身体を動かせない人も楽しめる剣術教室を模索する

 本日は二週間振りとなる「高齢者のための剣術教室」であった。先週の火曜日は第3回 GM happyコラボレーションだったので、火曜日が五週ある9月は、通常は第五週目をお休みとさせて頂いているが、祝日が重なっている今月は皆さんが予定を入れやすい22日をお休みとさせていただいた。

 立ち回りの講習会から一週間経ってしまったが、私としてはもう二週間ぐらいは過ぎているように感じていた。今日のクラーチ剣術教室では、参加いただいたWさんとSさんがその時の体験をとても楽しそうに話されていたので、今回その一週間の間に何度も「やって良かった。」と思える感想をいただいた。力をいただき次なる展開に結びつくのは本当に皆様のおかげです。

 だが、このクラーチ剣術教室では一週間空いてしまったことで、微妙な変化を感じた。それは時の流れというものであり、一週間に一度とはいえ、生活のリズムが変わることは微妙な変化を引き起こす。この剣術教室の前夜には食事の量をセーブして体調を整えて来られる84歳のSさんや、前日には睡眠をシッカリ摂るようにされているNさんなど、この教室の講習時間だけでないところで身体にとって良い影響となっていることが嬉しかった。ただその間に体調を崩された方も二名いらしたので、ちょっと心配である。

 この教室では、楽しく頭を使いながら身体を動かすことに重きを置いていたが、ほとんど身体を動かせない人でも椅子に座って見学される事も大事なのではないかと思うのである。それは一人でも参加者を増やしたいということではなく、元々元気な方はそれに越したことはないが、いろいろな不安やその人にしか分からない事情により、元気を無くされている方も決して少なくないように思う。この教室で身体を動かさなくとも、毎週同じ時間に集まり、皆さんとワイワイおしゃべりしながら、またはジッと見ているだけでも、次の講習まで一週間の楽しみとして、日々の生活に楽しみが増えるのではないかと思うのである。無理に身体を動かすことは無く、ここでお茶でも飲みながら、ギャラリーとして参加していただければ、稽古されている皆さんにとっての刺激にもなるのではないだろうか。先日ある大道芸人のショーを拝見し、人を楽しませる余りの見事さに感動し気が付いたら涙が出ていたのでチップもはずんだが、そこで大いなる勉強をさせてもらった。

 今日の帰り道でたまたま以前座りながら参加されていたAさんとお会いし、五分ほど立ち話した時に敢えてお誘いするような事は言わなかったが、こういう方が楽しんでそこに居られる空間づくりとは果たしてどうすれば良いのかと考えさせられたのであった。そのためには、剣術教室といっても、私は人より覚えが悪いと思われて遠慮されてしまう方も少なくないと思う。だが、私がここで教室をやっている意味は、そういう方に元気になって頂きたいという思いがあるので、気遣うことなく参加出来る方法を考えたいと思う。

 午後からは高田馬場に移動しM氏との稽古をおこなった。ここでクロールの転廻をおこない、手足の運びと体の軸を意識して丁寧におこなっていただいた。こういう稽古は、やはり日々継続しておこなっていることで、ある時に動きの変化として完成することがある。

 高田馬場や住吉でおこなっている稽古は私にとって稽古の核となるものであり、そこで得たものが他でおこなっている講習などで活かされている。そして高田馬場や住吉でおこなっている稽古とそれ以外のgold castle やクラーチ、そしてイオンなどでは稽古と講習と分けているので、私自身の気持ちは随分違う。先日NHKのSONGSでインタビュアーの山田孝之さんが「役者以外のことをやりたくなるんです。」という言葉に対し、ゲストの矢沢永吉さんが「わかるよ。俺も40代のころ歌手以外のこと考えたもん。歌手が歌に飽きちゃうとマズイよねえ。(笑)」というような事を話されていたように記憶している。飽きないための工夫を矢沢氏はいろいろと実践されてきたと思うし、そこにはステージを最高のものにしたいという飽くなき探究心が飽きることへの危機感を、他へのパワーに変えて行ったのではないかと思うのである。

 私の場合、まだ武術の道に入って僅か六年半しか経っていないので、まだ「飽きる」という瞬間を感じたことはない。今は熱意のままに突っ走っているが、いつしかそういう瞬間は来るのだろうか・・・・・・? 私の場合鮮度を大事にしているので、脳が求める吸収率の高い稽古のために鮮度の落ちない内容の稽古法を考えている。同じ時間で人よりも吸収していくには、何も考えずにおこなう単調な稽古時間というのを省いていかなくてはならない。つまり、前に進むということは、何も変わらない稽古を続けていてはいけないのである。これは断言したい。

 今後は11月からおこなう私の稽古会を主体に、その他の講習会などで私のキャラクターが自然と引き出されてきた部分もあるので、そのギャップを私自身も楽しみながら当分飽きることとは無縁なバランスで日々の稽古をおこなっていきたいと思う。


 金山剣術稽古会
 金山孝之 10月稽古日程
2015-09-30(Wed)
 

金山剣術稽古会

「 金山剣術稽古会 」では、松聲館技法研究員、剣術技法研究員として杖術、剣術、抜刀術、体術、などを中心に武術稽古をおこなっています。

少人数制でおこなっており、日程を調整してマンツーマンでおこなっています。

現代における武術稽古の必要性を、また「感じる心」を育むものとして、身体と心で学ぶ場としております。

経験よりも人を見ておりますので、共に稽古を通じて成長出来ることを大事に考えております。

私の活動情報を通じて共に稽古に励みたいという方は御連絡下さい。


【稽古場所】
品川区 戸越体育館 柔道場

江東区 スポーツ会館 剣道場

新宿スポーツセンター第二武道場


【稽古時間】
戸越体育館
12時00分~14時00分

江東区スポーツ会館
19時00分~21時00分

新宿スポーツセンター
14時00分~16時00分/火曜日・木曜日
17時00分~19時00分/月曜日・金曜日
17時00分~21時00分/月曜日


【稽古曜日】
戸越体育館
(水曜日)※月2回隔週でおこなっております。

江東区スポーツ会館
(火曜日)(木曜日)

新宿スポーツセンター
(月曜日)(火曜日)(木曜日)(金曜日)
※毎月第1火曜日と第4月曜日は会場の都合によりお休みとなります。


【月謝】
10.000円/月4回まで
18.000円/月8回まで
単発参加の場合は3.000円となります。


【会場費】
戸越体育館
参加者全員で会場費を頭割りいたします。(最大一人500円まで)

江東区スポーツ会館
入館料400円を販売機で購入してください。(11枚4.000円の回数券もございます)
(中学生以下100円)

新宿スポーツセンター
入館料400円を販売機で購入してください。(12枚4.000円の回数券もございます)
(中学生以下100円)


【お申し込みについて】
入会料や手続き等はございませんが、完全予約制でおこなっております。
お申し込み連絡につきましては、1ヶ月前にはこちらのブログで稽古日程を掲載いたしますので、そちらをご参照の上、こちらの「お申し込み窓口」よりご連絡下さい。
参加希望者につきましては、基本的に毎週参加出来る方、人間性も含め向上心のある方、武道具と道衣類をお持ちの方、もしくは今後購入される方、体験参加は御座いませんので初めてお会いする方は、こちらのお問い合わせに参加に至る経緯をお書きの上まずは単発でご参加下さい。
この活動は私にとって核となるものになりますので、賛同頂ける方はご連絡下さい。


2015-09-28(Mon)
 

中秋の名月~スーパームーン~

 本日は旧暦の8月15日、いわゆる中秋の名月といわれる日であるが、今年一番の大きな満月「スーパームーン」が東京では見ることが出来た。私は詳しくは無いが、月や星というのは幼い頃、田舎で満天の星空を見て育ったので今でも夏が終わり空が澄み始めるとつい夜空を見上げてしまう。スーパームーンという言葉を私はここ2.3年ぐらいで知ったが、今宵の月は非常に明るいと感じる。

 むかし広島県福山市に6年ほど住んでいたころ、岡山県美星町にある美星天文台に何度かクルマで行ったことがあるが、美星町というだけに、星空の美しさは感動的であった。6年程前に行ったポルトガルやスペインの星空も素晴らしく、夜中のハイウェイで何度も流れ星を見ることが出来た。東京に住んで12年目となるが、本来見えるはずの星空が僅かしか見えないのはかなり寂しい。

 さて、今日は9月最後となる gold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。品川区総合体育館で午前の部と、夜間の部をおこなったが、どちらも同人数の参加者に見舞われ、9時10分スタートとなる午前の部がこれまでを振り返ってみても意外に参加人数が少なくないのである。私としても朝の稽古というのは一日の始まりとともに気持ちがスッキリしているので大変心地よく感じるのである。だが、昨日と今朝は合わせて睡眠時間が7時間弱だったので、朝の開催は睡眠時間の確保が難しい。

 今日の講習では、先日から集中しておこなっている「精妙な剣の操作」と「起こり頭を捉える稽古」をおこない、少しは殺陣と剣術の剣の扱いの違いというものを感じられたのではないかと思う。驚くべきは昨日の講習にも参加された演技派アクション女優のHさんの変化である。昨日の時点では起こりというか身体そのものが剣に振られていたが、本日は例によって皆さんに説明するため私の相手をおこなっていただいた際に、身体のブレが「おやっ!?」と思うほど一日でかなり治まっていた。身体が振られにくくなったということは、構造も含め姿勢や腕の操作に変化があったように思う。どうやら昨日の講習後に居合刀で手の皮が3箇所剥けるほど稽古していたようである。

 今後はこの振り方を稽古していただければ身体の芯の使い方や骨格構造について目が向けられてくるだろう。本日稽古後にお話した、身体の浮きによる極々小さい沈み(甲野先生は沈下率を下げると仰っています)や体側の動きなどが、腕による振り始めを助けてくれるものであり、言葉にすると難しいが、腕以外のさまざまなところをどのように使うのかということを感覚的に追求していかなければならない。そんな話が途中で終わらずに最後まで通りよく聞いていただけたことがHさんの猛稽古による成果の一つでもあるだろう。

 さらに講習後俳優のTさんが熱心に納刀時の体捌きを練習し、私に熱心に質問されたので私もジックリと指導した。9月は全体的に女性参加者の割合が多く、土曜日&日曜日のダブル受講やトリプル受講をされる方も増えてきた。元々このスクールに関しては月謝が4.000円と破格のため、週に3コマ開催しているので追加受講1.000円/回を受けても他の教室の月謝に比べれば安いものである。この金額設定にしたのは、役者さんの台所事情を私も経験してきたことから、技術を上げるにはそれなりの頻度で稽古をしなければならないので、稽古したいけど金額が高いから行けないということにはならないように、純粋に技術を上げていただきたいことや、私としても人を育てたいという思いからそこに至ったのである。
 だが、この金額を設定したことにより他でおこなう稽古費用や月謝などが高いと感じられることもあり、なかなかこちら側の台所事情も大変なところである。この低くした金額設定はそういう理由から決めたことであり、私の場合自信がないからとか自分のレベルは1回にすると1.000円ぐらいだろうなどという気持ちは微塵も無い。金額設定というのは自然とその指導者の実力により重要と供給のバランスから決まってくるものである。安くしてしまえば、バイトをしないと生活が成り立たないので、結果として稽古量が落ち指導者としての技量も伸び悩むだろう。トータル的な実力を上げることが、需要を生み出し、その時間を確保するための最低金額というものが見えてくる。そして需要が増えていけば、そこに対する時間の確保が必要となるので、さらに生活できる為の設定値が見えてくる。その食べていける最低ラインの設定値に持っていけるかは需要にかかっており、需要を上げるためのトータル的な向上をしていかなければならない。王道は伝えられるべきものを努力するのみであり、結果として騙すようなことにならない慎重な判断が必要である。人を巻き込むことは責任重大である。なお、これらすべては私に対する戒めの言葉として受け取っていただければ幸いである。


 金山孝之 9月稽古日程
 金山孝之 10月稽古日程
2015-09-28(Mon)
 

アイデアと得るものがあった一日

 本日は久しぶりに朝9時30分から戸越体育館での講習をおこなった。午前中にも関わらず多くの参加者で賑わいをみせた。本日も全員女性参加者であり、今の時代は流行りの影響もあるかもしれないが、私がいろいろなところでおこなっている講習や稽古は女性が主として熱心に励んでいる。先日の特別講習会でも全員女性参加者であったことからも、この流れはしばらく続くか、さらに大きく広がっていくような気もしている。

 本日の講習では、剣の精妙な操作と起こり頭を捉える、または起こりを消すように心掛ける内容のものをおこなった。これは明日もおこなうが、この稽古は割り合い短い間に、剣の静止による反動が小さくなってくる。こういった操作は、指先に緊張を保ち、力みを抑え、自分の狙った位置に正確に剣を運ぶようにおこなうためには、感覚的に得られやすいものがあるだろう。

 そして、起こり頭を捉える稽古では、相手の動きをどこで捉えるか、そしてそれに対しどういった反応で速やかに身体が動くかということが大事になり、自らが先導する場合においては、起こりを消し剣を振るにはどうすれば良いのかということを考えなくてはならないことがよく分かる。リズムにならないようにするためには、「静止」することが大事で、その静止の間に自らの身体の状態を探り、そこから動き出すまでの間が特にこの稽古としては重要になってくる。一人でこういった剣の振りを稽古してもなかなか深く追求しにくいものであるが、相手との反応合戦のようになってくると、夢中になりやすいものである。ただ、目的が変わらないようにしなければならないので、構えの位置や剣の振り方がおかしくなってしまわないように気をつけなければならない。

 後半は、型稽古をおこなった。その中で「抜付」に関しては、私がこれまで左半身の使い方のために右で完全に斬りつけない方法をこれまでとってきたので、刃筋と剣先と身体の位置関係をまだ伝えていないことに気がついた。鞘の送り方、その際の手首の使い方も伝えきれていなかったので、その辺りは明日の講習でもシッカリと伝えていきたいところである。

 演技派アクション女優のHさんからのご質問で集団に囲まれた際の構え方について、先日は刀を片手で後方に下げた鹿島神流の月影という構えを提案したが、物語で土方歳三が銃弾に撃たれ絶命する間際にとる構えとなれば、やはり上段かもしくは片手で剣を高々と上げて持つか、普段しない構えはまずこの瞬間にはやらないだろう。そうなってくると、構えとなれば上段か八相、覇気を押し出しての姿となれば剣を天に高々と突き刺す姿であろうか。

 先日のハピコラ3(第3回 GM happyコラボレーション)では、役作りのために努力された方々がいらしたことから、立ち回りとはいえ、斬ったり斬られたりするだけでなく、その人物の立ち居振る舞いまでを考えそれを動きに活かそうとしていた方もいらしたので、やはりこの企画を開催して良かったと思ったのである。そのため、次回はそういう方々の思いになるべく応えられるように、次回のハピコラ4ではこの特別講習会用の台本を青木賢治さんにお願いしたのである。

 そして本日青木さんより、私のイメージも加味してくださった台本をメールでいただいた。前回の講習会から僅か4日目に送られてきたことに驚いてしまった。それは次回の台本の登場人物のバランスの良さとそれぞれに見せ場があること。いろいろな制限がある中で即座に書き下ろして頂いたことに心からお礼を申し上げたいと思います。

 私も立ち回りについては、剣術の体捌きを僅か2時間で皆さんが出来るようにするためにはどういった内容のものにしなければならないのか、大きなテーマに立ち向かっていきますが、青木さんと身体を使いながら物語と剣術の力を借りて、参加いただく皆様が本気になっていただけるものとして作り上げていきたいと思います。

 近日中に告知いたしますが、前回同様お申し込みの際には、予約の都合上懇親会の参加の有無を合わせてご連絡頂けると幸いです。台本が完成しましたら、お申し込み頂いた方へ台本をメールで送らせていただきたいと思います。


 金山孝之 9月稽古日程
 金山孝之 10月稽古日程
2015-09-27(Sun)
 

何気無くやれるための継続力

 記事を書き終えて配信しようとした際に、何をどう間違えたのか、画面のページが変わり全てが消えてしまった・・・・・・。

 とにかく書かないよりは書いたほうがましだと思うし悔しいので、さあ書き終えたと思ったぬか喜びからどん底の気分に落ちてしまった。

 まあいい。簡潔に記すしかない。

 太陽が顔を出さなくなった木曜日であるが、今日も午後から高田馬場にてW氏とM氏との稽古をおこなった。ここで新たにクロール歩法の回転バージョンをおこない、手足の使い方がハッキリと見えてきたので今後おこなう頻度が増えるだろう。

 剣の斬り結びで互いに剣が跳ねずにピタリと止める稽古では、手之内の柔らかさや精度を高めるための細やかな指の使い方などを習得するには、入り口として有効な稽古法であると感じた。また起こり頭を捉える剣の振りでは、後の先や先の先を捉え、自らの起こりや力みを取り除く稽古としても有効である。

 夜からは住吉でK氏と稽古をおこなう。杖ではその場での廻し打ち、廻し突き、廻し下三方突きなどをおこなう。木刀での、斬り結び上下からの斬り上げという、普段私がほとんどやらない木刀でのカンカン打ち合うことをおこなってみたが、これは体捌きのための稽古として、これから剣術をおこなう人にはお伝えしてもいいかなと感じた。

 日々の稽古で何気無くやっていること、何気無く出来ていること、が実は重要であり、そのためには生活サイクルをそこに持って行くことで、無理に気張らなくとも、そういう準備が自然と整っているようにも感じている。まだまだ不満だらけの私自身の稽古であるが、今の状況で出来ることを考え、自分なりに出来ることを考えながらほんの少しずつでも向上していけるように進むしかない。


 金山孝之 9月稽古日程
 金山孝之 10月稽古日程
2015-09-25(Fri)
 

感覚を呼び戻せ!

 最近は果物を摂取していないことに気が付き、体がそれを欲していたので23時過ぎにスーパーへリンゴを2つ買いに行く。帰宅しリンゴを食べようやく体が落ち着いた。

 まずは、昨日のhappyコラボレーションに参加された方々の感想が私の予想以上に良かったようで、未熟な主宰者ながらもこうした感想を聞くことで次への力となってくる。次回は、10月31日(土)9時20分~11時20分 品川区 総合体育館 柔道場で再び「剣術と立ち回り」をおこなう予定であるが、次回はこの講習のための設定と台本を青木賢治さんに書いていただくので、打ち合わせ等含め猶予の無い状況での依頼に申し訳ないと思いながらも、私の希望と青木さんのイメージとセンスで次なる設定と立ち回りは、配役も含めバランスの良いものにしたいと思う。私もこうした、一から作り上げるものは好きなので、青木さんと協力して次回の立ち回りでは、今回目にする事が出来た皆さんの演技と、動きをより引き出せるようなものになればと思う。こう書いてしまうと青木さんは困ってしまうかもしれないが、すでに案をメールでいただいており、やはり青木さんのセンスの良さには驚いてしまう。このhappyコラボレーションでは、私が出会った中で人柄も含め、その人の素晴らしいところを発揮出来る場として共に講習をおこない、伝える側、伝えられる側ともに皆幸せな時間を過ごせる事が私の目指しているこの企画である。非常にハードルが高いものであるが、私の詰めの甘さや進め方が今回は私自身反省すべきところであった。こうして一日が経ち、参加された方々や青木さんからのご連絡により、次なる力をいただき情熱の炎が再び灯されるだろう。

 あらためて、関わっている人の存在は貴重なものであり、全ての方々の存在が今の心境を作ってくださっている。ありがたいことです。

 さて、シルバーウィーク最終日となる本日秋分の日は高田馬場で10時~21時まで稽古参加者を受け入れる体制としていたが、今日は一人14時~16時までM氏との稽古をおこなった。その1時間程前に一人稽古をおこなおうと武道場内に入ったところ、いつもは夜にお会いする剛柔流空手の師範の方が居られ、このところよくお声を掛けていただくようになり、今日もお会いして私自身驚くような、心からの安心感というか親しみというか、何ともいえない喜びで師範の方にご挨拶することができ非常に気持ちの良い瞬間であった。この高田馬場での良い所は、昔から同じ空間で稽古されている指導者の方々と挨拶することが非常に気持ちよく感じるのである。これは私自身変わったなあと思うところで、昔は回りを寄せ付けないし気にもしない雰囲気で取り憑かれたように一人稽古に没頭していたが、この2年間で武術を通じ日々人と関わることが増え、そうした人とのコミュニケーションから、人の見え方が変わってきたのだと思う。それはおそらく私目線だけではなく、その私の変化に私の見え方もどこか変わったのかもしれない。

 そういうことからも、この高田馬場の武道場に置いて、一心不乱な稽古姿勢で通じ合う同空間における先輩指導者の方々とともに、武道武術における人との繋がり、明日への意欲を掻き立てるような稽古の有り方など、肌から吸収することや感覚的に分かり合えることなどが、私はこの高田馬場で稽古をする上で楽しみにしているところでもある。

 体調や心境による感覚の変化、鈍化?というものを今日は感じ、気持ちが入りすぎて、拳で壁を強く殴ってしまうほど、感覚が鈍ってしまっていた。体調に関しては、睡眠をしっかりとって、食事もしっかり食べて、いつも以上に良い稽古が出来るかと言えば否の場合が多い。いつもの生活パターン、いつもの体調、いつもの稽古法から感覚を研ぎ澄まし、違いを出していかなければならないようにも思う。それが正しいかどうかは別として、やはり、稽古から技や動きを高めていくには、「そこにかける時間」が大事であり、その「そこにかける時間」が何なのかを自分自身で知らなければならない。感覚を高め、気付きを得るための生活サイクルこそが今後の私にとっては重要であり、それを止めてまで優先すべきことはあってはならない。そのためには、少しずつではあるが、自身の稽古生活を、甘えた環境にしないように整えていく必要があるだろう。

 M氏との稽古では、進展がいくつか見られた。回転系の足の使い方が良くなってきたこと。抜刀術「巴抜き」の際の刀の角度と、右肩の位置が10回連続で大きな狂いが見られなかったこと。剣術での、剣の振り終わりに際しピタリと止める感覚が掴みかけてきたこと。組太刀では鹿島神流にある「虚太刀籠手斬」をおこない、相手の斬り返しに対し、小さく内側から中心を取りながら入ってくることが出来るようになった。竹刀を恐れないようにするためにこの組太刀稽古をおこなっているが、強く切り結んだ後、シッカリと相手の籠手に竹刀を当て、間をおかずに入って来れるようになった。

 11月からは、私がこれまでおこなっている個人稽古や少人数集中稽古を、金山剣術稽古会としておこなうことにした。これは当初考えていなかったことであるが、私が想う剣術稽古に賛同してくださる方とともに、私が本来望む環境で真剣に集中して稽古に没頭できる空間作りが必要になってくると判断したからである。それについては日をあらためてお知らせさせていただきます。


 金山孝之 9月稽古日程
 金山孝之 10月稽古日程
2015-09-24(Thu)
 

第3回 GM happy コラボレーション 無事に終了

 本日は第3回目となるGM happy コラボレーション「剣術と立ち回り」を品川区総合体育館でおこなうことが出来ました。参加者は16名全員女性であり、年齢も中学生から70代の方々までさまざまでした。

 僅か2時間の間に立ち回りをおこなっていただくのは非常に難しいことと感じておりましたが、皆様の熱意は私の想像以上のものがあり、役に対する準備にかなりの努力をされた方もいらっしゃいました。そして一つ分かった事は、物語の役に気持ちが入っていくと、立ち回りの動きがこれまでよりも格段に良くなっていることでした。怪我の無い様に意識しておこなわれていたこともあり、無事に終えられたことが何よりの喜びであります。

 2時間で完成度の高いものを作ることは出来ませんが、この2時間で何が出来るか?どこまで出来るのか?そういったことが今回の経験で皆さんも体感出来たのではないでしょうか。これまでおこなってきた稽古の何が大事なのか?自分の動きや人の動きを見て感じるものがそれぞれの方にあったように思います。

 台詞のあるお芝居も含め、今回の立ち回りで普段の生活と違う非日常の体験を楽しんでいただけたなら幸いです。予想以上にお芝居が良い方や、まさか自分が立ち回りなどするとは思っても見なかった方、少々強引に押し進めてしまいましたが、私としましては非常に良いものを見ることができ、その瞬間には感動いたしました。ですが、私個人といたしましてはこのhappyコラボレーションとしての及第点には達しなかったように思います。(出来不出来の問題ではなく)

 青木さんや、参加者の皆様に助けられ、短時間で全員最後までおこなえることが出来たのは良かったと思います。非常に盛り上がった特別講習会でした。あらためて、今回ご参加いただいた皆様、そして力を貸して下さった青木さんに心からお礼を申し上げます。


9/22 第3回 GM happyコラボレーション



2015-09-23(Wed)
 

2015年10月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

※高田馬場、住吉での稽古に関する見学、または参加希望の方はこちらの
【お問い合わせ】よりご連絡下さい。
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)

高田馬場での稽古はこの2015年10月一杯をもちまして一旦最後となります。11月からは品川区 戸越体育館と住吉の会場で継続して稽古をおこなって参ります。

『gold castle 殺陣&剣術スクール』の詳細やお申し込みにつきましてはこちらをご参照下さい。
http://www.tate-ken.com/





10月1日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場           
              『研究稽古、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉          
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月2日(金曜日) 19時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、少人数集中稽古』


10月3日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
             『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


10月4日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 戸越体育館
             18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』

       
10月5日(月曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、少人数集中稽古』


10月6日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』

            
10月8日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、少人数集中稽古』


10月9日(金曜日) 17時00分~19時00分 高田馬場
             『研究稽古、少人数集中稽古』 


10月10日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
              『gold castle 殺陣&剣術スクール』
              18時00分~19時30分 イオン葛西店
              『イオンカルチャークラブ剣術教室』 

            
10月11日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
              18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
              『gold castle 殺陣&剣術スクール』


10月13日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
              14時00分~16時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月15日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』
              19時00分~21時00分 住吉
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月16日(金曜日) 17時00分~19時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月17日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
              『gold castle 殺陣&剣術スクール』
              18時00分~19時30分 イオン葛西店
              『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


10月18日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
              15時00分~17時00分 品川区 総合体育館
              『gold castle 殺陣&剣術スクール』


10月19日(月曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月20日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
              14時00分~16時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月22日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』
              19時00分~21時00分 住吉
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月23日(金曜日) 17時00分~19時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月24日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
              『gold castle 殺陣&剣術スクール』
              18時00分~19時30分 イオン葛西店
              『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


10月25日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
              18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
              『gold castle 殺陣&剣術スクール』


10月27日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
              14時00分~16時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月29日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』
              19時00分~21時00分 住吉
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月30日(金曜日) 17時00分~19時00分 高田馬場
              『研究稽古、少人数集中稽古』


10月31日(土曜日) 9時20分~11時20分 品川区 総合体育館
              「剣術と立ち回り」
              12時00分~懇親会
              『第4回 GM happyコラボレーション』





※高田馬場での稽古時間は
(月曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間で調整いたします。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分となります。 
(金曜日)の場合、17時00分~19時00分となります。
※(10/2(金)は19時00分~21時00分まで可)

※住吉での稽古時間は
19時00分~21時00分となります。

<高田馬場での稽古日程>
①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日)

いずれかの参加しやすい時間帯でお越し下さい。
前日までには希望日時をメールまたは【お問い合わせ】よりお知らせ下さい。

※高田馬場、住吉での稽古参加費は1回2,000円です。(別途入館料400円かかります)

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお受けいたします。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2015-09-21(Mon)
 

ベガ

 今宵はアルバムMUSICMANの2番目に収録されている「ベガ」のサビの部分が頭に浮かんできた。そんな深夜の1時30分過ぎにミネラルウォーターを買いに近くのコンビニまで頭上を見上げながら、久しぶりに見た満天の星空・・・というには程遠いが、この地で見るには多くの星を見ることが出来た。頭上に見えるカシオペヤ座、端に見えるオリオン座、大昔にはきっと素晴らしい星空がどこからでも見えたのだと思うと、今の世は心が寂しくなるのも理解できる。琴座のベガは七夕のおりひめでもある。綺麗な星空を見上げると、純粋にその美しさに感動してしまうが、残念ながら都心でそれは叶わない。

 今日の講習では、めずらしく昼間の部に比べ夜間の部の方が参加人数が多く、久しぶりにお会いする生徒さんもいたり、いろいろとお話しすることが私自身こんなに好きであったのかと自分に驚いてしまう。強さや、優しさや、礼儀、そういったものは、かなり皆さんから頂いており、自分だけでそういったものを出そうとしても、真に湧き出てくるものではないと感じている。いろいろな方の思いや、その姿を見て、心が動かされ、感動し、力になっているのだと思う。不器用ながらもなんとかやっていけてるのは、皆さんの支えであったり、懸命に取り組んでいる姿に、私の持っている力以上のものが引き出されているからだと思う。

 こういう心境だと、上手く行かないことや、ちょっとした失敗なども、全体の大きな事柄のほんの僅かな出来事にしか思えなくなり、次に進むための行動が落ち着いた心境の中で見えてくる。だからこそ環境は大切であり、ひとりひとりの思いが偶然と重なり、奇跡的に継続されているのだと思うのである。良いものがいつまでもずっと続くものというのは、非常にむずかしいだろう。だからこそ、私は奇跡であると思っている。人生は紙一重と偶然の中で大きく左右されてしまう。今の愛しい偶然と奇跡を大事に、これからも皆さんから勇気と強さと優しさをいただきながら、もっと命を使っていけるように生きていきたい。

 9月は追加受講の生徒さんが増え、皆さんの熱意がさらに高まったことを感じる。上手くいかないことがあっても、恥じることなく自分自身を納得させながら、たまたまこの日が上手くいかないということも良く良くあることなので、その瞬間にそう理解してくださいというのは難しいので、時間が経った後で、「ああ。今日は上手く行かなかったなあ・・・だけど、あれは割と出来たかな・・・次の稽古は身体と上手くやっていこう!」という位の思い詰めないことが大事である。意外と次にすんなり出来ることもあるので・・・・・・

 さて、いよいよ明日22日に開催の第3回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」ですが、現在17名の方からお申し込みをいただいております。当日スムーズにおこなえるために、チーム分けと配役を決めさせていただきました。今回、Cバージョンが調整した結果、全員Aバージョンでお願いする事となります。刺客役の方はセリフ一言だけですので大丈夫かと思います。

 ご希望の役で大体の方はおこなえるかと思います。高齢者チーム、または初心者チームの方は私が考えたDバージョンでおこないます。

 今回は、衣装や着物をお持ちの方はそれぞれお持ち頂けるようですので、これまでに無い講習雰囲気となりそうです。青木さんのご協力で、音源も使いますのでさらに雰囲気も変わるでしょう。2時間しかありませんので、いやむしろ2時間しか出来ませんので、みなさま後悔の無い様に思いっきりやってみてください。ただ、怪我をしない、させない、ということだけは常に頭の片隅に置いていてください。その辺は厳しく見ていきます。それでは、22日、12時00分に品川区総合体育館柔道場でお待ちしております。12時00分スタートですので、少し早めに会場に入れるように準備しておいてください。それでは22日にお会いしましょう!


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
2015-09-21(Mon)
 

清々しい秋晴れ

 それにしても一日毎にいろいろな心境になる。いろいろな展開から次への道標を頼りに突き進んで行くのであるが、気持ちが高揚しすぎて時折勇み足になってしまうこともあり、そこは素直に反省しなければならない。だが、人間さまざまな関係性の中で生きていくと、それぞれに立場があり、関わってくる責任問題や利害関係から相手に対する評価が左右されるのであろう。なるべくなら、そういう露骨な利害関係とは関係の無い環境で物事を考えて生きていきたい。

 生きていくには色々あるが、自分にとって何か必要とされる部分を見つけ、育て発展し、そこから生じる人間関係の構築が、生きていく中で生き易くなってくるものだと思う。世の中、実は紙一重なことが多分にあると思われるので、常に流れていく雲のように、事態は少しずつ何かに向かって進行している。そこに追い抜かれてしまわないように、それぞれにとっての価値あるものを錆びさせないように継続し進展していかなくてはならないように思う。

 やはり武術稽古が一番自分らしくいられる時間である。本日のgold castle 殺陣&剣術スクールでは、杖の講習をおこなったが、昨日の高田馬場でのU氏との稽古で、骨盤の歪みからなる痛みが、稽古を終えて今日は少し良くなりましたという連絡をいただき、5ヶ月振りの稽古でかなり症状は悪化していたのかもしれない。身体の反応がもっとも確実なので継続的に稽古をおこなえればまだまだ良くなると思う。すっかり定番メニューとなった杖の体操を本日もおこない、この体操はあるポーズをとりながら股関節や肩甲骨を大きく動かす運動であり、ヨガ的要素の強い、深呼吸や力みを取り除きながら、初めは大変だった姿勢も、身体の可動域の向上や、重心位置の取り方により、涼しい顔でおこなえるようになる。受講生の皆さんも、慣れた生徒さんはかなりの方が涼しい顔でおこなえるようになってきた。その中でも今日は、お馴染みの男性Sさんが綺麗な「大の字」の姿勢になっていた。股関節がしっかりと深く屈曲していた。そういうことからも、これらの体操は股関節の可動域向上にも効果があると思われる。

 今日の講習では8歳のK君と先ほどのSさんがペアになっていただき、打太刀と仕太刀に分かれ、杖の稽古の際に軽くSさんの頭にK君の杖が当たってしまい、この時に私はK君にとって学ぶタイミングであると感じ、「Sさんに謝りなさい。」と周囲はSさんのキャラクターの面白さに楽しんでいたが、このまま流してはいけないことなので、楽しい雰囲気に水を差すようであったが、K君はすぐに素直にちゃんとした言葉で謝っていたので、今日の彼にとっての収穫は最後の最後でポコンと打ってしまったこの一撃にあったと思うのである。

 もちろんSさんも子供が大好きな優しい方なので、私はよくペアをお願いしているのであるが、あらためてそういう瞬間に垣間見るSさんの優しさと気遣いには人柄を感じ嬉しくなるのである。

 さて明日もどんな一日になるのであろうか。前に進みながら、心の繋がりが感じられる方々と高めあっていけたらと思う。


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
2015-09-20(Sun)
 

音無の沈み

 2日続けて睡眠時間を確保したので、今日は電車で目を瞑ることも無かった。今日の稽古では午後雨に降られたが、夕方以降は小雨模様または止んでいたので非常に助かった。

 天候、食事、睡眠、いずれかで書き出すのが定番となってきたが、すぐに本題に入らないのは、自分自身キーボードを叩いていて気持ちを盛り上げているからなのかもしれない。自分自身、これから何を書き記すのか毎回ハッキリしていないので、一行下に何を記すのかもわからないこのスリリングさに言葉がキツくならないように最後に校正をかけながら、誤字脱字を見逃している・・・・・・。

 さて、本日の稽古ではまず高田馬場の武道場で注意したことから始まった。剣道場内に使用時間外とはいえ、小さな子ども4人と母親4人が、勝手にヨガマットや、モップなどを子供が自由に持ち出し自由にくつろいでいる。私は唖然としたが、師範席に座っていた女性と目が合って挨拶をされたので軽く頭を下げてしまったが、その席の前でヨガマットに子供を寝かせオムツを取り替えている姿には愕然とした。私もさすがに放ってはおけず、「すみません、何か許可を取ってこちらを使用しているのでしょうか・・・?」とそんな訳ないのは分かっているが怒りを抑えるにはなるべく丁寧な口調にしようと気を付けながら言葉を掛けた。「いえ、空いた時間ですのでここに来ました。」という返答。「申し訳ありませんが、こちらは武道場ですので、レクリエーションルームとは違いますので、こちらでお子さんを遊ばせるは控えていただけますか。私もこのような状況を見るのは初めてで驚いています。」となるべく丁寧にお伝えしたところ、「あ、はい、ありがとうござい・・・?」と言いかけながら、私が丁寧に話したためか、相手も状況を理解していないままに出て行ってしまった。

 とにかく、この施設は武道場内に監視カメラが付いていながら、まったく野放しにし過ぎている。だから夜の柔道場は収集がつかないような有様なのであろう。私も、11月から新たな展開と共に、稽古環境も変えて行くが、5ヵ月後にここに戻る必要はなくなっているような気もする。慣れてはいるが、後々よくあのような環境でやっていたなあ・・・・・・と思うに違いない。

 さて今宵の愚痴も終わり、今日は久しぶりにまとまった時間一人稽古をおこなった。抜刀術においては、以前に比べ構えの際の上体が丸くなり、獣っぽくなってきた。それは「音無の沈み」による、着地時の姿勢の感覚が自然と残っていたからであると思う。この井上さんに見せていただいた音をさせずに、ジャンプして踵を浮かせずに着地する動作は、非常に稽古として役に立っている。現在一番熱が入っている身体の使い方の稽古となっている。あらためて井上さんとの稽古が重要であることが実感出来る。

 今日は集中して45分間抜刀術をおこなったが、抜刀術の稽古は「抜かない間が重要な稽古になっている」ことがあらためて良く分かった。

 そしてこの抜刀術「懐月」での体軸の意識が、夜に住吉でおこなった袈裟斬りの稽古で肩に詰まり無く振り終えることが出来ることを実感した。体の弓を張るときに、体軸が前方に傾かないことが大切である。

 夜の住吉での稽古は雀足歩法の稽古に新たな方法が思い浮かんだ。この「雀足」というのは以前甲野善紀先生がおこなっていたもので、場合によっては現在でもおこなわれる場合もあると思われるが、体が上に上がらずに両足が同時に移動する歩法であり、膝の抜きに連動し股関節の引き上げが重要になってくる。読んで字の如く雀の歩き方は、鳩やカラスのように足を交互に前後させず、ピョンピョンと同時に跳んでいる感じである。その雀足強化法は、これまでおこなってきたものよりキツイ。杖を大腿部の付け根とお腹で挟み、腹圧を掛けたままおこなうといもの。これはさっそく次回井上さんにご紹介したいと思う。さすがに一般の方を対象にした講習会では、おこなう訳には行かないであろう・・・・・・(もう書いていますが、ぜひという方にはお伝えいたします。)

 そして今日もっともテンションが上がったのは、「音無の沈み」がこれまで音出しでドンとおこなっていた技を音無によりトンとごく小さくおこなうことで、身体全体の纏まりが違うことも分かった。疲労感は増してくるが、身体を練るには重要なことである。今後の稽古法に重要な方法を見つけた瞬間というのは気分が上がるものである。とくに高速三段斬りでは、これまでに無い速さで小さく斬り返すことが出来た。腰で振ることで、精度が上がり、音無の沈みにより腰から上の繋がりが増したのだろう。

 違和感が技の進展の手掛かりとなるのなら、それは武術稽古だけにとどまらず、人生においても同様であると思うのである。状況が変わるなら、それに即した対応というのが武術的であり、そういう対応が出来るための問題点と解決に向けての眼を養っておかなければならない。それにはやはり小手先の知恵や、安易な経験論では無く、純粋な気持ちで武術稽古に取り組むことの積み重ねでしか無いように思う。

 一日というのは本当にいろいろな出来事があり、いろいろな事を考えさせられ、次への道標が決まってくるものだと思わされる。だが、そういう一日を過ごさせていただいているのは、大変有難いことだと思っている。

 第3回 GM happyコラボレーションのお申し込みが現在までで17名となっております。定員間近ですが、21日までお申し込みを受け付けております。私と青木さんとでどのような立ち回りをみなさんにお伝えする事ができるのか非常に楽しみにしております。ちなみに第4回 GM happyコラボレーションも青木さんと立ち回りをおこなう予定です。それにつきましてはまた日をあらためてお知らせしたいと思います。


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 SAMURAI BRAKE
2015-09-18(Fri)
 

今夜は早めに

 さて本日はまだ21時前である。このところ深夜遅くまで起きているのでいろいろな方から心配されてしまう。今夜はかなり早く眠りにつけるだろう。

今日の「高齢者のための剣術教室」では、このところ新しく加入される流れが落ちついてきたので、皆さんの動きが徐々に良くなってきている。つまり、少しずつ全体で進めていける段階である。今日は久しぶりに杖の廻し打ちをおこない、年齢に関わらずこの動作は覚え辛い方が多いので、今の状況であれば全員一律に進めることが出来るので時間を掛けておこなった。覚えるのは大変であるが、傍に付いて一緒におこなうと全員出来るようになった。しばらくはこの廻し打ちを身体で覚えられるまで続けていこうかと思う。

 続いて最近続けておこなっている抜刀術「一之祓い」である。ここで一之祓いをおこなっているのは驚かれるかもしれないが、片足立ちになるこの抜刀術は、足の筋力とバランス力が落ちてきている皆さんにとって、悔しいと思える稽古でもあるので、そこから励んでいただければと思う。中でもご婦人Oさんは、今月おこなわれる体力測定のために、この一之祓いに関しては以前に比べて片足立ちを維持できる感じが掴めてきたので、1秒でも増やせればと思う。

 後半は左籠手の斬り上げをおこない、私自身、剣の振り方でも軌道を大きくゆっくり扱うことで、体操的効果があることが分かった。今後もこういった動きを幾つか取り入れて、綺麗な動作による単純な動作とは違った姿勢の作り方と、手元の操作を皆さんにお伝えしていきたいと思う。

 午後からは高田馬場にてM氏との稽古をおこなった。今日はフト杖の「廻しからの下三方突き」という動きが出てきた。廻し系は、打ち、突き、横払い、後方打ち、後方突き、横突き、など多種に渡るが、この「下三方突き」との組み合わせは、別名「振袖落し」と言えるほど二の腕を引き締めたい方には効いてくるように思う。負荷の強いものであれば逆に腕が太くなってしまうが、適度な重さで、素早く動かす動作は引き締まっていくだろう。

 M氏はヨガを長く経験されていたので、私がおこなう木刀による袈裟斬りも、集中を切らすことなく続けることが出来る。特に私がおこなっている袈裟斬りは、単純にその場で腕だけで振っているように見えるかもしれない。武術稽古を始めた当初から私は袈裟斬りにはこだわってきたが、当時はソ之字立ちで、胸を張って腰を反り、足は前後に一直線、歩幅も大きく後ろ足の膝はピンと伸ばしておこなっていた。剣の軌道は螺旋にめぐらせ、両肘を伸ばし体の開きで引き斬りに振り下ろしていた。それからさまざまに検討変更を加え、現在は歩幅も狭く、横にやや幅をとり、つま先は真っ直ぐ前を向き、両膝は曲がっている。振り下ろす剣の軌道は、肘をたたみ脇を空け、背中を丸く、胸は沈み、腰はやや後傾している。以前は軸足が居ついたまま動かなかったが、現在は重心配分を微妙に調整しながら、両足共に移動しながら振り下ろしている。この移動しながら同時に振り下ろすというのはかつておこなっていた示現流の立木打ちの稽古の影響もあるだろう。袈裟斬り稽古でその場でおこなう際には、非常に体内感覚を精妙に木刀の感触を微妙な姿勢や構造、それらをどのように使うかなど検討しながら日々改良を加えてきた。私の剣術稽古にもっとも時間をかけているのはおそらくこのその場でおこなう袈裟斬りであろう。それだけに、この稽古をこれから始めるという方に伝えるのは至難である。

 これからの高田馬場などでおこなっている少人数集中稽古や研究稽古は、私自身その方を急いで出来るようにすることよりも、時間を掛けてその方にとっての稽古を納得してもらえるように出来ればと思うのであるが、これまでおこなってきたスタイルを変えていくのは大変なものである。私の性分でもあるので、今後どのような稽古指導となっていくのか私自身わからないが、これからは、その方々が自身を見つめ考えていける時間というものに気付いてあげなければならないように感じている。

 これから少しずつ私の稽古環境も変わってくるだろうが、個人指導も人数が増えることで調整が難しくなるかもしれないので、今後は稽古会として、ハッキリとした名称を付けて新たな船出をしたいと考えている。


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 SAMURAI BRAKE
2015-09-15(Tue)
 

信頼と信用ある発言と行動が次なる道を作ってくれる

 本日は記事を記す予定では無かったのであるが、さまざまなこれからの展開が私の中で明確になってきたので、これから半年~1年の間に、自然な流れとして私の活動が滞ることなく、問題点に向けての対応を考えながら、現状の流れ、今後の流れ、数年後の流れに運んでいくために、前に進めるための状況作りを整えていかなくてはならない。おそらく1年後には状況が変わっていると予想する。こういうときの私の行動は早い。

 だが、私個人に対する周囲の人間関係は非常にありがたい限りの状況であり、そのお陰でイメージしたものを形にすることが出来ている。今後は、その活動の信頼を失わないように、自分にとっての「メリット」という考えで人を利用することなく、自らの汗で培った身体の使い方で人から信頼されるようにすることが誠実であり、次に繋がるための信用を作っていくものである。




(記事を書き終え見直したところ、この行間の文章がキツくなり過ぎかなりの行数を削除した。伝えておきたいものではあったが、それが出来ないのもそういう流れとなっているのであろう・・・・・・)




 私のメールに何名かいろいろとご質問を下さる方がいらっしゃいます。大変気遣って下さり返信無用でお願いしますという方も数名いらっしゃいますが、私としましては、武術稽古活動とともに、こういったやりとりもこれからの人生を生きていく上で大変貴重な修行となっております。ですので、お日にちを挟む場合もあるかもしれませんが、私の睡眠時間を気にされず、今後ともより深い部分で、互いの生き方や疑問、それに向けての回答など共に考えながら次に進んで行きたいものと考えております。

 第3回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」のお申し込みが現在まで16名となっております。ご希望のバージョンとご希望の役によって、グループを調整しております。こういった当日2時間で立ち回りをおこなうというのは、事前の準備と段取りが当日の講習をスムーズにおこなうためには必要です。初心者の方もいらっしゃいますので、怪我の無いように緊張感をもっておこなっていただきたいと思っております。そのため今回は私自身も、甘えさせない部分が出てくるかもしれません。

 まだ男性のお申し込みがありませんので、もしかするとこのまま全員女性だけでの立ち回りになるかもしれませんし、最後の最後で男性参加者が現れ、なぜかヒーローのような存在に思われてしまうかもしれません。お申し込み期限は9月21日までです。役者さんであれば、私も青木さんも役者であるため、(私にはもうその自覚はありませんが・・・)こまかい表現と剣術の技術をお伝えいたします。


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 SAMURAI BRAKE
2015-09-15(Tue)
 

猛追

 さて、今週の日曜日も終わり、道衣に袴を洗濯し、ホッと一息をつきながら今日一日を振り返ることになる。今夜は疲労感があり、いつも以上に身体が眠りたがっているのだが、おそらく連日の稽古で、足音を立てない走り方とジャンプの着地をやっていたからであろう。こういう疲労感は嫌いではない。

 今週の稽古テーマはまさに、丹田を意識した脚部の使い方であり、これは先日高田馬場で田島大義さんとの座り技の体術稽古をおこなった際に、その部分の意識について重要であることが実感出来たからである。そしてジャンプからの音をさせない着地は井上欣也さんから参考にさせていただいたものであり、そうしたものを組み合わせた稽古が私自身も夢中になるものであり、身体の疲労が実に心地よい。年齢と共に、筋力や持久力は低下していくだろう。しかし、技術の向上や、感覚からなる質の変化、そしてそれらを組み合わせ装置化した身体の使い方というのは年齢を積み重ねるほどに卓越したものになると思う。私も四十歳を越え、同年代のプロスポーツ選手の引退や成績の低下を目にすると非常に寂しい思いがするが、私などまだ武術稽古を始めて六年五ヶ月足らずである。引退や成績低下どころではなく、これから成長していかなければならず、まだまだ始まったばかりである。時間があれば、あの抜刀術のあの感じを確認したいし、あの剣の振りを徹底的に確認したいし、杖に関しては久しぶりに無になるほどクタクタに脱力した状態でおこないたいし、鍛練稽古でボロボロになるまで身体を苛めたいという欲求はある。それらの稽古は、今の現状から、合間を縫って出来ることをやっているが、まだまだ足りないと感じる。年齢的なパフォーマンスの低下は感じていないが、これからは怪我に関して細心の注意をはらっておきたいと思う。

 今日の講習では、昼間の部と夜間の部が全く同じ参加人数であった。昼間夜間ともに福袋之型をおこなった。また初めて型稽古をおこなう方は、千鳥之型と抜付之型をおこない、それぞれ皆さん励んでおられた。今日はご婦人Oさんに、私から初めて立ち回りの動作をお伝えした。これは9月22日におこなう、立ち回りに関する動きであるが、当初Oさんは見学される予定であったのだが、高齢者の方が他にも加わったことと、青木さんと相談し、私がもっともどのように動けるかを把握しているので、昨日一日で頭の中でイメージが湧いた。今日の稽古では、Oさんに半ば強引におこなっていただいたが、Oさんいわく「今日ここに来るまで、こんなことになるなんて思っても見なかったわ!」と仰られていたが、私がOさんに「もう私の頭の中ではOさんの動きが出来上がっているんですよ!」と言うとOさんが「そんな事言っても身体が言うこと聞かないわよ!」と仰り「じゃあ、今日これからその私の頭の中のイメージと、Oさんの身体の動きを合わせていきましょう!」ということになり、私の想像通りの流れでいけそうな気配が見えた。おそらくこれからOさんは集中して稽古されるかと思われるが、無理しすぎて身体を痛めることにだけはならないように、抑えていただきたい。
 
 今日は昼間の部で新たに袴姿で稽古に参加された方がお二人いらした。八歳のK君と大学生のKさんである。お二人とも良く似合っていたので、これから益々袴姿の方が増えるように思う。

 アクション派のHさんが9月二週目ですでに追加受講となっている。 つまり今日の夜間の部で5回目の追加受講となった。現在最多受講はご婦人Oさんであるが、このままのペースで行くと猛追してきたHさんが先に100回目の受講となるかもしれない。100回目の受講となられた方には、私から感謝の気持ちとしてささやかなプレゼントをご用意してあります。皆様に支えられてこの教室も良い空間で継続させていただいております。今後とも真剣さと楽しさの良いバランスの中で継続出来ることを願い、今後とも精進して参りたいと思います。


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 SAMURAI BRAKE
2015-09-14(Mon)
 

地震に飛び起きる

 どうしていつも深夜に記事を書くことになるのか・・・・・・今夜は簡潔に記す!

 まず、早朝にドンドンドン!という地震の音に反射的に跳ね起き、目覚めたと同時に飛び起きたことに自分自身驚いた。それほどのインパクトがある地震だったので、すぐにカーテンを開け外を確認し、テレビを点け、まさか・・・どこかでとんでもない状況になっていないかと・・・この時の心境は本当に嫌なものである。都内で震度4、多摩で震度5弱となっており、余震もなく再び眠りについた。しかし、今回の地震のインパクトはいつもは倒れない御札が二枚とも倒れたので震度4とは思えない感じであった。

 今日の稽古では、宣言したとおり足音を消す走り方と、ジャンプからの着地をおこなった。これを最近、高田馬場やgold castleやイオンでやっているので、私も身体に効くいい稽古になっている。

 中学生のK君は静と動を使い分けることが、これからの稽古で意識していただきたいところである。焦ったり緊張したりする中で、ピタリと止まる事は、精神的な面においても良い稽古になる。瞬間的に動いては止まる、そういった動作の中から、K君自身何か気づくものがあればと思う。そこは私が具体的に言わず、K君自身に考えていただきたい部分である。

 今日は偶然にも二人のFさんが揃ってのメニューをおこなっていただいた。生徒のFさんは、体験参加のころから私が言っていたが、身体の軸が真っ直ぐなので吸収は早いと思いますよ。と言っていたが、やはり身体の使い方に乱れが少なくこれからドンドン進展していくものと思う。今日初めて参加のFさんは、初めてとは思えない雰囲気で周囲に溶け込んでいたように感じた。女性が多い教室なので、今後も安心して参加していただければ思う。

 Oさんは初めての土曜日参加であったが、このところ熱心に参加されているので、細かいところで上達が見られてきた。熱意があるので、これからも焦らずに、自分を乗り越えていっていただきたい。

 Iさんは毎回悩みながらおこなっているが、キレはあるので、そこのところの使いどころをどのようにもっていくかが今後のテーマになってくると思う。「重心位置」とキレにバランスを崩されない脚部の使い方。顔の角度は、胸椎、腰椎に影響し、それが僅かな重心の変化に繋がってくるので、顔の角度を気をつけるために、「目線」に気をつけること。いろいろ試してみて、自分の身体の感覚を新しく見つけることも大切になってくる。こういうふうに記すとさらに悩ませてしまうが、自信のあるところは自信を持って、得意なところから伸ばすのも萎縮、自己完結しないためには重要なので、今後ともご精進いただければと思う。

 二人のHさんは、それぞれに前に進んでいると思う。出来ていると思っていても、どのレベルで出来ているのかとなると、全く出来ていないとも言えるし、それなりに出来ているとも言える。どこまでを求めるかによって、OKとしているが、覚えたことと出来たことは全然違うので、そこからどういう工夫ができるかに自己を見つめる稽古の重要性がある。そこに気付くか気付かないかは、世の中ありとあらゆる物事にも当てはまり、謙虚な姿勢と純粋さが、己の知らない部分を気付かせてくれるものであると私は思う。

 夜からは西葛西にてイオンカルチャークラブでの剣術教室をおこなった。ここではいろいろと試行錯誤しながら講習をおこなっているが、よく会員の皆さんは私に着いて来てくれていると思う。時々、ちょっと言葉が厳しいかなと思うこともあるが、適当にその時間を過ごそうなどと私は考えていないので、生徒さんに対し私なりに知っていることを全て伝えようと考えながらおこなっている。多少空回りしているなと思うことはあるが、ここはここで続けられるうちはベストを尽くしたい。

 昨日は「金スマ」という番組で、スポーツトレーナーである松村卓さんの骨ストレッチが特集に組まれており、そこに甲野善紀先生の紹介映像が流れ、その中で私が甲野先生の太刀奪りの打太刀を務めていた映像が流れていた。井上さんや五十嵐さんも拝見出来たが、僅か一瞬の映像でも見た人からの声を聞いたのでゴールデンタイムの地上波の影響力の凄さを感じた。

 さて、明日も戸越~五反田とダブルヘッダーである。明日もどのような展開になるのか楽しみである。杖を握っていたHさんに教えられて見た、青木さんが土方歳三コンテストで優勝されたYOUTUBE映像は他の参加者と比べて群を抜いていました。審査員の方も「映画のワンシーンのようでした」と仰られていたので、極僅かな時間で作られた立ち回りの完成度の高さに、剣を扱うためには剣術をおこなうという極当たり前のことではあるが、付け焼刃ではない練られた身体の使い方の重要性というものを感じました。青木さんの参加に至った経緯を伺っているからこそ、あの映像を見て感動するものがありました。そのお話は次回お会いしたときにいたします。


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 SAMURAI BRAKE
2015-09-13(Sun)
 

太陽が恋しくなる

 栃木県や茨城県など今回の台風にともなう大雨の影響で甚大な被害が出ている。その詳細は時間が経つにつれハッキリしてくるだろう。さらに東北方面に雨が降り続けているので、河川の氾濫など命の危険を身近に感じながら、大変な思いで過ごされている方もいることであろう。

 都内では、ようやく長雨が終わり明日は晴れる予報である。8月の終わりごろから似たような天候が続いたが、気が付けば9月11日となっている。本日高田馬場の稽古に参加されたM氏のご実家は農業をされているので、長雨などによる米の不作を心配されていた。

 気持ちを切り替え稽古内容に入ろう。本日はM氏とW氏に対し、まず足音を消した大股での走り方とジャンプからの着地をおこなった。このジャンプからの着地は、以前拝見した井上欣也さんの動きを参考にさせていただいたものであり。走りも含めてまるで童心に帰ったような楽しさがあり(私だけかもしれないが・・・)そういう気持ちで高田馬場の武道場を駆け巡っていると、傍で中国武術をおこなっているお二人に興味深い目でニコニコと注目されていた。以前にも殺陣師の方に、「面白い稽古をされていますね!」と仰られたことがあり、私としては面白くしようとは全く考えてないのだが、自分自身がもっとも楽しんでやっているので、見ている人には面白そうに見えるのかもしれない。W氏もM氏もそれをおこなっていただき、通常の動作に比べ、腹を意識するので疲れが早い。汗もすぐに吹き出てしまう。これは先週の土曜日にも「くノ一養成稽古」として冗談を言いつつおこなったものであるが、次回の土曜日と日曜日の講習でもおこなおうと思っている。どうやら稽古後にW氏が女性更衣室で中国武術の女性の方に「何の稽古をされているのですか?」と質問されたそうである。W氏は「剣術です。」とお答えしたそうであるが、「剣術ってなんですか?」と聞かれ困ったそうである。まだまだ剣術という言葉が、他の武術をおこなっている方にも浸透していないのかと驚いた反面、これからの活動において、杖術や抜刀術もおこなっているが、剣術という言葉を第一に私は活動していこうと思っている。これはなぜか分からないが、武術稽古を始めた当初からずっと思ってきていることである。

 今日は久しぶりに十一連続動作之型をおこない、全部覚えているW氏に30秒という制限の中でおこなっていただき、23秒位で出来たので、次に20秒以内でおこなっていただくようにすると、同じく23秒となり、しばらく稽古をしてもらう間、M氏に初めてこの型稽古を伝え、四方突きまでの7つを指導した。

 しばらくして、W氏に再度20秒以内でおこなってもらうようにカウントしたところ17秒で出来るようになり、動作の合間の無駄が減少してきた。予想以上にこのカウント方式の稽古は、あまり良い方法ではないように感じていたのだが、短時間で動作が良くなることが分かった。つまり十一連続動作であるが、連続となっていない場合が多く、目標は十一個の技をおこなうのではなく、全部繋げて一とするところにある。一つ一つの終わりを確認していてはいけない。W氏が16秒でおこなえるようになったので、今後は時間を削らず16秒までの時間内で一つ一つの精度を上げていくことがこれからの課題である。ちなみに、夜の稽古でおこなったK氏は14秒であったので、K氏の場合神道夢想流杖道の練達者でもあるので、14秒でおこなっていただければと思う。ちなみに私は10秒~12秒位だった。動作が全く別物のようになればおそらく10秒は切れるだろう。

 M氏はこれまで野球のフォームがどうしても強く出ていたのだが、今日は袈裟斬りの際にその癖はほとんど消えていたように思う。本人も足の使い方、開き方などかなり意識しておこなっているので今後もっと良くなってくるだろう。

 夜からは住吉にてK氏との稽古をおこなう。ここでも私は童心に帰ったかのように、武道場内を大股で走り回ったりジャンプしたりしていた。ここで足をペタペタと床につけることも足裏の感覚を研ぎ澄ますには稽古になることに気がつき、井上さんの動きを盗んでばかりで大変恐縮であるが、こういった稽古は非常に愉快で私がおそらく一番楽しんでいるように思う。ドンとならずにペタペタ歩く足裏の接地具合と、対照的にドンとならずに足音をさせない足裏の接地感覚はいずれも、股関節や膝を微妙に脳の計算により加減しているものだと思われる。つまり階段を降りる際の足にかかる衝撃を調節しているのは、どのぐらいのタイミングで地面に足が到達するかを脳が自然と計算しているからであり、まれに段差を予測し間違えたときに、ガクっとバランスを崩されてしまうことがある。つまりスムーズに衝撃を吸収し階段を降りられるのは、地面までの到達時間を感覚的に予測出来ているからであり、それは視覚で確認しなくとも、脳が覚えているのだということ。そういうことからも、足音を消して、なるべく出やすい走り方や跳び方をおこなうことで、足裏に掛かる衝撃を、股関節や膝、または足裏の微妙な散らし方で脳にインプットさせるということである。

 これとは違い、今日の稽古終わりにK氏と武道場の脇の空間で、一年を感じる早さの違いや一時間を感じる早さの違いにどうして差が起きるのかという疑問から、集中の仕方に何か隠されているものがあるように感じ、どこに焦点を合わせるのかということが、実は気付く気付かないのとは違うところにあるような気もしたのである。危機が迫った瞬間ほんの僅かな時間にいろいろな情報が、あたかも時間がゆっくりと流れたように感じるというのは、焦点が定まっていないから、いかに情報を集めようと脳がさまざまに働いているからだと思う。そうなってくると「焦点」が問題になり、関わり過ぎること、捉われ過ぎること、そういった部分を検討してみることから何か気づかされるものがあればと思うのであるが、これは相当難しいテーマとなりそうである。だが、いつも当たり前のように信じていることを疑って掛かることも、未熟な自分であればやらなければならないことは確かである。

 K氏との稽古は井上さんとの稽古もそうであるが、話が極めて重要なポイントになっている。話稽古と言ってもいいかもしれない。7月17日に左手薬指を負傷し、少しずつ回復しているがまだ患部の腫れは残っている。少し陥没しているところもあるので、重症であったのかもしれないが、長く稽古しているとこういうことは何度かあるだろう。指を気にしていたら、今度は両手の中指が第一関節から薬指側に曲がっていることに気が付き、何が原因でこうなったのかは分からないがおそらく最近であると思う。痛みなどは全く無いのであるが、部屋での稽古も含め幾つか思い当たる節もあるので、あまり負担が掛からない稽古法にしなければ長く続かないので悩みどころでもある。以前にも、歩き方であることを常におこなっていたところ外反母趾になりかけ、摺り足も激痛が伴うありさまで、その状態が半年以上続いたこともあった。そういう意味では、女性の方で極度の内股の方は骨盤の歪みも含め歳を重ねていくうちに腰痛や膝の痛みなど影響が出ると思われるので、気をつけたほうが良いと思う。やはり武術稽古においても、歪みから股関節の可動域に影響するので改善しておいた方がいいだろう。

 9月22日におこなう第3回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」の参加人数が現在14名となっております。いまのところ全て女性参加者ですので、我こそはと思う男性、臆せずにご参加お待ちしております!


 金山孝之 9月稽古日程
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 SAMURAI BRAKE
2015-09-11(Fri)
 

長雨

 (前回の記事が消えてしまったと思ったら残っていたので、「なんだ・・・」と思いながらもそのまま同じタイトルの記事を続けて配信しました)


 台風18号の影響で本日は、雨が強まったり弱まったりを繰り返している一日であった。来月10月20日で開講して丸2年となるが、天候による開催中止は今回が初めてである。来月からはgold castle 殺陣&剣術スクールの開催は土曜日と日曜日の二部制、3回/週となるが、現状会場の広さに対し無理なくおこなえる状況なので、参加されている皆さんに対し、言葉だけでなく動ける身体になっていけるようにそのことを考えて責任を持って務めていかなければならない。

 もちろん私自身武術稽古を通じて自身が向上していくことが最も重要なことであるが、その中でご縁があった方々との稽古も大事なことである。これからの人生において、さまざまなことが起きる事はある程度想定しているが、そういった時に今成すべき事が大きく関わってくる。誰のためにおこなっているのか?責任を持つことができるのか?そういうことの一つ一つは絶対に疎かに出来ないことであり、それは現在の自分の環境を踏まえていることが出来ているかにも関わってくる。情報が氾濫する時代、自ら情報発信出来る時代であるからこそ、無知なことの損益を知らなければならない。


 金山孝之 9月稽古日程
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 SAMURAI BRAKE
2015-09-09(Wed)
 

長雨

 連日の長雨により、家の中でもジメっとした感じが嫌になってきた。長袖を着て除湿をかけて早く乾かさなければならない洗濯物の心配をしている。

 まず、本日水曜日のgold castle 殺陣&剣術スクールの殺陣クラスの開催は、来月でスクールが開講して2年となるが、天候などで中止としたのは初めてである。まあ今日の場合は、風は無く雨の影響が強かったので、電車の遅延や参加人数など総合的判断から中止にして問題無かったと思う。

 4年前の震災で、地震直後に夕方から高田馬場の稽古があったので、強い余震に何度か立ち止まりつつ向かったのだが、当然のように電車がストップしており、連絡もつきづらくしばらく稽古が中止となった。まああの地震では稽古どころではなく、日本がどうなるかという状況だったので、周囲の仲間の人生における軌道修正も多かった中、こうして今でも変わらず武術稽古が続けられている状況は有難いことである。

 昨日はトリプルヘッダーの稽古日であった。10時から「クラーチ剣術教室」の講習と、14時から高田馬場にて「個人稽古」、20時から甲野先生のメールマガジンの動画撮影による稽古をおこない、その合間におこなった剣と薙刀に関して多少なりとも私なりに得ることが出来たと思う。今日は、睡眠不足と長雨の影響もあってかテンションがあまり上がらず。

 先を見据えての行動に、どういう心理が働いているかによってその成果は大きく異なってくる。結果は時間が経った後に知らされることになるだろう。結局は急がば回れ。今がおろそかであれば、その先の連鎖は決して満足出来るものには程遠いだろう。


 金山孝之 9月稽古日程
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2015-09-09(Wed)
 

縁の不思議さにあらためて感じ入る

 今日は高田馬場で井上欣也さんと定例研究稽古をおこなった。毎月一度遠くから足を運んでいただき誠に申し訳なく思いながら、これまで一ヶ月間の研究成果を互いに検証しあうというもの。井上さんとの御縁も随分深まってきたが、井上さんを初めて見かけたのは、今から4~5年位前だろうか・・・・・・八幡山にある志道塾の会場で甲野善紀先生の講習会に参加した際に、おそらく夏場であっただろう、甲野先生が体術の波之下とは逆の波之上、もしくは波切りをおこなわれていたと記憶しているが、汗で滑るためタオルを巻いた先生の腕を、腕の長い若い男性の方が掴んで、その状態が20分間は続いており、先生の技がなかなか掛からない状況というのを初めて見たので、その時の男性の印象が強く私の脳裏に焼きついていた。それからしばらくして、甲野先生が道場主を務められる松聲館にて、あっ、あの時の男性がいる!というのが二回目にお会いした時の印象であった。それが、まさか今では毎月共に研究稽古をしたり、コラボレーション企画で講習会をおこなったり、そして驚くことにサザンオールスターズが好きであったりと、なんとも不思議なご縁である。サザンに関してはこのブログに記すのは恥ずかしいが、小学校6年生を卒業してハワイにツアーで行った時の国内線の機内、福岡~羽田間で聞いたのが印象的で、確か「勝手にシンドバッド」であったと思う。「スキップビート」もかかっていたので、KUWATA BANDの時期になっていたのかもしれない。当時は「匂艶 The Night Club」が大好きで小6のくせにマセたガキたったと思う。せっかくなのでもう少し記すと、ソロも含めアルバムはほとんど持っていると思う。当時は何歌っているのか分からないなど、批判的な意見が多かったが、今のような国民的超スーパービッグバンドになると、周囲の反応も大きく変わったのではないだろうか。ガンを乗り越えてのアルバム「MUSICMAN」では声が微妙に細くなっていたが(あれはあれで良かった)よく完全に復活されたと思う。相当な努力を積み重ねて来られてるのだろう。もう少し思い出話をさせていただくと、12~14年位前に姉に誘われて五反田にある大田原牛のステーキ&ハンバーグのお店に私の誕生日祝いにご馳走してもらったことがあり、そこの感じのいいお店の女性店主の方が、「先日桑田さんが家族でお見えになりました」と聞いて、当時まだ所沢に住んでいた私は、「やっぱり東京はスゴイ!」と喜んだものである。そのお店が、今毎週のように五反田で講習をおこなっている会場から実は結構近いところにあることを知った。会場近くには現像所のIMAGICAもあり、出演した映画の試写会などで度々訪れたことからも、この五反田には不思議と縁を感じる。秋が深まってくるとソロアルバム「孤独の太陽」が聴きたくなる。あれは良い作品だと思う。ラストの楽曲「JOURNEY」には何度も泣かされてしまう。

 思いがけないカミングアウトをしたところで、本題に戻ろう!今日は目まぐるしく稽古内容が展開していったように思う。こういった流れは、これまで共に稽古を積み重ねてきた井上さんとでなければ上手くいかないだろう。稽古内容については井上さんのブログを見ていただければと思う。http://karatabi.seesaa.net/(井上さんのブログです)

 今日の稽古では、自由稽古なるものから新たに気付かされるものがあった。これは井上さんとの袋竹刀での稽古から、井上さんにしみじみと実感ある言葉で語られ、私自身も体術において感覚を働かせたり、居着かないための身体の使い方を探る稽古にもなるように思う。自由と不自由から得られるものを求め、これからの稽古としていきたい。

 感覚の鋭い方との稽古は大いに感化されるものがあり、そのなかで、言葉というのはその人の感覚によるものであり、言葉通りに追い求めるとなかなか掴めない事もあるのだとあらためて思った。その言葉通りのイメージを再現させることより、感覚を優先し、感覚から教えられることを重点的に、自分の感覚を点検していかなくてはならない。

 剣を振るのをやめることで抜けていくような感覚、それは私のなかでも再現性のあるものとなり、まだまだ試行錯誤中であるが、切っ先までのなじみというのは上手くいかない。切っ先にこだわらず、手の内と柄の関係で考えるべきか・・・・・・

 体術では、井上さんから教わったゆっくりおこなうことが、粗を見つけ、自分の身体の使い方の癖を見直すには良い稽古法であると学んだ。どうしても強く速くやってしまいたくなるが、ゆっくりおこなうことは実は詰まりやすく難しいのである。人間は自動的に難しい動作を回避したがるが、そこに質を変えていける手掛かりが隠されている場合が多いので、問題点に対する解決法を探りながら、自分自身の身体で体感していけることは、大いなる学びでもある。ぶつかってしまうと力勝負になってしまうが、いつもいつも力勝負だと、故障したり効率よくおこなうための発想が乏しくなってしまう。だからこそ、力勝負にならないための、ぶつからない方法を考え、実践し結果に出ることを稽古していく。こういった思考法はそのまま仕事など実社会でも大きく共通している部分である。身体を通して実感したものは、容易に頭から離れるものではなく、大人になって生きていく中での生き方としての学びに通じているものがあると私は思っている。

 井上さんとの稽古では話も長くなるが、今日は連続50分近くお話したのではないだろうか。それは、自身の一人稽古に戻った際に重要なことであり、稽古以外の日々の暮らしにおいても重要なものである。お話をしていて、ハッとして考えを改め直すことも少なくない。これからの時代がどうなっていくのか・・・・・・便利さとともに失っていくもの、満たされた環境で満たされない心境。人はどこかでエネルギーを使うことが本能的に求められているように思うが、便利になり続けていく効率優先の時代に、人々の抑圧されたエネルギーはどのように使われていくのであろう・・・・・・大きな災害が無くともどこかで人が人らしく助け合って過ごせるような社会のあり方を、欲を煽らずに幸せの価値観を引き上げないように、些細なことでも楽しめる、前に進める意欲が失われない環境作りが、日々の虚しい事件などのニュースを見て感じてしまうのである。

 強さとは、何であろうか・・・・・・自分の事は自分が最も分かっている筈である。人前での姿、一人になった時の姿、弱さを認めることも、強さとのバランスを保つためには大事であろう。前へと前へと、人から力を頂けることの有難さを実感している。どこまで真剣に向き合ったか、これまでの生き様がイザとなった時に己を客観視出来る程の冷静さと共に、その人物の底に秘めた強さを表すことが出来るのではないだろうか。

 東京に住んで12年目に突入したが、東京に居ることの意味が日々人ととの出会いにより実感出来ている。いろいろな方々と日々深まっていく環境に、感謝してもしきれないほどの人から受ける気持ちを感じている。こんな有難い事は、私で滞らせずにお返ししていかなければ地獄を見るような気がするので、己の力量を知った上でこれからも精進していきたいと思う。

 今日も濃密で学びの多い稽古となりました!井上さんには本当に不思議なご縁を感じておりますが、こんな私に過大なお言葉を掛けてくださり恐縮とともに感謝しております。優しさと厳しさ、自由さと不自由さ、さまざまに相反することは実はどちらとも言えることでもあり、前に進むための力、またその方法を井上さんとの稽古でいつも得られているように思います。

 こういった方との出会いにより、武術稽古がますます生きていく事にも通じている「現代における武術稽古の意味」について実感を伴いながら考えさせられるものであります。このブログを見ている方で、そうした身体の使い方を学んでいく上で、ものの考え方や、対応力など、学びとして活きてくることを実感される方が増えてくることを、私も修行中ですが期待しております。

 井上さん、今日も大きな学びとなりました!また来月もよろしくお願いいたします!ありがとうございました!


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-09-08(Tue)
 

めずらしく雨に降られた日曜日

 今週も日曜日が終わりホッと落ち着けるこの深夜の時間帯が好きである。もちろん明日から変わらず稽古の日々が始まるが、私にとっての一週間の周期の最後が今なので、今週もいろいろあったと毎回一日一日の出来事が昔のように感じられる。よくM氏から言われてしまうのは、私が以前一度話した事をいつも忘れているので、同じ事を聞くたびに呆れられてしまう。人の名前と武術稽古以外の事はどうやらすぐに抜けていってしまうようだ。

 今日は久しぶりに日曜日に雨に降られてしまった。しかし、豪雨の時は外れていたのでまだ良かった。今日の講習では、昼間の部では、久しぶりに参加者が多く賑わいを見せていた。ご婦人Oさんも昨日に続いての参加であり、少々疲労が見て取れた。体重33㎏のOさんは、道衣と袴をリュックに入れて歩いて来られるだけでも大変な労力である。もちろんその他には稽古で使う杖も持ってきて頂いている。

 昼間の部夜間の部ともに、8割方女性参加者となっている。男性陣の奮闘に期待したいが、丁度舞台などのお仕事でお休みされている方など重なっているため致し方無い。そして着実に女性陣のレベルアップが見られる。男性陣も負けないように着いて来て欲しいものである。そんな中でも本日は、昨日に続いて杖の八連円打~十一連円打までをおこない、昼間の部の最後に昨日の出来を見てかなり良かったIさんと手合わせをした。他の方とは段違いのスピードで連続打ちをおこなわれるので、こういう段階からの稽古に入られる方が今後増えてくればと思う。やはりひた向きに毎週稽古に参加されている方は確実に伸びている。そういう動きの進展は、見ている他の参加者にとっての目標となり励みにつながってくる。

 とにかく情熱が凄まじい、アクション派のHさんは、昼間の部の後に、千代田の方の体育館で稽古をして夜間の部の講習にYさんと共に参加された。だが、千代田の体育館では、どうやら剣道以外の稽古は禁止されているようで、出来なかったようであるから可哀想である。これは以前私も、東京都内の会場をさまざまに調べていた時に、そういう剣道以外の稽古が出来ない場所が幾つかあり、日本の武道武術についての研鑽の場所が、容易に取れない事に対する怒りを覚えたものである。

 夜間の部は雨の影響か、昼間の部に反して半数程の参加人数であった。だが、今日は昼、夜合わせて4名の体験参加者が来られたのでまた新しい出会いが生まれていくことを楽しみにしている。

 昼間の部では中学生のK君がスイスから帰国して、その時のお土産を今日も参加された方全員に手渡しで渡されていたので、皆K君の成長振りに感心していた。どうやらスイスに言って、得意の英語を駆使し一回り大きくなって帰ってきたようだ。行かせてくれた親に感謝しているという言葉は気持ちのいいものであった。

 夜間の部では参加されて半年となったKさんが道衣に袴姿となって登場された。雰囲気から「きっと似合いますよ!」と私が以前からお話していたので、その予想通りの似合い振りに、Hさん(アクション派)から指摘が入るほど眺めてしまった。

 昼間の部では、講習終了後に、以前見学にチラッと訪れたお巡りさんが、久しぶりに剣道場に顔を出され、その方の明るいキャラクターに私も心を許してしまい、こういった交番勤務のお巡りさんがいる地域はいいなあと思うのであった。帰り際にも交番から出て私を後ろから呼んで挨拶されるほどの親しみを持たれ、こうなってくるともう私もこの方に対して親しみが湧かないはずも無く、滅多に合うことはないが、戸越体育館に足を運ぶ楽しみが一つ増えた。

 第3回 GM happyコラボtレーション「剣術と立ち回り」のお申し込みが現在12名となっております。セリフ有りバージョンとセリフ無しバージョンの割合はほぼ半々です。現在までのお申し込みは全員女性となっております。男性の方のお申し込みもお待ちしております!そして、今回は全編音楽をかけておこなう予定です。竹光やジュラルミン刀、(居合刀は不可)または何かイベントなどで衣装をお持ちの方は、ぜひこの機会にお持ち下さい!立ち回りの講師は、2015年度の土方歳三に選ばれた青木賢治さんです。私も同時にサポートして参りますので、この機会を逃すことなく、特に志の高い役者さんにはチャレンジしていただきたいと思っております。

 一般の方、見学だけを希望の方(参加費用は発生いたします)、懇親会を楽しみにされている方、そういった方々もご参加お待ちしております!


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-09-07(Mon)
 

生涯鍛練

 食事は大事である。食べて頭がスッキリするもの、疲労感の無い物がいい。最近は簡単な弁当を食べてしまっていたが、やはり自宅で簡単に作ったものでも違ってくる。特に好むのは紫玉ねぎをスライスしてポン酢で食べるのが簡単でいい。頭もスッキリし調子がいい。

 今日のgold castle 殺陣&剣術スクールでは、これまでの講習と比べて基礎的な部分をより細かく伝えるようにおこなった。ここ最近は、ある程度のベースが出来たのち次に応用展開していたが、ある程度進んだ方は細かい技術の理解が早いと感じていたので、ジックリとおこなうことが出来た。

 今日は2ヶ月振りにKさんが参加され、体を動かすことが好きな方なので大学生活でいろいろと悩みがあるようであった。体は動かしたいときに動かしておいたほうがいい。動かさなくなってくると、これまで動けていた何気無い動作が今までのようにいかなくなることもある。地道な継続というのは、振り返ってみればそれなりの鍛練になっている。ただし考えながら継続することが大切で、効率よく怪我をしない強さを手に入れるための運動は必要に思う。

 9月になって復帰される方や、新しく生徒になられる方もいるので楽しみにしている。また、これまで仕事や学校、または家の都合などで、長期間お休みされていた方も、顔を見られる日が来るのを楽しみにしている。退会連絡を頂いていない方は、私は全て長期休講者と思っているので、いつでも気軽に参加していただければ私のテンションも急上昇となるだろう。

 さて、そんな土曜日の講習は、参加者が全員女性となりそうな女子会状態を唯一食い止めてくれたOさんの登場により、このまま男性がいなくなってしまうのではないだろうかという不安を和らげていただいた。Oさんは白の道衣姿であるが、他の女性陣は全員黒系または紺系の稽古着であった。そのせいもあってか、今日の講習は予定に無かった足音を消して走る歩法と、ジャンプして着地する方法を取り入れた。このジャンプから着地の方法は、以前井上さんとの稽古で参考にさせていただいたものである。この足音を消す意識で、腹の使い方や浮きに関する方法にそれぞれ手掛かりが得られればと思ったからである。その講習を見てまるでくノ一養成所みたいに思えて自分で笑ってしまった。これは冗談ではないが、私の現在の稽古環境は9割方女性といってもいいほど男性参加者が少ないので、そういう巡り合わせなら、女性剣術遣いの誕生に貢献できればと思っている。

 昨日の稽古では、高田馬場にてM氏との稽古をおこない、2月から毎週ほぼ2回稽古を重ねてきているので、袋竹刀による組太刀稽古や、互いの籠手なりを打つ、半実戦稽古をおこなおうと考えている。最初の頃に比べたら考えられない内容であるが、まだまだM氏も打たれることに関して苦手意識が強いので、この辺をどうクリアしていくかが一気に階段を飛び越えることが出来るかという部分でもある。まあしかし、女性で打たれる事に関して平気であるという方は極々稀だと思うので、私も怪我だけはさせないように、私自身の打ち込みの精度を上げる稽古としても発展させていかなければならない。そんななか、昨日は新しく取り組んだ、切り結びから切り返しの体捌きを練るため、鹿島神流の組太刀にある、「虚太刀籠手斬」に近い動作をおこなった、が、M氏の切り返しの剣圧が思いの他弱く、そのままM氏の額を打ち込んでしまい、丁度時間も迫っていたのでそこで終了となった。先日のK氏の右目眼球を突いたほどの危険さはないが、M氏とってはいささかショックであっただろう。私としては、剣を持ったときにはいつ何が起こるか分からないことを何度も経験しているので、常にその事態が生ずるかもしれないという厳しい部分は、どのような時にも忘れないことが武術稽古において必要である。それは、指導する立場となりいろいろな方を見ている際にも、その方が夢中になって得物を振り回している時に杖や木刀などが、顔をかすめそうになることがしばしばあるので、それは本人は最後まで気が付かない場合が多いが、そのあたりの間合いと、反応は内心自分で自分を試している部分でもある。

 M氏の熱意と根性は相当なものがあるので、これからも伸びていくだろう。今後は私を打ち込む闘争心が沸き起こることを期待したいが、焦らずジックリと進めていこう。

 M氏が帰られた後に、高田馬場に青木さんが打ち合わせのために来て下さり、そこで動きを含めた講習イメージを互いに確認しあった。青木さんは剣体研究会に何年も前から参加されており、私とも武術稽古を積んだ方なので、剣に対する思いは強いものがあり、武術における身体の使い方を立ち回りに活かすべく熱意をもって取り組まれており、今回の土方歳三最期のシーンの立ち回りをおこなう際にも、その一つ一つの動作において、武術稽古として成り立つものとして考えておられ、その青木さんの思いをどこまで参加者の方々に伝えていけるか、その着地点がどこにあるのかを見極めながら、バランスをとっていきたい。これは正直私自身もどこまでいけるか想像がついていない。

 そんな昨日の稽古を終え、今日の戸越体育館でのくノ一養成講習に話を戻そう。くノ一と言えば私も以前、武術稽古でご縁が出来たIさん(忍者)の方の道場に何度か通い、そこで棒手裏剣や車剣などを打ちながら、体術稽古や、キックやパンチなどを含めた締め技の稽古をおこなったことがあった。締め技に関しては今はもう忘れてしまったが、これも以前システマでインストラクターのKさんから学んだ、衣服を使った締め技の有効性、または崩し方が大変参考になった。あれを経験するとマフラーが出来なくなってしまう。

 あの道場での稽古の雰囲気も、自由でありながらそれぞれの熱意によっていろいろな面白い方が集まり、謎だらけの空間であったが、そういう謎のままに過ぎていく時間があることもまた面白いと感じるものであった。

 なかなか今日の講習に話題が軌道修正出来ないが、戻さなければ夜が明けてしまう。今日は、76歳のKさんと71歳のOさんが互いに杖による打ち合い稽古をおこなっていただいた。剣舞歴20年以上のKさんと、11月で剣術を始めて2年になるOさんが、互いに決められた型をおこない互いに検討している瞬間など見ていて感慨深いものがあった。それは2年近く前までOさんは関節リウマチ症により、身体の動作に制限がある中、当初は座りながらの稽古をおこなっていたのが、熱意により毎回、映像を撮って自宅で確認しながら稽古されており、その継続が20数年剣舞で練られた身体のKさんと稽古がおこなえるようになったのだから。

 私が驚いているのはご婦人Oさんの動きの変化だけでなく、これは初めて記させていただくが、非常に頭脳明晰でクラーチ剣術教室ではさまざまな個性的なメンバーを取りまとめて下さっているし、gold castle では年の離れた生徒さんから姉さん(姐さん?)と親しまれており、もはや周囲を気にして遠慮がちに隅っこで稽古されていたあの頃が嘘のように、今は常連メンバーの方々から愛される存在になっている。

 76歳のKさんも、剣舞の師範クラスの方であり、私などが動きを見るなどということはおこがましいかと思ってしまうが、Kさんも大変忙しい日々を過ごされており、身体の不自由な方の施設などで、慰問として剣舞を披露されたりその活動には大変頭が下がる思いである。世の中にはこういう人に対する優しい心を持たれた方が居て、それは甲野善紀先生のような武術稽古などで大変な凄い方を実際に拝見してきているので、ほんの欠片でも見習うことが出来ればと常々思うのである。

 土曜日参加のNさんも、身体の使い方が非常に良く、真剣な眼差しと楽しんでいる笑顔が印象的である。今後は益々伸びていくjだろう。

 今日は講習の最後に杖の八連円打を久しぶりにおこない、その中でムードメーカーで突っ込み上手なHさんと、アクション派で斬られ方が素晴らしいHさんペアには十一連円打までおこなっていただいた。実は、十連円打までしか考えていなかったのであるが、本日会場入りして、受付などの会場作りをしている内にフト十一番めの動作が浮かび上がり、語呂が悪くなってしまうが、突っ込み上手なHさんの言うとおり、十番目の終わり方よりはシックリするので、十一番めは取り入れたのであった。それは明日も同様におこなうので、後半のお楽しみにしていただけたらと思う。

 そして紅一点ならぬ、白一点の唯一の男性参加者、土曜日常連のOさんは、いつもの径が一寸(約30㎜)の杖ではなく、貸し出し用で材質の軽い杖(径は24㎜)を使っていたため、その扱い辛さに苦労されていたようである、Oさんは学生時代に合気道をされており、社会人になって、杖を今一度やりたいことから主に土曜日の剣術クラスの講習に参加されている。合気道の杖術と私がおこなっている杖の扱い方はかなり違うが、合気道経験者で私に杖を学びに来られた方はこれまでにも何名かいらした。現在は神道夢想流杖道の師範であるK氏とも1年以上稽古を通じて毎週互いに研鑽している。

 そのOさんとペアを組んだIさんも、かなりの熱の入った方で、Hさんを誘って講習後に他の武道場で稽古をされているから相当なものである。そのOさんIさんペアも十一連円打までおこなっていただいた。打ちの連動は今日の参加者ではIさんがもっとも良く出来ていた。

 夜が明けるまで時間が迫ってきた。急ごう・・・・・・というより誰のためにこの記事を書いているのか分からなくなってきた。こういうのがおそらく「趣味」になるのだろう。青木さん曰く、改行が少なく、黒黒黒ですよ!と言われてしまったが、私は改行を駆使したアレが嫌いである。

 夜はいつものように場所を変えてイオン西葛西店での講習をおこなった。ここでは1時間半の講習でおこなっているが、よくよく考えてみると、どこの講習会場よりも、ここではあまり休憩時間を長くとっていないことに気が付いた。そのせいか少人数しか居ないこの教室で一般の方を相手に1時間半おこなうと、後半が持たなくなってしまう。そういう時に思わず私は、緊張を強いる稽古内容に切り替えたりするが、ここでは大きく逆効果となってしまうため、いろいろと思案しながらおこなっていたが、今日は股関節の可動域を高める体操を取り入れることにした。特に、イオンカルチャークラブでは武術思考よりも健康志向の方が多いように思われるので、治療的内容のメニューを取り入れることも必要である。

 このイオンカルチャークラブの西葛西店で大人を対象とした武道、武術教室は、私がおこなっている剣術教室のみであり、その他は子供を対象にした武道教室である。そういうことからもいかにこのカルチャークラブで大人相手の武道、武術の教室を開催する事が困難であるかを意味しているのであろう。実際私も交通費が実費であり、2回程外食すれば一ヶ月の利益は飛んでしまう状況であるが、それでもここで私の講習を受けたい熱心な方がいるので、一年間続けてこれた。他の講習では、数十人の生徒がいる中でこのイオンカルチャークラブでは今にも消えそうな蝋燭の炎のような状況である。幸いにして当日全員休みということがまだ一度も無いが、もう少し宣伝なり、この会社の実力を持ってすれば訳もないことであろう。だが、100以上ある講座の中の一つにしか過ぎないので、そこはしょうがないのかもしれない。私もいろいろと考えたが、私の状況がどうにも忙しくなるまでは、このまま西葛西に足を運んでいこうと思う。

 気が付けば4時前になってしまった。今夜は帰宅後それなりに身体を動かせたのでこうして腰を据えて記すことが出来た。生涯鍛練出来るための日々の些細なことを継続出来るか、そこをより効率よく改善出来ればなおいいだろう。自分の時間を使える人生を選択したなら、それに沿って事を運んでいかなければならないし、そこに関して普通であってはならないのだろう。「言うは易し行うは難し」、こうして述べまくっているようではまだまだダメである。

 さあて明日!


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-09-06(Sun)
 

なかなか晴れない木曜日

 今年の夏はほとんど目立った日焼けをすることなく終えた。例年なら移動中に嫌でも顔や首や手などが焼けていたが、今はほとんど焼けていない。おそらくそういう方は多いだろう。今日も相変わらず雨が降ったり止んだりの天候であったが、幸いにして移動中は激しく降られることなく済んだ。このところそういう面では天気が味方してくれているように感じる。

 高田馬場の稽古では、心なしか以前に比べ人数が減ったように感じる。大会が終わったのかそれとも、11月に備えて早めに会場を変更しているのか、明日金曜日の夜はどうであろうか・・・・・・

 先日かなり久しぶりに、高田馬場の柔道場で体術稽古をおこなおうと柔道場に入ったが、とてもじゃないが酷い状況であったため、床が板であるがいつもの剣道場に変更した。とにかく、柔道場では、髪の毛を染め上半身裸の若者の集団がバク転やら何やら、端から端まで柔道場の真ん中でおこなっており、そういう状況がずっと続いていたのか昔来た時に比べ、畳の損傷がずいぶん目立った。

 私は柔道場を使うことはほとんど無いが、それにしてもこの状況は管理している運営会社に問題があるだろう。1階のロビーでそれらしい顔をして受付や警備員がいるが、どういうところまで武道場でおこなっていいのか、お金を徴収しているのなら、考えるまでも無い対応を怠っているのは怠慢でしかない。11月から他の会場で私の稽古をおこなうが、会場の手配、参加者との日程調整などそのあたりがシステマチックになっていけばもう高田馬場に戻ることも無いかもしれない。

 今日の高田馬場での講習では、それぞれ手足の使い方が良くなってきた。とくにM氏は後半の確認稽古で、足の位置が修正されてきた。今後も少しずつ身体の使い方を身に付け芝居に使えるようになるために時間を掛けて見ていきたいと思う。

 W氏は手と足の連動に関してはかなり良いので、苦手な部分を克服しながら、得意なものを伸ばしていければと思う。M氏の高速三段斬りもかなり進展があった。

 夜からは会場を住吉に移してK氏との稽古。私が剣を振ることを途中でやめるように扱うことを伝え、軽い桐の木刀で振ったのち、樫の木刀で確認されていたが、少しばかり感じが得られたようである。私としてはその感覚が、袈裟斬りのみならず、正面斬りでも得られたことが大きかった。最後まで付き合わずやめることで詰まり無く振れるこの感覚は、今後も突き詰めていこうと思う。

 9月22日の特別講習会、第3回 GM happyコレボレーションのお申し込みが現在まで10名となっております。当日までもう少し参加人数は増えると思いますが、今回は3人1グループとなって立ち回りをおこないます。現在その立ち回りの台本をお申し込み頂いた方々へ送信したところ、現在までで、セリフ有り希望の方が3名(見込みも含めて)セリフ無し希望の方が4名となっております。

 当日は剣術1時間、立ち回り1時間という短い時間帯の中でおこないますので、事前のイメージだけでも台本の中から察知していただければ幸いです。また、台本を覚えてきて下さる方は早く進めるかと思いますので、物語の中で立ち回りを演じていただけたらと思います。雰囲気だけでも味わいたい方は、セリフ無しでも、斬ったり斬られたりしてお楽しみいただければと思います。そしてALL OK!の方、ありがとうございます!!


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-09-04(Fri)
 

上手くいかない事も楽しめる余裕

 本日水曜日は、だいたい記事もお休みしているが、先ほどgold castle 殺陣&剣術スクールの10月の全講習日程を配信したので、気持ち的にホッと一段落付ける。毎度のことであるが、会場や時間等を間違えることを想像すると恐ろしいので、この作業に関しては何度も何度も確認しておこなっている。剣道場と柔道場の間違えなら、大した問題ではないが、施設が違ったり開催時刻が間違っていたりすると大変である為、この作業には神経を使う。以前、高田馬場での私の稽古の際に、休館日だということを気付かずに、会場に着き扉の前で気が付いたことがあり、先に到着されていた井上さんと直ぐそばの公園で、街灯の明かりの下、杖術や剣術に体術稽古をおこなったことがあった。夜から参加予定であった、K氏とA氏にはメールでお詫びしたことがあった。

 外での稽古は、かつてS師範と毎週形意拳の稽古をしていたので違和感はないが、いつか外で出来る環境を整えられたらとフト思う。外での稽古は、足下の感覚も変われば、周囲の環境から変わってくる部分も出てくる。示現流の立木打ちを河原などでおこなっていた時も、地下足袋を履いて2.5歩で一気に間合いを詰めながら同時に剣を強く振る稽古は、相当練られるものがあった。

 今夜はどうやら話がいろいろ散っていくかもしれない。昨日の「高齢者のための剣術教室」では、みなさん元気に全員参加されたが、だいたい休む時でも1人か2人なので出席率は相当高いと思われる。Oさん御夫婦が引越しのため辞められてしまったので、男性が居なくなってしまったのは寂しいところである。特にOさん御主人は、紳士な方で周りに対する気遣いが素晴らしく本当に場が明るく楽しくなって、私もどれだけ助けられていたかと思うところである。奥様との掛け合いやSさんとの掛け合いも皆さんがドッと笑ってしまうほど楽しいものであった。1年あっという間であったが、本当に楽しい講習をさせていただきありがとうございました!
 私の力量では、これまでのような笑いが溢れる講習を維持していけるのか不安であるが、バランスを取りながら皆さんが出来るようになることばかりに目を向けず、上手くいかないことも楽しめるように余裕を持っておこないたいと思う。

 上手く出来るようになりたいのは、誰しも思うことであるが、上手くいかない状況をどう捉えていくかということも大事であり、今後はその部分に目を向け、直していくことを最優先とする前にまだ何か得られることがあるのではないかと考えている。急がば回れ、それは指導する側にも言える事であろう。

 9月22日におこなう第3回 GM happyコラボレーション『剣術と立ち回り』においても、おそらく私の想像では、最終的には皆さん貪欲にやっていることだと思われる。そしてその時に、初めて物語の中で立ち回りをおこなうことの快感に気が付き、開放できる方は大きくスパークしていけるように思う。ただし癖になった場合の責任は負いかねますが・・・・・・

 こちらの立ち回りにおいても、完成度を求める方に対してはそういう対応でおこなうが、楽しみたい方にとっては、上手くいかないことも楽しめるように、笑い溢れる空間となることも一つの成功であると思っている。そのため、気負うことなく、こういう機会だからこそチャレンジしていただけたらと思う。

 11月からの私がおこなっている少人数集中稽古は、高田馬場の会場が来年3月一杯まで使用できないため、品川区戸越体育館と、住吉の会場でおこなう予定です。すでに今月から11月の会場を押さえに入らなければなりませんが、品川区の場合一度決定してしまうとキャンセル料が発生してしまうため、日程の調整などでこちらに合わせていただくこともあるかもしれません。もちろん強制ではありませんので、ご都合が悪くなった場合はそちらを優先させて下さい。

 ちなみに、11月からの少人数集中稽古日程の目安は、
月曜日/夕方~戸越 ※基本的には水曜日と金曜日の会場が使用できた際にはお休みとします。
火曜日/夜~住吉
水曜日/昼もしくは夕方~戸越
木曜日/夜~住吉
金曜日/昼もしくは夕方~戸越

 少人数集中稽古に関しては、基本的に毎週参加の方とおこなっております。(仕事や芝居の都合で休む場合は可) 私も稽古をおこないますので、集中して真剣におこなえる方と共に、密度の濃い空間を共有できたらと考えております。

 おそらく、この11月から翌年3月一杯まで、これまでと私の環境も変わるため、なにやら変化が起こりそうな予感がしている。それが何なのかハッキリ分からないが、とにかく武術を始めて、2ヶ月3ヶ月というのは、その間にいろいろなことが起こっていく、実に目まぐるしい縁による展開が続いている。自分の目線がどこに向いているのか、そのために今やっていることに手違いが起こっていないか、目先の事に気持ちが奪われると、結局は目先のものすら見えなくなってしまう。急がば回れとはよく言われるが、日本昔話でもないが、人間は愚かな生き物ということを肝に銘じておかなくては、失敗から立ち直れなくなってしまう。

 趣味を聞かれることが多々あるが、責任を問われずに夢中になれるものというと、「???」なかなか浮かんでこない。そもそも、やりたいことをやっていると、他に趣味を作る必要が無いのかもしれない。むしろ今の場合は時間が無い。むりやり探せば、袴を洗った後の水が落ちなくなり干す瞬間と綺麗な形となって乾いた瞬間や、高下駄の片べりに牛革を張って補修した瞬間や、鞘の鯉口の緩みを直すために、細いヒノキを貼り付けヤスリでピッタリに合わせた瞬間や、真剣や居合刀や杖などに油を塗る瞬間などしか思い当たらない。だが、それらは時間を惜しんでもやりたいかと言えばやりたくないのでやはり趣味ではないのだろう。

 時間を惜しんでもやっていること・・・・・・

 今かな。


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-09-03(Thu)
 

座り技研究稽古からの発展

 本日は高田馬場にて田島大義さんと研究稽古をおこなった。田島さんとは甲野善紀先生のメールマガジンで毎月お世話になっていますが、こうして二人で稽古をおこなうのは、3~4年前に井上欣也さんと三人で定期的におこなっていた三人稽古会以来ではないだろうか。あの頃は、剣術、杖術、体術、手裏剣術と盛り沢山で、時間が本当にあっという間に過ぎていったものである。井上さんとはありがたいことに毎月稽古させていただく環境となっているが、田島さんとはよく顔を合わせているのに久しぶりだなぁという不思議な感じがした。あれから年月が過ぎたが、井上さんも大きく進展されているし、田島さんも甲野先生の技に影響を与えるほどの進展を続けられている。あらためてこのご縁に恵まれたことを感謝したいと思います。

 さて、本日は私からの希望で座りでの体術稽古を重点的におこなった。田島さんと稽古を始めて直ぐに重要なことに気が付き、以前までの私なら感覚的に理解できないことでも理解できるようになっていた。座り稽古による浮きの使い方は、今回学びたかったところであるが、田島さんとの稽古で分かったことは、座りだから特別なことをやっているという感じではなく、その意識するところは立ち技でも同じであり、ただ、立っている場合は足が自由に動かしやすいため、身体がサボってしまっているということに気が付いたのであった。

 そして田島さんと言えば「謙譲の美徳」の発案者であり、壁を使っての稽古法は時間を掛けて教わりたかっただけに、今回その時の腕の使い方が重要であることを教えていただいた。このことは、剣にも通用するのではないかと思い、帰宅後イスノキの木刀、樫の木刀、真剣などそれぞれ振った際に、これまでとは違う実感を得られた。腕の操作範囲、先端の意識、それが剣についても大きな働きとなることが分かった。

 そして最近の田島さんの気付きである足のヒョウ拳の感覚を教えていただくことが出来たのも非常に大きい。これは、私なりの感想であるが、座りで練られた浮きの感覚、つまり腹の状態が上体と下体との流れを通しやすくし、その際に手のヒョウ拳、足のヒョウ拳により、よりダイレクトに身体の構造が柔らかで強固なものとなっているように感じるのである。私の場合、高下駄を履いている際の鼻緒を摘んだ足の感覚がそれに近いように思う。

 さらに今回は、払えない突きで私なりの進展があった。これは、数年前の三人稽古会の時に、私としては興奮冷めやらぬ実感を得られた体術稽古の一つとなった記憶があるが、その後、受けの対応に対処できずに今日に至っていたが、今日の稽古の中で得た、浮きの感覚、謙譲の美徳の腕の操作範囲、浮木之腿、そしてヒョウ拳による、上体と下体との繋がり、さらには手前側のヒョウ拳の狙いが、浮木之腿と合致したときの強さが実感出来た。つまり前に出した手は、出すぎてはいけない。追い越し禁止と言われればそれまでだが、結局は全て甲野先生が仰っていることであり、私が理解出来ていなかったに過ぎない。もちろんまだまだ理解出来ていない部分は多いが、こうしてあらためて研究稽古することが大事であると感じた。

 田島さんや井上さんのお陰で、ふだんなかなか出来ない精妙な体術稽古がジックリとおこなえることに大変有難く思います。知るほどに遠くを感じますが、こういう感覚を意識して日常を過ごされている方々が多いことに気付かされ、人間の多様さ、可能性、まだまだ世の中の一面しか知らない私自身、恥ずかしくなるような思いですが、さまざまな多様さの中で、共通した事柄で人と人が繋がることの不思議さと感動に、これからもそういった世界の中で生きていきたいと思います。お忙しいとは思いますがまた稽古が出来ればと思います。本日は遠い所ありがとうございました。


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-09-01(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


       金山 孝之
   Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 GM happy コラボレーション 』と題し、ジャンルを問わず定期的にゲスト講師をお招きし、特別共同講習会を開催している

『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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