今年初のヒマワリ

 「危険な夏」ともいえる今年は、熱中症に対する話題がしばらくは続きそうである。気温プラス湿度によりこれまでとは違うということを認識しておかなければならない。私も身体があっての生活なので、気は抜けないところである。


 本日火曜日はいつものように「高齢者のための剣術教室」に行ってきました。10時にスタートするのですが、大体いつも30分以上前にはHさんOさんが自主稽古をされており、やがてKさんも加わり賑やかに笑い溢れる空間になります。今日はそんななか、Sさんが「おはようございま~す!」と入室され、その雰囲気に一同「なんだか、この場に花が咲いたみたい!まるでヒマワリのようね!」となり、「あら、嬉しいわ!」となったので、今日の講習ではたびたび「ヒマワリさん」とか「ヒマワリちゃん」と皆とともに私も呼んでいました。

 今日の講習では、杖はいつものように進みましたが、剣のほうでは少々内容に迷いが生じ、難しいものをそのまま難しくおこなってしまいました。このあたりは今後の課題となりますが、難しさと動きやすさの合間をいかにお伝えするかということが大事なので、もう少し脳を切り替えて考えたいと思います。

 最後の10分は、先週ご予約をいただいたヒマワリちゃんからの「杖整体操」の依頼を受け、昨日井上さんに教えていただいた腰を楽にする方法(施術とは言えませんので)と、私の十八番でもある両腕の持ち上げと巻き込んでの持ち上げをおこないました。やはりこれは、ふしぎなもので、表情が快さで弛んできます。とても喜んでくださいました。まだ少し時間が残っておりましたので、続いてNさんにも受けていただきました。Nさんも同じ内容をおこないましたが同様に表情が弛み気持ちいいと喜んで下さいました。やはりこの体操の特徴として、気持ちよさの裏に精神的な部分に作用する安心感のような伝達があるのではないかと思えます。私がこれほど実践しているのは、これまでにない感覚があるからです。通常のストレッチや体操には得られにくい表情が弛むほどの気持ちよさが得られやすく、元々は私が私の身体の為に一人でおこなっていたものですので、切実とした調整法への求めがそこにはありました。

 ですので、今後もこの体操(整体の要素も濃いですが)は、そうした表情が弛むまでの快さを得られるものであるかということを念頭に考え、通常の体操とは別なものとして取り組んで行くつもりです。

 今月は火曜日が五週あるため来週の講習はお休みとなりますが、みなさん熱中症に気をつけて再来週元気な姿でお会いできるのを楽しみにしております。


金山剣術稽古会  

2018年7月 稽古日程

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甲野善紀先生からの紹介文


2018-07-17(Tue)
 

体操は形にあらず

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、先日のGold Castle 殺陣&剣術スクールでおこなった杖による「持ち替え鬼ごっこ」のような、持ち替えによる自由な動きをどのようにおこなおうか瞬間的にひらめき、まず始めに百八十度の三分の一となる六十度の持ち替えの間に一歩ずつ進んだり下がったりをおこない、続いて三歩の間に六十度の持ち替えを一回、それを進んだり下がったりまたは二歩目で方向転換したり三歩目で方向転換したり、二歩目から下がったり三歩目で下がったりそれらを前後組み合わせておこない、もう一つはその場でターンをしながら持ち替えるパターンをおこないました。一歩の持ち替えとターンの持ち替えは、普段の講習でもときどきおこなっておりますので皆さん直ぐに出来るようになりました。

私…「さあ、これで準備が整いましたので、みなさん羊になってください!」

みなさん…「ポカーン」(そりゃそうだ。)

私…「羊飼いの羊のように私が犬(牧羊犬)になってみなさんを追いかけますので迫ってきたら逃げてください!」

みなさん…「あっ、そういうことね!」

私…「じゃあ、行きますよー。」

 これで、私もみなさんもちゃんと持ち替えながら上手に逃げ回っております。今日は全員参加でしたので、スペース的に一杯でしたが、これが逆に逃げ場を考えて行くことになるので丁度いいかなと思っておりました。あまり動いていない人がいましたので、後ろから近づいて「わんっ!」と吠えましたら、「ひゃあぁぁぁ!吠えるとは思わなかったわ。」と私も吠えるつもりはありませんでしたので、何やら可笑しくなってしまいましたが、最後に自由に持ち替えるバリエーションについてお話したあと、「こうした稽古では考えてから動くことをやめて、ゆっくりでいいですから止まらないと決めて、その瞬間毎にどうするかを考えながら動いてください。」とお伝えいたしました。私がお伝えしたかったことをみなさんも酌んで下さり、そういう脳の使い方は瞬間的な判断力を求められますので、ゆっくり止まらずに流れの中で次に出来る動きをおこなっていただければと思います。

 休憩後は「車打ちからの廻り水車」をおこないました。これは「轟之型」にある最後の動きですが、見た目が綺麗ですのでみなさんに喜んでもらえると思い今日初めてお伝えいたしました。手の動き足の動きそれぞれ苦労されていましたが徐々に出来る方が増えてきました。

 剣のほうでは、新たに「真っ向突き之型」をおこないました。「抜付之型」が一番から十七番まであるのに対し真っ向突き之型は一番から十二番までとなっております。一番ずつの形を覚えていきますと、必ず出来るようになっていきます。今日は初めてでしたが結構みなさん出来てきておりました。

 最後は三十分近く「杖整体操」をおこないました。この杖整体操は徐々に特徴が見えてきました。

 一、「気持ちいいところを見つける」ということ。(それが目的です)

 二、「姿勢を目的にせず、自分に出来る形でおこなう」ということ。

 三、「忙しく動かずに、温泉に浸かった気分でおこなう」ということ。

 四、「黙して集中。これまでに無い快さを探す」ということ。

 五、「痛みがあっても形を求めていないので、その人の可動域で探せる」ということ。

 大まかにこの五点を挙げましたが、体操というと根強く「同じ形が出来ないので表情が強張ってしまう」という反応をこれまでにも感じました。この体操は、その瞬間に気持ちがいいかどうかを求めたものであり、私が示す基本的な形がありますが、その形の通りではありません。日によって気持ちの良い所が変わりますし、人によっても変わります。ですので、その日その時の形を自由に自ら探すことがこの体操の特徴ということも分かってきました。つまりは、気持ち良さも発見しましたが、体操における捉え方や方法というのも発見できました。

 最後にSさんが希望されましたので、仰向けに寝ていただき私が相手を務め三回ほど体の上げ下げをおこないました。一回目では「気持ちいい~」という感想で、二回目、三回目では「精神的に落ち着くわ」というまさにその通りと思える感想を伺うことが出来ました。この二人でおこなう動きにつきましては、身体の気持ち良さもさることながら精神的な部分に作用するものもあるように感じます。Sさんいわく「このあと、マッサージに行こうと思ってたけど、行かなくていいわ!」とたった三回の操作でしたのであらためて効果は大きいと感じました。


2018年7月16日(月/海の日) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2018年7月 稽古日程

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2018-07-10(Tue)
 

陰と陽そして調和を司る心

 本日火曜日の「高齢者のための剣術教室」では、いつものように開始前に自主練習をされているHさんとKさんとのやり取りが絶妙で面白く一週間という時間は丁度良いリズムなのかなぁと感じます。

 そういう意味では、一週間というものは人が決めた共通の決まりごとであり、そうした曜日という中で統制をとり行動していることになる。そのリズムに慣れた体内時計というか身体周期感覚は生まれながらに脳内に刻まれてゆく。

 人という生き物は現代までを築き上げた動物としては素晴らしい知能や技術を持ち合わせる反面、醜い面も持ち合わせている。それが人間という生き物なんだと私は思うが、世の中すべての出来事には光と影が同時に生まれ、そうした「対」というものは存在しうるものには全て備わっている完全なる事実であると認識しておかなければならない。

 だからこそ、便利な世の中になればなるほど、それに対(つい)した大きさで影は付いている。

 何かが発展してゆけば、それに付随する対(つい)なる問題も進展してしまうのはもはや自明の理と言える。影が無ければ光も無く、それは善も悪も同様。陰陽思想なる考えもあるが、そうしたものを抱えながら生きていくというのがこの世の定めとなっている。

 だからこそ、「調和」が大事になってくるのだろう。

 良いものは長続きしないというのは、陰陽の陽から陰へと流れ始めているからであり、そうした陰へ流れないための自制を保つ調和感覚が大事であり、そこの規律を司るのはやはり、「心」であると思う。

 だから、心がどうであるのかを確認する場というのは陰陽の定めを乗り越えて生きて行くにはとても重要である。

 心を無視してうわべの姿を追い求めても、始めは陽である考えも次第に陰へと覆い被さられてしまう。それは定めとして受け入れなければならないし、善も悪も紙一重に位置していることを、調和感覚(心)を失い続けている人は危機として捉えておかなければならない。心は表面的に教えられるものではなく、自ら考え自省し、それを継続していくことが大事。それが人によっては宗教にも繋がっていくのかもしれないが、そこで間違いなく心を養っていけるのかは私には分からない。

 純粋なる想い、強い信念、弱さから学ぶ変化、通ずる感覚。天体があり、曜日があり、時間があり、人が生きている。この世、空間、そこに詰め込まれるさまざまな出来事。

 心とは、あらためて偉大だなとおもうのです。


 今回は、話が逸れたままに終わらせたいと思います。

 
2018年7月16日(月/海の日) 「剣術 特別講習会」
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2018-07-04(Wed)
 

手法ならぬ足法

 昨日の雨とは一転、今日は晴れ。今年の梅雨は梅雨らしい天気だ。昨日は再配達で届いた傘をさっそく使うことが出来た。以前のものより小ぶりを選んだが持ち運びには都合が良い。しかしながらダイヤル式の施錠には長さが届かないので利用できない。

 
 まずは、昨日の稽古から。

 杖術では、打ち込みの際の新たな一致感覚が身体に入ってきた。今後の一人稽古で全ての動きにおいて得物と身体の一致手順を点検し新たな展開に進みたい。

 剣術稽古では後藤氏に「足指の抜き」をお伝えし、その際にそこから生まれる重心移動ともう一つ身体の繋がりによる強さを実感し杖を使って後藤氏に持ってもらいその力の違いを確認。腿の引き上げによる重心移動と上体下体の繋がりから、足指の抜きにそれらが移行して行きそうである。これの利点は、足指の抜きによる身体の反応が、立ち方そのものを見直す事になる。つまりは居着いているかどうかが、その僅かな操作で感じとり易い。その適度な下体の緩み具合と、敏感に感じとれる位置というものが僅かな位置で変わってくる。そこに、この足法による稽古の難しさと面白さがある。

 抜刀術では、その足法の使い方による技を幾つかおこなった。足指の操作のため起こりが出にくくかつ直ぐに動かせるため初動が速くなるが、その速さゆえ一致に関してこれまでの手順とは少し組み替えて行かなければならないものもある。また足指の操作もその目的に応じて同一ではないので、そのあたりも稽古で研究していかなければならない。嬉しい事に一人稽古のお題がかなり溜まってきた。

 最後の三十分は後藤氏と共に「杖整体操」をおこなった。先週の月曜日に後藤氏に初めてお伝えし、ほぼ二時間これをおこなったのであるが、一週間ぶりにお会いして不調だった右肩の具合も随分良くなったそうで、私としても成果が出て良かったと思う。私自身としては、長時間のパソコン作業による背中の固まりが解消し、他の体操などをおこなってもほぐれなかった部位に効果があった。おそらく、杖を使うことで痛みを伴わず重力に身を任せられ、その安心感と心地良さにリラックスできることが相乗効果となっているのだろう。固まった背中をほぐすには、一人でも出来る「杖整体操」は是非体験していただきたい。ただし、稽古前にこれをやってしまうと、背中がほぐれ過ぎてしまい動く気にならなくなってしまうので終わってからおこなうと効果的である。

 
 そして本日は「高齢者のための剣術教室」に行ってきました。

 太腿に筋肉が付いてずっと夜中に足がつならなくなったSさんも稽古に対して随分と通りが良くなってきました。昨日後藤氏から伺った、筋肉には水分を貯蔵する役割があり、それが夜中に足がつらなくなった要因にあるのではないかと推察していただき、なるほどそうかもしれないと思ったのである。特に太腿の筋肉が実感出来るほど大きくなったと仰ってましたので、大きい筋肉ですから水分の貯蔵量も増えたことは間違いないでしょうし、これから夏を迎えての熱中症予防にもなっているでしょう。Sさんは「杖整体操」でも一人で行う方法を質問され家でも取り組まれています。やりすぎて脇腹辺りが痛くなったと仰っていましたが、気持ち良いと仰ってましたので今後もやり方を工夫しながら続けて行かれるものと思われます。

 講習では、このところ続けている「繋之型」をおこない、みなさんワイワイと教え合いながら取り組まれております。以前はこういう状態が理想でもあったので、私一人佇んでニコニコ周囲を眺めておりましたが、さいきんは慣れたのか、あちこち回ってたまにチャチャを入れることを楽しんでおります。

 後半の剣術では、新しく抜刀術「飛燕」をおこないました。ここでも抜刀術をやるんですか?と誰かに言われそうですが、これが皆さん集中し考えておこなっております。それが八月で四年になるこれまでの稽古の成果だと私は思っております。

 最後は、五分時間が余りましたのでリクエストを伺ったところHさんが「五歩のやつ。」と仰っていただいたので(名前が無くてすみません)五歩進みながら抜刀して真っ向に斬り下ろす動作をおこない、戻りは正眼にて五歩退き納刀までを一連の流れとしておこないました。 

 今日のクラーチの講習でも合間に足指の効果をお伝えし、皆で杖を持って引っ張り合ったり、身体を揺らし合ったりして楽しみながらその違いを感じていただきました。ちょっとした日常の出来事に稽古でやったことを試してみると益々興味が広がってくるかもしれません。ですから私にとってもみなさんの反応が得られる一回毎の稽古はとても勉強になります。


2018年6月29日 (金) 「杖術講習会」
※主催は合気道無限塾東京です
(お申し込み受付中)

2018年7月16日(月/海の日) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2018年6月 稽古日程

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2018-06-19(Tue)
 

便利な束縛と不便な自由

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、梅雨に入り身体の調子が悪くなりやすい時期にも関わらず全員参加となりました。今年の八月で丸四年となるこの教室も、ここ一、二年は受講生のみなさんお元気でずっと継続して参加されております。

 初めの頃は、「私には無理なんじゃないかしら…」と思いながら参加された方がほとんどだったと思います。しかしながら、今では皆一緒になって同じ内容をおこなっておりますし、実際にやってみて気がついたことも多いかと思います。

 今日は一時間半の講習の最後の三十分に「杖整体操」をおこないました。この杖で身体を整える体操は、一人でおこなえば体操となり、二人でおこなえば整体にもなります。今日は高齢者のみなさんにどういう反応があるのかを知りたくて、敢えてこの体操の効果を知らせずにおこなっていただきました。

 そうしますと、半数以上の方は肩の痛みなど身体の不安から諦めモードに入ってしまい、私がここでおこなう内容は、そうしたことも十分理解したうえでの内容ですので、やらないことには始まらないことから、「そうか、やはりそういう不安からの拒絶反応というものが身体から出てしまうのか。」ということが始めに解り、通り良く伝わったSさんに関しましては私の動きに合わせておこない「快放状態」となっており、他の皆さんには、一人ずつ私が相手をしながら二人一組で行う「二人快放」をおこないました。

 「快放状態」というのは、私が作った言葉ですが、この整体操は整体の要素と体操の要素を兼ねており、身体を柔らかくするとか、筋を伸ばすためにおこなうのではなく、ただ快い、快感に近い状態を得るためにおこなっているものであり、そのため痛いことや身体に悪いことなどは、この運動には含まれる余地が無いのです。そして、この快い状態が背中を中心に流れ始めると、その快さが放たれる「快放状態」となり、さまざまな動きに心地良さを感じるものとなります。そのため注意すべきは、やりすぎてしまったり、依存症になってしまわないか、むしろそちらの方に気をつけなくてはと感じております。

 さあそこで、右肩を上げると痛いというTさんに仰向けに寝ていただいて、「二人快放」(ににんかいほう)をおこないました。これは、杖を介して引っ張る私も気持ちよく、その力の掛け方とその動き方も適当ではなりません。右肩が痛いと乗り気で無かったTさんの目がトロンとして「気持ちよかったわ!」と仰って頂き、次に同じく左肩を上げると痛いというHさんを相手に仰向けになっていただき同じくおこなったところ、Hさんも同様に目がトロンとなりこれだけで「肩が上がるわよ!」と喜んでいらっしゃいました。(これは私もそうですがこれまでおこなって皆一様にトロンとなります。)

 そうしますと今度は、勝手にみなさんそれぞれペアになって同じように始めました(笑)。やはり、体感していただくことが一番であり、とくに長年身体に不安のある方は、始めから諦め易く、心理的、身体的反発というのは、言葉で言ってもなかなか理解してもらえるものではありません。昨日の後藤氏の言葉に、「杖と友達になれたような気がしました。」という、後藤氏がそうした言葉を安易には使わないので、彼自身も、そう感じた理由をしばらく考えておられました。おそらく、この杖を使って身体を整える体操というのは、心理的信仰も関係しているものと思われます。

 ですが、私は整体師でもありませんし、その道に関しましては全くの素人ですので、人の身体を変えてしまうような危うい治療まがいの事には踏み入りません。今日のように、肩が痛くて不安がって避けていたような方でも、目がトロンとするほど快く感じ、自ら相手を探して同じ心地良さを感じていただこうとされていたように、動き自体は非常に簡単なので、肝心なことは、心理的に信じていただけるか、そこに簡単だけど他にやっている人がいないという理由があるのではないかと思うのです。

 あらためて、こうした身体のことには、心理的信仰心が根っこの部分で影響してきます。だから、こうした運動に入る前に呼吸法などで、そうした不安や、余計な雑念を抑え、動きそのものに集中して安易な諦めに逃げない心のあり方を整えているのだと私は思います。逆に整っていれば、直ぐに「快放状態」に入れますので、そうした中で「今日の良いところ」を探して動いていただければ、この状態を体感した人には何度でも訪れるものですので、結果として姿勢や痛みが取れればそれに越したことはないと思います。私の中で、身体がこれほど無理なく気持ち良いと感じているものが身体に悪いわけなどある筈が無いと思っているので、自らの身体で検証しながら今は体系を整理しているところです。こうしたことを人にお伝えするにあたり、特に初めての方に対しては、百聞は一見にしかずならぬ、「百言は一感にしかず。」がもっとも通り良く伝えられるものと思います。

 講習後、ある方とのお話で、私がスマホを持たずにガラケーなのが「何か考えがあってのことですか?」と質問されましたが、その場では敢えてお答えいたしませんでしたが、スマホが手元にあれば便利であることは間違いありません。しかし便利さと引き換えに束縛されてしまうのです。それが数年前からの世の景観のスタンダードとなっていますが、スーツを着た大人が歩きながらゲームやLINEに夢中になったり、なにかのニュースなどの匿名投稿者のコメントを読んでいたり、そうしたマイナス依存が全体的に窮屈感を生んでいるように思えます。便利になれば、その分仕事量が増え結局負担は軽くならないでしょう。今や仕事もLINE活用となっているので、そうした常に繋がっているという束縛感は身体にとっても心にとっても負が蝕んでいっているものと思えます。そうした窮屈感が今後癒えてくるような世情ではありませんし、今の世を生きていくのに、間違っているものに靡かない動き方が出来るか…?それは、幼稚化している現代において余りにも頼りにならないと感じるものが多々あるからです。そうした中で、高収入や老後の安定などの前に潰れてしまう人も多いでしょう。リスクを掛けなければ靡かずに生きていける。世の中は甘くは無い。不便であっても自由であるなら、好きなようにコントロール出来る。先を考えてばかりでいつになったら今を考えるのか。今を考えなければ先は先のまま。生まれてきて一番優れている時期は何時なのか?あの頃の頑張りはなんだったのか?そうしたこれまでの時間を台無しにしないためにも、便利不便利、自由不自由、そうした世の運び方に惑わされず、頭はどこに使うのか、そうした事を問いながらこの生存競争に勝ち残って生きていかなくてはならないという世の現実です。


2018年6月29日 (金) 「杖術講習会」
※主催は合気道無限塾東京です
(お申し込み受付中)

2018年7月16日(月/海の日) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

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2018年6月 稽古日程

2018年7月 稽古日程

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2018-06-12(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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