ひさしぶりの鍛練稽古

 本日は高田馬場にてK氏との個人稽古をおこなった。その前の時間帯に私の一人稽古をおこない、久しぶりに体を苛める鍛錬稽古をおこなった。稽古中はそれほど疲労を感じていなかったが、一区切りつけたところで身体が動かせなくなるほどになってしまったので、15分程正座したまま周囲の稽古を眺めていた。

 最近は居合いをおこなっている学生が以前に比べて増えている。おそらく大学でも居合いが流行っているのだろう。月曜日でも夜からは混雑するようになってしまったので、(本来は団体での利用は禁止となっているはずなのだが・・・・・・)夜の時間帯がメインであるK氏には申し訳なく思う。

 現在の私の稽古は、全体的な身体の使い方を見直すために、まだ動きがぎこちなく掴めていない状態である。抜刀術に関しては特に違和感は感じていないが、杖術や剣術において、身体が育っていないのと、微妙な部分が分かっていないので、そのあたりを今後どのように理解し体を変え技が変わるようになるか、今は地味な稽古が楽しい時でもある。

 今日の鍛練稽古では、蟹と雀を合わせたような、蛙とでもいうべきか、人にお勧めしない(してもやらないと思われる)稽古である。K氏にやっていただいたところ十歩位で根を上げられたので、武道場を距離にして1往復半おこなったが、今日は以外に股関節が問題なく動いてくれた。これは股関節の調子が悪いときは出来ないものである。

 今日の稽古もK氏とのお話において学ぶことがあった。体術においては、身体の検証としておこなっていくことが、身体を仕上げていくという意味に置いて方向性が見えてくる。

 0時を過ぎてしまったが今夜はこれから食事をしなければならない。昨日今日と夜は肌寒いような涼しさである。忙しい日々であると、なかなか風邪を引かないが、今年の1月から2月に掛けて3回風邪をぶり返したので、今年はこのまま無事にいきたいものである。

 明日は6月最後の日。笑い溢れるクラーチ剣術教室の講習と、夜からは初めてとなる西大島での一人稽古。あすも暑さは抑えられているようであるが、また新たな展開があるのかどんな一日になっていくのか楽しみである。稽古に関わっている皆さんもそれぞれの環境で仕事や学業や家事など励まれていると思われる。世の中の人はみなどこかでいろいろと関わりをもって生きている。縁と言えば簡単であるが、関わりをもって生きていくことは、面倒なこともあるかもしれないが、やはり素晴らしいと思えることのほうが圧倒的に多いと思う。元気がなくなるのも元気になるのも人との関わりが大きく関係している。よりよい関わりがもてるように、日々精進して濁りの無い日々を歩んでいきたいと思う。


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 金山孝之 6月稽古日程
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 SAMURAI BRAKE 
2015-06-30(Tue)
 

活気溢れる6月最後の講習

 けっきょく深夜の1時30分に一日の締めくくりを記すことになった。本日はgold castle殺陣&剣術スクール始まって以来の夜間の部が無い講習であり、昼間の部と夕方の部との構成でおこなった。今日は6月最後の稽古ということであり、帰宅してからもさまざまな集計など事務作業に時間が取られてしまう。いつもであれば、外が明るくなるまでやってしまうが、今夜は夜明け前には眠れると思う。

 まず、昼間の部では女性が多く男性が2名という日曜日にしては珍しい現象となった。最近と言うか結構前からだが、私は生徒さんを別段笑わせようとは思っていないのであるが、なぜだか稽古中は思ったことが直ぐ口に出てしまうので、自分でもなかなか笑いを堪えるのに苦労している。その最たる犠牲者は、アクション派のHさんだろう。今や、gold castleの中で本人の意図しない内にムードメーカーにされてしまったのは私の責任でもある。だがそんなHさんが、本日ジャージ姿最後となるであろう(?)勇士を、封印を解いた赤ジャージで締めくくっていただいたのは(内々のお話なので分からない方には申し訳ありません。)なんとも喜ばしいことである(笑)昨日は青Tシャツであったため、時間差での封印解除ということであろう。

 冗談はさておき、そのHさんの稽古に対する情熱は凄まじいものがある。ご婦人OさんもHさんの稽古姿に感心されていた。6月は日曜日が4週あったが、Hさんの6月の受講回数はgold castle始まって以来最多の11回であった!これからも怪我には気をつけて、成長していただきたいと思う。

 男性のSさんは毎回遠方から参加されており、Sさんもまたキャラクターの個性が強く、私自身どういう訳だかSさんには当たりが強くなってしまう。おそらくSさんの人柄に私が自動的に変化して対応しているのかもしれない。そんなSさんが今日は「四方突きが半年経ってようやく分かってきました!」と仰られたので、そんなに掛けさせてしまったことが申し訳なく、講習終了後に少し、WさんとKさんとともに四方突きの稽古を指導した。とにかくSさんの性格は、沈むことが無く、いつも明るくあっけらかんとしているので、私としても楽しくさせていただいており、そのキャラクターの隠れファンがいるのではないかと密かに思っている。

 ご婦人Oさんとの集中稽古では、「三進五退」を集中的におこなった。この稽古では、三歩の歩幅をとりながら前に打ち込んで行き、相手に杖先を突きつけたまま五歩下がるものであるため、歩幅に注意しなければ、ドンドン後退し間合いが広くなってしまう。逆に高田馬場では、三歩が非常に伸びるため、五歩の歩幅を大きくとらないと元の位置まで戻れない場合がある。その場の状況に応じて、間合いを保ちながらおこなうことがこの稽古の場合重要な要素の一つである。三百六十五歩のマーチではないが、三歩進んで五歩も下がってしまえば、人生後退だらけとなってしまうが、そうはならないように歩幅で調整しながら、足捌きとともに、左右への重心の偏りによるフラつきを直すことも重要である。

 続いて夕方の部では、昼間の部に比べ倍近い参加人数となったが新しい杖の動作を取り入れた稽古をおこなうことが出来た。この稽古は、昨日と今日の昼もおこなったが、武術稽古というよりは、これまでおこなった稽古の身体の使い方を活かした一つの遊び稽古である。杖を使って一定方向への回転を止めないまま、その回転と方向に身体が合わせていくことを目的としたものであり、これまでの人間が主体となって杖を扱うのではなく、杖を主体として、その動きに邪魔にならないように身体が動いていくという考えから取り入れたものである。こういう条件を付けた稽古からは、身体の使い方の発見や、新たな工夫などが生まれやすく、道具と身体をどのように融合させるか、それぞれに気を使いながらおこなうと稽古になるだろう。この稽古では、パントマイムや大道芸をおこなっているYさんが、おそらく興味を示されるのではないかと思っていたが、やはりこういう杖を主体として見せる動作は好評であった。こういった身体の使い方をヒントにYさんの活動に活かせる何かヒントになればと思う。

 Kさん親子も1年以上このスクールに参加され、そのKさんをご紹介してくださった青木さんは、先日の五稜郭でおこなわれた2015年の土方歳三に選ばれ、そこで私がお伝えした抜刀術を披露されたそうである。 青木さんはもともとそういう速さを持たれており、彼も独特の生き方を選ばれていると思われこれからも互いに、剣や身体感覚について進展していければと思う。

 そのKさん親子では、いつも9歳のK君にばかり目が言っていたが、今日感じたのはお父様であるTさんが上達していることに気が付いたのであった。K君に教えるために覚えなければならないことが、Tさんの成長に影響したのではないだろうか。体の姿勢や、吸収速度が以前に比べて良くなってきている。お子さんを思う気持ちもヒシヒシと伝わってくるので、お子さんが頑張れるところまで私も付き合っていきたいと思う。

 その他にも、参加された皆さんのことは書き記したいが、夜が明けてしまうので今回はこの辺にしたい。それにしても、生徒の皆様には本当に感謝の気持ちで一杯である。それぞれいろいろな事情があると思われるので、ときどきしか参加出来ない方や、しばらくお休みになられる方など、これだけ大所帯になってくると、さまざまな人生が関わってくるので、ゆっくりとお付き合い下さればと思う。

 人の印象は最後がずっと心に残るものなので、その長い間心に残る印象はちょっとしたことで大きく変えられるものである。そのちょっとしたことで、これからの年月をどのように思われて生きていくかということも大切なことであり、こういう立場になってみてその辺の大切さが良く分かるようになった。ちゃんとしている人、そうでない人、そこには共通している部分があり、人を見るということについて学ばせていただいている。感謝の気持ちもたくさん得られたが、寂しい部分も多々あることは、こういう教室を主宰している者として受け入れなければならないことなのかもしれない。


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 SAMURAI BRAKE 
2015-06-29(Mon)
 

穴場的稽古空間のイオンカルチャークラブ

 昨日は雨の降るなか、高田馬場での個人指導をおこなった。M氏との稽古では、先日W氏に帰り道の公園で会話の流れから体術をおこなったところ、予想外の驚きの反応を受け、女性でも力が出せる方法を簡単に伝えることが難しいので、これからは合間に体術をおこない、剣術や杖術との関連を伝えながら身体の使い方に気が付くように出来ればと思う。同時に私も圧倒的に少ないこの体術稽古で進展していかなければならない。

 そういうことから昨日のM氏との稽古でも、合間に体術を挟んだ結果、身体の使い方に興味をもたれた様子で、おそらくこれまでの剣術や杖術の稽古の蓄積がこうした体術による身体の使い方の不思議さに目が向くようになったのではないかと思う。それは、M氏自身がこれまで出来なかった、剣術や杖術の身体の使い方を理解してきたことが大きく関連しているだろう。

 袋竹刀による「突き返し」では、前回に比べかなり良くなってきた。M氏の場合、袋竹刀による組太刀稽古になると時に別人のように感じることがある。今日始めておこなった「位太刀」ではこの「位」の形が慣れないせいか苦労されていたが、最近は鹿島神流のこの基本太刀五種をおこなうようになっており、あらためて今の身体の使い方でも稽古になることと、私自身カラダに染み付いていたものが、久しぶりに蘇ってきたような気がして懐かしい気持ちになった。当時はS師範と毎回組太刀稽古に時間を掛けて取り組んでいたので、鹿島神流の木刀が何本折れたか忘れてしまったが、武道場内に響き渡る激しい気合と、カーン!と打ち合う音は気持ちの良いものであった。

 あっと言う間に時間が過ぎM氏が帰られた後、19時からK氏との稽古をおこなった。金曜日のこの時間帯は大変混んでおり、今日はなぜか稽古前に20分位話をしてしまい、稽古しては話をしてというまるで井上さんとの稽古のような状態になってしまい、昨日は稽古時間の半分は立ち話になっていたのではないだろうか。

 もちろん無駄話ではないので、K氏も話しに付き合って下さるのであるが、昨日はK氏にとって大きな発見があったようである。頭痛と目の疲れがあったK氏であったが、体術稽古の際におこなったある手の形を伝えたところ、身体の首から肩にかけての詰まりが抜けたのか、目がスッキリし、頭痛がほぼ治まったのであった。これにK氏は深く感動し、しばらくその状態を確かめるようにおこなっていた。私としても、この手の形は甲野先生との稽古から学んだもので、身体の変化を感じるものがあり効果も実感できた。今後の課題は剣術にどう関連付けていくかということである。K氏との「位太刀」での私が打太刀で正面斬りをおこなった際に、重さのかかった打ち込みが体感出来た。今後はより操作性と効果を実感できるようにどうするかが研究テーマのひとつになるだろう。

 さて本日は、雨が降りそうで降らなかった一日であったが、戸越体育館での講習は、先日吟剣詩舞の全国大会に出られたKさんが参加され、無事に成功したことのご報告をいただき、微力ながら剣技指導を務めさせていただいた私にとって、5年に一度の記念大会で76歳のKさんが集大成とも言える剣舞を披露する事が出来た事に私としては、本当に嬉しく思う・・・。

 今日の講習では、参加人数が少なかったので、ジックリと基礎的な内容から新しい内容までおこなうことが出来た。中学二年生のK君は、前後に移動する際に身体がブレてしまうので、K君には鏡の前で、注意点を意識させながら、杖を扱いながら前後の移動をおこなっていただいた。足運びというか歩の踏み方を直すといいかもしれない。こういう場合は二本歯の高下駄を、綺麗に履くように心掛けるといいと思うが、私自身片減りが酷いので困難であるが、歩くときは常に意識しているので相当な稽古になっている。

 明日の講習でもおこなうが今日は、新しい杖の連続動作をおこなった。これは、杖が一定方向へ回転し続けることを人間が裏方的に手助けしてあげるような身体の使い方である。予想以上に皆さん熱中されていたので、本日最後におこなおうと予定していた型稽古は時間が足りなくなってしまった。明日はさらに30分短い講習時間なので、今日の感じから時間配分をもう少し考えてジックリと集中して取り組める内容でおこないたいと思う。

 夜は会場を西葛西へと移し、イオンカルチャークラブでの講習をおこなった。本日は体験参加の女性の方が来られ、杖と剣をそれぞれジックリとおこなった。仕事柄、運動する事が全く無く、肩こりが酷いということなので、杖を使ってそれに見合った内容をおこなった。こういうピンポイントな進め方がおこなえるようになったのは、gold castle 殺陣&剣術スクールでたくさんの生徒さんを同時に見ていく中で培われたものや、クラーチ剣術教室で高齢者の生徒さんの身体を見ていく上で学んだことなどの経験値が大きい。以前参加されていた方で、やはり運動不足と身体の使い方が苦手であった生徒さんがいらしたが、気が付いてないフリをしていたが実は映画の原作になったりコメンテータとしてテレビに出ている作家さんであった。その方は、時間が終わっても、熱心に質問されたりメモを取ったりして数ヶ月間通われていた。

 講習を終え、久しぶりにイオンカルチャークラブでの生徒さんも新たに増えることなり、まだまだ少ない穴場的稽古空間であるこちらの教室であるが、未熟ながらも月に30コマ以上おこなっている私の講師としての経験値を活かして、今後も成長しながらその方にマッチした稽古内容を指導していきたいと思う。

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 SAMURAI BRAKE
2015-06-28(Sun)
 

体重の落ちる高田馬場での稽古

 湿度で蒸し暑い今日は、気分転換に甚平を着て高田馬場へと向かった。麻が混じっていると肌触りがシャリっとしてサッパリである。だが、インナーの着替えは用意しておいた方がよかった・・・夏至を過ぎ、次第に夏本番へ向かって着替えの準備も整えなければならない。

 今日のW氏との稽古では、エアコンの無い武道場のため、稽古が始まって直ぐに汗が滴り落ちていた。もちろん私はすでにその前の研究稽古で汗まみれである。場所によっては動かなければ寒いほど冷やしている稽古環境に罪悪感を覚えることもあるが、私としては適度な室温を心掛けたいものである。そんななか今日はW氏の身体の弱点が分かったので、その部分について集中的におこなった。とくに剣を袈裟に振ることに時間がかかりそうである。この袈裟斬りに関しては私にとって、身体感覚の確認の重要な基準としていろいろ確かめながらおこなっている。そういった意味では、袈裟斬りに関してただ剣をナナメに振るのだが、どうして出来ない人が多いのかと驚いてしまう。もちろん私自身も出来ているとは思えていないが、それにしても剣を振るなかにおいてもっとも頻度の多い袈裟斬りは、それだけでその人の力量が見えてくる部分でもある。

 高田馬場限定稽古でもある、三歩でどこまで移動出来るかという身体の使い方においてまた一つ距離を伸ばすための注意点が見つかった。そのためにはやはり身体のバランスにともなう纏まりが必要である。これを井上さんにお伝えしたら、あっという間に私は置いて行かれるだろう。

 木曜日の高田馬場の午後の稽古では、私がこれまで見てきた殺陣グループの中でもっとも雰囲気の良いグループが稽古されている日でもあり、そばでやっていて気にならないどころか心地良い雰囲気を醸し出す指導者というのはそうそういない。以前から気になってはいたが、今日は稽古後の更衣室で簡単にではあるがお話する機会があり、あらためてその人物の人柄やコミュニケーション能力の高さ、指導力と生徒さんの質に、こういう人は居そうで居ないなぁと、おそらくかなり繊細で能力に長けた人物であると勝手に推測している。周囲への気配り、生徒を楽しませるユーモア、キチっと指揮する安心感、ブレのない人柄、他の殺陣の団体でこれほど好意的に思えるのも珍しい。今日はその私と同じか少し若いぐらいの師範の方から「僕もいつも見てますけど面白い稽古されてますね!」と仰られ、殺陣の指導者で威圧感を出さない人も珍しいとますます好意的に感じたのであった。今後もお会いするのが楽しみである。

 気が付けば今日は夜までまともな食事を摂っていなかった。久しぶりにこういうことを書いてしまったが、食費に困っているわけでは無く、食べる時間の無さというか、作ることの面倒くささからまともな食事にならないことがしばしばあり、そんなことから今日は、昼に佃煮と豆乳ヨーグルトを食べただけで、稽古から帰って夜に胚芽米と納豆とブルーチーズと明太子と小松菜を生で食べた。玄米にしたいところだが、実家からいろいろ食べ物を勝手に送られ、冷蔵庫が占領されているので、玄米を水に浸し24時間保存することがこの時期は冷蔵庫が必要なので、しばらく食べていない。小松菜の生は、鮮度の良い状態であれば、生のほうが栄養価も高く、調理は、水ですすいでカットして終わりなので、楽である。最近の好物は自然食品のお店で売っている玉ねぎをスライスにして生で食べると、私の場合体がスッキリして調子がいいので、小松菜に比べそこそこ日持ちもするので見つけたときには購入するようにしている。

 こんな食生活だからなかなか体重が増えない。私の周りでは太りたくても太れない人が何人かいる。ご婦人Oさんや、高田馬場で参加されているM氏もそうである。私は決して小食ではないのは、ご存知のかたは知っていると思う。皆に共通しているのは、なんやかんやで身体をよく動かしているということ。頭を使うこともエネルギーの消費に繋がっているし、これからの時期はますます痩せ易くなってしまう。これでも二尺七寸の刀やスヌケの杖に対応するために3㎏近く増やしてはいるが、これまでに夏場の稽古後の体重は53㎏台になることもあり、現在は56㎏台である。身長が168㎝弱なのでもう少し増やしたいところではある。だが、本格的なプロテインというのに昔から抵抗があり、一度も口にしたことはなく今後も口にしないので、増やすことは困難であるが、最近の稽古での気付きがなんらかの身体の変化に繋がり、結果として体重が増えていたらいいのかもしれないと思っている。面白い稽古や楽しい稽古を続ける限り私の場合ライザップとは無縁である。


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 金山孝之 7月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-26(Fri)
 

2015年7月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

※高田馬場、住吉での(研究稽古、個人指導、少人数集中稽古)に関する稽古見学、または参加希望の方はこちらの【お問い合わせ】よりご連絡下さい。

※gold castle 殺陣&剣術スクールの詳細や申し込みにつきましてはホームページをご確認下さい。
http://www.tate-ken.com

※イオンカルチャークラブ剣術教室の詳細や申し込みにつきましては、こちらをご確認下さい。 03-5679-6091(受付時間 9:00~20:00)
http://www.aeonculture.jp/products/detail.php?product_id=3746

http://jmty.jp/tokyo/les-spo/article-mc9d





7月2日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
            19時00分~21時00分 住吉
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月3日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 


7月4日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
            『gold castle 殺陣&剣術スクール』
            18時00分~19時30分 イオン葛西店
            『イオンカルチャークラブ剣術教室』  


7月5日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 戸越体育館
            18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
            『gold castle 殺陣&剣術スクール』


7月6日(月曜日) 19時00分~21時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月7日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
            19時00分~21時00分 住吉
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月9日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
            19時00分~21時00分 住吉
            『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月10日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 


7月11日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
             『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


7月12日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
             18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』

       
7月13日(月曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月14日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月16日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月17日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 


7月18日(土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
             『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


7月19日(日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 戸越体育館
             18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』


7月20日(月曜日) 15時00分~17時00分 品川区 総合体育館
             「剣術とヨガ」
             18時00分~ 懇親会
             『第1回 GM happyコラボレーション』


7月21日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月23日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月24日(金曜日) 長野県にて『SAMURAI BRAKE』のプロモーション撮影


7月25日(土曜日) 長野県にて『SAMURAI BRAKE』のプロモーション撮影


7月26日(日曜日) 9時10分~11時10分 品川区 総合体育館
             18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
             『gold castle 殺陣&剣術スクール』


7月28日(火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月30日(木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』
             19時00分~21時00分 住吉
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』


7月31日(金曜日) 17時00分~21時00分 高田馬場
             『研究稽古、個人指導、少人数集中稽古』 





※高田馬場での稽古時間は
(月曜日・金曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間で調整いたします。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分となります。 

※住吉での稽古時間は
19時00分~21時00分となります。

<高田馬場での稽古日程>
①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日・金曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日・金曜日)

いずれかの参加しやすい時間帯でお越し下さい。
前日までには希望日時をメールまたは【お問い合わせ】よりお知らせ下さい。

※高田馬場、住吉での稽古参加費は1回2,000円です。(別途入館料400円かかります)

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお受けいたします。

※高田馬場、住吉での「個人指導」及び「少人数集中稽古」は金山孝之個人の稽古活動に基づいたものであり、会を設けておこなっているものではありません。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


 GM happyコラボレーション(参加者受付中!)
 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-24(Wed)
 

DVD 『甲野善紀 技と術理 2015 重心側から動く』

 2015年6月26日に甲野善紀先生のDVDが発売されます。
 
 一昨年、昨年に続いて私も受けとして参加しております。武術をおこなうものとして、大変貴重な経験をさせていただきました。すでに予約受付中ということですので、予約購入等希望される方は、『夜間飛行』http://kono.yakan-hiko.com/のこちらの窓口へ、アクセスしてみてください。

 7月20日(月)海の日におこなわれる、第1回GM happyコラボレーションで武術を通じたヨガの講師としてお招きした井上欣也さんも、こちらのDVDに3年続けて参加されております。私と井上さんで思わぬ話の展開が広がっていくかもしれませんので、合わせてこちらのご参加もお待ちしております。
GM happyコラボレーションの詳細はこちら


2015-06-24(Wed)
 

濃密なトリプルヘッダー

 昨日は、トリプルヘッダーの武術稽古であったため、特に夜の稽古の中身に大きな衝撃があったため、ダブルヘッダーまでが、とても昨日の出来事とは思えない心境である。

 まず、「高齢者のための剣術教室」では、全員揃っての講習となりそれぞれで集まって賑わいを見せ、私としては皆さんが身体を動かすこと以前に、こうしてワイワイ楽しく話が弾んでいることが大事と思っている。開始時刻が過ぎていたので、仕方なくその場を中断してスタートした。

 今日は人数の多さと、ちょうど偶数人数であったため、始めの体操と簡単な杖の操作のあと、二人一組になってお互いに杖を使っての上下の打ち込みを左右交互におこなっていただいた。これは私が思っていた以上に皆さん考えながらなかなか上手くいっていなかったので、これは良い稽古になると思った。身体を動かすことと頭を使うこと、さらには相手が付くことで、相手と協調しておこなうことが加わり、これは現時点での私が思っている理想的な運動法であると感じた。

 高齢者の方の心配事の一つに、認知症がある。軽度認知症(認知症予備軍MCI)の期間は5年間と言われており、1年間に12%ずつ進行していくと言われている。その5年間の間に、適切な治療やリハビリをおこなえば、元の状態に回復すると言われているが、5年を過ぎてしまうと元には戻らないのである。早期発見であればあるほど回復の確率も高まると思われるが、本人や周りの人がいかに早く気が付いてあげるかということも重要である。そしてその予防には、先に述べた運動しながら脳を使う手段が効果的であるというデータが出ているようだが、これは安易に考えてはならないと思う。以前のNHKの特集で取り上げられていた軽度認知症患者に現役の記者の方がいた。忙しく身体を使う日々のなかでインタビューや記事を書いたり、そういった仕事をおこないながらも患ってしまうことがあるように、安易に運動と頭を使っていれば大丈夫とも言えないだろう。どうしてその方が認知症予備軍になってしまったのか分からないが、想像するに数十年同じサイクルの中での仕事となれば、身体や脳に与える刺激というのは、慣れとともに和らいでくるのかもしれない。その記者の方は、リハビリ施設の中で、女性とダンスをしたり、患者さん同士料理を作ったり、さまざまな新しいことを経験していく中で改善された。認知症になるさまざまな要因はあると思うが、予防策として、運動と頭を使って自ら考えること、そしてサークルなど人が集まっている中で刺激を受けることなどが、予防に留まらず、その方のこれまでの日常生活を一変させるほどの活力に繋がっていくのではないだろうかと思うのである。私の実感では、男性に比べ女性のほうが新しいことに意欲的で行動力があると思われるので、その辺りの第一歩をどのようにして踏み出せるかが、これからの問題になってくるように思っている。

 話を講習に戻して、互いに向かい合っての杖の打ち合いでは、右手を滑らせながら同時に右足を出して、杖を互いに真ん中で打ち合い、次ぎに右足を引いて杖を引いて、杖を半回転させ杖先を下げ、再び右手を滑らせながら同時に右足を出して、同じく真ん中で打ち合い、足を引いて杖先を上げて構えに戻り、次ぎに杖を左に振り、その振りの中で滑らせながら左右の手の高さを持ち替え、今度は先ほどとは逆に左手を滑らせ、左足を出し、それを同じく上下に打ち合い、再び右に持ち変えるという、文字にすると簡潔に書いても大変面倒なことであるが、そういったことを実際に身体と脳を使って、相手と協調しておこなうことは、いろいろな緊張と刺激があり、とても難しくて出来ないというほどの動作ではないので、もちろんここまでの段階が必要であるが、こうした動作を考えながら相手の動きを見て互いに合わせられるような運動を、それぞれが自ら気付いて自得していけることが、高齢者に限らず脳の使い方、ひいては生きていく中での学びとして得るものがあると私は思う。だが、せっかくの古の先人達が繋げてきた武道武術において、このような効果が得られる稽古法というのは全てではないと思われる。優れた技法や身体操作法ならば、気合や根性など、スパルタ式に精神論で追い込む方法ではなく、年齢や性別に関係なくその人の求め方に合わせた稽古法が出来るものだと思う。現にクラーチ剣術教室では、一名を除いてあとは70歳代以上であり、最高齢の女性Dさんは7月には86歳となられる。私も、こちらで講習をおこなわせていただくようになって、完璧に高齢者の方に対する見方が変わった。(ブログでは高齢者の方と記載していますが、この教室ではそのような感じに思うことはなく、ベテランの先輩方という感じなのですが、高齢者という文字から伝わるイメージといいますか、私自身書いていて違和感がありますが、このブログを見ている人に伝えるためには、世間一般的に高齢者と記すこととしています。)それは身体がまだまだ元気であるということもそうであるが、気持ちが元気でよく笑い、冗談を言い合い、冗談抜きで私のほうがこちらでは元気をもらっているのである。帰り道や、電車の中で少しでも気を抜けば、「あら、先生疲れてたわよー!」という声が伝染していくのであるから気が抜けない。私などでも、皆さんが喜んでワイワイと参加される教室に、気持ちが動かされない訳は無く、この空間をいかに継続して保ちつつ、元気で活き活きとしていく人を見届けることが出来るか、これは私にとっても重要な活動の一つである。

 午後からは高田馬場に移動し、M氏との個人稽古をおこなった。先日に続いて杖では下段抜きをおこない、袋竹刀では突き返しをおこなった。2時間という限られた時間しかないので、そろそろ稽古メニューも変更が必要になってくるが、M氏の場合は飽きるこという事がなく、集中力が続くので、同じ稽古内容でも私の注文が少しずつ変わってくるので、随分変わってきたと思う。

 杖の稽古指導の中で、「三進五退」という名前を付けた稽古がある。これは最近よくおこなっている、杖の回し打ちを三歩でおこない、退く際にこれまでピョコピョコと退く方が多いので、五歩で退くように決めた。そうすることで、足捌きのクセが直ぐに改善され、前に進むにも後ろに退くにも、一歩の歩幅の使い方が大事になってくる。長く使えたものを短く使うのはたやすいが、短く使っていたものを長く使うのは難しい。そのため、初心者には大きく動かすという事がこじんまりした動作を染み付けさせないためには重要であり、これはその人の性格と関連していることが多分に見受けられるので、弱点克服など、これまでの性格や苦手意識などを払拭されたい方などには、こうした身体を大きく使う動作を身に付けることで、もしかすると改善への手掛かりに繋がっていくかもしれない。

 私自身もハッと気付いたのは、胴体の意識が身体の移動において、脚部との一体感を生むことが感じられた。これまでは脚の方に意識が集中しており、脚が胴体を休ませずに連れていくものだという感覚でおこなっていたが、昨日の稽古で、胴体の意識を優先させることで、これまで大変に感じていた脚が胴体と共に動けるように感じたのである。もちろん胴体の使い方は、重心であり、その重心を操作するのは、胸椎や頚椎に連動した骨盤角度にある。これは最近の私の感覚であるので、人それぞれに感じ方は違うと思われるが、胴体が左右どちらの足の上に乗っかっているかが、移動する際には大きな違いがある。これは甲野善紀先生の「浮木の腿」の原理にある、重心が掛かっている側の足を上げるということから私なりにようやく理解が出来てきたのかもしれない。(その重心側から動くということにつきましては、あらためて甲野善紀先生の新作DVDが6月26日に発売されますので、こちらのブログでも告知させていただきたいと思います。)

 高田馬場の稽古を終え、帰宅し1時間40分程したのち、私が東京で活動するにあたっての人間関係を全て失った時期、唯一東京に居ることの支えとなった稽古が、昨夜も雨の降り始めた夜から終電間際までおこなわれた。昨夜はその稽古の中で、いつも発見があり大変興奮した状態で帰宅するのであるが、昨夜も肩の抜ける感覚が実感でき、今後に向けてのさまざまな稽古の指針をいただくことになった。未熟ながらも今の私があるのは、間違いなくこの稽古にあり、一分一秒も無駄には出来ない空間、そこから肌で吸収していくことの学びは、フトしたときに助けてくれるものであり、私にとっては全てが私にとって必要なものである。

 あの当時の東京に居る意味の唯一の目的がこの道場での稽古であったが、お陰様で現在は東京に居る目的が増えてきたことに感謝しなければならない。その当時の気持ちを忘れずに、これから出会う人に対し、間接的にでも恩返しが出来るように、精進していかなければならない。人間、本質に迫るとなかなか言葉が出てこないものである。


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 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-24(Wed)
 

流行の中から何を選ぶか

 日付は21日を越えてしまったが、気分的にはまだ本日と記したい。本日は、吟剣詩舞の全国大会が川崎市の方でおこなわれ、御縁があって私が剣技を指導させていただいたお二人のKさんがこの大会に出場され、3.000名の会場は大変賑わっていたそうである。私も観に行けなかったのが真に残念であるが、剣舞の稽古指導をさせていただく貴重な経験を、この道20年以上活躍されている方に対し若輩者である私がおこなわせていただいたことは本当にありがたいことであり、年月の積み重ねによる稽古空間の心地よさというものを体感することが出来た。

 刀が流行っている昨今であるが、流行るということはいつかは廃れるということでもある。それはこれまでのさまざまな流行り廃りが証明していることであるが、流行に関係なく長く取り組める価値のあるものに目を向けていくことが、今おこなっているものに対する懸けた時間を無駄にしないためにも流行の中で何を選ぶかということに、その人の縁が決まってくるように思う。

 刀の扱い方を学び、身体の構造を学び、さまざまな刀の扱い方を教えている団体の中で、いったいどれほどの人が、その違いに気が付いているのだろうか。おそらく圧倒的に、斬るための動作の追求よりも、斬撃力の無い小手先の、軽いものしか操作できない本来とは掛け離れた刀の扱い方を、刀の本来の扱い方だと思ってしまっているのであれば、それは大きな過ちである。さらに、昇段審査のための刀の振り方も、刃音を大きく鳴らすことが目的となっているのか、肩を支点として腕を大きく振り下ろす動作は、手首に負担が掛かり、腕で振るため腕が太くなることはあるが、それは自慢出来ることではなく、腕力で振っていることの結果の姿でもある。

 そういってさまざまな間違った刀の扱い方が氾濫している状況から、いかに本来の刀の扱い方を学べることが出来るか、それは何も知らない人達にとっては運次第といえるかもしれない。私自身も、自分の刀の扱い方が正しいとは思っていないし、日々の稽古の中で、研究しながら取り組んでいる修行の身でもある。ただし、甲野善紀先生から松聲館剣術技法研究員という、私には過分な名称を頂いたので、その名に恥じない稽古の追求と行動は常に意識している。そこで学んだり気付いた事は、身体を通じ思考に整理され、言葉で伝えるようになってきた。

 高田馬場での個人稽古は、稽古した人にしか分からない深く濃密な時間帯であることを実感されていると思う。私も特にここでは本来の自分でありたい場所としているので、その時間を共に稽古されている方には、話が過ぎてしまうこともあるが、かけがえのない空間でもある。

 今日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、間合いと位置関係について、ちょっとした遊び稽古風におこなってみたところ、予想以上に皆さん盛り上がっていたので、また機会があったらおこなってみようと思っている。形を決める稽古も大事であるが、こうした、目的をシッカリ把握した中で自由に動く稽古というのも身になるものである。剣に意識が行き過ぎないように、相手との距離関係位置関係なども同時に把握しながら剣捌きと足運び、崩れ難い位置をキープすること、また相手を誘導する側は、ゆっくりな動きながらも、相手の苦手な位置を、その動きの中で探り、剣を操作していくこと、その間の変化や相手の動きから読み取る隙を探ることは、こうした楽しくワイワイおこなえる稽古でも得られるものがある。

 ご婦人との稽古では、足運びが左右それぞれに偏ってしまう課題が見つかったので、足の鍛練のためにも、真っ直ぐに歩む稽古をおこなう必要がある。そして今日は突き返しをおこなった。この突き返し(割突)は鹿島神流の基本太刀にも入っている技であり、手首の巻き込みが重要になってくる。ご婦人には難しい稽古内容であると分かっていたが、これまではどちらかというと、武術を意識するというよりは、一人でおこなう稽古が多かったので、相手に突き入っていく稽古として今回はこの稽古内容を取り入れた。さすがに、かなり長くおこなったので腕が疲れたかもしれないが、武術稽古は甘くないので、どういうふうに取り組むことが、自分自身への気付きになっていくのか、今日は多少厳しいものであったかもしれないが、こういう経験は他で活きてくるので、上手くいかない時に何を得られるかということも実は重要な稽古になっているのである。

 来週6/28の日曜日は、品川区総合体育館剣道場で、昼の部12:00~14:00と夕方の部15:00分~17:00の講習となります。夜間の部は会場の都合によりお休みとなってしまいますので、お間違えのない様にお願いいたします。


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-22(Mon)
 

発展的思考の連鎖

 今日の剣術の講習では、ジックリとおこなうことが出来たためそれぞれに身についた部分があったのではないかと思われる。ただ、1年を経っても袈裟に斬るときに肩が上がる方が多いのには、講師として反省しなければならない点である。なぜ肩が上がるのか?なぜ肩が上がってはいけないのか?そのためにはどうしなければいけないのか?なぜ皆同様に肩が上がってしまうのか?身体構造による関連から伝えていくことが重要であり、その部分を分かりやすく端的に伝えて行かなければ、人を伸ばすことは難しいし自分も伸びていかない。

 抜刀術稽古では、抜くまでにさまざまな身体情報を把握し、微妙な精神状態と身体バランスとの中でスパークする瞬間があり、そこを見つける稽古も必要になってくる。安定的に力の伝達に時間を掛けてしまってはならない。こういった稽古は、伝えられたことから自分で気が付いていかなければならない。普段の生活には無い、一瞬の動作のために全神経を集中させ、身体の使い方の感覚や、心の状態など、純粋な気持ちで取り組まれる方は、その核心に近づく時間が早いのではないだろうか。

 伝える側、伝えられる側、その両方が雑念無く純粋な気持ちで取り組める関係性が私にとっては重要であり、新しい発見を得て進展していくためには必須条件であると思う。気持ちを込めて伝えたい気持ちは、相手の思いが伝わってくるからであり、発展的思考の連鎖がもしかすると、稽古が楽しいと思える一番の要因であるのかもしれない。こういった武術稽古における信頼関係が、疲弊した心に潤いを与えるものとなるのなら、これからの時代には益々必要になってくるように思える。

 夜からはイオンカルチャークラブでの講習をおこなった。ここでは一教師的立場となり、一人の生徒さんを集中的に見ている状況である。今日はある質問をいただき、その内容は具体的には記さないが、伝えたことは、最後まで責任を持って務め上げることが大事であり、これからの自分に対する信用を得ていく上で始めと終わりを大事にする事。その中で挨拶をする際に、自然に気持ちが入っていることが大事で、「ああ、今日もお忙しい中、わざわざ時間を都合して来て下さり、行きたくない日もあるかもしれないのに、遅刻もせず今日もご飯を食べ、睡眠をとり、そういった生活サイクルの中の一つに選んで下さりありがとうございます。」ということをわざわざ言葉にするのは品がないので、そういった思いを胸にしまいながら「ありがとうございます。」と自然に言える事が大事であるとお伝えした。言葉遣いや、文字の書き方に至るまで、どうしてこのような事まで私が見て行くようになったのかは不思議であるが、熱心な生徒さんから伝わってくるものが、自然と私にないそういう部分まで引き出されてしまったように感じる。

 とにかく、どこの場所でも生徒として知り合った方との御縁はありがたいことであり、これからの私の課題でもある、長くその方を見届けていくには、どのように接していくかということである。これは先ほど記したように、思いを全て述べることは品の無い事であり、距離を縮めることで相手に対して良くない誘導となり、結果として礼というものの美しさが損なわれてしまうように思うのである。礼というのは自然にあるほうが気持ちが伝わりやすく、自然であるためには全てを明らかにしない事で、その明らかにしない部分を、僅かな言葉や、動作で表現しようと思えるのではないだろうか。そこに美しさが表れやすくなり、生き方として重要になってくる美意識に通じるのではないだろうか。


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2015-06-21(Sun)
 

人の縁から生まれる感情の尊さ

 気がつけば深夜1時になってしまった。表は塵のような雨が舞っている。この生活になって帰宅してからはしばらくそのまま何もしない状態が続いている。とはいうものの、昨日届いた新しい道衣と袴を、藍染めの付着を落ち着かせるために洗濯して干したりと、新しい稽古着には一連の儀式があるのでなかなか面倒くさい。1~2時間位してようやく動き出す状態であるが、身体がそれを求めているようなので無理に四六時中急がないことにした。人生においても、自分にとって必要なもの、賭けられるもの、そういった夢中になっても潰れてしまわないコト以外に全力で力を使い果たしてしまっては、幾度となく身体からのサインが発せられているにも関わらず、耳を傾けてあげない状態でいると、自分を見失うことに繋がり、本来の自分と違うところでの精神状態の維持に限界が生じてしまう。

 私の思い込みかもしれないが、これまでの人生の歩みにおいて大きく外れることなく、さまざまな出来事を真面目にクリアしてきた優秀な人は、社会という努力しても報われない不条理な事もある環境の中で、これまでの頑張りをどうすればこの社会の中でも上手くやっていけるのだろうかと悩んでいる人も少なくないと思う。諦めず頑張りによってクリアしてこれた人は、そうはいかない状態になった時にどういう対処法に切り替えることが出来るのだろうか。

 果たして今の仕事に、身も心もすり減らしながらこれまでの生き方のスタイルを崩さずに何だか分からないものに押し潰されないように生きていくのか、あるいは生き方というものに疑問を持ち、世間の当たりまえが果たして今の時代、そしてこれからの時代にマッチしているのかを見つめ直し、これからの自分の環境を手に入れるための生き方を模索していくか、その人にとってどういう生き方が、己の身体との付き合い方として無理なくおこなえるか、逆に身体が喜びを感じてくれるような瞬間を実感できる生き方は本当に幸せなことなのかもしれない。

 これからの時代は、SNSなどのインターネットでのコミュニケーションが、友達だけでなく仕事においても大きく関わってくるだろう。そういった誰もが知識とシステムを使いこなせる状況で、かなりのコトが出来てくるだろうし、ロボットやそれに近い機能を持った機器に仕事をさせ、従業員とし会社を起業する人も増えるような気がする。

 そうした時代に進んで行く中で人間の心が、どんどん脆くなってしまうような懸念がある。心のよりどころはネットの中にあり、スマホにイヤホンが現在のスタンダードな情景となってしまったが、益々「そこに居て別に居る状況」が強くなっていることに違和感を覚える。

 前置きが長くなってしまったが、今日の高田馬場での個人稽古はM氏とおこなった。杖の十一連続動作の型が随分良くなってきた。今後は目の使い方を意識しておこなうと動きが変わってくるだろう。抜刀術に関して今日気が付いた点は、鞘の扱い方が優しすぎるということ。これは数年前にも、鞘引きが丁寧であり過ぎるために威力が足りない女性の方を見てきた。鞘引きが速い遅いということとは違い、最後まで丁寧に扱いすぎるということである。

 剣術では、袋竹刀をつかっての「切割」をおこなった。こらは鹿島神流にある基本太刀の中に含まれるものであるが、今の身体の使い方でも稽古になるので、さまざまな部分が別々に凝縮しておこなうための稽古としては良いと思う。右の出し方と左の満月による剣の潰しが、体の沈みと共に前方に向かいながらおこなわなければならない。

 足運びの稽古でも、一足で距離を伸ばしていく場合、歩幅と、胴体の位置関係のバランスが取れたところが関係していることが分かった。つまり、歩幅が狭いと、胴体は前方へ運びやすいが距離が伸びない。また歩幅を大きく取れば、胴体が後ろに残されてしまうのでこれもまた距離が伸びない。胴体を置いていかないように距離を伸ばすための歩幅感覚を掴む事が大事になってくる。さらには、足を運ぶ際の床面との接地のさせ方が大事であることも分かった。薄紙を一枚敷いた状態で足を床に乗せると、移動しやすいが、数センチ上からドンと接地させてしまうと、そこで床を噛んでしまったり、ブレーキが掛かってしまう。この稽古は高田馬場の床が滑りやすいので、ここでの限定稽古であるが、非常に楽しい稽古の一つでもある。

 明日は戸越体育館で12時30分から講習をおこなう。現在参加されている方一人ひとりに対する思いというものが、もしこういった環境が存在していなかったらと思うと、人の縁で生まれた感情は尊いものである。


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2015-06-20(Sat)
 

危機への備え

 冷やかしに近いホームページからのお問い合わせが増えるようになったのは検索上位になったことの宿命か・・・・・・はたまた敷居を下げたことによる副作用か・・・・・・とにかくこういうことであまり気分を害したくないものである。守るべき空間、育てていく環境、そのためには水際で食い止める事も重要になってくる。もっとも今の空間には皆様のおかげで少々のことでは崩れない邪悪とは無縁の空間が保たれているので、自然に淘汰されるものだと思われる。今後もブログやホームページなどにおいてそういった隙を見せない更新を心掛けていかなければならない。

 さて、本日は高田馬場にてW氏との個人稽古をおこなった。非常に覚えが早く癖のない身体の使い方なので、ドンドン進んで行きそうである。今のまま、あまり頭で考え過ぎず、身体の感覚や動きの中で習得していくことがいいだろう。W氏を見ていると身体能力や、これまでの経験など全く関係無いのであるが、どうして覚えが早いのかを、私自身今後の学びのために、W氏から発見することが出来ればと思う。

 今日の稽古の中で、W氏から夜道での身の守り方の話となり、私の傘を使いながら、やはり突くことが最も有効であり、間合いが近づいた瞬間に的の大きい胴体を狙い直ぐに逃げることを、傘を使いながらおこなってみた。片手で突くと力が弱く奪い取られてしまう可能性があるので、杖の突きのように胴体に近いところで操作し体ごと突いていく。そこで試しにとどめの打ち込みを傘を握る柄の部分を先端にしておこない腰を入れて振ったところあっ気なく傘がグニャリと曲がってしまった。ビニール傘でなくとも簡単に、折れたり曲がったりするので、ダメージを与えるにはやはり突きの方が身を守るためには有効だろう。だが、杖などをやったこともなく、突こうとしても突然の状況にどうしていいのか分からなくなる場合、戦わずして逃げることが一番であるが、やむをえない場合は、その場合の対策を心掛けておくことも必要だと思う。考えなくても自然に操作出来るというのが、こういった非常事態において知っているのと知らないのでは大きな差があるように思う。

 もう一つ、ひったくり対策についても考えたが、人気の無い道では人が現れただけでも怖いものであろう。電話をしていても奪われる時間は一瞬であり、助けを求めようにも走って逃げられてしまう。戦うことは、より危険な状況となるだろうし、そもそも一般の女性は怖くてそれどころではない。そうなってくると、そういう可能性のある道を通らなければならない事情がある人は、ダミーのカバンか、手提げバッグなどを使い、犠牲が少なくて済むように安価なバッグとサイフを入れておく。サイフも空っぽだと危険なので、捨てても大丈夫なカード類や小銭を入れておけば、危険は一瞬に通りすぎていくように思われる。本来の貴重品は、洋服の内側か肩掛けのショルダーバッグに入れ、犯人に時間を掛けるリスクを与えないように、ダミーを使って被害を最小に留める事が私が考えている案である。

 怪しい人すら近寄ってこれない、怪しい雰囲気を醸し出すという案には、逆に通報されてしまう場合が考えられるので、油断せず対応する術を、普段の武術稽古から気が付けるようになれればと思う。


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2015-06-18(Thu)
 

すべては流れの中の出来事のうち

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、昨日K氏とおこなった剣を使っての誘導にともなう体捌きの稽古を取り入れた。これは、この稽古の目的が理解出来ていると、誘導する側と、対処する側の動きの意味が分かり、ゆったりとした踊りのような動きであるが、センサーを働かせ、相手の動作を感じ、体で感じ対応する感覚を養う稽古として効果があると思われる。もちろんこの教室で、それを目的におこなうのではなく、相手とのコミュニケーションの中で、ちょっとした緊張感が新しい雰囲気を作り出す予感がしていたので、安全でありながら集中し油断が出来ないこの稽古法は効果的であると感じていた。こうした相手がついての稽古というのは、どの稽古場でもそうであるが、意外に上手く行かないものである。

 その上手く行かない原因は、ひと言で言ってしまえばコミュニケーション力と大きく関連しているように私は思う。つまり、相手に対し気持ちを許し、技術が向上していけるためのラインを見つけそこでそのラインを超えていけるための方法を協力し合って動きの中でおこなえるかにある。

 つまり、その稽古の目的を理解し、勝ち負けというその稽古の目的では無い、稽古にならない動作には得られるものが無い。そのため、こうした打太刀、仕太刀に分かれた稽古というのはなかなか難しいものである。勝ち負けにこだわるのであれば、蹴りもあれば、殴ることもあり、当然急所を一番に狙って、なんでもアリということになるだろうが、それでは遥か遠くにある術の世界の扉を開く前に、身体が壊れるか、ケガにより稽古期間が空き、その先を追及する事が困難になってくる。どうしても勝ちたいのであれば、飛び道具を使うか、多人数でおこなうか、もしくは権力を使って安全かつ効果的に勝ちを得るか、そういう発想になり文字に記していても気分が悪い。

 大なり小なり勝ち負けにこだわるとそういうことになるだろう。互いに技術を引き出す稽古というのは、その辺の意識レベルが通じていないと困難である。先日の8歳の生徒K君が、相手の打ち込みが届かないことを察知して、杖を前に出して打たせて上げたことは、この時の稽古状況としてはいい対応であったと思う。こういう場合の、状況判断により自らおこなうことが、あらかじめ言われておこなうことの何倍も意味のあることである。武術稽古の進展においては、運動神経とは違った、精神的な部分も大きく関連していると思う。周りを見渡してみて、優れている人の人柄や応対を見ていると、身体の使い方の理解力の良さと通じている方が多い。

 人に対して気が利かない私がこのようなことを書くのは恥ずかしいが、身体の運用に対する思考と、その人の性格も含めた対応力が、武術という人間の総合力が試される環境に置いて露わになってくる。

 話が逸れてしまったが、今日のクラーチ剣術教室では、この剣を合わせた誘導と対応の稽古は、かなり盛り上がり最高齢のDさんは、この動きの目的を理解することから入り、興味深くおこなっていただき、汗をかくほど白熱されたようである。この稽古も、気が付いたら運動していた(されていた)系の内容なので、今後も飽きられなければおこなっていきたい。

 最近入られた方々も、少しずつであるが毎回進んできている。おそらくご本人よりも私のほうがその辺りの変化に気が付いているのではないだろうか。今はまだ、上手く行っていないことも分かっていない状態からのなで、上手く行っていない動きが分かってくることから始め、次ぎにその原因が持ち方であったり、手と足の位置が違っていたり、そこに気がつけるようになれば、大きな進展である。出来る出来ないにとらわれず、上手く行く場合と行かない場合の違いを理解することから始めていければ、これから身体を動かすことの喜びが実感出来てくると思う。焦る必要は全く無いので、失敗も楽しめるぐらいに身体を動かしていければ、あとは思考とは別のところで身体がなんとかしてくれるのではないだろうか。 

 午後からは高田馬場に移りM氏との個人稽古をおこなった。この午後の時間帯は、平日の午後ということもあり仕事の一環として殺陣の稽古をおこなっている団体が多い。いろいろなタイプの指導者がいらっしゃるので、それはそれで面白い。昼間だと固定の殺陣グループは5団体位だろうか。ご年配のベテラン殺陣師の方、終始言葉で指導される方、柔らかい雰囲気で心地よい空間作りをされている方、厳しく叱咤しながら追い込むタイプの方、自ら身体で表現しながら伝えていく方、さまざまなタイプの方がいて、それぞれの空間の色がある。

 私の場合、高田馬場においては自分の稽古となるかどうかが一番重要視していることで、それは参加される方の技術に関係なく、気持ちの部分が重要となってくる。身体で示しながら、鮮度を大事に、その時の言葉を発することを心掛けている。ありがたいことにご依頼を受けての稽古指導なので、怒ったりするような状況にはならず、毎回気持ちの良い稽古をさせていただいている。万一怒るということがあるのなら、そういう環境をセッティングしてしまった私に非があることになる。

 連日いろいろな場所でおこなっていた「蟹の前歩き」が新宿駅の人混みの中で、人を避けて歩くことが今までよりもスムーズにおこなえるようになっていたことに気が付いた。軸足に体重を乗せる時間の割合が多いと、人を避ける際の瞬間的な判断に、左右の重心のブレがまさに足を引っ張っていたのであるが、カニさん歩きで体軸を傾かせないような大腿部の引き上げを使えば、左右への瞬間的な反応に対処しやすくなった。人混みで前方との距離が狭まっているような状況では、重心というのは左右にフラれ易いが、距離感をとって足を上げている時間を短くし、大腿部の引き上げによる体軸の傾きを押さえた歩行であれば、動きに変化が効き易いので有効であると思われる。やはり稽古というのは興味のあることをおこなっていると、それに関した有効な方法が見えてくるものである。いろいろなことの繋がりが興味となっているので、そういう意味で全ては流れの中での出来事なのかもしれない。


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2015-06-17(Wed)
 

新たな展開へ

 今日は非常に大きな一日となった。稽古において大きな気付きを得られ、それがこれまでの身体の使い方を反省しなければならないほどの違いを実感出来たからである。そしてその身体の使い方は、今後の私自身の稽古において、今の段階であればやればやるほど身に備わってくるような気がしているので、明日の稽古が楽しみでしょうがない。7月20日のGM happyコラボレーションの講習会でお伝えしていこうと思う。

 先日の稽古で、腕の張りと背中の関係を意識したことから、今日は背中を使うためには、腕の位置が重要になってくることが分かった。その中でどの位置が最適なのであろうかと試しながら、限られた稽古時間の中であったが色々と進展していった。これまで構造を意識してはいたが、身体を使えていなかったことが、以前の動作をおこなってみて恥ずかしくなるほど感じられた。ただ、この身体の使い方は、かなり修練を積んでから実感出来るものなのかもしれないので、一般的にはお伝えしづらい。

 K氏との個人稽古に入り、まず今日はK氏が以前から時間を掛けて作ってくださった下緒をプレゼントしていただいた。私の好みに合わせて青と黒の二色で長さを今使っているものより20㎝長い260㎝としていただいた。K氏は先日、BONSAI美術館で組紐を展示されるほどであり、免状を持たれている方なので私の周囲で組紐や帯〆などに興味のある方は紹介させていただきたいと思う。

 稽古では、もっぱら今日得た背中と腕の関係からなる発展的身体操作というと大袈裟かもしれないが、身体が作られていく感じがあるので、初めは痛いところや突っ張る感じがするかもしれないが、これまで使っていなかった部分を意識的に動かすことで、どのような感覚が芽生えてくるのか楽しみである。その中でも今日は剣術で袋竹刀を使った組太刀稽古にある「下段籠手留」が大きな進展を得た。前回もそうであるが、K氏との組太刀稽古はフト漏れた言葉から気付きに繋がる事も少なくない。肩が上がらない事、そのためには背中が使えているか、姿勢が崩れていないか、そして前回気付いた手の内の操法から、重心を掛けながらこの形をおこなうと、これまでと違い、K氏の体ごと崩せるようになった。今後この剣や杖の操作が変わったことで、組太刀にも有効になってくるだろうし、体術にも影響してくるものだと思っている。

 最後は、以前から考えていた剣と剣を交じ合わせ、ゆっくりと剣が離れないように自由に動かしていく稽古である。これは足運びや間合いの稽古にもなり、さらには柔らかい手の内の使い方の感覚を身につける稽古にもなる。なるべく無駄な動きがなくなってくるように、相手の動きを把握しながら、裏を付いたり中心を取ったりして、動きの中で相手を見てどのように最小限の動きでおこなえるかを研究していくのもいい稽古になる。

 今日のような質の向上を体感できる瞬間というのは、得がたいものでもあり、K氏とともに有意義な稽古であったと思う。それにしても、このような日々が送れることは本当に幸せなことであり、あらためて出会った方々に感謝いたします。


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-16(Tue)
 

子供同士おこなわせることの意味

 今朝というか昨日の朝は豪雨にともなう風圧のような音で目が覚め、「今日の講習は雨か・・・」と思ったが、雨が上がり無事に会場に向かうことが出来た。開講してから1年間日曜日の講習に関して、傘を使ったのは3回のみであった。昨年の梅雨の時期は一度しか傘を差した記憶が無い。もちろんずぶ濡れになった訳ではない。どうやら今年も日曜日の講習は雨に降られにくいような気がしている。ただ、月曜日と火曜日に降られやすいのは、昨年と同様である。

 さて、本日の講習は昼間の部と夜間の部の開催であったが、参加人数はほぼ同じであり、上手く分散されたお陰でスムーズに講習がおこなえた。今日の剣術クラスの講習では新しい動作を取り入れ、互いに相手と対峙しておこなう場合のやり難さを感じられたのではないかと思う。私としても怪我を未然に防ぐためかなり気を使って目を配っていたと思う。怪我や事故をおこしてしまうには、そこに対するいくつかの段階を見落としてしまっているため、偶然が必然に近づき、不幸中の幸いのレベルで済まされない事態となることの怖さは他団体で起こった事象から学ぶべき点でもある。もちろん私がおこなっているのは武術稽古なので、安全最優先で踏み込んだことを一切やらないことはしない。むしろ私の場合その逆であり、自分に対して危険なことは自己責任においておこなっている。だが、誰しも怪我をしたい人はいないので、どういう状況におこり易いのか、また、怖さを知らない人の思い切りのある動作に対し、どうやって気付かせて上げるのかを考えながらおこなっているが、そのあたりは己の技術を過信しない事と、起こってしまったことは元に戻らないということを肝に銘じ、上手い人というのは、そういう安全のラインを超えない制御範囲内で難しい技をおこなっているのであって、いつまでもラインギリギリでおこなうことがスリリングで格好良いと間違った考え方になってはならない。

 そういったことも含め、今日は8歳と9歳の男の子同士、杖を持って互いに間合いを詰めながら杖に打ち込むということを実施した。片方は杖を斜めに構え受けを取り、片方は三歩進みながら回し打ちを杖に打ち込むといった、大人と同様の内容である。私としては一歩踏み込んだ指導として、その場を離れることは出来なかったが、子供同士意識しあうこと、相手の持っている杖に向かって打ち込む事、相手に杖先を向けながら後退する事、そういった普段とは違う緊張状態の中で、この二人がどういう反応を示すのか試すような気持ちでおこなった。

 こちらのスクールに通い始めて1年以上のお子さんと、半年以上のお子さんなので、どうやらそれなりにキチンと落ち着いて感情的になることも無く杖の操作に集中して取り組むことが出来ていた。こういった一つの技に対して二人に分かれておこなう場合、お子さんの場合、相手のことを考えてあげられるかということが重要になってくる。10歳にも満たない子供が、自分のことよりも相手の事を思いやる気持ちになるには、甘えを捨てなければならないが、こうした礼に始まり礼に終わる空間であれば、子供とは言え、気が付くところはあるだろう。今日は、8歳のK君が、9歳のK君の打ち込みに対し、距離が届きそうになかったので、協力的に腕を伸ばし、相手に打たせてあげる気遣いがみられた。また9歳のK君は、一年前に比べ見違えるほどの落ち着きが出てきた。昨年であればこういうことは難しかったかもしれないが、最近は笑顔で顔を見て挨拶が出来るようになったことも成長であろう。

 ご婦人Oさんとの稽古では、比較的空間スペースが空いていたので、いつも入り口の隅っこで稽古しているのを申し訳なく感じているが、今日は武道場内奥の窓側のスペースを使い足運びと合わせた打ち込みと突きをおこなった。私としても、Oさんは私とのマンツーマン指導のため遠慮気味であるが、同じ御月謝を頂いているのに隅っこで遠慮気味におこなうことは全くないので、ハンデのある体でありながら毎週参加されている古参メンバーの方なので、空いている時は堂々とスペースを使って、より身体にとって効果的な運動となるように、同じ仲間として協力していただきたい。相手を尊重し思いやる心というのは、物を置く場所一つにも表れてくるので、武に関することを学び修養していく中で、そこから何が実践できているかが問われてくる。これは、武道というものについて、そこからこの団体は何を学んでいるのかという、私自身これまでいろいろと感じてきたことから常に引っ掛かることでもある。

 夜の部では、ジャージ卒業間近のHさんが早くも追加受講となり、Hさんのために赤い袴を探して下さったKさんも、少し寂しそうであったが、それにしてもHさんの勝手にムードメーカーにさせられてしまった人気ぶりには少々責任を感じてしまう・・・。そもそも、数ヶ月前に戸越体育館の両面を使った夜の部で、Hさんの力みを抜くために私がフト発した言葉から、そのような流れへと発展してしまったのであるが、以前に比べればずいぶん硬さと癖は治まってきたように思う。今後はどんな展開になっていくのか分からないが、あまり私が調子に乗って怒られないようにだけはしようと思う。

 土曜日の講習と、日曜日の昼間の部と夜間の部で、剣術クラスの講習内容が若干違っていることに、全て参加された方は気が付いていると思う。その時の人数と空間スペースや体験参加の割合などを見て、講習内容を変えているので、全て参加された方はお得であると思う。

 武道武術の世界は狭く、また役者の世界も狭い、良くも悪くも思わぬところで繫がるものであり、そういうところが進めるか留まるかに間接的に関わってくる。人が見ているところで頑張るのも人が見ていないところで頑張るのも当たりまえの世界。本職として生きていくには、覚悟が求められ、本気になれるかなれないか、その年齢に応じた考え方が出来ているか、私は常に自分に足りない事の多さに不安と危機感を持っている。

 これからも地に足をつけた武術稽古活動で、基盤を作り、思い付きで人に迷惑を掛け無いように、仁と義を忘れない歩みを目指して私は進んで行きたいと思う。


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 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-15(Mon)
 

体の使い方で表現すること

 本日は久しぶりに朝からの講習を戸越体育館でおこなった。早朝にもかかわらず、参加人数は武道場の比率と比べ丁度良い人数であった。こうして考えてみると開講間もない頃から比べれば大きな進展である。

 本日は杖の講習をおこない、これまでの技に足運びを加えたものをいくつかおこなった。足運びが付くことでこれまで上手くいっていた動作が急に難しく感じられる。手と足がさまざまな状況でも調和をもって動けるようになることが、自分で動けるようになるための第一歩になるだろう。

 その中でも今日は8歳のK君が大人もビックリなほど良く動けていた。やはり興味を持った子供の集中力や吸収力というのには目を見張るものがある。今日は彼にとっても大きな一日になったのではないだろうか。中学2年生になったK君は夏休みに念願のホームステイが決まったという報告があった。これは学校の推薦ということもあり、英検二級の実力を発揮してスイスでいろいろと経験し、次ぎに向けてのステップアップになればと思う。

 講習を終え、一旦帰宅し夜からはイオンカルチャークラブでの講習をおこなった。後半20分は恒例のSAMURAIタイムとなり、一つのシチュエーションでの動作を、歩き方の変化から、杖の置き方、構え方、音に合わせたタイミングでの静から動への転じ方、杖を打ち据えた相手に対する目付けから、その背後の相手に対する目付けへの切り替えのタイミング、振り向きざまでの三歩での間詰めによる打ち込み、など途中まででもやるべきことが休むことなく続いており、芝居のようであるが、身体の使い方が主体となっているので、その間や、動作のメリハリが、状況を意識した中で自然と形作られてくるのである。

 こうしたことは数年前に、知り合いの映画監督の代行で芸能プロダクションで剣術ワークショップをおこなったことがあり、その中で、こうした体の使い方の技術により、その状況を伝えるような芝居を役者さん達におこなったことがあり、それなりの反応を得られたことから、私の中での得物を扱う表現方法として、そこで得られた技術は全体を通じた所作にも大きく関連してくるものなので、ただ斬った斬られたというような稽古をするよりは、自分の身体をコントロール出来る稽古にしなければ、感情と動作を融合した人の心を打つ魅せる動きにはならないだろう。

 明日は五反田の総合体育館での講習だ。今日より持ち時間が30分少ないので、出来なくなってしまう内容のものが出てくるかもしれないが、空間的余裕があれば、今日出来なかった型稽古をおこなおうと思っている。だが、そろそろ型稽古にも飽きてきている人がいるかもしれないので、ちょっと難しい脚運びとの連携を取り入れてもいいかもしれない。まあ、その辺りは空間の状況を感じて進めていこう。


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 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-14(Sun)
 

張りと背中の関係性

 本日は昼間の20分間、誰も居ない高田馬場の武道場で集中した稽古が出来た。何も期待しないように、かつての一人で稽古に励む以外何もなかった頃を思い出しながら、まるで唯一のパートナーでもあるかのように得物と共に稽古に取り組んだ。

 その中で、手の感覚が今までに無いものを求めるようになったので、落ち着くところに任せ、自然とある形におさまった。それが実感をともなう変化であったので、私としては久しぶりに取り憑かれたように、その形を身体に馴染ませるようにおこなった。気が付けば同じような動作をジックリと45分間もおこなっていたが、時間に猶予があれば1時間はやっていただろう。

 その中で気が付いたことは、腕の張りというのは背中と関わってくることから、背中の働きを活かすためには必要であり、背中というのは肩甲骨を始め、そこに繋がってくる各部の構造である。そして張りが生じると、これまで以上に肩の位置が気になるようになり、肩が上がった状態での張りは違和感が明らかであり、逆に肩を落とすことに自然と導かれていくような感じがある。そして今回の張りに気付くキッカケとなった、親指と小指の使い方が重要であることがわかり、その中でも両手の小指が得物に当たっているか当たっていないかで、身体の感覚が違ってくるということも実感出来た。そうなってくると、今日は杖の打ちに終始したが、他の操法においても、当然変わってくると思うので、これからの稽古が楽しみになってきたところである。稽古をしていてもっとも嬉しい瞬間は、新しい発見があり、それによりこれまでの動作をすべて見直す程のものであった時は、ワクワクするほど嬉しいものである。

 抜刀術においても、手の張りと背中の意識をどのように有効に使えるか検証した。これも杖と同様に、構えの際に張りのある状態と無い状態では、まるで違ったのであった。抜刀術の初動においてはいかにアソビを取るかということであるが、まだまだ抜けていたということが実感でき、興奮気味に納得できたのであった。

 この張りと背中については、先日、井上さんと稽古した中でヒントをいただいたものであるが、こうして実感出来ると、ご縁というものを感じるし、いろいろな出来事は繋がっているのだとあらためて感じてしまう。

 研究稽古の後、W氏とM氏に稽古指導をおこなった。M氏は今後「膝の使い方」をさまざまにおこなうことで、これまでやっていた稽古や、これからおこなう稽古がまた一つ変わってくると思われる。W氏は本人の潜在能力に本人が全く気が付いていないという点が面白い。不安と謙虚な姿勢ながらも、修正能力が高く変な癖が全く無いので、今後どのように変わっていくのか楽しみである。


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 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-11(Thu)
 

NHKラジオより 「人とのつながりが寿命を延ばす」

 睡眠時間を優先するためしばらく記事をお休みしていたが、といってもまだ1日だけであるが、5日間位空けた感じがしている。今日は髪を切りに行った。髪が短くなると1ヶ月以上空けられないので最近は小まめに切っている気がする。マッサージなどのリラックス効果もあるので私にとっては良い休養となっている。

 さて、月曜日から振り返ると、井上さんとの稽古の後、20時から21時40分までN氏との稽古をおこなった。その中で袈裟に斬る際の刃筋が合わないのと、威力のなさから、左手首に問題があることが分かり、この方のセンスからすれば決してこんなものではないので、まずはその癖を直すことが次回の稽古のメインテーマとなりそうである。得物から身体までの繋がりや纏まりを大切にしていくことは、私としてはどのようなジャンルであろうと変わらないものであると思う。

 高田馬場の個人稽古も私にとって少しずつ方法が見えてきた。その人の身体特徴、得意分野によって今後は私自身ももっともっと前に進めるための稽古にしたい。

 火曜日は「高齢者のための剣術教室」にて、ご婦人Oさんが教えて下さった   NHKラジオ 朝一番 健康ライフ「人とのつながりが寿命を延ばす」の中で、武道は脳が発達することから特におすすめと紹介されている。もちろん高齢者だけでなく子供の脳の発達にも良い傾向があると言われており、この記事の内容からは、呼吸についての効果が武道には関連しているのではないか?と考えられているが、実際に武術稽古や武術指導をしている私の見解としては、呼吸ももちろんそうであるが楽しく心地よさを感じられる動作と、その空間で何人かと共通の意識のなかでコミュニケーションを図る事が結果として最適な呼吸に落ち着いているのではないかと思うのである。その場合、動作や姿勢からなる身体の自然なまとまりが、リラックスした不快感の無い呼吸を導いてくれるように思う。もちろんその逆もあり、身体が纏まらず落ち着かない場合において、呼吸から心身をコントロールする方法もあり、その部分はやはりヨガから学ぶところが大いにあるだろう。私としては、このヨガや太極拳なども入っている運動の中で、なぜ武道が脳に良い影響をあたえるのかと言えば、以前からも言っている頭を使いながら身体を動かすこと。そしてそれが、頭と身体を使うことを目的とするのではなく、武道、武術の中にある、身体感覚を呼び覚ますような、自分の身体の探し物をしているような状態が、一つ一つ実感を伴いながら見つけて行けることで、夢中になり、その時の脳の働きというのは、単純な動作と思考を合体させた運動とは、違うものであると実感している。そして、当然全ての武道、武術に当てはまるかと言えば、当てはまらないだろう。そして武道、武術以外のというか同じである、太極拳やヨガについても、さまざまなジャンルがあるので、一概には言えないだろう。稽古でお世話になっている井上さんも武術からのヨガであり、脳と身体を使った工夫は身体にとって良い影響を与えるものだろう。

 私が以前から実感していたのは、この記事に書かれているように、高齢者の方にとってどういう運動方法がいいのか、これからの超高齢社会に向けて、自分の身を自分で守っていくには、介護に掛からないための自衛手段を、楽しく続けられるものでなければならないと思うのである。今私が週に一度おこなっている「クラーチ剣術教室」での雰囲気と内容は、まさにこの記事が記していることでもある。良い空間というのは、自然と良い呼吸になっているのかもしれない。これから先、東京圏では施設の不足から介護を受けられない人も出てくることがニュースとなっているが、食事から運動など、一度世の中の仕組みを考えた上で、自分がどうしていくことが望ましいのかを、「生きていく」ということについて思案してみることも必要だと思う。

 クラーチ剣術教室の後は、場所を高田馬場に移してM氏との個人稽古をおこなった。昨日は新たに杖の繋ぎの型をおこなったが、やはりM氏の場合は新しい動作に入るよりもジックリと時間を掛けてこれまでの動作の質を上げていけるような稽古にしたほうがいいだろう。その中で私も、今まで出来ていた積もりでやっていたものについて、身体の使い方や新しい部分の意識などから点検見直しを図っていかなくてはならない。一人ではなかなか続かないような地味な稽古も、こういう環境であればジックリと身体に向き合っておこなえるので、ありがたいことである。

 今夜はこれから下駄の修理をしたり部屋で出来る稽古をしたりしていると深夜になるだろう。最近の自身の稽古について焦りのようなものがあるのは、何かを期待しているからなのかもしれない。精度を高め、やるべきことの中から自然に何かが見えてくればいいし、見えなくとも繋がっている。ゆっくり歩くときもある。


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-10(Wed)
 

梅雨も心地よい高田馬場での稽古

 関東も梅雨入りとなった今日は、高田馬場にて月に一度の井上欣也さんとの武術稽古をおこなった。毎回井上さんとお会いする前に、さてこの一ヶ月間でお伝え出来る事はあるだろうかと、振り返ることが出来る。また、次の稽古までの間に新しい発見があった場合に、これなら井上さんにお伝えしても恥ずかしくないだろうか?と思うこともある。今日は3時間近く、稽古したりお話したりと互いの呼吸に合わせて進んでいったように思う。それにしても、井上さんの身体についての関心は凄い。中国武術やヨガなど身体についての共通点や、新たな発見について貪欲に追求されている。私の場合、かつてアルニスやシステマに形意拳など学んだ時期もあったが、剣術に比べてまるで頭と体に入ってこなかった。だが、今後身体について実感を伴えるものに出会えるなら、貪欲に学ぶことも必要だろう。例えば以前youtubeで拝見した川村老師の映像https://www.youtube.com/watch?v=ywdTpKuuh3Q美しい動作と調和のとれたバランスには目が奪われてしまう。またこちらの映像https://www.youtube.com/watch?v=DclyfZ04PQ4では私好みの激しい震脚が見られる。

 背中というものについて、井上さんとの稽古の中で考えさせられるものであった。肘や肩に手首などは自然に使えているのに、どうして肩甲骨は使いこなせないのだろうか・・・・・・?それは、肩甲骨がどういうふうに動くかというものがハッキリしてないからではないだろうか・・・・・・?実感が得られにくいこともあるだろうし、その位置を知りそれを使いこなすには修練が必要だからなのかもしれない。それは、肩甲骨に限らず、肋骨も関わってくるだろうし、腰や、腹も含め身体の内部を観ていくことで操作法の扉が開かれるのかもしれない。そこにはやはり、ヨガや中国武術から得られる教えは必要だろう。

 今日は呼吸のお話や食べ物についてもいろいろと教えていただいた。呼吸により柔らかくなったお腹を触らせて頂いた時は、甲野先生のお腹の感じに似ていて驚いた。僅か二週間でそのような身体の変化が起こったと伺い、毎度の事ながら井上さんの身体に関する探究心には驚かされてしまう。その呼吸法を本日教えていただいたので、私も時々やってみようと思う。

 背中にお腹、まだまだ知らない不思議なことが身体にはあるのだとあらためて感じました。

 来月、7月20日には井上さんとともにヨガと剣術の講習をおこないます。人柄も含め身体についての探究心は私も見習わなければと思っております。ご興味のある方はぜひご連絡ください!

 本日は、電車のトラブルで高田馬場まで迂回してお越し頂き真にありがとうございました。井上さんをガッカリさせないためにも、次の稽古まで私も精進して前に進まなければなりません。いつも遠い所お越し頂きありがとうございます。また次回も稽古宜しくお願いいたします!


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-09(Tue)
 

大爆笑の写真撮影

 本日はひさしぶりに、昼間の部と夜間の部という組み合わせであった。まず今日から昼間の部は殺陣クラスから先に始まることとなり、これで全ての部において、先に殺陣クラス、後に剣術クラスという講習順序となった。

 新しく「生徒さんの声」を書いて下さったHさんが、深夜0時を回って本日6月8日で丸一年となりました。gold castle 随一のムードメーカーにさせられてしまったHさんの不思議な魅力にハマッている方も少しずつ増えてきています。これからもその個性で厳しさを知る人だからこそのユーモアを提供していただければと思います。

 今日はその「生徒さんの声」恒例の写真撮影を写真を撮るのが上手なHさんにお願いした。Hさんは以前私がイオンカルチャークラブでおこなった演武を見に来ていただいた際に写真を撮っていただいたのであるが、私のワンテンポ遅れてシャッターが切れるデジカメにもかかわらず、全てドンピシャのタイミングでシャッターが切れていたので驚いたのである。

 写真を撮るのが上手な人は、全体の構図や、ピントがブレないことや、余計なものが写らない様にする配慮などいろいろあるが、やはり最も大事なところは、どのタイミングでシャッターが切れるかだと思う。そしてそのタイミングを生み出すための会話や、雰囲気作りも上手な人は自然と出来てしまう。 

 だが今日に限っては仲の良いHさんとHさんだったので、そのやりとりに私も大爆笑してしまい、15枚も撮った中でホームページ掲載用に使える写真を選ぶのに苦労してしまった。

 昼間の部は12時00分から14時00分までおこない、夜間の部が18時30分から20時30分までなので、昼間の部が終わって、夜間の部が始まるまで時間が空いているので、五反田にあるファミリーレストランで写真をチェックしたり、事務処理をしたりしながら時間を潰していた。こちらのレストランの接客対応は本当に気持ちがよく、荷物を預かっていただいたり、頼んでいなくても広めのテーブル席を案内していただいたり、長居していても、嫌な顔一つせずサービスに余念が無い。しばらくすると、満席になりつつあったので、広いテーブル席では申し訳ないので、二人用のテーブル席に移動した。そこでまだ1時間以上は時間を潰さなければならず、いろいろな考え事をしていたところ、隣の席にいた女性から「すいません」と声を掛けられ、「はい、なんでしょうか?」とお答えしたところ、「居合いの先生でしょうか?」と質問され、どうやら総合体育館でよく外から講習を見てらした方のようであった。感じのいい方だったので、しばらく会話ををして情報交換をおこなった。

 女性が席を後にしたのち、アイスコーヒーを飲みほどなくして私も総合体育館へ向かい、夜の部の講習をおこなった。夜の部では、昼の部でおこなわなかった、刀を構えた状態での前進と後退を太鼓の合図で素早くおこなう稽古をおこなった。「蟹の前歩き」の成果はこういうところに活きてくるので、状況が揃えばたまにこういった稽古を取り入れようと思う。

 帰りの山手線ではHさんと遭遇し、今日の写真撮影といい、一年目を迎えるタイミングといい、何か不思議な御縁を感じた。その証拠に、写真撮影の合間に一瞬のシャッターチャンスを逃さなかったHさんが写した写真が傑作である。内々の記事で申し訳ないが、ゆかいな一日であった。


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-08(Mon)
 

無駄がないから意味がある

 肌寒い日が続くが、今のところ体調は良好である。よく人に身体のことを心配されるが(不摂生をブログに書く私が原因なのだが・・・)精神的なものが元気なので、睡眠が摂れれば問題は無い。今年は1月から2月にかけて風邪を三回ぶり返したことからスタートダッシュに失敗し、モチベーションが空回りしていたが、そのぶん今が頑張りどころだと感じている。

 本日のgold castleの講習は、会場が押さえられなかったためお休みとした。これは以前から、会場の都合によりそういう場合がある旨をホームページにも記載していることではあるが、土曜日限定の参加者には申し訳なく思う。夜はいつものようにイオンカルチャークラブでの講習をおこない、股関節を意識した歩き方から納刀五種類をジックリとおこない、次ぎに袈裟斬りと後退の足運びを、鏡を見ながら正中線がブレないようにチェックしながら指導した。最後は恒例のSAMURAIタイムとなり、相手を想定した動作の変化を、身体の僅かな表現を用いながら、これまでおこなってきた稽古内容を踏まえ音楽に合わせて精確におこなっていくというものである。おそらく、私の役者時代の経験と、今の武術稽古を通じて学んだ身体動作が自然と、演技ではなく、型稽古としてこういった動作に展開していってるのではないかと思う。つまりそれは、ちょっとした僅かな動作でも魅せることが出来るかということであり、そこには、気持ちの焦りも無く、形をなぞるということでもなく、派手に分かり易い動きをおこなうことでもなく、無駄の無い動作から見えてくるものに意味を感じ、無駄を無くすと言う事は、同時におこなう部分や、動作に誤差が生じないための技術の習得が関わってくる。本当の意味での動きの美しさというのはこういった部分に秘められているのではないかと私は思う。

 2013年10月20日にgold castle 殺陣&剣術スクールが開講して、1年8ヶ月目に入った。生徒さんの中でも1年を迎える方が増えてくるだろう。これまでの全講習で約200名の方にお会いしてきたが、その中でも続けて参加されている方々とは御縁があったのだと思う。今日ある方にメールを送ったときに自然と文字に出た、「困っている方にとっての場所」ということが、私が全ての会場でおこなっている気持ちの根底にあるものではないかと気が付いたのであった。

 それは別に人を助けたいとかそんなカッコつけた事ではなく、私の筆力では上手く記すことは出来ないが、これまでの人生経験において、ある問題が起こったときに、その原因はハッキリしているのに、そこに手を付けず、見て見ぬフリをして、いつまで経っても解決しない愚かな出来事というのを、いろいろな所で経験し、それがハッキリ言えないまたは実行できない不条理さが、そういうものから離れた環境と立場になった時に、身体を通じたコミュニケーションから、いかにその問題に対する原因を見つけ、改善されていく実感を得られるかということに、おそらく私のこれまでの人生経験の反逆のエネルギーが満ちているのではないかと思うのである。もちろん失敗する事もあるし、それを認め、己を改めることもある。それは、自分に対する過分な肩書きを作らないことで誤りを素直に認める問題解決を最優先に考えた行動が取れるのではないかと思うのである。それは、その人間の成長にもなり、その組織の発展にも繋がっていくだろう。問題解決を最優先に考えるという、発展的な思考で行動する事が健康的であり、こういう環境に居ると私自身としても救われる思いがするのである。

 今回の記事に記し日記のタイトルにもした「無駄がないから意味がある」というのは、問題解決を最優先に考えるという事柄においても当てはまるのではないだろうか。さまざまな人が関わったり状況が変わったり、欲が出たり、人間とは間違いを起こしやすいものである。だからこそ、身体を通じ自己を見つめ発展させるべく問題解決に向けて、日々武術稽古を精進していくことが私にとっては重要な生き方なのである。


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2015-06-07(Sun)
 

5時間集中指導

 本日は雨となった高田馬場での稽古であるが、16時30分から21時30分近くまでブッ通しで稽古をおこなった。

 まずM氏との稽古では、杖の十一連続動作の型において、意識の持ち方をアドバイスしたことで変化が見られた。次ぎに抜刀術稽古も新たな技をおこなっているが、足の使い方と片足立ちの姿勢、二之太刀における全体の動作が今日一日でかなり前に進んだように思う。M氏の特徴は脚部が強いことが分かった。今後膝の抜き方や、蹴らない重心による移動が身に付けば、稽古が今の何倍も面白く感じられるだろう。もっとも、今でも噛み締めるように楽しまれているが・・・・・・

 次ぎにF氏が参加され、足運びを含めた脚部の鍛練稽古を集中的におこなった。F氏の特徴は、目で見た動きを身体に取り入れることが出来るセンスの良さを感じる。今日の稽古で分かったことは、脚部がもっと使えるようになれば、技に対する吸収力がさらに上がってくるだろう。

 この日最後はK氏との稽古をおこない、特に最後の組太刀稽古は大いに得るものがあった。今日は私もかなり打ち合ったり、技をゆっくりと研究しながら稽古をおこなったが、支点を固定しないための竹刀の軌道を模索していたところ、フトK氏の竹刀の動きが、私との力のぶつかり無く崩しに入ったことにより、これまで私が考えていた続飯の使い方が、最後のところで力がぶつかっていたことが分かった。くっついていく、その軌道が相手とぶつからずに進入していくことが今日の一つの大きな手掛かりとして、K氏の動きから学ぶことが出来た。今後はK氏との稽古において、こういった体術に近い感覚での組太刀稽古に時間を掛けていこうと思う。

 私自身の稽古としては、このところ重心と正中線、体軸というものを意識しながら、脚部の使い方をいろいろと試している。身体を移動させるには、その胴体の下に作用足があったほうがいい。そのためには胸の使い方が関係してくるように思う。本日は正面斬りで、肘の使い方により、刃筋が安定しやすいことと、斬り下ろす瞬間に沈みからなる、逆方向への意識が、下に振り下ろす太刀の威力となることが検証できた。私がこれまでこだわってきた袈裟斬りに加え、今後はこの正面斬りに対し身体の構造と発力をどのようにおこなうか、興味深いテーマとなってきた。

 連日稽古をおこなってきるが、それでも筋肉痛にはなってしまう。上手く疲労を抜きながら、次への稽古に備えたい。深夜2時を回ったが、雨はまだ降り続いている。ちょっと肌寒い夜であるが、このぐらいの方がよく眠れそうである。


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-06(Sat)
 

重要な位置を占めている高田馬場の稽古

 気がつけば6月も4日となっていた。昨日は人生最長記録といえる睡眠のおかげで今日は体が軽くなっていた。昨日の夕方16時頃に少し仮眠を取るつもりで横になったら、気がつけば23時になっており、そのまま諦めて9時まで寝てしまった。途中宅急便やPCのチェックなどで小一時間ほど起きていたが、差し引いても16時間ほど寝てしまった。

 風が心地よい今日は、高田馬場でM氏との個人稽古をおこなった。M氏とは今年の2月から週2回というペースで毎回2時間稽古をおこなっている。筋力やスピードはそれほど持ち合わせていないのであるが、集中力と粘り強さはかなりのものである。体力もあるだろう。

 今日の稽古では、新たに杖の回し打ちを遠間から三足で打ち込んでくる稽古と、合わせて杖で中心を捉えたまま素早く後退する足運びの稽古をおこなった。これは、以前私が集中的に取り組んでいた示現流の立木打ちからヒントを得たもので、地面を滑空するように得物を振り下ろす身体のバランス感覚の習得と、後退して元の位置まで戻るまで気を抜かない足運びと姿勢の意識が、短時間で効率の良い稽古となってくる。自然と間合いについての身体の使い方も分かってくる。

 高田馬場限定稽古である滑りやすい床面上を滑空するように、身体の重心と姿勢に気をつけながら三歩でどこまでいけるか毎回の稽古でその移動距離を伸ばしておこなっている。今日のM氏は三間(約5.4m)は移動出来るようになった。これは子供が喜びそうな稽古であるが、胴体の位置や、膝、股関節、足の裏などが、微妙な働きをしていると思われるので、初めの頃と比べると飛躍的に移動距離が伸びる楽しさがある。

 もちろん目的は、瞬間的に間合いを詰める際の、身体の使い方を身につけるためのもので、この操縦感覚を楽しみながら手に入れる稽古法として、この高田馬場の床面の滑りやすさは最適なのである。剣術や杖術において、両足が移動しながらおこなうことが多いので、蹴らずに反動を付けずにこの移動稽古を今後もおこないたい。

 剣術では「足払い浮船」が斬り結びから浮船に潰して行く際の剣の軌道と、身体との調和をジックリ検証していくとやはり興味深い技である。私のテーマとしては、浮船の際に千鳥足でない脚部の使い方が、股関節の可動域が使えることでより有効な方法がないものか考えている。

 そういう意味では、あらためて身体が変わってきたことに対する稽古内容、稽古方法をどこかで点検していかないと大きな見落としがあるかもしれない。もっと疑問を持ち、なぜそのようにしなければならないのか?より向上していくためには、もっとももっと何かを引き出していかなくてはならないし、違和感を感じるようにならなければならないと思う。鈍感で鈍重な稽古は、思考にも悪影響を及ぼしてしまう。

 高田馬場の個人稽古または少人数集中稽古も徐々に参加人数が増えてきている。やはり効率の良い身体の使い方やさまざまな得物(杖、鞘付き木刀、袋竹刀など)を使い、実感を得ながら稽古していくことが、ただなんとなく運動している習い事とは大きな違いではないだろうか。この武道場では私も同様に稽古をしているのでご縁のある方と稽古したいと思っている。運動神経は関係なく、私にとってはその人の取り組む気持ちが重要である。今後は、個人稽古というより少人数集中稽古の割合が増えてくるかもしれない。だが、同時刻に重なる人数は最大で3名までに調整したいと思っている。そのため、他の曜日で空いている夜間の時間帯の会場を利用することもそう遠くはないかもしれない。とにかく、未熟な私であるが、指導をお願いされるというのは真にありがたいことであり、これからもその気持ちを私自身への貪欲な稽古に転換し、そこで学んだことをお返し出来るように務めていきたい。


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 SAMURAI BRAKE
2015-06-05(Fri)
 

クラーチ剣術教室~食事会

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、口コミにより少しずつ参加人数が増えてきたこともあり、2グループに分けた際の各個人についての内容を重点におこなった。結果としてはそうすることで、各人がおこなうことが明確になってくるので良かったのではないかと思う。それにしても世の女性達の好奇心というか行動力は男性陣を凌いでいるように思う。ゲームなどの影響で刀女子ブームとなっているが、決してそれだけではないものがあるように感じる。

 今日の講習では久しぶりにクロール歩きをおこなった。ここでは少々ハードかと思ったが、皆さんの様子を見る限り大丈夫そうであった。杖にしても、今日は移動しながらの突きをおこない、やはり足を使うことは講習の中で重要であると感じた。もちろん無理は出来ないので軽くおこなっているが、少しずつでも継続することで成果は出ると思う。成果と言えば、ご婦人Oさんが片足立ちで数秒間立てるようになった。これまで1秒ぐらいしか上げていられなかったのだが、気がついたら出来るようになったと仰っていたのである。自室で時々抜刀術「一之祓い」の練習をされていることもバランス力向上の要因だと思う。だが、その反面少々足の痛みが長引いているので気をつけて無理のない範囲で一人稽古していただきたい。

 みなさん全体的に進んで来ているのを実感している。肩甲骨の開閉運動では、首の動きが大きく関係していることがあらためて分かった。頚椎、胸椎、肩甲骨、腰椎、股関節、動作の中で全て繋がって動いている。身体の点検体操として、このように一つの部位だけでなく、全体の可動を確認しながらおこなう運動も大事である。

 今日は新しい抜刀術「雁金抜き」をおこなった。これは松聲館初期の抜刀術として以前S師範から学んだものである。ここ3年ほどほとんど集中的にやっていない抜刀術であったが、おそらく「一之祓いの」稽古を積んでいる中で身体がやりたくなってきたのだと思う。どのように進展出来るか私自身も興味のあるところである。

 講習後は月に一回となる恒例の食事会となり、今日はいつもオシャレなTさんが、デザートを作って来て下さり、元気なSさんは、といっても元気なSさんが二人になってしまったので、シズカちゃんじゃない方の元気なSさんが、と何だか訳が分からなくなりそうだが、新しく入られたSさんがみなさんのためにお漬物を持参され美味しくいただいた。私も含め総勢11名での食事会は、クラーチのレストランの中でも目立ってしまうのではないかと思うが、それにしても、一人また一人と新しい方が仲間に加わり、元気に楽しい会話の中での講習は、人と人との思いのなかで繋がる一体感のような、この感じはなかなか生まれてこないものだと思う。そういう意味ではまさに人生の先輩達ばかりである皆様に若輩講師の私は本当に助けられているのだと思う。


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 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-02(Tue)
 

侍女子来たる

本日は夕方から高田馬場で少人数集中稽古をおこなった。今日は大和氏が知り合いのHさんとSさんをお誘いいただき、3名での集中稽古となった。そこで驚いたのは、遠目には皆さん普通の大人の女性に見えるのであるが、3人とも稽古になるとなかなかの面構えに変貌するので、ちょっとこれまでに余りお会いしたことのない雰囲気の女性達だと感じたのである。

 それぞれに身体が使えるので、始め上手く行かない動作でも5分後には別人のような動きとなっており、後姿から伝わる雰囲気はやはり、これまでおこなってきたいろいろな経験が伝わってくる。これは私にとって今日一番興味深い出来事であった。

 「歴女」ブームから「刀女子」ブームとなっており、次は「侍女子」ブームとなるだろうか・・・・・・少なくとも今日の3名の雰囲気は侍女子といってもいいだろう。

 高田馬場での稽古指導も、個人稽古というのが今後は少人数集中稽古になってくるかもしれない。その場合、会場を変え時間帯を新たに設けるか考えているところであるが、恐らく集中するのは、夜間の時間帯になるだろう。同時間帯で3名位までなら集中指導をおこなえるが、それ以上になってくると集中指導が名ばかりとなってしまう。現在、月曜日と金曜日に夜間稽古を実施しているが、場合によっては、火曜日と木曜日も夜間稽古を別会場でおこなうことも可能である。ただ会場が遠くなってしまうので、なるべくなら高田馬場で調整したい。もし平日の午前中や昼間でも可能であれば、木曜日の午前と金曜日の昼間というのも個人指導可能である。そうなってくれば家に居る時間の次ぎに長いのは高田馬場の武道場になってくるだろう。参加人数を見て、その辺りの日程を決めていきたいと思う。まあそういう意味ではイオンカルチャークラブの剣術教室は非常にお勧めなのであるが、やはり武道場とイオンの館内というところの差は大きいのかもしれない。

 今夜は道衣と袴を洗濯した。連日稽古なので夏物の稽古着をもう一着ずつ揃える必要がある。夏はとにかく洗濯に追われてしまう。まだまだこれから暑くなってくると思うが、夏は嫌いではないので今年は洗濯に追われないように着替えを増やしておこう。


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2015-06-02(Tue)
 

一日の展開のなんという濃密さよ

 5月の講習も本日をもって全て終了した。昨年の8月から忙しい日々を送っているが、この生活は全く飽きることがない。体と信用が不可欠な仕事であるがそれはどの業種でも同じであろう。だが己の身一つとなると、常にリスクの中でやっていかなければならない厳しさも潜んでいる。そういう危機感があるからこそ、飽きることもなく身体を通じたコミュニケーションから仁と義について考え、己の糧として学んでいくことへと繋がっているのではないだろうか。

 今日のgold castleでの講習は、夕方の部からの講習であったため、家での用事を何件か済ませているうちに時間に追われてしまい、いつもより遅い時間に五反田駅に着いてしまった。会場に向かう途中に今月もっとも多く参加されたIさんとお会いし、共に会場まで向かった。その道中の会話で驚いたのが、当スクールの生徒NさんとIさんが偶然にも同じマンションであったということであった。

 私の家から徒歩2㎞圏内にも何名か参加された方がいらっしゃるが、このスクールも開講して1年7ヶ月を過ぎたところであり、生徒数と体験参加の数を合計すると、これまでに約200名の方にお会いしたことになる。その中の何割かの方が今も参加されているが、こういった人と出会える場所が出来たことを本当にありがたく思う。これからもいろいろな方とのご縁が続いていくと思うが、このgold castle 殺陣&剣術スクールでは、私も皆さんを見ているので、直接会話をしなくても、帰りにはいつも講習を振り返り対応について思案している。人数が増えてくると、新しく参加される方の心理的プレッシャーは私の想像以上であるかと思う。そういった方々に対する空間づくりもこれからは必要になってくるだろう。

 今日の講習では、まずご婦人Oさんとの集中稽古で、今日はほぼ杖の突きのみの内容となったが、これまで突きに対する前方の手はあまり役目としては重要視していなかったが、実は「突く」ということに対して重要な役割を担っていることが今さらながら分かったのである。これまで無意識でやっていたことであったが、今日のご婦人との稽古で私にとっても突きに対する進展があった。

 M兄弟の弟J君が二週間振りに参加されたが、また一段と大きくなっていることに驚いてしまった。道衣に袴姿で腰を屈めた姿は、もうこの前までの子供っぽい面影は無い。中学1年生なのでまだまだ伸びていきそうな気配がある。兄のR君は高校2年生であるが、非常に落ち着きのあるシッカリした青年であり、弟のR君が慕っている姿がなんとも良いのである。二人は抜刀術に関して人一倍熱が入っており、速さだけで言えばなかなかのものである。テスト前には兄のR君が二週続けて休んだが、今日の講習後の会話で、両親とも勉強に関してはほとんど何も言わず、自らの意思で勉強したいと思ってやっているというから、間逆の生き方をしてきた私にとっては驚きであり大変関心したことでもある。弟のJ君はお兄さんから勉強のやり方を教わり、それ以来勉強が面白いと話していたことに、彼らの剣術の覚えの早さの理由がよく分かったのである。おそらく、御両親ともに彼らのものごとに対する捉え方を幼い時期から感じられていたのかもしれない。
 そんな今の時代に珍しいシッカリした考え方と、結果に結びつく物事の取り組み方がより発展していくには、やはりこれから出会う人が大事になってくるように思う。自分に向いているものを見極め、そこで存分に能力を発揮出来るような生き方をどこで知ることができるか・・・・・・一流になっていく人は、それが良く分かっているのだと思う。挫折や苦しみから、人の気持ちを学び、目先に捉われない大きな人間へと成長していって欲しいものである。
 
 夜間の部では、身体の使い方で講習中に思わず、「現地集合!」と発してしまった。つまり、動作の最終位置に向かって、手や足などが同時に揃うことの例えであり、目的地(動作の最終位置)に対して各々が別ルート(手や足や得物など)が待たせることなく同時刻に現地集合することの例えである。 私が杖術でおこなっている「繋之型」はこの現地集合を意識して、乱れずに団体行動をおこなっていくようなものである。 
 
 今夜帰宅してPCをチェックしたところ、新たな仕事の依頼がメールに入っていたので、このお話が確定すれば、私にとっても大城先生にとってもまた活動が一つ進展することに繋がっていくだろう。思いは発すればどこかで伝わっていくものである。今の一つ一つを大切に地道に歩むことが大きな道程へと繋がっていく。その一歩がなければ進むことも到達することもできないのだから。


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 金山孝之 6月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-06-01(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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