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眼に何を得られるか

 今週16日土曜日は、山手線と京浜東北線が一部運休のため、戸越体育館までのアクセスに変更を要する方もいらしゃることと思われます。私の場合、いつも品川駅から京浜東北線大井町駅、東急大井町線にて戸越公園駅で下車しておりますが、この日は五反田駅で下車し、都営浅草線戸越駅から向う予定です。

 先週の戸越体育館での講習では、一人稽古のコツと、家に帰ってまずおこなうことをお伝えいたしました。
 生徒にとって上達への近道となる方法は簡単なことを実践して頂くことです。それは、稽古を終えて家に帰ったらすぐに武道具ケースから得物を取り出し、部屋の一番目に付くところへ置いておくことです。
 
 一人稽古の時間が無くても、武道具袋から得物を取り出し直ぐに触れる所へ得物を置いておくことは可能な筈です。稽古をやろうと思うと稽古モードになるための心構えが、ときに弊害となってしまうものですが、思い立った瞬間に触るだけでも、何もしないよりは大きな違いがありますので、五分でも歯磨き感覚で気楽に触ることが出来れば、無意識的にも稽古モードに入れる状態に一歩近づけるかもしれません。

 触らなくてもいいですから、「得物を目に付くところへ出しておく」という事を実践して下さい。

 
 先日、生徒の佐藤誠さんが出演&方言指導される舞台『常陸坊海尊』のチケットを3枚予約いたしました。客席1200名のホールでの舞台は近年観ておりません。12/20(金)14時の回に「鑑賞会&食事会」を計画しておりますので、この日観に行けそうな方は私にご連絡ください。時期的に忘年会にもなりますね。


 本日の稽古は、高田馬場にて渡部氏とA氏と稽古をおこなった。

 A氏も「三十連円打」の二十番目まで動けるようになってきた。渡部氏とは杖術において眼の使い方を考えながら稽古をおこなう。これまでにさまざまな技をおこなってきたが、あらためて眼の使い方というものを点検しながら動きを精査していく。「ついやってしまうこと」は、なかなか変えられないもの。そのなかなか変えられないものを変える必要があるのか、そのままでいいのか、何気ないことに隠されているものは得てして重要なものがあるので、今後はこれまでの技の中から何を見つけ出して行くことが出来るのか、出来ているものではなく、これから出来るようになって行かなければならないものとして全てに望む必要がある。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年12月07日(土)『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-11-15(Fri)
 

身体の直感の因果

 今宵の満月は見事な存在感。空気が澄んでいたのだろうか、中秋の名月から約二ヶ月経過しているが綺麗であった。

 昨日月曜日は高田馬場でT氏と稽古。私の事情で一月半ほど間が空いてしまったのでT氏には申し訳なかったが、こうして月曜日は確実にお越し頂けるので私としても互いの稽古における感が途切れないのは有り難い。金山剣術稽古会では基本的に毎週参加される方を対象に稽古をおこなっているが、お仕事の事情などで月に一回であったり、しばらくお休みされる方もいる。しかし私としては、何かのついでではなく、この場を主として武術稽古に心掛け励んで頂く方を望んでおり、共に研究し高い目標の中で稽古が出来る人との出会いを求めている。私の活動も以前に比べれば多少なりとも関心を持って下さっている方もいらっしゃると思われるので、いつしかご縁の中で自然と形になっていくものだと思っている。

 昨日の稽古では、T氏にお伝えしながら私はゆっくりと動いていた際になにやら自身の身体における変化をどこからともなく感じた瞬間があった。それはなんとも形容しがたいのであるが、柔らかいような温かいようなそれは心というよりは身体の雰囲気から感じたものであり、特に掌から感じた不思議なものであった。何もしていなくても「何かいつもと違うな…」と思える手の雰囲気であったが、妙に納得している自分もあり、一瞬であったがそのような瞬間を感じていた。

 「身体への信頼。」これはここ近年特に意識させられていたものであるが、無意識の能力に委ねる、といった確証の無いものから実感を得られることを体感し、いつしかそれが当然の思考の働きとなった。

 それが、ここ最近はより実感が強くなり始め、まるで嗅覚が鋭くなったかのように、何かしらの匂いに敏感になってきた気がする。それを気のせいと感じるか、身体の直感の因果を信じられるか、そこには余計な心が介在しないほうがいい。直感にも因果が働いていると思われるので、ただそれに従い感じ決定して行く事で、自然と成って行くものと思える。

 どうしてそのような因果が起こりうるのかは解らないが、武術稽古における身体と心と思考と、そのほかにもさまざまな要素が入り組んだ中で意識的にも無意識的にも因果に向って物事は作用しているものだと思える。そうしたことは歳を重ねるごとに信じられるものとなってきた。

 一体私が何を言っているのか不明な方が多いと思われるが、言葉にしてもしなくても、文字にしてもしなくても、伝えなくても伝わるものが在り、それも不思議なものであるが、そうしたことは随分前から感じていたことである。武術稽古とは、そうした因果を実感する場でもあり、何かを信じることへの導きがあるようにも思える。

 人は生を受け、どのように生きていくのかを考える。さまざまな所にその人の居場所があるのだと思うが、その居場所を探せないで苦労している人も多い。おそらくその人にとっての居場所とは、辛くて苦しい中で死守するものではないだろう。見栄やプライドや過剰な欲求を取り除けば、時間は掛かっても本来のその人にあった居場所が見つかる筈である。見栄やプライドや過剰な欲求のために人生を捧げて来た人は、その後が苦しいだろう。そのようなものはシースルーであり、まったく余計なものでしかないので飾ることをやめ、心身に訪れる因果は誤魔化せないので、そこと向き合う事でしか本質的な部分は救済されないのだろう。そこに気が付けるかどうかは、人間である以上非常に難しいものであるが、武術稽古というその時代においての最重要課題を念頭に身体を観ていく稽古は、いつの時代においても必須なものであり、もはやそれは武術稽古というカテゴリーには収まりきれないものがある。

 憑依的な文となってしまったが、私も一行下がどのような文面になるのか不明なままキーボードを叩いている。しかし勿論その文面の意識は私の中にあるものなので、全く勝手なことを書いているつもりは毛頭ない。
 
 
 さて、本日火曜日は午前中の「クラーチ剣術教室」で講習をおこなってきました。今日は久しぶりにIさんがお越しになられ全員参加となりました。病状が軽くなられたときにお越しになられますので私も安心いたします。講習では少し脚部を鍛える内容をおこない、その後久しぶりに「杖主転廻」を稽古いたしました。これは杖を主体に回転軸と回転速度を変えずに体が転じて廻るというもので、短い動きの形ですが皆さん熱心に、気が付けば四十分間休憩無しでした。時間には気が付いていたのですが、皆さんの表情と様子を観察しながらキリの良い所にて休憩といたしました。

 講習の最後は先日のGold Castleでもおこなった「横鹿威し」をおこないました。これは差し出された木刀に誘われやすいため、どうしても大振りになったり、力が入り過ぎてしまうものです。如何に自らを見失わないように事に当れるか。刃と刃を打ち合わせるものですが、誘われない意識を持つ事の方が稽古になります。

 皆さん最後まで集中して稽古されておりました。先ほどのIさんも、歩幅はとても小さいのですが木刀同士ががよく当っておりましたので、刃と刃を真っ直ぐに当てる事は難しいものですが、当たる毎にニコニコと笑顔が見られ楽しんで終える事が出来ました。


 講習後は、一年振りに三軒茶屋に行き、玉川屋履物店で雪駄を購入しました。ここでは毎年この時期に来年の元旦から履きおろす高下駄を作って頂いているのですが、今年は朴歯の密度が高いのか履き潰せずに一年を終えそうなので、高下駄の注文はせず、先日傷んで裂けてしまった雪駄を購入したのでした。ここは女将さんが切り盛りされており、毎年職人でもある女将さんに鼻緒を前ツボ20㎜ですげて頂いており、履き潰すまでにこの鼻緒がビクともしないのには毎年驚かされております。

 一年ぶりにお店に伺ったところ、甥っ子の男性が見習いとして鼻緒をすげるようになっており、女将さんの血筋なのか同じく人柄の良い気持ちの良いお人柄でした。玉川屋履物店はこれからも続いてくれることを願っております。

 今日はその裂けた雪駄の変わりに、以前ある方に頂いた雪駄を初めて履いて行ったのですが、実は凄く良い雪駄であることが女将さんと甥っ子の男性から知らされ、帰りの道中は歩くのが勿体無いと思えるようになってしまい、何とも現金なものだと歩きながら苦笑してしまいました。確かに足元は疎かに出来ないのですが、安い雪駄でも、高価な健康サンダルよりも歩き易く耐久性もあり、演武も出来るほど足に馴染みますので、普段履きはやはりこれまでの物が最適であると思っております。

 帰宅後、夕方からはこれもまた一年振り位にA先生に身体を観て頂きました。

 もうかれこれ十数年になりますが、私が武術を始める前からお世話になっていた治療院の院長先生が昨年移転され、診療内容がこれまでと変わり、完全個人予約で一時間集中的に身体を観てもらえるようになりました。随分あとから知ったのですが、実はA先生はある流派の武道を伝承されている総師範でもあり武術雑誌の特集やDVDなども出されております。今となっては私もそうなのですが、世間は狭いというか、不思議なご縁を私は感じております。しかし、私も存分に稽古が出来るのもA先生の手によって身体を観て貰うことが出来るからであり、これまでに何度も身体の不具合を助けていただいたことからも、また先生のご性格からも信頼しきっております。贅沢を言えば毎月でも行きたいと思うのですが、私も杖整体操を考案してからというもの、酷く調子が崩れることが無くなって来ましたので、中々行く機会を失っておりました。しかし約一年振りに身体を観て頂いて、調子が悪くなくても定期的に観て頂くことは必要かなと感じました。悪くないからこそ今のうちに手を打っておくという事も身体を有効に使う仕事を主とするものとしては大事なものであると考えます。

 一旦帰宅した後、インフルエンザの予防接種へ。

 私の場合、日々人と会い接する仕事をおこなっていますので、あまり注射等はしたくないのですが、この対策は万全でなくともしておかなければなりません。クラーチでも入館時にはマスク着用となりましたので、これから暫く用心が必要になってきます。

 
 諸々用件があった一日でしたが、普段と違うところに行ったり人と合うのは楽しいものです。病院で「金山さんはいつもオシャレさんですね。」と帰りの支払いの際に受付の女性に言われてしまいまいましたが、私としては一年を通じて2パターンしか着ていないので、オシャレも何も無く、稽古のため高下駄を履くには作務衣が私の場合いいだろうと思ったことからいつも同じものを着ているだけなので、別にオシャレをしているつもりも毛頭無く、毎日の事なので、たまにジロジロと二度見三度見、先日は四度見され、何故人が見ているのか眼光鋭くなりそうな時もありますが、よくよく考えますと自分の格好の事を完全に忘れているというか、普通としか思っていませんので、人に見られることを好んでこういう格好をしているとだけは思って欲しくないところです。

 昨年から髪の毛を伸ばし現在完全に長髪となってしまいましたが、昨年2月に撮影したWEB動画「かざあな。」を終えて、どういう訳か、「ああ、もう短髪はこれまでだな」と思うようになり、毎月切りに行っていた髪も、四ヶ月間隔になり、お陰で髪を切りに行く手間が減少したことと、経済的にも負担が少なくなったこと、そして更衣室で藍染めの稽古着を着ていても剣道の人達に間違えられなくなったことが大きな利点です。高下駄で歩いていても、髪もこんな感じであれば上も下もで中和される感じがあり、抜け毛の長さが気になる以外はこれで良かったのだと思っております。しかしながらおそらく、髪の毛を解いた姿と洋服(作務衣にTシャツは別として)を着ている姿を人前に見せることは無いでしょう。尤も洋服は殆んど捨てましたので着れるものがあるのか分かりませんが…

 その「かざあな。」予告編、杖術編、剣術編、抜刀術編、すべての音楽を制作してくださったTAMTAMのMariさんとTakaさんの音楽映像がこちらの記事のリンク先から視聴できます。
tamtam25周年special企画のnew音楽映像up 


 話は変わり、(いつものことですが…) 2020年からGold Castle 殺陣&剣術スクールの時間割に、不定期ですが土曜日に「殺陣基礎クラス」を追加したいと考えております。現在土曜日は「剣術クラス」と「杖術クラス」を隔週毎におこなっておりますが、こちらはこのまま継続しもう一コマ追加分として「殺陣基礎クラス」をおこなう予定です。

 会場予約の都合で毎週とは行きませんが、現在一月と二月は二週ずつ確保出来ております。内容は、読んで字の如く「基礎」を重点的におこなうものといたします。日曜日のクラスでも基礎をおこなった後に立廻り抜き出し稽古等をおこなっておりますが、品川区開催が増え殺陣クラスでおこなう基礎稽古の時間が少なく感じられるようになったことと、新しい生徒にとってもジックリと基礎に時間を費やせるクラスが必要であると思い、以前おこなっていた土曜殺陣クラスを不定期ですが復活させようと思います。ただ、以前は土曜日も立廻りを取り入れておりましたが、今度は基礎的な形と動き、それらを身に入るまでおこないたいと思います。ですので、生徒の皆様にとりましても、チョット休みが続いて基礎を集中しておこないたいという方や、立廻りにまだ身体が付いていけないと思われている方にとっては朗報と言えるものとなるでしょう。私としましても、生徒を伸ばすことが主宰者としての使命でありますから、そうした状況を受けて変化して行かなければなりません。

 金山剣術稽古会の「土曜日稽古会」を12/28の稽古納めを持って暫く中断し、その枠をGold Castleの生徒達に使いたいと思います。

これによりGold Castle 殺陣&剣術スクールのクラスのバリエーションも、
日曜日 【殺陣&剣術】 【殺陣&杖術】 【殺陣(深川開催)】
土曜日 【剣術】 【杖術】 【殺陣基礎クラス】

このようにバリエーションが広がりましたので、入会されてご自身の好みに合ったクラスに調整してお越しいただくことも可能です。
大まかには、「全部やりたい人」、「殺陣だけをやりたい人」、「殺陣以外を全部やりたい人」、「殺陣の基礎をやりたい人」、という風に分かれていくようになると思います。しかしながら、殺陣だけでは動きの質が変わらず上達いたしませんので、同時に剣術や杖術を受けていただきたいと思っております。そうした中で、「自分は人よりも遅いタイプかもしれない」と思われている方は、土曜日に不定期開催する予定の【殺陣基礎クラス】で存分に納得出来るまで基礎に励んでいただきたいと思います。このクラスは立廻りをいたしませんので、望まれる方は日曜日にもお越しください。


 一つの記事にいろんなことを書き過ぎてとっちらかってしまいましたが、書ける内に何とか書き収めました。今夜(未明?)はこの辺で就寝したいと思います。


 金山孝之 指導・監修 DVD
『古武術は速い~“型の手続き”を追求した剣・杖の実践的な体使い~』


2019年12月07日(土)『杖術 特別講習会』(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-11-13(Wed)
 

『杖術 特別講習会』のお知らせ

2019年12月7日(土) 品川区総合体育館 剣道場にて、杖術特別講習会を開催いたします。

講習では、これまでにおこなった技の中から幾つか抜粋しておこないたいと思います。初めて参加される方には、杖の基礎的な扱い方と手の内の使い所をお伝えしながら、幾つかの動きをおこないます。

初めての方や他流の方も歓迎いたします。
(貸し出し用の軽い杖を数本ご用意しております)


2018年11月23日 関西特別講習会
※写真は関西特別講習会での講習風景


【開催時間】
15時00分~17時00分
18時00分~懇親会

【会場】
品川区総合体育館 剣道場


【参加費】
3.000円


【お申し込み方法】
ホームページまたは「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「杖の有無」 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
三十連円打

十一之型


2019-11-11(Mon)
 

同期の新生徒達

 本日のGold Castleは二ヶ月ぶりとなる深川スポーツセンターでの開催でした。

 前回9/1に殺陣クラスでは立廻りの映像を撮影いたしましたが、今回も同様に撮影いたしました。まだ二回目の撮影ですので、出来不出来は二の次という段階です。今回は立廻りタイプMを最後までおこなうことが出来ました。

 今日撮りましたそれぞれのカットをNさんに編集して繋げて頂く予定ですので、編集終了後ホームページの非公開用のページに掲載いたします。

 映像が出来ましたら、どの辺りに注意しなければならないのか、そうしたポイントを掴んで稽古に望まれると良いでしょう。また互いに間合いやキッカケなどの声、間とリズム、そうしたものを会話の中で話せるまでになれば大きな進歩です。

 次回の講習からは、今回の映像を踏まえて、修正する必要がある部分を重点的に選んで講習内容に組んでいこうと思います。また、今回の撮影に参加された方の動きを一人ずつチェックし、課題箇所をお伝えいたします。より具体的に次への修正稽古になるかと思います。

 非公開の映像ページに掲載後、こちらのブログやGold Castleのホームページでお知らせいたします。ユーザー名とパスワードが分からない生徒はご連絡下さい。


 本日は体験参加の方も多くお越しになられ、お一人ご見学に来られておりましたが、お休みの方がいらっしゃいましたので貸し出し武道具に空き出たことから体験して頂きました。10月は多くの方がお仕事の都合などで休講されましたが、11月になってからは体験参加の方の多くが正規受講生になられます。同時期に一緒に生徒になられた方同士というのは、互いに話しやすいものですので長く続きやすいですし上達も早いものです。一人だと不安なことでも、同年代や同姓の方ですと一緒に相談し合えるというのは滅多にないタイミングでもありますので、Gold Castleという場で良い仲間と巡り合う事を私も期待しております。今回はタイミング的にも同期の参加者が多いかと思われますので、新たなGold Castle 殺陣&剣術スクールの生徒として、これからの新鮮な空間に期待しております。

 
 次回の日曜日は、久し振りに文京スポーツセンター剣道場で開催いたします。すでに殺陣クラスの体験参加のお申し込みは定員となってしまいましたが、杖術クラスには空きがございます。その先の24日(日)の殺陣クラスは残り四名まで受付可能です。

 生徒の総数といたしましてもまだ受け入れ可能ですので、引き続き体験参加のお申し込みは承っております。

 
 後半の剣術クラスでは、全員殺陣クラスからのダブル受講でしたので、合計三時間最後まで集中して稽古に励んでいただきました。

 今日の参加者に合わせた内容に変更し「正面斬り」、「斬突き」、「払いからの斬突き」、「胴斬り」、「横鹿威し」(よこししおどし)などをおこないました。剣の操作、軌道と両腕や手之内の操作に体験参加の方々は苦労されておりましたが、少しずつ感じる部分があったかと思います。生徒のみなさんも、始めは皆例外なく苦労されておりますので、それを苦労と思うのか、興味深く知っていくことに関心を持てるのかでは、感覚の芽に関わってきますので、身体と心、そこに興味が加わり、何を発見出来るか、自らの心身を発掘作業していくように稽古に取り組まれますと、出来ることも出来ないことも納得出来る部分が見えてきますので、あとは乗り越え方を自ら探ることで、出来るための道筋が見えてくるものと思われます。

 
 講習後は、会場を出て門前仲町駅に向って歩いていましたら、体調不良のため二ヶ月ほどお休みされている生徒のIさんと遭遇いたしました。長期療養中のため、自宅から近いこの会場まで、私へのご挨拶のために陽も短くなった夜の道すがらに体調の優れない中、自転車で駆けつけて下さいました。

 とても律儀な方で、一度講習後に、奥様とお子様にご挨拶させて頂きました。そうしたIさんという方もGold Castleの生徒にはいらっしゃいます。私はフェイスブックやツイッターなどのSNSはやっておりませんので、皆様からのお申し込みは殆んどがホームページを見てからのご連絡だと思われます。そうしたSNSの力を使わないのが良いのか悪いのか分かりませんが、今来られている生徒達や、体験参加の方々の雰囲気を見ておりますと、ご縁があればこのままで十分だと感じておりますので、偏らずに、さまざまな方がお越しいただける窓口であるようにこれからも気をつけていきたいと思っております。

 本日もお越しいただいた皆様、ありがとうございました。


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金山剣術稽古会

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-11-10(Sun)
 

それぞれにとっての稽古から先へ

 本日は品川区総合体育館剣道場にて『剣術 特別講習会』を開催いたしました。

 今回も大刀と小太刀それぞれについてお伝えいたしました。
 各得物の特性を活かした動きがありますので、剣の回転、肩・肘の構造、不必要な動きを除き、必要最小限の中で手順を守っておこなうこと等お伝えいたしました。

 小太刀に関しましては、左手の受け方を先日気付いた形でおこなうことにより、構造的に強くなることと、滑り降りた相手の太刀に指が触れる危険性も回避されます。手之内の変化に慣れておかなければ使えませんので、稽古で手に馴染むようにおこない、技に応用いたします。

 小太刀は、講習会の中でも興味を持っていただく内容のひとつです。それは、手順が目で見て分かりやすく、理に適っていることが感じられやすいからだと思われます。大刀による剣術でも理に適う事が技になっておりますが、目に入りにくい部分がありますので、手順を踏まえることに難しさがあるのかもしれません。小太刀では、入り身、受け、返し、付け、などその状況ごとに両手になったり片手になったり、両手の使い方が特徴でもあります。

 身体全体の流れが小太刀の動きと混じり合っておりますので、そうした部分も小太刀の稽古では身になっていくものだと思われます。私自身といたしましても、今ある技の精度を上げながらさらに新たな展開へと進めるように小太刀について研究していきたいと思います。


 懇親会は会場から徒歩三分程のいつものキリンシティへ。

 遠方からお越しいただいた方も懇親会までお越し下さいました。鎌倉からお越しいただいた常連のTさんと、初めて特別講習会と懇親会にお越しいただいたNさんは他県から新幹線に一時間乗って合わせて二時間掛けてお越し下さいました。

 懇親会ではもっと色々なお話を聞きたかったものと思われましたが、みなさんいつもそうですが、お話というよりは食べることに真剣ですので(笑)、真剣なお話がこの機会で果たせることは稀です。

 尤も私が平日におこなっている「金山剣術稽古会」では、マンツーマン、もしくは少人数でおこなっておりますので、その中での会話というのは身体からの声でもありますので、そこで発する内容というのは私自身に取りましても重要な言葉であります。武術稽古を重ね、身体のみならず心に自然と意識が向うことが稽古の在り方として当然の事であると思っておりますので、そうであるならば、自然と会話の内容も身体と心に通じるものになってくる筈です。しかしながら、そこまで本気で捉えて参加される方は限られてきますので、その方の状況に合わせた向き合い方で良いのだと思います。

 金山剣術稽古会に関しましては、技量を問わず、真剣に自己と向き合いながら、形だけの興味を持つ方では続かないと思いますので、どう感じ、何を得ていくのか、その事に付いて、自らと向き合い続ける目を持った方と稽古できれば、それは私に取りましても得難い方となりますので、中身のある稽古になるのです。それぞれにとっての稽古から先への進展がどのようなものになるのか…厳しさというのはそうしたものが全て見逃されないことにあります。社会に出ておりますと、自らを演じなければならない環境に身を置かれます。いつしかその演じていた自分が元に戻せなくなってしまうことがありますので、武道場で自らをリセット出来るように、多くの時間を占め演じている自分から、本来の自分、または、そうなりたいと思う自分へ、この場は身体を動かすこと以外にも重要な時間の使い方があるのです。

 
 明日は深川スポーツセンター柔道場でGold Castleの講習をおこないます。Yッシーさんは、某劇場で謎のハワイアンに扮されるそうですが、明日の殺陣クラスでは前回9/1におこなったように最後にビデオカメラで撮影いたします。おそらく若い生徒達は楽しみに来られると思いますので、良い映像が撮れるように進めて行きたいと思います。また、明日は体験参加の方や見学の方も多数いらっしゃいますので賑わう講習になるかと思います。

 最後に、懇親会での写真を掲載いたします。
 本日もお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

2019.11.09 キリンシティ


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金山剣術稽古会

2019年11月 武術稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2019-11-10(Sun)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


1975年生まれ
福岡県北九州市出身
東京都世田谷区在住

松聲館技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより映画に出演。そのほかマンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などをおこなう

2006年
小林照子先生とのご縁から
「からだ化粧」のモデルを務める

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し「抜刀術」「剣術」「杖術」「体術」などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」を発足

2014年
甲野善紀先生より
「松聲館技法研究員」を拝命
自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている
 
シニア住宅にて
「高齢者のための剣術教室」をおこなっている

日信工業株式会社の製品
「SAMURAI BRAKE」のプロモーション活動に携わる

2015年
「金山剣術稽古会」を発足
現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場として活動している

2018年
「関西特別講習会」として定期的に関西地域での講習会を開催

2019年
BABジャパンよりDVD『古武術は速い』刊行

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