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心の沈殿化

 キツイ事を書いたがそれらを全て削除し新たに書き始める。じつのところ良く分らない人には気をつけなければならないという内容だった。


 さて、気分を新たに本日の「クラーチ剣術教室」では、手首を骨折した(講習中ではありません)Hさんとお会いし元気な様子に安心いたしました。後ろに滑って転倒した際に手をついて骨折したそうですが、先週の講習でWさんの立ち止まり方に二度ほどヒヤッと感じるものがあり、それを帰り際に扉の前でお伝えしたところ、本日Wさんが訪れるなり「先生私を呼んでみて下さい!」と仰ったので「???」と意味が分らずもう一度訊き直して「Wさん?」と呼んだところ後ろ向きから「ハイ!」っと振り返られましたので、「あっ、先週注意した振り返り方ですね!」ということで、あれから意識して気をつけていたのだと嬉しく思いました。

 どういう部分がヒヤッとしたかと申しますと、Wさんのユーモアさからなる振り返った際の姿勢が上体を仰け反るような後ろ重心になっており、これが癖になってしまうと、場所によっては危ないと感じ余計なお世話と思いながらも先週の帰り際にお伝えしたのです。

 それを受けて本日Wさんがお会いした早々に直した動きを見せて下さいましたので、「じゃあ今日はこれをやろう。」と、私の合図で止まって頂く内容の足運びをおこないました。

 杖を構えながら歩き、途中で360度ターンしその合間に一度杖を左右持ち替えながら進み、端まで来たらもう一度持ち替えながら180度ターンして止まるというものです。その合間に何度か私の合図で静止していただくことをおこないましたが、なかなか私の意図が伝わらずに、ターンもなくそのまま真っ直ぐ歩かれたり、ストップの合図でも止まっていただけずマイペースな状態に、慣れている私でも今日は「むずかしいー!」と思いました。笑

 その後おこなった杖の払いからの左右持ち替えと足運びを組み合わせたものが、全身運動として効果的であることが実感でき、今後の講習内容に採用することにいたしました。

 剣では逆手廻し納刀をおこないました。難しい納刀ですが今日は身体を動かす内容で疲れたことと思いますので、頭を使う内容にし、手の内の操作法や手順などお伝えいたしました。

 講習後は月に一度の食事会。今回もTママさんが皆さんのために二品作ってきて下さり、レストランの食事と併せてご馳走になりました。今日は縁起の悪い話で盛り上がってしまいましたが、いつの時代も良くない話題のニュースが人々の関心を集めますので、自らの話題や情報発信にはなるべく前に進めるような救いのあるような話題にしたいと思うのです。影響力というのは無意識レベルまで浸透してきますので、心のバランスを乱されない情報を制御しながら、実際のところと売り上げが絡んでいるものを見極め惑わされないことです。

 少し脱線しますが、ゲームにしても、アニメにしても、マニアックな世界の夢中になるようなものでも、仕掛け人がいて、その仕掛け人の術中に見事に嵌っている事がなんとも痛ましくもあり引いてしまうものです。そこに心が付いて来る様なものが夢中になっている世界のものから感じられれば良いのですが、偏りすぎてしまい、見た目だけのものにどうして夢中になれるのか、それがファッション感覚というものなのかもしれませんが、生きていく中でいずれ足りないものに気がついてくる筈です。そこが精神的安定にも繋がりますし、実際のところにも関係してきます。ブームというのは、心を置いてきぼりにしやすいのかもしれません。ですから多くの人が一気に夢中になりますし、時期が立てば一気に冷めてしまうのではないでしょうか。心が関わるとそれぞれの心にとって入りにくいバリアが感じられるのかもしれません。ですから、ブームに影響されず心を置き去りにしないように生きて行かなくてはなりません。少なくともこれからの人生はそのように掌で転がされやすい商売が成り立っていますから、心を感じながら育てながら直に触れ合う人とのつながりがを大事にしなければなりません。

 インターネットやSNSの影響力が強まる一方でそのようなことを危惧しております。


 そして、夜からは住吉でS氏と稽古。

 今夜は私自身も得るものがあった。

 それは技ではなく、心の状態を整える稽古の方法である。

 緊張や力みというのは、なかなか自分の意識では解決しにくいものである。簡単な説明でも、この緊張と力みが生ずると伝えている言葉がただのサウンドとなってしまうように、まるで意味が届かないことがある。これは私自身これまでにも指導していて何度か経験したことがあるが、今日はそうした状態の方にとって大きな一歩を実感していただくことが出来た。

 それは、瞑想後の心の沈殿化に近い状態を作り出すことである。その自律神経にある交感神経と副交感神経の優位性のコントロールである。そこに関わるのは深い呼吸と、具体的な集中意識である。

 その呼吸と具体的な集中意識は、自律神経の優位性を変動させ、まるで心のなかにあるざわめきやモヤモヤが、その集中状態の間に下の層へと沈殿し、透明でクリアな心の状態が、自然な静まりと動じない落ち着きを保ち、雑音や雑念から開放されるのではないかと私の実感としてはそのように思うのである。

 そのようにして、普段意識しない呼吸と集中すべき部分を、杖術の「八連円打」の中に入れS氏の動きを確認したところ、動きがハッキリと変わってきた。とうぜんその瞬間にS氏からも感想がこぼれた。講習後もS氏から感激のメールがあったように、心の状態がいろいろな情報を受け取ろうとし過ぎてしまい、何曲も同時に掛かっていて一体何の曲だか分からない状態のような、自分の身体が自分のように思えないような心の状態に陥り易い人は時折出会う。自らを観察しなければ、自らの状態がどうなっているのか分らず、出来ているのか出来ていないのか何が原因なのかも分からなくては稽古以前の段階と言えるので、まず大事なこととして、自らを観察するための「心の沈殿化」を呼吸と具体的な集中意識によって整えることが可能であった。

 これは、稽古が進んでいけば、自ずと自らの身体の課題に向けて具体的な意識が芽生えるので、自然と心の沈殿化に繋がるのだと思う。呼吸は、身体が整って集中していれば、その状態になっていれば呼吸は考えなくてもよい。逆に、どうしても身体と心が整わないメンタル的な問題がある場合は、呼吸から身体を整える手順もあるだろう。だが、その呼吸がパターン化してしまうと、身体で整えられる心と身体の状態に水を差す意識の呪縛があるようにも思っている。私がさいきん特に感じているのは、身体の能力以上の意識的判断は無いと思っているので、身体に任せてしまえることが何よりの能力であり脳力であると思うのだ。

 今日得た、呼吸の意識と具体的な集中は、瞑想で得た実感からのヒントであるが、指導者としてもこれは取り入れると成果が上がるように感じた。出てくる言葉が変わるように感じたためである。

 骨格のこと、感覚のこと、重心のこと、心のこと、その日によってさまざまに教えてもらえることに感謝している。その教えは深層心理から浮上したものであり、その浮上のキッカケは稽古や講習で相手との濃い情報の中で交わす身体感からである。現代武術という、身体感的内在心理の養成は現代を生き抜く術を自らの体内に宿すものである。そうしたことに、私はなぜだか急激に速度を上げて進んでいる気がしている。


2018年12月15日(土)「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

2018年12月23日(日)「杖整体操」の開催(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会HP

2018年12月 稽古日程

2019年1月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2018-12-05(Wed)
 

心理と真理、深化と進化

 昨日は「クラーチ剣術教室」に行ってきました。二週間ほど記事を書いておりませんでしたが、その間にHさんがお孫さんと一緒にいた時に転倒して右手首を骨折されたということで、毎回一時間ほど早く自主稽古をされていたHさんがいらっしゃらないのは私にとっても少なからずショックでした。また、Kさんもこれまでのような体調ではなくなり、お歳も八十七歳ということもあり無理はさせられませんし、Hさんとの掛け合いが見られなくなったのは本当に寂しい限りです。

 あらためて、そういう年代の方々と講習をさせて頂いている。ということを実感いたしました。私は幼少期に両親それぞれの父母、つまりそれぞれの祖父と祖母と一緒に暮らしておりました。共働きでしたものですから、家に居る間はいつもそれぞれの祖父母に可愛がってもらいそのことを思い返すと今でも涙が出てしまいます。

 私が、七十一歳で亡くなられた喫茶店のマスターを一年間一人で見守ったことも、どこかに私の中で恩返しがしたいという想いが常に内在しているのかもしれません。

 あまり湿っぽい内容はやめましょう。


 昨日の講習では、窓の外から紅葉が見られだした会場で、みなさんと共にいつものように杖を使った肩甲骨の開閉運動や、股関節を深くたたむ運動、深呼吸などから始まり、各打ち込みや突きをおこないそれらを繋げた動作もおこないました。

 二十連円打の十一番から十三番までを先週と同じく細かい手の内の使い方までお伝えし、特に十一番における左手の送り方に手品のような不思議さと見ていてもやっていても心地良い運ばせ方があり、先週Kさんがそこに着目されご質問されたときに、「これは企業秘密なんで本当は教えたくないんですが…」と冗談を言いながら、意外や意外にみなさんこの左手マジックを面白がって取り組んで下さいました。

 この日の発見は水平の切り返し。身体に負担が少なく、かつ身体の芯に効くものとしてこの日に直感的に考案した水平の切り返しが、私自身なんとも心地良く「ああ、これはクラーチだけでなく、今後の講習会や稽古内容に取り入れる新たな剣の操作法としよう。」と思えるものでした。

 つまり、右から左への胴斬りから素早く左から右への胴斬りとするもので、連続切り返しのように体の枠からはみ出ない様に、体幹と新しい調和感覚を養う稽古法として採用に至った。横方向への重心移動にともなうスライドと前後の差し換えを手続きの中で高速におこなうのであるが、これは音で動きの良し悪しが判断できる。どうして音で判断できるかというと、動きの中で横のスライドから前後への差し換えは踵が上がりにくく自然と良い足捌きになり易いのではないかと思えるからである。ベタ足で重心が良い位置にあれば音は自ずと良い音になるからこれもまた見栄えと同様に不思議なものである。

 話を講習に戻します。

 木刀を振るのが苦手な方でも、切っ先が体の枠より出ないように取り扱うことが出来れば、腕への負担も少なく、同時に体幹部も育ちますので、高齢者のみなさんにとっては今後もこの「切り返し(平)」を講習内容の一つとして実践したいと思います。剣の方が大好きなSさんの足捌きが良かったので、やはり好きなものは動きも自然と良くなるのだと見ていて感じました。

 開講して五年目と入りましたが、一年以上新しい方が参加されておりませんので、この教室ももっと開かれた空間として個人のためではないグループ共有の場として空気を入れていくことが、私自身心理的に継続していくという今後のためにも必要であると感じます。


 夕方からは近所の喫茶店で、あるプロジェクトを企画運営される方と今後の展開についての打ち合わせ。ここでも「現代武術」という言葉にたいへん納得して下さり、打ち合わせの三分の一はこれについての話で時を忘れてしまった。とにかく、私に出来る範囲のことで出来る事は協力したいと思うし、これは相手が好きか嫌いかで決まってくる。好きであれば条件は後回しでやりたいのである。嫌いであれば条件が良くてもやりたくないのである。これは私のこれまでの生き方(性分)なので変えることは出来ない。だから結局のところは、好きな人としか活動をしない(できない)ということであり、そのことは自分自身が一番良くわかっている。

 武術を始めて毎年一年ごとに、一年前からどうなったかを振り返っているが、思いもしなかった状況の変化や技の進展は続いてきた。だがそれは、一年前の状況ではまったく予測していない想定外という想定内であったが、来年の今頃は大きな変化を予想しながらも想定外の状況となることは間違いないだろう。気を引き締めて、新たな出来事、不慣れな状況に、私の中で身体感的内在心理がどのような働きを持って状況に対応していくのかその辺りを見極めながら2019年は進化しなければならない。


2018年12月15日(土)「抜刀術 特別講習会」(お申し込み受付中)

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2018年11月 稽古日程

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2018-11-28(Wed)
 

明日に備えて

 気がつくともう20時。明日の撮影に備えて今夜は時間的に予定を入れないようにしていたが、ホームページなどの作業をおこなっているとたちまち時間が過ぎてしまった。

 今夜は簡潔に記したい。

 昨日は夜から新宿スポーツセンターで後藤健太氏と稽古。後藤氏との稽古はかなり自由になってきた。それは後藤氏への信頼でもありその自由さの中で発展的模索が常にアンテナを張っているので自由な心理状態が実は効果的な状態となっている。こうした個人開放施設の武道場に行って稽古をしているというよりは、私設道場でリラックスして稽古をおこなっている感じがする。施設と私設の違いは、稽古空間が異なればその稽古自体も形だけに留まらなくなってくるのだろう。

 鍔や切羽を見せて頂き、それぞれの材質や形状匂いまで興味深く観察。なかでも刀傷のある鍔は色々と想像を掻き立てられ後藤氏も私も互いに盛り上がった。

 杖や木刀での新しい抜き技も稽古し、あらためて私の剣術の目指すところは分っているけど防げないものへと向かっている。そうした操法が今後も突然見つかるだろうし、自然、剣術の稽古はシンプルなものとなってしまう。しかしながら見た目にはシンプルでも、細かい手続きや心理的な作用が身体的働きに関わってくるまでを考えるととてもじゃないがシンプルではない。だから飽く事の無い探究心が尽きないのだろう。

 後藤氏との稽古や会話の全ては稽古としてとても有意義であり有り難いものである。


 そして本日は、クラーチ剣術教室に行ってきました。

 約一ヶ月ぶりにKさんがお見えになり、体力的に心配でしたが休み休みおこなっていただきました。それでも、今日のような湿度の高い日は息が上がりやすくもありますので、今後は私ももう少し押さえていこうと思います。八十歳代の方が増えて参りましたので、体力的な面からもペースダウンも必要です。しかし、体力のある方がやっておりますと、それに引っ張られるかのようにやってしまいますので、その辺りの見極めが此れまで以上に難しくなってきたように思います。そうしたことが私にとっての大きな勉強ですから毎回得難い経験をさせて頂いております。

 講習後は月に一回のレストランでお食事。十日間の船旅から戻られたSさんのお話を伺いながらいつものように美味しくご馳走になりました。今日は社長ことIさんが、早くからお越しになって頑張って付いて来て下さいました。これからも適度に無理の無いようにマイペースで参加して頂ければ嬉しいです。無理して義務的に頑張ることは長く続きませんし身体にも良くないですからね。

 みなさんに見送られてクラーチ溝の口を後に、本降りの雨の中傘を差して最寄り駅までいつものように歩く。この雰囲気は一緒に参加されたゲストの方々には分っていただけると思います。逆に元気を頂いちゃうんです。お互いに元気になるのは一番ですね。

 明日はBABジャパンから発売されるDVD撮影のため、朝から都内某所へ行ってきます。打太刀に三名の方をお願いしておりますので、明日は金山剣術稽古会メンバーにとっては初めて尽くしの経験となります。そうした経験をさせていただけるキッカケとなったBABジャパンのスタッフの皆様には感謝しております。明日はそれぞれに新鮮な気持ちで向かいますので皆様よろしくお願い申し上げます。


2018年11月17日(土) 「杖術 特別講習会」のお知らせ(お申し込み受付中)

2018年11月22日(木)23日(金) 「関西特別講習会」(お申し込み受付中)

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2018年11月 稽古日程

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2018-11-06(Tue)
 

身体と心、言葉と強さ。

 最近は「クラーチ剣術教室」の存在がこのブログを通じて広まったことで、それまでどういう教室か分ってもらうために敢えて「高齢者のための剣術教室」と表記しておりました。ある方が「西洋剣術も教えられているのですか?」と私に質問され一瞬「???」となりましたが、2秒ぐらいして「ああ、クラーチ剣術教室のことですか!」と大笑いしてしまいました。

 話のついでに、日曜日の深川スポーツセンターで、見学者用と高齢のOさん用にインターホンで「すみません、剣道場に椅子を二脚持っていただけますか?」とお伝えしたところ、「に、、にひゃくですかー!!」と、関西人のようなボケを真面目に勘違いされて、その女性の方に私は笑いながら「いやぁ、二百は幾らなんでも無理でしょ。ふたつでいいです。ハハハ!」と、そんなやりとりを師範室内でおこなっておりました。江東区スポーツ会館、略してスポカンもそうですが、この深川スポーツセンター、スポセンもスタッフの方は対応が良いです。この略語はスポカンの更衣室で耳に入ったのですが、江東区民内での略語ですね。新宿スポーツセンターもスポセンですから。ちなみに私の中では、五反田の品川区総合体育館ではアサゴタ、ヒルゴタ、ユウゴタ、ヨルゴタ、というふうに利用時間帯毎に略語を決め、さらに戸越体育館の場合は、アサトゴ、ヒルトゴ、ユウトゴ、ヨルトゴ、というふうに使っています。例えば、昼は戸越体育館、夜は品川区総合体育館の場合、「今週の○曜日はヒルトゴ、ヨルゴタかぁ」というふうに、覚えるようにしています。今後は、スポセンも加わりますが、ここの場合は会場移動がありませんしスポカンはGold Castleでは利用する予定はありませんので、堂々と深川スポーツセンターでOKです。とはいいつつも、11/4(日)の講習は数年ぶりに夜の時間帯でおこないますので「ヨルスポ」ということになります。大抵はゴゴスポの時間帯を利用しておりますので、スポセンオンリーはゴゴスポと捉えていいのです。じゃあ、スクエア荏原はどうかと言えば、このついでに略してしまえば「スクエバ」ということになりますね。もう少ししつこく書くと、今度開催の文京スポーツセンターはもうスポセンはかぶってしまいますので「ブンスポ」でよろしいかと思われます。最後に可能性のある文京総合体育館はどうするの?ともしかしたら言われるかもしれませんので責任をとって考えますと…最寄り駅の「ホンゴウ」でよろしいかと…。結局のところ、最寄駅名が一番間違えにくいという結論に至りました。(まったく、深夜に無駄な文字数を費やして何をやってるんだか…)

 さて、お話をクラーチに戻して。

 そういえば先週、先々週と月9ドラマ「SUITS/スーツ 」にクラーチ溝の口が出ていたそうです。先週は私も観る事が出来ました。いつも皆さんと食事させていただいているレストランのシーンが映っておりました。ここは、テレビドラマのロケ地としても良く利用されているそうでそういったお話を生徒の方々から何度も伺っております。いつかGold Castleの生徒さんがロケで遭遇となったら驚きですが、こういう世界は本当に狭いのでなきにしもあらずと言えるでしょう。以前にも、Gold Castleの生徒がレギュラーで出ている番組の隊長役の方が、同じくGold Castleの生徒で俳優のTさんのお知り合いだったということもあったり、富良野塾で共に活動されていた役者の方が、その後上京し別々に活動され、Gold Castleでバッタリ再会ということもありました。そういう意味では、Gold Castle 殺陣&剣術スクールという私が付けた名前の教室もこの五年間で少しは一般の方もそうですが俳優さん役者さんにも知られてきているのかもしれません。お名前は言えませんが、今年の一月に一度体験参加に来られた誰もが知っているお笑い芸人のNさんがお越しになりました。誰も気がつかないように取り計らいましたが、その後私の金山剣術稽古会での参加希望についてご連絡をいただきましたが、色々ご自身でプロデュースされたりお忙しい身の方ですので、お時間が出来たらまたそういう機会が訪れるかもしれません。現状、Gold Castleではテレビに出られている方も少なくありませんが、一般の方々と稽古をおこなっても何ら支障は御座いません。むしろ、安定的に参加できている会社員の方や自営業の方々の方が上手にリード出来ている部分も多いです。スケジュール的に難しく、一回で一ヶ月分のものを身に付けたい方は金山剣術稽古会の方で公開稽古でもいいし、非公開(稽古記事にも載せない)でも対応いたします。

 話がクラーチに戻ってないのでここで強制的に。

 今日は、これまでと趣向を変え、型稽古のような一連の覚える動きを止め、簡単そうな動きを丁寧におこなうように最初の頃に戻った内容をおこないました。行きの電車の中で考えていた「杖を使った座らせ方と立たせ方」を始まる前の時間帯で世話人のOさんと猫好きのHさんに試してみたところ、上手くいったところとそうでないところが入り混じりまぁまぁという結果に。しかし、発想としては杖を介しておこなうことで申し訳なさというか気持ち的に楽な部分もあるのではないかという思いから誰でも安心出来るという事から杖を使っておこなってみようと考えたのでした。もちろん介護が必要な方には不向きであることは百も承知ですが、介護が必要に思っていなくても立ったり座ったりが難しくなってきた方というのは少なくないと思われますので、介護っぽくない介護といいますか、重々しくない雰囲気で出来るための工夫を今後は研究したいと思っております。

 社長出勤復活のIさんが、今日は指先を一本一本順番に意識しておこなう内容のものをおこなっていたところ、まるでご飯を食べながら眠る子供のように、目を瞑ってゆっくりと眠りにつきそうな表情でおこなっていましたものですから、そーっと傍によってその様子をしばらく伺いながら85歳のIさんが眼を開けた瞬間に私が思わず「寝てたの…?」と優しく問い掛けたものですから、Iさんが顔を赤くして「あらいやだ、まぁー!」とその場から逃げるように去って行きましたものですから、皆で大笑い。私も自分でやったことですが声を出して笑ってしまいました。(ちゃんと考えながらおこなっていたそうです。失礼いたしました!)

 今日は新たに正座または椅子に座って互いに杖の端を持ち合い押される中での身体を支える脚部の使い方をおこないました。全員その効果の違いに驚かれていましたが、おこなった私といたしましても80歳代の方や体重の軽い筋力の無い方でも明らかな違いがありましたので、この部位の筋力といいますか身体の操作は年齢や筋力が衰えても効果があるということがハッキリと確実なものとして検証することが出来ました。80歳代で特別鍛えていなくても、身体の強さを実感出来る経験は出来るという事です。そしてそういう実感を得られた方の表情と言うのはやはり活き活きとされております。どこかで諦めの言葉がコミュニケーションの手段として話題の先頭に立ってしまいますが、共通のコミュニケーションの話題として、病気や怪我諦めの言葉になってしまうと、自らをそうした呪縛で追い込んでしまうことになりますので、考えなくてもいいことまで考えてしまうことになります。

 誰かと勝負すれば負けてしまうことに意欲が損なわれてしまいますが、現在の自分と勝負すれば勝てる要素はたくさんあります。泣き言を言わなくなっただけでも勝ちです。出来るか出来ないかはやって見なければ分りませんが、どうせやれるのなら結果が出る前に自らを否定するのを止めて、出来なかったとしてもその時になって初めて判断したほうが自分に負けません。なぜだか、出来るか出来ないかの実践よりも出来ないと言った言葉が正しいという方に重きが置かれているようで、そんなことは正しいも正しくないも無く、出来るやり方を考えてから初めて諦めるのです。そうしたところに意識が芽生え始めると、コミュニケーションの手段としての自らの身体を卑下する発言による呪縛から解放され、身体と心が人を呼び込む状態になり暗い負の連鎖から明るいプラスの連鎖へと切り替わって行けるかも知れません。私のような青二才の考えであることは百も承知ですが、身体と心が密接な関わりがあるというのは実感しておりますので、言葉と強さも関係していると思います。まずは「今までの自分」を相手に勝負すること、そこで得られた勝ちは自ずと言葉になって変化が見受けられるものと思われます。

 そういう意味では、このクラーチ剣術教室の生徒の皆様は、少しずつ少しずつ今までの自分に勝ってきていると言えるでしょう。そういう方が今の生徒さん達全員ではないでしょうか。また新しく、そうした仲間が一人二人増えることも楽しみにしております。今日も盛り上がる講習となりみなさまありがとうございました!


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2018年10月 稽古日程

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2018-10-31(Wed)
 

癒しのクラーチ剣術教室

 本日のクラーチ剣術教室では、このところ体調不良で一ヶ月程お休みされているKさんが気に掛かりますが、お会いされた方は「元気でしたよ、食事も自分で作ってるから大丈夫よ。」と世話好きの(良い意味で)Hさんから伺いましたので安心しました。Kさんも八十七歳になられますので風邪を引かれたそうですがゆっくり治してまた元気な姿とHさんとの漫才のような掛け合いが聞けるのを楽しみにしております。

 五年目を迎える教室ですが、現在十名の生徒数のうち半数の方が八十歳代となられました。昭和の八十歳代と平成の八十歳代は健康年齢が全然違いますから驚きです。これからも皆さんがどこまで付いて来て下さるか、皆さんの信頼を裏切らない講習を考え続けて行かなければなりません。

 効果的に身体を動かし脳に刺激となる内容を飽きないように楽しめるものとしてお伝えしていかなければなりません。毎々ヒット曲を提供するのは至難ですが、私自身の深層心理に問いかけていない部分もありますので、どこかでポン!と次なる新鮮なものが用意され頭に浮んでくるかもしれません。いろいろやり過ぎても大変ですが、新曲はいつの時代も待ち望まれますから。

 今夜は、思考が底をつきました。まだまだ時間がありますがたまには早く身体を休めたいと思います。


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2018-10-23(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなう。

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

2018年
『 関西特別講習会 』として人との繋がりを大事に遠方での講習会もおこなっている。

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