心の練磨

 本日は甲野善紀先生のメールマガジンの動画撮影とそれにともなう研究稽古のため松聲館に行って来ました。到着すると、陽紀さん御夫婦とお子さん達にお会いすることができ、私としましては良い思い出になるひとときでした。

 今日は田島さんがお休みのため、小磯さんと一緒に先生の受けを務めました。この時間といいますのは、全てが無駄にはならないものでして、今の私が在るのもこの場所があったからであると思います。今日の稽古で私の感想といたしましては、エネルギーの伝達法には驚くものがあり、そこには反射を封じる身体の手続きが関係し、それに関連して詰まりなき速さというものが一部の筋力を意識的に用いては不可能なものとして見て取ることが出来ました。さらにそこには、心理面の状態が身体の整え方など何らかの影響が実感出来るものとして在り、その状態における技というものはただただ驚くばかりです。

 心の練磨とは、やはり普段からの自己を客観的に掘り下げて考え、そこになんらかの回答を得なければならないようにも思います。そしてそうした日々の研鑽が武術という技の獲得に心身の状態をフォーカスしていけるのではないかと思うのです。

 私も日々いろいろありますが、前に進めるための出来事や可能性にピントを合わせ、そこに対して考え新鮮な回答を自分自身に出していける生き方が、結果として武術稽古に結びついていけるものと思いますし、そのなかからやはりレベルを上げていかなければなりません。それがこれまでの人生経験から学んだものでもあり、そこに気が付けるようになったのは、やはり素晴らしい方々との出会いがあったからです。そうした現実に感動をいただける方との出会いというのは大きな救いになりますし、共に生きて行く同世代の方々とも美しい時間を過ごした日々はやはり救いであります。

 これからもそうした方々との出会いを大切に、そして私自身も精進し、日々の中で進展していくことが私とご縁の繋がっている方々に対して微力ながらもお返ししていけるものと考えております。

 今はそうした日常を生きていけることが大変幸せであると思っております。本日も稽古、ありがとうございました。


2017-07-20(Thu)
 

明るさと笑顔が溢れ出る空間

 昨日は関東でも雨が不安定な降り方をしていたが、帰宅時に最寄り駅から傘を差し始め、なんとか豪雨なる前に帰宅することが出来た。遅読な私であるが、ジックリ本と向き合っていたので、23時頃、久しぶりに実家から雨を心配する電話があったがあまりピンとこなかった。

 そんな昨日は「高齢者のための剣術教室」に向かい、いつものように皆さん杖の二十連円打に意欲を燃やしていました。現在はこの二十連円打をメインに構成していますので、どこかでタイミングを見て内容を変更して行かなければなりませんが、まだまだ今の皆さんの意欲を見ておりますと、この稽古に関しましては私はサポート的指導となって、皆さんそれぞれの稽古にお任せしたいところでもあります。

 先週はSさんが杖をつかっておこなう体操の際に足元を滑らせ尻餅をつかれた際に左膝の靭帯を痛めてしまい、初めて怪我人を出してしまいました。そのため今後は、これまで以上にリスクを考えながら講習内容を考えていきたいと思います。

 講習後に食事をおこない、その後初めて屋上を見学させていただきました。素晴らしい開放感で周囲が見渡せる中で、どうやらここでも自主稽古をされている方がいらっしゃるようです。夏場は暑いのでくれぐれも熱中症には気をつけて無理はなさらないように願います。

 こうして有り難い日々の活動をさせていただいていることに感謝します。自らの心持ちがその後の人生の流れを定めてしまうものと思いますので、そうしたご縁の続く方々とこれからも楽しく集中した時間を過ごし、ものごとを捉えていく予測力と判断力、そして行動力を身につけていきたいものです。


2017年7月22日(土)「杖術 特別講習会」
(申し訳御座いませんが定員となりました)

2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年7月 稽古日程

2017年8月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-07-19(Wed)
 

自然と向上していくための環境づくり

 暑い三連休が終わり、私としては、土日合わせてこれまでで最も多くの方が来られた講習会となった。そうした濃密な各一コマ一コマが私にとっては今を活きてると実感できる。このブログのカテゴリ、「人生の一頁」に収めた「俳優時代の告白」ではゼロからのスタートを重ねてきたが、そうした経験はゼロではなく積み重なって今に活きていると思う。だからこそ、私の所へ来られる方への思いは強くなっていくのであろう。

 出会いが出会いを呼び、感動が輝きを与え、無意識の進展が行動力となり自らを照らしていく。そうしたことの感覚が心の透明度を高め、見えなかったものが見えるようになってくる。プライドや見栄、そうした表面的なものは見透かされるものである。目と耳と口からどのように学ぶことができるか・・・・・・感動的な人とは、その場にいるだけで肌が感じるもの。なるべく良いものを観ていくことを心掛けたいものである。

 さて、本日は高田馬場で夜からT氏と稽古をおこなった。おそらく、私との稽古にあたってT氏なりに準備をされてきたのではないかと思う。だからこそ今日の稽古は、伝えたいもの得たいものといった心理的な交換が心地良く進んで行った。

 私もこれまで何名かの方に、「感覚を養うための研究稽古にこの雰囲気では支障をきたすと感じた場合」や、少人数およびマンツーマン稽古での「当日キャンセルが何度か続いた方」との稽古はご遠慮させていただいてきた。そうなってくると、自然と少人数にならざるを得ないのであるが、私としてはマンツーマンでおこなう稽古空間というのはやはり特別なものであり、そこに至るにはその方の心持ちがどこまであるかが問われてくる。だから結果として、この稽古会は得るものがある空間として保たれているのである。とにかく、私にとって一番大事なことは「自分もおこなう稽古に対し、余計な感情や、ホンの僅かでも嫌な気持ちで稽古に取り組む気持ちが習慣化されてしまうことを避ける必要がある」ので、そういう意味では、いま私の稽古会に参加されている方々、今日のT氏も含めて、ありがたいと思える方々が参加されるようになった。

 ある意味私の厳しさ、気難しさとは、自分にとっての稽古に支障をきたすかどうかを最優先に判断しているので、そうした部分はすぐに変わるものでもない。このことは金銭などより重要な部分であり、私自身が稽古場で何を考えていかなければならないのかを考えたときに、共に稽古をおこなう人の存在というのはなにより大きいのである。

 自分の居場所は自分次第であり、私の居場所を考えたときに、まだまだ不安感は大いにあるが、心理的に通じるものというのは大きいものであることがこのところ分かってきた。そうした方々とのご縁は本当にありがたいものであり、そうした方々の事を考えるとエネルギーとなりまた次にお会いすることが楽しみになってくる。私自身まだまだ考えることが浅いし反省することは多い。だが、何かを形作りその先にある結果を見たいという気持ちは強い。

 2017年海の日が第1回目の稽古参加となったT氏と、これからも集中した中身のある稽古をおこないたい。


2017年7月22日(土)「杖術 特別講習会」
(申し訳御座いませんが定員となりました)

2017年8月12日(土)「立廻り 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年7月 稽古日程

2017年8月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-07-18(Tue)
 

「立廻り特別講習会」のお知らせ

 2017年8月12日(土)品川区総合体育館 剣道場にて立廻り特別講習会をおこないます。


 Gold Castle 殺陣&剣術スクールでおこなっている立廻りを二時間集中的におこなって参ります。ですので、生徒の皆様には直ぐに動きに入りやすいものと思われます。もちろん、他の殺陣教室で学んでいる方や、以前殺陣を経験したことがある方でも段階的にお伝えしていきますので、交流も含め皆さんそれぞれ今の実力を知る上で良い機会かと思われます。

 1グループ5名~6名での立廻りをおこないます。この立廻り特別講習会は一回で終了のものではなく、今後も完成度を上げていきますので、やるほどに上達されるかと思います。
(貸し出し用の帯と鞘付き木刀を用意しています。)


2017.8.12 立廻り 特別講習会



【開催時間】
15時30分~17時30分/基礎編 
18時30分~20時30分/立廻り


【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
1コマ 3.000円
2コマ 5.000円
(各コマ12名で定員とさせていただきます)


【お申し込み方法】
Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・鞘付き木刀の有無」 
⑤「ご希望の時間帯」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


2017-07-17(Mon)
 

観る眼と感じる心

 気がつけば三連休の二日目、明日は海の日ということでありますが、例年は「GMハッピーコラボレーション」を開催し、井上欣也さんや青木賢治さんとコラボ講習会をおこなっておりましたが、今年はイベントはありません。通常通り私の稽古会をおこないます。昨年の11月23日を最後にGMハッピーコラボレーション、略してハピコラは開催しておりませんが、青木さんには立廻りでお世話になりましたし、井上さんとはヨガをおこなってくださり、私自身も大変勉強になりました。ときどきブログを拝見させていただいてますが、最近は忙しくなられ、記事と写真を見ては癒されております。記事と写真にそのままお人柄が表れております。私のブログにリンクさせていただいておりますので、ヨガのことや身体の感覚的なことに興味がある方は覗いてみてください。

 今月22日(土曜日)におこなう「杖術 特別講習会」が本日定員となりました。次回からは二部制でおこなおうかと思案しております。久しぶりの懇親会も今回は賑やかになりそうですので楽しみにしております。

 講習内容は今のところ二つに分けて考えております。
 (常連組)
・「下段扇抜き」
・「上段扇抜き」
・「馬突き」
・「抜巴」
・「轟之型」

 (初心者組) 
・「左右持替」
・「打ち/突き」
・「単体技」
・「二十連円打」

 一応このような内容で臨機応変に進めていきます。あっという間に時間が過ぎて行きそうですが、丁度いいところを見ながら全員が楽しめるものとしておこなっていきます。

 今回はこの時期で定員になるのはおそらく初めてのことですが、なにやら面白くなりそうな気配が漂っております。

 
 さて、本日の講習では、昨日以上に暑さといいますか湿度が高くなり、かなりゲンナリするような外の空気でした。そのためOさんには、無理をせずに自宅で抜刀の練習をおこなっていただきました。そんななか夕方の部では昨日と同じ参加人数で所狭しと賑わいを見せました。さすがにこの人数で蟹や雀をおこないますと、インベーダーゲームのようで思わず吹き出してしまいました。とてもこの姿は剣術や殺陣をおこなっている団体の稽古には見えないでしょうね・・・・・・

 殺陣クラスでは「払いからの胴斬りに続く袈裟斬り」(払い~胴~袈裟)をおこないました。まだ生徒になって間もない方にもおこなっていただきましたが、感性のある方は感覚的にも身体に繋げやすいのか一気に良くなってきました。やはり、感覚が得られればそれに応じて進めて行けます。ですので、視覚でその場だけで真似ても進まないのですね。私があまり鏡を好まないのもそうした理由からです。

 夜間の部でも、この(払い~胴~袈裟)をかなりジックリとおこないましたが、それぞれに良い動きが見られるようになってきました。「間」の大事さが、観る者の集中を駆り立て、そこで斬る者と斬られる者とがいかに表現として活きていくかということを考えなければなりません。つまり、勝手に斬って勝手に斬られては、殺陣として魅せるものとして不完全ということです。 観ている人にとっての気持ちよさとは、緊張感とともに息もつかせぬ体捌き、一転静寂の間、そうしたものがリズムとして組み合わされており、そのリズムを生み出すために、斬り結んだり、鍔競りになったり、まるで音符のように殺陣という譜面上に構成されていきます。同時に観る側から粗が見えないための位置取りに繋がる手も必要になってきます。そうしたものがリズム感を邪魔させない構成としてなるべく無駄な動きが無いように作っていく必要があります。つまりは、観ている人にとっての気持ちの良いリズム構成から、粗が見えないための位置取りに繋がる動きを最小限の手の中で作っていく必要があります。無駄な手は観ていて飽きてきますし疲れます。私がおこなう立廻りとは、こうした全体の構成イメージからの引き算として考えております。構成の楽曲が分かってくると、あとは上手く演奏できるように技術を磨くのです。ですので、「間と間合いと拍子と斬心」というのは、常に念頭に置きながら立廻る必要があります。※(リズムと言いますのは、動きの間と拍子の時間の流れを表しており、身体でリズム感を表現している訳ではありません。)

 杖術クラスでは、夕方の部ではほぼ予定通りの内容でおこないましたが夜間の部ではスペース的に余裕がありましたので、内容を変更して「杖 十一之型」をおこないました。もしかすると、日曜日にこの内容をおこなったのは一年以上前だったかもしれません。今回は六番目までおこないましたが、機会があればまた十一之型をおこないたいと思います。

 昨日一昨日と新たに生徒となられた方がいますので、また一段と活気付いて参りました。以前からもそうでしたが、この教室には場を乱すような人はほとんどおりません。それはみなさまの雰囲気が結界を張って下さっているようにも思いますし、ある意味この記事でもそうした意味を持って書いているつもりです。学びたい人がいて、その思いを受けて日々の稽古の中で見つけたものを、自分なりにどう伝えていけるかを、反省の繰り返しの中で現時点へと繋がっております。

 そこには、何の肩書きも免許もありませんし、無名の私から学んでも自慢できるものは何一つありません。ただ、純粋に身体の使い方や技が出来るようになりたい、またはそうした集中した時間の中で自らの心身を成長させたいと思って参加されている方がほとんどです。

 ですから結果としてここに参加される皆さんは、自らが学びたい思い一つですので、人生の時間を自分で決めて有意義に使っていることを感じ取ることが出来ます。そうした生徒の皆様から私自身学ぶことも少なくありませんし、古参メンバーの方々もそうした年数や受講回数に捉われない心のあり方を、学べる人から学ぶべきであると思いますし、そうしたものと稽古というものは密接に関わっております。

 出来る出来ないも重要ですが、どういう気持ちでこの場にいるかということに自分自身の考えを掘り下げてみるといいでしょう。失われかけた大事なものに気が付くひと、気が付いていたひと、気が付かないひと、学ぶべき人を探してみると、まだまだ奥が深いものです。周りを観る力というのは自分に気が付くことでもあります。武術稽古とは、私の場合殺陣もそうですが、そういう事を同時に学んでいるものなのかもしれませんね。


2017年7月22日 「杖術 特別講習会」
(申し訳御座いませんが定員となりました)

金山剣術稽古会  

2017年7月 稽古日程

2017年8月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-07-17(Mon)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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