一口に言えば、自在に操れる身体作りの剣術とそれらを活かす殺陣

 昨日今日と常連の方々がお休みであったにもかかわらず、そこそこの密度で講習をおこなえるようになったのは、やはり昨年暮れから今年に掛けてジワリジワリと新しい方が生徒になってきているということを感じます。これまでは、長期休講される方などのバランスで運営に関して変更する予定はしばらくないと考えておりましたが、4月からお問い合わせが増える可能性もあり、一コマ追加することにいたしました。

 4月以降は、これまでの剣術クラスとさらに一コマ会場を押さえて殺陣クラスの講習をおこなうことにいたします。4月1日(土)は会場の都合で剣術クラスのみとなりますが、今後は土曜日2コマ日曜日はこれまで通りの2コマの合わせて4コマでおこないます。祝日の無い月の土曜日は特別講習会が入った場合はお休みとなりますが、これまでに比べてより集中的に見ることが出来るかと思われます。

 今現在の教室の状況では、土曜日と日曜日の夜間の部が固定メンバーで比較的安定しております。日曜日の、夜間以外の時間帯は、やはり時間帯が変動していることもあり、固定メンバーの方はまだ少ない状況です。そのため体験参加のお申し込みを頂いた場合にこの時間帯をお勧めしております。今後は土曜日の殺陣クラスも固定メンバーが決まってくるかもしれませんし、そうしたなかでのバランスを見て行かなければならないと考えています。人数の割合といたしましては、このところしばらくは、土曜日、日曜日合計3コマとも月単位で見て行きますと均等に割れております。

 2/25(土曜日)に「立廻り 特別講習会」をおこないます。この講習会では毎月月末におこなっている立廻りを最初から最後まで通しで完成させるものとしておこないます。今日の講習でおこなった斬られ方も含め完成度を高めたものをおこなえるようにいたします。お申し込みにまだ余裕がありますので、周囲との差を一気に縮めたい方や、さらにレベルをあげていきたい方、または存分に立廻りをおこないたい方、次は5月開催となりますのでお申し込みお待ちしております。

 さて、今日の講習ではまず殺陣クラスで最初におこなった脚部鍛練稽古、蟹、雀、飛石、から昨日もおこなった走ってからの急停止をおこないました。夜間の部では剣道場の床が滑りやすいので危険と判断し、急停止を止め、後ろから押された場合の対応をおこないました。この稽古をおこなうことで、今後の雀などの稽古で、より重要性を認識した上で取り組めるものと思います。

 次に少し変更が加わった「万乃型」をおこないました。突きに関しては切っ先から引っ張られるように腕が伸び右足がドンと踏まずに摺り足で流れていくことで、滞りにくく突きが通りやすくなります。そして突きに入る前の形と突いた形、そして引く動作、いずれも肩の動きが重要になってきます。

 そして最後に今日のメインテーマである「斬られ方」をおこないました。斬られるとなりますと、気持ちが優先しすぎてしまい身体のコントロールに気が回りにくくなってしまいます。まずは、冷静に身体の手順、動線を掴み、その動きを自分のものにするまでおこない、それが出来てから徐々に感情を入れていくほうが、間違いが起こりにくく習得も早いでしょう。何を見せるか、そのための布石を逆算で入れていきながら、動きのリズムと正確な最後の位置というものを、「ウワー!」っと斬られながら遂行していかなければなりません。気持ちだけでドタドタしてしまってはなりません。

 自らの動きで怪我をしやすいのは、勢い良く膝を地面に打ちつけたり、激しく首を振って痛めたり、横に、或いは後ろに倒れた際に頭部を地面に打ちつけてしまったり、というようなことが起こり易いです。ですから、感情に任せた動きではなく、見せるための計算した動きと、怪我をしないための注意点を踏まえた上での動きというものがこうした稽古で身に付けておく必要があります。こういう稽古は、ジックリと取り組めるときでなければなかなか機会がありません。今回私も初めて「斬られ方」というものをおこない、非常に楽しかったのと、今日皆さんにも感じていただけたかと思われますが「難しい」ということです。そのため、ここに時間を割く必要があり今日の殺陣クラスでおこなう講習内容が予定の半分位しか出来ませんでした。この「斬られ方」の稽古は今後もタイミングを見ておこなって行きたいと思います。

 夕方の部では、中学三年生のK君が抜刀術「後方突き」での姿勢が良くなり、私も初めて見る姿勢の良さだったため、何度も褒めてしまいましたが、暫くはこの「後方突き」で姿勢の感覚を養い、そこから他の動きに繋げていく事が出来れば、大きな成長がまた見られるものと楽しみにしています。

 夜間の部では、前回も良くなっていたHさんの後方突きをあらためて確認し、今日は別の抜刀をおこなっていただきました。そして今日は、夕方の部、夜間の部と連続で4時間+延長25分+20分の4時間45分受講されたIさんも部分部分で良い動きが見えてくるようになりました。とくに最後の後方突きでは重心移動と左足の開きから右手の押さえによる突きが出来ていました。その他にも剣術クラスでおこなった「表交差からの斬り込み」では足の運びと剣の操作にピンと来た瞬間があり、毎回でなくとも動きの調和というものに身体が触れた喜びを感じられたようで、その嬉しそうな表情が印象的でした。

 また久しぶりに参加された女性のKさんに、体験3回目のKさん、いずれも楽しそうに取り組まれていました。男性ベテランメンバーのKさんも、またお仕事が落ち着いたらレベルアップして頂きたいと思いますので身体に鞭打って頑張っていただきたいと思います。

 そのほかの皆さんも着実に伸びてきております。夜間の部常連中学一年生のH君は、今振り返ると、お母様、お父様と体験参加に来られた時期が遥か昔のことのように、今では大人の皆さんに引けを取らない動きでかなり上達してきております。時には体験参加の方に角帯の結び方を教えてあげたり、そうした大人の中で彼自身も成長しています。今後が益々楽しみです。

 来週26日(日)の殺陣クラスは「月末恒例立廻り講習」です。午前の部が、9時10分~11時10分 品川区戸越体育館剣道場+柔道場でおこない、夜間の部は、18時30分~20時30分 品川区総合体育館 剣道場でおこないます。

 3月からは新しい立廻りのための動きを稽古して行きます。もう3月になるというのが信じられないほど早いですが、月日の経つのは良くも悪くも薄めてくれます。今の今を考えて、次に進んで行きたいと思います。今日も皆様、ありがとうございました!


 2017年2月25日(土) 「立廻り 特別講習会」
 (お申し込み受付中)
 
 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年2月 稽古日程

 2017年3月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-02-20(Mon)
 

心構え

 本日の品川区戸越体育館でおこなったGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習では、先週に続いて初参加の方が訪れ土曜日の講習も少しずつ新しい方が見られるようになってきました。最近生徒になられた土曜受講生のHさんは毎週参加されており、身体の変化が少しずつですが見られるようになって来ました。まだまだ時間は掛かるかと思われますが、おそらくご本人が一番動きの中での変化を感じ始めてきたのではないかと思います。

 講習では久しぶりに「福袋之型」という、私がこれまで学んできた技を一連の流れの中に盛り込んだもので、名称はさておき一つ一つの動きを考えながら丁寧に、土曜日の剣の講習でおこないます。

 今日は始めの脚部鍛練稽古の流れから、走った状態からの急停止を、膝抜きによりおこなう稽古をおこないました。これにより、以前井上欣也さんとの交流稽古でおこなった、後ろから突き飛ばされた場合の対処法としての脚部の使い方が、自ら走って急停止させる場合の身体の使い方と通じてますので、今日は男性のHさんを相手に何度かおこないました。これは忘れていなければ明日の講習でもおこないたいと思います。

 後半は、納刀稽古と抜刀術をおこないました。今回は構えに入る形からおこないました。これは私自身の稽古で感じた実感ですが、静の状態を意識し無駄な部分を省くようにおこなうことで、心の状態が沈下していき、瞑想の後に近い感覚となります。剣術稽古でも同様に、相手と向き合った状態で打太刀、仕太刀ともに静から動の狭間に意識を置くことで、心のざわめきが沈下していきます。そうなった時の状態はかなり集中した状態になっており、そこで互いに交わせる感覚というものが稽古では重要になってきます。稽古をおこなうということは、その時間に入る前から心構えとして心身の状態を作っておかなければなりません。そういうことの切り替わりが出来ている人は入り口から入ってきて一目で気がつくものですが、そうではない場合も気が付いてしまいます。長く続けていくには、余計なしがらみを作らずに、親しき仲にも礼儀を忘れず、自分の事よりも周囲を見ていくことが何事に於いても重要なことであるかと思われます。

 明日の講習は、15時00分~17時00分 品川区総合体育館 柔道場にて夕方の部を開催し、18時30分~20時30分には隣の剣道場にて夜間の部を開催いたします。明日は斬られ方をさまざまにおこないたいと思います。 それでは明日も皆様お待ちしております。


 2017年2月25日(土) 「立廻り 特別講習会」
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 2017年2月 稽古日程

 2017年3月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-02-18(Sat)
 

本音で思えること

 日曜日の深夜は毎回のことながら、家での行動がのんびりとしてしまう。今日一日最後の作業とも言える記事を書き始めるのだが、現在2時46分である。身体に悪いとは思いながらも、一晩寝てしまうともはや過去のことになってしまい書けなくなってしまうので、眠る前に私にとって重要な稽古記録は残しておかなければならない。

 さて、今日日曜日は、15時00分~21時30分まで品川区戸越体育館剣道場に篭っておりました。夕方の部に続いて夜間の部が同会場でおこなえますと、移動するための撤収作業も無く、そのまま会場に居続けることが出来ますので何ともありがたいことであります。

 今日は天気も清々しく、図書館に寄っていくため家を出る時間を普段より30分ほど早めに出ました。そして電車を乗り継いで戸越銀座商店街を時間調整のためゆっくりと歩いていたところ、後ろから声を掛けられ、「あの、すみません、テレビ東京の者ですがちょっとお時間ありますか?」ということで、10分ほど街頭インタビューを受けました。戸越銀座商店街はふだんからよくテレビの取材がおこなわれているので珍しい事でも無く、私も時間に余裕があったので、丁度いい時間潰しになると思い、色々な質問に答えました。この撮影が使われるかどうかは分かりませんが、(おそらく数秒程度だと思います)一応了承のサインと私の連絡先をお伝えしましたので、その時には連絡が入ることかと思われます。

 インタビューも終わり、突然のことに対して話すことの難しさにこれではいけないと思いながら、振り向いて歩き出したところ、結構な数の人がこちらを見ていたことに気がつき、今度は早足で会場へと向かいました。

 夕方の部では、新たに2名の方が正規受講生となられ、Kさんはさっそく武道具や帯の購入をされ体験参加に来られてから間を空けずに一気に生徒になられました。Hさんは武道経験や殺陣の経験があり、雰囲気からしてベテランの貫禄がありますが、お話されますと非常に柔らかい印象の方だなあと思いました。

 殺陣クラスでは両方の部を通じて「万乃型」が意外に時間の掛かるものだと感じました。ですが、今は全体的にまだ未経験の方ばかりですので、私自身この構えと素振りは、もっと良くなるように研究して行きますので、ジックリと腰を据えて取り組んでいただきたいと思っております。

 後半の斬り込みと廻り込みでは、足運びとタイミングそして斬り付ける動線などを説明いたしました。まだまだ難しいかと思われますが、タイミングが大事ですので、その調整は止まってを間を作るのではなく、大きな動きにすることで間が生まれます。そうしたタイミングの調整は、相手を見ておく習慣が出来ているかに関係してきます。ですから、ふだんの素振りや足運びでも、目で確認する事は、視野の中でおこなうべきことであり、焦点を合わせておこなってはなりません。常に、相手を想定してそこを見ることが大事です。このことは殺陣に限らず剣術、杖術、抜刀術におきましても同様です。

 不安というものは目に表れやすいですから、不安をなくすことが心理面からではなく、身体の外観的な部分からおこなっていくことで、気持ちの面でも変わっていくことがあります。それは夜間の部でもお伝えいたしましたが、やはり確認グセがついてしまうことで、頭が直ぐに下がってしまうと、気持ちの面でも自身が無く見えてしまうものなので、「常に自分の身長よりも高い相手を想定して動いてください、そうしますと身体の動きから気持ちの部分が変わってきますので。」とお伝えいたしました。そうしたことは、殺陣や剣術の時間だけでなく、日常に於いても無意識の習慣を変えていけるものとして取り組んでいただければと思います。身体と心理面は繋がっておりますので、身体から心理面を変えていけるアプローチは、こうした殺陣や剣術では非常に効果的であると考えています。

 今日はアメリカ人でプロのミュージシャンでもあるWさんが一つ大きな前進をいたしました。力みが抜けたことにより、姿勢や纏まりが非常に良くなりました。今日はペアを組んでいただいた相手のWさん(お二人ともWさんですが・・・)に上手く引っ張って頂いたのではないかと思っています。

 夜間の部では、ダブルヘッダーで受講されたTさんと、始まるまでの間少し今月末におこなう立廻りの最後の「斬り結び~払い~胴斬り~袈裟斬り」までをおこないました。今日から真っ白な道衣に袴姿で気合いも入っており、夜間の部でペアを組んだCさんへのアドバイスや相手がやりやすいようにリードしておこなう姿を視界の中で拝見しながら、やはり上達の早い方は、熱意もそうですが、相手に対しての思いやりが廻りまわって自分に返って来ているのだと思いました。これは私がお世話になっている武術の稽古仲間といいますか一緒に稽古をさせていただいている方々を見回してみても、上手な方ほど相手をよく見ていますし、見ようとされています。このことは人としても重要な部分でありますから、当然私はその方々を信頼し尊敬しております。

 今年に入りまして、このGold Castle 殺陣&剣術スクールとしての総合的な発展を感じております。おそらくそこには安定したものがあり、その安定したものがそれぞれの思いで訪れる方にとって、自分のピースを埋めるべく時間になっているのかもしれません。

 今後は私といたしましても、この安定した教室運営の中で、全体としての一体感のために、身体の使い方の向上という分かりやすくハッキリとした目的の中で情熱を持って取り組む次第であります。もちろん、その身体の使い方の向上から、さまざまに気付かれる事があります。先にも述べましたが相手を思いやることで見えてくるもの、身体が変わることで実感出来る心理面の変化、身体の弱点が改善されることで日常生活における何気無い喜びが重なっていきます。

 生徒さん同士での交流も盛んになっているようで、そうしたことを聞きますと、この教室を運営している者としましてはそういう場となっていることに嬉しさが込み上げてきます。やはり、自分でやりたいことをやるということは至難だと思いますが、本音で語れる生活、本音が感謝になる生活、ということは非常にありがたいことだと思っております。人が慕って来てくださる仕事をおこなっているからには、私自身足りないところは山ほど、宇宙ほどありますが、「真っ直ぐでいたい。」という一般社会では中々口に出しづらい言葉をいつまでもいい続けることができる生き方を私は貫き通して行きたいと思います。

 4時を過ぎてしまいましたが、一刻も早く寝たいという気持ちにはなりません。これからもみなさんと共に成長していける日々を、楽しく真剣に味わっていける、そんな大袈裟かもしれませんが命の使い方をしていきたいものです。

 今日もみなさま、ありがとうございました!


 2017年2月25日(土) 「立廻り 特別講習会」
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2017-02-13(Mon)
 

日本人として何を学ぶか

 本日は戸越体育館でGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。土曜日は剣術クラス限定での講習ですが、今週も新しい方が二人参加されました。土曜日夜間の部の開催は滅多にないのですが、夜間は借りている時間に余裕があるため、土曜日は1時間30分の講習時間ですが、夜間に関しては2時間の講習時間となっております。

 今回は、杖術の講習をおこないましたが、「左右の払い突き」「反転打ち引手追い打ち突き~後方受払い突き」をおこなっていただきました。体験参加の方には、「左右の持ち替え」「左右の打ちと突き」「単体技」を幾つかおこないました。

 生徒のみなさんは、手首と脚部の連動に苦労されていましたが、伝えていることは理解されたものと思います。各部分は大した動きではありませんが(至ってシンプル)、それらをあるタイミングで併せるとなると、楽器の演奏でも初めは難しいように、両手両足がそれぞれの役目を持って動かなければなりませんから、そうしたところの難しさを感じられたものと思われます。自在に動ける身体に向かうには、そうしたところの調和を感じ取れることが必要です。

 体験参加のみなさまも、最後まで集中して取り組まれていました。こうした杖の稽古では力みをとること、手の内を柔らかく扱うこと、両手足の連動感覚を養うこと、そうしたことが脳トレ的に求められますので、身体を自在にコントロールするための稽古法としても杖はとても優れた得物だと思います。

 2時間杖術稽古となると、特別講習会のような感じですが、さすがに時間があまりましたので、最後に生徒のみなさんには「横二十連円打」体験参加のみなさまには、「八連円打」をおこないました。

 2時間近く稽古をおこなった中での横二十は、みなさんの表情を能面化させてしまい、私としてもなんだか居たたまれない状況となってしまった。今回の様子をみて、この二十連円打はスペース的な問題からも縦二十までとしたい。よって、縦二十が終った方は次の技に移行したいと考えております。

 体験参加のみなさまは八連円打まで興味深く取り組んでいました。驚いたのは、初参加のお二人が2時間の講習が終って、30分延長で稽古を続けられていたことでした。初めてで2時間30分というのは非常に長く感じられ、脳内の疲労感も多いはずですが、それよりも楽しさや興味が勝っていたようです。次回の参加も楽しみに帰られました。

 生徒のみなさんも講習が20時30分に終わり、ほとんどの方が21時まで今日の復習をおこなっていました。このところ海外から日本に来て参加される方や、海外生活から帰国されて参加される方とのご縁も増えてきております。そういう意味では、インターネットのお陰で私の存在を知っていただけることはありがたいことであると感じております。また、そうした方々と共通していることは、ミネアポリスの加藤氏の時から感じていたことですが、不思議と初対面という気がしないのです。私としても、加藤氏と出会った頃は、昔からの知り合いのような不思議な感覚に驚いたものですが、これからも、そうした出会うべく方々が今現在どこかにいらっしゃることと思います。
 
 さて、明日は15時00分~17時00分夕方の部と、18時30分~20時30分夜間の部を戸越体育館剣道場でおこないます。明日も体験参加の方が数名いらっしゃいますので、新たな出会いを楽しみに、全体のレベルを上げていける講習にしたいと思っております。それでは明日もみなさま、よろしくお願いいたします!


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2017-02-12(Sun)
 

大笑いの鉄板講習

 雨に降られる覚悟をしていた本日日曜日の講習でしたが、午後家を出て自宅から五分程度の最寄り駅まで小雨が降っていた程度で、五反田に着くともう止んでおり、結局ほとんど降られることなく移動する事が出来ました。

 この五反田というのは昔から縁のある場所で、私が役者活動をしていた頃、IMAGICA現像所で何度か出演した作品の試写会に行ったことがあり、当時は、五反田といえばIMAGICAという印象が強く、現在のように毎週直ぐ近くにある体育館に通うようになるとはその当時夢にも思っていませんでした。

 その他にも、私の同級生が当時五反田に住んで経営コンサルタント会社の社長となっており、その友人のオフィスに訪れたり、セミナーに何度か参加したりして、本を数冊刊行している同級生に驚いたものでした。

 私がGATSBY のモデルをやっていた頃、誕生日に姉からステーキをご馳走になったのも五反田でした。お金の無い私に、何度か美味しいものをご馳走してくれました。そのお店が今もあるのか分かりませんがもう10年以上前のことなのでハッキリと場所を覚えていませんが、体育館から近い所だったと思います。

 そんな五反田での講習は予想通りの大人数で賑わいを見せました。昨日土曜日の五反田での講習と、本日夜間の部の戸越体育館での講習もそれなりに多かったので、この3コマの合計人数は2013年10月20日に開講してもっとも多い参加人数となりました。ですが、こうした流れは流動的ですので、このまま増え続けることはないと予想しております。

 今日はアメリカ出身のWさんと、フランスから日本に訪れているAさんとの会話に、この教室の広がりを感じる瞬間でもありました。WさんもAさんも共に日本の精神的なものに対する学びを求められていますので、私に出来ることは、身体の使い方の中で、心の問題というものが密接に関ってきますので、そうしたことを結果と共にお伝えしていくことで実感していただけるのではないかと思っております。とくに外国から日本に来られ、日本の武道、武術に対する思いの深さは普通の日本人の何倍も強いものがありますので、感じ取る、感じ取ろうとする意欲は非常に強いものを感じます。そしてそうした気持ちで接していただくことにより、私にとりましても、真剣に伝えようとする真摯な気持ちにさせられるものです。想いというものは良くも悪くも連鎖的に広がっていきます。だからこそ、一人一人の心の在り方というものが、その空間を良いものにするのか、そうではないものにしてしまうのか、そうした部分にも精神的な鍛練は必要になってきます。

 今日は古参メンバーのYさんが大学の卒業論文として一部タイトルを紹介すると「日本映画における殺陣の変遷」という題材で400字詰め原稿用紙135枚相当分のものをコピーして私に下さいました。私としましても、この教室の生徒さんが、ここで初めて殺陣を学んで、次第に殺陣に対する興味から、大学の卒業論文として本格的に研究されたことに、たいへんな喜びを感じております。頂いた論文は時間のある時にジックリと読ませて頂きたいと思います。

 今日の殺陣クラスでは夕方の部ではそれぞれのグループに分かれて別々の内容をおこなっていただきました。傍から見ていますと、こうしたカオスな状況はある程度の流れの中でなければそれぞれに割り振りできませんので、殺陣クラスの流れとして、段々と全体に浸透していくものと思っております。月末におこなう立廻り講習の中にある基礎的な部分、(今で言うと胴斬りや払い、絡みの走り方等)そうした部分を抜き取って集中的におこないながら、一つの流れとして形にしていきます。今おこなっている動きが中途半端なままに次の段階に移行しても、基本的におこなう基礎的な部分は同じです。ですので、前に進みながら着実に動ける身体になるように、約束事と身体の兼ね合いを稽古していきましょう。

 剣術クラスでは、「鬼ごっこ」と「剣を重ねての誘導と対応」をおこないました。このところ緊張感のある講習が続いたものですから、新しい参加者も増えたことで、久しぶりに笑いの鉄板稽古と言えるこの二つの内容をおこないました。私が鬼役になった時の、体験参加に来られたSさんの大ウケに受けていた表情が印象的でした。

 およそこのような剣術稽古をやっている教室はどこにもないかと思いますが、蟹、雀、飛石、鬼ごっこ・・・・・・こうした稽古で、抜群に使える人が次第に出始める日が訪れるのを楽しみにしております。

 夜間の部では、徒歩で総合体育館から戸越体育館へ移動し、久しぶりの古参メンバーのKさんも参加され、「太腿がパンパンになってます!」という悲鳴に近い声を聞きながら、脚部鍛練歩法稽古の後の「千鳥之型」をおこなっていただいた。皆さん集中していましたので、体験参加の方も「抜付之型」一番から十七番までよくついて来れました。

 夜間の部でも体験参加の方が多くいらっしゃり、昨日初めて参加されたYさんは、今日ダブルヘッダーで受講され三回の受講を一気に受けられました。このところ、一回受講で終る方の割合が少なくなってきており、古参メンバーの皆さんの雰囲気の良さであったり、この教室には先輩風吹かす生徒さんは皆無なので、次も安心して受講されているようです。

 私としましては、ある一定の人数に達しましたら、体験参加の申し込みを一時的にストップすることも考えております。もう一コマ殺陣クラス&剣術クラスの開催を増やすことはしばらく考えておりません。今日は講習後にお二人から私の個人稽古会へのご相談がありました。今後は、剣術や杖術に抜刀術など、より深めて稽古をされたい方には私がおこなっている個人稽古会への参加希望も承ります。この稽古会の場合、Gold Castleとの両立は私のアプローチが違うため難しいものがありますので、その辺をお考えになられた上でお申し込みいただければ、それなりの充実した稽古を共に送れるものと思われます。

 今日も新しい出会いがあったり、懐かしい人に会えたり、頂き物があったり、十分過ぎるほどの日曜日でした。また明日からも励んで参りたいと思います。ありがとうございました!


 2017年2月25日(土) 「立廻り 特別講習会」
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2017-02-06(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


       金山 孝之
   Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 GM happy コラボレーション 』と題し、ジャンルを問わず定期的にゲスト講師をお招きし、特別共同講習会を開催している

『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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その他ジャンルを問わずお仕事のご依頼や『 剣技指導 』などのご依頼も受付けておりますのでこちらの【 お問い合わせ 】よりご連絡下さい。

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