初 海老名での稽古

 すっかり深夜の1時となってしまったが、本日は傘を差さなくても小雨が気持ち良く感じる快適な一日であった。

 新宿から小田急線快速急行に乗って海老名へ行き、そこで井上欣也さんと待ち合わせして徒歩五分ほどの綺麗な稽古会場へ移動。

 海老名駅周辺は大型商業施設ららぽーとが二年ほど前に出来たそうで、のどかな田んぼの風景もありながら買い物やレジャーに対応した街になっていた。もっとも海老名と言えば、海老名サービスエリアぐらいしか立ち寄ったことがないので、今回初めてその地を踏みしめることが出来た。

 稽古では、井上さんが二尺七寸の居合刀を手に入れられたということで、初めて居合刀による抜刀と納刀を稽古した。井上さんの場合、私がやっていることをお伝えして、あとは井上さんの感覚で動きを手に入れるといった方法がいいのではないかと思い、あまり細かい部分についてはおこなわず、こんな感じです。というふうにお伝えした。

 あっという間に時間が経過し、私としては体術を少し確かめたかったのであったが、やはり接触の大事さやエネルギーの伝え方など私自身稽古不足を感じた。先日ミネアポリスの加藤氏から「超一流になるのは才能か努力か?」という本を頂いたが、これに置き換えると、やはり得物の稽古に比べて圧倒的に体術関連の稽古は不足している。今ある時間の中でどのようにおこなっていくかをこれからは考えていきたい。

 稽古後は、近くの居酒屋さんで暑気払い。一件目は「紗らら」というお店で、私にとってはなんとも居心地の良いお店であった。店長さんともご挨拶出来たので、海老名に訪れたときにはまた行きたいお店である。二件目は少し歩いて「さざん」というお店へ。同じ系列の本店であるが、お店の雰囲気や音楽のボリュームからして「紗らら」に軍配が上がった(笑)。17時30分から始まりお店を移って21時過ぎまでいろんなお話をして、こういう会話は井上さん以外とは出来ないだろうなぁ…という喜びの中、想い出にのこる2017年の山の日を満喫いたしました。

 いろいろとお世話になりっぱなしの一日でしたが、海老名はアクセス的にも行きやすいですし、また是非伺いたいと思います。本日は稽古会場からお店の予約までお世話になりありがとうございました。これからも武術稽古や生きていく中でのお話など語り合っていけたらと思います。次も楽しみにしておりますので宜しくお願いいたします!


2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(受付終了いたしました)

金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-12(Sat)
 

心の練磨

 本日は甲野善紀先生のメールマガジンの動画撮影とそれにともなう研究稽古のため松聲館に行って来ました。到着すると、陽紀さん御夫婦とお子さん達にお会いすることができ、私としましては良い思い出になるひとときでした。

 今日は田島さんがお休みのため、小磯さんと一緒に先生の受けを務めました。この時間といいますのは、全てが無駄にはならないものでして、今の私が在るのもこの場所があったからであると思います。今日の稽古で私の感想といたしましては、エネルギーの伝達法には驚くものがあり、そこには反射を封じる身体の手続きが関係し、それに関連して詰まりなき速さというものが一部の筋力を意識的に用いては不可能なものとして見て取ることが出来ました。さらにそこには、心理面の状態が身体の整え方など何らかの影響が実感出来るものとして在り、その状態における技というものはただただ驚くばかりです。

 心の練磨とは、やはり普段からの自己を客観的に掘り下げて考え、そこになんらかの回答を得なければならないようにも思います。そしてそうした日々の研鑽が武術という技の獲得に心身の状態をフォーカスしていけるのではないかと思うのです。

 私も日々いろいろありますが、前に進めるための出来事や可能性にピントを合わせ、そこに対して考え新鮮な回答を自分自身に出していける生き方が、結果として武術稽古に結びついていけるものと思いますし、そのなかからやはりレベルを上げていかなければなりません。それがこれまでの人生経験から学んだものでもあり、そこに気が付けるようになったのは、やはり素晴らしい方々との出会いがあったからです。そうした現実に感動をいただける方との出会いというのは大きな救いになりますし、共に生きて行く同世代の方々とも美しい時間を過ごした日々はやはり救いであります。

 これからもそうした方々との出会いを大切に、そして私自身も精進し、日々の中で進展していくことが私とご縁の繋がっている方々に対して微力ながらもお返ししていけるものと考えております。

 今はそうした日常を生きていけることが大変幸せであると思っております。本日も稽古、ありがとうございました。


2017-07-20(Thu)
 

研究稽古の貴重さにあらためて感じ入る

 2013年ごろから月に一度は井上欣也さんと研究稽古をおこなっていましたが、お互いに活動が忙しくなり始め約4ヶ月ぶりの稽古となりました。

 この4ヶ月間というのは互いに色々稽古を積み進展していると思いますが、稽古をしている時の雰囲気というのは以前となんら変わりなく、なんだかずっと連絡を取り合っていたかのような不思議な感覚でした。

 井上さんとの稽古といえば、会話も重要な稽古となっており、今回はとくに私が井上さんにいろいろと心の詰まりを取り除いていただくことになりました。準備もしていないのにフト言葉が漏れてしまうのは、こうした内容に関しては井上さんを置いて他に居ませんので、本当に有難い存在であると思っております。

 今日の研究稽古では、まず最近気が付いた杖を奪われそうになった場合の対応法をいくつかご紹介しました。次に剣術での「払い突き」や」突き返し」をおこない、寄せ足による「縮地」と言えるほどのものかどうかわかりませんが、両足がさらに伸びる歩法をおこないました。この寄せ足による歩の伸びは、これまでにいろいろな方にお伝えしてきましたが、なかなか重心側から動かして、寄せ足でさらに両足が動くことが出来る方が居らず、井上さんいわく「これは、どうなっているのかわからないですね・・・・・・」とおっしゃっていたように、私にも気づいていないことが動きの手続きの中にあるのかもしれません。

 井上さんは前脚側の股関節に実感を得られたようで、私といたしましても、いつも頂いてばかりなので良かったと思いました。

 私にとりましても、今日は井上さんから仙骨を重心として考えることに気づかされ、「もしかすると、重心というものと、倒れそうになっている状態というものを混同してはいけないのではないか・・・・・・?」ということを考え、このことは今日の研究稽古の中で非常に大きな出来事として、これまでにおこなっていた袈裟斬りや重心移動の際の姿勢の問題点に、一つの研究課題として今後おこなっていけるものとなりました。

 そして最後の平歩で体を押された際の状態も、仙骨の位置により肩に余裕が生まれ、足元の強さが全然違いました。これで前方への重心移動もおこなえることから、ひさしぶりに、ひさしぶりに、取り憑かれたようにこれに関する動きを検証したくなりました。

 今までこうした姿勢は何度も稽古で試してきてはいるのですが、どうして今日のような発見に至らなかったのかは、骨盤角度に対する私の勝手な思い込みがどこか邪魔をしていたからなのかもしれません。

 ですがこれは安易に骨盤角度の問題だけでもなく、股関節の可動域や、大腰筋などの働き、それに重心感覚も関係していると思われますので、今日お土産としてこの仙骨から動くという感覚をお伝えくださった井上さんにはたいへん感謝しております。

 その他の体術稽古では、井上さんの全身がそれぞれに「はらい」の感覚で動かれると、ゆったりとした動きでも、力がぶつからないので止める事が出来ませんでした。こうした感覚は今の私には全く見当たりませんが、こうした方とマンツーマンで稽古ができることの有難さを身に染みて実感いたしました。


 ながれゆく雲のように、ひともそれぞれの方向へと進んでいる。わたしはどこまで進めたのか・・・・・・風はどこへ進ませてくれたのだろうか・・・・・・目に見えない風は、ひとの想いを省みず、ただただ吹いている。心あれば風を感じ、波長をあわせてその場所まで運んでいってくれるのだろうか・・・・・・ただ時のみぞ知るばかりなり。


 稽古が終わり、タイ料理のお店で食事をしました。いろいろと近況などのお話もいたしましたが、お互いの共通点の話には大いに盛り上がりました(笑)。今年はぜひ、井上さんのホームグランドに伺いたいと思います。いつも遠いところお越し頂き申し訳ありません。今日も貴重なものを頂く事ができました。心身ともに詰まりが抜けたような気がいたします。また宜しくお願いいたします。ありがとうございました!


2017-06-10(Sat)
 

自分の感じたことを信じる

 今週もすでに金曜日、一日一日が流れ行く雲のように留まることなく、動き続けていることを実感する。それは心理的なことも含め、これからの環境をどう整えるかを感覚的に日々の中で感じ始めているからだと思う。なにげない時間の経過が、何気なくは無いその後の居場所となっている。大小さまざまな選択が日々の中で求められる。

 今週水曜日は、戸越体育館でW氏と稽古をおこない、稽古後は甲野善紀先生のメールマガジンの動画撮影とそれにともなう研究稽古の受けとして松聲館に向かう。ここで、今後の私の体術稽古としての大いなる研究課題を頂く事が出来た。

 翌日、木曜日は高田馬場でW氏と稽古。昨夜の体術稽古で学んだことを、W氏相手におこなうもこれが非常に難しい。

 だが難しいからこそ「体術」と言えるものであり、そのための取り組み方を私なりに考えてまずは一つ一つの動作の感触を身体に取り入れていかなければならない。私にしては珍しく体術稽古で「これは稽古内容に是非とも取り入れたい」というものなので、まだまだ取り掛かりの段階であるが、これは私がお伝えするレベルに無いものなので、まずは私の研究稽古としてそこに時間を費やしてくれる方と取り組んでいきたい。

 そして本日金曜日は、道場稽古が無い日なので、明日あさっての4コマ講習に備え睡眠不測を補う。午後からは、深川スポーツセンターに行き、区内登録手続きをを済ませる。これで安定開催に向けて一つ前進した。ちなみにこの深川スポーツセンターは、門前仲町駅から徒歩5分、会場も綺麗で更衣室や師範部屋も道場脇にあり申し分はない。ただ一つ、戸越体育館や総合体育館に比べ会場費が数倍も高いので、毎週のようにここで開催出来る団体はそれなりの体力が求められる。


 さて、明日土曜日は品川区総合体育館剣道場で、12時30分~14時00分(殺陣クラス)の講習と同会場で、15時30分~17時00分(剣術クラス)の講習をおこないます。明日の殺陣クラスでは初めての方が数名いらっしゃいますので、徐々にこの土曜日殺陣クラスも他の講習クラスと同様に賑わってくるものと思われます。ホームページにもお知らせいたしましたが、5月は残りの講習全て品川区総合体育館で開催いたします。今月まだ受講されていない方は、土曜日日曜日ともに、時間を空けずに続けて会場を予約しておりますので、ダブル受講可能な方はお勧めしております。もちろん毎週参加されている生徒の皆様も、追加受講可能な方は(5月は4回受講以降)1回に付き1.000円ですのでお待ちしております。

 流れ行く雲のように ゆっくりと留まることなく状況は変わり続けていくもの
 自分の感じたことを信じ 目の前の人を見て そこに答え(応え)を見出していかなければならない


2017年6月10日(土曜日)『 抜刀術 特別講習会 』 
お申し込み受付中

『 金山剣術稽古会 』 
経験不問 御連絡お待ちしております

2017年5月稽古日程

2017年6月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-05-19(Fri)
 

大きな一日

 今日から5月が始まったが、私にはゴールデンウィークは関係なくいつものように稽古三昧の日々である。午後から雷とともに激しい雨が降ったが、夕方から高田馬場でおこなう稽古に向かう際には上がってくれたので、濡れずに到着する事が出来た。

 今日は関西からK氏が帰省に合わせて稽古に参加され、I君とともに稽古を開始した。5月になりI君と私とのマンツーマン稽古も一年を迎えたが、今日の稽古のように、I君が受けを務めたり、教えて上げることが出来るまでになった。

 そうした二人の状況を見ながら気がついた事は、「教えるということは、相手の全体を観察する眼を養うことになり、相手との間であったり呼吸を掴むことも養われてくるものだ。」ということが感じとれた。もっとも、教え好きの人にはあまり効果は無いかもしれないが、受け身の方や、視野を広げたい方には、指導させてあげることも重要であることに気がついた。

 このところ私自身、目の使い方に意識が向いているが、目が居着かないこと、一点を凝視しないこと、そうしたことは、身体の居着きにも繋がってくると思われるし、心の状態にも影響が出てしまい、自分を見つめる目が無いため自分の今の状態を把握し辛いものと思われる。目は心の影響が表れやすいので直ぐに変えることは難しいだろう。そのため、目を全体に使わざるを得ない状況で訓練していく事で、その時の心の状態を育て、そうした心理を相手と対峙した武術稽古の中で活かし稽古していくことで、結果として目付けが変わってくるのではないかと思うのである。

 人を見る、空間を見る、その先を予測する、過去に気づく、物の見方とは心理面の育成に大きく関係している。社会で生きていく上ではそうした目を養っておく必要があり、情報の中から一部分だけを見ずに、社会や人間全体を含めた部分から何かを感じることが大事である。

 K氏との稽古では、帰省=私との稽古でもあるので、誠にありがたい事であり、そうした稽古に掛ける真摯な気持ちが、私だけでなく、I君にとっても武術稽古を学ぶ上での良い人生の先輩として、今日の稽古は得るものがあっただろう。

 人と出会い、そしてそれぞれが出会っていくことは、私にしてみれば刺激的な瞬間でもある。人、空間、出会い、そうしたものを養うための眼をこれからも私自身養っていきたいと思う。

 19時に稽古が終わり、そこから甲野善紀先生のメールマガジンの動画撮影と研究稽古に向かうため、急いで会場を後にした。

 運良く電車を待たずに、直ぐに特急電車に乗れたので、いつもより40分位遅れての到着となった。2月22日以来の松聲館であったが、不思議といつもと変わらない感覚で先生にご挨拶をし、0時近くまで先生の技を受けさせていただきました。

 とにかく、今夜は笑ってしまうほどの先生の身体の強力さといいますか、不思議さに、田島さんとともにそれぞれが飛ばされてしまう不思議さに興奮いたしました。これはあらためて動画で見るのが楽しみです。

 剣術では、田島さんが帰られた後、さまざまに先生の打ち込みや変化、そこからの潰し等々、真剣なひと時でありましたが、前回2月22日に拝見した先生の技に感動し、その日から今日まで、今までと違った浮きに対する使い方を常に意識して感覚的に使えるものとして歩きながらでもおこなっておりました。そうしたことが、しばらく間が空いた今日の先生とのひと時で、実感することが少なからずありました。

 そして終電があるため玄関口で一度帰りかけた私を、先生がもう少しやりましょうかとお誘い下さり、10分ほど「払えない突き」の受けを務めましたが、最後の最後でこれまでにないほどの強力な突きとなり、この10分というのは身体の使い方を学ぶ上で大きなものでありました。あらたな研究課題を得られ、興奮冷めやらぬ思いで駅まで走って帰りました。

 今日は濃密な一日でした。そして今日という一日に感謝いたします。ありがとうございました!


2017年5月5日 (金) こどもの日
『 立廻り特別講習会 』

(お申し込み受付中)

『 金山剣術稽古会 』 
(経験不問 御連絡お待ちしております)

2017年5月稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-05-02(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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