FC2ブログ

素敵な親子

 連日梅雨らしい天候、九州は大雨に見舞われているが、ニュースを見る限り今のところ実家の方は大丈夫そうである。連日私以上にご実家は大丈夫ですか?と心配されるので、二年前と比べて地元の近くが冠水した映像が流れていない分全く気にはしていない。二年前は、実家の方に姉達と連絡して一日山を下りて旅館に宿泊してもらったが、翌日は岡山に住む姉が非難するというから分らないものである。その年は私の今住んでいるアパート(登録は鉄骨マンションだが、二階建てのためマンションとは言い難い)の屋根が吹き飛び、二階に住んでいる私は、あの時の風の瞬間的な迫力と、その後一瞬の静寂は初めての体験だった。おそらく竜巻であろう。幸い、トタンが全て剥がれただけで、その下地である木までは飛ばされなかった。翌朝、大屋さんが(寝られずにいたのだろう)目を真っ赤に充血させながら後片付けをされていた姿が痛ましかった。今年はどうなるかわからないが、毒をもって毒を制することになる可能性もある。それが何を指しているかは書く必要もないだろう。


 さて、今日は約一年振りに中学三年生となった郁己君とお母様とともに、クラーチ剣術教室に行きました。昨日ご連絡を頂いたので、スタッフの方に許可を頂き、隣のトレーニングルームとの仕切りを一部外し、広い空間の中で講習をおこないました。

 2016年5月から新宿スポーツセンターで、私と二年間毎週月曜日にマンツーマンで二時間稽古をしておりました。役者のMさんのご紹介で、当時小学5年生になったばかりの小さな少年でしたが、声は大きく、最後までよく集中して付いてきておりました。私と郁己君との稽古風景に、隣で指導されている剛柔流空手師範のA館長(以前は代々木に道場を構えてらっしゃいました)から、帰り際のご挨拶で郁己君は毎回褒められておりました。私はその様子を道場に残って見送るのがとても好きでした。しばらくお会いしておりませんが、いつかまた郁己君との稽古で、当時七十五歳と仰っられたA館長にお会いできれば…きっと喜んで下さる事でしょう。
 
 今日のクラーチ剣術教室では幸いなことに全員参加となりました。後で写真で調べた所郁己君は今回で七回目のゲストとなります。今でも忘れませんが、彼が小学五年生のときに初めてこちらへ参加した後、新宿スポーツセンターでの稽古の際に、嘘偽りの無い眼差しで「また、行きたい!」と嬉しそうに話していたのが印象に残っております。当時は、私になぞなぞを出題したり、子供らしさが満天でした。そして彼の一番の魅力は純粋な笑顔にあり、その笑顔は今も変わることなく皆さんの心を掴んでおります。
 
 講習後はレストランで食事をいただきました。テーブルでは、隣同士と向かい側に座ることが出来ないため、一席ずつ空けて、テーブル二台に分かれて座りましたが、それでも関係なく賑やかに楽しい食事のひとときでした。今回もSさんがぬか漬けを作って下さり、皆さんで美味しくいただきました。大人の一年二年は大して驚きはいたしませんが、お子さんの一年二年というのは本当に驚きます。皆、そうして大人から成長を喜ばれて育つのですね。ここでは、郁己君のこれからの成長を楽しみにしている人が私だけでなくいらっしゃいますので、郁己君の居場所がもうここにはありますので、次の八回目をお待ちしております。


 ひさしぶりに講習風景を掲載したいと思います。
 
一枚目は、郁己君が初めて訪れた2017年3月28日の写真です。
2017.03.28 クラーチ剣術教室

そして今回2020年7月7日の写真です。
2020.07.07 クラーチ剣術教室①
2020.07.07 クラーチ剣術教室②
2020.07.07 クラーチ剣術教室③
2020.07.07 クラーチ剣術教室④
2020.07.07 クラーチ剣術教室⑤
2020.07.07 クラーチ剣術教室⑥
2020.07.07 クラーチ剣術教室⑦
2020.07.07 クラーチ剣術教室⑧
2020.07.07 クラーチ剣術教室⑨
2020.07.07 クラーチ剣術教室⑩

 あらためて、人とのご縁が繋がってこういう場が出来るということの不思議さ。偶然が重なり時の流れと共に出会いが広がる喜び。きっとそれは、今を大事にして行くことの積み重ねでしか得られないものなのだろう。人同士は、直接会うことで大事なものが育まれます。これからもそんな事が当たり前に続く世の中であって欲しいと願っております。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は美しい』~合理性を追求した身体の芸術を身につける~


金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い』~型の手続きを追求した剣・杖の実践的な体使い~


金山剣術稽古会

2020年7月 武術稽古日程

2020年8月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-07-07(Tue)
 

さあ、7月以降の準備は整った!

 六月最後の日となり2020年も半分が終る。コロナの半年、失われた半年、新しい半年、暗い半年、もうそんなことを書くのもいい加減にしたいところであるが、後半はこの半年で沁み付いた考え方がどのように世間の中で的を得て行くのか傍観に回りたいところである。頭の使い方というのは、教育方針によっては偏りが生じてしまうものであり、時代はその偏りによって世の中を運営していた。しかし、運営危機に接した際に、その偏りからでは発想が乏しくなってしまうことが今回良く解った。まあ、発想と言うよりは、自己保身のエゴ、そこに何のために勉強したのかということの裏が垣間見える。そういうことに嫌気が差して所謂一般的な勉強から遠ざかった人もいるだろうし、生きる実感を求めて道を選び直した人もいるだろう。

 世の中は、道を選び直せるものであるし、追い詰めることなく導いていくことで救われる人も多いだろう。その状況に合わせて人生の選択をし直せば良い。生涯安定楽に過ごすというエゴは、余りに見通しの甘いものであり、自殺の引き金にもなりかねない。結果がそうであるならそれで良しであるが、結果を求めてしまうとそれは違う。天災、人災、疫病、さまざまに起こる日々の中で、怯えていてもしょうがないし、それが関係ないということでもない。その曖昧な納得のなかで、状況の大変化にも対応出来る準備が出来ているか、それでも偏りたい人はどうぞ。という教育の中で、教師も含めた生徒達がどう感じ、何を求めるのか、迷い続けてもいい、何も考えずに試験をパスして社会に出るよりはマトモである。

 
 さて、本日は「クラーチ剣術教室」に行ってきました。七名の参加者の中で賑わいながら講習をおこないました。お休みが長く続いたので、今までの動きをおこなっておりますが、また私の中で閃きがありましたら、新たな内容も織り交ぜながら興味深いものをお伝えしたいと思っております。先週に続き新たに生徒になられたYさんも真剣に取り組まれておりましたし、久しぶりにお越しいただいた八十八歳のKさんも一時間半最後までご参加下さいました。本当にありがとうございます。

 帰宅してからは、七月の稽古会の全日程と、八月の講習会の全日程を確認いたしました。
 金山剣術稽古会、七月の木曜日は、これまで14時から16時まで新宿スポーツセンターでの開催としておりましたが、これを12時~14時まで戸越体育館での開催に変更いたしました。月曜日の稽古会は中止とし、水曜日と木曜日とさせていただきます。

 Gold Castle 殺陣&剣術スクールの八月の日程はも確定いたしました。九月も確定しておりますので、Gold Castleの開催については安定開催の流れに戻りました。

 私個人の稽古としては、一人稽古の確保が十分に出来たので、この七月と八月の期間は、誰からも見えない完全な一人稽古に集中したい。今年から取り組み始めた構えを廃した抜刀術、コントラストを如何に消せるか、その中での速さ。反射を引き出さない速さは、体感でなくとも視覚情報からでも成せるのか。それは剣術も然り、自らの体内の実感で静から動への細分化がテーマとなってまだ実施できていない。慣性が身体を越えた際には前側が残り身となることのさらなる検証。杖術では、コレというものを決めていないが、身体に任せて何かを引き寄せようと思う。体術に関しては一人稽古という訳には行かないが、「蠢動」からの崩しを柔道場なので遠慮なく試してみたい。

 明日から新たに門人が一人加わることになるので、これからの稽古がまた一段と楽しみである。さて、夜からは甲野先生のところで稽古。この間隔なら、何かがありそうだ。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-30(Tue)
 

守り続けて行くために

 昨日のクラーチ剣術教室では、新たにYさんが入会されました。日本舞踊の経験者ですので腰が安定し、興味深く体を動かしていただきました。あらためて日本舞踊との関連性といいますか、重心であったり身体の整え方には共通した部分が感じられます。

 Mさんもこの二ヶ月の間Oさんと自主稽古されていましたので、動きの中でより難しい始終一致で動く内容をお伝えしましたが、その取り組み方や解釈への集中がこれまでと異なり、自身でおこなう稽古への信頼が増していることを感じました。

 四ヶ月ぶりに復帰のSさんも稽古着で参加され、後方突きなどはとても七十代後半の方の動きとは思えないものとなっております。Hさんも入会されて数ヶ月が経ち、目線や姿勢などこの二ヶ月で良くなっていることに気がつきました。Oさんは、動き終わりの纏まりに芯が感じられるような調和を得られたように感じます。誰一人として、二ヶ月間の間にマイナスになっていないことに、意欲の継続は無意識的にも進展を促すものだと、私にとっても良い経験となりました。 

 講習後は先週に続いてレストランで食事をいただき、先週の会話の流れからSさんのぬか漬けをご馳走になりました。頂いた瞬間に体が楽になる不思議な感じがあり、沢山作ってきて頂きましたが全て食べてしまいました。私も四十代半ばとなり、美味しいものから、体が楽に感じられるものを選ぶように優先順位が変わってきました。とくに発酵食品などはその傾向が強く感じられます。

 在来種と外来種の話になり、その後私の中で感じるのは、植物を含めたさまざまな生き物の中で在来種と外来種の見た目と、増殖のしかたに、もちろん例外もあると思いますが、在来種の自然を損なわない慎ましさというか、品を感じさせるものがあり、今日の日本舞踊との関連で感じた事も含め、身体の使い方や、それに伴う心理的な部分にも、実は人間にも大きく関わっているのだと感じざるを得ませんでした。現代はインターネットの発展に伴い世界が身近に混ざり合ってきておりますが、自然環境がそうであるように、在来の恵みの大切さは失ってはなりませんし、それは世界各国同様に失ってはならない距離感というものがあるように感じます。

 これから先の未来を考えた時に、まだ全く考えられませんが、今の便利さの時代から生まれた人たちの価値観で、便利というもののありがたみや感動に捉われることなく、今の生活スタイルを見直さなければならない事実に気がつき、ネットだけでは具現化できない、未来への希望の道筋が見えてくるような生き方への新たな感動を示すものが必要になってくると思います。

 「守り続けて行くもの」それが自然からの命題かもしれませんし、今はバランスが偏り過ぎている時代だと思います。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

2020年7月19日(日)『杖整体操』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-24(Wed)
 

再開に感謝。クラーチ剣術教室

 まずは、品川区のホームページが昨日更新され、7/1から武道場が再開することが決定いたしました。これにより予定通り、金山剣術稽古会とGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習が開催出来ます。もちろん、世情の変化により中止となる可能性も考えられますが、計画は立て易くなりました。残りは新宿スポーツセンターの情報を待つばかりです。

 さて、本日はクラーチ剣術教室の再開となり、朝早く起きれるか少々不安でしたが、1時頃に就寝し、5時30分頃にパチッと目が覚めたものの、まだ早すぎるとモゾモゾとしながら6時30分頃に起きました。私の場合、目覚めてしまうと一気に覚醒するようで、突然シャキッと動くことが難しくなく、以前夢を見すぎて寝坊したときには、起床後20分で準備を済ませていつもの時刻に駅に間に合うことが出来ました。

 自粛期間中は、なかなか眠れない日が続いたこともありましたが、それは不安からではなく、身体がまだ生活に馴染んでいないことが要因だったのではないかと思います。先週の土日と講習が再開してからは、ウトウトするたびに目覚めることなく、スーッと眠りに導かれております。身体を使うこと、頭を使うこと、人と実際に会うこと、それらが同時に行われることで、今までのサイクルが整ってくるような、ようやく草木に水が与えられたような、そのような気分です。先日の講習に参加された方々も、気持ちよく眠りにつけたのではないでしょうか。

 今日はスタッフの皆様とも久しぶりにお会いし、ご心配いただきながら、6月中に教室の再開をご判断下さり感謝しております。生徒の皆様とも久し振りの再会となりました。二ヶ月間と言うのは、意識的にも無意識的にも変化するには十分な期間ですので、そうした変化を肌で感じながらも、やはり、直接会って身体を動かすということの重要性を確認する良い経験となりました。

 休みの間にOさんとMさんが杖術「三十連円打」をずっと自主稽古されていたようで、今日はその三十連円打を一番から三十番までおこないました。Mさんが最後まで出来るようになり、ご本人がとても嬉しそうにされておりました。同じくOさんもその光景を見て喜ばれていたでしょう。私としても、私が居ない間に自主的に継続して最後まで出来るようになったことが、一番の成果ではないかと嬉しく思っております。もちろん、Mさんだけでなく、それをずっと支えてきたOさんにとりましても、良い稽古になったと思われます。

 その他の皆様も、最後まで出来るようになっておりますし、それぞれにお部屋などで得物を触っていたものと思われます。Sさんは、いつも通りの元気な姿に、思わず忘れてましたが四ヶ月ぶりの再開でした。それでも、殆ど忘れずに動けていますから、頭で考えて解らなくても身体が動いてくれるという、そこに対する信頼がすでに芽生えているようです。Wさんは、身体を動かすことが生活の一部になっていることで安心していられるものがあると思いますので、今回の自粛期間は辛かっただろうと思います。Hさんは、熱心さの炎が弱まることなく、変わらぬ気持ちで取り組んでおられました。そこには、本気で時間を掛けて取り組む中でのビジョンがあるのだと思われます。マイペースが長続きの秘訣ですから良い事だと思います。その他にもお休みされていた方もいらっしゃいますが、ご自身のペースで無理なく安心して参加頂ければそれが一番ですので、無理してやらないことです。無理をしたいときと言うのは、頭で考えるよりも、身体がそうしたくてしょうがない状態になってしまうものですから、その時の無理は無理にはなりませんので、怪我のリスクに関しましても、身体が望めば低いですし、望んでいないのにやってしまうと思わぬ所を傷めてしまうものです。「武術稽古は身体との対話」でもありますので、一方通行の対話でなく、自らの身体というもう一人の自分から聴き出せる耳を持てることも重要です。そういたしますと、信用の経験が加算されていきますので、身体もその信用に応じて、もっとアドバイスをくれるようになります。

 今日は珍しく講習時にお一人見学に来られました。こうしたタイミングというのもご縁ですので、失うものもあれば得るものもある、そんな人とのご縁はGold Castleの再開でも感じますし、自然という流れの一部に適った出来事なのだと思っております。

 クラーチ剣術教室も八月で丸六年となりますが、また少しずつ私も含めた全体を成長させて行きたいと思っております。とにかく、人々の気が滅入る情報が延々と続いておりますので、そんなものに余計に感染しないように、身体と頭と心で予防していきたいと思います。


2020年7月11日(土)『抜刀術 特別講習会』

金山孝之 YouTubeチャンネル

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年6月 武術稽古日程

2020年7月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文

2020-06-16(Tue)
 

踵が上がらず膝が開かない角度が後ろ足の角度

この二日間もまた色々と展開がありました。世間の騒ぎとは別にいつもと変わらない日々を送らせていただいております。

まずは火曜日から。

この日はいつものように「クラーチ剣術教室」へ。更衣室代わりに使わせて頂いている入浴場ではタイミングよくお風呂から上がられた85歳のTさんとお話しするのがいつものパターン。この時間帯はT他に利用されている方が殆どいないため、僅か数分の時間ですが、数年間続いておりますので、楽しみな時間となっております。

 入浴場を出て、右に歩いて十数メートル程の所に講習会場があり、開始時刻の7、8分程前ですので既に殆どの方が自主稽古されております。

 「おはようございます!」と入室し、皆さんの笑顔とワイワイ談笑されているのがいつもの風景です。このワイワイ談笑されている雰囲気というのは、その空間の特色にもよりますが、こうした高齢者の方々が集まって何かをされる場としては自然であり、良いものであると感じております。ですので、私の稽古会や講習会はそれぞれ全く雰囲気が異なるものであり、私自身も自然に、そこにある最も重要な役割に沿って切り替わっているのだと思います。

 杖ではこのところずっと「轟之型」を続けておりますが、興味をもって取り組んで取り組んで頂いているのを嬉しく思います。最後に回転する箇所がありますが、他の講習でも殆どの人は回転する際に下を向いてしまうため、「遠くの人を探すように回って下さい」とお伝えいたしました。こうした言葉によるイメージというのは、自らの経験で覚えている感覚を瞬時に引き出しやすくするものですので、最初はそのようなイメージからおこない、徐々にそのイメージが無くとも身体が遠くの人を探すための感覚から、型の中で回る感覚を掴むようになり、意識のコントロールで掴んでいく部分もあります。

 私も最近になってですが、これまで意識でどうにか考えながら判定していたものを良く解らぬままに行けるという感覚が先に行動を促すようになってきた部分もあり、出来るというのは、意識よりも先にある身体の何かしらの経験値があっての事であると思うようになりました。そのことについては翌日の稽古中に言葉に変換され気が付きました。

 剣の講習では、これも何週かに渡って興味を持っていただいている「柄奪り反し斬り」をおこないました。
 解らないと思いますが動きを全て書き綴りますと、これは相手が刀を抜こうと柄に手を掛けるタイミングに、右手と右足が前方に伸びながら、相手の柄頭、もしくは柄の上部に右手を掛け、流れに沿って左足が回り込むように入り身に入り左手で右手の左側の柄を持ちながら右手の持ち手を柄の下側へと回りこませます。その流れに沿って右足が開きながら背中を相手に押し当てるように両手で右斜め上に引き上げ、刀が抜けましたら、右手を左手の下に位置し直し、右手手の甲側を当てながら杖術の廻し打ちのように押し込んでいきます。同時に左足を右回りに回りこませ、その最中に抜き取った柄が手之内に収まりますので、両足で相手側に回りこんだのち、距離を取るため右足を引きながら物打ち所を相手の後方の首へ付けます。

 これは、最初に柄を右手で押さえた瞬間、相手が無理に抜こうとすれば抜きやすいものですが、抜かれることを察知して柄に手にかけた右手を鞘の鯉口側へ押さえた場合は、相手の右前足を踏んで鞘を上方へ持ち上げれば相手は倒れやすくなります。尤も実戦的には当身や足を掛けたりということになるかと思いますが、それらを無しに、身体に経験させておく無意識へのヒントは重要であると感じます。

 講習後は、ここのレストランで皆さんとお食事。
 先月に続き今月もDさんとお会いいたしましたので、Dさんのテーブルに皆さんと座って一時間を超えて楽しいひと時を味わいました。7月で91歳になられるDさんもクラーチ剣術教室開講当時の生徒さんでいらっしゃいましたので、体調の事もあって今は辞められましたが、当時のようにみんなと一緒に食事が出来るのは楽しみであります。

 記事のタイトルは、このことを本文中に書きそびれたので、強引にタイトルといたしました。


2020年3月20日(金/春分の日)『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

2020年3月22日(日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


金山剣術稽古会

2020年3月 武術稽古日程
(新宿スポーツセンター臨時休館に伴い改定いたしました)

甲野善紀先生からの紹介文

2020-03-05(Thu)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンDVD
『古武術は速い』指導・監修

2020年
BABジャパンDVD
『古武術は美しい』指導・監修

お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

管理画面
月別アーカイブ