怒りのエネルギーの使いどころ

 本日火曜日は「高齢者のための剣術教室」の日。いつもどおり早朝自宅を出て電車を乗り継ぎ会場へと向かう。今日も準特急がお客様トラブルで六分ほど遅れていた。これまで三年間毎週通っているが、このところの遅延率はかなり高い。私の場合、朝のラッシュ時に電車に乗る機会は、去年から隔週水曜日におこなっている殺陣の研究稽古がラッシュを選ばざるを得ない月に二度の試練であった。キャリーバッグと武道具を運搬しているため、電車が来ても1、2本次を選ばなければならない事も少なくなく、たった月に二度のラッシュでも嫌なものであった。だが、毎日行きも帰りもラッシュで通勤されている人は本当に大変だと思う。

 火曜日に私が乗る電車は下り方面のため比較的空いている。乗り換えの電車も混雑とまでは行かないので全く苦にはならない。一時間ほど電車に乗っているが、この時間帯は毎週の講習内容を書き出す時間となっており、いつも到着駅の数駅手前で書き終える。ホームページにこれまで書き記した講習内容を全て残しているが、かなりの量になってっきた。蟹と雀がいつ頃から始まったのかも確認出来るだろう。

 ひとしきり話が逸れたところで、今日の講習に入ろう。

 今日も会場に到着すると、早くもHさんとKさんが杖の稽古を始められており、私が室内に入るとお二人の掛け合いがまるで漫才のように面白く、こうした雰囲気は何より元気の元になっていることを感じさせられます。真剣に集中しながらも、脱線して笑い合うところなどこの教室の特色と言えるかもしれません。頭でっかちになりすぎず、身体に聞いてまずは動いて楽しむ事。出来ることだけに気持ちが強くなりすぎると逆効果となってしまうこともあります。その行為そのものがどうであるのか、ということが大事であり、他の教室でおこなっている型稽古などでも見落としてしまうものです。案外そうした考えといいますか視野を持つことで出来るようになる近道になることもあります。
 
 今日で三週目となる肩甲骨の体操ですが、皆さん徐々に興味を持ち始めてきました。難しい動きですが背中の状態がどのように感じられるか、その実感が意欲的になり始めるキッカケとなっているように思えます。適度にやることが大事ですので、やり過ぎないように私も進めて行きたいと思います。

 今日は新しく相手を付けての「廻し打ち」をおこないました。相手を付けることで情報量が増え、これまでおこなって出来ていた動きが急に難しくなってきます。今回、誘いから抜いて籠手を狙う動きといたしました。棒を使った体操とも言える内容をおこなっておりますが、時々こうした相手を付けて緊張感のある内容も、刺激になり時間を忘れてのめり込むことになります。

 あらためて思うことは、ここでの講習は私の好きなように自由に任せて頂いている事が皆さんとのダイレクトなやり取りの中で上手く実を結んでいるように思えます。もちろん、こちらのクラーチ溝の口様には、大変お世話になっておりとても有り難い環境で講習をおこなわせていただいております。以前、イオンカルチャークラブで講師をしていた時期もありましたが、やはり中間に人が入ってしまうと全然違う環境になってしまうことを痛感いたしました。生徒が活き活きとしていられるには、私が活き活きとしていなければなりません。その活き活きとするために私は私の環境を整え居場所を作り、そのために得られないものを甘んじて受け入れなければならないし、そこに私の貯めておいた怒りのエネルギーが使われていることを知っています。これからも確かな実践で私の場を大事に育んでいきたいと思います。


2018年3月10日(土) 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2018年2月 稽古予定

2018年3月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-02-14(Wed)
 

今年三回目の体験学習

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、ゲストとして、春休み、夏休み、そして今回の冬休みと今年三回目の体験学習として私の稽古会の門人でもあるI君がお母様とともに参加されました。

 今日は今年最後の稽古納めということもあり、生徒のみなさんも全員参加されワイワイと盛り上がる楽しい講習で締めくくることが出来ました。I君も「また行きたいです!」とよく言っておりましたので、今回で三回目ということもあり、私としてはみなさんを見てあげるようにお伝えし、ほとんど彼に任せていました。人生の大先輩であるみなさんにとって、どんなことも人生経験で感じられてますので、I君のように心が真っ直ぐであれば何も心配する事はありません。

 今年の四月から10㎝伸びたという身長にみなさんも驚いていましたが、ニコニコとした笑顔の子供らしさは変わらないので、みなさんから可愛がられている様子がなんとも嬉しいものでした。

 講習後は五分ほどI君との演武というか稽古風景を見たいという方が多く、生徒以外に二名の方が見学に来られ、みなさんの前で、I君と杖術を稽古いたしました。その後はレストランに移動してみなさんとご飯を食べながら色々とお話をいたしました。I君得意の自作なぞなぞで盛り上がり楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

 多感な時期に私と過ごす時間が彼にとってどのような影響となっているのか彼にしか分かりませんが、人の気持ちを考える事が出来ますので、それ故に悩む事もあるかと思いますが、大きな心でこれからも育っていっていただきたいと思います。

 ご両親様の思いの中で、今の彼の経験がありますので、これからも感謝の気持ちとともに色々な経験をして頂きたいと思います。

 今年は今日で最後となりましたが、またみなさんと元気な姿で2018年もお会いしたいと思っております。生徒のみなさん、スタッフのみなさま、いつもありがとうございます!毎週火曜日のこの時間は私にとりましても心のリフレッシュとなっております。人と人とが出会い接することの重要性は、生きていく中でとても重要な学びです。自然と身に付くものではありませんので、生きていくということは、人とどう出会いどう接していくかということを追求していく事にもなりますので、そのあたりは錆びないように練磨し続けていかなければならないと思います。また来年もお世話になります。ありがとうございました!


2017.12.26 高齢者のための剣術教室①

2017.12.26 高齢者のための剣術教室②

2017.12.26 高齢者のための剣術教室③

2017.12.26 高齢者のための剣術教室④


2018年1月8日(月) 成人の日 「関西杖術特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年12月 稽古日程

2018年1月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-12-27(Wed)
 

不思議さと納得と感謝の心

 台風が続いた後、気持ちのいい秋晴れが続いている。雨が降り嵐が来るから、見事な青い空に輝く月、そうしたものにまるで感情があるかのように優しい気持ちにさせられてしまう。自然が与える人間の心への影響にはいったいどのような意図があるのだろうか…

 今日はまた不思議な体験をした。また、というのはここ最近不思議な現象が続いて起きており、この事に関しては何となく今の生き方をしていれば自然とそのようなことも起きてくるのだと納得している。これまでの現象はここには記さないが、今日は17時30分頃の電車に乗った際に、隣に座ったビジネスマンから私の身体に息苦しさとマイナスな不快感を覚え、「これは一体どうしたことだ!」と驚いたのであった。なぜ驚いたかというと、そのビジネスマンの方は見た目も至って普通であり、私の身体に触れるわけでもなく、体臭がしているわけでもなく、イヤホンで音楽を聴いているわけでもない。だが、どうしようもない不快感に目を瞑って呼吸を整えて見るものの全く消えることは無く、ただ身体が意識とは違うところで反応している事に驚いたのである。しばらくして、その男性が降り、同じくビジネスマンの方が座ったが、さっきまでの不快感がスーッと消え元に戻った、というより心地良さすら感じる程の違いがあった。これがいったいどういう事なのか分からないが、完全に身体の左側が私の意志とは関係なく反応していたので、「あぁ、人はこうした感じ方が先にあって判断していることもあるのか。」と意識的にあるのか無意識にあるのか分からないが、その強さは人によってさまざまであると思われるが、ここ最近私の中でそうした部分が今までと違う事だけは確かなようである。

 少なくとも今までは、そうした部分に置いて敏感な方ではあったが、それは相手の一瞬の表情や反応を感じてのことであった。しかし今日は相手の顔も見ていないし、なんの違和感も目には映らなかったのであるが、私の身体への感じ方には確信的な違和感が消えることが無かった。今日のこの体験は、今後の身体感として私の道行く先々で重要になってくるだろう。

 さて、本日の「高齢者のための剣術教室」では、いつもの杖の体操から始まり、今日は歩幅を大きく取ることを目的に進めていきました。杖の廻し打ちに三歩足運びを付けて、少しずつ歩幅を広くとって頂きました。いつもとは違うこうした新しい試みは皆さんもより楽しんで取り組んでいただけますので、私としましても嬉しい瞬間であります。講習は生もの(ライブ)ですから、予定通りに当て嵌めてはつまらなくなってしまう事があります。その時その瞬間に試みる事が、それまでの経験や、今おこなっている事、影響を受けている事、などそうしたさまざまな事柄が混在しながら頭の中で自然に導かれていくようにおこなっていくものです。これは毎回不思議に思うことですが、咄嗟の出来事に潜在的なる重要なものが含まれているように思われます。

 今日は休憩中にKさんがこのところ私が最後におこなっている鞘付木刀を使っての抜ききらない体捌きの抜刀をおこなったことで、転びやすい自分の左足の癖に気が付かれたようで、足が内側に向いてしまう事で膝が曲がりにくくなり、小さい段差でもつまずく事が多かったそうです。抜刀の体捌きでは、足、膝、腰、肩、そうしたものが連動して普段動かさないところまで、鞘から刀を抜こうとする明確な目的があるため、何度も繰り返しておこなうことになります。特に女性は内股になる方が多いため、こうした足の開きによる股関節や腸骨筋を使う骨盤全体の運動は身体の歪みや、癖を矯正するには効果的であると思われます。何事もバランスが大事ですので、内股で過ごされている方はこうした稽古の場で開いて調整されたほうが宜しいでしょう。

 夜からは住吉でI氏と稽古。今日は貸切り状態で他に誰もいない剣道場を二人で広く使う事が出来た。今日は私が滅多におこなわない剣術による袈裟斬りをおこなった。なぜ滅多に行わないかというと上手く伝えようが無いからである。体術的な感覚で、目に見えないほどの違いが実感として大きく異なるため、その事を説明するために細かい事を言えばチンプンカンプンになるので、大まかな事しか言えないのである。

 だが、今日はI氏ともうすぐ稽古が出来なくなるかもしれないので、なるべく伝えるようにおこなった。当然チンプンカンプンになってしまうが、私とてハッキリ分かっていないので、私自身まだ教えられる段階に無いのかもしれないし、こればっかりは私にとってもっとも重要なものとして捉えているので、シンプルさ故の難しさとでも言うのか、なぜだか武術稽古を始めたころから、誰かの教えや影響とかではなく、袈裟斬りに関しては身体感や感覚的な稽古法としてこだわりの様なものがある。

 最後にI氏にマンツーマンで初めて抜刀術をお伝えした。私も鞘付木刀であったが、細かい歩幅や手首の使い方、軌道など、そうしたものが全て整ったときに、これまでに体感したことのない動きを実感出来る。今回は袈裟斬りも含め、そうしたことに近付くための何かを感じとっていただけたのではないだろうか。

 日々色々な方と出会い、稽古をし、そうした中で次なる展開が開けてくる。どうしてそういう人生になったのか不思議に思うが、今日の不思議な出来事も含め、そのことに感謝し、感謝するということを忘れないように、当たり前のことが出来なくならないように、自分の人生を生きていかなくてはならないと思う。


2017年11月25日(土) 「剣術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年11月 稽古日程

2017年12月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-11-08(Wed)
 

今の時代を生かされて

 秋晴れの清々しい朝、いつものように「高齢者のための剣術教室」に行って来ました。今日は先月転倒されたIさんが元気に参加され、私も嬉しかったため暫くの間傍で一緒におこないました。毎週定期的におこなう講習の良さにはそうしたアクシデントやさまざまなエピソードなどが、共通の話題として話せることにあります。そういう意味では人生経験豊富な先輩女史の方々はさすがに上手に乗り越えていかれますね。ワイワイと賑わっている中にも、人生経験による懐の深さにはさすがだなあと感じます。

 私もこの武術(剣術や杖術)を通じて、小学生から高齢者の方まで直に観て来れた事は大きな経験です。やはり高齢者の方が活き活きと生きていくには、「現状維持に努めて下さい。」では、意欲のある人にとってはマイナスです。結果として現状維持ならいいのですが、最初から現状維持に努めて下さいでは、希望の芽を摘んでしまいかねません。現にこの教室では、Oさんはかなりの情報量が脳内に蓄積されており、そうしたことから観た動きを覚える早さには驚かされますし、人の動きを観て気がつく部分も良く観える様になってきております。11月でOさんも四年となりますが、ここ近年では週に3~4日稽古されているので、現状維持どころか筋力、集中力、感覚、空間把握、そうしたものが成長されています。人が元気になるということは、データに基づいた結果が正しいか正しくないかということよりも「人を元気にさせる」という気持ちが第一でなければならないと思います。

 先月転倒したIさんも、病気と付き合いながら元気にニコニコと参加されております。出来る出来ない、身になる身にならない、そんな事よりも、意慾的に取り組んでいるその瞬間が何より一番なのです。生きているということはあきらめないということでもありますので、その意欲に火をつけ、可能性を導いてあげられる事が私にとってのここでの使命であるかと思います。

 Mさんからも毎回お話を伺いますが、昨年まで手術や薬の副作用などで寝たきりになりもう何にもやる気が起きなくなってしまったと仰っていましたが、今年の6月に入会して、ほぼ毎週参加され笑顔で楽しまれています。「今は、自分を褒めてあげたいと思えるようになりました。」と仰られた事は私といたしましても感動的な感想であり、これからの高齢者の方に対する可能性について考えさせられるものです。

 HさんKさんのコンビも毎回漫才のようなやりとりに笑わせられておりますが、Hさんはとにかく体力があり熱心。Wさんもそうですが、Gold Castleや特別講習会でも問題無くおこなえるでしょう。Kさんはその昔バレーボールの凄い選手だったようで、時代的には東洋の魔女ですから、相当練習がキツかったようです。いつも気を使ってくださり、この教室を愉快に心地良くさせてくれている存在です。

 これからもそうした意欲と可能性を大事に、熱心な人やその方々の取り組み方に応じて私も見守っていきたいと思います。


 夜からは住吉でI氏と稽古。

 今回もジックリと杖の打ち方や突き方を観察しながら修正をおこなった。杖に関しては後藤健太氏のブログhttp://www.ccore.co.jp/plus/に解りやすく説明されているのでそちらを読んで参考にしていただければと思う。(実際、私も参考になっている!)

 今日はかなりの時間杖の基礎的な操法に時間を費やした。こうした稽古は、私の一人稽古ではここまでジックリ観察しておこなわないので、手の内の意味など、それをおこなっている身体から教えてもらう事がしばしばある。だから、頭で考え過ぎるということは、今あるものの中で対処しようとしていることであり、身体の感覚、直感、(瞑想に近い状態でおこなう場合もあるが)そういったなかでの発見、気付きというのも、同じ脳からではあるが、感覚としては身体から脳に流れているような(皮膚感覚や重心の把握、動きの調和など)気分である。

 私も不思議な縁で稽古が全ての生活になっているが、同時にいろいろな方との出会いも訪れている。この稽古と出会いというのは切っても切り離せない繋がりがあるが、これからの出会いというのは少しずつこれまでに無いものになっていきそうな気もしている。(今現在もそうなってきているが…)「普遍性」という、後藤氏のブログからこの言葉を多用しているが、そうしたものがさまざまな出会いを生み出していくこととなっていくのであり、私の感覚からすれば今はそれが求められている。

 平和は何よりも大事なものであり、そうした中での娯楽は必然のものである。だが、少し離れた目線で観たときにテレビや混雑した街中での有様など、何をやっているんだという人間の愚かさを見せ付けられてしまう。私としても足りない頭で沢山勉強しなければならないし、そのための時間も捻出しなければならない。これからの時代は、自由に主張できる反面、色々な意味で差がついてくるように思える。


金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-25(Wed)
 

向かう先であり辿り着く場所

 甲野善紀先生の著書『剣の精神誌』の中に、老荘思想の根幹をなす考え方として「なにも思わず、なにも考えず、決められた場所や立場に拘束されず、なにかに従い、すがり、頼りにすることなくして、はじめて道を得、道に安んずることが出来る」という一文を忘れないように記録しているが、いつの世も、人は不安に駆られ人はどうあるべきかということを考えさせられながら生きている。当時の人々は現世には存在しないが、人類は途絶えることなく今に続いている。現世と太古、ひとは何が変わり何が変わらないのであろうか…いつの世にも歴史があり、現世もいずれ歴史になる。「今を生きる」とはどういう価値なのであろうか…


 さて、本日火曜日と言えば「高齢者のための剣術教室」に行ってきました。毎週お世話になっているこちらの会場へは、講習のために行っているのはもちろんですが、スタッフの方や、居住されている方々とお会いしご挨拶すること、以前参加されていた生徒さんと立ち話をすること等々、笑顔に包まれた空間で楽しくお話させていただくことが、私にとりましても癒しになりますし、ひとが生きていて日々その事への不安や切実な思いというのが、少しでも薄れていくような、忘れてしまうような、そんな思いを会話から僅かにでも感じますと、私も真剣にさせられ、頭で考えるよりも、身体が、心が、反応してその方に接するようになった気がいたします。こちらの会場で私が学ばせて頂いている事、経験させて頂いている事は、私も仕事という考えでおこなっておりませんので、もちろん報酬は頂いておりますが、先に記載した老荘思想の根幹をなす言葉のように、ありがたい環境であってもその環境や待遇にすがるつもりも無く、私は私の思うようにさせていただいております。そうした接し方につきましては、私は純粋に稽古を思っておこなっておりますので、自分の評価や、皆さんに気に入ってもらえるようにということを第一に考えておりません。

 三年前に有志で始めた剣術教室ですが、先日こちらの運営会社のホームページの教室紹介として掲載していただきました。カルチャークラブのような縛りも無く、自由にやらせていただけることは非常にありがたいと思っております。あらためて感謝の気持ちとともに、毎週火曜日は私にとっても、心を浄化させる一日として大事にしたいと思っております。


 一旦帰宅し、午後は半年に一度の歯医者の定期健診に行き夜からは住吉でI氏と稽古。

 …の予定であったが、なんと今日は休館日!

 I氏に連絡して会場近くで合流。昨日が祝日だったため休館日が一日ずれてしまったことに気がつかなかった…。

 せっかく時間を割いて来て頂いたI氏に申し訳なく、帰り道の小名木川沿いにある遊歩道で体術稽古をおこなった。二十分位おこなったであろうか、私にとっても、バッグを肘に掛けるより肩に掛けた方が楽であるという会話から得るものがあり、稽古に活かす事が出来た。そこからより発展出来そうな感じがしたので、私の中でその感触を寝かせておこうと思う。

 I氏とさまざまな話もでき、現在の私の客観的な実感から、次の器を満たせるものに移ろうかと思えるようになった。それはマトリョーシカのように、中に同じ人形が何体も入れ子構造によって入っているような感じというのだろうか、コップ状の器の中にそれが何個も入っており、一番中心に入っている小さいコップに少しずつ水が滴り落ち、満杯になってその次のコップに注がれていく。やがてそのコップも満杯になり、その次のコップに注がれていく。といったふうに、中身が満杯に満ちたことでようやく次の段階に移れるという意味合いである。

 大きな器を満たすには、そこに至る全てのコップが満たされていなければならない。コップを満たすには、一番初めのコップに入る水の一滴が、満たされ大きな繋がりとなってさらなる大きな器が用意されてくる。

 「なにも思わず、なにも考えず、決められた場所や立場に拘束されず、なにかに従い、すがり、頼りにすることなくして、はじめて道を得、道に安んずることが出来る」

 私にはコップの水一滴が溢れたときに、次なる道が見え、その一滴が得られる生き方こそ私にとっては向かうべき道であり、辿り着く場所であると思っている。


2017年10月14日「杖術 特別講習会」
(残り二名となりました)

金山剣術稽古会  

2017年10月 稽古日程

2017年11月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-10-11(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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