動画配信 第八弾 『杖術 対刀 』

 2013年8月13日に収録した映像を配信しました。

 このシリーズの最後となる『 杖術 対刀』です。
https://www.youtube.com/watch?v=kJqwNA-2nBE&feature=youtu.be


 演武内容についての解説は後日あらためて記していきます。


2014-12-30(Tue)
 

動画配信 第七弾 『杖術 対杖 』

 2013年8月13日に収録した映像を配信しました。

 このシリーズで第七弾となる『 杖術 対杖』です。
https://www.youtube.com/watch?v=Ec2rAeDmW5A&feature=youtu.be


 演武内容についての解説は後日あらためて記していきます。


2014-12-30(Tue)
 

2014年クラーチ剣術教室稽古納め

 昨日12月29日はとある道場での稽古納めであった。月に約二回稽古に参加させていただいているが、気が付けば三年四ヶ月が過ぎ、私にとって貴重な体験であり極めて濃密な時間であるため進展するための大きな手掛かりを得られる時間となっている。それは武術の道に入る年齢が遅かった私にとって非常にありがたいものであり、何とかその時間を埋めようと必死に取り組んだ三年四ヶ月間であった。来年もさらに自分の時間を取り戻すために少しでも進展してこの場に参加出来たらと思う。武術稽古を通じ人としても学ぶことが多く、この時代に生まれ、東京に住み、稽古が出来ることの奇跡に、一つひとつをシッカリと体と心に染み込ませて私なりに活かせる様にこれからも励んでいきたいと思う。

 そして今日は「高齢者のための剣術教室」がおこなわれ、私の今年の全ての活動における稽古納めとなった。参加人数が増えてきたため、今日の講習から半分ずつに分けておこなうようにし、皆さんそれぞれ人の稽古を見ながら楽しんでおこなうことが出来た。半分に分けておこなうことで先に進められる人や、ジックリ取り組む段階の人とに分けることができ、また人の動作を見て良く分かる部分もあるので、今後もこのスタイルで進めて行こうと思う。

 2014年の稽古も今日で最後となり、束の間の休息を過ごせそうである。風邪を押してインドネシアでの仕事を終え気管支炎となってしまったが、この年末年始の間に少しでも良くなることを願う。体調が完全復帰したら、今までセーブしていた分、存分に身体を苛めたいと思う。





今年一年武術稽古に取り組んでいる中で、気が付いてみれば予想以上に多くの人と関わることになり、私にとって非常にありがたい一年でありました。私にとって幸せなのは、今年の出会いが儚く終わるものではなく、来年も続いていくものであることが何よりありがたいと感じております。来年もこのご縁からさらにどのように繋がっていくのか分かりませんが、私が私であり続けるために、一人稽古の進展とともに過ごしたその時間を糧に、他の環境で変換してお返ししていけるような、その思いを忘れずに来年も精進して参りたいと思っております。今年一年、お世話になった全ての皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!


2014-12-30(Tue)
 

2014年 gold castle 殺陣&剣術スクール稽古納め

 本日は品川区総合体育館にて、gold castle 殺陣&剣術スクールの稽古納めであった。夕方の部と夜間の部をおこない、今日は最後の講習とあってダブルヘッダーでの受講生が多かった。殺陣クラスでは立ち回りをおこない、剣術クラスでは杖の型をおこなった。その受講生達を見て、来年に向けての一つのテーマがはっきりしたのは、移動しながら続けて動作をおこなう場合、勝手が変わると動けなくなってしまうということが多々あり、これを身に付けていくには手と足との関係性を理解しなければならず、右足が前なのか左足が前なのか自分の判断で分かる必要があり、その場での基礎的な稽古においても、身体の動きというものを自分で考えながらおこなうことが重要であり、効率のいい動作、動きの質、というものを感じて探っていくことがどのような動きに対しても直ぐに順応出来るためには欠かせないものである。もちろん楽しんでおこなうことが一番であるが、自分自身で体のことを追求し、どう操作していくかを考えることが重要である。自動車の運転に例えるなら、どの速度で走行し、ウインカーをどのタイミングで点灯させるか、ブレーキはどのぐらい踏み込み、ステアリングはどのタイミングでどのぐらい切り込んでいき、再びアクセルを踏み込んでいけるか。当然であるが自動車の運転は車の挙動をよく考えて操作しなければ事故に繋がるため、その状況に合わせてさまざまに対応しなければならない。稽古における身体の操作も同様にたくさんの注意点があり、その状況に合わせて毎回同じではない対応が求められてくる。運転技術は大事であるが、良い車であれば操作もしやすいように稽古の中で身体を作っていく必要がある。

 今日の剣術クラスの講習内容の一つに杖の「下段抜き」をおこなった。膝を抜く動作、身体が纏まる感覚、それらを自身の身体と対話しながら、調和をとり一つになれる瞬間を探る稽古をおこなった。この教室では時間が限られているため、こういった自問自答しながら身体を見つけていく稽古は難しいのであるが、身体の性能をある程度高めなければ運転もままならなくなってしまうので、時にはこういった内容の稽古を今後も様子を見ながら取り入れていきたいと思う。





 お陰様で受講生が随分増えましたが、全員大きな怪我も無く一年を終えることが出来たのは何よりです。今の gold castle の良い雰囲気が今後も続いていけるように、皆さんとともに歩んで参りたいと思います。稽古に参加される方や仕事で長期お休みになられる方、また諸事情により辞めざるを得ない方、さまざまな方との御縁が今年一年ありました。これからもどのような運びとなるか分かりませんが、御縁がありましたことに感謝いたします。出会いがあれば必ず別れが来てしまいますが、その限りある期間を大切に来年はより一層、自分自身の成長と共に人と接することについて深めていければと思っております。
 今年一年、gold castle 殺陣&剣術スクールに参加された皆様ありがとうございました。来年も元気に宜しくお願い申し上げます。


2014-12-29(Mon)
 

2015年1月 武術稽古日程              (剣術・抜刀術・杖術・体術)

※高田馬場での(研究稽古&個人指導)に関する稽古見学、または参加希望の方はこちらの【お問い合わせフォーム】よりご連絡下さい。

※gold castle 殺陣&剣術スクールの詳細や申し込みにつきましてはホームページをご確認下さい。
http://www.tate-ken.com

※イオンカルチャークラブ剣術教室の詳細や申し込みにつきましては、こちらをご確認下さい。 03-5679-6091(受付時間 9:00~20:00)
http://www.aeonculture.jp/products/detail.php?product_id=3746





1月4日 (日曜日) 15時30分~17時30分 品川区 総合体育館
            18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』


1月5日 (月曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


1月6日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
            

1月9日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


1月10日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時30分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』  


1月11日 (日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
             18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』


1月12日 (月曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


1月13日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


1月16日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


1月17日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 戸越体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』  
             18時30分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


1月18日 (日曜日) 12時30分~14時00分 世田谷区 総合運動場
             18時30分~20時30分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             

1月19日 (月曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


1月20日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


1月23日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 


1月24日 (土曜日) 12時30分~14時00分 品川区 総合体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』
             18時30分~19時30分 イオン葛西店
               『イオンカルチャークラブ剣術教室』 


1月25日 (日曜日) 12時00分~14時00分 品川区 総合体育館
             18時30分~20時30分 品川区 戸越体育館
               『gold castle 殺陣&剣術スクール』


1月27日 (火曜日) 10時00分~11時30分 『クラーチ剣術教室』
             14時00分~16時00分 高田馬場 『研究稽古&個人指導』


1月30日 (金曜日) 17時00分~ 高田馬場 『研究稽古&個人指導』 





※高田馬場での稽古時間は
(月曜日・金曜日)の場合、17時00分~21時00分までの間で調整いたします。
(火曜日)の場合、14時00分~16時00分までの間で調整いたします。 

①14時00分~16時00分 (火曜日)
②17時00分~19時00分 (月曜日・金曜日)
③18時00分~20時00分 (月曜日・金曜日)
④19時00分~21時00分 (月曜日・金曜日)

いずれかの参加しやすい時間帯でお越し下さい。
前日までには希望日時をメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお知らせ下さい。

※高田馬場での稽古参加費は1回2,000円です。(別途入館料400円かかります)

※稽古場所の詳細や稽古内容、稽古時間のご相談、道具類その他のご質問等につきましてはメールまたは【お問い合わせフォーム】よりお受けいたします。

※都合により日程が変更となる場合がありますので御了承下さい。


2014-12-28(Sun)
 

2014年イオンカルチャークラブ稽古納め

 本日は12時30分から戸越体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。土曜日は剣術クラスの講習であり今回は杖を使ってのさまざまな稽古をおこなった。杖の持ち替えをさまざまにおこない、次に膝を抜く稽古をおこない、これには何人か飛ばずに体重を落下させることが出来る方が見られた。この稽古は直ぐに楽しく取り組めるものではないかもしれないが、この稽古の効果を感じることが出来るようになれば、大きな前進である。今日はそのさわりの部分だけでも伝えることがテーマであった。最後は杖の十一連続動作をおこない、皆それぞれにおこなっていただいた。Hさんは最後まで完全に覚えており、人に動作の説明まで出来るようになったので、来年からは新たな「繋ぎの型」に取り組んでいただきたいと思う。来年からは、剣の講習についても、より細かく分けて指導していきたいと考えている。例えば、剣術クラス限定で受講されている方のメニューや、鞘付き木刀ではなく居合刀でおこなっている方、ある程度出来るようになってきた方、初心者の方や子どもに対する集中指導など幾つかのメニューに分けていく必要がある。幸いにも今年一年さまざまな内容をおこなってきた中で、私としても大きな成長をさせていただいた。それらの経験から来年はより一人一人に対しテーマを持って取り組んでいきたい。

 夜からは場所を変えてイオン葛西店でイオンカルチャークラブの剣術教室をおこなった。今夜が稽古納めとなり全員参加となった本日は、昼のgold castle と同様に杖の講習をおこなった。杖の体操から入り、杖の持ち替え、各単体技をおこない、最後は本日の稽古内容を組み合わせた一連の動作を皆さんにおこなっていただいた。こちらの教室は今年の8月から開講し、毎週土曜日の18時30分から19時30分までおこなっている。皆熱心な方なので時間が経つのがあっという間であり、休憩もほとんど休まない状況である。入会して下さった皆様のお陰で、イオンカルチャークラブという私個人で実施している稽古環境ではない新たなステージでおこなわせて頂くことが出来ているので誠にありがたいと思う。来年はどのような展開になるのか想像もつかないが、まだまだいろいろな可能性がこのカルチャークラブではあってもいいと思うので、私からも今後はいろいろと発信していければと思う。

 2014年のカルチャークラブでの講習は本日で最後となりましたが、8月から開講し5ヶ月間無事に進めてくることが出来ました。来年もさらなるレベルアップを目指して進めて参りたいと思っておりますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア⑮
 ジャカルタのCafe Bataviaという有名なレストランの前の広場にて、流行のセルフィースティック(自撮り棒)を持った女性達との撮影です。この自撮り棒も今後進化していきそうですね。


【今日のおまけ】

2014.12.6 インドネシア⑯
 初日12月6日(土曜日)はA社長のアイデアで、ブース内にて外から見える場所で写真のように鎧を装着しました。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-28(Sun)
 

2014年高田馬場稽古納め

 本日26日から30日まで武術稽古の日々が続いていくが、それぞれの場所で稽古納めの日々となる。今日は高田馬場での最後の稽古をおこなった。K氏との個人稽古をおこない、金曜日であるため世間的には仕事納めの影響か珍しく武道場が空いており三時間の集中稽古となった。

 足運びに新たな発見があり、今まで無意識におこなっていたものであるが、具体的にどのようにやっていたのか説明をしていく中で自分でも再確認する事が出来た。それは杖での突きの持ち替えを進みながらおこなう際に、後ろ足が前に出て、地に着かぬうちにその足を内抜きに使うことにより、軸足への重心移動の時間が無くなるため、杖の持ち替えから突きへの連動に伴い足がスーっと前方へ移動し、この足運びを止まらずに左右おこなうと広い武道場の端から端まで、スイスイ進んでいけるのである。

 次に、木刀を正眼に構えてもらい、少し間をとって無構えから前足を内抜きに使い、剣を斜めに真っ直ぐ入ることで割っていく動作の稽古に、左腕の重要性と手と体の位置関係、上嘘下実の実となる脚足と腰の意識が大事であり、そこから剣を袋竹刀に持ち替え、「面太刀付」を参考にあらたな崩しの稽古をおこなった。物打ちで柄を捉え、左腕の張りを大事に剣を斜めに体は真っ直ぐに入りながら、身体が沈むと同時に剣が上がり、その切っ先から左肩までの角度と繋がりを大事に、右足が動かぬように、左足、左腰が開きながら崩していくこと。ここでさらに重要な発見があったのは、相手の柄に物打ちを沿える時点から背中の意識を持つことで、K氏が言うには柄を摺り上げる入り方と潰す際のエネルギーが変わったようであり私自身の実感としても、柄を摺り上げてからの崩しに腕の動作と竹刀の動きに繋がりが出てきて軽く感じられたのである。今後は、その背中の意識が具体的に何処を働かせているかを探っていかなければならないが、あまり言葉の説明にこだわり探し物が出来なくならぬように気をつけていきたい。

 その動作を体術にも応用して稽古をおこなった。以前にも突きに対する巻き取り型の稽古をおこなっていたが、今回は腕を斜めにしながら、体を沈め、手(先端)から肩に繋がるラインを意識し、崩したのち相手の手首に引っ掛ける事や、足と腕の連動による相手との位置関係など、この動作を組太刀稽古とともに今後時間を掛けて私なりに組み上げていきたいと思う。

 最後におこなった抜刀術稽古では、私が集中的におこなっている十本と今年になって復活した三本の合わせて十三本をK氏とともにおこなった。K氏の動作が激変するには、浮きが重要であることが分かり、自身の体重を瞬間的に発するための膝の抜きを身につけることが一つのテーマである。抜刀術のそれぞれの動作はよく身についているので、爆発的なエネルギーを生み出すための一つとして、抜刀術における膝の抜きを来年はどのようにして伝えていけるかが大きなテーマである。

 最後に今年の高田馬場での稽古は、私の一人稽古の場所でもありホームグランドに感じている場所でもある。1月にS氏が稽古に参加し、5月にN氏が参加、7月にA氏とK氏が参加し個人稽古をおこなってきた。それぞれの方との稽古に対する思いや参加に至る経緯はさまざまであるが、今後もご縁がある方とはこの高田馬場での稽古をともにおこなっていきたいと思う。その他11月末から12月にかけて昨年と同様にミネアポリスから帰国の際に参加された加藤氏との稽古もあった。さらには井上欣也さんとの研究稽古の場所としても思い出深い場所となった。毎度海老名から足を運んでいただき申し訳なく思ってしまう。3月におこなったイオンでの演武の際には、手合わせのために大城さんに来て頂いたこともあった。大城さんとは昔この場所で共に剣術稽古で汗を流したこともある。

 こうしてお越し頂いた皆様にあらためてお礼申し上げます。今年一年高田馬場での稽古にご参加いただきありがとうございました。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア⑫
 日信工業の製品を作っているインドネシアの会社CHEMCOのロビーで音楽をかけて演武をおこないました。とにかく皆さん明るくて楽しそうな雰囲気が印象的でした。


 【今日のおまけ】

2014.12.4 インドネシア⑬
 キチンと整列して撮った写真もいいですが、こういった何気無い瞬間の集合写真からも雰囲気が伝わりますね。


2014.12.4 インドネシア⑬
 インドネシアの新聞に日信工業のSAMURAI BRAKEが掲載されました。後日おこなわれたYAMAHA ASEAN CUP RACEでは、幾つかのTVカメラに撮っていただきリポーターの方からコメントを求められたりしました。その様子は写真に収められていますので後日掲載したいと思います。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-27(Sat)
 

一日の積み重ね

 今朝は「高齢者のための剣術教室」に向かうため駅に着いたところ、人身事故の影響で南武線がストップしており、いつもと違うルートで慌しく会場入りとなった。大浴場で道衣に着替えいつもの講習会場へ入ると、今日は皆さん早い登場で相変わらずの元気な様子に私も元気をいただき、今日はどのようにクラーチ丸を出航させようかと皆さんの力を借りながら今日も楽しく進めることが出来た。

 いつものように杖の講習からおこない、肩甲骨の開閉運動から、深呼吸と合わせた体操、左右の持ち替えにより掌や指先の感覚を養い、打ち込みや巴などで、全身を使った動作を間違えないようにおこなう脳のトレーニングへと、杖一つにとってもさまざまなメニューで無理なくおこなっている。今日は講習の最後に抜刀から納刀までの一連の動作をゆっくりと皆さんにおこなっていただいた。とくに納刀については私自身慎重になっている部分であり、ある程度の身体の使い方が段階を踏んで身に付いてきたタイミングでおこなった方がいいと思っている。だが、そうしているといつまでも剣を使っての稽古が先に進めないので今日は思い切って納刀までをおこなった。

 納刀にもいろいろ種類があるが、ここで始めに皆さんにお伝えする納刀は、gold castle 殺陣&剣術スクールの講習でご婦人Oさんとの稽古の中で考えた三角納刀である。これは通常体の左側で切っ先が鯉口に入るのに対し、この納刀では身体の右側で納めている。納刀で大変なのは切っ先が鯉口に入る瞬間であり、その時の腕に掛かる負担や体の開きなどによる脚部への負荷もあり、高齢者の方には体の右側で納める三角納刀の方が負担も少なく続けられると判断した。

 刀を抜くのは直ぐにでも抜けるが、鞘に納めるのは容易では無い。そのため抜くほうが楽しく、納める方は面白くないように感じられるかもしれないが、実は納める方が身体の操作としては実感を得られやすいので、身に付いた時には(身に付きそうな気配が感じられる時には)想像以上の愉しさが感じられるのではないかと思っている。今日は最年長のDさん85歳の方が、この抜刀から納刀までの一連の動作を終えて何とも心地よい表情をされており、ご本人も鏡を見ながらフトどうして私がこのようなことをやっているのだろう?と思われたようであるが、とても気持ちが良かったようで帰り際にも活き活きとした様子でこの鞘付き木刀を使った稽古の感想を述べられ、私としてもこれまで杖の稽古を中心に進めてきた中で、指先を始めとする身体の使い方の理解が進んで来られたことが、難しい納刀の稽古でも愉しさを感じられるようになったのではないかと思う。

 とにかく8月から出航したこの教室は、みなさん60代~80代の方でまさか剣術なんてやるとは思っても見なかったと思われているに違いないのではないだろうか。年齢に関係なく、「身体が感じる喜び」を頭でなく、動作の中で見つけられたらと思う。諦めていたようなことでも、一つのキッカケで大きく変わることもあるので、ご婦人Oさんが逆手回し納刀を出来るようになったことからも、これからどのように展開していくのか私自身非常に楽しみである。

 続いて午後からは高田馬場にて、K氏との個人稽古をおこなった。突きによる杖の持ち替え、膝の抜きからなる左右の移動と、後ろ足の寄せ、杖の繋ぎの型をおこない、杖の動きを覚え、自身の姿勢と足の使い方に気を付けながらおこなっていただいた。

 久しぶりに抜刀術をおこない。体幹を練る稽古を優先ししばらく抜刀稽古は控えようと思っていたが、そもそも抜刀稽古こそ体幹を練る稽古であり、稽古の中でも一番重要に考えなければならないものであるとあらためて気が付いたのであった。最後は袋竹刀による組太刀稽古であり、この組太刀稽古にしても、形にこだわるあまりに技の追求に対する目的が変わってしまわぬように、形にこだわらないことにした。

 今日の組太刀稽古では、「面太刀付」のみを集中的におこなったが、前に低く入ることと、斜めの使い方、それらを瞬時に切っ先を飛ばし続飯させる技術を身に付ける事が重要であり、私自身前回の検証稽古から今回は少し進んでおこなうことが出来たように思う。この竹刀を飛ばす起こりの捉え方と、触れた瞬間の圧の掛け方と逃がし方、その圧を掛けた流れからの崩しまでの一連は、非常に精妙なものであり、この感覚は今後の体術稽古等にも大きく関わってくるものだと思っている。

 今年も残すところ僅かとなってきたがこうして稽古が出来る日々をありがたいと思う。未熟な私にでも稽古を希望して参加してくださる方々に感謝し、また明日もどのように過ごすかどのように考えるか、そんな一日の積み重ねを大事にこれからも精進して生きていこう。





【今日の一枚】

20014.12.4 インドネシア⑪
 CHEMCO工場内での一枚です。広い工場内でしたので沢山写真を撮りました。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-24(Wed)
 

年の瀬での講習

 本日は品川区総合体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。昨日に次いで今日の講習でも、基本的な納刀四種と、後方突きへと進み、最後に斬り上げからの一連の動作をおこなった。

 今日は8歳の男の子K君が始めて剣術クラスを受講された。今日は大人と一緒に納刀稽古をおこなったが、次回からは子供用のメニューとに分けて、基本的に小学生以下は(体格によっては例外もあるが)別メニューでおこないたいと思う。

 年の瀬が押し迫り、なかなか講習に参加出来ない生徒達が多くなってきたが、今年も残り10日を切った。あっという間に新年を迎えるだろう。2015年となり、当スクールに入られて一年を迎える生徒達も増えてくる。皆それぞれの思いを持って続けられているので、さらなる成長を目指して励んでいただきたい。今日の講習でも、以前おこなった動作をやっていただいたが、全体的に成長が見て取れた。出来なかったことが出来るようになる喜びを感じる方も増えてきたと思うが、まだまだ上を目指して、いろいろなことに気が付き始めると、さらなる楽しさや面白さに気付いていけるだろう。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア⑩
 CHEMCOの警備員の方達との一枚です。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-22(Mon)
 

一連の動作から見つかるもの

 本日は昼から戸越体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこない、夜からはイオン西葛西店にて剣術教室の講座をおこなった。まずgold castleの講習では、生徒の皆さんに今までおこなった納刀をおこなっていただき、後方突きまでをジックリと見ることが出来た。久しぶりにおこなったメニューであったがそれぞれ注意した箇所を直ぐに修正できるようになったきた。細かい部分を言えばまだまだ沢山あるが、ある段階を超えたらグンと伸びていけるだろう。そんな中今日はドイツ帰りのSさんがいったい今日はどうしたの?と思えるような動きで驚かされた。仕事のため全く稽古をしていなかったそうであるが、今日の動きを見ると何もやらない方が良いのかもしれないと思ってしまうが、おそらく内面的なものでの充実が動きを変えたのかもしれない。自他共に認める今日の調子良さに武術稽古における精神的なものは大いに関連していると感じさせられた。

 体験参加の方々には基本の納刀四種をおこなっていただき、今日は納刀ばかりの1時間半となったが皆それぞれ集中して取り組んでいた。この納刀稽古から入ることで、刀の誤った使い方を記憶する前に、手の内や体の開き、重心位置の把握など先に体感し学ぶことが重要である。

 最後に今日は抜刀斬り上げから、180度旋回しての斬り下げ、そこから千鳥足とともに突きに転じ、最後は小袈裟に斬り下ろし納刀までの一連の動作をおこなった。今日始めておこなった動作であるため、今日のイオンでの講習でも同様におこなった際に、突きの部分で少し変更があった。その流れから最後の小袈裟の斬り下げも少々足運びを変更した。この場合の納刀は逆手納刀が自然であるため、明日の講習ではこの変更バージョンで進めていきたいと思う。

 次に西葛西に移動し、イオンカルチャークラブの剣術教室をおこなった。今日は帯刀しての歩き方、走り方、後退のしかたなど、重心を意識し身体が上下左右にブレない大腿部の使い方を説明した。ひとつ面白かったのが、高校生のHさんが思いっきりダッシュして、急ブレーキで止まっていたのを見て、最後は両膝を抜いてドンと止まりましょうという指示をし、私も初めておこなう動きの稽古であった。

 先に述べた抜刀からの斬り上げによる一連の動作の変更点は、突きの際に手首を返さずに、左からの大袈裟に斬り下げた刀の刃を平(ひら)にするのは同じであるが、刃の方向が右側となるようにすることで、右手の甲が返り肘が落ち肩が上がらなくなる。そのときには足は鹿島神流で言う千鳥足になっている。右足前、左後ろ足の脛(すね)を右足の脹脛(ふくらはぎ)に当て、右前足は外側に開きながら足裏を地面に付け、左後ろ足は外側に向けながら踵を上げる。さらに、そこから左後ろ足を前方へ踏み出し、同時に刀を持っている手が時計回りに巻き込むように回転させ両手がヘソの前まで来るように突いていく。このとき刀身は平になっており、刃の方向は先程とは反対の左側を向いている。そして、右後ろ足を前方へ踏み出しながら右から小袈裟の斬り下ろしとともに左後ろ足を引き寄せる。最後は右手を逆手に持ち替え逆手納刀で一連を終結させる。ざっと変更部分を上げてみたが、この突きに関する一連の動作は私としても初めてのものなので自分で考えておきながら興味深い動作である。

 身体の使い方を理解していくことで、自分の中で一連の動作における問題点が見えてくるようになる。例えば、肩が上がらないためには肘が外に張り出さないようにすること、そのためには手の内がそうならないための使い方をしなければならない。それだけ指先というのは重要であるということである。重心にしても、右足に掛かっているのか左足掛かっているのかによって身体が動かされたり動かされなかったりする。膝が伸びれば踵(かかと)が上がりやすくなり、身体が前傾してしまう。千鳥足では、後ろ足の踵を上げているが、後ろ足の脛(すね)を前足の脹脛(ふくらはぎ)に付けていることが重要であり、それが身体の纏まりを生み出している。股関節の硬い方は、この千鳥足を使うと身体を深く沈める場合などにおいて役に立つであろう。

 今日は午後から雨に降られ雨養生していたので無事であったのだが、足袋の替えを忘れていたので濡れた足袋で夜の講習をおこなった。風邪の方は3日前から急激に良くなり、咳もほとんど出なくなった。明日は晴れの中、昼と夜のダブルヘッダーである。12月に入って、忘年会や行事毎のためお休みされる生徒さんも少なくない。また来年から、新しく参加される方々とともに成長目指して励んでいただきたい。26時を回ったので今夜はそろそろこの辺でやめておこう。





【今日の一枚】

2014.12.14 インドネシア⑨
 写真はCHEMCO工場内です。鎧のサイズが本当にピッタリであったため、慣れてくると重さも問題にならなく動けるようになりました。一番大変なのは兜と角です。しっかりと紐で兜を固定しないと頭が振られてしまいます。


【今日のおまけ】

2014.12.3 インドネシア
 12月3日の初日に宿泊したホテルの部屋です。部屋は3階でカーテンを開けるとベランダがあって翌早朝はゆったりと外の空気を吸いました。しかし前夜は咳が止まらずこの日は1時間おきに咳で目が覚めうがいを繰り返していました。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-21(Sun)
 

組太刀に進展あり

 本日は高田馬場にてK氏との個人稽古をおこなった。今日はさっそく、前回井上さんとの稽古で気が付いた上虚下実による崩しを検証したかったので、K氏が来られ挨拶も早々にさっそく組太刀稽古に入った。その中で今日は非常に得るものがあった。正確にはこのぐらいの事は知っておかなければならないことなのであるが、さまざまなことが結びつき、今この時に整理が付いたと言えるのだろうか。

 とにかく、この組太刀稽古では、生の力に頼りがちになってしまうので、如何に身体の構造や技としての操法を見つけ実践していくかということにある。今日の検証稽古では、身体の姿勢と剣の角度、その入り方の意識、握り過ぎない手の内の感覚、何気無さから動作が繋がり自身の形を守ることで結果としての崩しとなり、切っ先の延長線上から肩甲骨の辺りまでを一体化した感じにし、上から下へと落とし込むように剣を使うと、今までおこなっていた潰し方が力で強引におこなっていたことに気付かされる。これは腕力の強さではなく、初動からおこなわれる精妙な操作技術が求められ、組太刀稽古の方向性として見えてくるものがあった。今日はそれらを鹿島神流の組太刀にある「面太刀付」と「下段籠手留」で検証した。その昔さんざんおこなってきた方法とは術理が全然違うが、今日の稽古で得た実感としては全ての流れに説明が付き効果があったので、この動作を本気のスピードでおこなったときに出来るように精度を上げていきたいと思う。

 杖では下段からの突きに対する左右の持ち替えを今日少し変更する事にした。今までの持ち替えだとどうしても一瞬相手に付け入られる隙が出てしまうため、石突に入るようにしながらクルっと持ち替えると手足の連動もより合ってくるし、やめられない感じの動作となってしまう。この打ちの持ち替えと突きの持ち替えは、現在私の中ではまだまだ新鮮な感覚があるので、延々とやっても飽きないほど気持ちの良い感覚でおこなえる稽古の一つである。

 今日はK氏との稽古の中で、杖の操作において私の場合突きはもちろんのこと、打ちにしても下側の手で杖を回転させるようになったため、肘が張らず内側に入り込みそれが腰の辺りに当たるようになり、杖を止めなくても止まるようになったのである。すなわち、打ちっぱなし、突きっぱなしで、自動的にピタリと止まるのである。これだと径が一寸ある杖よりも重い私のスヌケの杖で何回打ったり突いたりしてもなかなか疲れないのである。止めるための手の内や腕の準備が必要ないので気持ち良くおこなえるのである。どうやらその腰に前腕部を当てることの重要性は神道夢想流杖道でも説かれているようで、今後は意識的にこのあたりを研究してみたいと思う。

 今日はいろいろと成果のある稽古であった。杖の下段からの持ち替えもさらに感覚が磨かれれば、よりスムーズに軽くおこなえるだろう。剣の角度と身体の関係、上から下へと落とし込む感覚、実である脚部を含めた腰の使い方をどのようにおこなうかにまだまだ進展の余地はありそうだ。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア⑧
 つい先日の撮影でしたが、私自身こうして見ると1年以上は経過しているような気分です。現実離れの空間というのは、脳に記憶される場所が違うのでしょうか。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-20(Sat)
 

インドネシア滞在記②                    2014.12.3~2014.12.8(全六回)

第二回

  2013年9月17日に広告代理店の方からこのブログに連絡が入ったことから全ては始まった。日信工業株式会社という自動車やオートバイのブレーキ製造メーカーさんの新商品発表に向けてのプロモーション活動として私に依頼が来たのであった。

 本社が長野県上田市にあり『真田幸村』所縁の地であるため、サムライを新商品のイメージとしてこのプロジェクトは始まった。数十万円したという真田幸村の甲冑は既に用意してあった。代理店と日信工業さんとの会議の中で、そのイメージに合う人物と甲冑に合う体型の人物を探していたところ、YOUTUBEに配信してある私の演武動画が目に止まり、連絡が入ったという次第である。

 2014年7月12日に栃木県の那須で初めて甲冑を身に着けての撮影をおこなった。この写真が『SAMURAI BRAKE』のイメージモデルとなる重要なものとなった。
 2014年10月30日には長野県上田市にある日信工業株式会社本社の工場で撮影をおこなった。この日一日、上田の街で沢山の写真を撮影した。
 2014年12月3日~12月8日にかけてインドネシア国内でのスチール撮影と、インドネシア唯一の国際サーキット「セントゥール・インターナショナル・サーキット」にておこなわれた『YAMAHA ASEAN CUP RACE』のイベントに参加。これらのプロモーション活動はFacebookを通じて今後も発信されてゆく。

 ※(カテゴリにある武術稽古の旅から前回までの記載を一括して見られます。)

 



【2014年12月4日】

インドネシア2日目

 今朝は6時に起床。4時頃に外のどこかで大きな祈りの音が1時間位続いていたため、あまり熟睡できず、その頃は咳で胸が苦しかったが手を当てて寝ていたらずいぶん楽になった。

 今日はまず、日信工業の製品を作っているCHEMCOという会社の工場に行き、副社長のヨハネスさんを中心に会議室で打ち合わせをおこなった。その後ヨハネスさんがオーナーを務めるお店でピザをご馳走になる。こういったサイドビジネスがオープンなところはインドネシアならではだろうか。空手の有段者でもあるヨハネスさんは、やはり他の人とは違っていて、どこの国にも凄い人はいるなと感じた。きっと苦労と努力を積み重ねて来られたに違いないと、力のある目を見てそう思った。

 今日はもう一人凄い人に出会った。CHEMCOでの撮影後「パンダ バス」というチャーター車を12時間手配し、ドライバーの方ともう一人、通訳兼案内人のアムソリさん72歳(本人はアイムソーリーと名前に掛けて冗談を言っていたが)がまさにスーパーガイドであった。さまざまな知識からサービスから全ての気配りや交渉において最高の仕事をしていただきお陰で予想以上の撮影が出来た。

 インドネシア渡航16回目のスペシャリストであるSさんと、スーパーガイドのアムソリさんと、寡黙なドライバーの方と私との4人が1ユニットとして、首都ジャカルタのさまざまな場所で人だかりを作りながらの撮影会となってしまった。

 この日の撮影は、まずCHEMCO工場内での撮影。仕事に支障をきたさない為に事前に放送を入れておいたのだが、いざ工場内を甲冑姿で歩いて回ると至る所で人だかりが出来てしまった。あとで、副社長のヨハネスさんから、それでも皆が喜んでくれたのが良かったと仰られていたように、無邪気な笑顔で喜んでいる姿は本当に気持ちの良いものである。

 次にクルマを1時間程走らせジャカルタ市街地での撮影。昨日到着し急いで撮影した夜の空港は別として、堂々とおこなう街中での撮影である。まず始めに、Cafe Bataviaという有名なレストランの前の広場での撮影をおこなった。ここでは大道芸人や、いろんな着ぐるみ達がいて手始めにおこなうには打って付けの場所であった。

 とにかく鎧というのは、そのクオリティの高さもあるのだろうが本当に多くの人から注目されてしまう。広場では他の着ぐるみ達が一緒に写真を撮ろうとやってくるし一番目立ってしまった。こども達や観光客、それに親子連れの方々と沢山写真を撮った。
 次にバイクショップ街へと行き、細い道の両側にビッシリとオートバイの部品を置いてある店が立ち並ぶ。この国は人口約2億5000万人で、とにかく生でこの交通事情を見た時に、笑ってしまうほどクルマやバイクが所狭しと隙間を縫って走っていく。

 中でもバイクは若い人達に人気で(聞くところによるとインドネシアの平均年齢は28歳であり日本は45歳であるという)たまにある信号で止まっていると(信号は滅多にない。あると渋滞でどうにもならないだろう)隙間を縫ってズラーっと前の方にバイクが並んでいるのである。
 そんな事情でのバイク街は若者ばかりでやはり有名な通りであるらしい。この国で出会う人は友好的な人が多く、無邪気さと可愛さがあって私は好きである。現在バブルと言われているこの国の活気を身を持って体験すると、日本が余りにも元気が無いということに嫌でも気が付いてしまう。いろいろな縛りが少ないと人はこうも活き活きするのかと思ってしまう。

 この日最後の撮影は、インドネシア独立記念の塔があるモナス塔の広場でおこなった。この敷地に入る門の前に数人の警官達が待機しており、日本の警察官とはまるで雰囲気が違い、お国柄を感じる部分である。その警官達にスーパーガイドのアムソリさんが敷地内での撮影許可の交渉と、日信工業のSAMURAI BRAKEの宣伝をしてくれたお陰で友好的な雰囲気となりスムーズに許可が下りた。

 陽が沈みかける中、広い敷地内での撮影をおこなう。直ぐに通りすがりの方から記念写真をお願いされ、サービスしながらの撮影を終える。最後に入り口に待機している警察官にお礼を言うと、そこで今度は警官達との撮影会である。最後にリーダー格の警官とスーパーガイドのアムソリさんが、親しそうに連絡先の交換をおこなっていた。実にインドネシアでの人間関係を満喫した瞬間でもあった。

 今日も新しいホテルにチェックインし今回もありがたくダブルの部屋を用意していただいた。今日は、日本から来たメンバーとはCHEMCOの後は別行動となったので、私とSさんでこちらにチェックインし、夕食を一緒に食べに行くこととなり、偶然にもSさんの友人が日本から出張に来ており、この辺りに滞在しているということなのでジャカルタの中心部にあるアムソリさんお勧めの高層ビルに入り、そこで友人である女性の方と合流し、今日が誕生日であるというその女性のお祝いとともに、今日一日を共にしたSさんと三人でこの広いビルの中にある中華のお店で楽しい時を過ごした。私はここ数年滅多にアルコールは飲まないが、今日はかなりBintang(ビンタン)ビールを飲んだ。

 体調は全く回復しないが悪くもならない。今夜は8時間ぐらいは寝られそうなので、明日こそはこの咳が止まってくれることを願う。明日は一日余裕のあるスケジュールでの撮影予定である。本番は明後日、明々後日のイベントである。さあ、今夜は24時30分に寝るとしよう。


 ≪2014年12月5日につづく≫





【今日の写真】

2014.12.4 インドネシア⑤
 CHEMCO工場内での撮影。集合写真を撮る予定ではなかったのですが、所々でこのように集合写真となってしまいました。チームワークで仕事の能率が上がってくれれば幸いです。


2014.12.4 インドネシア⑥
 交通手段は、オートバイか自動車です。電車はまだ走っていないので、とにかく車とバイクが途切れません。オートバイは、2人乗りや3人乗り、ときには4人乗りの家族もいたりして衝撃でした。


2014.12.4 インドネシア⑦
 ジャカルタ中心部で宿泊したホテルの部屋(9F)から見える外の景色です。車やバイクはほとんどが日本製なのでジャカルタ中心部は一見都内かと思ってしまいます。


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2014-12-19(Fri)
 

賑やかな「クラーチ剣術教室」

 昨日は「高齢者のための剣術教室」の講習をおこなってきた。二週間も間を空けてしまったので皆さんに申し訳ない気持ちと、身体の調子が変わっていないか心配になっていた。しかし、教室に入るなり、皆さんから身体のことを心配されまるで逆の立場になってしまったことに、なんだかとても可笑しくなってしまったのと、皆さんのほうが元気があることに嬉しさを覚え、マスクを着用したままの講習となってしまったが、皆さんに風邪を移すわけにはいかないのでいたしかたない。

 今日は、私がいつも着替えに使わせて頂いている男性用の大浴場の着替え室の中で、丁度風呂上りの男性と遭遇し剣術教室のことをご存知であったので、いろいろと話をしながら道衣に着替えていた。今日は突然裸の付き合いからスタートしたのであるが、その男性Tさんは見学に来られさっそく入会されることとなった。身体の可動域に関して、今日は動かなかった部分まで動けるようになったり、まだ安定的ではないが杖の稽古を行っていくうちに良くなっていくと確信している。そして、驚いたのは、当初ドクターストップが掛かっていたAさんの動作が二週間振りに拝見したところ、チョット驚くぐらい良くなっていた。なんでも毎日5、6分ぐらい部屋で杖の動作をおこなっているということである。初めのころを思えば、今日の杖の動作の進展に今日一番驚いたのである。

 そして今日は入会されて初めて稽古を見たTさんもいらっしゃり、お陰さまで今日はいつもの講習会場が手狭になるほどの人数となった。開講した始めのころは、体験参加の方がいらしても皆さんそれぞれ身体の不安があって、なかなか重い腰が上がらなかったのであるが、最近はこの剣術教室が口コミで広まりつつあるように感じている。今後さらに参加人数が増えれば手狭となるので二回に分けておこなうことも、会場や時間帯など調整すべく考えなければならないだろう。とにかく毎週おこなうことが少しずつではあるが確実に前に進んでいるのは全員を見て感じることであり、それは私に限らずここでおこなっている皆さんもそれぞれの方を見てそう感じているに違いないと思う。

 今日は入会したばかりのTさんが、たまたま稽古をおこなっていた立ち位置が、賑やかな方々に挟まれた場所であったため、3、4人ほどの師範代から動きについての集中砲火を浴び、かなり大変だったのではないかと思う。だが、こんな風に皆で教えあって確認し合うことが何よりも重要であるので、Tさんには申し訳ないがその師範代に取り囲まれた状況をそのままに今日は進めていった。そんななか、Tさんの動作が気になり「Tさん、足が反対ですよ。」と伝えたところ、すでに集中砲火により頭が一杯一杯であったTさんの鳩が豆鉄砲を食ったような何とも言えない返事が、気品ある雰囲気とのギャップにより、傍で見守っていたご婦人Oさんがしばらくうつむいたまま肩をガクガクさせて笑っていたのが何とも印象的であった。こんなに大きく笑っているOさんを見たのはこの一年で初めてかもしれない。

 このクラーチ剣術教室は無事に出航してから、今は穏やかで綺麗な青い海を順調に航海しているところである。それには、私の知らないところで苦労されているOさんの尽力による部分が大きく、こうした人生の大先輩の方々と関わりあう事が出来る貴重な経験に感謝したい。

 若輩者である講師でありますが、今後も皆さんと共に愉しく身体を動かして学べていけたらと思っております。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア④
 CHEMCO工場内での撮影。このように色々な場所へと歩いて回りました。工場稼働中であるため、作業員の皆さんは仕事に取り組んでいます。ですが、所々で撮影会となってしまいました。童心に帰ったような皆さんの瞳がとても印象的でした。


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2014-12-17(Wed)
 

失態から得られたもの

  今日は私の失態で、高田馬場の武道場が選挙の撤収作業のために使用できないということを知らず、16時30分から予定していた井上欣也さんとの稽古のために会場へ向かったところ、先に来られていた井上さんに会い「今日は使えないそうです。」という言葉にまさか!と衝撃が走ったのである。私の思い込みで14日の選挙当日以外は使用出来るものだと思っていたため、この日18時30分から予定していたKさんとAさんにも連絡を入れ次回へと延期していただいた。(ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ありませんでした。)

 井上さんは海老名から来られており、このまま解散という訳にはいかないので、目の前の公園の脇で杖と袋竹刀を使った組太刀の検証と、井上さんから体術等を教わった。この時期陽が落ちるのも早いので、16時30分を過ぎるともうかなり視界も悪くなり、街灯の微かな明かりでニコニコと楽しみに稽古に取り組まれる井上さんと稽古をおこなう。稽古場へはいつも高下駄(もう擦り減って高下駄とは言えなくなってしまったが・・・)で行っているので、今日は初めておこなう高下駄での稽古となった。まず、杖では前回井上さんが気持ち良いと感じられていた「繋ぎの型」をおこない、あれから最後の動作に若干の変更があったのでそれをお伝えした。井上さんは下段抜きの稽古を以前から積まれており、今日見せていただいた身体の纏まりは見ていて気持ちのいいものであった。この杖の下段抜きは甲野先生の杖の技の中でも代表的な技の一つであり、元巨人軍の桑田真澄氏もよく稽古されていた技であるという。私もこの下段抜きは身体を確認するのに本当にいい技であると思っている。膝の抜き方、手の内の操作法、体幹部の纏まり、それらを統御する指示系統、コンマ何秒というその一瞬にいろいろなズレを修正していかなければならない。美しい動きや、見ていて気持ちの良い動きというのは、もちろんやっている本人も気持ち良さを実感出来るのであるが、こういう風に見せてやろうという気持ちは微塵も無いはずであり、身体を通じた気持ちの良い感覚というのは、見ている人にも同様に伝わるというのは非常に興味深い。鏡ばかりを見て稽古することをあまりお勧めしないのはそういう部分もあり、自分の身体を目で見ない事でよく見えてくる(分かってくる)ものがあり、それが身体を通じての感覚を研ぎ澄ませ、気持ちよさとともに相手にも伝わるものであると思っているからである。

 杖の持ち替えについて、私が「峰返し納刀」から手の内の感覚が変わり、杖の打ち込みの際に下の手が回転を加えるようになり、その影響から回収しながら左右への持ち替え時にも、回転を加え続ける手の内へと自然となり、この具体的なやり方を、今日はさらに暗くなったので、街灯の明かりが当たっている道端へ出ておこなった。左右の打ちと突きを、この回転を与え続ける持ち替え方にすることで、手に貼り付いたような状態で、杖が自ら手の内を駆け上がってくる感覚があり、気持ちよくてなかなかやめられなくなる動作の一つでもある。以前にピストルの銃口の筒の中を弾丸が発せられる際に、筒の中にある溝が螺旋状に形成されていることで、弾丸がジャイロ回転しながら的に向かっていくので命中精度が上がるということを知り、杖においても私の場合、ほぼ全ての動作に何らかの回転が加えられているので、打ちにしても突きにしても、精度は上がり、また回転しているものを滑らせるため、摩擦抵抗も軽減するのである。身体の構造として、肘が張り出さず、肩が上がらないための動きとして手首の巻き込みや返しを使っていた結果、こうしたジャイロ回転を意識した操法となり、その結果杖の握りではなるべく手の平に触れないように、指の付け根辺りに杖を乗せ指の反りから始まる回転から、手首の巻き込みや返しに繋げている。その指が与える回転の初動があるのと無いのとでは操作性に大きな違いが出る。

 体術では井上さんから、相手に触れた接触面が侵食していくような感覚という言葉から上虚下実へと繋がり、非常に納得のいくものであり、初めてこの上虚下実という言葉がシックリしたのであった。井上さんのように触れた接触面の微妙な変化を使いこなす感覚は私には無いが、ヨガを学び整体で相手に触れている井上さんの感覚はどんどん凄くなっている。今日の屋外稽古で一番の収穫は、この侵食という言葉をキッカケに上虚下実と結びつき、袋竹刀での組太刀稽古の中にある「面太刀付」という続飯系の技の入り方に重要な気付きがあり、道歌にある「振り下ろす太刀の下は地獄なり 踏み込んでみよ極楽もあり」という、まさにその入り方と虚の使い方に、鹿島神流の「位」の形とが結びつき、この裏太刀にある「面太刀付」と「下段籠手留」に大きな進展がある可能性が見えてきた。今日はもしかすると屋外稽古という状況で無かったら、別の稽古内容となっていたかもしれないし、この発見はなかったかもしれない。

 さすがに気温も下がり暗くなり過ぎたため僅か一時間の屋外稽古であったが非常に得るものがあった。そのほか井上さんにいろいろお聞きしたいこともあったため、近くのファミリーレストランへ行きそこでさまざまな会話を交わす。後で知ったことであるが、私は今年元旦に一日だけ風邪を引き、それ以来11月末まで全く風邪を引いていなかったのであるが、井上さんも元旦に風邪を引いて以来、ここ最近まで風邪を引いていなかったということをブログで知り、互いにまだ長引いているというところまで似ているので面白いものだなあと思う。私自身今回はなかなか風邪が通り過ぎてくれず、まあ今年は身体に無理を強いてきたし大きな仕事も済ませ一段落したので、このタイミングで身体がもっと面倒を見なさいと、痛みじゃ休まないので、風邪を長引かせて意識させてやろうとしているのだと思い、私もさすがに放置し過ぎるといつか大きなしっぺ返しが来ると思っているので、何事もバランスを崩しては上手くいかないため、しばらくは身体のいうことに素直に従ってあげようと思う。

 甲野先生との稽古から学ぶことは沢山あり、その時間というのは本当にあっという間で、その時間というのはおそらく脳がさまざまな事を吸収しようと一生懸命に働いているように思う。技についてはもちろんのこと、人としても大変に学ぶべきところがあり、なによりその空間が、今この瞬間を生きているという風に感じることが出来、前に進んで行くための時間というのは掛け替えの無い物であると思うのである。私が空間を大切にしたいとよくこのブログなどでも書いているのは、この松聲館で得られた体験が強く心に残っているからである。それは、人と人が感じ合える思いというものの感動がその時間を美しいものにしているのかもしれない。今日私の失態で屋外稽古となってしまった井上さんとの稽古と、レストランでの話しを終え、帰り際に別れる際の感動は松聲館での稽古帰りと同様のものであり、心が洗われた思いがするのである。

 身体の調整法や呼吸についてなどもっと深く聞きたい事はあったが、レストランでの小一時間の間にさまざまな事を語り合ったような気がする。20代後半という若い井上さんにこれからもいろいろ教えてもらいながら、私も成長していきたいと思う。

 本日は遠い所、私の失態で申し訳ありませんでした。ですが、とても良い稽古になりました!また来年も宜しくお願いいたします。ありがとうございました。


2014-12-16(Tue)
 

White gold castle

 今日は初雪が降った。天気予報では東京には雪の予報は出ていなかったと思うが、18時前に江東区深川スポーツセンターにて会場作りをおこなっていたところへ、Iさんが来られ、「雪が降ってますよ!」という声に、さっき会場に到着するまではそんな気配は感じなかったのだが、続く生徒さん達も「雪が降ってますよ!」という声に、これは見ておこうと、稽古着のまま外に出て、意外に強く降っていた小粒の雪を体に浴び初雪を体験した。

 今日の講習は、予想に反して多くの方が参加され、通りすがりの外国人の方からも声を掛けられ、そろそろ外国の生徒さんが来てもいいのではないかと思っている。昨日に続いて初めて参加された方がいて、殺陣クラス、剣術クラスともに集中して取り組まれていた。体験参加の方が毎月数名参加され、その多くが生徒として続いているのは、現在のgold castleの空間を良いものにして下さっている皆さんのお陰であるとつくづく思うのである。愉しさや真剣さに安心感を皆で伝えられる空間が、これからもそれぞれの方の良い部分を引き出せていけるようなそんな場になれば幸いである。

 今日の講習内容は、杖の下段(無構え)からの突きを左右持ち替えながら交互におこなうというもの。まず、最初に見本を見せて、「それでは皆さんやって下さい。」と周りを見ていると、「先生、全然分かりません!」という声。分からない人に手を挙げてもらったところ、ほぼ全員であった・・・・・・。まあ教えてないので分からないのは当然であるが、突き方が分からなくなっていたのには少々困ってしまった・・・・・・。左右の持ち替えは、体験参加の方には必ずおこなっている杖の持ち替えの基本的な操作であり、この動作の応用は、左右の打ち、左右の突きにも使えるので、この動作を身につけることは、様々なところで関わってくるのでしばらくは集中的におこないたいと思う。

 饅頭鍔が大活躍している。今日のような大人数では視線というプレッシャーもあり、そういった中で自身の姿勢を意識しながら杖をシッカリと扱うことで学ぶこともあり、その頭の位置を記憶する事で真っ直ぐに立つことの意識とそのために関わってくる他の部分の意識が重要になってくる。知ることで、今まで気が付かなかった出来ていない部分に気づかされることはよくあるので、自身で同じような稽古をされたい方は、ペットボトルのキャップを頭に乗せて、さまざまな動作をおこなうといいと思う。饅頭鍔を二個重ねて何度も打ちと突きを左右交互に成功させていたTさんはさすがであり、私もまだ試したことが無い、「重ね饅頭鍔」を成功されたのには拍手がおこった。私にとっての稽古は生ものであり、その時に気付いたことから得られるものが重要であるので、ライブ的なその場で生まれる稽古内容も少なくない。以前には、高田馬場でK氏との稽古の中で、どうしても杖と足との連動のタイミングを修正したかったのであるが、なかなか上手く伝えることが出来なかったので、咄嗟に下がりながら打ち込む動作と、突きを入れる動作をおこなったことで、連動のタイミングが変わったこともあった。

 杖の十一連続動作の型は、今日も参加人数が多くなかなか思い切って進められなかったが、多くの方に最後まで覚えていただきたいと思っている。この型がある程度出来るようになった方には、その次の「繋ぎの型」を覚えてもらう予定である。この動作は私の中で流行でもあり、先月生まれた完全オリジナルな繋ぎの動作である。十一連続動作の型が、相手を想定した死角に対する動作の連続であるのに対し、この繋ぎの型は、死角から攻撃してくる相手に対してのものではなく、杖の動きに身体がどう自然に反応出来るかを繋いでいった結果作られたものである。そのため、攻撃のための連続動作というより、次の移動場所に向かって杖とペアダンスをしているかのような感じでおこなっていただけると、力みも抜け、手の内の柔らかさと、重心の移動と杖の操作が一体となり、なかなかやめられない種類の稽古になっていくだろう。

 今年の講習も残すところあと二週となった。寒いこの時期は杖の滑りが良く、高田馬場の武道場では床の滑りも良くなるため(高田馬場では床が良く滑るため裸足でおこなっている)杖の稽古に時間を多く費やしてもいいだろう。インドネシアから帰って来て思うことは、人口密度と人間のいざこざは関係なく、もっと違うところに問題があり、おそらくそれは、さまざまな部分においてすでに破綻しているものだからではないかと感じている。ブラック企業が多いのはなぜなのか・・・・・・?成長した資本主義の欠点なのかもしれないが、そういったものに巻き込まれて、がんじがらめで生きていかなければならい教えは正しいのであろうか・・・・・・?毎日人身事故(自殺)で電車が遅れている状況に慣れている感覚は正常なのだろうか・・・・・・?

 今日の講習の前に皆さんの前でお話したが、せめてこの空間だけでもそういったものとは無縁な世界でおこなっていきたいと思っている。他人(会社や組織や社会)に任せず、自分がどうあるのかをこれからの時代は強く持って生きていかなければ潰れてしまうように思うのは果たして思い過ごしなのだろうか・・・・・・。私自身もそうであるが、常に危機的な状況であると思っているので、そうなった時に誰かを恨むことの無いように、自分で決めて生きていきたいと思っている。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア③
 CHEMCO副社長のヨハネスさんとの一枚。日本に滞在していた期間もあり空手の有段者でもあるヨハネスさんには今回のインドネシア滞在で大変お世話になりました。こうして海外に行き、直に人にお会いするということの価値が今回の体験を通じて身に染みて大切であると分かりました。私たち日本から来たメンバーに、CHEMCOのロゴ入りキャップと、バッグを頂きありがとうございました。


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2014-12-15(Mon)
 

ミネアポリスの友人へ

 本日はミネアポリスから稽古に参加された加藤氏がアメリカの地へと旅立って行った。12時間のフライトであると言っていたのでおそらく今頃は飛行機の中ではないだろうか。先日の稽古で杖の十一連続動作の型と、繋ぎの型をお伝えしたが、十一連続動作の型については動画を撮っておこうと思っていたがカメラが無かったので、紙にメモしてお渡ししようと考えたが、こんなときに限って私がノートを持って来てなく、仕方がないので京王ストアのレーシートの裏に①~⑪までの動作をメモしてお渡しした。以前甲野先生が根岸流四代宗家の前田勇師範から昇段の証明書を書かれた紙を見せて頂いたことがあり、その紙がレシートではないが何かとても小さな紙(箸紙であったような・・・)であったことを思い出し、その前田師範の人柄と手裏剣演武会でのエピソードなど伺った話を加藤氏に愉しく話し込んでしまった。

 昨日はその加藤氏からありがたい御言葉を頂き、このような加藤氏との出会いの記録を残したいという私の思いから、再びこのブログに掲載させていただく了承をいただいたので、ここに記したいと思う。





金山先生、

昨日は稽古ありがとうございました。
前回同様、先生から沢山の事を学び大変有意義な時間になったと実感しております。
今回は難易度も上がり手順を憶えるのに一苦労でしたが
これから少しづつ教えて頂いた動きの質を上げて行きたいと思っています。

集中力があるとおしゃってくださいましたが、
おそらく先生との稽古が有ってこその集中力だと思っております。
私を含めて(おそらく)周りの方も先生の考えや人間性に影響といいますか、
何と上手く言えませんが、
その方々にとって良い方向に導かれる、または良い空間を与えられている様に感じます。

これからの先生のご活躍を勝手ながら期待しております。
また来年の帰国の際はぜひ稽古をお願いいたします。
ありがとうございました。

加藤





 昨年は二日間で七時間の稽古をおこない、今回は二日間で八時間の稽古をおこなった。四日間で十五時間の稽古を共にしたことになる。互いのことはほとんど知らないのであるが、不思議と稽古を重ねていくうちに、まるでずっと見てきたような不思議な感覚になっている自分がいる。武術稽古とは私にとって掛け替えの無いものとなり、縁のある方々との出会いに必然性を感じ、これからの人生を共に豊かにしていけるような、現代においての武術稽古の重要性を実感しながら今後も励んでいきたいと思う。
 加藤さんまた来年の暮れに稽古しましょう!ありがとうございました。


2014-12-14(Sun)
 

思いはさまざまに

 本日は品川区戸越体育館にてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこなった。土曜日は剣術クラス限定の開催であるが、今日は日曜日かと思うほど多くの参加人数であった。海外出張から帰国し久しぶりに参加された方もあり、やはりしばらく顔を見ないと心配してしまうので、出来れば長期お休みの場合は連絡をいただけるとありがたい。

 今日は杖の講習で、「十一連続動作之型」をおこなった。勘のいい生徒さんから、「先生、この時の足の動かし方が違うような気がするんですけど・・・?」という質問があり、「ああ、それは昨日変えました。」というと「昨日じゃ分かりませんよ!」という声。それはそうであるが、以前から気になってきた、180度ターンと270度ターンの足の動かし方の統一性を考えておこなっていたが、どうやら、身体が違和感を感じ続けていたため、昨日の高田馬場での一人稽古の際に、180度ターンでは後方に居る相手に向かって行くために、右足を軸にし、左足を杖の払いとともに後方へ回り込ませ、後方の相手に向かって行く次の巴の動作、さらには巴追い打ちへと繋がっていくのであるが、270度ターンの場合、回転に際し余りにも左足の軸足に体重を預ける時間が長く、回り込ませる右足に無理をさせている感じが消せないので、この場合、右足を軸にして左半身の開きと左腕の杖の払いが一体となって、腕の負担を助けながら、身体を回転させていったほうが、動作に無駄が無く違和感を感じなくなった。そのため、今日の講習では、その辺りを自然と進めて行ったところ、Hさんが気付いて指摘があった。この270度のターンについてはあまり具体的に説明していなかったので、Hさんの洞察力にさすがであると思った瞬間であった。

 そのほかには、打太刀、仕太刀に分かれての対面稽古をおこない、上下への打ち合いから水車で間合いをとり、回し打ちから下に抜いて相手の右脇の辺りを突く稽古をおこなった。今日は下段の構えからおこなったが、どうやら上下の打ち合いに苦労されているかたが多くいたので、明日は本構えから上下に打ち分けておこないたいと思う。腕の操作や手元の操作のみであれば、非常にシンプルな動作であり、また足運びのみであればこれもまた非常にシンプルである。だが、両方を合わせておこなうと、余計な動きを勝手に取り入れてしまうことが多く、見た目のイメージと実際におこなうことのイメージに大きなズレがあることが要因としてあるのかもしれない。美しい動きとは、身体全身の調和がとれた動作であり、大きいも小さいも無く、技術の証明が成されない、身体を持って示すことが出来ない場合、そこにさまざまな理由を当てはめ自己弁護に務めるケースは多いだろう。ブルース・リーが証明したように、見る人が見えない速さや一瞬で決まる動作の数々に多くの人は酔いしれ真似をし、その動きは時代が変わっても色焦ることなく語り継がれている。本物の武術家がカンフーをやれば圧倒的な迫力で世界に出せるアクション映画となるのであろう。時代劇での斬り合いで必要な動作となれば、自ずとその答えは見えてくる。世界に通用する時代劇のアクションとは・・・・・・?誰もやっていないことに挑戦することがいつの時代にも求められ、そこに大きなチャンスがあるのではないだろうか。時代小説や、漫画等でもその術者の身体の使い方はなかなか面白く描かれており、その辺りの魅せ方を知っている人は少なからず居るはずである。本物志向の技術を習得した俳優がその辺を変えていけば、大きな可能性が見えてくるような気がする。しかし、これは人生を賭けた一部のエベレストのような高い志を持った人に対してのことで、身体を動かして誰でも愉しく刀を扱えるようになることもとても重要なものであり、その辺りの間口を広げることに私は使命感を持って取り組んでいる。

 夜から場所を変えて西葛西にあるイオンカルチャークラブでの講習をおこなった。今日集中的におこなったのは、杖の下段からの突きを左右交互に持ち替えながら、手足を連動させておこなう動作である。今まで打ちに対する左右の持ち替えはおこなっていたが、突きに対する左右の持ち替えはほとんどやっていなかったので、今日最も進んでいたUさんにおこなっていただいた、左右の打ちから左右の突きを交互に連続しておこなう動作が綺麗に出来るようになると、イオンカルチャー文化祭でみんなで出来る演目の一つとして取り入れてもいいと思っている。その他にも十一連続動作の型や、抜刀術と納刀などを演武用に形を作れば、現在集中的におこなっているメンバーで発表することが出来るだろう。イオンカルチャークラブの良いところは、こうした皆さんの日頃の成果を発表できるステージがあり、そこに出ることに対しバックアップ体制があるということである。今日の講座が終わって、まだ教室に残っていたAさんが、「先生、もっと人数が増えると思うんですけど・・・。」と仰っていただいたが、どういう訳か知っている人が少ないのか8月に開講して以来、人数が変わっていない。10人以上になればもう一つ追加で時間枠を貰う予定であるが、現状であればまだまだ先になりそうである。

 だが確実に皆さんの上達は見えてきているので、発表の場を設けて現在取り組んでいるものを整理した内容の演目をおこなってもいいかも知れないと思っている。そういった一人一人の技量を踏まえた上で、見せ場を考え構成し、音楽と身体の表現とを融合したものが出来れば面白い思うが、和楽器の生演奏とのコラボレーションはいつか出来ればと思い描いている。三味線、太鼓、尺八、殺陣、杖、抜刀、納刀、見せ場はそれぞれにあり、全員袴でおこなえればかなりのものは出来るだろう。さらに思いを馳せれば、イベントなどをおこなっているとあるボーリング場のレーンを全て塞いで、照明もあり音響も充実し、そこにからだ化粧のアートを施し、舞踏家も交え生演奏とともに技を披露する。音楽、身体表現、衣装と肉体そのものの芸術、それらが融合することを想像すると、恐ろしいほどのアートな空間がイメージ出来る。

  さあ、明日は江東区深川スポーツセンターにてgold castle 殺陣&剣術スクールの講習がおこなわれる。明日は夜間の部のみなので、参加人数がどれ位になるか分からないが、今日多くの方が講習に参加されたので、明日は以外に少ないかもしれない。最近私の中で流行っている袋竹刀の饅頭鍔を頭に乗せての稽古を明日もおこなう予定である。杖の体操をいつも忘れてしまうが、いつも忘れるということは、ここでは必要ないということであろう。明日は寒いということなので、防寒対策に気をつけてお越しいただければと思う。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア② 
 CHEMCO正面入り口前で従業員の方々と撮影。とにかく皆さん楽しんでもらえたようで何よりでした。皆さんが被っているこのCHEMCOの帽子を頂きました。とてもシッカリとした作りで記念になり嬉しかったです。ありがとうごいざいました!
本番前に大勢の従業員の方が見ている中、フロントロビーで音楽をかけて演武をおこないました。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 Facebookでの今後の展開を楽しみにしていて下さい。


2014-12-14(Sun)
 

進み続けるために

 今日は高田馬場にて、アメリカから帰省中の加藤氏と稽古をおこなった。私自身としてもインドネシアから帰って初めての集中稽古となり、随分久しぶりな感じで道場に足を踏み入れた。二尺七寸の居合刀が重たく感じた。インドネシアで二尺三寸程度の居合刀を使っていたため、感覚が変わっていた。だが直ぐに元に戻り、何事もなかったかのように身体がこの雰囲気を吸収し色々な意味で不安であった気持ちが元に戻った。

 今日は帰り際に電車の中で加藤氏と話をした中で、「昨年も話したと思いますが、これからどんなに忙しくなろうとも、どんな状況になってもこの稽古は一番重要なもので、これは私が私らしく居られるための、存在していられるためのものであり、好きだからとか趣味とかではなく、精神的には常に追い詰められている状況なんですよ。これが出来るからとか出来ないからとかではなく、一人で打ち込んだあの時の自分が本来の自分でありたいと、そう願っているんです。だから、この稽古がなくなってしまったら、私は私でなくなるような気がするんです。」というような事を思わず口走ってしまった。

 これは率直な私の思いであり、人は環境によって人格が形成されていくと思っているので、これからもよりよい環境作りと共に、自分の中で変わっていくものと変わってはいけないものを明確に進み続けていきたいと思っている。そのためには、今まで出会った人、今出会っている人、これから出会うであろう人、そこに関わってくる縁の繋ぎ渡しを感じながら、今を大事に生きて行きたい。過去に捉われたり、今の私に関わりのない環境には極力関心を示さないので、この先何年か過ぎた時に、今を後悔しないためにも、今が重要であるということを迷い無く心がざわめくこともなく、流されないように生きて行きたい。

 情報が安易に手に入る世の中となり、その傾向は今後益々強くなってくるだろう。そういった中で人はどのように思考し、需要と供給がなされていくのであろうか・・・・・・知る必要のあるもの、知る必要の無い物をどのように自分でコントロールしていけるのか・・・・・・自分の身と自分の精神は自分で守っていくしかない。

 本題に戻って、今日の稽古であるが、明後日ミネアポリスに帰られる加藤氏のために、今日は伝えられるものはなるべく伝えたいと思い、まずは杖の「十一連続動作の型」をおこない、次に繋ぎを主とした「繋ぎの型」をおこなった。これだけでかなり時間をを費やしたが、次に抜刀術の「天神抜き」をおこない、ここで鞘の扱いに私自身得るものがあり、スムーズに抜けるようになった。次に「巴抜き」をおこない私としてはあまり好きでは無くなってしまったが夢中になってしまうこの技に、どうやら足運びの難しさがあるようで、非常に良く出来ている身体の使い方であるとあらためて感じたのである。さらには久しぶりに「円月抜き」をおこなった。そして剣術では、「楔留め」「逆袈裟」「面太刀付」「下段籠手留」をおこなった。この相手をつけての組太刀稽古は、自分のタイミングでない、相手の起こりを捉える感覚と、間合い、正確に剣を付ける操作など、理屈では無い、想定外の事態も含め、一人稽古では得られない感覚を身に付ける重要さもある。

 四時間の稽古を終え、先週と合わせると二日で八時間の稽古であった。次の稽古は一年後となってしまうが、その時にまた互いに収穫の多い実りある稽古となるように精進したいと思う。





【今日の一枚】

2014.12.4 インドネシア①
 日信工業株式会社の製品を作っているインドネシアの会社CHEMCOの前で撮影。このあと工場内に入ると皆さん大勢集まって写真撮影会となってしまい、それはもう大変な騒ぎでした。このあと工場内の写真を幾つか掲載したいと思ってます。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
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2014-12-13(Sat)
 

インドネシア滞在記①                    2014.12.3~2014.12.8(全六回)

第一回

 2013年9月17日に広告代理店の方からこのブログに連絡が入ったことから全ては始まった。日信工業株式会社という自動車やオートバイのブレーキ製造メーカーさんの新商品発表に向けてのプロモーション活動として私に依頼が来たのであった。

 本社が長野県上田市にあり『真田幸村』所縁の地であるため、サムライを新商品のイメージとしてこのプロジェクトは始まった。数十万円したという真田幸村の甲冑は既に用意してあった。代理店と日信工業さんとの会議の中で、そのイメージに合う人物と甲冑に合う体型の人物を探していたところ、YOUTUBEに配信してある私の演武動画が目に止まり、連絡が入ったという次第である。

 2014年7月12日に栃木県の那須で初めて甲冑を身に着けての撮影をおこなった。この写真が『SAMURAI BRAKE』のイメージモデルとなる重要なものとなった。
 2014年10月30日には長野県上田市にある日信工業株式会社本社の工場で撮影をおこなった。この日一日、上田の街で沢山の写真を撮影した。
 2014年12月3日~12月8日にかけてインドネシア国内でのスチール撮影と、インドネシア唯一の国際サーキット「セントゥール・インターナショナル・サーキット」にておこなわれた『YAMAHA ASEAN CUP RACE』のイベントに参加。これらのプロモーション活動はFacebookを通じて今後も発信されてゆく。





【2014年12月3日】

インドネシア1日目

 今日から6日間インドネシアで日信工業さんの作るブレーキの新製品『SAMURAI BRAKE』のプロモーションのため、日本から5名(日信のOさん、代理店のA社長、Sさん、デザイナーのYさん、そして私)がインドネシアに渡った。

 まず、前々日からの風邪が治らず飛行機内の冷房を7時間30分浴び、現地のタクシーでさらに1時間浴びたため、風邪がぶり返してしまい咳が頻繁に出てしまう。気分は悪くないが咳がこれ以上悪化しないように願うのみであった。
 成田空港は雲ひとつ無い快晴であり夏用の作務衣の上に着ていたダウンコートを空港のコインロッカーに預け、身軽となって灼熱の地へ向かったのであるが、やはり羽織るものを用意していなかったのは大誤算であった。

 無事にジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港に到着。日本を12時00分位に出発し17時30分頃到着。時差で2時間巻き戻ったため、およそ7時間30分のフライトであった。到着時のジャカルタの気温は26.0℃。思ったより暑くは感じなかった。日没していたせいもあるだろう。ただ、湿度はかなり高く感じた。

 日本から持ち込んだ鎧が無事に検査場を通過し、さっそく第一発目として空港をバックに鎧を着た写真を撮る予定だがこれには大変苦労した・・・・・・。しかし何とか撮れたのでホッと一安心。

 タクシーに乗ってハイウェイに入りジャカルタの中心部を走る。この辺りは東京都心に近い街並みで、走っている車もほぼ日本車であり、たまに白バイに先導されてベンツが走っている。驚いたのは、お金を払えば警察車両がハイウェイを先導してくれるということである。白バイやパトカーがクラクションを鳴らし、その後ろを黒塗りの高級車が数台ハザードを点滅させながら走っている光景は日常茶飯事であるという。

 我々が空港で手配したタクシードライバーの方には、撮影場所を選定するためもう一度空港まで引き返してもらったり、甲冑を身に着ける間パーキングで待機してもらったりと、言葉は判らないがSさんに言わせるとどうやらドライバーは怒っているという。だが、鎧姿を見た途端それまでの態度が一変し、協力的になって道中笑いながら助手席に座るSさんと運転手との間で話が弾んでいた。私はというと、冷房の効いたタクシー内が辛く、一旦冷房を止めてもらったがまた入っていたようであった。それにしても今回初めて一緒に仕事をする代理店のSさんのコミュニケーション能力の高さに驚いた。この方が一緒に居てくれることでここでは百人力である。なんせ、今回のインドネシア渡航が16回目だというのだから・・・・・・。

 無事にホテルに到着し、分かれて先に到着していた、OさんA社長Yさんと合流。さっそくホテルのレストランで乾杯をし、夕食にナシゴレンを食べる。なかなかスパイシーで美味しかった。食後に、フロントのエントランスにあるクリスマスツリーの前で鎧を身に着け撮影会。ホテルのスタッフの方々も交えて愉しく時を過ごす。

 23時に解散となり(日本時間では深夜1時であるが)明日は7時45分に集合となる。体調が不安だが何とか乗り切るしかない。ダブルベッドの広い部屋を用意して頂き今夜は洗濯物を増やしたくないので、ホテルのガウンを身に纏い暖かくして寝るとしよう。


 ≪2014年12月4日につづく≫





【今日の写真】

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 初日に宿泊したチカランにあるホテル「Grand Zuri」にてホテルのスタッフの方々と撮影。今回宿泊したホテルの中で最も素晴らしいホテルでした。インドネシアのビールはBINTANG(ビンタン)ビールが主流であり、薄めで飲みやすい味でした。普段はほとんどアルコールは飲みませんが今回私としては珍しく毎日飲みました。


 Facebookに『SAMURAI BRAKE』の写真と記事が掲載されています。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline
 こちらのブログでも毎回写真を掲載出来ればと考えています。


2014-12-11(Thu)
 

帰国

 更新が遅くなってしまったが、本日9日午前9時30分頃に成田空港へ到着した。結局最後まで咳が治まらず、甲冑を着ているときは大して咳は出ないが、それ以外では現在でもなかなか治まらず、昔一ヶ月位続いた事があったのでもしかするとその位は覚悟しなければいけないかもしれない。

 今回のインドネシア滞在記録はまた日をあらためてここに記したいと思う。その活動内容がFacebookで記事になっているので、こちらに載せておきたいと思う。
https://www.facebook.com/pages/SAMURAI-BRAKE/522076457928248?sk=timeline

 これでいろいろと情報公開も出来るようになったので、活動内容などある程度伝えることは出来ると思う。とにかく今日もいろいろと忙しかったので、今夜はこの辺にしたい。


2014-12-10(Wed)
 

いざ出陣!

 昨日の夜から今朝にかけて、ある程度気配を感じていたが酷い体調不良に襲われ、熱は上がらなかったものの、頭痛と身体の痛みが出てきて、来たな!と思っていた。昼過ぎに頭痛が治まり、回復に向かってきた。現在はやや咳があるものの、身体の痛みも無く、八割程度回復した。

 今日一日は、まるで斬り合いに出かける前夜のような普段と違った一日を過ごせた。今日一日がこのブログを最後に終わるが、気持ちはようやく戦闘モードにジワジワとなりかけてきた。私にとっての明日からの六日間は戦いである。暑さ、重さ、人混み、移動、演武、想定外の出来事など・・・・・・全てにおいて覚悟が出来ている。風邪も過ぎ去り、身体も整い、気持ちも安らぎ、あとは戦いに負けないように己に負けないように、ベストを出せるように生きようと思う。

 現在24時を少し回ったところである。明日は5時30分に起床し9時に成田空港へ向かう。12時頃に飛び立ち、18時頃にジャカルタに到着予定である。しばらくこのブログは更新できないがどのような出来事が起こりうるのか、何を得られるのか、不思議なことに強い期待や緊張というものは全く無い。ただ戦いに行くという気持ちのみである。



 しばらくホームページやブログなどからのご連絡に対するお返事が滞ってしまいますことを御了承下さい。その間稽古をお休みしてしまいますことをお詫び申し上げます。皆様に良いご報告が出来るように務めて参ります。
 それでは行って参ります!


2014-12-03(Wed)
 

今の内に風邪をひいておく

 雨養生をおこなったときに限って雨が上がる・・・・・・。今日は昼からザーザーと音が家の中に聞こえるほどの大雨であったのだが、雨養生を万全におこない、さあ出発!と玄関を空けると止んでいる。時間をムダにしたが、雨に濡れなくて助かった。

 今日は高田馬場にてA氏とK氏との稽古であった。まだ誰も来ないうちに、一人研究稽古をおこない、杖の回し打ちを胴を打つように軌道を変えながら、膝の内抜きにより横への移動とともに杖が水平に放たれていく動作をおこない続けた。この動作は夢中になる系統の動作であり、夏の頃のように汗が大量に噴き出してきた。そしてこの動作は全身運動であり、何度も繰り返しおこなうと呼吸が苦しくなるほど心拍数が上がってくるので、僅かな時間で、有酸素運動系の身体の鍛錬には良い稽古であると思う。合わせて、大腿部や体幹部が強化されてくる。

 その他に杖の繋ぎの動作を主体とした「繋ぎの型」の最後の部分に、私が最近高齢者向けにおこなっている杖の体操の形からヒントを得て、最後の繋ぎの部分に、最後らしい繋ぎの難しさが生まれてきた。本日参加のA氏も取り憑かれたかのようにこの型を黙々とおこない、噛み締めるように楽しんでいた。神道夢想流杖道の目録を持たれているK氏もこの動作には苦労しているようで、なかなかやめられない状況に陥っているかのように取り組まれている。

 この繋ぎの型は、高田馬場をメインにさまざまな人におこなっていただいているが、それぞれの特徴が見えて非常に参考になる。そしてこの動作は、かなり武道武術をやりこんだ人や、まだ始めて数ヶ月の人でも出来不出来に関係がないのも面白い。

 その他剣術では、無構えからの正面斬りから目付けをおこないながら脚部の移動とともに左からの大袈裟に斬り下ろす連続動作が生まれた。この斬りから斬りに繋ぐための目付けは、今までにおこなったことのない種類のものなので、今後さらに進展させていきたいと思う。実は後付けの理合いであるが、脚足の使い方の一貫性と、それにともなう繋ぎの動作がこの目付けの重要性を導いてくれたのだと思う。

 とにかく現在の私のテーマは「繋ぎ」であり、そのために最適な力加減を知り、手之内を始め力を抜くことから、新たな動作が見えてくる。それにしても、どこから降って来るのか分からないが、稽古のための新たな動作が見つかるのはありがたいことであり、その流れから外れない日常の過ごし方、考え方を今後とも大切にしていきたいと思う。

 体調のことを書いたので、いろいろな方から心配され、申し訳ない気持ちで一杯である。普段なら何の気にもしない程度の風邪であるが、代わりの居ない大きな仕事を控えているので、体調管理を万全におこなうことが仕事に対する誠意であろう。とは言いつつも、昼に緊急で買ったカップラーメン一個で、深夜0時まで持たせてしまった。夜はしっかりと48時間寝かせた玄米ご飯と小松菜とブルーチーズを食べ、明日は良くなることを願う。

 ご心配お掛けし申し訳ありませんでした。お気遣いくださった皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。


2014-12-02(Tue)
 

2014年師走

 今日から12月となり、年末に向けて人の動きも慌しくなってくる。昨日はgold castle 殺陣&剣術スクール11月最後の講習であった。初めて参加される方が多く、以前は1月と4月に今月は参加される方が多いと感じていたが、現在は毎月そのように感じている。

 昨日は会場の乾燥から喉の異変を感じるようになり、現在も少しイガイガする感じであるが、特に問題はないだろう。今年は、1月1日にその日だけ突然風邪を引いて、次の日には何事もなかったかのように治っって以来一度も風邪を引いていない。唯一今回の喉の異変が風邪に近い症状をもたらしている。だが、あさって3日はインドネシアに行かなければならないので私の意識しないところで、体調は元に戻ると思う。今日明日と稽古があるが、その間に治していきたい。

 昨夜は帰宅後、メールのチェックと返信をおこない、月末の事務処理などで、27時30分までかかってしまったので、体調のこともあり直ぐに寝た。

 今日もすでに高田馬場に向けての出発準備などしなければならず、外は雨音が大きく聞こえる大雨である。まったく日曜日以外は雨も容赦なく降ってくる。

 今日明日でこのブログの更新はしばらく止まってしまうが、インドネシアに行っている間の日記は、以前の「ポルトガル武術稽古珍道中」の時のように記しておきたいと思う。帰国後忙しい中での配信は大変かもしれないが、正月休みの間にでも一気に配信できればと思う。

 今日から12月。2014年の締めくくりに向けて気持ちを新たに前に進んで行きたい。


2014-12-01(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

――――――――――――――
    
ご質問や、稽古参加希望の方はこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

その他ジャンルを問わずお仕事のご依頼や『 剣技指導 』などのご依頼も受付けておりますのでこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

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