冷たい夏

 8月最後のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、戸越体育館で昼間の部と夜間の部をおこなった。8月は休講者が重なり、このところ少なくなってきているが、9月からは復帰される方や新たに生徒となられる方が数名いらっしゃるので、また賑やかになりそうである。

 今日の講習では、昨日に続いて型稽古に時間を費やした。殺陣クラスもそうであるが、私共のおこなっている教室では、段位など無く、その人のレベルを表す名称が存在しない。そのため、そういう何か目に見える評価を得られるには、段位や役職ではなく、その人の動きや人間性でしかない。

 別に段位制について反対したり批判していることではなく、そこには私が師事している松聲館の甲野善紀先生の影響が多分にあるからだと思う。

 実際、gold castle 殺陣&剣術スクールの雰囲気は稽古をおこなう環境として余計なプライドもなく、純粋に自分を出しながら失敗しながら楽しく取り組めるものであり、身体を動かす現場で演じられている、いわば同業者に近いプロの方も実は少なくない。だが、どのような方も、謙虚に着飾ることなく集中して取り組まれている。

 とくに最近ではアクション派のHさんの熱意が凄まじく、8月の受講回数は13回というレコード記録となった。このHさんの人間的魅力には、おそらく厳しい環境で心身共に鍛えられ、その中で強い人や弱い人の気持ちを察しながら、己と闘って来られたのだと思われる。ご本人はメンタルを気にされているが、私から見れば、そのままの姿が皆さんから好感が持たれ、Hさんの個性として輝いているのだと思う。仕事や学校などで気持ちが沈んでいるときに、Hさんの斬られ方を見ると、そんな思いもすっ飛ぶだろう。

 段位も役職も無い環境であるが、失敗を恐れず技術を手に入れ、純粋に動きについて熱心に取り組むことを第一に、他人のことより自分の身体のことに目を向け実践していくことが稽古環境としては風通しがいい。また、身体が思うように動かなくとも、人の動きを見る目が養われてくるもので、ご婦人Oさんもその辺りについては敏感になってきた。

 現代における武術稽古の意味のひとつに、現社会の在り方と距離を置き、社会で上手く生きていくために身に付けたものをリセットすべく、武術稽古を通じて自分の身体で実践し感じる、ごまかしようのない自己とのコミュニケーションにより、自分で物事を考え過ちに気付き、どのように対処すべきかを、武術稽古の中で潜在的に学んでいるように私は思う。そこには、身体について純粋に取り組める状況であることが大事であり、余計なプライドや思惑が入り込まないことも重要だと思っている。

 型稽古や対人による組太刀稽古というのも、そういった純粋に身体の使い方を求め、自己とのコミュニケーションから相手に対するコミュニケーションまで、ごまかさず、問題解決に向け出来る事を探すことが重要である。ルールの無い武術稽古だからこそ、ルールまで含めた問題解決に向けての目が養われていくように思う。間違っているものをどうして正すことが出来ないのか?自分の身体ではその理由はハッキリしている。そこの根本を見つけルールも含めた改変が、生き方にまで影響を与えるほどのものになってくるように思える。

 そんな2015年8月の講習もお陰様で怪我無く無事に終えることが出来ました。9月からは復帰される方が何名かいらっしゃる予定ですので、久しぶりにお会い出来るのを楽しみにしています。新しい方や、体験参加から正規受講生になられる方、来月はどのような空間に育っていくのか楽しみにしております。

 タイトルの「冷たい夏」はサザンオールスターズのシングル「ネオ・ブラボー!!」のカップリング曲であり、隠れた名曲です。


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-31(Mon)
 

涼しい8月終盤

 こんなに気温が下がった日が続く8月というのは記憶にない。蝉も鳴くのをあきらめたか、近年は夜でも鳴いていたが完全に秋の気配の鈴の音が聞こえてくる。だが西の方はまだまだ夏真っ盛りなので不思議な感じがする。今日は小雨模様であったが、傘を差すほどのことも無く快適な移動であった。明日も同じような天候であるが、傘を差すほどには降らないで欲しい。最近はあまり雨に降られなくなったので、これまでは自称雨男と言っていたが、どうやら撤回することになりそうだ。

 さて、本日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、スイスから帰ってきたK君が久しぶりに参加された。中学二年生のK君であるが、今日受講された皆さん一人ひとりにお土産を渡していた姿が非常に微笑ましかった。若い時期の海外渡航は私も、小学校卒業して中学に入る前にハワイに行ったことがあるが、添乗員の女性が唯一の大人であり、それ以外は私の近所の友人N君以外初めて顔を合わす小学生~高校生までの他人同士が5日間一緒に過ごした経験は今でも記憶に残っている。

 今日の講習では久しぶりに型稽古を集中的におこなった。この型稽古は、私がこれまで学んできた技法を一連の動作の中に取り入れたものである。一つ一つは私自身現在はおこなっていない内容のものであるが、かつて集中的に取り組み現在に繋がっているものなので、それらを詰め合わせて一つの型とした。そのため笑われてしまうかもしれないが名称を「福袋之型」(gold castle 限定)とした。

 だが、この型の一つ一つに苦労されている方が見受けられるように、技術的に細やかな部分が要求される。ひとそれぞれに求めるものが異なるが、ある程度長さがある動作を覚えるという目標も、生徒さんにとっては必要なのかなと思っている。

 今日はこの福袋を始めて最後まで到達された方が2名いらした。ムードメーカーでありツッコミ上手なHさんと、アクション派のHさんが到達した。だが、これからが稽古として重要になってくるので、質を上げていけるように私もこの動作を考えていきたい。

 今日はほぼこの型稽古をおこなったので、初めて取り組まれた方も、3分の2ぐらいまでは覚えることが出来た。私も自身の一人稽古では丁寧にやらない部分でも、こういう場面でジックリおこなうことで、あらためて気付かされる部分がある。

 体験3回目のRさんは、明るくニコニコとおこないながらこれまでもそうであるが難なくこなしていくので、彼女のポテンシャルの高さに体験参加ということを忘れて指導してしまう。これまでの経験からも難なく出来る方の共通点は、ニコニコと楽しみながらクリアしていく方が多い。身体を動かすことが真に好きなのであろう。

 講習後は、76歳のKさんが9月12日に出演される剣舞の大会で次回は槍を使っておこなうため、私などで恐縮であるが、これまでおこなってきた長物の扱い方と、現在の身体の使い方を総動員して、Kさんの動きにヒントを沿えて振り付けのご協力をさせていただいている。これが以外に迷い無く瞬時に動作が決まってくるから不思議である。

 夜からは場所を西葛西に変えて、イオンカルチャークラブでの講習をおこなった。足運びにまた新しい動きが生まれたので、これは今度のクラーチ剣術教室でおこなおうと思う。しかし、少人数での1時間半の講習をみっちりとおこなうと、後半参加者の意識が持たなくなりそうである。特に今日は後半30分に、精妙な操作の内容をおこなったため、参加者の表情に生気が失われ、「これはいかん!」と思いながら次の内容に切り替えたところ、これも精妙なものでさらに参加者の表情から生気が消え、「あああ・・・!」っと私自身いたたまれなくなってしまった。これは私の講師としてのミスであり、講習の組み合わせを、練り直す必要があることに気づかされた。始めは楽しくゆるやかに、中盤に集中して真剣モードで取り組めるもの、後半は思い詰めないような楽しい工夫のある内容でおこなう。わざわざ日記に記すことでもないが、こういうことを現場で考えることも稽古になるし楽しいものである。ある程度追い詰められる心境になった時に生まれてくるものがあるので、やはりどんな状況でもあきらめず前向きに取り組めば自分にとっての稽古になるということであろう。

 さて今夜も2時近くになってしまった。明日は戸越体育館で昼間の部と夜間の部をおこなう。あいだの時間にちょっと久しぶりに楽しみなところへ行こうと思っている。

 第3回 GM happyコラボレーション「剣術と立ち回り」の申し込みをお待ちしております。本日お申し込みを頂いた方に台本をメールで送らせていただきました。ご希望の設定と、役名を選んでいただくことで、当日の講習がスムーズにおこなえるものと思います。こんな時でなければ出来ない経験かと思いますので、是非ともセリフ有りバージョンでのご参加をお勧めいたします。私の役者としての経験から言えば、ちょっとした最初だけの恥ずかしさを越えたら、あとは嘘のように雰囲気に慣れ、いろいろな部分が引き出されてくることもあります。上手くやろうとしないで、楽しむことを目標にやってみるといいでしょう。セリフを忘れてもサポートはいたしますので!ご連絡お待ちしております!


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-30(Sun)
 

日々いろいろな事があるものだ

 本日は14時から高田馬場での稽古に向かう途中、新宿駅にてケーブル火災のため足止めを食ってしまい、タクシーで武道場まで駆けつけた。私が新宿駅で乗り換えをしようとした時刻が13時10分頃で、山手線恵比寿駅~目黒駅間のケーブル火災が13時1分に起きていた。駅員からの情報では「激しく燃えているため復旧には時間が掛かる見込みです。」ということであった。ここ数日間の間に、都内におけるケーブル火災など頻発している。今日の火災により5万1.000人に影響が出たとされているが、老朽化のため続けて発生しているのか、はたまた別の要因があるのか分からないが、ニュースで見た映像では、道路からフェンスの直ぐそばにあるケーブル3本の内2本が激しく燃えていた。この調子だと、しばらくこういったトラブルが続きそうなので、よく使う路線の乗り換えについては事前にシミュレーションしていたほうがいいかもしれない。まあどの区間で起こるかによってそれもあまり参考にはならないかもしれないが・・・・・・

 そういう事故?事件?にちなんで、最近都内で高級車に乗った二人組みが、時計をあげる代わりに金銭を要求する詐欺事件が頻発していたようで、今日たまたま見ていたテレビで、犯人が捕まったと報道されており、その顔を見たところ先日8月15日に私が五反田で声を掛けられた人物であった。

 キーワードを検索すると、結構声を掛けられた人は多いようで、ニュースによると約100名が被害に遭い合計500万円の被害となっていたようである。私の場合、第2回 GM happyコラボレーションの当日に五反田駅から総合体育館まで歩いていた途中に、国産の高級車に乗った、その筋にしか見えない助手席の男性から声を掛けられ、「○○○でおこなうパーティーに向かう途中だけど、兄さん○○○はどこにあるか知りませんか?」という内容で、当然そんな会場はしらないので、「いやあ、すみません、分からないです。」とお答えしたところ、間髪入れずに、「兄さん、何やってる人?」と引き止めてきたので、私も馬鹿丁寧に「その先の総合体育館で剣術の講習をおこないに行きます。」と答え、「じゃあ、この時計あげる。持っていきなさい!これ、30万ぐらいするやつだから!」という展開に私は「???」となってしまったが、私の場合昔からなぜかこういったタイプの方に気に入られる傾向があるので、困ったなあ、と思いながら話を聞いていると、「昨日ゴルフの賭けで大もうけして250万勝ったんで気分がいいんだよ!」と言い放ち、財布をガバっと開き分厚い札束を私に見せ、「お兄さん、じゃあついでにこれもあげる!」といい、袋から取り出したサイフを紙袋にいれ、先ほどの時計2つと合わせて私に強引に手渡し、「実は、運転手さんにチップをあげたいんだけど、お兄さん幾らか持ってる?」と持ち掛けられ、そんなにお金があるのにどうして私に聞くのか理解出来ずに「いやあ、お金無いですよ。」と言うと、あっさり「なあんだ。」といい、紙袋を引き取り走り去っていった。私は、詐欺であるとは全く感じておらず、私の作務衣と高下駄の格好から、暇つぶしに話し掛けられたのだと思っていたが、そうではなかったようだ。この60代の主犯格と30代の運転手の二人組みがどうして今の時代、直ぐに足が付くような詐欺を起こしたのか不可解であるが、それなりの理由があるのだろう。

 前置きが長くなってしまったが、日々いろいろな出来事が起こっている。さて、本日の高田馬場では、フィリピンでのワークショップから戻られたM氏と10分ぐらい会話をしてから稽古に入った。私もタクシーで駆けつけたので、14時ジャストに会場入りし、ほぼ問題なく始める事が出来てホッとした。これで高田馬場にタクシーで駆けつけたのは二回目である。

 M氏との会話で、フィリピンではスラムの子でも大学まで行かせようとする教育制度があり、そういった教育に対する考え方は日本とは大きく異なるように感じた。日本の良い所、悪いところは様々にあるが、考え方次第でもっと行き詰ることなく生きていけるように思うのは私が好き勝手に生きてきたからなのであろうか・・・・・・?これから数年後、数十年後を考えたときに、責任逃れの連鎖を信じ込み、自らの意思を無理やり抑えていく日々の暮らしに、思い描いていた未来の姿との違いに、だいぶ遅れて気が付いたときに、もの凄く閉塞感と行き詰まりを感じてしまうのではないだろうか。 

 もちろん皆がそうではないが、日々のニュースからそう感じてしまうし、スマートフォンなどの普及により、誰しもが嫌なニュースに目が留まってしまうことは、先に述べた思考により拍車をかけているように思う。

 さて、本題から逸れっぱなしであるが、M氏との稽古では肩の位置、足運びと、特にこの二点を集中的におこなっていくことが今の時点では大事である。M氏もジックリと取り組む覚悟で望まれているので、急がずに身体の使い方を変えていくことに徐々に目が向いてくればと思う。M氏は俳優さんであるが、私との話も通じるところが多いので、話すことも大切であることは最近実感してきているので、今後は遠慮なく話し稽古もおこなっていこうと思う。

 山手線の影響で遅れてW氏が到着。今日は二人に木刀を使っての袈裟斬りをおこなっていただいたが、これは私にとっても武術稽古を始めてから最もこだわっている部分であり、改良に改良を重ね、今では非常にシンプルな振りとなってしまった。それだけに伝えることが非常に困難である。月に一度稽古させてもらっている井上さんであれば、その微妙な違いが分かるのだが、この感覚的な部分を伝えることは難しい。

 夜におこなったK氏との稽古では、その場での袈裟斬りについて、構えの注意点は省略し、膝と股関節による1mm位の沈下率(※「沈下率」という言葉は甲野先生との稽古で学んだもの)で、「足の裏がシャチハタの印鑑になったつもりで、極々薄めに判を押すつもりで、落ちる前の浮いた瞬間に剣を合わせてください。」と説明したが、私自身もその言葉通りにやろうとすると上手くいかないので、「やはり、言葉はあくまで言葉ですので、気にしないでやってください。」という結論となった。

 そういうことから、人に教えるということの難しさ、そして教えるのではなく、自分で検討する方法へと導くための稽古法というのも、今後は考えていかなければならない。

 夜からは住吉でK氏との稽古である。木曜日は天候がどんよりしていることが多く、ここ最近はいつも降るのか降らないのかハッキリしない。以前、住吉の駅から会場まで川沿いを高下駄でカッカッカッカッと急ぎ足で歩いていたところ、前を歩いていた小学校4~5年生ぐらいの男の子が、私に追いつかれないようにペースを速めた。私も会場に早く着きたいためカッカッカッカッと、ペースを落とさずに、その急ぎ足となった男の子との距離感を保ったまま歩を進めた。男の子は時折振り向きながら、小走りとなったが、気が緩んだのか所々でペースが落ちていた。私は、相変わらずカッカッカッカッと、歩を進めていたので、その音の近づく様子に、男の子は驚き、振り向く回数が増えながら先を急ぎ近道となるガードレールの隙間から駐車場の脇を入っていったのであるが、残念ながら私もいつもそのルートをチョイスしているので、もう安心と思っていた裏ルートに私もカッカッカッカッと踏み込んで行き、私も意識していたせいか、男の子と目が合うようになり、そうなるともう男の子は全力で走り去り、遥か彼方、道路を渡ったガードレールの向こうから私を見つめていたが、その時にはすでに私は会場に入っていた。ひとつトラウマを作ってしまい申し訳ないと思いながらも、私自身も少年時代に、山奥に住んでいたため、怪しい人には常に警戒していた。車の運転席から大人が笑顔で笑いかけると、それが怖くて走って家に帰ったこともあった。今回の男の子は、そういう思いであったのだろうか・・・・・・
 
 今回はどうも、稽古内容から話が逸脱しすぎてしまう。K氏との稽古では、抜刀術において鞘引きが良くなった影響で、以前に比べ速さが出てきた。今後は二之太刀から納刀までが課題となろう。組太刀では、久しぶりに「続飯付」と「下段籠手留」をおこなった。これは私自身も対応力を上げるために集中して取り組んでいきたい稽古の一つである。最後に籠手への「斬り上げ」をおこなった。ここで、K氏の打太刀がこちらの戻り際のタイミングの悪い状態に合わせる往復運動のリズムになってきたので、「リズムにならないようにしましょう。」と申し入れたことで、組太刀から立ち合いに近い状態となった。まあここで、この稽古の目的が変わってしまったが、私としてはこれはこれで久しぶりの感じなので、この籠手の斬り上げを、厳しい条件下でおこなうための方法を考えながらおこなった。相手が仕太刀の動きを先読みして真っ直ぐには打ち込んでこない場合、すでにこの稽古の目的は変わらざるを得ない。だが、私としてはこの斬り上げで対処したいので、どのようにおこなうかを考えた。相手は面のみならず、間合いをはかり籠手を狙う場合もあり、また斬り上げに対し相打ちを入れてくる場合もある。そうなってくると、相手の起こり頭を捉え、籠手も左籠手に限らず右籠手など、時にはこちらから先に仕掛けるなど相手の自由さを少し奪っていかなくてはならない。

 離れ際に気を抜かないことも大事であり、こういう稽古をおこなうことで今後の組太刀稽古においても意識が出来てくるものと思う。K氏の打太刀も厳しいものとなり、相打ちで私の面をかすめる事もあったので、私としては願ってもない状況になったので、起こりは出しながらもこの斬り上げでどのように対処できるのか様々に剣を繰り出していった。この螺旋軌道は動きの中で有効であることが分かった。ただ、あまり馬鹿正直にやっても打太刀に自由にやらせ過ぎてしまうので、申し訳ないが少々痛い思いをしてもらおうと、面に対する遠慮を省いた瞬間、K氏の右目にもろに突きが入ってしまい、一瞬ヒヤリとしたが軽く充血した程度で事なきを得た。丁度終わりの時刻となっていたので、打太刀の誘いによる自然発生的立ち合いモードの組太刀を終えた。今後、こういった流れになった際には、精度を見誤った事故を防ぐために、起こり無く面なり籠手なりに強烈な打ちを入れる必要がある。それが私にとって本来求めねばならぬ稽古となるであろう。ただ、この場合誰であろうと遠慮なく打たざるを得ない。私から誘うことはないが、こういう組太刀の流れを無視した状況へ誘うにはそれなりの覚悟が求められる。

 それにしても、今夜の住吉での稽古は私にとって非常に充実したものであった。剣術の厳しさ、一つのものの中に幾重にも重なっているもの、それらが今夜は少し見えたような気がした。予定調和でないものからしか得られない何かというのは貴重である。こういう稽古が出来る相手は、私が指導者としておこなっている環境では今のところK氏しかいない。これまでにもK氏とは危険な状況が幾つかあったが、こういう稽古が出来る相手がいることに感謝したい。


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-28(Fri)
 

実のある稽古のために

 今日は肌寒い一日であったが、明日はもっと気温が下がるらしい。体調管理に気を付けたいところである。第3回 GM happyコラボレーションのチラシが本日届いた。今回のチラシはWEB上で掲載したが、私のイメージをお伝えしたそのままに作成していただき感謝している。青木さんの周囲でも評判らしい。そんなチラシに負けないように、次回の特別講習をおこないたい。お申し込みは徐々に頂いているが、今回は少しセリフのある物語となっているので、意識の高い役者さん達にはこういったところで差が付くものなので是非とも参加していただきたいところである。

 さて、今日は「高齢者のための剣術教室」で講習をおこない、新たに「水車の転回」をおこなった。これは力を使わずに、杖の遠心力を使い、身体の開きに伴う重心移動により180度転じる動作である。これは先日、午前中に高田馬場で大和氏と稽古した際に生まれた動作で、この転回した動作により、肩の納まりが重要であることに気が付き、水車の際の杖の角度、肘の位置、などこれまで以上に注意深く目を向けるキッカケとなった。大和氏の場合、筋力を使いすぎるところがあるので、筋力に負荷を掛け続けると必ずどこか故障してしまうため、私としてはセンスのいい大和氏には、これからは滑らかな動作に切り替われるようアドバイス出来ればと思う。その一つとして、重心移動の使い方である。最近私は「胴体の位置」とよく口にしているが、足が動けば胴体の位置が変わってくるので、その時、胴体の両足にかかる配分が重心になってくるので、足だけが動いてしまったりしないよう、胴体をどのようにして移動させてあげるかが大事になってくる。そこには胸椎や股関節の可動も大きく関わっていると思われる。

 一つの動作というのは、やればやるほど難しく感じるものであり、難しく感じるということはやらなければならない動作に気が付いたということでもある。高田馬場ではこういう部分をジックリと段階毎に取り組んでいただいているが、他で開催している講習では、出来たつもりがそうではない事に気が付き、いたたまれない雰囲気になる可能性が高い。そのため、他での講習はその方の意欲を見ながら、指導を選んでおこなっている。

 楽しめる段階が人それぞれにあり、その全体のバランスを見て着地点が決まってくる。楽しくなければ元も子も無いので、どこに楽しさを求めているかが重要になってくる。技術を飛躍的に高めるなら、地味な稽古でも楽しめる感覚を持ち、自分の身体の変化に耳を傾け、常に何かに気が付こうとアンテナを張り、時を忘れ集中出来ることが最低条件としては必要であろう。

 先日の鍛練稽古からどうしても、私自身の稽古が不足しているように感じ、このままではいけないという不安感にかられている。そのため、徐々にではあるが今後は私の稽古時間の確保と、そこに合わせた個人指導、または少人数稽古をおこなっていこうと思う。

 ここで落ち着いてしまってはならない。この状況からより武術に深く入っていくためには、私自身の考える時間が必要である。

 高田馬場ではM氏との稽古をおこない、稽古前半の杖術においては、身体に関する感覚が以前に比べ変わってきたようだ。頭で考えるとなかなか上手くいかないものなので、感覚を育てる意識で今後も取り組まれると吸収が早いかもしれない。とにかく、思考と経験は邪魔になりやすい。

 それにしても、時間はいくらあっても、満足に使えない。


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 金山孝之 9月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-26(Wed)
 

2015年9月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

※高田馬場、住吉での(研究稽古、個人指導、少人数集中稽古)に関する稽古見学、または参加希望の方はこちらの【お問い合わせ】よりご連絡下さい。
※(スマートフォンからの場合は≪PCビュー≫に変換してからお願いいたします)

『GM happyコラボレーション』についての詳細やお申し込みにつきましてはこちらをご参照下さい。
http://kokucheese.com/event/index/327825/
http://kanayamatakayuki.blog.fc2.com/blog-entry-577.html

『gold castle 殺陣&剣術スクール』の詳細やお申し込みにつきましてはこちらをご参照下さい。
http://www.tate-ken.com/





9月1日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
            19時00分~21時00分 住吉
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月3日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
            19時00分~21時00分 住吉
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月4日(金曜日) 17時00分~19時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 


9月5日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
            『gold castle 殺陣&剣術スクール』
            18時00分~19時30分 イオン葛西店
            『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


9月6日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 戸越体育館
            18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
            『gold castle 殺陣&剣術スクール』

       
9月7日(月曜日) 19時00分~21時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月8日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
            14時00分~16時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月10日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月11日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 


9月12日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
             『イオンカルチャークラブ剣術教室』 

            
9月13日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 戸越体育館
             18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』


9月14日(月曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月15日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月17日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月18日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月19日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
             『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


9月20日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 戸越体育館
             18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』


9月21日(月曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月22日(火曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
             「剣術と立ち回り」
             15時00分~懇親会
             『第3回 GM happyコラボレーション』


9月23日(水曜日) 10時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 


9月24日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月25日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


9月26日(土曜日) 9時30分~11時00分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
             『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


9月27日(日曜日) 9時10分~11時10分 品川区 総合体育館
             18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』


9月29日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』





※高田馬場での稽古時間は
(月曜日・金曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間で調整いたします。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分となります。 
(9月23日 水曜日)のみ、10時00分~21時00分の間で調整いたします。

※住吉での稽古時間は
19時00分~21時00分となります。

<高田馬場での稽古日程>
①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日・金曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日・金曜日)

いずれかの参加しやすい時間帯でお越し下さい。
前日までには希望日時をメールまたは【お問い合わせ】よりお知らせ下さい。

※高田馬場、住吉での稽古参加費は1回2,000円です。(別途入館料400円かかります)

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお受けいたします。

※高田馬場、住吉での「個人指導」及び「少人数集中稽古」は金山孝之個人の稽古活動に基づいたものであり、会を設けておこなっているものではありません。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-25(Tue)
 

夜風に秋を感じ

 今夜は秋を感じる風であった。私の場合、日曜日が終わると一週間が終わったと思っているので、この深夜の時間帯はホッと一息つける瞬間でもある。昨夜は午前4時30分まで起きていたので、さすがに今日は移動の合間に眠気に襲われた。今夜は早く寝よう。

 今日の講習では、正規受講生となられた方が3名となり、このところ参加人数が落ち着いてきたので、所狭しと賑わいを見せる講習風景も懐かしくなってきただけに、来月9月は長期休講から復帰される方もいるので、楽しみにしている。現在体験参加に中国の方が3名参加されているが、今後外国の方の正規受講生も現れる気がする。

 今日の剣術クラスの講習では、昼間の部と夜間の部とでそれぞれ得るものがあった。gold castleも10月で2年となるが、それなりのスタイルというものが確立されてきている。そのgold castleの特徴を把握し、需要と供給のバランスを見ながら、この教室における供給法に徹していかなければならない。

 現代における武術稽古が、決して商売にならないように、技術面だけに捉われず、前に進むことへの自信と、身体の可能性を導いていけるように、自分がどうであるかということについて、深めていきたい。

 9月22日(火曜日)国民の休日におこなわれる、第3回 GM happyコラボレーションの開催まで一ヶ月を切りました。今回は「剣術と立ち回り」ですが、昨日は青木賢治さんと打ち合わせをおこない、以前舞台などの脚本を書かれただけに、一般の方にもおこなえるレベルの台本と動きを見せていただき、こういった極短い物語を分かりやすく作れる才能に驚かされてしまった。ただ体を動かすだけでなく、そこに物語が加わると、グッと気持ちの入り方が違ってくる。おそらくハマる方はハマるだろう。

 今回の台本は、セリフ有りとセリフ無しの2パターンがあり、お申し込みを頂いた方に対し、事前にメールで台本を送らせていただきます。その際にどちらかを選択し、どの役をやりたいかを教えていただきたいと思います。今のところ3名1チームでのグループ構成を予定しています。ですのでお申し込み連絡はなるべくお早めにいただけると助かります。


 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-24(Mon)
 

生きることは活きること

 おそらく昨日の鍛練稽古の影響が身体に残っていたのだろう。今日一日はモードの切り替えに、いつもは自動的に切り替わっていたのだが、全てが違う角度で見えてしまった。こういう時は非常に残念に思う。

 私は一部の誰かをひいきにすることは絶対にないし、ひたむきに取り組んでいる方の姿は目に焼き付けている。言葉でアピールしなくとも、稽古中の姿がもっともストレートに伝わってくる。

 大事なことは、誰かと仲良くするということではなく、一人ひとりが稽古に対し純粋に取り組む姿勢が保たれていることにある。このことについては私にも非があるかもしれないが、楽しく笑っていても、冷静に全体の記憶に残っている状況から判断し、今後の対応に修正をしている。

 人が集まるとどういう環境であれ、それぞれの役割がその中で自然と決まってくる。これは全く不思議なことで、集団行動をする動物としてのグループ内における状況判断から、良くも悪くもそういう分類に分かれていくのであろう。「長所即欠点」とは良く言ったもので、人というのは本当に難しい。もの凄く嫌な事が相手によってはもの凄く嬉しい事であったり、もの凄くいいことが、状況によってはもの凄くマイナスになっていたり、そういった物事に対する微妙な対応の変化に、センスと言えばあっさりし過ぎているが、センスがあるかないかは雲泥の差であろう。こういうことを子供に教える大人がいるか分からないが、「センス」というのは「型に捉われない限られた状況下で実行できる最も有効な手段」であると思うので、そのセンスには、人間力が備わっていなくてはならず、人間力を養うには日々の生き方が問われてくる。つまり今の一分一秒が問われているのではないだろうか・・・・・・。一番の修行は何気無い日常の全てにあると思われるので、そこをどのように考え己の糧としていくかを重ねていくことがセンスに繋がっていくのではないだろうか・・・・・・。

 このような事を書いたものの私は実践出来ていないが、兎に角、自分がどうであるかをまず考え、純粋に打ち込むことがもっとも望ましいしそういう姿は美しいものである。私は何よりその部分を深い部分で観ている。

 こういう事を書いてしまうと何やら不安に思われる方もいるかもしれないが、言葉にしないだけで常に考えていることである。ただ今回は、私自身何か大切なものを見落として時間を過ごしてしまってはいないかと、身体が感じたように思うので感じるまま直感で文面にした。

 昨年の8月から一気にあらゆる場所で稽古をおこなえるようになり、出会ってから一年になる方が増えてきた。一年毎週続けるというのは、かなり気持ちの面で変化があるように思う。これからまたさらに一年二年とご縁が続くと、また新しい変化が起きてくるかもしれない。昨年映画館で観た福本清三氏初主演映画「太秦ライムライト」で感じた、良い時代も良くない時代も、変わらず共に歩んでくれるのは己の肉体であり、そこは裏切ることなく、己の感覚が己の稽古に付き合ってくれる。己を裏切らず純粋に積み重ねて得たモノが人として大きな財産になっていくのだろう。

 最近、身体が変われば(相手の身体について)見え方が変わると言ってきているが、もう一つ加えれば、純粋に稽古に取り組むことで得られたモノは、人を見る目を養うものになっていると思う。私も大袈裟な事を書いているが、現代における武術稽古をおこなうことのの意味の一つとして、そういう実感を得られる稽古を目指さなくてはいけないと思っている。

 私もこの一年、さまざまな場所で日々貴重な勉強をさせていただいている。私は武術に取り組んだ年数は浅いため、未熟な部分が多いが前に進んで行かなくてはならない。どこかで帳尻が合うように、ハイペースで進めるのであれば、現状の体系を一旦整理し、今後の活動の向上に向け、より武術としての色を濃くしていける生活にシフト出来ればと望んでいる。

 私はまだまださまざまな事を知らなければならないし、勉強していかなくてはならない。その中で、自分で切り開くための手段は自分で見つけて行かなくてはならない。そこは、純粋な中にこそ見えてくる積み重ねが大事であり、結果としてその時に必要に迫られて、気が付けば扉を開いていたというようなことのほうが誠実であろう。常に何か自分にとって利になりそうなことに嗅覚を鋭くし、自分の芯があるようで無い人にだけはならないように、武術稽古から気付かせてもらえることに感謝し、謙虚な気持ちを忘れずに一日一日を生きていきたい。

 それにしても、一人で色んなことをやるというのは、もちろんそれぞれに協力してくださっている方のお陰で成り立っているのだが、、その先を見据えての責任も含め、すべてに目を届かせながら、いろいろな事情の中で判断し展開させていくというのは、かなりの時間を要することでもある。このブログに書け無いこともたくさんあり、そういった意味での人間ドラマも踏まえた上で実行していくのは、センスが問われる部分でもある。だが、そういった初めて通る道というのは、険しければ険しいほど、通った後には喜びがあり、険しい道の通り方を少しずつ身を持って会得していけるのだろう。

 どうして日々このような長文を書いているのか、最近よく聞かれてしまうが、この深夜の時間帯は私にとって生き方について振り返る時間でもあり、いつどうなるか分からない人生において、今現在の私を出しきろうとしているのかもしれない。生きることは活きることでもあり、活きていない生き方に何を求めるものがあるのだろうか。どのような状況であっても、前に進める活き方を探し実践していくことで生きることが出来るように思う。

 何にしても、一日というのは得られる情報がもの凄く多い。明日はどんな一日になるのであろうか。少しずつ私の中で変化をさせていきながら無理せず新しい段階へと進んでいきたいと思う。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-23(Sun)
 

久しぶりの鍛練稽古

 本日は高田馬場にてM氏との稽古をおこなった。今日はM氏が訪れる前の30分間久しぶりに鍛練稽古をおこなった。まだまだ弱い自分を実感しながら、この稽古はかなり大変であるが、平気でいられるように身体を変えたいと思う、練りながら同時に使い方を点検し、これぐらい何ともない程にしなければ恥ずかしくて書くことは出来ない。

 さて、M氏との稽古であるが、模擬刀を使っての抜刀術「巴抜き」を丁寧におこなった。やはりこの巴抜きはゆっくりおこなうことで得られるものは多い。出来ないと全く興味が持てない技であるが、ある程度感覚が分かってくると、その刀から伝わる感覚に気づかされることがあり夢中になるものである。腕の細いM氏であるが、難なく模擬刀を扱っていられたので、腕の細い女性でも、身体の使い方によって重たい刀を振り回すことが出来るのである。

 杖術「三進五退」では、膝の使い方が変わったことで動きがよくなった。前進だけでなく後退時の歩法もよくなった。袋竹刀での剣術稽古では、久しぶりに無構えからの潰しをおこなった。これは脚部の鍛練とともに身体の使い方を身に付けるものであり、腕に頼らず、体の移動により、身体を使って剣に重さを乗せるというものである、この稽古は他の剣術にも活きてくるので今後もおこなっていきたい。

 それにしても稽古時間というのはあっという間に過ぎてしまう。11月から翌年3月一杯まで高田馬場の武道場が使えなくなってしまうため、火曜日と木曜日の夜は住吉で固定していくが、その他の平日の昼間の稽古時間が不規則になってしまう。二ヶ月先の会場予約なので、告知は二ヶ月前に出来るが、日程をその都度合わせていただく状況になるかと思われるので、しばらくの間御了承願いたい。この会場を貸し切りでおこなう個人稽古の方式はこれまでおこなったことがないため、稽古の雰囲気はこれまでの個人稽古と違ってくるかもしれない。マンツーマンであれば変わらないと思われるが、複数人の稽古となれば講習会的な雰囲気となってしまう可能性が高い。だが、私の個人稽古は基本的に私も稽古をおこなう空間なので、ある程度の覚悟を持って取り組む方でなければ稽古に支障をきたしてしまう。お客さんモードではないのでそこの違いはハッキリさせている。

 さて、明日土曜日は杖術講習である。一週空くと久しぶりのような気がするが、明日も新たな展開へとつながるような講習になればと願う。いろいろな意味で明日は楽しみな一日になりそうである。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-22(Sat)
 

疲労回復後のトリプリヘッダー

 久しぶりの日記であるが、疲労回復を優先させたので今日は無事にトリプルヘッダーの稽古をおこなうことが出来た。まず、10時半に高田馬場にて大和氏との稽古をおこなった。この稽古の中で、杖術「水車」での肩の納まり方に目が向くようになった。このことで、より今まで以上に力みグセのある方にとって、改善していくための手掛かりとなるだろう。

 その水車からの展開で、杖の方向に引っ張られるように体が開き、重心移動と共に、残りの半身が引き寄せられるという動きが新たに生まれた。こういったさまざまなタイプの方と稽古をしていくなかで、決して一人稽古では考え付かなかったであろう動きがが見つかることは少なくない。一人稽古のように、ミッチリと鍛練稽古も含めて時間を掛けることは出来ないが、こういう個人指導の中で、その方によって発掘されてくる動作というのは貴重である。

 最近は扇子を使って刀の手の内の使い方を説明している場合があるが、扇子を使うことによって、必要な手の内の動きが、扇子の閃きにより理解されやすいように思う。そして、刀を扱う手の内の操作と、扇子を扱う手の内の動きにかなり動作として共通する部分があるように思う。

 大和氏との稽古の中で感じたことは、ケガにつながる動作の蓄積というものである。後で私なりに思案してみたが、負担の大きい重心位置での姿勢が、身体の痛み等に繋がっているように思う。これは今後、傷めた部位から動作を点検し、修正していくことを私はお勧めしたい。まだまだ変えられるところ、進化できるところは沢山あると思う。そのためには力みと重心位置の見直しが望まれる。私の見る限り変われる要素は大いにある。

 次に14時からW氏との稽古をおこなう。W氏の場合、力みが無いから本当にいろいろなタイプの人と稽古をするのは、新たな発見をさせていただくものとなっている。今日はW氏の足の弱点が見つかった。今後はその部分を見ながら集中的におこなっていきたい。W氏の場合は、特に体に痛いところや爆弾は無く、体を動かしている割には珍しい。以外に吸収が早く、力みも少ないのが関係しているのかもしれない。

 体術稽古では、いつものように正面の斬りなどをおこない、身体の接点の意識や接触面の感覚などを私なりに考えながらおこなった。この体術稽古では、身体の使い方の精妙な実践検証を目的としたものであり、相手を倒したり強くなるためのものではないのでチョット気を付けなければならない。私はアマチュアであるが高校~社会人までボクシングを5年程集中的におこなっていたので、想像の世界と実際のガチンコでの世界の明らかな違いについて身を持って体験してきた。もちろん低いレベルでの話しであるが、相当な技術と修練がなければ、少々本気で殴られることも無い稽古をやったところで、イメージ通りに相手を倒すことや勝つことは難しいのではないだろうか。

 だからこそ、相手から身を守るための体術稽古や護身術等は、私としてはまず逃げるために最低限身に付けたほうがいいというもので、その時の気持ちの動揺を少なくするために、武術稽古があるように思う。闘うことが出来る方は護身術ではなく格闘術を学ぶだろうし、いざ我が身に降りかかった時に平常でいられる人は少ないだろう。覚悟による部分もあるが、その瞬間に咄嗟にどういう対応が出来るかは、私自身も常に考えさせられている。

 話が大分逸れてしまったが、W氏との稽古では、袋竹刀による剣術稽古でも脚部を中心としたものをおこなっていこうと思う。それにしてもK氏、M氏に続いてW氏も熱心である。

 夜19時からは住吉にてK氏との稽古をおこなった。今日はK氏が来られるまでの30分間、約1ヶ月振りに本気で抜刀術稽古を1本ずつ計11本おこなった。その中で、不安が消えるほどの実感があったので、まともに1ヶ月間おこなっていなかったのに不思議であると思いながらも、そのほかにおこなった稽古との関連性を探った。最近の意識では、体を装置化して手足の連動感覚を高めることと、一秒を出来るだけ長く感じられる稽古(正確には0.5秒ぐらいだろうか)の中で、体内における時間感覚を変えたいという思いがある。そういった稽古は、ある程度追い詰める状況を自分に課す必要がある。危険を察知した瞬間、瞬時に脳に入ってくる情報は通常よりも多いと感じる。その時に、それらの情報を認識し判断する時間というのは、とてつもなく早いものであろう。そしてその感じた瞬間に行動に起こすことが出来れば、それは速さの中に精度があり、かつ調整が出来るものであり、その時間感覚を身に付けることが出来れば、相手の動きに対する見え方も変わる可能性が高い。ただ、そのためには合わせて自分の身体が変わって無くてはならない。身体が変わることで見え方が変わるというのは私にとっては確信的なものでもあるので、武術稽古の中で、常に
自身を更新していかなくてはならない。そのための稽古を考え工夫していくことは、その先の未来の可能性にも繋がっていることなので、やはり稽古というのは同じにはならないし夢中になれるものである。

 30分間の一人稽古の中で、納刀に僅かな変化が自然と起こった。身体が自然とおこなう動きというのは、何かしら意味があるように思うので、その瞬間を逃さずに察知する事が重要であると思う。得てしてそういう瞬間というのは、他の事を考えていたり、何も考えていない状態の時に起こりやすい。

 一人稽古の最後に、少しだけ高速三段斬りをおこなったところ身体が勝手に六段斬りまてトントン・・・とおこなったので、自分でも初めての体験で驚いた、意識すると出来ないものであるが、三段斬りを二回繰り返すという感覚になると、より装置化しやすいので気は楽になる。たまにおこなう稽古で、あまり考えずにおこなうと突然身体が勝手にやってしまうことがあるから驚かされる。この三段~六段斬りは夢中になれる稽古でもあり、他の稽古にも大いに活かされてくる。

 K氏との会話の中で、手足の位置関係の話になった際に、思わず得るところがあり納得させられたのである。それは、斬りに行く際に右足と左足の、どちらが前になるかということで、もちろん斬りに行く剣の軌道でそれは決まっているのであるが、果たして、実際に逆になった場合は、斬ることが出来ないのかと言えば、逆でも斬れなければならずそのための稽古は積んでおく必要があるだろう。ただ深い意味での身体の調和や、進展を望むためには、ある形を追求していくことが大事である。

 今日の木刀による袈裟斬り稽古のなかで、あらためて体術的に、手の内から切っ先まで「なじみ」を持たせ、その一体感の中で振っていく事が、体感としては得られるものがある。これは井上さんとの稽古で具体的になった感覚であるので、あらためて井上さんに、いつも重要な教えを惜しげもなく伝えてくださっていることに感謝したい。

 今日はさすがに着替えが多く、たった一日で洗濯物がこんなにあるのかと、一日忘れたら大変だと洗濯と食事に追われる夏の忙しさに、まあこの生活を続けていく限りはこれぐらいのことは何でもないようにこなさなければと思うのである。だがやはり、興味のない事は、些細なことでも大変おっくうである。


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 第3回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-21(Fri)
 

第3回 GM happy コラボレーション

 9月22日(火)国民の休日に特別講習会を開催いたします!

 この企画は私、金山孝之がこれまで出会ってきた人の中で、人柄も含め才能のある方とともに講習会をおこなうことで、この企画に参加された方が楽しく有意義に幸せなひとときを体験できることを目指したものであります。そして私自身、この人とともに講習がしてみたいと、互いのセッションからその空間に何が生まれるのか非常に楽しみにしていることから、タイトルをGM happy コラボレーションといたしました。

 第3回目の講習は、「剣術と立ち回り」です。今回のゲスト講師は、2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝の青木賢治さんをお招きし、優勝した際の青木さんが作られた台本をベースに今回の講習用に作り変え、実力者から初心者まで楽しんでおこなえるものとなっております。

<青木賢治さんからのコメントです>
「迫力のある殺陣」「カッコイイ立ち振舞い」という時、それは何を指しているのでしょう。
決して、反復される動作や表面上の優美さではないはずです。
立ち回りの美しさ、カッコよさを表現するために、それを探るために、武術と物語の力を借りてみたいと思います。
今回使用する台本は新撰組、土方歳三の最期の場面です。
もちろん、初心者の方、台詞をしゃべるのがチョット恥ずかしい方にはシンプルな台本で。
皆様と、この企画の中で何を発見できるか、楽しみにしています!


 今回立ち回りの講師を引き受けてくださった青木さんによる剣の扱い方を、立ち回りの前におこなう剣術講習で私、金山が台本に沿った剣の扱い方、抜刀の方法などを集中的におこなっていきます。今回の剣術講習は、台本のために特化した刀の扱い方や身のこなし方です。

 持ち物につきましては、衣装や刀(竹光)等、イベント用にお持ちの方はご用意下さい。シーンによって音楽をかけておこないます。セリフは講習時間が短いので簡単なものとなっております。
(貸し出し用の鞘付き木刀、角帯、など数に限りがございますが用意してあります。)

 役者の方や学んできた殺陣をお芝居の世界で試して見たい方、また、時代劇などが好きで雰囲気を味わって見たい方、それぞれの方に楽しめるような内容です。開催前日の9月21日までお申し込み受付しております。


第3回 GM happyコラボレーション


 【開催日】
 2015年9月22日(火)国民の休日


 【開催場所】
 品川区 総合体育館 柔道場
 (JR五反田駅、JR大崎駅、都営浅草線五反田駅、東急池上線五反田駅)いずれも徒歩10分ぐらいです。
 

 【時間】
 12時00分~13時00分 『剣術&抜刀術』/金山 孝之

 13時00分~14時00分 『立ち回り』/青木 賢治

 15時00分~ 懇親会(自由参加)


 【参加費】
 3.000円 
 (懇親会でのお食事代は別途それぞれにお任せいたします)


 【お申し込み方法】
 こちらのブログのお問い合わせフォーム、またはこちらの窓口http://kokucheese.com/event/index/327825/より下記の内容を明記して送信下さい。(※お問い合わせフォームからの場合、スマートフォンはPCビューに変更する必要がありますのでご注意下さい)

 ①「氏名」
 ②「年齢」
 ③「性別」
 ④「懇親会の参加または不参加」 
 ⑤「木刀の有無」

 今回は中学生以上を対象としております。その他ご不明な点がございましたら御連絡下さい。上記の内容を確認後こちらより折り返し御連絡させていただきます。


 【青木賢治さんのプロフィール】
2008年より中国武術「韓氏意拳」「剣体研究会」や松聲館の武術に出会い、研鑽を重ねる。
舞台俳優としての活動の傍ら、「虚飾集団廻天百眼」などの劇団の殺陣振り付けを担当。
2015年5月、函館五稜郭祭「土方歳三コンテスト」演技部門優勝。

東洋の技芸に幅広く興味を持ち、ペルシャ音楽演奏者、インド占星術士としての活動も行う。
2009年よりペルシャ古典楽器演奏家サーシャーバリー・ハミド氏に師事。ペルシャ太鼓トンバク、葦の笛ネイを学ぶ。

インド占星術はジィーティッシュ・アーチャリアの清水俊介師、ディーパック・ビサリア師に就いて学び、現在ではプロの鑑定士として活動中。

 (活動履歴)
2008年より「虚飾集団廻天百眼」本公演『鬼姫』『死ぬ機械』他、シェイクスピア演劇、小劇団などで殺陣振付を担当
2011年 池袋のイラン料理店「ペルシャン・ダルビッシュ」にてhamid師と演奏活動を始める。
2014年 日本ジョーティッシュ協会インド占星術コース修了。
2014年6月 イランイスラム共和国大使館主催ノウルーズ祭のイベントで演奏を行う。
2015年5月 函館五稜郭祭主催「第28回土方歳三コンテスト」演技部門優勝。
2015年7月 三越日本橋本店のペルシャ絨毯展にて演奏を行う。


 こちらのブログ以外にでも、私や青木さんに直接お申し込みいただいても大丈夫です。初めてお会いになる方、久しぶりにお会いになる方、いつもお会い出来ている方、ぜひお気軽に参加してみてください。お待ちしております!


2015-08-17(Mon)
 

お盆最終日のgold castle 殺陣&剣術スクール

 先月長野で撮影したSAMURAI BRAKEのfacebookが更新されています。ゴルフ場での撮影は楽しいものでした。グリーン上では、パターではなく刀を立ててラインを見てます。ゴルフカートのブレーキにも日信工業さんのブレーキが使われており、二輪だけでなく四輪においても高い技術を発揮されています。

 さて、盆休みの最終日である今日は、品川区総合体育館でgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。昨日もGM happyコラボレーションで来たばかりであるが、時間が経つと雰囲気が変わっているから不思議なものである。心の状態で感じる空間の雰囲気というのは、見た目に同じでも違ってくるものである。

 今日の講習では、以前おこなった足運びを、帯刀した状態でおこない、さらに相手と剣を重ねた状態を維持しながらおこなうという内容をおこなった。講習中に気が付いた左右の足運びでは、剣の角度に合わせておこなうと手足の関係性も身体で覚え、かつ足の送り方も身体で習得しやすいので、これは今後もいろいろな場所でおこなっていきたいと思う。

 後ろに退く歩法では、昼の部と夜間の部合わせて2名の方が転倒された。これは私もその都度、後退時は転倒の可能性が高いことを説明したが、やはり歩幅間隔と踵を付けない事が、操作不能に陥らないためには重要である。だが、今日の講習では、多くの方が、前進と後退時の歩法において良くなってきた。相手を付けて鍔競り合いの状態では、転倒者が2名出たことからも、後退時の注意点と、万一足がもつれた際の対処法(どちらかの足を後ろにいれ、鞘を引きながら顎を引き続ける)を始めに説明していたが、今度柔道場で剣の講習をおこなう際に、今日の転倒条件を再現し、それに対する受け身を安全におこなおうと思う。

 ご婦人Oさんへの集中稽古では、抜刀術「逆手前方抜」をおこなった。始めに私の持っていた扇子を使って、左手手の内の使い方を集中的に指導した。扇子の場合、手の内の扱い方がダイレクトに形に表れ易く、慣れていないと感じが掴み難いかもしれないが、手の内の操作は同じである。持っているものが違うことで、ついやりがちなことや、パターン化してきた癖などが炙り出され易い面もある。剣の操作は扇子においても演舞として通じるものがあり、今後私の稽古指導において手の内をお伝えする際に取り入れようかと思っている。

 前回苦労されていたOさんの「逆手前方抜」が、扇子でおこなった後、しばらくして手足と体の向きがよくなってきた。五歩で抜刀から納刀までをおこなう稽古の後、突き返しをおこない、手足の連動のタイミングを集中的におこなった。「急がば回れ。」本来の速さを実感するためには、やはり手順が大切である。だが、こういう厳しさをお伝えする事が出来るようになったのは何とも嬉しい事である。

 夕方の部では、昼間の部に続いてダブルヘッダーの方が3名いらした。熱意があると吸収力も違ってくるので、私としても伸ばしていきたいところである。そして、そういう方々を見て新しい方も目標に成長していけるようになればと思う。それにしても、刀女子ブームとは言われているが、私が指導している女性陣の多くは、あまりブームとは関係なく、熱心に身体の動きに興味を持って取り組まれている。こういう環境に囲まれていると、抜群の女性剣術遣いの誕生を心待ちにしてしまうが、男性でも難しいので、そこのところは時の流れから決まってくるのかもしれない。

 人を相手に本気でおこなう厳しい稽古というのも、いつの日かまたおこなえる日が来ればと願うが、そういう人が現れたとしたらいったいどういう心境となるのであろうか・・・・・・その瞬間から、今おこなっている稽古に対する情熱に変化が起きるかもしれない、すべては想像でしかないが、厳しい稽古はさらなる成長のためには求めたい。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-17(Mon)
 

第2回 GM happy コラボレーション 大盛況にて終了!

 本日は第2回 GM happy コラボレーション「剣術とヨガ」を品川区総合体育館柔道場で開催いたしました。先月7月20日におこなった第1回目からあっという間の1ヶ月間でした。今回はお盆の期間中ということもあり、参加出来ず残念な思いをされた方もいらしたようです。そんな期間中にも関わらず、今回お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました!前回以上の盛り上がりを見せた笑い溢れる講習会となりました。その雰囲気を作ってくださったのは第1回に続いて引き受けてくださった井上欣也さんのお陰であり、その優しい安心感のあるお人柄に、少しずつ皆さんの面白い部分が発揮され、ホワイトボードを使った座学からは引き込まれる説得力がありました。

 今回はリピーターの方が多く本当にありがたいことであり、第1回、第2回と講習を受けてみて、井上さんがおこなうヨガや体術などから、興味を持たれた方もいらっしゃると思います。私が高田馬場で毎月一度井上さんと稽古をおこなうようになって、こうした気分を味わうのは私だけでは勿体無いと思い、このようなコラボレーション企画をスタートさせました。井上さんの座学は、私自身初めての体験でしたが、視覚的に記憶に残ることの重要性をあらためて実感いたしました。あらためて井上さんとこのようなコラボレーションが実現できたことを嬉しく思います。今後もまた井上さんとのコラボを企画したいと思っています。

 今回の井上さんのヨガでは、緊張と弛緩、丹田強化法など、いろいろと身体を動かす内容のものでありました。今回も一般的に想像される難しいポーズのようなものはおこなわず、呼吸と運動をおこないその中で三密を意識し、身体の状態を知るということ、痛いときは笑うということ(笑)緊張と弛緩は日常生活においてもさまざまにおこりうる自然発生的現象で、こういったバランスを整え身体の使い方や日常生活に関わってくる身体の状態など、自分の体とどう向き合うかということが大事になってくるものと感じます。

 電気を真っ暗にして仰向けになったアサナでは、以前私が何度か参加したシステマの意識の持ち方と共通している部分があり、システマも呼吸がもっとも大切とされていることから、なるほどなあと感じました。講習終了後に、井上さんから「体術出来ませんでしたね。」と仰られ、直ぐに興味のある参加者の方と体術講習が始まり(私がアクション派のHさんを指名したのでした・・・)次第に全員熱中して大きな盛り上がりを見せ、気が付けば20分ほど延長で講習がおこなわれました。

 おっと、私の講習を忘れていました・・・今日は、杖を使って自由に動くことを目的とした、足運び、杖の持ち方、持ち替え方などを時間を掛けてお伝えさせていただきました。この「自由に動く」というのは非常に難しいもので、自由となるとどうして良いのか分からなくなった方も多かったのではないでしょうか。そのため体が捩れないための、前側にある手と同じ側の足が前に出るという約束事を決め、その中で自由におこなっていただいたが、さすがに皆さんの表情から微妙な雰囲気が漂い始めた。これは想定していた反応でしたが、敢えてこれまでの講師が言ったことの通りにやってくださいというようなものを、「自由」という一つのテーマで、どのようにおこなうのか試した部分もあり、自分の中で間違いを出しながら動くこと、間違いのある動きをやってはいけないという勘違いを起こさせないためにも、必要である稽古の一つになってくるものと思います。杖術の究極は、型から離れ自由に身を任せて、その場の状況に対応出来る身体の使い方が出来ることにあると思います。型を一つ一つ学びながら、同時に型から離れる稽古をおこなう。全く違うようでいて、実は動きの質として共通している部分があります。予定調和でない動きの連鎖が、身体に動き方を導いてくれていることがあります。

 次に、杖を使っての抜刀稽古です。杖を帯に差し刀を抜くように帯に差した杖を抜くことで、身体の使い方を学び、可動域も少しずつ上がっていきます。そして最後に抜刀術の「抜付」をおこないました。

 懇親会では、皆様の面白い部分が垣間見え、中でも私が席に付いたテーブルで噂になった、ガッツ石松氏似の声であるおっきな赤ちゃんことSさんが面白すぎて抱腹絶倒の大笑いをしてしまいました。あまりに可笑し過ぎて息が吸えないのは久しぶりでした。そんな魚の動きに関しては誰よりも速いSさんのライバルでもあるカスミちゃんことアクション派のHさんがSさんとバトルを繰り広げ、その様子を絶妙なツッコミでキャラクターを引き出すコントローラーのHさんと、姐さんことIさん、そしてご婦人Oさんとで笑っていた。おっと、赤ちゃんの前にいらした、K氏ことKさんも大笑いされていた。

 話がなんだか分からなくなってきたので軌道修正。とにかく、今回の特別講習会も前回に続き「伝える側」と「伝えられる側」がハッピーになれる空間となりました。それは、力を貸して下さった井上さんやこの講習を良いものにしようとする皆様の思いによるものです。参加された方々の表情の記憶から、今夜はもう少し余韻に浸りたいと思います。最後にまとめて写真を掲載いたします。 ご参加下さった皆様、そして井上さんありがとうございました!





2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション①


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション②


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション③


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション④


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑤


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑥


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑦


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑧


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑨


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑩


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑪


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑫


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑬


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑭


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑮


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑯


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑰


2015.8.15 第2回 GM happyコラボレーション⑱



 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-16(Sun)
 

自身が変われば見え方も変わる

 本日は高田馬場でY氏との稽古をおこなった。まずは、Y氏から重心について事前に幾つか質問があったので、歩き方や滑るような移動法をおこない、体の重心をコントロールすることの難しさを私自身あらためて感じさせられるものであった。

 意識してコントロールするのではなく、ある目的のために身体の各部位が自然に微調整をおこなっているのだと思う。その計算力と同時におこなっている微調整は、考えながら操作出来るものではないように思う。自身に対する状況設定を決め、それを解決させようとする身体の働きに目を向け、身体からのヒントに気付き修正していく場合もある。

 事前に頂いた質問に対し、重心を言葉で説明するのは難しいとお答えしたように、意識してコントロールするよりも、身体がそうしたがり、後付でその意味を説明しているようなことも多く、結果に対しどのようにおこなったか自分なりの感覚を手に入れることが重要であると思う。

 今日の稽古の中で、自身の身体が変わってくれば、相手に対する見え方も変わると、このことは以前から気が付いていたが、よくよく考えてみれば不思議なことである。映像を見ても同様に、何度も見続けていた訳でもなく、かなり久しぶりに見た演武の映像など、当時は分からなかった身体の使い方が、実によく見え色々伝わってくることがある。こういうことは稽古指導に対し非常にプラスになっている部分でもある。

 自身を見つめることで周りが見えてくるということであろう。つまり、「問題解決の糸口は我に有り」、とも言えるのかも知れない。だが、日々生活していると何とも腹立たしい突然の出来事は訪れてくる。それがどうして腹が立つのか、そのことを考えると、その状況における自身の環境が上手くいっていない場合が考えられる。その環境にいなければならない自分を責めたいし、その怒りというのは自身が今いる環境に対する不満の表れでもある。ならばどうやって環境を変えていかなければならないか・・・そこの問題解決は、自身を深く掘り下げて考えていくことで進むべき道が見えてくるのかもしれない。そこに気付けるか気付けないか、ここが大きな部分であるが、自分を見つめない独り善がりでは周りはおろか自分の行く先も見えないままに落ち着くところにしか辿りつけない。私の生徒の中に、時々「先生、私のグラフは今どの位ですか?」と変わったことを聞いてくる生徒さんがいる。私は嘘がつけない性格なので、いつも思ったことをお答えしているが、その方は熱心に取り組まれ、私のように不器用ながらも前に進もうと時間を惜しむように稽古している。そんな状態が1年も継続しているので、私は常に「今日も、少しずつ上がってきてますよ!」とお答えしている。その方には厳しいことも言ったことがあるが、私自身そのような言動になっていることに驚いている。

 自身の身体の変化が、周りに対するものの見方の変化に気が付けるようになった、ということから話が逸れてしまったが、今日の高田馬場での稽古はそういった意味で、私自身これまでとは違う精神状態で稽古をおこなうことが出来たのではないかと思う。

 夜からはY氏と代わって大和氏が2ヶ月半振りに参加され、微妙な変化を感じずにはいられなかった。風邪を押しての参加であったが、それとは違うこれまでとの様子の違いに、私としては今この武術稽古が必要であると直感的に感じた。

 強さはあるが柔らかさがこれまで見送られていたかと思われるので、この柔らかさが優しさとなり強さとなって、これからの大和氏にとって新たなる情熱となるべく稽古にしたいと思っている。まあこういう私の心情を書き記すのは恥ずかしいものであるが、それはこれまでもこれからも感じさせられる、大和氏の稽古に対する姿勢への感謝の気持ちである。

 高田馬場での稽古も参加人数が徐々に増え始めている。この場所は基本一回毎の連絡による約束から稽古ををおこなっているものなので、一回毎の時間はかなり集中したものとなっている。私の話もここでは長くなるが、自然と稽古を通じて、今感じている話題に話が展開してしまう。やはり生き方に結びついていく話題が多い。11月からは高田馬場の武道場が5ヶ月間改修工事のため利用できなくなってしまう。そうなると、夜間は住吉、昼間は品川区といったパターンとなるだろう。もしくは新たな会場でおこなうかもしれない。そうなってくると、個人稽古という形が難しくなってくる。現状さまざまに調整しながら日程を組んでいるが、会場によっては、費用の問題から少人数稽古とならざるを得ない状況となってくるだろう。私もここでの稽古は基本的に一人ひとりとジックリ稽古をしていきたいと思っているので、人数を増やすことを目的としていない。だが現実問題全員に個人稽古をおこなうことは不可能なので、せめて3名までとして少人数での集中稽古に日程を合わせておこなえる形にしたいと思う。どうしても個人稽古が言いという方がいらっしゃれば、その時の状況からシステムを新たに考えたい。

 さて明日は、というか日付が変わって本日は「第2回 GM happyコラボレーション」の開催である。こんなことを書いてはいけないが、私自身主宰という気が全くしていない。稽古をしに行くという気持ちと責任は持っているが、なぜだか、だれかが作ったものに乗っかっている感じがある。明日は前回に引き続き「剣術とヨガ」をおこない、講師に井上欣也さんをお招きし皆様に前回ビックリすほどの笑いがおこったように、明日の講習も楽しみである。

 お盆の期間中であり、終戦記念日でもある。それ以前にもさまざまな戦がこの地でおこなわれており、その時代ごとに重要な月日が忘れられないものとして記憶されていたのであろう。さて明日はどのような一日になるのか楽しみであるが、また新たな出会いや発見があるだろう。

 明日も暑くなりますが、皆様お気をつけてお越し下さい。明日はよろしくお願いいたします!


2015-08-15(Sat)
 

充実した稽古の一日

 本日の高田馬場での稽古は、お盆ということもあっていつもより人が少ない武道場内であった。そのため広く使いながらW氏とM氏との稽古をおこなった。海外で演技のワークショップを受けに行くM氏のために本日は基礎的な内容よりも少し難しい内容のものをおこない、M氏の中でしばらく悶々と考えさせるような稽古をおこなった。W氏もそれに合わせて、今日は膝を抜いて片足立ちになる内容のものを幾つかおこない、「無理です・・・」を連発しながらも、少しずつ良くなってきた。

 裏車の前後持ち替えという新しい稽古メニューが加わったが、これまで裏車に関してはあまり膨らませてこなかったのでこの前後持ち替えによる動作は私が飽きなければおこなっていこうと思う。そして久しぶりに「高速三段斬り」をおこなった。実はこの稽古は、一人でおこなうものであるが、相手の籠手打ちに対応するための身体の使い方を養うものであることが分かった。それはおそらく最近気が付いた袈裟斬りの軌道に関係している。

 あらためて、足の使い方と重心の関係、それらがいかに大事かをこれまでの試行錯誤の中から感じるものであった。少しずつであるが、停滞せずに稽古の中で気付かせていただけることはとてもありがたいことであると思う。慢心せず、武術稽古という生活の軸の中で、これからも学ばせていただきながら、道を誤ることなく、さまざまな人と出会い力を借りながら時間を惜しむように稽古の事を考えていたい。

 人に指導するという立場となり、もちろん私も未熟者なので一稽古人であるが、だが、私も稽古人という気持ちが甘えにならないようにしなければならない。人よりも稽古時間が長く、そこで得たものを伝えているだけであり、人としての力量は微々たる物でしかない。そこに気が付かなければ残念極まりない結果を招いてしまう。感覚とセンスは、微妙な含みの中で気付くか気付かないかに分離し、その部分は、残念ながらその世界感で生きて行けるかどうかの判断とされているように私は思う。結果は全て自分で招いているものでもあり、運も不運も自分で作り出しているのだろう。

 今日の高田馬場での稽古は、暑さの中にも心地よさが感じられ、W氏とM氏との稽古から伝わってくるものも純粋なものであった。講習後は更衣室で、私がこの高田馬場で見かけた殺陣師の方でもっとも人としての力量があると思う方から声を掛けていただき、最近はこの方と簡単なお話をするのが楽しい。「気になってよく見てます。」と仰られ、なんだか恥ずかしい気もするが、私もここの団体の稽古風景を見るのは嫌な感じが全くしない。人がいないほうが集中しやすいものであるが、その逆でこの方がいると普段より集中してしまうという方もこの高田馬場では何人か居られる。純粋に稽古に取り組まれている方との心の繋がりは、違う団体であっても、通じ合うところがあり、会話が無くとも尊重し合えるものである。そういう方々との何気無いコミュニケーションがこの高田馬場では増えてきたが、武術稽古をしていて、人の思いというものを感じることは大切なことであり、これからも自身への甘くない稽古の実践から、何かを育て、気が付けるように精進していきたい。

 夜からは住吉に移動しK氏との稽古をおこなう。今日はここでの展開にドーパミンが大量放出したような気分である。まずは、杖による「裏車の前後持ち替え」や「廻し突き」をおこなった。この廻し突きは、おそらく自由に動いているときにやっていたかもしれないが、単体技としてなぜ今までおこなわなかったのか不思議でしょうがない・・・・・・この廻し技関連は多彩になってきた。「廻し打ち」「廻し横払い」「廻し横突き」「廻し後方打ち」「廻し突き」「廻し後方突き」というふうに様々なバリエーションとなった。

 そしてK氏の両籠手にサポーターを付けてもらい、左右の籠手を打つ稽古とそれを払う稽古をおこなった。これは私の最近の袈裟斬りの軌道の変化が剣の切り返しに非常に有効であることが分かり、高速三段~五段斬りの中で手の内と足の使い方が装置化される感覚になったことで、こういう左右の籠手を払うという稽古にも活きてくることがようやく分かったのであった。

 そのなかで大きな収穫があった!K氏の稽古のため多くはやらなかったが、籠手打ちの際の剣が伸びるようになった。この伸びるというのは、私はもう止めておこうとしたとたん切っ先が届くように伸びる感覚である。この感覚は他の動作についても検証する必要があり、こういう瞬間が稽古の中でも非常に楽しみに感じられる嬉しい時間でもある。

 後半体術をおこない、剣道場でおこなっていたため、柔道場で空手を教えている師範の方から「どうぞこちらを使ってください!」とお声掛けいただいたので、少しの時間であったが畳の上で正面の斬りなど体術稽古をおこなった。そのなかでK氏も徐々に身体の使い方に変化が見られ、今までよりも構造的に強くなったことを感じた。特に座りでの稽古は「体内感覚での浮き」を学ぶには最高なので、これからも、身体の中の感覚をどう育てていけるかこれからの楽しみにしたい。

 最後は抜刀術をおこなった。久しぶりに「潜龍出池」をおこなった。約一ヶ月前に左手薬指の靭帯損傷と、骨の陥没があり、原因は抜刀術での瞬間的な剣の返しの際に柄頭が少しズレ左手薬指を直撃したことによる打撲である。安静にするように言われているが、このところいつも以上に激しく稽古している。まあ指の動きに全く問題が無いので腫れと痛みが引くのを待つばかりである。それにしても私の場合、身体の怪我は左半身側に集中している。右の大腿部の付け根を誤って自分で刺したことはあったが・・・・・・

 この潜龍出池はもはや形がかなり変わってきている。稲妻抜きにしても同様、これまで映像でおこなっているように寸止めで止めずに、斬り下げまでおこなう場合や、斬り上げまでおこなっている。その際の身体の纏まりがこれまでの寸止めと比べてズレないかと当時は心配したが、むしろ寸止めよりもシックリするのには自分でも驚いた。「巴抜き」に関しては、どうやらゆっくり精確におこなうほうがこの場合稽古として身になるものであると感じた。私の抜刀術稽古でゆっくりおこなうものは、これまで「後方突き」しかなかったが、この「巴抜き」も同様にゆっくりとおこなうこととした。もちろん後方突きにしても速く抜く稽古もしているが、巴抜きに関してはしばらく数年間は速く抜くのを控えようと思う。

 それにしても、稽古はどんな展開が待ち受けているかわからない。だから毎回の稽古が飽きることなく真剣に取り組めるのだろう。だが、喜んでいる暇は無い。遥か先の次元に到達されている人達に少しでも追いつけるように、明日はまた新しい一日を重ねていこう!


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 第2回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-14(Fri)
 

第2回 GM happy コラボレーションまもなく開催!

 第2回 GM happy コラボレーションの開催まで残り2日となりました。現在のお申し込み人数は前回に比べやや少ない人数となりましたが、お盆の時期にも関わらずお申し込みいただいた皆様ありがとうございます。まだまだ余裕がありますので、お申し込みお待ちしております!今回は新たに体術をおこなう予定です。
 初心者の方が身体のことについて学ぶ出会いとして、私は井上欣也さんの、人柄、技術、考え方、などお勧めいたします。罪を作っている(勉強不足と人間性の問題により)指導者が見受けられる中、どのようにして指導者を探すか困っている方も少なくないと思われます。私はこの単発開催によるGM happyコラボレーションで、私とのご縁で出会った方々の素晴らしいところを皆様にもお伝え出来る様に活動していきたいと思っています。それが皆様にとっての学びとなり、誤ったものに対して気付けるようになればと思います。


第2回 GM happyコラボレーション


 そして9月22日におこなう、第3回 GM happy コラボレーションも開催に向けて準備が進んでおります。現在すでに4名の方からお申し込みいただいております。こちらは2015年土方歳三コンテスト演技部門で、オリジナルの台本を作り武術を土台とした殺陣でグランプリに輝いた青木賢治さんが講師となって「立ち回り」をおこないます。立ち回りに飢えている方、どれほど通用するのか試してみたい方、自らの動きを見つめ直す良い機会でもあります。初心者のための台本も用意してあります。詳細につきましては近日中にこちらのブログ等で発表させていただきたいと思います。


2015-08-13(Thu)
 

実感するための生きた稽古を考える

 日曜日が終わり、この深夜の時間帯が私にとっては心地よい時間であり、明日からの一週間に向けて一息付ける瞬間である。今日の講習は朝と夜という間に時間の空いた日程であったため、午前の部が終わって一旦家に戻り、このところ不足していた睡眠を補うため2時間ほど眠った。おかげで現在深夜の3時前であるがまだ平気である。

 午前の部は、五反田の会場に向かうまで暑さが和らぎなかなか快適であった。今日の会場は午前8時45分を回らないと中に入れないため、暑さの中外で待たせてしまうことになってはいけないと、昨夜ホームページに記していが、ご婦人Oさんが早く到着されていたので体調を心配したが、今朝は比較的過ごしやすかったので少し安心した。むしろOさんから私の体調のほうを心配され、いつも互いに体調を心配しているので先に悪くなってはなんだか負けたような気がするので私としても気が緩められない。

 このところ午前の部の開催が増えてきたが、意外にも参加人数は多い。遠方から来られている方には早起きをさせて申し訳ないが、昼から時間が空くため、一日を有意義に使えるメリットもある。

 今日は夜間の部で体調不良のため欠席された方が何人かいたこともあり、午前の部の約半数の参加人数であった。しかしながら現在体験参加3回目の方が増えてきたので、正規受講生となる方が徐々に増える予定である。8月というのは昨年も正規受講生となられた方が多く、長く続いている方が多い。正式に辞められた方というのはまだ数名であるが、長期休講されている方も徐々に増えてきた。私としては、連絡が無い限りはいつまでも正規受講生だと思っているので、また会える日を楽しみにしている。

 11月から、高田馬場の武道場が半年間改修工事のため閉鎖される。そのため、品川区の会場予約がこれまでに比べ難しくなる可能性が予想される。品川区以外での開催も含め何とか対応していくが、現在毎週4コマの講習をおこなっているが、場合によっては2コマ位になってしまうかもしれない。そのためあらゆる対応策を考えながら開催していくが、もしかすると曜日の変更等ご迷惑をお掛けする事もあるかもしれない。すべては9月に入らなければ分からないが、今回の区内登録の結果は厳しいものであった。開講してからここまで不測の事態にはならなかったので、このまま油断なく安定開催を継続したい。 

 今日の講習では、突きをテーマに「追い突き」をおこなった。足の引き上げ方など皆さん苦労されていたが、今後の稽古で少しずつ身に付けていってもらいたい。私の講習は、毎回さまざまな内容となっているが、身体の使い方は共通しているので、表面的な形でなく、身体の構造に無理が無い形、つまり動きやすい身体の使い方を目指すものである。今書いていて、「!」っと思ったが、私の講習を受けている方には、私の動きが動きやすいとは思わないだろう。それは質的転換という身体の乗りこなし方を変える必要があるからであり、動きの質が変わったときには、(現状)最も動きやすい身体の使い方なのである。だから、稽古というのは表面的な形のみを繰り返しおこなったところで、いつまで経っても動きやすい身体にはならない。理に適った動きを求め、身体構造を感じながら、動きやすくなるための動作を稽古し己の身体を乗りこなしていかなければならない。それが出来たときの気持ちよさは身体で感じられるものである。そしてハッキリと伝えておくことは、その動きにはこれでいいという成長を止める「正しい動き」などという危険な言葉は用いず、現段階での有効な方法というぐらいに留めておき、そこからさらなる成長をもとめ動きを模索していくことが、肩書きよりも中身のある「実感するため」の生きた稽古と言えるだろう。

 私が稽古の中で重要視しているのは発想の「鮮度」である。それはかつて一人稽古に没頭していた時期に、道場に付くまでに考えた稽古プランというものが、いざ稽古を始めた瞬間に全て消え去り、その瞬間に遣りたいこと、遣る必要があることが浮かび上がり、実際にそれに身を任せ稽古をしていくと気づきが得られることも数多くあった。こういうことは現場の対応力にも関連してくるように思う。いわゆる脳の使い方だと思うが、頭で考えることも、その瞬間に感じたことも、どちらも脳の指令である。どういう脳の使い方が稽古の質を上げていけるのか、具体的なことは私には分からないが、そこに関わる指令は心の指令にもリンクしているような気がしている。身体の動きが変わった方には実感されているかも知れないが、稽古に対するコミュニケーションに濁りが消え透明度が高まっているような気がしている。これは意識して武を学ぶ心得として気をつけているものではなく、身体の使い方に対し純粋に取り組める状態であることから、自然に会得していくものであると私は思う。私が皆さんに稽古内容をお伝えし、それをその場でやっていただくことが、本当の意味でその方の成長になっているかと言えば否である。本当の意味での稽古は、自分自身で自問自答しながら稽古する事にある。だがそれは当然ある段階まで行ってからのことであるので、最初は伝えられたことを実践することが大事である。だが、生徒さん達の中にもそういう自分自身での稽古の世界に入り始めた方もチラホラ増えてきている。自分自身の稽古空間から何を考え、何をおこなうか・・・・・・答えはそれぞれが見つけていくしかない。

 なんだか今夜は偉そうな文面になってしまったが、私自身自分に言い聞かせながら書いている節もあるので御了承いただきたい。「実感するための生きた稽古」となるように、心の濁りを澄み渡らせ、トコトン自問自答していくことが私は重要であると思う。だからこそ鮮度が大事なのである。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-10(Mon)
 

第2回 GM happy コラボレーションまで一週間   第3回目もチラと告知

 本日は猛暑を下りまあまあ過ごしやすい一日であった。昨日の寝かたが悪かったのか、軽い頭痛と眠気が移動中に訪れる。明日は朝から講習なので1時には床に着きたい。

 体調の事から書き始めるのが定番となってしまったが、別に誰かにかまって貰いたいと言う訳ではなく、ささやかなる私のストレス解消だと思う。とは言うものの強いストレスを抱える事は、私の実感としてはここ数年は無い。前に向かって行動していくことでストレスを溜めるヒマも無いのであろう。

 今日の講習では、杖のこれまでの単体技や、打ち込み、突きなどジックリとおこなうことが出来た。これまで人数によって出来ない振り回し系の技は滅多に出来なかったので、毎週3回受講されているアクション派のHさんもあまりやったことが無い技もあったのではないだろうか。

 今日は日本に来て二年目となる中国の方が参加され、ジークンドーやダンスなど身体を使うセンスのある方だったので、初めての講習であったが、最後まで正規受講生の皆さんと同様におこなった。

 8歳のK君は、とにかく素早く元気であった。子供好きのSさんと組んでいただき、互いに突きによる追い込みをおこなったが、杖の操作よりも元気に足を使って相手に向かって行くことの方が今のK君にとって重要に感じたので、特に細かい操作の指示は出さず、張り切ってSさんに向かって行く稽古を何回もおこなった。SさんもK君を理解し相手になっていただいた事で、あらためてSさんの優しさと、最近の人気ぶりに納得した。

 最近は蟹と雀の稽古が他の技でおこなう説明にずいぶん役に立っている。今日の講習では甲野先生が以前紹介されていた、「綴れ足」をおこなった。この暑い時期にこれをおこなうと大変であるが、これを活かした「追い突き」による理解を得るには、この綴れ足をおこなう必要があった。明日も講習があるので、忘れていなければこの綴れ足をおこなおうと思う。

 夜からは西葛西に移動し、イオンカルチャークラブでの講習をおこなった。富士山登頂から戻ってきたHさんが元気に参加され、登頂の際につかっていた八角形の杖を見せてもらった。その杖で少し左右の持ち替えなど稽古をされていたらしい。

 それにしてもHさんの姿勢は一年前までは猫背であったのが、今はその欠片も見当たらず、稽古中の姿勢はかなり良い。最近会員になられたNさんも、仕事柄運動不足や、姿勢の偏りによるバランスの悪さなど、駆け込み寺的にこの教室へ参加された感じであるが、やはり姿勢を修正していくためにはまず、胸椎を動かすことからジックリとおこないたい。これはHさんもそうであったが、杖や剣術、抜刀術の稽古では、この胸椎を動かすので、それが腰椎と連動し骨盤角度の変化にも表れている。胸椎であれば、ケガの恐れも少なく、身体に対する負担もさほど無いので、そこから連動して腰、首、肩、など骨格構造を正すようにおこないたい。

 身体が良い方向に変化すれば心も元気に明るくなってくる。この事はこれまでおこなってきた経験から、確実に言えることである。自分の身体は自分が一番良く付き合ってきているので、身体が使えることと心の関係は少なくともリンクしていると思う。そういった意味でいい稽古空間というのは、身体の変化が実感出来たり、自分に出来ないと思っていたことが出来るようになったりすることと大きな関連があるように思う。そういうことが具体的に実感出来ると面白くない訳がない。逆に言えば、何回やっても実感出来ない稽古というのは、雰囲気もなんだか悪くなり面白く無い物である。色々な相性もあるかもしれないが、見識を広く持ち、「気付けるかどうか」が、敢えて具体的には書かないが、生きていく中で後々振り返った時に共通している大事な要素である。



 一週間後に迫った第2回 GM happy コラボレーション「剣術とヨガ」ですが、今回第1回目参加者のリピートがお陰様で増えてきました。笑い溢れる講習と懇親会です。初めての方でも安心してご参加いただける内容となっております。以前から剣術やヨガに興味があったけど、なかなか習い事に参加出来ない方など、こういうタイミングで参加されてみてはいかがでしょうか?お盆の時期の開催ですが、ご都合宜しければ是非ご参加お待ちしております!

 そして、第3回 GM happy コラボレーションの開催も決定いたしました!9月22日(火曜日/国民の休日)に開催いたします。

 講習時間は12時00分~14時00分。会場はこれまでと同じ品川区総合体育館柔道場でおこないます。第3回目の内容は、「剣術と立ち回り」です。

 2015年5月におこなわれた、函館五稜郭祭主催「第28回土方歳三コンテスト」演技部門優勝の青木賢治さんをお招きして、武術に近い殺陣を、青木さんがコンテストで優勝した際に使った自作の台本をベースに、それぞれを演じて立ち回りをおこないます。

 私がおこなう剣術の講習では、それらに関する剣の操作や抜刀など、武術という身体の使い方において共通したものから、迫力のある理に適った技術をお伝えしていきたいと思います。

 役者の方であれば、技術を即立ち回りに実践出来るまたと無い機会です。役者でなくとも、今までおこなってきた自分の動きが通用するのかを試す絶好の機会であると言えるでしょう。また、初心者の方でもおこなえるように、別の台本の準備もしております。

 グランプリを取った方から学べる貴重な機会です。詳細につきましては近日中にこちらのブログより配信いたします。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-09(Sun)
 

猛暑の高田馬場稽古

 今日の都心部はこれまででもっとも気温が上がったそうである。そんななか夕方から高田馬場にてM氏との個人稽古をおこなった。何もしなくても汗まみれになってしまう状態には笑えてしまう。何せ900mlのポカリスエットが30分で空になってしまうのだから・・・・・・

 今日の稽古では、追い突きと左右の持ち替えからの突きをおこない、予想以上に相手に対し詰めていけることが分かった。特に追い突きに関しては、近間限定での操法だと考えていたが、移動中に取り入れることで、間合いを一気に詰めることが出来るように感じた。明日の講習でおこなうが、皆どういう反応になるのか割と時間を掛けておこなおうと思う。

 抜刀術では、一之祓いにおけるエネルギーの伝達が、地に掛かり過ぎないように、フワリとおこなう意識でおこなったところ、これまでにない感覚で速く抜けたので、いつまでも地をドンと鳴らすような身体の使い方にならぬよう、今後変えていかなければならない。

・・・・・・。

 どうやら眠りに落ちてしまったようである。

 少し仰向けになったつもりが気が付けば5時30分となり、そのまま就寝。朝起きてこの記事を書いていたことを思い出す・・・・・・。

 現在午前10時前、ゆっくりしていられない。昨日の稽古でも少し体術に私なりの進展があった。だがエネルギーの伝達に関してはまだ実感が得られない。今後失敗を繰り返しながら検討していこう。


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2015-08-08(Sat)
 

正面の斬りを稽古する

 最近「正面の斬り」について身体が稽古を欲している。これは甲野善紀先生の松聲館の技法の中でもかなり研究されてきた技である。現在は「正面の対応」というように技の変化と共に名称が変わってきているが、私は「正面の斬り」をこれから稽古していきたいと思う。正中面や、先端の使い方、腰の働き、浮きの掛け方、そして謙譲の美徳・・・・・・かつてさまざまに研究されてきた技であると思うが、私は未熟であるがゆえに時間が掛かりそうなので、私なりに実感を得られるようにこの技を集中的にこだわっていこうと思う。

 昼過ぎに高田馬場でW氏との個人稽古をおこなった。杖の追い突きに苦労されていた。体術では、正面の斬りをおこない、謙譲の美徳を紹介した。私も全然使いこなせていないが、膝から浮いて崩されていく中で、他の崩れ方との違いを感じられていたので、そこに興味をもたれたようであった。それにしてもこの正面の斬りはさまざまに質を向上させる技法がこれまでに研究されてきており、私としてはもの凄く時代遅れなところから稽古していくが、これまでにあまり体術稽古に時間を掛けなかった私であるが、実感を得られるための体術稽古としてこれからは剣術稽古と同様に取り組んでいこうと思う。

 W氏も今日から本格的に袋竹刀を使っての稽古に入ることになった。先ずは袈裟斬りによる斬り割りからおこなう。これからさまざまに組太刀稽古が展開されていくので、新たな稽古段階へとなっていくだろう。私も7月17日に左手の薬指を痛め、袋竹刀による稽古を控えてきたが、ようやく再開出来る様になった。

 昨日は私が東京でもっとも大事な稽古として参加している場所での稽古をおこない、その中でハッキリしたことは、肩と腹と足の関連性である。それらを繋ぎ合せる手の内に秘密があり、人間の身体の不思議さ、見えない部分での働きに目を向けることなど、学ぶことは多い。終電一本前の電車で帰宅し、気持ちが高ぶっていたため木刀や特製の長物を使っての稽古をおこなう。時刻は3時過ぎ、まだ高ぶりは治まらず、甲野先生の新刊「武術稀人列伝 神業の系譜」を読んで、4時30分頃に床に就いた。それにしてもこの本は貴重な伝書が惜し気もなく掲載されており、あらためてタイトルを見て納得すると共に、私などが言うのも恥ずかしいが凄くいいタイトルだと思う。

 高田馬場の稽古の後、住吉に移動しK氏との個人稽古をおこなった。ここではいきなり体術稽古から入り、正面の斬りをおこなう。強引にいくことよりも、初動の崩しが出来ているかに着目し、座りで浮きを掛けるにはどうすれば良いのかを私なりに不器用におこなう。相手を浮かせるようにしたいが、まだまだ私には弱々しい。だが出来ない理由などが分かると、ようやくスタートラインに立てたような気がするので精妙さの中から学ぶことを、失敗を恐れず取り組んでいきたい。

 剣術稽古では、袋竹刀を使っての左籠手の斬り上げをおこなった。これは以前私がおこなっていた斬り上げが、先日の月曜日に井上さんと稽古していた時に、気づきがあり操法が大幅に変わったのであった。それを今回ようやく左手薬指が良くなってきたので、K氏を相手に実際に籠手を斬り上げながら構えと剣の軌道を確認した。やはり、前回も感じたように、右廻りでは詰まりが出るのと、斬り上げがカスってしまう恐れがあるので、身体の動きと合わさる左廻りの螺旋軌道が有効である。そしてこの技は、相手の左籠手を斬り上げるもので生命を奪うものではないが、この剣の使い方を、正面に入りながら左螺旋に相手の太刀を斬り上げ、開いた表交差から、支点を重要として左の袈裟斬りを体の移動と共におこなう。

 この技は、これまでの剣術稽古にどうしてなかったのかと思ってしまうが、かつて甲野先生がおこなっていた「楔留め」にかなり近い。最初におこなっていた斬り上げの大き過ぎる動きに違和感を覚え、螺旋軌道とともに、身体も移動していく小さく速いこの動きは、かつて修練していた楔留めの技の応用であり、やはりここに身体が求めてしまうのかと感じるのであった。

 様々に興味のある稽古がある中で、私自身のテーマとして、正面の斬りに含まれる様々な術理、そしてその中でも謙譲の美徳を、剣術での袈裟斬りに応用出来る関連性を深めていきたいと思っている。押し斬りでは、左右に対しても強く速やかなる対応が出来る予感がしているので、これからの私がどうゆうふうに稽古していくのか楽しみである。

 さて、今夜も3時を回ってしまった。明日は7時には起きなければならない。眠る前に僅かでも木刀で確認しよう。

 第2回 GM happyコラボレーションの開催が来週の土曜日と迫ってきました。お盆の時期ですので迷っている方もいるかもしれません。お申し込みは8月14日までとさせていただきます。武術に興味のある方、身体の使い方に関して分かりやすく深めていきたいと思われている方、2時間があっという間に過ぎていく密度の濃い稽古空間となっております。もちろん初心者の方にも合わせておこないますので、安心してご参加下さい。また前回に続いて近くのレストランで懇親会をおこないますので、いろいろとお話できればと思っております。新しい出会いが新たな縁を繋げて行くように、この活動から皆さんが前に進んでいけるような楽しい空間にしたいと思っております。可能性を求めて!


 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 第2回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-07(Fri)
 

クラーチ剣術教室一周年

 本日はクラーチ剣術教室が開講して一周年となる。思い返せば、私がこちらで絵画モデルとして足を運んだことがキッカケで、ご婦人Oさんが、開講して間もないgold castle 殺陣&剣術スクールに参加され、そのOさんの変わり様が噂となり絵画教室でDさんの何気無く発した一言「こちらでやって下さらないの?」ということから、あれよあれよという間に参加人数5名が集まり支配人に掛け合って下さったことから、2014年8月5日にクラーチ剣術がスタートしたのである。

 今日はその一周年を祝って、講習後にレストラン内の一室を貸し切り皆さんと共に暑気払いをおこなった。今月一杯でお引越しをされるためOさんご夫妻とは残り僅かしかお会い出来なくなってしまうが、立ち上げメンバーとしてご協力下さり、またご主人にはムードメーカーとして唯一の男性メンバーでもありながら本当にこの教室を笑い溢れる空間にして下さったことに心から感謝したい。Oさんご夫妻については、その時にまたあらためて思いを綴りたい。

 今日の講習では、Nさんが最初におこなった杖の体操「ラムダのポーズ」で股関節の可動がスムーズになったことから、姿勢が綺麗になられた。その変化と共に、全体的にNさんの動きが良くなってきている。「頭で考えるとダメね!」と仰られていたように、考えるよりも、感じた方が結果として早く習得しやすいことが多い。ブルース・リーが「燃えよドラゴン」の中で、少年に対しそのような意味合いのセリフをアドリブで発したことは有名であるが、結局はどちらも脳を使っているので、どういう使い方をするかをこういった武術稽古から見つけられればと思う。

 この教室では皆さん、回を追う度、のめり込むように取り組んでいることが素晴らしいと思う。出来ない事に対する悔しさ、理解できたときの喜び、そういったものが伝える側と伝えられる側との信頼の中で交わされているので、その方に合った前に進むための内容を見つけ、出来るところを指導していくことが大事である。いつまでも同じ事や、付いて行けない内容ばかりをおこなっては互いの繋がりが途切れてしまう。楽しく運動するということは、つまり心の不安を取り除くこと。それをその方の身体で証明してあげることこそ、喜びに繋がっていくものと私は思う。

 私は稽古に関して割り切っておこなうという発想は無い。それは、自分自身の稽古を裏切ることになるからで、そんな心持では気付けるものが気付けなくなり、自身の武術における発想を汚してしまう。だからこそ、私がおこなっている全ての稽古場所は、雰囲気こそ違うが全て本気で気持ちを込めている。そのために、私自身個人指導などでは様子を見て決めているところもあるが、団体でおこなっている環境では、幸いにも皆様のおかげで良い稽古環境が作られ、そこにバリアが張られているように感じている。

 ご婦人Oさんが、まだメンバーになられて二ヶ月のIさんと講習以外で、自主的に稽古して教えてもいいですか?という相談を受け、私としては非常に嬉しく思う。71歳のOさんが82歳のIさんに、杖術や剣術を教えていくことは絶対に大きな進展に結びつくと思う。無理をせず、その時期その時の体調に合わせジックリと焦らず楽しんでいただきたい。

 暑気払いでは、ワイワイと楽しく皆さんとお話しすることが出来た。言われて気付くことがあるが、私よりも倍ぐらい年齢を重ねられた方々と稽古している感覚はなく、それは皆さんにとっても私との年齢差をあまり感じずにおこなっているのではないかと思うのである。私にとっては、のびのびとやらせていただいていることにありがたく思っているが、不思議なもので、気持ちが勝手に心を通過して言葉やスキンシップになっており、それは私自身でもビックリしている。

 長く皆さんと顔を合わせていると、個性であったり、上手く行ったり、失敗したり、その人の癖も分かり出し、講習を進めていく中で、より具体的に向き合えるようになり、私としても気持ちが入ってしまう。人生の大先輩方の前で、若輩講師である私が手の平で転がされるように講習を進めさせていただいている絵は、私なりに楽しんでいる。

 人生経験を積まれた方から学ぶことは非常に大きい。それは何気無い部分から感じられるものであり、人と人とが関わる上での安心感がある。人と出会えなければ、こうした日常が存在しなかったのかと思うと、不思議な思いがしてならない。見えないところで何かがつながり続けており、そうした環境、空間が生まれるのではないだろうか。益々武術に対する感謝の気持ちは私の心に存在しているので、これからも武術稽古を裏切ることなく、さまざまに受けたご恩をお返し出来るように務めたいと思う。

 今後も笑い溢れる講習を続けながら、身体が変わっていくことを実感できるように、夢中になれる講習内容をお伝えしていきます。皆さんがいつまでも元気で楽しく身体が動かせるように、今後とも宜しくお願いいたします。そしてこの場を提供して下さった、クラーチ溝の口の支配人始めスタッフの皆様には感謝しております。今後とも怪我無く、仲良く、活き活きとした活動を続けられるように取り組んでいきたいと思います。そしていつもお世話になりっぱなしで細かい部分で助けて下さっている世話人のOさん、いつもありがとうございます。

 二年目に向けて皆様と共に、新たな出会い、新たな発見、新たな動きを求め進んで参りましょう!


 イオンカルチャークラブ剣術教室(受講生募集中)
 第2回 GM happyコラボレーション(参加者受付中)
 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-04(Tue)
 

久しぶりの写真撮影&体術における具体的課題

 本日は知人にお願いして、屋外で写真撮影をおこなった。これまでに、プロフィールやチラシなどで使う写真が少なく古いものしかなかったので、今回たくさん撮っていただいた。今後少しずつ古い写真のものを変えていこうと思う。

 それにしても、写真を撮られるのは難しい。特に何もしていない真っ直ぐ立った無表情というのは、つい、しかめっ面になってしまう。私の場合これまでに割と仕事で写真を撮られてきたが、今の私となってあまり写真を撮られていないので、記念撮影と違う写真を撮られるのはどうにも苦手である。最近では甲冑を着ての写真は、かなりの枚数撮られてはいるが、顔の表情は分からないのであまり難しく感じない。モデルの頃のように表情を作る気は微塵も無いので、ぶっきらぼうな写真となり、結果使えない写真となってしまう・・・・・・今回はロケーションに助けられ、タップリと時間を取っておこなったので328枚!も撮っていただいたが、同じ写真が多いので、数十枚程度に減らして整理したいと思う。暑い中、最後までお付き合い下さり誠にありがとうございました!

 午後からは、井上欣也さんとの稽古をいつもの高田馬場武道場でおこなった。今日は、体術についていろいろと井上さんに質問させていただいた。そのなかで、私自身これからのテーマが明確になってきた。井上さんから教わった接触面の優しさが、やはり相手の抵抗心を弱め進入していける要素に繫がっていること。私の場合、相手に力を出させないための接触面の感覚を養っていかなければならない。そのためにはまだまだ腕に偏っている部分が大いにあると思うので、その他の部分に気がつき、それらと接触面をどのように扱っていけるかということを稽古していきたい。体幹部の働きと中心を取ることでの効きはあるが、相手がそれなりに体が出来ていて反応速度も抜群の場合、どこかで捉えられてしまう。そのためにはやはり接触面の使い方と、それ以外の働きの効かせかたであろう。あらためて、井上さんと個人稽古でジックリお話しながら気持ちよく稽古が出来る環境というのは贅沢でありありがたい!

 剣術では新しく取り組んでいる「袈裟斬り」を見ていただき、やはり井上さんの目には私が「この感じ!」と思った時には、私が何も言わなくても納得していただけることに、この稽古での喜びを感じる瞬間でもある。月に一度しか稽古をしていないが、逆にその間の互いの研究と進展を確かめ合うことが出来るので、大変大変貴重な稽古なのである。ここ数ヶ月間の井上さんの体術における進展速度は目覚しいものがあるので、私も遠慮なく質問させていただきながら、新たな自分に出会えるように稽古を繋げていきたい。

 剣術では、斬り上げに新しい発見があった。というより、これまでおこなっていた剣の操法が余りにも大きな動作であることを感じ、ついさっきまで井上さんに伝えておきながら、「すみません、新しくなりました。」と、私もまだ試行錯誤しながらであったが、あきらかにこれまでおこなっていた斬り上げの操法より速やかにおこなうことができ、刀の持ち方と、身体の使い方の相性から、スパッと気持ちが切り替えられるほど、纏まりと気持ちよさも感じられたので、今後この斬り上げを、どの構えがもっとも有効で、どの軌道が詰まり無く速やかに籠手を斬ることが出来るか、または剣を跳ね上げることが出来るか、これからの稽古が楽しみである。



 生徒さんの中にも、体術に興味を持ってきている方も現れはじめているので、このブログにリンクしてある井上さんのブログをご覧いただくと、体術に関する具体的に分かりやすく表現された内容が書かれており、参考になるかと思います。次回8月15日(土曜日)は井上さんとの企画、第2回 GM happyコラボレーション「剣術とヨガ」をおこないます。現在申し込みが前回の三分の一程度ですので、興味のある方はこちらのブログやメールアドレスからでも構いませんのでご連絡ください。

 次回の「剣術とヨガ」では、杖を使って自由に動き続ける方法と抜刀術を中心におこなう予定です。杖を自由に連続して扱うには、足の使い方に大きな秘密があります。ヨガの講習では、前回の懇親会で参加された方からの御要望にお答えし体術もおこなう予定です。第1回目に比べさらにパワーアップした特別講習会となるでしょう。前回ご参加いただいた方や初めての方、こういったセッションはあまり機会がありませんので、ご都合の宜しい方お待ちしております。

 本日も得るところがあり勉強になりました。井上さんありがとうございました!


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2015-08-04(Tue)
 

稽古を工夫する

 今夜はあまり遅くまで起きていられないので簡潔に記したい。昨日に続き本日の講習でも、足運びを中心におこなった。気付いている人もいたと思うが、この足運びは、相手との間合いのズレを確認する癖を付けるものであり、さらに周囲との位置関係を、視野だけの中で確認する稽古である。その動作の中で身体のブレが無くなるようにおこなえている方は少なかったが、それぞれの取り組み方でいいと思うので、今回は私も思いっきり楽しんで講習をおこなった。

 こういうある程度自由に任せる稽古は、その人の意外な一面が見えたりするので面白い。そして組み合わせを変えることでまた面白くなる。こういう稽古はある程度の緊張感があるからこそ楽しめるものであり、そうでない状況であればまずこのようなやり方はしないだろう。およそ剣術稽古には見えないような状況に、我ながら変わった稽古だと可笑しく思うのであった。

 ご婦人Oさんとの稽古では、手作りの稽古着の評判も良く、今日は得意技を身につけていただくために、抜刀術「逆手前方斬り」を集中的に取り組んでいただいた。以前であればこのような難しい抜刀術はお伝えしなかったと思うが、立った状態での逆手廻し納刀がスムーズにおこなえるので、可動域を補ってくれる逆手での抜刀術も取り入れることにした。しかしただ抜くだけでは申し訳なく思えたので、逆手前方抜きをおこなうことになった訳である。

 この抜刀術は私が小太刀からヒントを得たもので、途中で工夫を加えて変更したのが、相手の腕に刃を付けた状態からの斬り上げに対する左手の返しである。これは、2013年12月28日に撮影した私の抜刀術の動画にもあり、この時はまだ左手の回転を使っていなかった。2014年8月13日に撮影した抜刀術 その弐や2014年11月1日におこなったイオンカルチャークラブでの演武映像では斬り上げる際に左手の回転をおこなっている。

 まだまだ書き記したいことは沢山あるが今回はここまでにしたい。8月になって1年を迎えた方が増えてきた。ありがたいことである。今年も8月から生徒になる参加者が数名予想される。8月は私にとって縁起のいい月でもあるので、大きな事故も無く皆が楽しく成長出来る環境作りをこれからも継続しておこなっていきたい。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-03(Mon)
 

言うは易く行うは難し

 本日土曜日の「gold castle 殺陣&剣術スクール」の講習では、足運びをメインに講習をおこなった。そのため、1時間半の講習の内、50分間は何も持たずに足運びのみの稽古をおこなった。

 その中で、前後左右と足運びをおこなう稽古は、相手との間合い、周囲との間合いを自分で考えながらおこなうので、空間を把握する稽古にもなることが分かった。怪我を防ぐためには、さまざまな状況を事前に予測する癖が必要で、そのためには、間合いや相手の力み具合など、そういった情報から対応を変えて行かなければならず、そういった事前の情報察知能力と、それに備える対応力が、武術としては求められる。

 今日はこの足運びの稽古が、皆さん思いのほか熱心に取り組まれていたので、かなり時間を割いておこなうことにした。そのため本日おこなおうと予定しておいた、剣術による受け流しと、抜刀術「逆手前方抜き」は出来なかった。しかし、講習内容通り進めていくよりも、その時にどうするべきかのほうが重要なので、今後も大まかな予定は立てていくが、その通りおこなうとは限らない。だが、生徒さんにとってある程度の心の準備と予習もおこなわれているかと思われるので、毎週のお知らせは今後も私の成長に合わせてお伝えしていきたいと思う。こういう、文章に起こすということは、自分自身にとっての成長にも繋がり、責任を持つことでもあるので、人にものを伝える立場の者として学びとなることはあってもマイナスとなることは無い。人の信頼を得るということは、何を実践しているかということと、継続する信念である。裏を返せばそこにその人の真実が表れ易く、人を判断する際に見抜くべき部分でもある。

 今日は男性のOさん以外全員女性参加者という女子会状態であったので、やりづらい部分はあったかもしれないが、「天下御免」のHさんと熱の入った稽古をされていたので、私としては新たな楽しみを見つけてしまったと密かに喜んでいたのであった。

 今日の講習で感じたことは、形の上だけでなく実際に精度を上げる刀の操作がまだまだ足りない方が多いので、刀を精確に扱う稽古内容を今後も幾つかおこなう必要がある。出来るか出来ないか、そこの身体の使い方には説得力が関わってくるので、迷える人に一つの導きとなる実感を体験してもらえるかどうかに、私としては講師として問われている部分がある。

 伝える側の立場も安堵していてはいけないし、常に進展し生徒の成長という結果について責任を持たなければならない。さあ、自らのハードルを上げたうえで明日の講習をどのようにおこなうのか、私にとっても油断が出来ない。


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 金山孝之 8月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-08-02(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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