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情という人のすばらしさ

 先週の土曜日から6年使用してきたプリンターが故障し、日曜日は手書きで間に合わせ、本日火曜日に買い換えた。2019年8月の最新モデルが安く売ってあったのでこれでしばらくは安心である。しかしながら、電源を入れれば直ぐに使えるものと思っていたのだが、2時間位はなかなか印刷できず、ネットで調べて勘でインストールしたところで使えるようになった。説明書もごくシンプルで、プリンターにも文字が殆んど無くマークしかない。スマートフォンもそういうものだと聞いたことがあるが、うーん、これから益々新しいものは使い辛くなりそうだ。

 
 今日は雨に降られた。午前中と夕方に短い時間であったが本降りの雨に当たった。まあでもお陰でその間は涼しく感じられたので、打ち水と思えば気持ちのいいものだ。


 そんな本日は午前中に「クラーチ剣術教室」に行ってきました。今日は、約一年振りに郁己君が夏休みということで、お仕事の調整をして駆けつけて下さったお母様とともに、津田山駅から一緒に会場へと向かいました。

 この一年間で身長が9㎝伸びたという郁己君は、みなさんに驚かれそして喜ばれておりました。背が伸びるということは別に珍しくもなんとも無いことなのですが、一緒に稽古し一緒にご飯を食べた仲ですと、そこに自然と情が湧いてきますので喜ばしいことも悲しいことも共有していけるのだと思います。そうした和の中で芽生える情とういうのは、人と人とが生きていく中で大事にしていかなくてはならないものであると感じます。

 講習では、郁己君やOさんなどに指導を任せながら、私はサボって(笑)、なるべく眺めるようにしていました。今日は85歳のIさんが後半体調が少し悪くなってきましたので、一緒に椅子に座って様子を見ながら、少しお話が出来る時間も取れました。今日のような感じは全体的に良いものですので、誰か私に代わって指導する人が現れてくれたら、私は椅子に座ってお話したり、たまに全体的な流れを整えたりするだけでいいのですが…(笑)

 郁己君やお母様のお陰で講習は和やかに楽しく進みました。(いつもそうですよ!)勉強やスポーツはもちろん大事ですが、彼には優しさがありますので、その輝く個性はこれからもずっと大事にして頂きたいと思います。お母様も愛情一杯に叱っておりますのでご本人もきっと感じ取っていると思います。

 講習後は皆さんとともにレストランで食事をいただきました。顔を見知った間柄ですのでワイワイと楽しく時が流れていきます。私がここで教室をおこなうに至った経緯を簡単に記しますと、映画監督で今は小説家Oさんの奥様がこちらでデッサン教室をされており、私をモデルに呼んでいただいたことからデッサン教室の生徒であるOさんを通じ以来五年間講師を務めさせていただいておりますし、郁己君とは、金山剣術稽古会に参加されていた俳優M氏のご紹介で門人となっていただきました。そうしたさまざまな繋がりが一つの形となって場を生み出し、和が整い情が生まれることに人間の良さ、素晴らしさを感じることが出来ております。

 今日は、郁己君のお母様からお土産を皆さんでいただき、冗談でWさんに「お酒のアテになりますね!」と言ったところ通じず、三回ぐらい言い直したのですが、どうやら「アテ」が東京では通じないことが今日の今日分かりました。Sさんも「アテ」を知らず、私としてもこの歳になって、思いも寄らぬ発見があって嬉しいような不思議な気分でした。「酒の肴」や「つまみ」は勿論使いますが、雰囲気的に「アテ」と言いたくなるシチュエーションもあり、今日のようにチョットからかう感じで使うにはやはり「アテ」が浮んできます。もしかすると東京の方で知らなかった方も意外に多いかもしれませんので、使える機会があれば一度お酒の席で「アテは何がいいですか?」というふうに使ってみると話題が一つ出来そうですね。地方によれば自分のことを「アテ」というところもありそうな気がしますが…その場合肴は「アテ」が当て嵌まらないんでしょうね。


 最後に今日の記念写真を掲載させていただきます。


2019.08.13 クラーチ剣術教室

2019.08.13 クラーチ剣術教室②


 こうしたお写真は数年後感じ入るものになってくると思いますので、これからも日々を積み重ねそれぞれがそれぞれに人の良さを感じられるように生きていきたいと思います。今日も教室のみなさま、そして郁己君とお母様、ありがとうございました。また次回お会い出来る日を楽しみにしております。


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(2019年5月20日より発売中)

2019年8月24日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会ホームページ(お問い合わせ受付中)

2019年8月 武術稽古日程

2019年9月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-08-14(Wed)
 

クラーチ剣術教室 五周年

 本日の「クラーチ剣術教室」では、約半年振りに体調不良によりお休みされていたMさんが復帰されました。Mさんも八十歳代ですので、ほんとうに良く参加されたと思います。入会された当初は、ネガティブな言葉が多かったのですが、この半年の間「復帰したい!」と帰りの道中など外でお会いする度に伺っていたものでしたので、その内面の変化に教室の意義を感じましたし、益々こういった方が続いて下さると、こんな私でも僅かながらの社会貢献にはなっているのかもしれない。と思うこともあります。しかし、社会貢献のためではなく、身近な方がご縁の中から心身ともに元気になり、尽きぬ向上心が芽生え始めたことにより、人生の活力が湧き始めたような元気さが安定しております。そうした気持ちの面での変化は体調のトラブルもほとんど見受けられることが無くなり、そうした「奇跡」に近い実際の変化が、私にとって高齢者の方々と稽古をおこなう目的でもあります。

 先日の記事でも書きましたが、出来るだけでなく出来ない時間も楽しめるようにおこなうことが大事です。粗探しをして、注意ばかりしてしまうと、嫌気が差してしまいます。出来なくとも楽しめているならその時間を大事にし、表情に変化が表れ始めたときにお伝えするのが理想だと思います。間違わずにおこなうことでの脳トレ的な作用もありますが、間違うも間違わないも得物を扱うことで刺激のあるうちは、自分で何かをやろうとすることのほうが重要です。これらは私自身に述べている言葉でもありますが、そうした相手の状態を観察しながらタイミングを計っていくことが指揮者でもある指導者の仕事ぶりです。

 克服された方の姿というのは、同じような経験を辿ってきている方にとっては一つの光でもありますので、その光を消してしまわないように、私だけでなく皆さんからの支えがこれからの方々に身体を通して救われる結果に繋がっていくものと考えております。それはすなわち、自らも救われるということになるのだと思います。あとは運命が決めることですので、チラシの絵の吹き出しに一言「がんばらなくていいんだよ~♪」という言葉が30分から始められる教室として、ご本人の大きな第一歩につながることを願っております。

 
 講習後は第一週目恒例の食事会。やはりこういう場で一緒に話を楽しんでいると、昨日で丸五年を迎えたのだという実感がいたします。これまで病気や体調不良などで心身ともに弱くなることも観てきました。上達するのは結果であって、私としては皆と共に寄り添っていける活動でありたいと思っておりますので、そうした弱い方を第一に皆で支えていけるような空間にしたいと思います。先にも述べましたが、それは必ず自らの支えにもなりますから。


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2019年8月12日(月/祝日)『杖整体操』(お申し込み受付中)

2019年8月24日(土)『剣術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会ホームページ(お問い合わせ受付中)

2019年8月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-08-06(Tue)
 

急遽イベントのお知らせをいたしました!

 7月?と思うほどこのところは涼しくて快適だ。だが、このジメジメした天候のせいか、自宅内にて謎の虫刺されが相次いでいる。仕方がないので本日数年ぶりにバルサン(正確にはアースレッドプロα)を購入。しかし二時間家を空けなければならないので今日は使用できない。午後から集中的に自宅作業をおこなう日なのでまったく厄介である。

 虫刺されといえば、思い出した。

 2009年私がポルトガルに行く前に千葉で映画の撮影中、海水パンツに上半身裸のシチュエーションで、撮影の間毛布を掛けて貰っていたときに、その毛布にダニがいたようで帰宅後赤い点々が顔以外全身80箇所ほどあり、数日たって猛烈な痒さと見た目の気持ち悪さ(体中真っ赤に腫れた点が無数にある)に苦しんだのである。もう痒みという感覚を意識的に消し去るしか成すすべが無く、ポルトガルに向かった際にはシャワー室で何かの病気だと思われはしないかと気が気でなかった。皮膚科で塗り薬をもらったが気休めであり、今回の虫刺されとは比べ物にならないほど強力に長く残ったのであった。

 
 今日の出だしはこの位にして、先ずは昨日月曜日の稽古から。

 昨日は高田馬場にてT氏と稽古。

 杖の打ちと突きに歩の運用法を組み合わせる。これが合わさるとたちまち手続きと重心の問題が生じるので難しくなってくる。だが、この歩の運用法は基本的に全ての動きに通じているので、丁寧に身体に染み込ませるようにおこなうことが大切である。

 単体技も幾つかおこなったが、それぞれに動きの進展が見られる。こうした動きの進展を最初に感じたときは嬉しいものである。

 下駄のご質問があったので、稽古の合間に私の高下駄をお見せし、なぜ下駄を履くようになったのかという経緯や、下駄を履くことで得られるものなどに対するお話でしばし沸いた。

 今は下駄作りの職人さんが少なくなっており、インターネットなどでも購入できるが、職人さん曰く「値段の安い物はやはりそれなりの品質である。」とのこと。実際私が数年前から何回も購入させていただいている三軒茶屋にある「玉川屋履物店」は真心を込めて商品を提供してくださるので、履き潰すまでの一年間、そうした嬉しさの余韻が台座の上に足を乗せている間続いております。そして、また履き潰した翌年の元旦に新品を下ろすため、また買いに行く楽しみも年一回の恒例行事となってきました。

 下駄屋さんですが店主さんは女性の方。その方が感動的にお人柄が素晴らしく馴染みの職人さんが仕立てた台と朴歯が入荷したのち、お店で鼻緒をすげて下さいます。その間に世間話やら、訪れた常連のお客さんとの会話など地元の商店街の雰囲気が居心地良く、思わず何でも喋ってしまいます。現在は、自分の台のサイズと前坪の高さ(緩み具合)の数字が分かってますので、オーダーをして受け取りに行くだけになりましたが、それでも暫く座ってお話をいたします。こちらで購入したキッカケは、茶沢通りを移動していたときに、雰囲気のある履物屋さんが目に入ったので、「よし、今度行ってみよう!」と直感的に感じたのでした。そして、本当に良かったと思うのは、一年を通じて朴の歯が台裏スレスレまで磨り減っても鼻緒はまったくビクともしていない事。これは、これまで高下駄や雪駄を履いて来ましたが、こんなに丈夫で傷み知らずの鼻緒は初めてで、毎回買い替えに行くときに私から絶賛しております。やはり、それにはちゃんとした理由があり、目に見えにくい部分の処理の仕方など職人としてのプライドが、商売よりも優先しているという事なんですね。下駄を購入したいと考えておられる方は、是非茶沢通り沿いにある「玉川屋履物店」に行ってみてください。
【営業時間】 13時~18時30分
【定休日】   水曜日・木曜日


 例によって話が脱線したが、T氏との会話の中で他流のお話をいろいろと伺えるのも私にとってはこの道で生きていく中で得がたい情報である。やはり運営と存続の流れに行き着いてしまうと、技の真理に向き合っていくにはさまざまな忖度から理由を付けざるを得ないのであろう。しかし、そうした中でも救われている人もいるだろう。だから、大きな組織運営は難しいのであるが、それは、学ぶもが自ら決めていくことなので、需要があるということはそれが自然な流れなのだろう。流れを変えていくのは言葉ではなく、実行と実現の積み重ねでしかない。

 さいごにT氏とのお話の中で私の中にある企画案が浮かび上がり、それに向けて少しずつ確認をして実現したいと思っている。私自身自分では思っていなかったのであるが、もしかするとこうした企画などが好きなのかもしれない。だが、これまでにも今でも「よし!やるぞ!」というような気は全く無く、「ああ、こういうことなら実現できそうだな。」という予感があってやるのとやらないのとの量りにかけたのち総合的にやった方がいいという判断のもとおこなっているだけである。

 そうした「好結果を得られる行動の自由さ。」ここに、私の生き方の選択があったのだと思う。

 
 そして本日火曜日は「クラーチ剣術教室」の日。ここの運営は全て世話人であるOさんにお任せしているので、生徒の募集や直接の連絡は私からは一切おこなっていない。すべては自然の流れに任せて物事は進んでゆくが、やはりお住まいの中で教室をおこなうということは、それなりにリスクのあることなので大変である。ここにどのうようにかざあなを空けるべきかと思うが、私の活動は全て思案し準備しておこなっているものではなく、そのときに求められるものに対してアクションを起こしているだけなので、必然性から逸脱しない範囲でやらせていただいている。だから私自身負担が少なく心配事も無い。何事も変わらずに続いていくものではないので、新しい出来事、継続していくもの、そうしたなかでの自然事象が物事を変え次の生き方の一部となっていく。おそらく私の教室や稽古会に訪れた方々もそうした自然事象の中で私とのご縁を作られているのだと思う。そうしたうねりの中で人は動き動かされている。ただ、それだけのことである。


 今日は内容を大きく変え、「杖乗に解す」をおこないました。

 まず、腿とふくらはぎの間に杖を挟んで正座をしていただくと、正座が出来る方は皆さんジッと留まり気持ち良さに喜んで下さいました。次に、横になっての肩の下に杖を敷いていただいても同様に、もうSさんなんか動かずに、「みなさん、どうぞ(稽古)やってください。」という感じでした(笑)。

 そのため、今日は最後までこうした副交感神経優位内容に変更して、「杖乗解し」を他にもいくつかお伝えいたしました。これまで杖術の稽古などで感じていた、径の太さと長さ(八分と四尺二寸一分)が絶妙なサイズだと感じておりましたが、杖乗に解す際につきましても、この径の太さが自重をかけた際に丁度良い深部への圧力の掛かり方となり、そのため、簡単に思うような体操や整体的なケアの仕方でも、これまで感じたことのない「自分で得られる心地良さ(快感)」が得られるのだと思います。しかしながら、こうしたケアは、一時的なものとして長期的な解決には至りませんので、睡眠や休養と合わせておこなうことで本来の効果を発揮するものだと思っております。ですからいわゆるビタミン剤的な効果といえるでしょう。

 杖乗解し(じょうじょうほぐし)の後、Sさんが「先生、首がかるくなる方法ありませんか?」とご質問されましたので、「それなら、ゆらぎですね。」ということで、以前にもおこなったことがある左右へのゆらぎをおこないました。

 しかし、これが意外とむずかしいようで、拝見するに、そのテーマである首に力が入っているため、揺らいでも頭、首、胴体、腰、などが切り離せずに繋がったまま左右に振られているだけになっておりました。

 そこで思い付き、「ではWちゃんと私でSさんの両側から手をつないで、互いに引き合うようにタイミングを合わせて揺らがせましょう。」となり、これは以前から杖を使って試してみたいと思っていたのですが、今回手をつなぐという形で揺らいでみたのです。

 そういたしますと、自分で体感しづらかった力みを抜いて動く感覚が得られることが分かりました。そこでTママさんやOさんも手をつなぎ私も混ざって円になって揺らいだのです。

 教室内にカメラがあるものですから、スタッフの方に今日の剣術教室はねっころがったり、ユラユラ手をつないで動いたり不思議に思われているのではないかと思うのですが、昨日の稽古でT氏にもお話いたしましたが、「私が口走ることや突然始めることには、私自身もあまり良く分からなくて、あとからなぜそうなったのか必ずその因果を知ることになるのです。ですからこうしたことは意味のあるものと信じておりますのでそこは無意識の意識に委ねておこなっております。」ということなのです。もちろんこれは「ホントかいな?」と思われることもあるでしょうが、今の稽古三昧の日程で自分一人で全てを主催し活動しておりますと、そうした流れが自然と無意識中にも整っており、常に何かを少しずつ溜めながら、あるときにそれを放出しているような感じです。そして、放出しないときは、溢れて少しずつオーバーしているんですね。それが突然話し出すことや何かを始めることにつながっているのだと思います。

 この手をつないでユラユラと揺らぐ動きをおこないますと、その余韻がしばらく身体に残りますので一人でも揺らげるようになります。これは今日の第一の発見でした。

 続く第二の発見は、手をつながずに両側から二人で肩を優しく押して揺らがせるというもの。私も講習中に気がついたのでどんなものか実感する前にSさんに真ん中に立ってもらいWちゃんと私が両側から肩を優しく押し当てて揺らがせてみました。すると、Sさんが「これは気持ち良いわよ!」と仰られえましたので、私も真ん中に立って押していただいたところ、もろに副交感神経が優位になる杖整体操的な心地よさがあり、瞬時に「これは、今度(8/12)の杖整体操でやりましょう!」と決めたのでした。

 これはSさんが「先生、首がかるくなる方法ありませんか?」というご質問がなければ気がつかなかった事でしたので、今日のここでの講習は私にとって発掘の場でもありました。

 稽古は発掘である。そして発掘に値するものは人が理屈なしに興味を持つものである。そこには因果が関係しており、因果に身を任せて自然に時間を使うことが一番である。

 今後はもしかすると、毎週一回杖整体操をおこなう日を設けてもいいかと思っている。おそらく平日の昼間か午後とかになりそうであるが、身体が心地良くゆるむので通常の稽古前には出来ない。したがって、現状毎週空いている曜日は無いし私も余り身動きの取れないスケジュールを作りたくないので、これまでの活動から一部整理して新たな環境を作りださなければならない。こうした機を捉えて自由に動けるのが私の望んだ生き方であるが、その辺りの実行実現にはもう少し自然の成り行きを見守る必要がありそうだ。


 帰宅後は、Gold Castleの生徒でありミュージシャンであり企画主催者のMariさんから昨日ご連絡をいただいたアフリカンライブイベントのお知らせをGold Castleのホームページに掲載。Mariさんはアフリカンミュージックに精通されており、そうしたセネガルトップアーティストの方々とライブをされたり交流を持たれておりますので、そのMariさんから「この豪華メンバーが一緒に揃うことはなかなかないので見逃せません。ぜひ!」とのことでしたので、信頼しているMariさんも観に行かれるそうですので、これは私だけでなくふだんからお世話になっている生徒のみなさまにもお伝えしなければということで、急遽となりましたが告知させていただきました。


7/20(土)18時30分オープン19時00分スタート

『SENEGAL ALL STARS LIVE"』

【会場】 浜松町「カラバッシュ」

【料金】 3.500円+ワンドリンク

7/20 アフリカンライブ セネガルトップアーティスト


この日は12時30分~14時00分(延長の可能性大)まで戸越体育館でGold Castleの講習がありますので、そのあと一緒に観に行かれる方と一緒に会場近辺のお店で食事をして18時30分に会場に向かいたいと思います。一旦家に戻られて直接会場に来られても大丈夫です。
なかなか無いイベントだと思いますので、参加可能な方は私までご連絡下さい。きっと良い時間となるでしょう!


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2019年7月15日(月/海の日) 『抜刀術 特別講習会』
(お申し込み受付中)

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(お問い合わせ受付中)

2019年7月 武術稽古日程

2019年8月 武術稽古日程

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2019-07-09(Tue)
 

姿勢と太腿

 本日火曜日は、体感的には今年に入って一番湿度が高かったように感じた。手に取った杖が湿っているので、ここまでになるのはそう滅多にない。「クラーチ剣術教室」では無理をさせてしまわないように疲れやすい今日のような日はとくに注意が必要である。

 その前に昨日の稽古から。


 月曜日は18時から高田馬場にてT氏と稽古。

 開始時刻前に20分程一人で杖整体操をおこなう。本来稽古前にはおこなわないほうが良いのであるが、連日の稽古から身体が求めていたので、20分でもかなり集中して身体と向き合う事が出来た。

 T氏との稽古では、私の会話が多くなってしまったが、これもその人毎に異なる稽古の在り方である。稽古では杖術や抜刀術をおこなった。この日、得たものというか無意識でおこなっていたものに気がついたのは鞘の引き方。いわゆる鞘引きであるが、私が以前からお伝えしていたことに「鞘引きは離れ前が大事である。」ということの具体的な操作とその形が確認できた。

 そのことは今月15日(月)におこなう『抜刀術 特別講習会』でお伝えしたいと思う。抜ききる直前一、二寸の違いがあるので、抜き難い人や引っ掛かりのある人には、具体的な操作法とその形を実際にお見せしながらお伝えしたい。

 杖術では「旋打」をおこなった。最近の暗闇焦点法を意識しておこなうとこの旋打における精確さが、杖術全般の精度に効果を発揮するものと思われる。視覚や速さに捉われるとそこに意識が集まり過ぎて身体各部の把握力が低下してしまう。同様に気持ちが入り過ぎたり、気合いが必要以上に入り過ぎてしまっても身体各部への把握力は低下してしまう。演武や人前などでおこなう際の緊張なども然り。それらの中から何を一番に優先すべきかと言えば、身体を観察し把握するための意識と集中である。技術習得への一歩はそうした精神整理を済ませてからおこなうことが重要である。だから、日常の行動やまた稽古場での空間が、純粋に己の身体に向き合えるかどうかの状態になっていなければならず、そのことを常に第一に考え生きていく上での選択をして行かなければならない。もちろん聖人君主のようにとは行かないが、邪悪な空気を纏わないようにそうでない人との人間関係を構築して行かなければならない。

 T氏とのお話の中で、他流団体のお話をお伺いすることが出来たが、改めて思うことは、武道武術もそうであるが一般社会におけるビジネスなどにおいても、良いものが生まれる背景とそれが廃れていく背景というものに、人間の精神性が大きく関わっている。組織が大きくなるにつれそうしたものは運営のためのものになってしまい易く、そこに本質的な精神性と中身が抜け落ちてしまい、より本質から掛け離れて行くという負の連鎖的労力の使い方が本筋の低下を招いてしまっている。

 良いものはやはり新たなところから出て行くようになっているのかもしれない。


 一晩経って本日は「クラーチ剣術教室」で講習をおこなってきました。

 今日は湿度が高く呼吸も酸素が薄く感じられるような状況でしたので、ペース配分など気をつけながら一人ひとりの表情に注意しておこないました。毎週おこなっている「転ばぬ先の一歩」では、みなさんに任せておこなうことが出来るようになってきました。私も一緒にやってみたいので、号令をヒマワリさんことSさんにお願いし、歩いている最中に「ハイ!」という合図で踏み出した前足が地に付いたのち再び引き上げて一歩が出せるかというもの。これがなかなか難しく、「みなさん大丈夫かな?」と思いましたが、それぞれにタイミングを考えながらああでもないこうでもないと諦める事無く全員集中して取り組んでくださっております。

 剣のほうでは「後方突き」をおこないました。ここで昨日具体的に気が付いた鞘引きの形をお伝えいたしましたところ、お二人のSさんが見違えるように動きがよくなり、抜いているご本人達もその変化を実感してのめり込むように繰り返されておりました。

 最後はGold Castleでもおこなっている「一対四」での四人斬り。剣術となりますと手数が少なかったり直線的な動きが多いため、少し殺陣的要素のある動きを取り入れておこなっております。とくにヒマワリさん(訪れた瞬間に部屋の雰囲気が明るくなることからヒマワリさんと皆さんから親しみを込めて茶化されております。)ことSさんは、杖よりも剣の講習の方が好きで、杖で落ち込んだ時は剣で励ませるようにお伝えしております(笑)。でも最近は杖もずいぶん良くなってきました!

 そのSさんが「四人斬るのはむずかしい~!」とおっしゃっていたところ、ツッコミが抜群のSさんが「四人なんて斬らなくてもいいのよ~!」となって、Sさんが「ウチに一人いるからねぇ~」となったところで大笑い。

 仲良しのご主人様の事でときどき笑い話になることもあり、本当に楽しく講習をやらせていただいております。


 講習後は月に一回のレストランでお食事。

 今日はTママさんがお休みだったので、いつもの手料理が無かったのですが(催促じゃありませんよ。)以前入会されていた九十歳のDさんとご一緒になり、ひさしぶりに懐かしくワイワイ皆で盛り上がりました。

 一番若いWちゃんは、毎朝5時にウォーキングをされており、もう二年近くなるでしょうか、Hさんが引っ越された今も一人で元気に継続されております。今日は太腿について、表側と裏側のテンションの引き合いが姿勢に関わってくると私なりの考えをお伝えさせて頂きましたが、そのバランスによりその人の自然な骨盤角度が決まってくると思いますので、立っているときや歩いているときの胸椎による骨盤角度の調整が、足に関わる負荷の掛かり方に影響してきますので、そこで馴染んだテンションの引き合いが現在の姿勢であり、表側(大腿四頭筋)と裏側(ハムストリング)の筋肉バランスに関わってくると思います。ただし、転ばぬ先の一歩を稽古しているとは言え、転倒のリスクを考えますと重心で歩くことをお伝えするのには、かなり躊躇しながらお伝えしております。そのあたりは皆さんも分かってくださっているようなので安心しております。

 玄関前で見送りに来られた皆さんとお別れして、帰り掛けに武道具屋に立ち寄り杖を三本購入。今日は家のほうにも武道具が届いたので今週には生徒達へお渡し出来る予定。八月の講習日程と稽古日程も掲載し、間違えてはならない事務作業なのでどうしても時間が掛かってしまいます。

 今週25日(金)15時~池袋にある劇場「あうるすぽっと」にて舞台鑑賞会&食事会をおこないます。お申し込みは受け付けておりますので、まだ御連絡お待ちしております!


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2019-07-02(Tue)
 

「暗闇焦点法」

 昨日月曜日は昼にかけて二時間BABジャパンから発行される『月刊秘伝』の取材を受けました。

 剣術に関して二時間があっという間に過ぎてしまうほど、色々とお話させていただきました。私自身これまで夢中になって遣ってきたものをあらためて振り返る時間でもありました。これまでおこなってきた稽古が今に繋がっているものであり、そう考えますと剣術だけでも色々と遣ったのだと思います。得物と身体の関係性が動きの発掘、感覚の追求に至るものであり、そこから技が生まれてきます。「技に身体が合うのではなく」「身体に技が合う」のであれば、「得物が身体を創り整える」のだと思われます。そうしたことに関連するお話をさせていただきましたので、掲載される日が確定いたしましたらまたお知らせしたいと思います。昨日お世話になりました皆様にはこの場でお礼申し上げます。


 そして本日火曜日は、「クラーチ剣術教室」の講習でした。今日は今週の土曜日にGold Castleでおこなう予定の「暗闇焦点法」をおこないました。

 この「暗闇焦点法」は前回の「杖術 特別講習会」でおこないましたが、相手が差し出した杖の断面に対して突きを入れ、その断面と突き入れた杖の断面の一部が重なるように目を瞑った状態でおこなう稽古です。

 この「焦点」という漢字の由来からいたしましても、この稽古法に合っており、杖の先端部に対し体全体を集約して感じとるように操作いたします。(漢字の由来はここでは省略させていただきます)

 そしてこの稽古法でもっとも重要なことは、慣れ親しんだ「目」からの情報に集中が奪われすぎてしまい身体を忘れてコントロール出来ない或いは、自らの身体の状態に気がつかない人にとっては、「目」に惑わされること無く、誘われること無く、視覚情報への集中を主体としない動き方が「暗闇焦点法」では身体への意識へ導くための稽古法として考案しております。

 これは覚え方の悪癖として、視覚情報や、記憶のイメージが、脳内でそこへ近づけるための目的となってしまい、当然そうした目的は大事なものでありますが、そのときに個人差がありますが、その視覚イメージや鏡を見ながらの視覚情報に合わせる稽古は、安易に形をなぞっただけで、本人の実感としては身になっていない脳と身体との流れが滞ったまま合わせただけのような動きになってしまいます。

 視覚で覚えさせる方法というのは、指導者としては楽なんですね。見た目の姿勢や角度を言うだけですから、技法・感覚・調和、そうしたことの細やかな問題に向き合わずして形をなぞらせてしまっては、一見短時間で出来たように見えたとしても、視覚を使わない一人だけでおこなう場合や、鏡の無い状況ですと上手く出来ずに自分がどうなっているのか分かり難いものだと思われます。

 身体と心というのは人間という自然の中で密接につながっているものですから、外側ばかりを気にしてしまい実は肝心要の内側が変わらないことには外側は変わらないのですね。

 目を瞑りますと頼れるのは自らの身体感覚の記憶になります。そしてその記憶は最終形の記憶となりますので、その最終形に至るまでの過程を身体に委ね、最終形の時点で動かずに点検し、次へと修正していくのです。

 こうした稽古は視覚優先稽古で安易になぞって覚えた場合、稽古に対する思考法としても根強く信仰されておりますので、なかなか心を開くまでには時間が掛かります。

 ですが、これは今日の講習で「本気の指導ですから。」と思わず雑な言葉を述べてしまいましたが、私もちょっと求めたものが強過ぎたかもしれないと自省いたしましたが、しかし、その時の私の中に一瞬、場の雰囲気が沈まないように楽しく私自身の身を守るのと、本当にその時その瞬間にお伝えしたいと思ったものを伝えるか否か…。その後者を選んだのでした。

 この「暗闇焦点法」は今後の私の稽古に深く関わってくるものとなりそうな気がしております。

 武道武術における稽古では、技を通じて心身の修養になるものであると、これは例外無くどの団体組織でも稽古理念として謳われているでしょう。であるなら、表面上のなぞった動きでは運動不足の解消にはなるかもしれませんが、自らの肉体を通じて人間という自然の働きが備わった身体と心の密接な関わりを磨き修練していかなければ動き損です。

 同じ運動をおこなうのであれば、より質の高い動きが求められます。その質とはなにか?と考えますと、例えるなら動きに対する子育てのようなものでしょうか。子育てを経験したことがない私が言うのもなんですが、自分の身体も自分の意思どおりにはいう事を聞いてくれません。

 どうすれば言う事を聞いてくれるのかシッカリと観てあげなければなりません。もちろん身体からの声も聞いてあげる耳を持って無くてはなりません。自分の身体は自分のものだから見るも見ないも出来るか出来ないかじゃないの?というふうに、表面的な結果で終らせてしまいますと、いつまで経っても身体からの反抗期は治まってくれません。しっかり向き合うために、他人の目を意識した視覚情報を一旦遮断し、内なる身体の感覚と、それに連なる心の未熟さを認め、静かにその我が身体の成長に手を差し伸べる修正を施していくことです。これは、技量に関わらず自らと向き合うということが出来る稽古法の一環でありますので人によっては思い掛けない発見があるかも知れないでしょう。

 集中というのは技術でもあり、その技術というのは自らの身体を観るという観察力です。その観察力を掘り下げておこなうには、努めて寡黙に、心で対話し、身体が隠している出来事を解し露にし、意識が支配せずに、身体そのもの心の働きも含め真摯に向き合うように努めます。癖と信仰は根深いものです。簡単には出来ませんのでその出来ない自分の理由に気が付いていくことが第一歩となるでしょう。


 今日の記事は私の稽古の根底にあるものの一部を記したものであり、楽しい雰囲気がもっとも効果的である講習会や教室などにおきましては、そうしたものを強く求めはいたしません。楽しくおこなうということが生きている目的とも一致いたしますので、どんな状況でも楽しめるように工夫し楽しむのです。それが出来ない環境は何かを犠牲にして楽しめる環境に移るしかないでしょうし、その犠牲の元は自身の判断の結果ですので、何を楽しむか欲張りにならずに、自らを知りその範囲の中で生きていくことが望ましいのだと思います。


 今夜は夜からひさしぶりに住吉で稽古の予定です。


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2019-06-25(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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