これからの夢中になれる運動を

 昨夜はNHKで認知症予防を特集した番組をおこなっていたが、現在の全国の認知症患者数は460万人とも言われており、前回2月頃に放送されていた時にはさらに認知症予備群の方が400万人と言われていたのを思い出す。10年後には患者数700万人という試算が出されているので身近に耳にする機会も益々増えてくるだろう。

 昨日の番組で知りたかったのは、認知症を予防する方法とどのような人がなりやすいかということである。

 まず昨日の番組を見られた方も多いかと思うが、現役で記者の仕事を忙しくおこなわれている63歳の男性が軽度認知障害にかかったという事例があった。頭を使い人と合う仕事でもこのようなことが起きているのである。この方は「もの忘れ外来」に行き、認知症予備群(MCI)と診断されたのであった。昨日の番組で得ることがあったのは、認知症になってしまえば、脳の海馬が萎縮してしまい、現代医療では元の状態には戻らないのであるが、この認知症予備群(MCI)であれば治療によって元の健康な状態に戻れるということである。

 この認知症の前段階である、「認知症予備群(MCI)」は5年経過したのち認知症になってしまうので、その5年以内に適切な治療を継続することで改善されるというデータが出ている。この63歳の男性も治療をされており、同じ症状の人達と一緒にいろいろな活動をおこなうことで今までとは違う脳の刺激に繫がり記憶力の向上に繫がっていったのではないだろうか。料理をしたり、女性とクラシックダンスをしたり、今までと違う過ごし方で改善されたのであった。

 その方の事例は、発見が早かったため健康な脳の状態に戻ったのであるが、この認知症予備群(MCI)は認知症発症まで5年の期間があるが、1年で12%ずつ進行していくため「おかしいな」と感じたときには「もの忘れ外来」での診察を受けることが早期治療からの回復に繫がるのであろう。

 そしてもう一つ糖尿病との関係も取り沙汰されており、糖尿病の場合認知症となる可能性がそうでない場合と比べ2倍であるという試算も出されていた。いずれの場合においても治療または進行を食い止めるには、運動が必要であり特に認知症予防については、頭を使いながら運動する事が効果的であると言われている。

 そこで今回の番組でもっとも注目していたその運動法であったが、ある程度の心拍数の上昇が必要であり、太ももを高く上げて足踏みしながらシリトリをおこなうというものであった。これを1回10分間、1日3回おこなうことと専門家が仰っていたが、なかなか続けられるものではないだろう・・・・・・。だがこれは、専門家の科学的データに基づいたものであり、この運動法については別の専門家が楽しく運動を継続しておこなえるものとして生み出し発展させていく必要がある。

 高齢者の方が継続的に頭を使いながら身体を動かす内容のものは、その方の気持ちになって考えなければ、毎日合計30分間その場で脚を高く上げてシリトリをしなさいと言われても難しいものである。だけども昨日の番組でデータとして、ある程度の心拍数の上昇と、頭を使うことと身体を動かすことを同時におこなうことが効果的であると伝えられていたので、より効率の良い予防法が何らかの形で普及していくことになるのではないだろうか。

 そういった運動に関連して、本日おこなった「高齢者のための剣術教室」では、今日も体験参加の方が来られ不安ながらもいろいろと運動されたので、ご縁があればと思うのであるが、長年の不安な気持ちを直ぐに変えられるというものではないので、私自身にとっても身体以前に不安な気持ちをどのようにして前向きな気持ちに変えていけるかというテーマもある。それにはやはり共に動いていくことがコミュニケーションとしてまず大事であると思う。心の奥にある固まったままの不安を氷解していくには、言葉も必要であるが、体を通じて分かり合っていくことが大事である。

 「宴もたけなわですが・・・始めましょうか。」で始まる剣術教室も、開始前から楽しく盛り上がっている。発表会や段位のためでなく、今この瞬間にこの動きが出来る様になることが一番の喜びであり、そういった純粋な気持ちから沸き起こる空間の雰囲気は心地よく、みなさんがみなさんに対する温かさにもなり、一人ひとりの表情から私もたくさんの元気をいただいている。こちらでは、おこがましくも私がみなさんに元気を与えるなんていうことは無く、圧倒的に元気なみなさんに毎回私は元気をいただいており、なんだか申し訳ないなあ・・・・・・と思うのである。

 何度も記してきたが、やはり頭を使いながら身体を動かすことを第一目標にするとなかなか続けられるものではなく、興味のある動きを夢中になっておこなっているうちに結果として頭を使いながら身体を動かしてしまっているということのほうが継続しておこなえるものだと思う。そのためには、魅力のある運動、運動のための運動というよりは、ある目的を達成するための運動であり、剣術教室では抜刀や納刀に杖術などをおこないながら、一つの型を覚えたいという好奇心が大きな運動意欲となっているように思う。自信の付く動作であり、人が驚く動作であり、やっていて気持ちの良い動作である。私自身剣術というものをS師範や甲野先生から学び、そうした身体から離れない大事なものを与えられたことに感謝し、未熟を承知しながらも剣術に対する(杖術、抜刀術も含め)感謝の気持ちは非常に強いものがあるので、誠意をもって御縁のある方には私なりに伝えていきたいと思うのである。

 さて午後からは、高田馬場でM氏との個人稽古である。クロール歩きに巴など、かなり修正点が無くなってきたので今日は新たに、横歩きと反転横歩き、次にクロール歩きから反転クロールバージョンをおこなった。横歩きでは股関節をほぐす働きがあることが分かった。まだ他に「蟹の前歩き」というのがあるが、これをM氏にやっていただくのは気が引けるので封印している。

 四方突きが少し進んだ。③番目の手前側に小さく下ろしながら突く際の、左足の寄せからの下げと、下ろしながら突く際の左腕の働かせ方がポイントとなる。今後は止めずに流れるように柔らかくおこなっていけるように見ていきたいと思う。

 組太刀稽古でのM氏は別人のように身体が利いてくるので、怪我をさせないようにかなりのところまで伸ばしていきたいと思う。まだまだいろいろな事を取り入れるには時間が掛かるが、ジックリと取り組む姿勢であるので確実に進んで行けるだろう。

 私自身も、昨日の番組ではないが偏った脳の使い方になってしまわないように、バランスを保てるような何かを週に1日でも生活リズムの中に取り入れてみたいと思う。


2015-04-28(Tue)
 

6年の歳月

 2009年4月26日に品川区総合体育館剣道場で武術稽古を経験したことが私の人生を大きく変える転機となった。あれから6年が経ち、いろいろと状況が変わりながらもずっと変わらずに長く間を空けることなく高田馬場で稽古をおこなってきた。

 1年目は毎週金曜日と日曜日に高田馬場でS師範の稽古を受け、半年位経ったところでS師範から毎週水曜日にポルトガル語の語学勉強と中国武術の稽古を東高円寺にある蚕糸の森公園にて夕方から夜暗くなるまでマンツーマンでおこなっていた。(※語学勉強はポルトガルから帰国後であった)とにかくS師範の中国武術の稽古は帰りに足がガクガク震えるほど厳しく鍛えられるため、周囲から見られようがそれどころではなかった。ある日S師範が左右5㎏の鉄アレイを買ってきて、公園で手渡されその鉄アレイを持ち、当時稽古を積んでいた五行拳の崩拳をおこなった時は、大声が出てしまうほど大変なものであった。なにより稽古後にその合計10㎏の鉄アレイを持って帰るのに苦労した。キャリーバッグが壊れたのはいうまでもない。その武術稽古を始めて半年位のころは毎週3回古武術稽古と中国武術の稽古をおこなっていた。今思うに贅沢な環境であったが、ほぼS師範とのマンツーマン稽古に近い状況であったと思う。私は稽古をほとんど休まなかったので自然とそういう状況になっていった。S師範と公園で待ち合わせをする時には、必ずどこからともなく攻撃されてしまうため、東高円寺に着いてからは常に周囲に気を配っていなければならず、駅の待ち合わせなどで顔面を殴られたこともしばしばあった。(もちろん稽古であるため全く嫌な思いはしなかった。)

 武術稽古を始めて8ヵ月後の2009年12月にはS師範とともに二人でポルトガルに行った。今思えば無謀であったが、ポルトガルのお弟子さんであるカルロスとS師範とともにスペインのマドリードに行き、武術専門雑誌のスタジオ撮影とDVDの撮影をおこなったのであった。表紙とともに組太刀の分解写真が数ページに渡って紹介されたものとなる。

 2010年の9月14日に当時お世話になっていた方の紹介で松聲館に行き甲野善紀先生に初めてお会いしたのである。その当時の記憶は今でもハッキリと残っており、あの時の緊張は今までの人生で一番緊張したのではないかと思うほど、忘れられない時間であった。

 武術稽古を始めて2年位の時は、今のように剣術だけでなくいろいろなことを学んでいたため忙しい日々であった。かじった程度であるが、アルニスやシステマに中国武術、中村先生から学んだ股関節の可動域を上げる体操など、私の意志というよりは、役者として総合的にアクションの技術を身に付けさせるようにメニューが組まれていたのであったが、私にしてみれば、ありがたい環境ではあったが今おこなっている武術稽古以外に何も感じるものが無く、興味が持てなかったので次第に独立という道を歩むことになった。すでにS師範は、私と関係のないところで会を離れてしまわれたので、私は師範代を務めながらさまざまな武術稽古を学んでいたが、S師範の教えがそうであったように松聲館の技に引き寄せられるものがあり、他の武術稽古が全く身に入らなくなってしまい私の性格上やりたく無い物には耐えられなくなってしまうので、私が全てを捨てて一人になることは時間の問題であった。その直後に甲野先生からご連絡いただいたお言葉に助けられ、今日まで武術稽古に精進しながらあっという間に6年が過ぎたように思う。

 出会いに別れに、怪我をしたり、撮影をしたり、徹夜で稽古したり、海外に行ったり海外から訪れたり、色々な出来事が目まぐるしく起きたように思う。そんな中離れずにいつも傍にいて共に歩んでいけるのがこの身体である。これまでの経験が感覚となり、離れていくこともなく成長を求め時を重ねていける。私が昨年観た福本清三さん主演映画「太秦ライムライト」で感動したのはそういった部分で共感出来るシーンがあったからだと思う。

 この1・2年は多くの人と武術稽古をおこなう機会が増え、私にとって新たな展開となってきていることを感じている。そのなかで私がどのように自分を展開していくのか、これからの大きな道を示すカギとなってくるだろう。おそらく、私がこれまで歩んで来た道と、今感じていること、これから取り組まなければならないこと、それらが武術稽古を通じて自然とどこかで繋がってくるものだと感じている。7年目8年目の自分はどのようなことを考え何を実践できているか。このことは常に1年目から、年齢と武術歴の差を埋めるべく猛稽古を課してきたが、毎年4月26日になるとどうであったかと自分に問わずにはいられなくなり、想定外の1年後になっていなければならないと思って取り組んできた。次の1年後に向けて変えるものと変えないものを取捨選択し、現状に慣れることなく成長を求め結果を出せるような日々を重ねていけるように精進していきたい。

 現在3時30分を回ってしまったのでもう昨日となってしまったが、gold castle 殺陣&剣術スクールの講習では、選挙の影響もあり、珍しく日曜の朝に開催した。そのため時間が9時10分~11時10分という半端な時間の区切りとなってしまったが、今日おこなってみてやはり10分余裕を見ておいて正解であった。朝にも関わらず多くの方にご参加いただき4人の方をお誘いいただいたSさんの楽しそうにおこなっている姿が印象的であった。このように友達や知り合いの方を誘ってご参加いただくことは、主宰している私共にとりましては嬉しい事であり、人の繫がりや思いというものを感じてしまう。

 一旦帰宅し、思い立ったように衣替えをおこない沢山の衣類を処分した。休むことなく何だかんだトレーニングしたりして身体を動かしていた。夕方に家を出て戸越体育館に向かう際に会場手前の交番でご年配のおまわりさんと挨拶から、剣術の話になり、なんだか盛り上がってしまい、なんと制服のまま仕事終わりに剣道場にチラッと見学に来られたのであった。さまざまな団体が利用している中、こうしておまわりさんが見に来られるというのも珍しい。今後交番の前を通るのが楽しみである。

 夜の講習では、午前の部とほぼ同じ参加人数となり、初めての方も3名ほど入らして抜刀術中心に剣術クラスの講習をおこなった。技術を学び重心位置が自然にコントロール出来るようになってくると、細かい部分、指先や、膝、肘、肩、などの関係性がその状況に応じて違和感のないものとなり、立ち姿や構えに表れてくるものである。こういったものは、稽古期間の短い舞台や撮影での稽古では感覚は身についてこない。全身におけるミリ単位の調和が、存在を左右するものであり、鏡に頼らない自身の感覚を養う稽古が重要である。





 こうして6年後も変わらず武術稽古が出来ていることをありがたく思います。いろいろな方の人生の学びの時間を共有していますので、できる限り有意義なものとなるようにこれからも務めていかなければと思っています。まだまだ未熟な講師でありますが、多くの方に支えられて生きていることに感謝しまた明日から日々を積み重ねていきたいと思います。私にとって武術稽古は本来の自分に戻れる時間とでもいいましょうか、その時間が私にとって貴重な時間であります。お陰様でそういう日々が増えて参りましたが、さらなる進展を求め武術稽古を探究していきたいと思います。


 金山孝之 5月稽古日程
 金山孝之 4月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-27(Mon)
 

講師としての成長を目指し

 弱みを見せずに日々を生きていくのは大変である。まあ私の場合、食べてないだとか、明け方近くまで起きているとか、多少の愚痴をこぼしつつガス抜きをしているが、今日は今までに無いほどの脳の疲れを感じ、私の時間は休むことが急務であると感じた。もう何も考えられないほどに疲弊したが、今こうして一日の終わりの時間を過ごすなかでようやく心が静まって落ち着いてきた。

 まずは、昨日の高田馬場でのM氏との個人稽古であるが、負傷していた手の状態が良くなってきているので、久しぶりに袋竹刀を使っての稽古をおこなった。M氏の場合同じ内容の稽古でも、その中から身体の使い方など感じとりながら地道におこなっていくタイプなので、飽きたり集中力が失われるということが無い。派手さはなくとも、こうした身体の働きを感じ取っていける稽古を大切に積んでいければと思うし、私も同時に学んでいきたい。

 四方突きが少しずつであるが身に付いてきた。1.2.3.4とそれぞれを一つずつおこなっているが、徐々にそれらを大きな一つとして区切らずにおこなえるように柔らかくおこなえるように目指したい。

 抜刀術に関しては、重心をもっと意識して使えるようにしたい。前重心や、後ろへ転じる際の重心移動など、胸を使い骨盤角度による股関節の屈曲が僅かな動きによる重心の移し方としては有効であると思う。

 そして本日は午前中に、戸越体育館でgold castle の剣術クラスの講習をおこなった。久しぶりに抜刀術を集中的におこない、納刀と合わせた動作を稽古した。形にはちゃんとした技術があり、その技術を身に付けるための方法があるので、一つひとつそれらを理解しながらおこなっていくことが結果として早く習得していくことに繋がっていく。技術無くして形にはならない。中学2年生の男の子は、合う度に身体が大きくなってきているような気がするが、身体のふらつきも以前に比べればかなり治まってきたように思う。大人ぶるところが子供らしいのであるが、よく付いて来ていると思う。彼にとってこの時期の経験が今後どのようなものになるのか分からないが、こうしてほぼ毎週参加していることからもなにか芽生えてきているのかもしれない。成長している姿を見るのは嬉しいものである。空手教室で沢山の子供たちを成長させてきた大城先生の気持ちが少し分かったような気がする。

 剣術の型の稽古でNさんに、手の内の握りについて説明しているときに私自身「そうか!」と思ったのは、適度な握り具合が、動きの中で自然な緩みとなり身体に無理が掛からないことが分かった。この「適度」というのがどのぐらいでどのように持つのか難しいのであるが、それは目的の中で目的に外れないように、身体に違和感を感じない動作が継続出来ているかにあるかと思われる。食事をする際の箸の使い方のように、目的にあった「最適な加減」を考えながら稽古をおこなうことが大事であると私は思う。これには私も稽古の中で見つけていかなければならない終わりの無いテーマでもある。

 夜からは西葛西に移動しイオンカルチャークラブにて剣術教室をおこなった。今回は杖の講習であったが、まず驚いたことは熱心に毎週参加されている高校生の生徒さんの姿勢が激変したことである。 肩甲骨の開閉運動による胸椎の可動域が以前に比べ上がっているのを確認し、背中の窪みと、顔の上がり具合などから「もしかして!」と思い、姿勢を確認したところ、猫背の姿勢がいつの間にか全く気にならないほどに治っていたのであった。これは今日一番の感動であり、昨日から続いていた体調の悪さが一気に吹き飛ぶほどの喜びであった。姿勢が良くなっていることをお伝えしたところ、「今朝お母さんから姿勢が良くなっていると褒められました!」と嬉しそうに話していたので、私もどういう時に褒められたの?と踏み込んで聞いたところ、ゴールデンウィークなので近くの公園で朝から剣術と杖術の稽古をしているときに、お母さんに姿勢を褒められたそうであり、自発的に朝から公園で稽古をし、結果として猫背が治っていることに私はここで講師をおこなって良かったと思ったのである。まだまだ人数が少なく、遠い西葛西まで間に時間をつぶしながらおこなうことは大変でもあるが、こうした大きな結果が出ることで、私の心の迷いも曇りからスッキリとした青空のように晴れやかに清々しい思いとなる。講習後の椅子に座っての復習勉強でも、姿勢が良くなっており私も嬉しくなり、つい21時近くまで話し込んでしまった。来月からは、さらに目標を持ち心身ともに成長したいという意欲が伝わってくるので、私ももっと成長して指導にあたれるように私自身の講師としての目標も持たなければならないと感じる。楽しさだけではない、品格も含めた飾りの無い自然なコミュニケーションが生き方としてその時間を有意義なものにするのではないかと考える。私自身も常に反省であるが、今日のイオンの生徒さんの熱意と学ぶための前向きな姿勢に心を打たれたので、私自身も成長するための取り組みが必要である。全ての生徒さんに感謝する気持ちは忘れてはならないし、現状に慣れてしまってはいけない。そういう意味では、今日は脳が疲れていたが、大きな学びとなる一日であった。今日お世話になった皆様、ありがとうございました!


 金山孝之 5月稽古日程
 金山孝之 4月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-26(Sun)
 

ヨガとの相性

 先週に続き本日は朝から高田馬場での個人稽古をおこなった。ある大手フィットネス関係からの依頼でおこなった杖術の技術指導であり、稽古は全て三脚を立てて撮影しながらというものであった。

 思いは発進し続けることでいつか縁が生まれるものと思っていたが、前回と今回の稽古で私の話も止まらない程「通りがいい人」だったので時間が本当にあっという間に過ぎていった。それは、身体のことを探求する気持ちや身体を通じたコミュニケーションから始まる人との絆であったり、フィットネス界を通じ現在の状況から何か変えていく必要性を感じられており、私自身小さな活動であるがそのことは重要に感じている。

 稽古をおこなったのはヨガのインストラクターの方であるが、杖に非常に興味を持たれ、まるで子供のように楽しみながら夢中になり、目を丸くして食い入るように見つめていたのが印象的である。派手な動きよりもシンプル(?)な「打ち」や「突き」の身体全体の動きに興味を示され、私としてもこういう風に見た目の形よりも身体の細かい動きに注目していただけるのは私にとっても稽古になるのでありがたい思いであった。

 考えてみれば、ヨガをおこなっている方は私の知っている限り、私との武術稽古において理解が早く身体を通じて納得されているようである。月に一度研究稽古をさせていただいている井上欣也さんもヨガや杖の講習をおこなっており、私もいろいろと学ばせていただいている。クラーチ剣術教室では85歳のDさんもヨガを長い年月習われており、飲み込みの早さと姿勢の良さは群を抜いている。週二回高田馬場で個人稽古をおこなっているM氏も長い間ヨガを習っており、やはり身体に対する興味と感覚がヨガと通じるものがあり、形だけの動きとは違うことを身体で感じられているのではないかと思う。

 身体を動かすということはいつの時代においても重要なことであるが、現代においてこれからの「身体の動かし方」が求められてくるのではないかと思っている。形を意識するだけでは中身に気がつけず間違った方向になりがちでそれは思考法にも関わってくるように感じている。身体の動かし方も、ものの考え方も同じ思考からであり、中身を考えながら身体の動かし方に着目していくことで、自然とものの考え方に変化が表れ成長していけるものと思う。

 そういう意味ではヨガとは相性の良さを感じる。今後、ヨガと杖術で何か出来れば多くの方に身体を使うことの面白さや、身体についての興味が増し、ヨガについてもジックリと探求していけるような相乗効果が生まれるのではないかと感じている。

 人間のからだはふしぎだからおもしろい!


 金山孝之 5月稽古日程
 金山孝之 4月稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-23(Thu)
 

2015年5月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

※高田馬場での(研究稽古&個人指導)に関する稽古見学、または参加希望の方はこちらの【お問い合わせ】よりご連絡下さい。

※gold castle 殺陣&剣術スクールの詳細や申し込みにつきましてはホームページをご確認下さい。
http://www.tate-ken.com

※イオンカルチャークラブ剣術教室の詳細や申し込みにつきましては、こちらをご確認下さい。 03-5679-6091(受付時間 9:00~20:00)
http://www.aeonculture.jp/products/detail.php?product_id=3746

http://jmty.jp/tokyo/les-spo/article-mc9d





5月1日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


5月2日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
              

5月3日 (日曜日) 15時00分~17時00分 品川区 総合体育館
            18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』


5月4日 (月曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月5日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
            14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月8日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


5月9日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
            18時00分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』  


5月10日 (日曜日) 18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
                『gold castle 殺陣&剣術スクール』


5月11日 (月曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月12日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』


5月14日 (木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月15日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


5月16日 (土曜日) 9時30分~11時00分 品川区 戸越体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


5月17日 (日曜日) 18時30分~20時30分 江東区 深川スポーツセンター
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』


5月18日 (月曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月19日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月21日 (木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月22日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


5月23日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


5月24日 (日曜日) 18時30分~20時30分 江東区 深川スポーツセンター
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』


5月26日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月28日 (木曜日) 14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月29日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


5月30日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時00分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


5月31日 (日曜日) 15時30分~17時30分 品川区 総合体育館
             18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』





※高田馬場での稽古時間は
(月曜日・金曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間で調整いたします。
(火曜日・木曜日)の場合、14時00分~16時00分までの間で調整いたします。 

①14時00分~16時00分 (火曜日・木曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日・金曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日・金曜日)

いずれかの参加しやすい時間帯でお越し下さい。
前日までには希望日時をメールまたは【お問い合わせ】よりお知らせ下さい。

※高田馬場での稽古参加費は1回2,000円です。(別途入館料400円かかります)

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお受けいたします。

※高田馬場での「個人指導」及び「少数集中稽古」は金山孝之個人の稽古活動に基づいたものであり、会を設けておこなっているものではありません。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2015-04-22(Wed)
 

高校時代の実戦経験

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、先週と同じように二組に分かれて講習をおこなった。私のやり方は、これまで学んできた経験と私の性格から、完全に仕切って管理することは無く、かといって完全に自由に任せることも無く、その合間を見ながら流動的におさまるところでおこなっている。緊張感を演出することもなく、武術を通じてその場に存在する事を大切に考えているのだと思う。

 午後は高田馬場での個人稽古をおこなう。午後でも今日は人が多く、殺陣の団体が3つほどいたため、まったく殺陣だらけだなあと、私も殺陣に関わっていることをそっちのけに思ってしまうのであった。

 M氏の四方突きが少し形になってきた。体力と集中力がある方なのでこのまま継続していけば益々成長を実感していけると思う。私は高校時代ボクシングをやっていたが、とにかく練習だけは誰にも負けないように取り組んでいた。先生が見ていないロードワーク中にタバコを吸ったりしている人もザラであったし、常に1番で部室に戻るように走っていたのを思い出す。4年先輩に元世界Jrバンタム級チャンピオン鬼塚勝也氏がいたので、卒業していたとはいえ学校の注目度も高く、私もそこで主将をやっていたのでかなり気合の入った高校生活を送っていた。ボクシング部となると、ケンカに自信のある連中が20名位入部してくるが、ハードな練習とリングでその自信を打ち砕かれる結果に、しばらくすると8人位になり、2年生になると4人位になり、3年生の時は私の代では私を入れて同学年は2名となった。同学年でともに残った一人はインターハイのヘビー級で優勝した。小学校、中学校、そして高校を共に歩んだ近所の友達であった。

 今の私は武術の道を歩んでいるが、この若い時代に学校の授業など無視して毎日殴ること殴られることを想定して生きた生活はおそらく今にとって見れば大きな経験であった。そうして考えれば現在の武術稽古、主に剣術、杖術、抜刀術などに対する身体の使い方を常に考えている生活と似ているのかもしれない。当時は今以上に練習していたと思う。休みは月に1回位で、理由をつけて休んだことは一度も無かった。それは、私のような身体能力が並みの人間には練習の大事さが、実感として得られていたからであった。一週間経てば、「ああ、一週間前よりはここが伸びたな。」というのを感じられたし、実際にスパーリングをやっても、当たらなかったパンチが当たるようになったり、カウンターのタイミングを実戦で身につけることが出来たり、強くなる面白さがあったから毎日苦しい練習にも耐えられたのだと思う。当時の体重は54.5㎏であったが、私はモスキート級を選んだので45.0㎏以下まで減量をしていた。それは何よりの地獄であり、水が飲めないことは食事を絶つことより遥かに辛い。そのため毎日朝から夜寝るまで、何百回とうがいで喉を潤すのである。これは経験した人には分かると思うが、テレビ番組などで料理が映っていれば見てしまうし、人が食べている姿も見てしまう。見ることで僅かでも飢えを凌ごうとしていた。学校の授業の合間に直ぐにうがいに行き次の授業が始まるまでうがいである。元々痩せていたので、骨と皮だけのような姿になり、頬骨は飛び出し尻の肉も無くなり、指の間はスカスカになり、声も高くなり、一ヶ月間笑うことが無かった。そんな生活だと、不良だらけの教室でも誰も私にチョッカイをかける者は3年間いなかった。

 話が大きくそれてしまったが、当時の練習量で今のような身体の使い方と思考法があればもっともっと強くなれたと思う。今にしてみれば当時は毎日が大変であったが今に繫がる良い経験であった。今月の26日で武術を始めて丸6年となるが、もう6年も経ってしまったのかという気がする。ボクシングはスポーツであるが、高校で3年間と社会人で2年間ボクシングを続けてきたので、心身を鍛えながら自己を問い詰める部分においては以前からやっていたようにも思う。

 私にとって今の武術を通じた生活は何よりも大切なもので、生きていく中でこれに勝るものは無い。いろいろな人と出会いいろいろと物事が運ばれていく中で、私は武術稽古が出来ればそれ以外の何かにしがみつくと言うことは無い。今の生活は純粋に武術稽古がおこなえる環境であるが、人生安泰に進むものではないと思っている。それがいつハッキリしたものとなるか分からないが、駆け引きや何か派閥のようなものがもし今後出来てしまえば、私の武術稽古に影響するものであれば、苦しい生活となっても私は清流に流れたいと思う。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-22(Wed)
 

春の嵐

 湿度120%の今日は、武道場に持っていった得物が水滴で濡れてしまうほど尋常ではない湿度の高さであった。春の嵐と言えるほど風が強く吹き荒れ、現在深夜の1時を回ったところであるが外はまだ風の音が止まない。

 こんな日だから今日は空いているだろうと思っていたが、金曜日と大して変わらず高田馬場は混雑していた。団体での固定利用者が増えたので、もはや夜の時間帯は毎回このようなものだと覚悟しなければならない。まだ先であるが高田馬場の会場が11月から翌年の3月一杯まで工事のため利用が出来なくなることになった。残念とは思ったが、現在の悲惨な状況を考えると良かったのではないかと思う。

 さて、今日の研究稽古ではまず、抜刀術「稲妻抜き」に進展があった。前回K氏に打太刀をおこなってもらい身体の使い方の問題に気がつき、以前の右足キッカケに戻したが、今回おこなった右足の使い方は、以前のようにスライドさせるものではなく、落下させながらその微妙なタイミングの時に発力させることで明らかに速くなった。さらにこれまでの抜刀術を見直すために、これまで寸止めにしていたものを止めないようにおこなうこととした。そのため今回の稲妻抜きでは、相手の右籠手を斬り落とすところまで深く床面近くまで刀を落としこんだ、この抜刀の感覚を体感したことでこれまでの寸止めの稲妻抜きがなんとも中途半端な力ない物に感じてしまうから不思議なものである。

 完全な集中モードの時に予定より早くK氏が参加されたので、私のテンションがピークの時だったため、この稲妻抜きの変化と発力の変化と甲野先生の「人間鞠」についてまくし立てるように喋り続けてしまいK氏には申し訳なく思う。こういうときは頭で考えて話していると言うよりは口が先に喋って頭で追いついているという感じなので、私にはどうしようもない。

 U氏も参加され、今日は手の内の使い方で握り締めすぎていたことによる、詰まりと手の痛みが解消され、剣道経験者であるU氏が、これまで何やってきたんだろうと仰っていたのが印象に残った。手の内の使い方も用途によりさまざまに対応が求められ真剣による「兜割り」のような硬いものを切断する据物斬りや試し斬りなどでは違うだろう。対人間による手の内の使い方では、柔らかさと強さを瞬時に切り替える精妙な操作が求められ、そこに手の内の秘伝とも言える技術が隠されているものだと思う。U氏も一生懸命に取り組んでおられ、少し筋肉が付いたように感じる。今後の成長が楽しみである。





 高田馬場でのゴールデンウィークの稽古は通常通りにおこないます。

 4月30日(木)は予定通り14時00分~16時00分の間でおこないます。

 5月1日(金)は17時00分~21時00分の間でおこなう予定です。

 5月4日(月)は17時00分~21時00分の間でおこなう予定です。

 5月5日(火)は14時00分~16時00分の間でおこなう予定です。

 5月7日(木)はお休みします。

 5月12日(火)は会場の都合によりお休みです。

 5月25日(月)は会場の都合によりお休みです。

 あらためて近日中に5月の稽古日程を配信いたします。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-21(Tue)
 

感覚と縁

 昨日のgold castle 殺陣&剣術スクールでは、先週と同じ夕方の部と夜間の部を品川区の戸越体育館でおこなった。昼に江戸川区新堀で『北村社中展』に行き、時間を忘れたくなるような空間であったので思わずのんびりし過ぎてしまった。そのため、想定内であったが道衣に着替えず作務衣姿のまま受付をおこなった。

 今回の講習も夕方の部が混雑し、杖の型稽古に進めることが出来なかった。夜間の部では丁度良い人数であったので、問題なくおこなうことが出来た。開講間もない頃からすればありがたい悩みでもあるが、日曜日の夜間、もしくは水曜日や土曜日の講習はまだまだ空いているので集中的におこない方にはお勧めかと思う。

 夕方の部、夜間の部ともに杖の型稽古はかなり進んできたように思う。考えてみれば、それぞれ殺陣に抜刀や納刀に杖までいろいろと身につけてきている。いろいろと覚えることがあり大変かもしれないが、やればやるほど頭より先に身体が理解し始めてくるものでもある。子供の進展具合が早いのは、大人のようにこれまでの経験から思考を引っ張り出し頭で考えて理解してから動くということがないので、身体で感じたことを感覚的におこなっていることが大きく関係しているように思う。人間の感覚は、本来持っているものからすればかなり退化しているものだと思う。その退化した感覚を頼りに考えてもいけないし、退化させてしまう稽古のやりかたも世の中には多いだろう。子供のうちから育てる感覚をそのまま伸ばし続けていけるかには、その子の人生の縁が関わっているかもしれない。どのような形にせよ、「感覚と縁」というものはどこかで繋がっているような気もするし、それがどのように導かれていくのか私自身も含めやはり遠い先の目標のために修練していくしかない。師となる人物にめぐり合うことができるか・・・・・・大きなテーマでもあり不思議な縁を感じるものでもある。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-20(Mon)
 

和からつながる和へ

 昨日は高田馬場でお世話になっているK氏の作品が出展されている『北村社中展』を見に、江戸川区新堀にあるBONSAI美術館「春花園」に行って来た。

 都営新宿線瑞江駅に着き、ご案内に記されているようにバスで行くつもりであったが、駅前の地図をパッと見てよせばいいのに勘で歩き始めてしまった。20分位歩いたところで案の定全然違う方向に歩いていたことを知り駅まで戻る。

 バスから降り、またしても分からなくなってしまったので、K氏に電話し迎えにきていただく。私としてももう少しちゃんと調べていかないとこうしてご迷惑をお掛けしてしまうことになるので反省である。

 会場周辺ののどかな街並みにどこにあるのかと思えてしまうが、門を入るとそこは完全に和の世界であり、東京であることを忘れてしまうほどの美意識を感じる空間であった。中に入りまずは初めて見る「盆石」の見事さに見入ってしまった。そしてK氏の作品である組紐・帯〆の数々を拝見し、私のことを先生と呼ばれることにいささか気恥ずかしい思いであったが、他の方々の作品、書・書軸を拝見したり製作過程についてお話を伺ったり、他にも貝殻アートや、茶室で使用したり盆石の製作に使用されるという鳥の羽を重ねたものも大小さまざまに展示されていた。

 畳四畳位の茶室にくぐり入ったが、その中で感じたことは、こういう空間でないと交わせない会話もあるだろうと、ただ狭いということでなく、思いの行き届いた空間から人間の心の内にある見え透いた飾りは取り除かれていくのではないかと感じた。私は茶道は知らないが、こういう空間から感じたものは今後何か活かしていきたいと思う。

 BONSAI美術館というだけに庭園には数々の巨大な盆栽があり、私は盆栽を良く分からないが、立派な盆栽が多すぎてなんだか分からなくなってしまう。今年1億円の値が付いた盆栽と昨年1億円だった盆栽も拝見したが、こうした作品が間近で見られるというのも珍しい。

 今回あらためて和の心地よさ、奥ゆかしさ、さりげない空間計算、そして和に繫がる人との縁、というものを僅かな時間であったが身体で吸収したように思う。私自身も今後武術稽古以外にもそうした和から繫がる御縁が開ければと思う。

 今回このような素晴らしい会場を御紹介して下さったK氏には心からお礼申し上げます。ありがとうございました。


2015-04-20(Mon)
 

少しずつの成果

 今年の春は肌寒いのか、私が寒がりになったのか、どうやらその両方かもしれない。今日は久しぶりに品川区総合体育館での土曜日の講習をおこなった。昼の部の開催であったが予想に反して少人数での講習となった。

 集中的に一人一人を見ていったが、Hさんが「繋之型」をある程度出来るようになったので、次回からは少々難易度の高い膝の内抜きを使いながら回し打ちを応用した横払いをおこないたいと思う。これは私自身夢中になる稽古でもあるので楽しみである。

 今日は前回に続いて杖の「巻き落とし突き」をおこなったが、これにはどうも苦戦されている方が多いようである。右手を放り出すように使いながら左手を返していくことが、巻き落としには重要であると思われる。

 次に「撥ね払い突き」をおこなったが、手足の連動と、左腕の使い方が相手の突き出した杖を払うには大事である。手足の連動が決まってくると心地良い稽古でもある。

 剣術クラス限定受講のKさんが少し股関節の可動域が上がったようで、後ろに手を着かないと長座(脚をのばして床に座った状態)が出来なかったのが、出来るようになったと喜ばれていた。まだまだ股関節や肩甲骨の動きが硬いが、少しずつ成果が出てきているので、これからもジックリと取り組んでいただければまだまだ改善の余地はあるので、頑張っていただきたい。

 夜からは西葛西でおこなっているイオンカルチャークラブでの剣術教室をおこなった。今日は始めに立ち方、座り方の稽古をおこない、次に正座の状態からいかに速く前に立ち上がって進んで行けるかということを競争した。こうした遊び稽古も取り入れると一般の方は楽しんでいただけるようである。

 膝抜きのゲームもおこない、私のズルさも思いがけず浮かび上がり楽しいひと時であった。袈裟斬りや納刀の稽古などジックリと集中的におこなうことが出来た。こちらの教室でも少しずつであるが確実に成果が出てきている。今後こちらの教室では、一般の方に剣術や杖術というものを経験していただくことが、これからの活動に置いて重要であると感じているので、小さな一歩であるが楽しみながら身体が改善していくような講習をおこなっていきたいと思う。





 イオンカルチャークラブでは5月から講習時間が30分拡大し、18時00分~19時30分まで講習をおこなうことになりました。主に一般の方々を対象にしておりますので、学びながら運動したいという方にはお勧めです。ここでは私も力を抜いて新たな環境作りを目指していこうと考えております。武道具類は全て貸し出しいたしますので運動着があれば大丈夫です。体験講習は1.080円で随時募集しておりますので、ご興味のある方はご連絡お待ちしております。
https://www.aeonculture.jp/products/detail.php?product_id=3746


2015-04-19(Sun)
 

高田馬場6時間

 本日は久しぶりに朝から高田馬場での稽古をおこなった。今回は2日前にこのブログを通じてご連絡をを頂いた方からの御依頼を受け、本日稽古指導をおこなう運びとなったのである。

 僅か2日前に連絡があり、週6日の稽古日程の合間を縫って日程が整い、私自身最後に30分お話するという不思議な「縁」というものを感じるのであった。

 ふだん思っていることと言うのは、その言葉を発する機会が与えられたときに堰を切ったように出てくるものだと実感した。今日の会話の中で、やはり現在おこなっている活動が、社会に貢献するものとしてどのように取り組むべきかと言うことを考える機会にもなった。毎週火曜日におこなっている「高齢者のための剣術教室」はそのキッカケでもあり、現在の教室の状況は私にとって、これからの武術が人の役に立つものとして重要な役目があるのではないかと思うのである。

 剣舞をされている75歳のKさんは福祉関係のお仕事などで毎日忙しくされているし、自然とこれからの武術に関する活動のあり方というものが私という人間にとってどうあるべきか訪れて来ているように感じる。

 今日のお話の中で、最近の女性の体力が落ちてきていることを伺い、助産院でのお話の中に産道から生まれてくる子供を押し出す本来備わっていなければならないはずの筋力が衰えてしまっているという話を聞いて衝撃を受けたのである。もちろん現在は女性が殺陣や剣術、居合いなどおこなっている数が増えていることを耳にするので、いちがいには言えないが、それでも多くの女性の中にそうした便利な世の中の副作用として、人間として必要最低限動ける状態が失われつつあるのではないかと感じる。もちろんそれは女性だけでなく、男性にも言えることであろう。

 インターネットの普及により便利になったことは否定しない。私もその恩恵を受けているしもはや無くては困るものである。ただ、便利さと引き換えに労力が必要とされず、その動かずして得られる情報や娯楽、買い物や他人とのやり取りなど、体を動かさなくてもかなりのことがまかなえる時代である。

 電車の中でいったいどれだけの人がスマートフォンに熱中しているだろう。もはや電車内はスマホを覗くのが常識となっている。いや、歩きながらの人もかなり増えた。世の中の風景のスタンダードとして、街行く人はスマホを見て、必要な情報やそうでない情報に引っ切り無しにアクセスしていくのだろう。そういった事による副作用に気を付け、ネット社会を使うつもりが使われてしまわないように、収益のための犠牲者とならぬようにコントロールできる精神的自制が求められるように私は思う。

 午後からはM氏との個人稽古をおこなった。「四方突き」による方向転換の際の足の使い方が良くなった。やはりこうした集中的におこなえる個人稽古で、週に2回熱心におこなっていると確実な進展が続いていく。おそらくこれまでの高田馬場での稽古で毎回進展されているだろう。午前の稽古でもお話したが、長く稽古やレッスンが続いていくものとして、心地よく感じられるものがそこにあるかということが重要で、その心地よさというのは、前に進めることが出来た実感ではないだろうか。実感なくして心地よさは感じにくいと思うので、その人にとって前に進めるためのポイントを探ることが指導者には求められ、そこには指導者自身に流れている水の水質が大きく作用してくるものだと思うのである。

 汚水であるか清水であるか、指導者自身が学ぶことを滞らせてしまうか、それとも純粋に学びを求めようと身体を動かしているか、そこは水質によって生息する生き物が違ってくるように、大きく人の心に関係しているものだと思う。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-17(Fri)
 

杖の魅力

 シトシトと小雨が降りしきる中、本日もキャリーバッグを引きながら武道具袋を肩掛けし傘を差して稽古に向かった。

 昨日訪れた場所を数時間後に再び訪れると、同じようで同じでない空間に感じてしまうから不思議である。まずは「高齢者のための剣術教室」から一日が始まる。先週のSさんに続いて今週はNさんが新しくメンバーとして加わることとなった。見学だけでと、端っこの方で控えめに入らしたのであったが、道具(杖)のおもしろさに引き込まれ、次第に熱中され明日が心配になってしまうほど杖を振られていたのがとても印象に残った。

 この杖(じょう)というのは、ただの丸い木の棒であるが、刃の無いその両端を持ち替えることが最大の利点であるため、その軽さを活かし握り締めずに、手の内を柔らかく滑らせるようにさまざまに素早い変化が効くので、この道具を扱うにあたって人を選ばないのも魅力の一つと言えるだろう。

 そして、指先の力を抜くことで肩の力が抜けるため、杖の操作に慣れてくると同時に身体の力みが取れてくる効果もある。上腕部になんらかの故障がある方は、木刀なり居合刀なり必要以上に握り締めてしまっている方がこれまで多く見受けられた。

 今日の講習の中で、Sさんことシズカさんが(4つぐらいあだ名が御座います)「やり方は思い出せないけど、杖を持ってみたら身体が覚えてたわ!」と仰り、教室で最高齢のDさんともども「そうだわよねえ!」と頭で考えなくても、身体が記憶していることに喜ばれていたのも印象的であった。私も、予想以上にこういった道具を使っての出来不出来が分かり易い運動が、脳の働きにとって身体の運動手順の記憶が身体を通して思い出せるということに、総合的に大きな効果が期待できるものであると確信している。この場合、ただ何か道具を使えばいいかというとそうではない。武道具という、これからまさか武術を始めるとは思いもしなかったという気持ちの入り方が重要であり、その動きの目標はその昔、私が甲野善紀先生の動きを見た時に「何が何だか分からないけどこういうふうに動きたい!」というその動きに魅せられ、気が付けば夢中になって取り組んでいたように、私もこういうふうに動きたいと思えるような動作手順であることが重要であるものだと思う。

 記していて気が付いたが、私自身稽古にのめり込んでいけるのは、その動きになる心境やその動きの手順、そしてその手順が違和感なく整って形となった時に、なんとも言えない心地よさが実感出来るからだと思う。そしてこういった稽古は、自身の身体の変化に合わせ、心地よく感じていたものがそうではなくなり違和感を覚え始め、そこからまた心地よくなっていけるための心境や手順を如何にして見つけていけるかということにあり、続ければ続けるほど、心地よさの連鎖が続き心地よさの度合いも大きくなってくるものであると思う。つまりそれは、自分自身に対する問題提起を解決していく稽古でもある。当然それは武術稽古だけに留まらない状況解決に向けた稽古にも繫がっているのではないかと思う。私の知っている武術稽古仲間でもあるTさんは、驚くべき早さでの吸収力と理解力、そして武術稽古に留まらない仕事における対処法など、忙しい中どうやって時間を捻出されているのか達人の域ではないかと本気で思っている。

 話を教室に戻して、先週コーヒーゼリーを皆さんに作っていただいたTさんも、この3ヶ月間で大きく進展されたと思う。とにかく、苦手なことでも真剣に取り組まれているので、出来るようになったときの喜びは格別のものがあるのかもしれない。とにかく明るく元気になられたご様子は私も見ていてニコニコしてしまう。今日の講習では、さまざままに皆さんが教えあっている姿が見受けられた。それは出来るようになった喜びを相手にもお裾分けしてあげたい気持ちというのか、皆さん自発的に教えあっていることはそれぞれの良い稽古にもなっているので、あらためて良い空間になったなあと思うのである。本日のニックネームであるシズカさんがノートに技の名前をそれぞれ覚えるために記入されていた。今後益々理解が深くなってくるのではないかと楽しみである。

 ご婦人Oさんは、先日日曜日の稽古で、久しぶりに木刀による袈裟斬りを、打太刀相手に斬り割っていく稽古をおこなったことで、月曜日から身体の調子が良くなったと仰られていた。このところ、気持ち的に動きがセーブされていたのでやはりこういった何か引き出せる稽古が必要になってくる。とくに女性の場合、動きをセーブしたり身体の負荷を軽減させるための方法を本能的に働かせることが身に備わっているので、相手を付けた稽古になった途端にまるで別人のような動きになる方も少なくない。男性にも言える事であるが、心理的要因が動作に影響している場合、相手を付けた稽古で動きを引き出せる条件のもとおこなうことで大きく改善されてきたケースを覚えている。

 午後からは、場所を高田馬場に移してM氏との個人稽古をおこなった。その前に昨日の稽古でおこなった抜刀術「稲妻抜き」の脚足の使い方を、現在の左足キッカケから以前の右足キッカケに戻しつつ新しい使い方を模索している。誘いの右手を下方向に下げるためには左足キッカケにすると、つい右手を引っ張ってきてしまうことが昨日の打太刀を付けた稽古で分かった。右足キッカケにすると、左足がやや居つく感じが違和感としてあったため変更したのであったが、今後その部分をどう解決していくか稽古していかなくてはならない。

 M氏との稽古では、右手の状態が少し良くなったということで杖の稽古をかなり増やしておこなった。右手の負傷の原因は、M氏にやや低く水平に持っていただいた袋竹刀を、私が無構えから下方向に潰しをかけた際に傷めたという事なので、これまでの毎回の激しい袋竹刀による袈裟斬りや正面斬りによる斬り割りが、私も芯を残して受けていたためその影響も多分に残っていたと思う。

 今日は、杖の「四方突き」を集中的に稽古した。その中で重心位置の把握ということが重要であることに気が付き、つま先が上がり踵で体を回転させる方がたまに見受けられるが、意識して踵のみで回っていないつもりがそうなってしまう場合、後ろ重心となっているため結果としてつま先が上がり踵のみで回ってしまう状態になっていると思われる。

 そこで重心を中央に置くにはどうすればいいのかということを考え、前後に開いた右足でも左足でもないその中央に上体が位置することだと思うが、足を平歩(左右に開いた場合)にした場合、左右の偏りがなくても前後の偏りをどのように把握すればいいのかは難しいものである。私の場合、胸椎の微妙な操作により骨盤角度を把握して重心位置を測っている。意外に多いのが真っ直ぐ立っているつもりでも後ろ重心になっている人が多いことである。もちろん私も真っ直ぐ立てているかどうかは疑問であるが、摺り足の稽古をしていて横からみていると後ろ重心の方が多いのが良く分かる。上体がやや後ろに傾き、前足側の鼠蹊部が伸びきっており、後ろ足の膝が折れている方が多い。これまで見てきた経験から、特に蹴り技のある武道や武術の姿勢が後ろ重心になっている場合が多く、その身に付いた経験がなかなか重心位置の把握について上手くコントロール出来ていないように感じてしまう。

 今日の返り際にM氏にも冗談半分でお話したが、自分の重心が前後左右のどちらにあるかが分かる帽子のような測定器があればいいのに・・・・・・と思うのであった。おそらくどこかにそういった器具はあるのかもしれないが、カーナビのように、GPSにより個人の重心位置が分かれば画期的であると思う。まあマニアックなので儲けにはならないだろうが・・・・・・重心位置把握帽子なるものがあって、音声案内によって「ピンポーン!階段の上りが後ろ重心のため大腿四頭筋の負担が78%となっています。重心位置を前方に3増やしましょう!」とか、「ピンポーン!現在の歩行速度に対し重心が前方に2足りていません!」とか、さらに高性能な製品となると上下の重心位置まで把握出来るものが現れ、山手線走行中に「ピンポーン!間もなく揺れが大きくなりますので、進行方向に向かって左に重心を6寄せながら下方向に3下げてください!」というものがあれば面白いとは思うが、まず売れないだろうし、私も買わないだろう・・・・・・。

 余談が過ぎたが、その用途に応じた重心位置を使い分けることが大事であると今日の稽古で感じた。雪道や凍結した路面では後ろ重心は転倒の危険性が高いし、歩く時、階段を上るとき、椅子から立ち上がるときなどさまざまに重心を把握してコントロール出来るようになると、カラダに対するエコであるし、長い目で見ていくと運動の全てに関わってくるものなので早く気付いておきたいものである。

 今朝方、このブログのお問い合わせフォームからとある稽古依頼が入ってきた。私の動画を見てからのご依頼であるが、今後どういった展開になっていくのか興味深いところである。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-14(Tue)
 

心晴れやかなる交流稽古

 本日は高田馬場で恒例となる井上欣也さんとの交流稽古をおこなった。雨脚の強いなか海老名の方からお越し頂き毎度申し訳ない気持ちでいっぱいである。

今日は私の都合で井上さんとは1時間半位しか一緒に稽古出来なくて重ねて申し訳ない気持ちであったが、稽古をおこなっていく中、お互いのやりとりの中で「そうか!なるほど!」ということが多く、通りがいい人とのやりとりというのはこういうことなのかと感じ入るものがあった。

 今回の大いなる収穫は、背中の使い方における今後の研究テーマが明確になったこと。肩が抜けた状態で全体が抜けていない状態をどのようにして探していけるか。張りを持ちつつ、上腕が収縮しない位置。その方向は内側に向けたものなのか、外側に向けたものなのか、下方向に向けたものなのか、あるいはもっと違う位置にあるのだろうか・・・・・・

 次に手の内における、「握る」ということが、井上さんとのやりとりの中で、握る際の指の掛け方や、その状態が微妙に張りに繫がっていたこと。そして握った際に手の内におけるどの部分が触れどの部分が離れているかということが、体の状態に大きく関わってくることも分かった。

 1時間半の交流稽古が終わり、井上さんが見守ってくださっている中、F氏K氏とU氏との稽古をおこなった。私自身、久しぶりに打太刀をつけた抜刀術稽古をおこなってみたが、やはりこの稽古は甘くはないことを改めて痛感した。まあ、条件はかなり厳しいものであったが、言い訳にはならないので私の未熟さを思い知ったのであった。

 今日の少数での集中稽古は、それぞれのテーマで進めて行ったが、まだまだ私の稽古における進行の甘さを痛感している。ドンドン進めるタイプとジックリおこなっても飽きないタイプと人によりさまざまである。私の場合お節介すぎる部分が多分にあるので、もう少し自由に任せて見るのも長い目で見た時に理解の深さに関わってくるのかもしれない。

 今日一日の稽古を振り返り、こうして日記に記していても、確認するために木刀を振ったり杖を触ったりして文字にしているので、やはりこういう日記でも稽古にはなっている気がする。





 井上さんとの稽古は、たびたび違う場所でお会いしていますが、高田馬場での稽古はまた特別な雰囲気で非常に有意義な時間であり勉強になっています。その昔三年位前に、水天宮にある私設図書館で、夜の終電前まで田島さんと井上さんとの三人でカーペットの上に茣蓙を引いて、手裏剣をやったり剣術や抜刀術をやったり体術をやったりしていたことが懐かしい思い出です。現在も田島さんや井上さんと毎月お会いして稽古させていただいていることは、決して謙遜ではなく調子に乗って稽古をおこなっている私にしてみればありがたいことであります。

 井上さんとの稽古やその後の自主稽古を拝見しましても、身体のことについて研究しながら純粋な気持ちで取り組まれている姿は非常に励みになりますし、今この深夜に振り返ってみましても熱いものが込み上げてきそうなほど嬉しい思いであります。私自身の身体に関する勉強も、もっと外を見て行かなければならないのかもしれませんし、そういったことに気付かせていただけたことに感謝しております。天気は一日中雨模様でしたが稽古を終え心晴れやかな気分です。

 今思うことは、「早く明日稽古がしたい。」今日の稽古体験から得たものを明日試したいということです。もっともっと身体を知り、学んでいきたいと思います。本日も貴重な稽古をありがとうございました!

 井上さんは、毎月海老名市や伊勢原市の方で講習会をおこなっていますのでご興味のある方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。武術以外にヨガやマッサージについてもご専門ですので、得られるものは決して少なくないと思います。その他にも身体のことについてブログで記されておりますので、私のブログにリンクさせていただいておりますがあらためてこちらに井上さんのブログをリンクさせていただきます。http://karatabi.seesaa.net/


2015-04-14(Tue)
 

清流から大海原へ

 本日は山手線のトラブルにより相当な人数に影響があったと思われる。架線の支柱が線路内に倒れていたということらしいが、大きな事故にならなくて何よりである。そんな中今日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、夕方の部と夜間の部を戸越体育館でおこない、久しぶりに二部ともほぼ同じ参加人数であった。新たに袴姿の生徒さんも増えたのでこれからの成長とともに楽しみである。

 先日jwaveラジオの別所哲也さんの番組内で、最近は殺陣をやっている女性が多いという話題になったそうで、その放送の影響で、先週に引き続き今週も新しい方が参加された。まさに、最近は女性の殺陣や剣術に居合い等の人口が増えているのを私の周りを見ていても感じる。当スクールにおいても女性が半数以上を占めているし、クラーチ剣術教室でもほとんど女性である。イオンカルチャークラブでも男性は1名のみで他は女性であり、高田馬場での個人稽古に関しては、今年になってからは全員女性である。先月出張指導した剣舞も女性であったし、世の中には刀を扱う女性や憧れを抱いている女性が多いということである。そして意外にも皆さんは技術を求めているのである。この流れで行けば男性を圧倒する抜群の女性が現れる日もそう遠くはないのではないだろうか。

 今日の剣術クラスの講習では、少々盛り込み過ぎたかもしれないが、足の差し換えについては最初に比べ皆ずいぶんよくなってきた。しばらくこの差し換えを取り入れながら、技術を習得していっていただきたい。

 当スクールも開講して間もなく1年半となる、猛烈な勢いでいろいろな方とのご縁が拡がってきたが、上達してきた方も少なくないので、今後は上達した方をもっと引き上げていけるように進めていこうと思う。全体としても上達してきているので、先に進んでもまた元に戻ってしまわないように励んでいただきたい。身体が利くかという部分には、落ち着いた心理状態も関係していると思われるので、発する言葉や感じる雰囲気から自得していくしかない。こればっかりはそこまで伝えてしまうと逆効果となってしまう。

 帰りに参加された方々と同じ電車内でいろいろとお話をしたが、人生を川に例えると、大海原という大きな世界に向けて、細く流れのゆったりした支流の中では、焦ってもがいてもどうにもならず、本流に繫がるその時が来るまで、行き止まりで淀んでしまわないように誤った分岐点の選択をしないように自己を見つめていくことが大事に思う。 流れの速い本流に入ってしまえば、これまでの停滞が嘘のように進んで行くだろう。その時のエネルギーは自分でも驚くほどである。大切なことは支流を流れているゆったりと周りがよく見えるこの期間に、汚れて濁らずに頑張って清流となれるか。その時期に自らに課した努力や、力を貸してくれた友人知人の存在は利害関係に関係のないところで芽生え育まれたものは貴重である。

 帰宅して、続けて夕方の部と夜間の部をおこなったからか食欲が異常にあり、弁当2つに玄米のおにぎりを2個ペロリと平らげてしまった。最近は沢山食べることに罪悪感を覚えてしまうが、どうしてこうも毎回毎回飽きもせずにお腹が空くのだろうと、気持ちはそれほど盛り上がっていない反面食欲がある自分に嫌悪感を覚える。

 明日も盛り沢山な稽古予定となっている。明日も雨で気温も低いそうなので、それなりに対策をしていこうと思う。





 イオンカルチャークラブでの剣術教室が5月からこれまでの18時30分~19時30分の1時間講習から18時00分~19時30分の1時間半の講習に変更となりました。初期費用も0円とさせていただきましたので、武道具や帯は貸し出しいたします。
詳細は5月に入ってから改めて告知させていただきたいと思います。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-13(Mon)
 

今日は今日明日は明日

 本日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は参加人数が少なかったため集中稽古となった。Iさんについては、技術を身に付けることを切望されているので、少々難しいところまで踏み込んで伝えていった。今日の集中指導の中で、左手の使い方の重要性に気が付いていただけたのではないかと思う。カラダの動作には目的と、そのために必要な手順が身体を通して存在しているので、目的あっての形が大事であることを今日の集中稽古で理解に近づいていただけたのであれば幸いである。

 一旦帰宅し、仮眠をとって夜からのイオンカルチャークラブの講習をおこなった。きのう、おとといは高田馬場で合わせて9時間稽古したので、時間があるときは仮眠なり休息をとらなければ能率が悪くなってしまう。

 イオンでの講習は毎回参加されているHさんが学校の先輩を誘ってくださり、今日はHさんもはりきって講習をおこなっていた姿が印象的であった。成果も上がってきているので、私自身こちらの教室での活動はコツコツと積み重ねてはいるが、やはり生徒さんの成長を見れた瞬間は嬉しいものである。今後もこちらの教室では会場のスペース的にそんなに人数を増やせないので、ご縁のある方とジックリ取り組んでいければと思う。こちらでの進め方は、gold castleとクラーチ剣術教室の中間ぐらいの雰囲気でおこなっている。言葉のコミュニケーションを増やしながら、私自身の今後に向けての新たな一面を育てるようにこの環境を活用したいと思う。

 明日のgold castle 殺陣&剣術スクールの講習は、戸越体育館でおこないます。間違われるパターンは五反田の総合体育館に行かれる方が多いので、明日はお間違えの無いようにお願いいたします!


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-12(Sun)
 

組太刀の精度を上げる

 本日も高田馬場にて杖をブッ通しで40分、抜刀術を20分、剣術を30分ほどおこなった。昨日に引き続きやはりこのぐらいの稽古ペースでないと、微妙なところの感覚が掴みづらい。杖術は今後対人稽古を増やし、そこからさまざまに柔らかさと強さと精確さを養っていきたい。今日はそういった部分でK氏との稽古で急所を狙うための、それに見合った持ち手とそこに入るべく脚足の使い方等、派手にならぬように精確に無駄を省いておこなっていきたい。面、喉、鳩尾、肋骨、肝臓など、正確な位置と、突きの入り具合などあらためてジックリと稽古する必要がある。

 抜刀術では、剣術からヒントを得た体のエネルギーを散らさない意識が感覚的にマッチしたように思う。

 剣術では、この時点で疲労感のため良い意味で力が抜けいろいろと身体の位置と加減を探ることが出来た。不思議なもので、物理的な速さとは別に、軽く切っ先が走る時がある。そういうときはやはり腕力とは違う働きがあり、もっとも楽に負担が掛からずスッと切っ先が走る身体の使い方を探し求めていかなくてはならない。こういう部分はきっと体術に近いのかもしれない。この稽古は間が空いてしまうと上手くいかなくなってしまうので、手裏剣術に近い微妙な感覚が影響しているように思う。

 K氏との稽古では組太刀を増やしていったが、やはり足の使い方が重要だとあらためて感じた。袋竹刀での稽古は今日から「裏交差からの潰し」をおこなった。これからは、杖にしても剣にしても、よりシンプルに精度を上げる方向性にしていきたいと思う。私自身現状の動きをまだまだ変えていかなくてはならないだろう。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-11(Sat)
 

1年前の稽古と今の稽古の実感

 今日は久しぶりに長時間眠ったおかげで体も軽く脳の疲れも取れていた。一日の過ごし方により次に向けての意識が変わってくることもある。そういう意味では、日々継続していくことと、新たな環境や体験を得ていくことが必要なのかもしれない。それは自ら計画的に選ぶこともあれば、突然身に振りかかってくることもある。どちらにせよ、新たな思考の扉を開くことが出来れば前に進んで行けると思う。

 今日の高田馬場での稽古では、久しぶりの木曜日の稽古だったので懐かしい気もしたが、この曜日も毎回稽古されている殺陣のグループがいて、こちらのグループの雰囲気も私は好きである。指導者のお人柄も遠めに見ていて気持ちのいいものである。

 今日の研究稽古では、睡眠で疲労が抜けた影響か、抜刀術が今までとは違う感触であった。二尺七寸の居合刀が二尺四寸五分に感じるほどであった。ここ1年位は抜刀術稽古も何十本も抜かずに、一つの技に対して三本ずつぐらいしか抜かなくなった。昔は、十回二十回と抜いていたが、感じるものが無かったので身体を痛めながら何本も抜刀をおこなっていた。もちろん現在でもその時が来たら取り憑かれたように抜刀をしたいと思っている。

 杖術稽古に関しては、1年前の頃は稽古のたびにさまざまに操法が変化し身に付けていったが、現在は新しい何かというものが足にあるような気がしているので、しばらくは杖の動きというよりは足の動きを稽古していこうと思う。なにより、今はその稽古の方が気持ちいいのである。

 私がもっとも継続的にこだわっている「袈裟斬り」に関しては、脚部の内側の意識が背中の内側の意識へと発展し、それが今後どのような効果となってくるのか分からないが、身体の中心の意識は動作において人間の計算力を引き出すものがあるように思う。

 気が付けばM氏が来られていたので、個人稽古に入る。とはいっても付きっ切りで見ているというより、私も一人ではなかなか時間を掛けておこなわないような基本的な地味な稽古を丁寧におこなえるので大事な時間でもある。

 今日はM氏と初めて小太刀の稽古をおこなった。私も久しぶりであったため、いろいろと稽古になった。脚部の使い方として小太刀の稽古は最適である。初めは大変だったかもしれないが、少しずつ重心の使い方が実感出来てくると今後のいろいろな稽古に活きてくるだろう。

 帰宅してからは、gold castle 殺陣&剣術スクールでの剣術クラスの講習内容の作り直しをおこない、これまでの講習から現在おこなっているもの、今後おこなう可能性のあるものなど、以前のものよりも多く書き出した。

 武術稽古や武術指導をおこなうようになって、言葉にする事や文字にする事が想像以上に多いことを知った。常に鮮度の落ちていない新鮮な状況で言葉や文字にしていきたい。そのためには、やはり日々自身と向き合った稽古が必要であり、純粋な気持ちで取り組めるための己との戦いを続けていかなければならない。

 怪我であったり、仕事であったり、さまざまに稽古の障害となってくることもあるが、私自身もさまざまに怪我をしてきたし、治らない怪我とも付き合いながらおこなっている。無住心剣術開祖の針ヶ谷夕雲が伊香保に行く途中で落馬事故に逢ったため生涯左手が不自由であったことが無住心剣術の開眼に繫がったことは、武術に対する取り組みかたとして非常に学ぶべきことがある。

 一日一日、同じような日々もあればドラマのような日も訪れるから人生は面白い。人と出会い環境を整える、そういった人生の世界感を自分で作り、日々成長していくための行動を起こす。そのゴールがどういうものなのか私自身も分からないが、これまでの人生が繫がっているように、これからもいろいろな出来事が繫がりながら歩みつづけるのだろうか・・・。歩んでいたら間に合わない。走って行こう!


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-09(Thu)
 

振り袖が取れる

 暖かくなったり寒くなったりで日ごとに着るものを考えなくてはならない。まだ衣替えも出来ていない。とは言っても、すでに昔の服を着るつもりは全くない。私の場合、頂いた高下駄を履くことがキッカケで、作務衣を着るようになった。稽古になるので高下駄はもうこれからの人生で欠かせないものになってしまったが、時と場所を考えて雪駄を履くことも多い。仕事着が普段着になったので、同じ格好ばかりでも平気である。先日高田馬場の更衣室で、私がお人柄について大変尊敬しているK師範とお話させていただいた際に、「私も昔は下駄に作務衣でした。」と仰られ、非常に嬉しい気持ちになったのを思い出す。

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、新しい方が加わり、この教室の進め方をそれぞれに分かれておこなう必要に迫られてきたことを感じた。つまりそれだけ、皆さんが進んできたことの証でもある。今後ますます賑わいを見せる教室になっていくだろう。師範代(?)を務めるトモエちゃんが今日はシズカちゃんとなり、(全く静かではなかったが・・・笑)やはり、巴御前を受け止めきれるのは、O夫妻のご主人しかいないようだ。今日はそのご主人がお休みであったのだ。

 講習後は、一ヶ月振りにレストランで皆さんと食事をいただく。今日は8名での食事となり「好きやねん!」Tシャツでお馴染みのTさんが皆さんのためにコーヒーゼリーを作ってきていただき、美味しくご馳走となる。センスのいい非常にお洒落な方でもある。

 最近感じることは、講習の際にここで顔を合わせる皆さん同士の会話が弾んでいることであり、敢えてその時間を遮らないように大事にしたいと思っている。そのためには講習における皆さんの集中力を引き出せるかという私の力量にもかかってくる。メリハリが緊張と緩和になり、一つの流れとしてバランスの舵を切れるか、現在は皆さんとの信頼関係により一体となって進められているので、安定した航海を続けていけるだろう。

 好きやねん!TシャツのTさんに今日は進展が見られた。ここ最近は笑顔でニコニコと取り組んでおられるのも嬉しく思う。なんでもお部屋に帰ってからも、一日100回杖の左右の持ち替えをされているそうである。肩周りの気持ち良さを実感されているそうであり、こうして自発的におこなうことはとても意味があることなので、これからの進展が楽しみである。

 御婦人Oさんには世話人としていつも助けていただいていますが、現在までの流れを振り返ってみると、やはりどうしても不思議な御縁だと感じてしまう。甲野善紀先生の新刊「今までにない職業をつくる」の中で、リウマチのリハビリ効果として成果が出ていることを御紹介して下さいましたが、その方がこちらの剣術教室とgold castle 殺陣&剣術スクールで誰よりも受講回数の多い御婦人Oさんである。

 Oさんの頑張りにより、後に続く方々が増え始めている。これは全く大袈裟に記していることではなく、Oさんが頑張って稽古を重ねて来られたことで、身体が変わり情熱も強くなりその影響によりクラーチ剣術教室が開講し、私にとっても高齢者の方に自衛のための武術指導をおこなうこととなった。この活動は、成果が結果に表れることが一番であり、その部分に関しては、甲野先生より頂いた松聲館剣術技法研究員として、身体に対する捉え方として間違いはないと確信があった。この流れにより、心身ともに健康になっていく方々が増えることを期待して今後も励んでいきたい。

 忘れていたが、今日のレストランで聞いた「振り袖が取れる」とはどうやら二の腕のお肉が取れることを言うらしい。稽古により、さまざまな効果があるがあまり書くと怪しく思われるので、姿勢と可動域の向上と体幹部の強化に留めているが、各部分の引き締め効果やO脚改善やアンチエイジング効果など、人によっては効果があるようであるが、敢えて記さないことにしている。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-08(Wed)
 

高田馬場5時間稽古

 昨日と打って変わって暖かい一日となった本日は高田馬場で16時30分より研究稽古をおこなう予定であったが、抜刀が出来ないほど疲労していたので、納刀稽古と、杖術では力を抜いて何か新しい動作を模索するも短時間ではなかなか掴めない。やはり脚足の思い切った変化に合わせた操法に踏み切らなければならないのか、あまりの難しさに迷うところである。

 18時よりF氏との稽古に入る。非常に覚えが早いのと修正能力が高いので今後が楽しみである。体育の成績もそれほど良かったわけでは無いと言うことなので、こういった武術稽古は心の部分も含めた総合的な感性や感覚が重要なのではないかと思う。純粋に取り組む姿勢と習得の早さは決して無関係では無いだろう。

 19時よりK氏が参加。今後のK氏との稽古は、剣術を全般的に増やしていこうと思う。木刀による高速の斬り返し、膝の内抜きによる胴斬り、袋竹刀による組太刀と抜刀術など。

 19時30分よりU氏が参加。U氏も着々と成長してきている。打ち込みや突きに対する足運びとの連動が向上した。付きっきり見なくても、黙々とおこなうタイプなので、今後は自分で見つけていける稽古の面白さをどのように伝えていこうかと考えている。

 今日も武道場でお話したが、高田馬場での稽古は運動不足解消のためのお付き合いではなく、高い技術を身に付け実践出来ることから、その先のさまざまな変化をともに経験し、総合的な成長を積み重ねていける場所としておこなっていきたい。このように書くと不安に思われるかもしれないが、現在参加されている方々は皆、集中して取り組まれているので、十分伸びていけると感じている。

 21時30分に終了し、一人ではあまり動く気にならなかったのであるが、稽古に参加される方がいるとどこからそのようなエネルギーが出るのか私自身不思議である。5時間の稽古が終わり、帰り道皆と別れて一人になるとやはり非常用のバッテリーが無くなり、電池切れとなってしまった。明日は午後からは久しぶりに時間があるので、読めていない本を読んだり、ホームページの更新や、書類のコピーなど細々とした用件をこなして、休養に務めたい。

 今夜も26時になってしまった。明日は7時頃には起きなければならない。今日も一日を精一杯過ごせただろうか。明日も精一杯過ごせるためにシッカリ寝るとしよう。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-07(Tue)
 

寒の戻りでの gold castle 殺陣&剣術スクール

 昨夜の講習は、ドーパミンが大量放出状態であったのか、夕方の部から夜間の部、そのあとの打ち合わせに至るまで終始テンションが高く、喋りっぱなしでさすがに今4月6日正午の私は何も残ってない状態である。

 今朝も、会場関係の確認に時間を割き間違えの無いように集中して何重にもチェックしたため、頭がパンク状態。同じようなことをずっと何度も考え直すのは非常に脳が詰まってくるような感じで疲れる。

 今日は昨日の講習について簡潔に記させていただきたい。

 4月に入り、新しい方や久しぶりの方など人の出会いが新たな展開を迎える時期でもある。進学、就職、引越し、気候も暖かくなり、桜も開花し散り始めるころ、いろいろな動きがグワーっと蠢いていくなかで、縁も繋がれていくように、自然も人間も明るく元気になってくる。

 昨日の講習でもしばらくお会いしていなかった方々が参加され私のテンションもいつもとは違ってきた。そうなってくるとどうも長嶋(茂雄)さんのような言葉遣いになってしまう。直感的に感じたことが思考よりも一瞬早く言葉に出てしまう感じとでもいうのだろうか。そのため、伝えたあとに、こりゃ何言ってるのか文面にしたらヒドイなぁと自ら反省しながら、一気に押し進めた感じである。これは高田馬場とはまるで別人の私で、もちろん他の稽古環境でもそうであるが、これはこれで私の中でバランスしているのだろうと思うのである。

 だが不思議なもので、口が勝手に喋っているような感じでありながら、冷静に聞いているところもあって私自身「何なんだ・・・?」と思いながら、多少なりとも経験と予測がこういった多人数相手での進め方の手段として自然と身についてきたのかもしれない。すなわち、少人数での稽古と多人数での稽古では、声のボリュームも自然と変わってくるし、いろんな人を感じながら決断が重要になってくるので、さまざまなバランス感覚の中で進めていくことが求められてくるように思う。

 年齢の違い、性別の違い、経験の違い、性格の違い、コンディションの違い、それらを直感的に感じながらその方にフォーカスしていくことは至難であるが、私自身にとっての大きな学びとなっている。間違いなく武術稽古にとっての経験値としても重要な要素であると思う。

 昨日もやはり、夜間の部の講習参加者は少なめであった。以前は、夜が多かったのであるが少し流れが変わってきたように思う。

 ホームページに掲載予定の「生徒さんの声」の写真撮影をおこなった。夕方の部ではIさん、夜間の部ではSさんを撮影。出来上がりを楽しみにしていただければと思う。

 まだまだ書き留めたいことはあるが、今日もこれから一日が忙しくなってくるのでこの辺でキーボードを打ち止めることとしたい。

 今日は暖かい!


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-06(Mon)
 

2週連続のマンツーマン講習

 本日はコートがないと寒いぐらいの気温の低さであった。今日はいろいろと歩きながら発見もあったりで気分転換プラスいいトレーニングにもなった。明日は今日よりも冷え込むらしいのでコートを着ていこうと思う。まだクリーニングに出していなくて良かった。

 さて本日の講習は、まず朝9時30分から戸越体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールでの剣術クラスの講習をおこなった。朝早くからの講習であるが、最近の日曜日の夜の部と同じぐらいの参加人数となっている。来週の土曜日も同じく朝9時30分から戸越体育館での講習となっている。

 日曜日の剣術クラスの講習に比べ30分長いこともあり、本日もそれぞれに内容の異なる稽古を集中的におこなった。まず、杖の体操に含まれる「クロール歩き」であるが、これは身体の姿勢の矯正と、重心のブレを無くす効果が、可動域の向上と脚部の鍛練等、同時におこなえるもので、私自身の実感から有効な稽古法の一つであると考えているので、少し長めにこの稽古をおこなった。

 杖の打ちと突きに関しては、持ち替えバージョンと、後ろ足の寄せによる脚部との連動バージョンと、振り向きながらのバージョン等さまざまにおこなっている。同じ打ちと突きでも、使い方がさまざまにあるので、頭と身体がスムーズに判断できるように今後も進めていきたいと思っている。

 今日は久しぶりに杖の「巻き落とし突き」をおこなった。これは、足運びと相手との位置関係が重要になってくるものであり、私自身久しぶりにやってみたが、杖先の意識のもちかたによって杖を払う重さと精確さが変わってくる。基本的な突き方の手の内がこの巻き落としでは重要になってくるものであり、特別変わった動きをおこなっている訳ではない。

 足の差し換えによる「影踏み」では、打太刀をつけることでそれぞれの癖が表れてくる。相手の動きが見えなければ自分の動きも把握j出来ないということが感じとれ、私にとっても勉強になるものであった。

 相手が付くことで簡単なこと(ゆっくりおこなうこと、間合いを取ること、相手に対して突くこと)など、急に身体が指示を受け付けなくなり、もっと違う系統の執着したものが邪魔をしてしまう。そこからが稽古の始まりであり、その自分自身の執着しやすい部分の癖を知り、いかにその部分を忘れずにコントロール出来るかにある。人それぞれに癖があり、それは精神的な部分や心の関係など、これまで生きてきた長い積み重ねの部分が動作の中に見えてくるものである。それゆえになかなか、コントロールしていくことは難しいのであるが、逆に言えば、その染み付いたその人の動作だけに留まらない関係性をもつ癖がコントロール出来るようになれば、いろいろな意味において大きく変化が実感できるのではないかと思うのである。

 最後はいつもの型稽古をおこなった。だんだんと「繋ぎの型」をおこなう人が増えてきた。まさにこの型は、その人の癖が出ないようにコントロールするにはうってつけの稽古内容であるので、ジックリと自身の粗を出して、一つひとつを直していけるように治療していくような稽古になればと思う。

 夜からは、イオン西葛西店4階にあるイオンカルチャークラブにて、18時30分より剣術教室をおこなった。先週に続き同じ方とのマンツーマン講習となった。ジックリと姿勢と重心を意識した歩き方をおこない、納刀稽古、抜刀から納刀までの一連の動作「エイツーの型」をおこなった。最近は講習後のフロアーにあるテーブルを挟んで椅子に座って講習の復習メモのやり取りの際に、「あの動作の名前を教えてください!」と質問をいただくので、「ラムダのポーズ」や「水車の扇開」とか「エイツーの型」など、こういった環境だからこそ名前が決まることがあるが、これが最近私自身楽しみになってきている。

 講習終了後は、イオンのスタッフの方と、今後の剣術教室の方針についてかなり具体的に話し合いをおこなうことが出来た。そのことについては、今夜一気に頭がスパークし集中的にイメージできたので、こちらのイオンでも参加者を募るために私自身ももう少し腰を入れて考えてみようかと思う。

 2ヶ月ほど前に購入したキャリーバッグのタイヤがもうバーストしそうである。荷物が重いのと、ほぼ毎日使用しているため減りが早いのである。だが、以前のキャリーバッグは1年ほど持ったので、今度はタイヤの耐久性がありそうなものか、もしくは前回と同様のタイプのものにすれば1年は持つだろう。



 明日は、品川区総合体育館にて夕方の部15時30分~17時30分の講習と、夜間の部18時30分~20時30分の講習をおこないます。このところ「夜間の部」の参加人数が少ないため、ご都合宜しい方は夜の時間帯の受講をお勧めいたします。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-05(Sun)
 

ジックリとおこなえる段階に

 早くも4月に入って3日が過ぎた。その間に髪を切り、オーダーしていた特注の武道具入れを購入し、その他にもいろいろと買い物をした。2年位前に頂いた刀袋を今日から使うことにした。なんにせよ、今までの人生が余りにもゆったり過ごしていた分、その分のツケがいま帳尻を合わせられるかのように訪れている。とは言っても、この程度の生活ではまだまだ忙しいうちには入らないだろう。

 1年以内に引越しをしたいと思っていたが、果たして出来るのであろうか・・・・・・近くにあった図書館が移設され非常に良い設備となり、引越し場所に迷ってしまう・・・・・・まあ、年内は考えない事にしよう。

 強風による桜吹雪を浴びながら高田馬場での稽古に向かう。今日からM氏も新しい道衣に袴姿で稽古に参加。私も気が引き締まる思いで稽古をおこなった。杖術、抜刀、納刀、剣術、ジックリ取り組む稽古内容がほぼ確立したように思う。K氏やM氏との稽古はコンスタントにおこなえているので、それぞれの稽古メニューは異なるがようやくジックリ取り組める段階となってきたのかなと、身体のポイントが見えてきたことでそろそろジックリおこなおうと考えが落ち着いてきた。

 最近は、高田馬場に週に4日ほど通うことになった。私個人の研究稽古は最近減ってきたが、今月は少し増やしていこうと思う。だが、稽古指導でもその雰囲気が集中したものであれば、私自身にとっての新たな発見が幾つも見えてくる。いま現在指導の中で気付いた大事なことは、足裏の接地感覚である。これは重心の偏りを軽減し、偏った重心の振り戻しが無くなるため、動作がスムーズに楽におこなえることに気が付いた。重心移動の際の幹本体の移動に関する部分でもあるので、今後も身体に染み込ませるように身に付けていきたいと思う。

 個人稽古が終わり、M氏が帰られたあと1時間ほど私の一人稽古をおこなった。杖術、抜刀術、剣術と身体の感覚を確かめるように、久しぶりに気持ちが熱くなるほど集中してきたので、取り憑かれたように夢中になっておこなった。それにしても、稽古の感覚は私から離れていかないので掛け替えのないものである。もちろん稽古を重ねていかなければその感覚もより身近なものとして傍に居てくれないのであるが、長く付き合っていけるものであると信じてこれからも自身の感覚と向き合っていきたい。

 明日は9時30分から戸越体育館で講習をおこない、間を置いて夜からはイオン西葛西店で講習をおこなう。明日も長い一日になりそうだ。今夜はもう頭が回らないのでこの辺で眠りにつこうと思う。


 金山孝之4月全稽古日程
 SAMURAI BRAKE
2015-04-04(Sat)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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