった。抜刀術は全て難しいがその中でもこの隼抜きは難しい。この抜刀術は私のオリジナルであるが、ソ之字の足の置き方では考えなかったであろう抜刀術である。二尺七寸の居合刀の鞘は長いが、回転して腰を沈める際に、床に鞘が当たらぬよう無意識に後方へ送った鞘を僅か引き戻していた。この抜刀術は右足の甲を床に付け、右膝も床に付けるため、気をつけなければ激しく膝を床にぶつけることになるが、これも無意識の中で速度が遅くならない中で調整しているようである。自分の身体をあまり意識していないところで目的のためにそうしてしまっていることが多々あるので、不思議さと同時になるほどなあと思ってしまう。

 K氏とは久しぶりに組太刀稽古で続飯系の技「面太刀付」と「下段籠手留」をおこなった。久しぶりではあったが、身体の使い方の関連性が他の稽古にもあるので、以前よりも技に効きがあった。

 高速三段斬りから、そろそろ四段斬りに入る段階かと思っている。これを互いに斬り結んでおこなうのは身体を装置化するにはいい稽古になる。脚部への鍛練や手之内、腕などの精度も上がってくるので、私の木刀を使った剣術稽古は派手さや華麗さはほとんど無く地味なものが多いが、今はそれが身になっているのでそこを突き詰めていきたい。

 急いで記すつもりが遅くなってしまった。インフォメーション等、記したいが準備出来ていないことが諸々あり、もう少しゆとりを持って計画しなければならんなあと思っている。だが、今年の締めくくりに向けてそして来年からの軌道に乗せるために、今はそれをやらなければならない時期であると感じている。あっ、日記のタイトルはフトK氏との稽古で口から出てきた言葉であり、肩の詰まりや上腕につながってくる発力からの流れを感じると、手之内を意識的に締めるよりも、結果として締まる方がいいように稽古の中で実感した。今後またどうなるか分からないが、今現在は指先をどうこうすることは取りやめた。

 さあ、今日はもうここまで。明日もいろいろあります!おやすみなさい。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程  
2015-10-16(Fri)
 

濃密過ぎる一日

 現在25時43分。明日は7時起床なので、簡潔に記したい。だが今日は余りにも濃密な一日だったので、これを書き記さないと眠りにつけないので、早く寝るためにも書き上げなければならない。

 本日はまず「高齢者のための剣術教室」から始まった。今日は新たに見学の方が来られ、むかし剣舞をされていたとの事で、さいきん私に「先生剣舞をやりましょうよ!」と仰るSさんにますます弾みをつけてしまうような気がしている。そのSさんはたまたま今日はお休みだったので、静御前のいない今日の講習であった。

 今日は新たに杖の体操を追加し、杖を持った両肘を伸ばしたまま体の回りを回転させるというもの。肘を伸ばすことで、背中が動かされ、普段あまり動かさない部分が動き、私自身背中がコキコキと気持ちよく音がしながら可動させながら馴染ませるように身体が始動準備に入る。その他には先週初めておこなった、左右の持ち替えの一本足バージョン。これも全体のバランスを整えながら大腿部や体幹部への筋力トレーニングにもなっている。杖の後半は、これも先週初めておこなった、繋之型の一部をおこない、頭と体を使いながら、ジックリと皆さんにおこなっていただいた。この動作は、私が考案したもので、身体と杖が動き続けるにはどういう動きにしたらいいかと、即興でおこなったものであり、今でもその動きに修正する部分は見つからない。そのため、難しいと言われながらも、この動作をおこなった方は皆、途中でやめることなく黙々と続けられる方が多い。

 杖が終わり、残り30分となったところで見学のKさんが参られ椅子に座って興味深く講習を見ておられた。その内容は、まず木刀を使っての誘導に対する対応法である。これは木刀と木刀を重ね、どちらかがゆっくりと自由に動かし、相手は重ねた木刀が離れないように、手足を使って柔らかく対応するというもの。これは、程好い緊張感と、足腰を使いながら体のバランスを養い、手首、肘、肩、全てを動かしながらおこなうものであり、私自身よくこういう内容を思いついたものだと思う。このヒントは随分昔に、当時の半身動作研究会、現在は動作術の会を主宰しておられる中島章夫先生のところでおこなった、互いの掌と掌を重ねて、目を瞑ってそれに対応するという稽古から発想したものである。とにかくこの木刀を使っての、重ね誘導・対応法は笑いが沸き起こる楽しさもありながら、剣の位置や足運びなどに無駄な動きを入れず、かつ相手に対する位置関係の優位さも保ちながらおこなうことで得られるものは大きい。いやむしろ、今現在の自身の動きを試す稽古内容であり、重心位置や足運び、剣の操作など自然におこなえるかどうかの実践検証といえば大袈裟かもしれないが、私とおこなった人はその感覚は伝わったかもしれない。重心位置が直ぐに反応出来る位置にないと、緩やかな速度であっても予想外の誘導に一歩遅れてしまう。元気で黒色のスタイルが勇ましいSさんがこの稽古はもっとも動きが良かった。膝や腰が柔らかく、相手の剣に対しまずは手元よりも脚部で対応していた。先週のNさんといい、やはり稽古内容によって、突然動きが見違える方が現れるので驚かされてしまう。

 見学に来られていたKさんもジッと見つめられていたが、この稽古を終えたあとは皆さんに大きな拍手をされていた。私としても何とも気持ちが良かった。次におこなったのは、五歩で抜刀から納刀までおこなうというもの。当初皆さん「抜付」で抜刀する際に木刀が重たいとかなり言われていたが、今では慣れたせいもあってそういう声を聞かなくなった。それどころか、上達してきている方が増えてきた。内容は、右足を出して一歩、左足を出しながら鞘を前に出して二歩、柄に右手を掛け鞘を引きながら右足を出して水平に抜刀して三歩、右手手之内に押さえを掛け左足を時計回りに回り込むように180度回転し、縦納刀のように刀の峰を鯉口を握っている左手の上に乗せて四歩、左足左腰を開き前重心になりながら切っ先を鯉口へポトリと落とし、鞘と共に左足が右足に揃うように前に送り出して五歩、そのまま前方に送った鞘を始めの位置に戻すべく鍔を腹の付近に寄せながら同時に右手を柄頭まで左手の引き寄せのため結果として滑らせながら移動し、柄頭を包むように握って優しく押し込み、柄を伝いながら体に手を戻し完了となる。

 最後は、抜刀術「一之祓い」をおこなった。この抜刀術は、高齢者の方にとって負荷が少なくかつ片足立ちによりバランス力の向上と大腿部の筋力向上など、リスクを考えた際に最も有効な抜刀術だと思う。だが片足立ちが苦手な方には、あまり気持ちよく出来ない内容なので、もう一つ別の抜刀術でなるべくリスクの少ない技をおこないたいと思う。

 全ての講習内容が終わり、脱刀の礼を終えた後、見学されてたKさんから大きな拍手をいただき、非常に感激された面持ちで何度もお礼を言っていただいた。今日こちらでの講習前に、一階からエレベーターを待っている時に、横で腰掛けられていた女性の方から「剣道ですか?」と質問され「いえ、剣術です。他にもこのように杖というものを使います。」といって武道具袋を開けて杖をお見せした。一緒に乗ったエレベーターの中で「でも、男性ばっかりなんでしょ?」と聞かれ「いえ、全員女性なんです。」とお答えすると目を丸くして驚かれた表情が印象に残った。

 どういうわけだか、どこで講習をおこなっても稽古をおこなっても、女性の方が多くかなり本気の方が多い。運動神経のいい若い男性と稽古していないから私自身の稽古になっていないのではないかと思われるかもしれないが、その人によって、私に対する条件を厳しくしたり、誰が相手でも楽に出来ないような稽古をおこなっているので、その成果は今日の夜におこなった甲野善紀先生とのメールマガジンの動画撮影に行った際の稽古で確認出来た。

 現在26時49分であるが、まだ眠る気にはなれない。一日を生きる実感を得られるのは私の場合この深夜がそうである。

 次に向かうは高田馬場でおこなうM氏との個人稽古である。今日はM氏との稽古の中でさらに体術に進展があった。それは、私自身も稽古になっている座りでの切り落としや、両手の掌を上に向け手首を重ねた状態を、手刀で斬っていくものである。(立っておこなっているものは甲野先生の技にあったと思いますが、名前を失念してしまい申し訳ありません。)これらの稽古をおこなう中でM氏の切り落としの威力がこれまでと比べ物にならなくなった。この威力は現在私と共に剣術稽古をおこなっている方々の中で一番強いかもしれない。

 体術稽古が入ると、稽古に対する精密度が増し、今日の剣術稽古では木刀での袈裟斬りのみを30分間位おこなったのではないだろうか。その中で私にも発見があった。これまで指を使って剣の操作の精度を出していたが、この指が関わるとやはり腕の部分が強くなり、僅かながらも肩に力みが生じてしまう。これがずっと拭い去ることの出来なかった違和感の一つとなっていた。それとともにこの高田馬場でもっとも重要に感じたことは、沈下率を下げた沈みと、鍔元の支点を刀身部へと上げるために、それらを同時におこなうことで、刀の重さがこれまでに無いほど軽減され、構えた位置を高くしても、これまでのように違和感も無く再現性をもって振れる事が出来た。これは自宅で真剣を使用しても同様であった。私はどうやらこの剣の振りについては今後もずっと考え研究課題にしていくのだろう。物理的な速さでない速さが、腕や肩から離れたところにあると現時点では考えているので、そのことについて今日は進展があったと思う。

 夜は、先にも記した甲野先生の夜間飛行のメールマガジンの動画撮影のため、終電前まで密度の濃い稽古となりました。ここでさまざまなことを申し上げるの憚られますが、甲野先生の動きはあらためて常人離れしております。私は四十歳ですが、スポーツ選手では引退が迫られる年齢となりますが、私にとりましては今始まったばかりで衰えることなど考えたことも無く、私レベルでも前に進んでいることは実感できております。甲野先生を間近で拝見しておりますと、年齢と身体の関係に???となってしまいます。もちろんそんなことは以前から分かっておりましたが、反応の速さといいますか、動物的第六感のような不思議な動きに、年齢を重ねることへの不安が取り除かれ、期待に変わってきます。もちろん身体の使い方や取り組み方を間違えてしまえば絶対にそうはなりませんが、間近で拝見出来ることの有難さというのは、本当に掛け替えの無いものです。私自身、ボクシングをやったり、会社員をやったり、役者をやったり、さまざまな人生を目指して生きて来ましたが、この数年間は自分の人生を見つけたことによりこれまでの迷いや不安は無くなりました。これは何度か絶望を経験した私にとっては非常に有難い事であり、今のエネルギーに繫がっているのだと思います。一日を生きる、そのことの積み重ねでありますが、全身全霊を掛けられるのなら掛けなきゃいかんと思います。普通であってはいけないというのは私自身感じていることであり、普通という概念は人によって違うと思いますが、少しずつ時間を掛けながら、普通じゃないことが普通になる生き方にしたいと思います。現在27時30分。まだまだ書き記したい気持ちと体力はありますが、新聞屋さんのバイクの音はまだいいのですが、小鳥が鳴き始める頃に床に着くのは少々辛いので、この辺にしときます。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程  
2015-10-14(Wed)
 

身体を動かす気持ちの美しさ

 本日は品川区総合体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。今朝方は雨が降っていたが、運よく外出する際には雨は上がっていた。今日の講習では、先週に比べて昼間の部と夜間の部の参加人数がバランスよく分かれていた。そんな条件の整った本日は嬉しい事が2つあった。

 まず、昼間の部において開始前にIさんとHさんがご婦人Oさんを誘って立ち回りの練習をおこない、厳しくも愛情溢れるIさんとHさんの指導ぶりを離れて見つめながら、人の想いというものについて感じ入るものがあった。ご婦人Oさんとしても、このお二人からの申し出には感じ入るものがあったのではないだろうか。そこには年齢を超えた友情があり心が洗われるような美しさを私は感じてしまう。

 Oさんもおよそ週3回の稽古に時間外の立ち回り稽古まで入るとなると、ちょっと私のほうが心配になってしまう。Oさんいわく「私の場合、立ち回りじゃなくって立ち止まりですから・・・・・・」と仰っていたが、gold castle の中でも使い手であるIさんとHさんの絡みであればOさんも思い切ってやれるのではないだろうか。演技となると繊細さと図太さが必要になります。普段と違う対応が良しとされる空間ですので、そこがお芝居の面白いところでもあります。

 夜の部では、先週のご婦人Oさんに続き、演技派アクション女優のHさんが100回目の受講回数に到達されました。100回の受講となりますと、毎月4回受講されたとしておよそ2年掛かります。昨年の6月8日からの参加ですのでそのペースの早さには相当な情熱を感じます。 

 私から見てこの一年でHさんは大きく成長されました。それは私が言うまでも無く、皆さんが感じられているように昼間の部、夜間の部問わず皆から慕われる存在となり、このgold castleを盛り上げてくださっています。私の目の行き届かない部分にもさりげなくフォローをしてくださり、新しい生徒さんにとっても頼りになる存在として、私は非常に助けられています。

 今日一日を生きている。そういう雰囲気を感じさせるHさんですが、私も一日を疎かにしないように時間を使わなければなりません。笑えるためには苦悩があり、楽しむためには努力がある。そこに葛藤し弱い自分を知りつつもがいていく。そういう経験を積み重ねた人は、強さ、優しさ、思いやり、それらが分かる人になっていくように私は思います。

 Hさんとの掛け合いでは3月15日の戸越体育館での両面を使った夜間の講習がひとつのターニングポイントであったような気がいたします。今では袴姿の印象が強いですが、かつてはTHE・アクション派と感じさせるジャージ姿に、思わず3月15日の講習で失言をしてしまい、そこから今日に至るまでHさんとのやりとりに妙な空気感が混在され、それが面白おかしく私も言葉を選ばなければならないことを学んだのでした。

 かつて悩まれていた「壁」については、越えることが出来たのか、はたまたブチ破って行かれたのか、私としてはあの当時の壁は越えて行かれたように感じています。今は私に一撃を入れる日を願って励まれているようですので、私としましては、ご婦人Oさんもそのように仰っていましたので、気をつけなければならないと思っています。同時に、お二人の実力を上げるためには私も精進し、そう簡単にやられないようにしなければなりません。

 今日の講習では、100回記念にHさんの頭を木刀でコツンと打ってしまいましたが(たまたまですが・・・)さらなる高い壁を越えていけるように、そして第二第三のHさんのような方が誕生することを願って、私としてはご縁のある方との出会いを大事にしたいと思います。

 人生経験をどのように活かしていくのかということもありますが、経験は現在進行形でなければならず、それを形にし結果を出していくには高い壁に挑み続けなければなりません。これは私自身の心にも突き刺さりますが、チャレンジする姿勢は美しいものです。それぞれの中にある日常を生き抜き、同じ時間軸の中で稽古する。そういったご縁のある方との週に数度の稽古は私にとりましても生きている中で重要な時間であります。人の数ほどドラマがあり、いろいろな世界感の中で世の中の人達は生きています。そういった中に置いて、今現在、武術稽古に没頭出来るということは非常にありがたいことだた思っています。これからも、そうした世界感の中で人生を生き、そこで出会った方々を大事にこれからの折り返しの人生を歩んでいきたいと思います。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程
  
2015-10-12(Mon)
 

翻弄されない生き方

 さて、本日土曜日の gold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、このところ土曜日と日曜日に続けて参加される方が増えてきており、今日の講習でも賑わいを見せた。やはり動きを見ていても、一ヶ月の受講回数が多い方の成長は早くなってきている。私としてはそういう方達をさらに引き上げていくには、全体の中でおこなう内容からその方にとって必要な身体の使い方や技術を具体的に伝えていく必要がある。動きを覚えるというのはゴールでは無いので、特に熱心な方にはその覚えた動作の中から違和感を感じ、それを解消するためにはどうしなければならないかということを考えながらおこなう必要があるだろう。

 最近は私も脚部の稽古の必要性や、剣術における刀の操作法などに時間を割いているため以前のように抜刀術の指導時間が取れなくなってきた。居合刀を持って参加されている生徒さんもいらっしゃるので、抜刀術の指導はなるべくおこなうようにはしたい。だが抜刀術は、私の場合ゆっくりおこなって形を覚えるというような稽古法をしたことはなく(巴抜きは別として)微妙な緊張状態と独特の身体感の中でおこなう必要があり、身体を練るための後方突きや、鞘離れで止める抜付、ゆっくりと袈裟に斬り下ろす螺旋軌道を習得するための巴抜きなどはまず始めに伝えるべき内容としてこれまでにおこなってきた。抜刀術では、先ほども記したように独特の身体感があり、真剣に近い感覚である居合刀での操作感と鞘付き木刀でおこなう操作感は、まるで違うものなので、身体を練ることに特化した内容であれば問題ないが、一つの技として一律にお伝えするのは非常に難しいものがある。だが、初めは誰しも分からないものなので、やはり私が身体で見せて伝えていくことが、その方にとって何かの入り口になっていくのかもしれないと思う。

 そういった意味で、現在私が自分の稽古でおこなっている抜刀術や納刀法を11月23日(月)勤労感謝の日に12時00分~14時00分の時間帯で品川区 総合体育館 剣道場でおこなう予定である。普段の講習では、説明するのにとても時間が足りないので伝え切れていない身体の使い方や、細かい技術などについて2時間集中的におこないたい。(詳細につきましてはあらためてお知らせいたします。)

 土曜日の講習は1時間半あるがそれでも今日は終了時刻を10分間押しておこなった。明日は1時間しかないので、どのように進めていけるか頭を悩ますところではあるがおそらく今日とは違った内容になるだろう。土日と続けて参加されている方のためにも、講習内容に変化をつけて、2日間続けて参加して良かったと思えるような講習にしたいと思う。

 稽古日記は、稽古で得られた感触がそのまま文面に対する熱になっている。稽古内容や稽古を通じて感じる人と人との思いやり、私が学んでいる武術稽古はごまかしたり、よく見せようという思いは皆無なので、社会に出て生きていく中で自然と身につけざるを得ないそういう部分が、己の身体をごまかしたりよく見せることなど、自分自身が最もよく分かるので、技を身につけたり己を向上させていくには、まずそういう考え方をしないことが大切である。また、私自身武術稽古を通じてものを見る見方が変わった理由の一つに、そういう器用なごまかしに気が付けるようになり、態度であったり、会話であったり、文章であったり、今まで感じられなかったことが感じられるようになったのは武術稽古から学んだ大事なところであると思う。もちろん私などは未熟に未熟を重ねた人間なので、今後も学び精進していかなければあっという間に墜落してしまうだろう。

 現代における武術稽古の意味のひとつに、技が出来るか出来ないか、そこにごまかしは通用しないし、よく見せようとも出来なければよくは見えない。つまり技が出来るためには、学びが必要であり、それは与えられるものではなく、自らが望んで学ぶものである。なかなか教えられていないのは、どうしてその技が出来るようになりたいのか?そしてそのための稽古はどういう風に取り組むと良いのか?そこには、コツのようなものではなく、自らがその問題と向かい合って、純粋な気持ちを忘れずに時間を掛けることが出来るかにある。もちろん私の言っている事が正しいとは思っていないし、もっと良い学び方はあるだろう。ただ感じることは、学校教育も含めた現在の社会からものの考え方がどう育っていくのか・・・・・・?そういった中に巻き込まれ、数十年で出来上がった考え方に、どうして翻弄されなければならないのだろうか・・・・・・?時代は進み確実に変わっていくだろう。どうせ変わるものならば、翻弄されないものを自らの手で掴んで生きていく事の方が、これからの時代には向いているのかもしれない。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程
  
2015-10-11(Sun)
 

爽やかな秋の空

 最近は次の日が朝早い場合など睡眠時間の確保のためにその日のうちに日記が書けなく・・・・・・というより書かなくなってきた。だがやはり、一晩越すと文字に対する鮮度が落ちてしまう。もう少し自分の時間を確保出来るような生活へシフトしたいものである。

 まず、昨日木曜日はようやく太陽が顔を出してくれた。このところ木曜日はいつも雨が降ったり降りそうで降らなかったりで木曜日と言えば雨養生がいつものパターンになっていた。そんな木曜日が一変、高田馬場の武道場から出た際の空模様は雲一つ無い爽やかな秋晴れであった。

 昨日の高田馬場での稽古は、昼過ぎにも関わらず混んでいた。そんな中M氏とW氏と脚部の鍛練稽古をおこない、蟹、雀、音無し、クロール、などをおこない、武道場の横面半分まで三歩でバランスを崩さないように移動しながら杖の廻し打ちをおこなう稽古を久しぶりにおこなった。M氏もW氏も三歩で武道場の真ん中で構えた木刀を打ち込むことが出来た。

 座りでの切り落としはやはり二人共に重さが変わった。座りでの稽古は、まだ身体の感覚が掴みきれていない私には制限された状態ゆえ身体の各部分に惑わされず取り組めそうである。

 夜からは住吉でK氏との稽古をおこなう。始めに座りでの切り落としをおこない、なかなか感覚が掴み難いK氏に、足を動かしながらおこなっていただいたところ、重さが変わり最後までその感じが途切れずにおこなうことが出来た。この部分の使い方の会得がK氏にとって大きなテーマとなるであろう。

 杖の打ち込みや剣の振りに関しても、落ちる前の上がる時に振らなければならず、その上がる使い方は、練られた身体の要素も必要であるが、極々小さく、そして強く働かせることが出来るようにならなければならないと私自身思っている。だが、これまで、落ちるときに合わせていた振りが、上がるときにどう合わせるか、ということに気がついてからはそこに合わせるためのほかの部分のパズルをもう一度並べ替えなければならない。この上がるときというのは、田島さんの「上下の謙譲の美徳」でもあり、甲野先生の「人間鞠」から学んだものである。そのためには、蟹や雀や音無しの沈みなどは鍛練稽古として必須であるが、毎回これをおこなうと、稽古時間がこれに割かれてしまうので、もっと効率よくおこなうには・・・・・・「!」っと気がついたのが、住吉でおこなった「音無しの雀足」である。この「雀足」というのは甲野先生が名付けられたものであるが、その名の通り雀が足を前後させずに、ピョンピョンと同時に両足を進ませている歩法である。これだけでも鍛練稽古になるのだが、これをさらになるべく音をさせないように丁寧におこなうと、長くは続けられないほどあっという間に身体に効いてくる感じがある。沢山出来るものではないので、限られた時間の稽古でおこなうには良いだろう。

 さて本日の稽古では、高田馬場にてM氏と稽古をおこない、そのなかでまず、杖の体操中にフト新しい動きが生まれた。別段工夫があるようなものではないが、やっていて気持ちが良いのと、高齢者の方にはお勧めであると感じた。稽古をしていると時折こういうプレゼントがあるから嬉しいものである。

 杖の「繋之型」の最後の部分をジックリとおこなった。特に、巴から右足を引きながら杖を右手手之内で回転させ、左手が杖を滑り上がっていった後の、左手を支点に支点を固定し右手による裏車に苦労される方が多い。これは私が考えた動作なので私が苦労する事はないが、その時の左足の送りも忘れやすいようである。なぜ私が苦労しないかと言えば、私が考えたからであるが、そもそもこの動作を考えたキッカケは、男性で居合いをされていた方がどうしても最後に手之内を締めすぎる癖が強く、かならず最後に力の終着点としてのタメを作る動きが見られたので、それらが出ない動きをその時に考える必要があった。

 そこで、動きが止まらずに連動し続けるための動作が求められ、そのためには杖の動きと身体の動きがぶつからないように、次にどう動きたいのかを、杖と身体の関係性から生まれたものである。私が嬉しかったのは、この動作を考えてしばらくして、井上さんと稽古をする機会があった時に、初めてこの連動した動作をお伝えしたときに、井上さんが、「この動きは気持ちいいですね。」と言われながらたちまち最後まで覚えられたので、私としても、この動作の流れはやはりこれで良かったのであると、確信が持てたのであった。

 私が杖の稽古で求めているものは、手足が無意識の中でどのように反応し動きを導いてくれるのかというところにあり、予め予測したものをなぞるような動作でなく、身体が何を選んだかに興味がある。もちろん、それぞれの技や打ち込みや突きについてもかなり時間を掛けて取り憑かれたようにやっているが、安易に同じパターンにならないように、マンネリ化しないように気をつけなければならないと感じているところでもある。
 
 M氏との稽古で今後の可能性を感じたのは、袋竹刀でおこなった鹿島神流の基本太刀にある「突返」である。最近はこの基本太刀の、袈裟斬、突返、斬割、足払浮船、を集中的におこなっている。昔は鹿島神流の木刀(一般的な木刀よりも太い直刀である)を使っておこなっていたが、今は稽古相手のことも考えて袋竹刀でおこなっている。身体の使い方も今後さらに研究して対応していけるようにしたい。今日の最後にM氏の突返が突然冴えてきたので、私も嬉しさと共に顔が笑いながら真剣さが増してきた。言葉を交わさず、しばらくの間この突返をおこなった。反応、重さ、前に向かう気持ち、これまでのM氏の動きとは別人であった。私としては、剣術稽古が退化してしまわぬよう、そのあたりを厳しく己を見つめながら、出来たことが果たしてどれ程のものなのかということに意識をおいて稽古に望まなければならない。

 突き進む速度を落とさないためにも、何かを知り、そのための時間を費やし、得ていかなければならない。だがハッキリと言えるのは、私との稽古に来てくださる方がいるお陰で、こうした稽古が出来ているという有難さである。11月からは金山剣術稽古会として、新たな環境で集中稽古が始まる。これから年月を積み重ね、私が武術をおこなっていることの意味が果たしてどういう形としてここに表れてくるのか、最近そのことについて責任も感じるが、燃えるような情熱が湧き起こっている。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程
  
2015-10-10(Sat)
 

秋の夜長に起きている

 朝晩は肌寒い日が続いており、今日は軽い頭痛がしている。いろいろと同時進行でおこなっているが、もう少しゆっくりとした時間の中で過ごすようにしたい。

 一昨日は高田馬場の武道場で17時よりM氏と稽古をおこなった。月曜日にも関わらず周りに人が多く、こういう風景で稽古をおこなうのも今月一杯でしばらく無いのかと思うと逆に寂しいような気もする。だが、やはり貸し切りした稽古空間で集中的におこなう稽古は違うものがあるだろう。11月からはどういった稽古になっていくのか・・・・・・私自身閉ざされた空間での集中に期待している部分もある。

 M氏との稽古では座りからおこなった切り落としに、大腿部の付け根や肚の感覚が掴みやすいことが分かり、これは私にとっても収穫となった。その感覚を立った状態でおこなうことでM氏の切り落としがこれまでおこなったどの時よりも重くなってきた。そして今回その感覚を杖での打ち込みや剣での斬りで確認したところ、今まで以上の重さが乗っていた。思わず私は「今日は記念日になりますね。」と言ってしまったが、私にとっても今後人に伝えていく中で「浮き」をかける感覚を得物にも同様に使えるようにするために、11月から稽古会とした私の集中稽古で体術からその感覚をともに学んでいきたいと思う。

 私も集中して取り組んでくれる稽古相手がいるとつい気合が入りすぎて、大きな気合とともに相手の喉元ギリギリへ袋竹刀の切っ先を何度も突き付けてしまうので、女性であるM氏は少々萎縮気味であったように思う。そのため早めに稽古を切り上げたが、私は今後もその人の心の強さを引き出すために、女性であっても気合と共にギリギリの部分を狙って稽古していく。私自身も気合が力みにならぬよう、肚を意識し呼吸に音を付けた意味合いでの気合をかけていきたい。

 19時30分からは久しぶりに大和氏との稽古をおこなった。いろいろと忙しくされている方であるがこうして時間が取れるようになった時に稽古に参加していただけるのは私としても気持ちが入るものである。大和氏との稽古でも私は話が長くなってしまう。井上さんにしてもK氏にしても、自身でおこなう稽古環境があるので、こうした互いに思っていることを話し合うということは実に有益なことであり、私としてもそういった方々と定期的に稽古が出来ることは同じ時間軸で生きている者としてありがたい存在なのである。時間は平等に進んでおり、その進み具合とともに何を感じ何を行動しているのか、そうした部分が同調できる人は掛け替えのない存在であり、知り合った月日からなる関係性とは違うところで、気持ちが通じているように思う。年に一度だけアメリカから参加される。加藤氏もその一人であり、2年連続合計4日しか稽古していないのに、不思議と何年も稽古をしてきたような感覚がある。今年も11月の終わり頃になると加藤氏が日本へしばらく戻られる日が来るので、今年は高田馬場ではなく、戸越体育館か江東区スポーツ会館での稽古になるだろう。この一年でかなり私の稽古内容も変わったので、全て伝えきれるか分からないがその日が非常に待ち遠しい。元気で過ごされていることを願う。

 大和氏との稽古では、M氏の時に得た座りでの大腿部の付け根と肚の感覚を意識した切り落としをおこなった。大和氏の場合、膝を故障しているので、正座が出来ず足を横に崩した形でおこなったが、それでも切り落としに変化があったので驚いた。やはり座り稽古というのは今後さまざまにおこなっていかなければならないと思った。

 そして昨日の「高齢者のための剣術教室」では、新しい講習内容を幾つかおこなった。まず、杖の左右の持ち替えであるが、これは先週のイオンカルチャークラブの稽古で生まれた、片足を上げながら腕と連動して杖を動かしピタリと静止することを目的としたものである。ただ足を上げるだけななら、身体が後ろに仰け反るような形になりやすいので、運動から得られる効果としてはロスがあるだろう。杖を左右持ち替えながら同時におこなうことで、後ろに仰け反るような姿勢になりにくく、大腿部の付け根や肚に効いてくる感じがする。これは元気なSさんが真剣な表情で「あら、これはお腹にくるわねぇ」と実感されていたことからも有効である。

 次におこなった新しい内容は、私が他の稽古場でおこなっている杖の「繋之型」から途中の部分を抜き出し、それを皆さんにお伝えした。内容は、右足前右手下の状態から、左手の巻き込みによる突きを入れ、そのまま左手を伸ばし右手を引き、右手が左手と前後入れ替わりそうになるのと同時に、右足と左足も入れ替わる。そのまま杖を水平に保ちながら引き続け、身体は時計回りにゆっくりと回転し始め、左手が杖先付近に来たときに、杖を水平から垂直へと高く左肘を伸ばしておこなう、その時同時に左足も時計回りに旋回し始め、杖とダンスをしているような形となり左足が回りきらなくなる辺りから下側にある右手を滑らせながら杖を上げていき、水平ラインを超えた辺りから左手を内側に巻きいれ下に下げていき、体はずっと止まることなく時計回りに回転をし続け、そのまま右肩上から右手一本で杖を打ち下ろす。

 文字にすると何やらさっぱり解りづらいがこのような事を高齢者の方々におこなっていただいている。頭を使いながら、ゆっくりとした動きの中で、バランス感覚と足の筋力を使いながらおこなうこの稽古は、「長い動きを覚えるのは楽しい!」と86歳のDさんが仰っていたように、こういうひとつの形をお伝えするのも、その方にとって実感できる一つの成果として自信が持てることになるだろう。

 最後は木刀を使っての寸止め稽古である。これには意外と言っては失礼かもしれないがNさんが上手に振れていたので何度も何度も褒めてしまった。というより言葉に出てしまった。当初木刀の重さを気にしていた方がほとんどであったが、こういう操作性を重視した内容になると、重さを忘れ集中して何回も木刀を振ってしまうものである。もちろんこの稽古は世話人を務めて下さっているOさんもなかなか上手であるが、最近の私の中にあるものは、「静止」を重要視しており、静止状態から動き出しに入るまで、そして動いている状態から静止状態になるまでの一連を今まで以上に大事におこなっている。今後もいろいろと新しい動作を取り入れ、皆さんの脳を活性化できるような楽しい稽古法をお伝えしていければと思う。

 講習後はレストランで皆さんと食事会となり、この日食欲の秋といういこともあって、旬の物や調理法などの話に花が咲き、私も頭の中でいろいろとメモをとりながら楽しい時間を過ごさせていただいた。私は昔からあまり遠慮をしないからなのか、人から物をいただくことが多く、私の唯一の才能かと思うほど食べ物など頂くことがある。子供の頃は人見知りが激しく、何事にも遠慮がちであったため、遠慮しすぎて相手に不快な思いをさせてしまったと感じた記憶から、相手のためを思えば遠慮はしないようにしようと変わってしまったのかもしれない。それが一般的な気遣いが出来ないことが悩みの一つでもある私の性格となってしまった理由の一つなのかも知れない。

 昨日は帰宅後いろいろと事務作業をおこない、これはこれで疲れてしまう。だが、人が楽しむことを想像しながらおこなっているので、その時がくるのを楽しみに作業した。私も凝り性なところがあるので、時間があったらあったで結局のところはゆっくり出来ない。まあこれも性格なのでしょうがない。

 第4回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」のお申し込みが現在までで5名となっております。これまでの稽古の成果を試して見たい方や、今後の稽古に必要なものを見つけたい方、初めて顔を合わせる方、皆様とのご縁を楽しみにご参加お待ちしております。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
 金山孝之 11月稽古日程
2015-10-07(Wed)
 

『池田屋騒乱』

 2015年10月31日(土曜日)9時20分~11時20分に開催する第4回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」は現在3名の方からお申し込みをいただいております。今回の立ち回りにつきましては、前回の土方歳三の最期のシーンと違い、この特別講習会用に台本と立ち回りを青木賢治さんが一から作られました。

 青木さんには2回も続けていろいろとご負担をお掛けしてしまうことになりましたが、11月と12月は会場の都合や他の企画など調整をおこなった結果、年内は立ち回りの講習会は開催出来ません。したがいまして、今回の立ち回り「池田屋騒乱」では前回に続き土方歳三や今回新たに沖田総司が登場し、さらにこの物語りの主役とも言える宮部鼎蔵や吉田稔麿といった勤皇志士達を合わせた4名で構成されております。前回参加された方、または初めて参加される方にとって是非経験していただきたいものであると思っております。その方に合った動きでおこなっていただきますので興味のある方は是非ご参加下さい。

(青木賢治さんからのコメントです)
第4回 GM happyコラボレーションの舞台は、新撰組を一躍有名にした、ご存じ「池田屋討ち入り」。
しかし、今回の主役はどちらかと言えば新撰組ではなく、敗れていった攘夷派の志士たちです。

土方歳三の最期もそうですが、僕はむしろ敗れていった者たちが語る言葉、物語に興味があるのかもしれません。
金山孝之さんも、この壮絶な場を彩る剣技を一緒に考えてくださいました。
役者さんはもちろん、一般の方にも是非体験していただきたい企画です。

剣術を物語の中でどう活かせるのか?
何が剣を輝かせるのか?
今回もみなさんと一緒に、探っていきたいと思っております。


 今回の立ち回りに応用した抜刀術や剣術は、「抜付」「巴抜き」「竜の落とし子」「三方斬り」などを動きの中でおこなって参ります。もちろんただ技をおこなっても稽古にしか見えませんので、そこに物語りの力を借りどういう動きになっていくのか・・・・・・前回参加いただいた方には僅かながらも感じとれる部分があったように思います。今回の立ち回りを経験し、次への大きなステップに繫がるように私も全力で力を出していきたいと思っています。


 第4回 GM happyコラボレーション
2015-10-06(Tue)
 

2015年11月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

金山剣術稽古会に関する見学、または参加希望の方はこちらのブログにある
【お問い合わせ】よりご連絡下さい。
詳細につきましてはこちらをご参照下さい。
http://kanayamatakayuki.blog.fc2.com/blog-entry-609.html
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)

『gold castle 殺陣&剣術スクール』の詳細やお申し込みにつきましてはこちらをご参照下さい。
http://www.tate-ken.com/





11月1日 日曜日    『gold castle 殺陣&剣術スクール』
                9時10分~11時10分
                品川区 総合体育館 柔道場
             
                18時30分~20時30分
                品川区 総合体育館 剣道場
             
      

11月2日 月曜日    『交流稽古』
                15時00分~17時00分
                品川区 戸越体育館 剣道場
             


11月3日 火曜日    『クラーチ剣術教室』
                10時00分~11時30分
                          
            

11月5日 木曜日    『金山剣術稽古会』
                19時00分~21時00分 
                江東区 スポーツ会館 剣道場            



11月6日 金曜日    『金山剣術稽古会』
                15時00分~17時00分
                品川区 戸越体育館 柔道場
              


11月7日 土曜日    『gold castle 殺陣&剣術スクール』
                12時30分~14時00分 
                品川区 戸越体育館 柔道場
             
                『イオンカルチャークラブ剣術教室』
                18時00分~19時30分 
                イオン葛西店
              

            
11月8日 日曜日    『gold castle 殺陣&剣術スクール』
                12時00分~14時00分
                品川区 総合体育館 剣道場
            
                18時30分~20時30分
                品川区 総合体育館 剣道場
             


11月10日 火曜日    『クラーチ剣術教室』
                 10時00分~11時30分

                 『金山剣術稽古会』
                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場
              


11月11日 水曜日    『金山剣術稽古会』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
             
              

11月12日 木曜日    『金山剣術稽古会』
                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場
            


11月13日 金曜日    『金山剣術稽古会』
                 15時00分~17時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
              


11月14日 土曜日    『イオンカルチャークラブ剣術教室』
                 18時00分~19時30分
                 イオン葛西店
               


11月15日 日曜日    『gold castle 殺陣&剣術スクール』
                 9時10分~11時10分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
              
                 15時00分~17時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
              


11月16日 月曜日    『金山剣術稽古会』
                 15時00分~17時00分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              


11月17日 火曜日    『クラーチ剣術教室』
                 10時00分~11時30分
             


11月18日 水曜日    『金山剣術稽古会』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
             


11月19日 木曜日    『金山剣術稽古会』
                 19時00分~21時00分
                 江東区スポーツ会館 剣道場
             


11月21日 土曜日    『イオンカルチャークラブ剣術教室』
                 18時00分~19時30分
                 イオン葛西店
              


11月22日 日曜日    『gold castle 殺陣&剣術スクール』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              
                 18時30分~20時30分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              


11月23日 月曜日    『抜刀術特別講習会』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 総合体育館 剣道場
                 15時00分~懇親会


11月24日 火曜日    『クラーチ剣術教室』              
                 10時00分~11時30分
             


11月25日 水曜日    『金山剣術稽古会』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
             


11月26日 木曜日    『金山剣術稽古会』
                 19時00分~21時00分
                 江東区 スポーツ会館 剣道場
             


11月27日 金曜日    『金山剣術稽古会』
                 18時30分~20時30分
                 品川区 戸越体育館 柔道場
              


11月28日 土曜日    『イオンカルチャークラブ剣術教室』
                 18時00分~19時30分
                 イオン葛西店
               


11月29日 日曜日    『gold castle 殺陣&剣術スクール』
                 9時10分~11時10分
                 品川区 総合体育館 柔道場
              
                 18時30分~20時30分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              


11月30日 月曜日    『金山剣術稽古会』
                 12時00分~14時00分
                 品川区 戸越体育館 剣道場
              




※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお受けいたします。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2015-10-05(Mon)
 

感謝の気持ち

 本日は秋晴れの清々しい一日であった。夜は肌寒くなり体調管理に気をつけなければならない。幸いにも、私や周囲の方々に風邪を引いている方の情報は今のところ入ってこない。だが、クラーチ剣術教室で肺炎にかかっているIさんの事が気にかかってしまう。

 今日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習では、ご婦人Oさんが受講100回に到達され、私から感謝の気持ちを込めてささやかなプレゼントをさせていただきました。関節リウマチにより身体の可動域に制限がある中本当に良く頑張って参加されています。初めは椅子に座りながらの講習でした。私もOさんの前に跪きながら杖の持ち替えや滑らせ方など指導していたのを懐かしく思います。Oさんとの出会いは、私が絵画モデルとして何度か参加したデッサン教室で、開講前日の2013年10月19日gold castle のチラシをお渡ししたことから始まりました。当初は見学ぐらいのつもりであったと思いますが、殺陣クラスの時間は私の手が空いてますので、せめて何か楽しんでいただきたいと思うことから、椅子に座られて杖の稽古をおこないました。そうしたOさんとの稽古は私にとっても得るものが大きく、筋力の弱いOさんがどうすればフラつかずに剣が振れるか、またはピタリと留めることが出来るか、これは高田馬場の武道場で私自身の一人稽古で得たものを、Oさんの身体を通じて検証させていただくことができ非常に得るものがありました。

 受講100回のOさんですが、それだけではなく昨年の8月から毎週火曜日に開催しているクラーチ剣術教室に参加されており、この教室の立ち上げの第一人者でもあり、世話人として私を全面的にサポートして下さっています。その事につきましてはここであらためてお礼申し上げます。最近では木曜日にクラーチの同スタジオで自主的に集まって稽古をおこなわれています。つまり週三回は剣術や杖術または抜刀術の稽古をされています。Oさんには感謝のお言葉をいただきますが、私にとりましても未熟な一剣士にも関わらず私を信じ付いて来て下さることに感謝しております。

 先月は初めて立ち回りというものを経験していただくこともでき、これに関しましては正直私の願いを強引に押し付けた感じもありますが、剣豪小説が好きであると言われるOさんの喜ぶ姿を想像しそれを叶えるために強引に推し進めたことはお詫びしなければなりません。ですが、よくぞここまで身体を動かし緊張する場でやり遂げることが出来たと私個人といたしましては一番の感動的な瞬間でありました。

 一つの空間というものは、そこに関わる多くの方の人生に何らかの影響があり、そのことを共有できる喜びというのは非常に素晴らしいものであると思います。今回はOさんについて特別に記させていただきましたが、全受講生最多100回の到達と、今後益々の進展を願い私からの感謝の言葉として述べさせていただきました。これからもお身体に気をつけて200回を目指して精進していきましょう!


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
2015-10-05(Mon)
 

一瞬一瞬がこれからを決めている

 本日は品川区総合体育館でgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。土曜日は剣術クラス限定の開催日であり、この土曜日剣術クラスの開催も来週で1年を迎える。お陰様で土曜日に参加される方も増えてきているので、日曜日より30分長い持ち時間でジックリと伝えていければと思う。

 昨日青木さんにも言われたが、私自身企画を考える人間であったとは自分でも驚いており、同時進行で10月、11月、12月までの企画を進めている。特に12月の企画については確定するまでまだ発表出来ないが、これがそのまま形になれば間違いなく記憶に残るイベントになるだろう。

 さて本日昼の講習では、杖の十一連続動作之型をおこない、20秒を切ることをテーマに動きの繋ぎ目をいかに無駄なく正確におこなえるかを実践していただいた。あまり秒数をつけたりするのは本来良くない方向になりがちになるのでやらないのであるが、目的は早くやることより、動きの繋がりが疎かにならないように、十一が一になるような一つの技としての動きになることを目指しておこなうことで、質というものに気がつくのではないかと思っている。今日は16秒台の方と15秒台の方が現れたので、今後はその秒数でゆっくりおこなえることを目指していただきたい。つまりは各部に掛かる負担を減らせるような身体の使い方を考えること。

 明日も空間的スペースがあればこの型稽古をおこなうが、そうでない場合は杖主転廻をおこなう予定である。クロールの転廻バージョンを今日はやらなかったので、明日忘れてなければこれをおこなおうと思う。

 夜からのイオンカルチャークラブでの講習は、参加者のニーズに合わせて体操系を中心におこなった。このイオンカルチャークラブでの講座は私の都合により2015年12月一杯とさせていただくことになったが、カルチャークラブでの教室というものを知ることが出来たのは良い経験であったと思う。

 今後は長く続くための活動を考え形にしていかなければならない。そのためには自らが動き信頼出来る方々とともに力が発揮出来るものを示し続けていく必要がある。一瞬一瞬がこれからの全てである。


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
2015-10-04(Sun)
 

高田馬場カウントダウンでの奇遇

 本日は井上欣也さんと高田馬場で稽古をおこなった。井上さんとはこの高田馬場で毎月一度稽古させていただいているが、来月から2016年3月一杯までこの武道場が改修工事のため使用できなくなるので、来月からは、戸越体育館か江東区スポーツ会館になるかと思われる。だが、井上さんは遠方からいつも来られているので、そのご負担を考えると非常に申し訳ないと思うのである。そういう意味ではこの高田馬場が来年の4月から営業再開されれば、井上さんとの稽古は再びここでおこなおうかと思っている。それはその時になって選ぶことにしよう。

 そんな高田馬場での稽古開始から間もなくして、視野に迫ってくる影があり、「青木さん・・・早いなぁ・・・」と思っていたら、毎年甲野善紀先生のDVD撮影でご一緒させていただいているIさんであった。こうして3人揃うのも奇遇であり、しばらく3人で稽古をおこなった。このタイミングにして何やら不思議なものを感じざるを得なかった。

 今日は井上さんに、以前からお伝えしようと思っていた、クロールの転回バージョンと、雀足の腹圧版、そして最近の精妙な木刀の操作による身体の使い方の点検、そして起こり頭を捉える稽古をおこない、起こり頭を捉える稽古では私の中で、これは反応されない圧倒的な何か違うものに気が付かなければならないような気がして、相手が居着いてしまう状況作りも技には必要で、それが無い状況下で、圧倒的な捉えられない剣の振りとはどういうものだろうかと思うのであった。それは水の中に手刀を入れた際に、水が飛び散らずスット割り入るような不可能に近い感覚なのかもしれない。とにかく相手の動作条件が同じ場合、圧倒的な差をもってこれをおこなうのは今の段階では非常に難しい。だがこの稽古は感覚的に得られるものがあるので、単純な素振りをおこなうよりは互いに、起こりを捉え、または捉えられないように振る稽古をおこなうと操作が精妙になってくるだろう。

 今日はこの稽古で、井上さんの提案により私が目を瞑った状態で井上さんが斜め後方に位置し、そこから私に向かって袈裟斬りを寸止めでおこなっていただき、私は何も見えない状態から気配で振っていくという稽古をおこなった。初めておこなったものであるが、意外に感じることが分かった。完全に視覚を遮断し、皮膚がゾワゾワとし、身体が反応する感覚。これが真剣を使っていたらもっと引き出されるものがあるかもしれない。こういう稽古のアイデアを下さる井上さんには本当に感謝しています。

 杖術では下三方突きに廻しを加え、廻し下三方突きとしたものをお伝えし、井上さんからの右腕の使い方に私も得るものがあった。体術での正面の斬りについてもまた一つ学んだことがあり、今後の稽古に活かしたいと思う。高速三段斬りに関してはもう私が言うことは何も無く、身体の使い方によりこんなに変わるのかと驚いてしまう。この数ヶ月間で、井上さんはかなり進展されたのではないだろうか。私も遅れないように頑張らなければと大きな励みになっています。

 次回は、会場が変わりますが宜しければまた稽古お願いいたします!ありがとうございました。

 日程の都合で今日はこの後から青木賢治さんが高田馬場に来られ、井上さんをご紹介した際にヨガについてお二人の共通した話題に私はついて行けなかったが、何やら興味深い情報交換になりそうと私は楽しみに感じた。井上さんが帰られた後に、青木さんと人数が増えて狭くなった武道場で、10月31日(土)におこなう立ち回りの動きを打ち合わせしたのであるが、僅か40分程の動きのイメージでほぼ9割方出来てしまったのであった。これには私も青木さんも驚き、剣術という身体の使い方からなる動きを、さまざまな制限の下、その中で何が出来るかと考えたときに、何でも自由というものよりむしろ、そこに合う動きというのは見つかりやすいものだと思う。その制限とは例えば、参加される方々が出来る技の種類。この物語の役の心情から選ぶ太刀筋、または間である。その中で剣をどう扱うか、シンプルな動きにもそこに物語にそった感情表現が動作に現れるなら、その動きには意味があり、お芝居と動きが全く別物になってしまうと、見ている側としては急につまらないものに感じてしまう。前回の立ち回りを経験された方には感じられた部分であると思われるが、役に入り演じていく中で、その人物がおこなうであろう剣の操作、身体の使い方に違和感がなければ、その動きというのは見ている側にしてもマッチしているものであり、なにより動いている側としても、その動きも役作りの一つとしておこなわれているので身体に入りやすいのではないかと思う。そういった意味でも、青木さんは物語が書け、全体を構成する感覚を持ち、剣術を通じて身体の使い方の応用が、演じる側に対しスッと入りやすいものになるのだと思う。

 次回10月31日(土)におこなわれる第4回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」では、お申し込みを頂いた方々に、新撰組と勤皇志士達による「池田屋騒乱」の台本をメールでお送りし、4名の配役の中から第一希望と第二希望を選んで頂くことになります。

 前回も素晴らしかったのですが、今回はさらに台本と立ち回りがスケールアップしています。本番までに、皆さんが身に付けやすいように、どの程度まで譲っていけるかを想定しながら、身体が動ける方には剣術の体捌きを活かしていけるようにお伝えしていきたいと思っています。

 一ヶ月を切りましたので、お早目のお申し込み連絡をお待ちしております!


 第4回 GM happyコラボレーション
 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
2015-10-03(Sat)
 

第4回 GM happy コラボレーション

 2015年10月31日(土)に特別講習会を開催いたします!

 この企画は私、金山孝之がこれまで出会ってきた人の中で、人柄も含め才能のある方とともに講習会をおこなうことで、この企画に参加された方が楽しく有意義に幸せなひとときを体験できることを目指したものであります。そして私自身、この人とともに講習がしてみたいと、互いのセッションからその空間に何が生まれるのか非常に楽しみにしていることから、タイトルをGM happyコラボレーションといたしました。

 第4回目の講習は、「剣術と立ち回り」です。今回のゲスト講師は第3回目に続き、2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝の青木賢治さんをお招きし、この企画の為に新たに書き下ろした新撰組と勤皇志士達による「池田屋騒乱」を台本に、武術と物語りの力を借りて立ち回りをおこないます。

 今回は、前回に比べ各配役に見せ場があり、物語としても感情移入しやすいものとなっております。立ち回りにつきましては、この企画用に考えた剣術や抜刀術を応用した体捌きをお伝えして参ります。(高齢者の方や初心者の方にはもう一つの立ち回りを考えております)

 持ち物につきましては、衣装や刀(竹光)等、イベント用にお持ちの方はご用意下さい。※(居合刀は不可) シーンによって音楽をかけておこないます。(貸し出し用の鞘付き木刀、角帯、など数に限りがございますがご用意してあります。)

 役者の方や学んできた殺陣をお芝居の世界で試して見たい方、また、時代劇などが好きで雰囲気を味わって見たい方、それぞれの方に楽しめるような内容です。開催前日の10月30日までお申し込みを受付しております。


はぴこら4修正版



  【開催日】
 2015年10月31日(土)


 【開催場所】
 品川区 総合体育館 柔道場
 (JR五反田駅、JR大崎駅、都営浅草線五反田駅、東急池上線五反田駅)いずれも徒歩10分ぐらいです。
 

 【時間】
 9時20分~10時20分 『剣術&抜刀術』/金山 孝之

 10時20分~11時20分 『立ち回り』/青木 賢治

 12時00分~ 懇親会(自由参加)


 【参加費】
 3.000円 
 (懇親会でのお食事代は別途それぞれにお任せいたします)


 【お申し込み方法】
 こちらのブログのお問い合わせフォーム、またはこちらの窓口http://kokucheese.com/event/index/340916/より下記の内容を明記して送信下さい。(※お問い合わせフォームからの場合、スマートフォンはPCビューに変更する必要がありますのでご注意下さい)

 ①「氏名」
 ②「年齢」
 ③「性別」
 ④「懇親会の参加または不参加」 
 ⑤「木刀の有無」

 お申し込みは中学生以上を対象としております。その他ご不明な点がございましたら御連絡下さい。上記の内容を確認後こちらより折り返し御連絡させていただきます。


 【青木賢治さんのプロフィール】
2008年より中国武術「韓氏意拳」「剣体研究会」や松聲館の武術に出会い、研鑽を重ねる。
舞台俳優としての活動の傍ら、「虚飾集団廻天百眼」などの劇団の殺陣振り付けを担当。
2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝。

東洋の技芸に幅広く興味を持ち、ペルシャ音楽演奏者、インド占星術士としての活動も行う。
2009年よりペルシャ古典楽器演奏家サーシャーバリー・ハミド氏に師事。ペルシャ太鼓トンバク、葦の笛ネイを学ぶ。

インド占星術はジィーティッシュ・アーチャリアの清水俊介師、ディーパック・ビサリア師に就いて学び、現在ではプロの鑑定士として活動中。

 (活動履歴)
2008年より「虚飾集団廻天百眼」本公演『鬼姫』『死ぬ機械』他、シェイクスピア演劇、小劇団などで殺陣振付を担当
2011年 池袋のイラン料理店「ペルシャン・ダルビッシュ」にてhamid師と演奏活動を始める。
2014年 日本ジョーティッシュ協会インド占星術コース修了。
2014年6月 イランイスラム共和国大使館主催ノウルーズ祭のイベントで演奏を行う。
2015年5月 函館五稜郭祭主催「第28回土方歳三コンテスト」演技部門優勝。
2015年7月 三越日本橋本店のペルシャ絨毯展にて演奏を行う。


 こちらのブログ以外にでも、私や青木さんに直接お申し込みいただいても大丈夫です。初めてお会いになる方、久しぶりにお会いになる方、いつもお会い出来ている方、ぜひお気軽に参加してみてください。お待ちしております!


2015-10-01(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


       金山 孝之
   Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 GM happy コラボレーション 』と題し、ジャンルを問わず定期的にゲスト講師をお招きし、特別共同講習会を開催している

『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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ご質問や、稽古参加希望の方はこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

その他ジャンルを問わずお仕事のご依頼や『 剣技指導 』などのご依頼も受付けておりますのでこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

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