花火に代わって雷鳴轟く

 本日のGold Castle 殺陣&剣術スクールは、まず昼間の部(剣術クラス)を品川区総合体育館剣道場でおこないました。新しい生徒も増えてきましたので、今日は久しぶりに「誘対稽古」と「鬼ごっこ」をおこないました。

 「誘対稽古」では、手之内や肘の柔らかさ、自在に反応できる重心位置、相手の心理を読みそこを突いていけるか、同時に周囲も見ながら空いているスペースへと対応者を動かしていきます。

 「鬼ごっこ」では、誘導者は相手のリードと周囲の状況を把握し対応者がぶつからないようにおこないながらも自らの足運びを乱さないように把握しておこないます。対応者は誘導者との間合いや正中線を重ねながら全体を視野に収め同時に足運びを乱さないようにおこないます。

 この稽古の目的は、鬼ごっこという遊び稽古とも言える楽しいものですが、鬼が迫ってくる、または逃げる相手を捕まえるといった心理状態の中で、これまで学んだ足運びや、目の前の相手との間合い等が乱れずにおこなえるかというものであり、自分の身体操作と相手との間合いや呼吸、そして周囲を観るという意識を強く習慣づけるための訓練法のひとつです。

 周囲を観るというのは、稽古をしているとなかなかそこまで意識が回りにくいものです。周囲に気が散っているようでは集中していないのではないかと思われがちですがそうではありません。

 気が付かないということは、学ぶべきものの可能性、得られるものの可能性を減らしていることになります。同じ時間内で得られるものを増やしていくには、状況を把握することです。状況を把握するということは、自らの状況、稽古の目的、回りでおこなわれている状況やそれに対し私が伝えている言葉、そうしたものを集中して取り入れることで、自分のものに出来る学びはまだまだある筈です。ですから、目と耳は周囲に敏感になるようにし、身体そのものは感覚で自らの姿勢やおこなった動きの余韻から精査し、自ら気が付けるようになっていくことが大事なことと言えるでしょう。上達が早い人程周囲への目の向け方と、耳から入る情報を自らの身体に取り入れ直ぐに実行に移しています。周りを観て自らがおこなうべき行動に素早く取り入れるということは、日常におきましても危機を回避し安定した状態の維持には欠かせないものであると思います。

 昼間の部では、脚部鍛錬稽古で、蟹、雀、蛙をおこない、誘対稽古、鬼ごっこと、皆さんかなりお疲れのようでした。Yさんの汗がまるで高田馬場で稽古をおこなった時のようになっており、髪の長いIさんは「毛先まで汗で濡れました。」と仰っていました。Wさんも、「今まででこんなに疲れたことはありませんでした。」と言っていたほど、私は周りを観て笑っていただけでしたが(そんなことはありませんが…)八割方女性だった昼間の部ではかなりの運動になったようです。

 続く夜間の部(殺陣クラス)では、会場に向かう途中ゴロゴロと雷の音が響きっぱなしで、今にも雨が降って来そうなため大急ぎで磨り減って高下駄では無くなった下駄でカンカンと響かせながら(いつもは稽古のため音が小さくなるように歩いているが)急いで会場に到着いたしました。幸いなことに雨に遭わずに済みましたが、会場に着いて間もなく地下二階の剣道場内でも大雨の音が聞こえてきました。

 今日もダブルヘッダーのIさんが熱心に受講されていました。上達具合により講習内容や、組む相手というのを決めておりますので、(そのほか抜群の相性というのもありますが)熱心な方というのは一週間で大きく伸びていきます。

 多摩川では落雷による負傷者も出たそうで、電車の遅延により欠席された方もいました。もしかすると、何人かの方が来られなくなったかもしれません。

 明日は、今日と同じ品川区総合体育館で15時から20時30分まで地下に篭っております。お休みされていた方や集中的におこないたい方にはダブルヘッダーでの受講をお勧めいたします。なお、明日も体験参加の方が多くなると思いますが、貸し出し用の武道具及び帯は、体験参加の方を先に優先いたしますのでご了承下さい。

 それでは明日もみなさまお待ちしております。


2017年9月23日 「抜刀術 特別講習会」
(お申し込み受付中)

金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-20(Sun)
 

「抜刀術 特別講習会」のお知らせ

 2017年9月23日(土)秋分の日 戸越体育館 剣道場+柔道場にて抜刀術の特別講習会をおこないます。

 居合刀で抜刀術の稽古を集中的におこないたい方や、抜刀術独特の身体感を得るために、2時間抜刀術と納刀法をおこないます。(鞘付き木刀も可)

 この特別講習会では、現在私の稽古としている抜刀術や納刀法をお伝えして参ります。その中から参加者の方々に合った稽古法をお伝えしていきたいと思います。
(初心者の方でもおこなえるメニューがあります)


2017.9.23 抜刀術 特別講習会



【開催時間】
12時00分~14時00分 『抜刀術&納刀法』
15時00分~ 『懇親会』(自由参加)


【会場】
戸越体育館 剣道場+柔道場


【参加費】
講習会 3.000円
懇親会 1.680円(コース料理とさせていただきます)


【お申し込み方法】
ホームページ、または「こくちーず」より下記の内容を明記してご連絡下さい。
①「氏名」 
②「年齢」 
③「性別」 
④「帯・居合刀の有無」(鞘付き木刀でも構いません) 
⑤「懇親会の参加または不参加」

上記の内容を確認しましたら、こちらより折り返しご連絡させていただきます。


≪プロフィール≫
松聲館 剣術技法研究員
金山剣術稽古会 主宰
Gold Castle 殺陣&剣術スクール 主宰
高齢者住宅 クラーチ溝の口 剣術教室講師


≪参考動画≫
抜刀術 其の壱
抜刀術 其の弐
抜刀術 其の参
2017.1.17 抜刀術映像


2017-08-18(Fri)
 

学びに興味をもち 実践を愉しむ

 2015年11月にこれまで個人的に連絡を受けた方と稽古をおこなっていたものを「金山剣術稽古会」と銘打って今に続いている。

 私がおこなう稽古会は、同じく主宰している「Gold Castle 殺陣&剣術スクール」や、「高齢者のための剣術教室」とは趣が異なり、愉しむことの質がその場の楽しさというよりも、自らの日々の活動に何らかの実践的気づきが得られることを目的としている。

 武術という空間で心身の状態を整え、感じるもの、自得出来るもの、どの辺りが取り掛かるべきポイントであるのか、そのために今出来ること、出来るようになるための手段、など、さまざまなことが時間の流れの中で予測しパターン的に当て込むものではなく、今その瞬間に感じ発する言葉や肉体が「稽古という生もの」の中で如何におこなえるかが、私自身にとって稽古指導における稽古となっている。

 したがって、予め考えていた言葉ではなく、先に口が動き出してしまったということが多く、おそらくそうしたことは蓄積された経験や情報が今その瞬間の空気感から考えた言葉を上手く纏める事よりも、インスピレーションやその瞬間というものの旬な新鮮さが心に伝わっていくものと思っているからである。

 この稽古会では、「現代における武術稽古の必要性を身体と心で学べる場としている」と謳っているが、私の稽古会に参加されるようになった後藤健太氏が氏のブログの中で「普遍性を追求すると何にでも活かすことができる」という記事の中に感じ入るものがあった。記事の一文に「特殊というのは普遍性を浮き彫りにするためにある。」という言葉は言い得て妙であると思う。

 後藤氏のブログには私だけでなく、多くの方にとっても学びとなるものであり、実践出来る学びというのは興味深いものであり、ビジネスのみならず心身にとってもプラスになるものであることを感じる。

 承諾をいただきこちらのブログにリンクを貼らせていただきました。この記事でも貼らせていただきます。
 「後藤健太公式ブログ」


2017-08-18(Fri)
 

未知なる動きを求め、また未知なる人を求める

 失われた八月の夏となりそうな勢いであるが、こうした曇り空の天候が毎日続けば心の状態に何らかの影響が起きそうな気もしている。だが、有り難い事に稽古は未知なる発見に出会える可能性もあり、そこで出会う人とのやりとりの中で、間接的にさまざまな部分を見せていただいている。そうした心に響くような環境で日々稽古をさせていただいていることは非常に幸せなことである。

 夏休みの影響か、高田馬場の武道場も今日の午後は混雑していた。幾つかの殺陣団体と居合の学生達がひしめき合う中、W氏とG氏らと14時から16時まで稽古をおこなった。

 今日は久しぶりに、浮きを掛け落下していくことで時間的余裕が心理的に働いてくるということが実感できた。その他には、剣術での「裏交差からの斬付」において相手の正眼を極近い距離に置くことで、より厳しい状況から動き出しの脚部の操作と右手首の巻き込みと左手による引き込みが瞬時におこなえるかということが稽古になった。やはり剣術稽古では、初動における身体各部の統御が重要であると思うので、抜刀術もまた然り、私が体術を研究するなら初動における各部の統御と接触面(点)における皮膚の感覚からなる情報操作、この辺りが非常に難しいものであるが、圧や通し方、離し方、そこに剣術や抜刀術の感覚が如何に通じるかがテーマである。色々な技術や情報は蓄積されているが、やはり自らのものでなければ進展はしないし技というものにはならない。
 
 抜刀術では「懐月」(かいづき)をおこなった。稽古後変更点が浮んできたので、次回その動きが使えるものなのか検討したい。


金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-18(Fri)
 

厄年が躍年となっている

 七月が暑かっただけに八月はどうなることやらと思っていたが、東京では四十年振りとなる十五日間連続で雨を記録している。レジャー関係では大打撃を受けているかもしれないが、このところ暑さが落ち着いているので日中の移動に関しては助かっている。

 本日の「高齢者のための剣術教室」では、相変わらず皆さん元気でなんだか私が励まされているような気になってきます。とくに自主稽古をされている方が増えてきており、三十分早めに来られている方や、講習の無い別の曜日に会場を借りて稽古をされているようです。私は一切そうした事をやるようになどとは言っておりませんが、みなさん自主的に声を掛け合って取り組まれているようです。

 講習では二十連円打の下がりをおこないました。扇足が絡んできますと「進行方向に対して遠い方の足を動かす」という法則がありますので、前進、後退、どちらともにそこを覚えておけば思考的負担が軽減されますので、後は扇の動かし方だけを考え上半身との兼ね合いに集中できます。

 生徒になられて二ヶ月近くになるMさんが十五番目まで進められるようになりました。私も毎週こちらに来ておりますので、この二年~三年を見ておりますと、以前と比べて姿勢が良くなった方や身体の芯がシッカリしてきた方、新しい動きによる吸収力の早さが見られる方など、着実に進展が見られるようになりました。

 最後の抜刀、正眼、逆手納刀を素早くおこなった際の動きではお伝えした私が驚いてしまうものでした。やはり、杖の講習時間を長めにおこなっておりますので、身体を扱う脳の回路といいますか、そうしたものの流れがスムーズになってきているものと思われます。昨年、品川区の方でおこなわれている体操の会で十五名の高齢者の方を対象に講習をおこなわせて頂いた時に、やはりクラーチ剣術教室の生徒の成長は凄いものであると実感したのでした。

 講習後家路に着き、八光流柔術豊和会さんのブログ「あんころ猫の手」で紹介されていた本「皮膚は「心」を持っていた!」が注文した翌日の今日届いた!お勧めされていたので期待して夜の住吉に向かう電車内で読み始めたが、一頁目から目を引く内容で、本の頁数は二百に満たないが、密度の濃い内容と文面が引き込まれやすく読みやすい。色々と腑に落ちる部分もあるので購入して良かった。

 夜は久しぶりに住吉での稽古。今日からオーストラリア在住のI氏と稽古を定期的におこなうことになった。目標のある方で、いろいろな教室などを見てこられてから私のところへご連絡をいただいたので、私としても責任を持って応えていきたいと思っている。今日の稽古では、まず身体の回路を整えることから始めたほうがいいと感じた。加藤氏から頂いた著書の中に「心的イメージ」という言葉があったが、そうしたこれから始まる稽古の中で新たな動き方を心的イメージにより身体の調和を導き出し、そうした動きを少しずつ記憶し、更新していけるように進めたい。

 今年に入って「金山剣術稽古会」の定期参加メンバーも新たに四名増えた。この稽古会は入会制ではなく参加制とも言えるものであり、翌月の稽古は私との連絡によって決まるものであり、基本的にはマンツーマン型の信頼関係の上で成り立っている。したがって長く続けるにつれ馴れ合いになってしまうようなことは無い。

 これから先の私自身の展開がどうなっていくのか考えることもあるが、地道にコツコツとが自分には向いていると思うので、自分の力量以上のことに首を突っ込まないように、いま出会っている人を大事に一日を送っていきたい。のんびり出来ることは色々な意味で幸せなことだと思う。これからはもう少しそうした自分も育てていきたいところである。


金山剣術稽古会  

2017年8月 稽古日程

2017年9月 稽古日程

甲野善紀先生からの紹介文


2017-08-16(Wed)
 
プロフィール

金山孝之


     金山 孝之
  Takayuki Kanayama


松聲館 剣術技法研究員

金山剣術稽古会主宰

Gold Castle
殺陣&剣術スクール主宰

高齢者のための剣術教室
クラーチ剣術教室講師


――――――――――――――

1975年生まれ
福岡県 北九州市出身
東京都 世田谷区在住

1999年
映画監督中田秀夫氏との出会いにより俳優デビュー。他分野では、マンダムのモデルや舞台のプロデュース公演などの活動をおこなってきた。

2006年
小林照子先生とのご縁から  『 からだ化粧 』のモデルを務める。

2009年
武術の道を志しそれまでの活動を一新し武術稽古と研究に励む。

2011年
武術研究家甲野善紀先生に師事し身体の使い方を研究しながら、『 抜刀術 』『 剣術 』『 杖術 』『 体術 』などの稽古と研究に取り組んでいる。また、先生の書籍、番組撮影、記録映像、その他演武等における打太刀や受けを務めている。

2013年
刀と身体操作の技術向上を目指し裾野を広げるべく
『 Gold Castle 殺陣&剣術スクール 』を立ち上げる。

2014年
甲野善紀先生より
『 松聲館 剣術技法研究員 』という名称を頂き、自身の経験を活かした指導法を各道場等でおこなっている。
 
高齢者向け住宅にて
『 高齢者のための剣術教室 』をおこなっている。

日信工業株式会社の製品『 SAMURAI BRAKE 』のプロモーション活動をおこなっている

2015年
『 金山剣術稽古会 』を立ち上げ、現代における武術稽古の必要性を、身体と心で学べる場として活動している。

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