ドーパミン出し尽くす

 日曜日の深夜はだいたい朝方まで起きて記事を書いていることが多いのであるが、昨夜は疲労感と睡魔により2時頃に就寝した。疲労と言ってもそれは肉体的なものではなく、講習中にドーパミンが大量放出したことで、帰宅後脳内がカラカラになった状態であった。それほど気持ちの入る講習だった。

 今日は午後から2017年度のスポーツ安全保険の加入手続きをおこなった。こうした事務作業が講師活動以外で諸々あるが、全て自分でやっていることなので、まったく苦ではない。なるべく人の手助けを借りずに、負担を増やさない活動で、自らの稽古における技や生きていく事に通じる学びとなる部分を今後も長く研究していくことがこれからの人生全てに繋がっていくものであると確信している。

 さて、昨日は雨と寒さの中、品川区総合体育館柔道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習を、夕方の部が15時から17時まで、夜間の部が18時30分から20時30分まで、いずれも延長しておこないました。会場移動が無いので、夕方の部が終わって、夜間の部までの間に、ほとんどの方が自主的に稽古をされていました。

 昨日の殺陣クラスでは「月末恒例立廻り講習」のため、今回は特に「払い」を中心とした内容で取り組んでいただきました。私がおこなう払い方は、剣術同様に払う瞬間に回転させ鎬面で弾くようにおこないます。殺陣の場合ですと、舞台や映像では竹光という軽い真剣に似せた刀でおこないますが、刃の部分で払いますと、細い箇所で当ててしまうため傷が付きやすく破損に繋がります。ですので、刀身部の横面、鎬(しのぎ)の部分で払う事が基本的なこととして必要になります。ただ、構えた状態から鎬で払おうとすると、不恰好となりますので、斬りの途中から刀身を回転させて弾くように払う事を稽古で身につける必要があります。

 そして、回転させた場合は「残心」の形が綺麗に作りやすいという利点もあります。今後の稽古でもこの払いをおこなって参りますが、剣を上に振り上げる場合と同様に切っ先の動き(意識)を忘れてしまわないことが重要ですので、これは形の作り方もそうなのですが、相手や周囲に無意識のものを振り回すということは怪我のリスクを高めますので、「慣れたころの無意識」というのは、最悪の状況を経験していないからこそ起こりえることだと、各人が認識し、いつまでも楽しく立廻りをおこえるためにも、本人はもちろんの事、周囲の方も危険予測に対しては互いに遠慮無くアドバイスしていただきたいものと思います。

 そういう意味からも昨日の夜間の部では、久しぶりに参加されたR君と、俳優のYさんと女優のYさんチームが、周囲を見て自然な流れで間合いを確保し次の展開に繋げる位置取りをおこなっていました。見ていて危なっかしさがないというのは、もっとも大事な要素の一つです。それは、この場合こうなったら危ないという予測のバリエーションがあり、そこに陥らない中で速く動いていることが、見ていて安心感とともに、より難易度の高いものを要求する事に繋がってきます。

 武術では「予測と対応」を学ぶものですが、殺陣においても同じ事が当て嵌まります。そうしたことの経験が、視野を広げ行動を変え環境がより良くなっていくことに通じているものと思われます。

 昨日の講習では、同じ芸能事務所の方がバッタリ合うということがあり、以前にもそういう偶然がありましたが、芸能関係の方々からもこの教室の存在が少しずつ広がっていっているような気がしております。

 学生の方、会社員の方、高齢者の方、主婦の方、そして芸能活動をされている方、そうした方々が一緒になって同じ空間で取り組む事で、自然と思いやりや礼儀というものは育っていくように感じられます。

 どのようなことでも、人間がどうであるかということが大切です。インターネットというのはそうしたことがなかなか分かりにくいものです。直接会ってコミュニケーションをとり、感じとるものが重要になってきます。そして、環境空間というものがしっかりしていれば、自ずと人は何かを感じとり、そこで自ら学ぶ事が出来るものと思われます。これからの時代は益々直接会わずにやりとりをしていくことが増えてくるかと思いますが、そうした時代だからこそ、互いに挨拶をしただけでも気持ちがいいと思える、そういう場が重要ではないかと思うのです。そういう場に足を踏み出しにくい方々にとって、このGold Castle 殺陣&剣術スクールは存在していると、主宰している私自身あらためて実感しております。

 昨日もすばらしい一日を過ごす事が出来ました。3月の講習は終わりましたが、4月からはお休みされていた方々も戻って来られると思いますので、楽しみにお待ちしております。体験参加のお申し込みもまだ受け付けておりますので、お気軽にご連絡下さい。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-27(Mon)
 

今の今を愛せるように

 本日は品川区総合体育館剣道場にてGold Castle 殺陣&剣術スクールの講習をおこないました。3月最後の土曜日ということで、体育館も全体的に利用者が少なく静かでした。今日は台湾旅行から戻られたFさんからお話を伺い、なんだか私も台湾に行きたくなってきましたが、今年の8月にパスポートの有効期限が切れてしまうため、機会があれば行って見たいものです。Fさんお土産ありがとうございました。

 学校では終業式を迎えた方も多い事でしょう。昨日は高田馬場でI君と稽古をいたしましたが、昨日は終業式でピアノの伴奏を務める大任を全うし、卒業生を送る感動の瞬間であったと思われます。

 学生、社会人、それぞれに動きのある時期ですから、そうした中でいろいろな選択をして出会いであったり別れであったり、偲ぶ思いに何かを見つけるのではないでしょうか。

 本日の講習では、生徒Nさんの紹介で体験参加に来られた方がいました。今日は杖術の講習でしたが非常に興味深く取り組んでいただいたのが印象的でした。今日の講習はどちらかといえば少人数(3~4名)でおこなう内容でしたので、自由に動く稽古や十一之型などは、やはり自身を見つめておこなうものであり、集団でおこなう空間としてはいささか難しいものがあることを感じました。私自身一つ学んだ事は、人数と空間スペースによって、講習内容というものは見極めて行かなければならないということです。今後は、集団でおこなう空間内で違和感を感じずにおこなえる内容というものを考案していかなくてはなりません。端的に言えば、人目を気にせずに出来るもの、もしくは人目がプラスに働くもの、人それぞれですが、そうした空間で伸ばせるものを伝えていくことが私の役目でもあります。ですが、感覚を意識しない稽古にだけはならないように気をつけていきたいと思います。

 今夜はラジオでミニー・リパートンの「Loving You」が流れていましたが、歌の力、素晴らしさというものを31歳で亡くなられたミニー・リパートンから強烈に感じます。

 季節の変わり目であったり、懐かしい音楽であったり、思い出の場所であったり、その瞬間・・・・・・あの頃の自分が思い出されてしまいます。そして今も・・・・・・いつかはあの頃になるのでしょう。

 いつもの何気ない暮らしが、数年後数十年後には、ある瞬間に掛け替えの無い人生の一ページとなるのなら、今生きている何気ない日々は、きっと素晴らしい日々なのでしょう。

 あの頃は記憶の中だけであり、存在はしないもの。今の今を愛せるように、そうした日常を送れる暮らしに生きている実感を求めていたいものです。

 明日も品川区総合体育館で夕方から夜まで続けて講習をおこないます。明日もみなさまとの稽古を楽しみにお待ちしております。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
 (お申し込み受付中)

 「金山剣術稽古会」 
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 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-26(Sun)
 

抜刀術で感じた手順の重要さ

 今日は稽古から帰ってパソコンのブラウザを変更し、それにともないホームページやブログにおける文字列の修正をおこなった。これが意外に時間が掛かり、数時間パソコン前に張り付けとなった。Gold Castle 殺陣&剣術スクールのホームページ右上にある「最新情報」に講習日程を掲載しているが、どうもスマートフォンからだと文字列がズレてしまい読みにくいようである。そのため、画面下に同じく講習日程を掲載しているので、ほとんどの方が出先でスマートフォンを見る場合は、そちらの講習日程を見てチェックされているものと思われる。

 ほとんどの方がスマートフォンを持っていると思われるので、まだ持っていない私はそうした事務的確認作業が出来ないでいるが、それにしても、私の作ったホームページはなんとも手作り感丸出しのホームページである。立派なホームページの教室を幾つか拝見すると、なんとも見劣り感が否めないが、それでも「ホームページを見てここが良さそうだと思ったので来ました。」というお声も少なくない。私一人で全てをおこなっているため、自分の目の届く事を確実に把握しておこなっていくには、純粋に技術を上げていくための教室運営とし、そこに「生き方」を含めた考え方や思いやりであったり、身体と心の学びを剣術や殺陣を通じて感覚的に養っていく事が出来るかということに、私自身全ての時間を費やしているといっても過言ではないだろう。

 だからこそ私は空間というものを大事にし、直接的にあまり細かい事は言わないが、一人ひとりをちゃんと見ていくということが、結果としてこの教室に来られる方の支持を得ているのだと思っている。

 さて、本日は高田馬場で金山剣術稽古会の稽古をおこなった。今日はW氏との稽古であったが、1時間ほど前に一人抜刀術稽古をおこない、そのなかで「津波返し」にどうも違和感が強くなり、これは1月の動画撮影の頃も違和感が出始めていたのであったが、今日はそれを払拭する動作の手順に得るものがあり、これまでに無い一体感で抜く事が出来た。この見た目にはほとんど変わらない手順が、身体感覚としては全然違うものであり、あらためて身体の使い方の奥深さというか面白さを体感したのである。

 W氏が訪れ、脚部鍛錬稽古から剣術稽古に入る。今日は「真向水面之一振り」と名付けた、鹿島神流の「斬割」を参考にした稽古をおこなっているが、脚部の使い方に得るものがあった。

 それはどうしても相手の反応に遅れを生じやすかった前脚の動き出しに、膝を緩めることの重要性と、その膝の送り方が、感覚的に居着きにくくなり、打太刀を務めているW氏の正面斬りに不安感無く間に合うようになった。脚部の使い方は、これまでにもさまざまに考えてきたが、足をすぐに前方へ伸ばしてしまえば、胴体が残り、全てが移動し終えるのに時間が掛かってしまう。また前重心を掛け過ぎて、腿を引き上げる場合でも、その重心の掛け方と、脚部の硬さが出てしまうと、動き出しの一瞬に重さが掛かってしまう。そうしたことから、重心位置や足の上げ方など、いろいろと変更してきたが、今日の膝を緩めて、膝から動くということが実感として有効であったことが、大きな収穫であった。今までにも膝を抜いてから重心移動をおこなうような使い方もかなり長くおこなってきたが、タイムラグが生じることから、重心を掛けた腿を引き上げる甲野先生の「浮木之腿」を稽古していた。

 今日の膝の使い方を今後居着きを無くすためのキッカケとしてさらに得られるものがあればと思うが、次回の稽古でそのあたりを確認したいところである。

 「払い突き」の稽古では、強く払うための巻き方とそのタイミングに得るものがあった。あらめて払う際における剣の回転は有効であることが分かった。

 抜刀術では、脚部の浮引(うきひ)が、ある技においてピストルの引き金のように、そこが動けばあとは自動的になっていくということが分かった。その自動的というのは、それが出来れば苦労しないと思われるかもしれないが、一つの始めのキッカケが整うと、そのあとの手続きがまるでドミノ倒しのように滑らかにおこなわれ、その時の感覚というのは何とも言えない気持ち良さがある。だが、経験上この気持ち良さというのは長続きはせず段々と不満が訪れてくるのである。そしてある時に、フトそれを払拭する手掛かりに気付き、また次の気持ち良さを体感するのである。私にとっての抜刀術稽古はそういうことの繰り返しである。

 以前は、こうした稽古で得たものはその場でノートに記入し帰宅したのちPCに入力していたが、今はほぼ毎日稽古しているので記入が追いつかず、最後に記録したのは2016年4月28日(木)である。

 一人稽古は今でも大事にしているが、相手がいないと出来ない稽古もあるので、W氏には本当に感謝している。


 2017年4月22日(土) 「杖術 特別講習会」
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 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

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2017-03-24(Fri)
 

「杖術 特別講習会」のお知らせ

 2017年4月22日(土) 品川区総合体育館剣道場にて杖術の特別講習会をおこないます。

 これまでに講習会などでおこなった型稽古を集中的にお伝えしたいと思います。その方に合わせた型稽古がありますので、初心者から経験者まで幅広く取り組めるものとなっております。

 初めての方や他流の方、高齢者の方も歓迎いたします。
(貸し出し用の軽い杖は用意しています)


2017.4.22 杖術 特別講習会


【開催時間】
15時00分~17時00分
18時00分~懇親会 (自由参加)


【会場】
品川区 総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
こちらのブログのお問い合わせフォーム、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
杖 十一之型

2013年演武映像


2017-03-22(Wed)
 

ありがたい日々

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、このところ内容が杖、剣ともに一つの形を連続して覚えていくといった内容であり、今は皆さんそれを覚えて上手に出来ることを目指して取り組んでおりますので、私としては講習内容を考えることがかなり軽減され、これまでのように、開始時刻ギリギリまで何をおこなうのか悩むこともなくなってきました。それは、興味を持って取り組んでいただくことが第一ですので、そうした中で身体をいかに動かしていけるかということが、私としましても妥協したくないものであり、その都度思い悩むのでしたが、今は杖と剣、それぞれに集中して取り組めるものがありますので、皆さんが飽きるまで、今おこなっている形がどこまで身に着いていくのかということが楽しみであります。

 そこで今日は、それ以外の講習内容として、「お辞儀潰し」の応用で、相手の首の後ろ側に杖を当て、相手を誘導するように歩かせていくという、力の伝達を腕の位置、杖の使い方、そうしたことを感じていただきながら、予想以上に盛り上がった内容となりました。

 帰宅後パソコンのメールをチェックしたところ、思わぬサプライズプレゼントがあり、そのプレゼントを4月になりましたら、ホームページに掲載したいと思います。OさんYさんありがとうございました。

 今日で四十二歳となりましたが、いろいろな方々のお陰で幸せな日々を過ごさせて頂いています。これからの人生は、経験のしたことが無い環境に身を置いていくことになるでしょう。私の力量の中で地に足を付けた活動を継続して参ります。新たな自分探しのために、最近気が付いた「人生の間を変えて」過ごしていきたいと思います。

 今後とも皆様よろしくお願い申し上げます。


 「金山剣術稽古会」 
 (経験不問 御連絡お待ちしております)

 2017年3月 稽古日程

 2017年4月 稽古日程

 甲野善紀先生からの紹介文


2017-03-21(Tue)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『Gold Castle 殺陣&剣術スクール』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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